ネヴァーベンド家出身 フェアアイル・ネヴァーベンド 107637 †
ID: | 107637 |
名前: | フェアアイル・ネヴァーベンド |
出身家: | ネヴァーベンド |
年齢: | 26 |
性別: | |
前職: | |
理由: | |
状態: | |
その他: | ステータス/戦歴 |
日記帳がおいてある//
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最期の言葉の写しが置いてある †
では最後に。 私は自分の死に対して、ほとんど感慨がありません。
子供の頃は、生き難いとさえ感じていました。 これもひとつの病気なのかもしれませんが、9歳の頃には 兄上と同じ勉強内容(三角関数)が理解できていましたので、 勉強面ではずいぶん兄上をいじめたような気がします。 そのころから漠然と、生きることは大方苦痛なのだと思っていました。 もし、父上が理解者になってくれなければ、今の自分はなかったと思います。 家族というゲマインシャフトが私を生かしてくれました。 だれも自分の理解者になってくれないという間違った思い込みを、訂正してくれましたから。 ですから、私という個への執着は、あまりありません。 家族という概念のために私があった。それで幸せです。 私が、生きるのが下手なのは、実の両親に似たからだと父上に教わりました。 だからきっと、私が言葉を喋るようになったら、遅かれ早かれ
「生きるのがつらい」
と言い出すだろうと思った、そうまで言われました。 でもそれは間違っていると、必ず否定させると私の実の両親と約束したそうです。 ……これを聞いたのは、兄上が家を出た後のことです。
ああ、それと。父上からの伝言です。 「うちが子供たちに婚約者を決めない理由を考えてきなさい」と。 私はこれを、「自分で死に場所を決めてもいい」という意味だととらえました。 現在兄上が次期家督相続人ですが、父上はこれを強要する気はありません。 継ぎたくないなら継がなくてもいいと、そういう意味だと思っています。 ……これだけ伝えればもういいでしょう。 十分兄上はへこんだはずです(長文はつかれる的な意味で)。
では、みなさんごきげんよう。大変よい人生でした。 |
マルタ共和国 †
TRPG騎士団シナリオ「盗賊騎士討伐」通称岡崎さんゲームにて
何故か「丸太」と発言してしまい、その場にいたボスによって名簿を「マルタ共和国」に改変される。
その後、サナダの能力を使うため融合するイベントで、GMのサイコロが大成功判定となり
最終的にサナダとフェアアイルはシンクロします状態に。
偶然の流れにより、一晩でガチキャラからネタキャラへと転落した。
家族とは何か †
家族とは国家の最小単位であると、最近思うようになった。国、社会、それは形のあるものではなく、人のつながりをそう呼んでいるに過ぎない。その、最小の単位が、家族。私はずっと、国と言うものを作っている、民のために生きているつもりだった。
では、民とはなにか。民とは個人であるが個人ではない。人が生活する有機的集合までを含めて、民である。それがゲマインシャフト、最も原始的な、血縁で深く結びついた伝統的社会形態。つまり家族だ。
私は家族が何か、それを捕らえかね、ずっと探していた。
それは、これ以上小さく分かつことの出来ない、生きていくために必要な、自分の一部に溶け込んでいるつながりだ。それが家族。会話があるとか、仲がよいとか、そういったことすら、家族の「表層」でしかなく、本質ではない。私が生きる上で、どのような要素であっても、外せない人とのつながり。そこに残るものが家族だ。
設定 †
身分の設定(身分制度)
一般的に爵位には、公候伯子男の5つがある。
まず最上位の「公爵」が、王家の血縁者。
次位の「侯爵」は、明治時代の日本で言えば
御三家以外のトップ10の大名にしか与えられない爵位と思ってもらえれば。
そこから「伯爵」、「子爵」、「男爵」と爵位が下がっていく。
ネヴァーベンド家の現家長は「侯爵」の爵位を持っている。
これは、王直属家臣に該当する爵位で、名門の中でも
「相当な名門」ということになる。
ついで、次期家長が「伯爵」の爵位を持っており、これも統治権をもつ爵位となる。
つまり王から下賜された土地か、侯爵から権利を分けられた当地権限を持っていても
おかしくない爵位に当たる。
(もっとも 爵位もち=大なり小なり領主 なのだが)
軽く考えてみただけでも、このクラスの爵位持ちが前線に出てくるのは
狂気といっていいと思う。
大戦クラスの事態でもない限り、ノブレスオブリージュを
自ら戦線に出てくる形で果たすというのは、平時存在しない。
裏になにもなければ、冒険者なんかやってるのは完全に本人の趣味ということになる。
(ただし、王政自体が崩壊して議会政治になっている、とかなら別)
(いわゆる名前だけの名家、というやつだ)
リアリティを無視するならば、「水戸黄門」ということになる。
ずいぶん死亡率の高い水戸黄門だと思うけど。
騎士と貴族
騎士は、本家を継ぐことが出来ない次男坊以下が、爵位を貰えずなるものという一面があり、「準貴族」とも呼ばれる。
爵位持ってたら、軍人にはなっても騎士にはならないって事だね!
普通、騎士は爵位持ちに仕える身分。
ネヴァーベンド家は文字通り「爵位持ち」なので、騎士とは別格の、本物の貴族。
ただし、若いうちは子供たちを社会勉強にと軍に放り込む風習があるらしい。
時代背景、世界情勢などの設定
イメージは帝政ドイツ。
貴族で帝国騎士で上級士官という世界設定といえばドイツに決まってんだろ。
プロイセン王に相当する皇帝がいて、諸侯たちが連合国としてその下に連なる感じ。
爵位持ちの諸侯は、皇帝の直臣に相当する。
経済、貨幣などについては未定
ネヴァーベンド家の統治する領土の産業、情勢についても未定
ネヴァーベンド家について、自分なりの追加
「内政は上手いけど外政は下手」というのが他諸侯からの評価。
ネヴァーベンド家の政治は、基本的に「飛びぬけて能力が高いわけではないが、とにかく領民と部下から慕われまくり、不得意なことは部下がフォローしてくれる」
という、血統的な「総受け体質」によって行われているといっても過言でない。
次期家長見てればわかる。
ちなみに現家長に「面接に定評がある」って設定考えてたら
いつの間にか次期家長に圧迫面接設定がついてて酒場って恐ろしいと思った。
なにこのシンクロする親子。
(まったくの偶然です)
- 兄と妹がいる
- 銀髪碧眼、手足は細く小柄
- ややつり目だが、小顔で輪郭が柔らかいため、童顔に見える
- CV釘宮
- 中性的な格好を好み、スカートよりもパンツ派
- ただし、家族だけで過ごすときは思いっきりフェミニンな白のワンピースを着たりする
- 対外的な口調は丁寧で、同世代よりもやや大人びて見えるタイプ
- 身内と外の区別にこだわる。
- あまり親しくない間柄の相手には、家族間の愛称である「アイル」で呼ばれると怒る。フェアアイルもしくはフェアで呼ぶよう訂正を求める。
- しかし最近は騎士団関係者からアイルと呼ばれ続けたためか、突っ込むことをやめたようだ。
- 好戦的だが、感情的になるのではなく、勝ち算段を立ててから喧嘩を売るタイプ
- 政治的思想は強硬右派。ガチガチの武闘派で、あだ名は「狂犬」
- 黄金暦99年から、形式上のみ幕僚会に復帰した。所属は第14連隊特別参謀(ただし現在第14連隊は存在しない)階級は少尉
- 自分が兄のことを馬鹿にするのはいいが、他人が馬鹿にすると切れる
- 一人称は「私」
- レシピどおりの手順で作れば失敗するはずのない料理を、レシピどおりに作った上で失敗する
- こちらに来てから本格的に修行を始め、食べられるものも作れるようになった
- 口癖は「説明!」
- 酒は絡み酒
- 子供の頃について
- 早熟で、9歳の頃には高等中学(陸軍幼年学校9年生)の勉学内容をほぼ理解していた。
その一方で、「自分は天才なのではなく、たまたま9歳の今、18歳相当の成長をしているだけで、頭のよさはここで打ち止めになり、年を取るごとに凡人になっていく」という諦観、虚無主義の立場を取っていた。
- 自分の双子、オルタナティブがいると信じており、たびたび「見えない何者か」がいるような行動を取っていた。
記録 †
- 黄金暦101年
- 1月
黄金暦が始まってから、一世紀。取り立てて実感はないが、世紀の数え方にはゼロ概念がないことをふと思い出した。
請求書が来ないと、少し、寂しいな。
- 2月
2月、2月といえば匿名で様々なものが送りつけられる月だ。何故だろう、一ヶ月が28日だからだろうか。
今年は性別反転薬だった。かつて戦場で濫用され、指定従軍後遺症の一つ、STORの原因となった薬だ。
父上が笑いながら「一回は試しておくといい」と言っていた事を思い出した。
- 3月
特に問題もなく性別反転薬の効果が終了する。ほとんど肉体的影響を受けなかった…というよりも、反転まで至らず
半陰陽状態だった。STOR、性自我失調症にはよく報告される症例だけれど、ううん、まったく大したことはなかった。
来月は「青星会」が7年振りに勉強会を行う。参加するため、領地に帰ることにした。
座長は幕僚会OBでもある郷士謎をかける者。
本物に会えるのがとても楽しみだ。
- 4月
青星会は、曽祖父の代から続く古い勉強会だ。元は、幕僚会のなかでも志し高い勇士たちが
文官武官を超え国政を考えようという、100年前とは思えない先進的な秘密結社だった。
郷士ザガートカ。農民から冒険者になり最盛期は国際的視野を持つ宰相として手腕を振るった
伝説の傑人だ。齢97歳、生きているうちに会えるとは思っていなかった。
この幸運と、私に青星会を紹介してくれた恩師と、私が女だてらに政治に進むことを認めてくれた父上に感謝したい。
- 6月
誕生日、ミルに会いに行く。
今日は花を買うのをやめ、真紅の羊隊名義で借りている貸し菜園に咲いていたチェリーセージとベロニカを切花にして持っていった。
どちらも花期の長い花で、手をかけなくてもよく育つ。ためしにと、隣の貸し畑との境に、私が種をまいた物だ。
菜園では、赤茄子が日の光を受けて輝いていた。
- 8月
今年に入ってから恐ろしい勢いで兄上が父上に似てきて吹く。
やはり親子か……
- 9月
親子で思い出したが、私も父と母にとてもよく似ている。
そう父上が言っていた。私が9歳の頃だ。
母の遺した本は大切にしている。
- 10月
あの仕立て屋が復業したらしい。今後ともご愛顧くださいという挨拶が届いていた。
なつかしいな。
最初に頼んだチェスターコートの直しを頼んだ。
- 黄金暦100年
- 1月
郵便受けにニューイヤーカードが一通。
畜生!請求書じゃねーか!
そういえば暦の100年を記念し、記念切手が出るらしい。図案を一般公募していた。
何時からだろうか、生者よりも死者と向かう時間が多くなった。彼らは私を見ていない。けれど私は見ている。
幽世では、善も悪も等しく裁かれるという。何故このようなことを思い出すのだろう。
- 3月
それまでの小隊を解体し、全兵科を備えた2分隊に再編成される。
- 4月
例外的に真紅の羊隊だけは小隊内に基本兵科をほぼ備えていたが、それも構成員の減少と共に、利点ではなくなっていった。
- 5月
第一分隊、第二分隊の名称を決定する会議が円卓で行われている……。
第一分隊、第二分隊でいいな。
- 6月
アスチルベ、それにカラーが好きな花だった。色が鮮やかで明るい花だったら
なんだって好きだったけれど。
- 7月
士官学校に入ったのが90年だから、あの日から丁度10年か……
- 9月
金融区と外荷市が移転。……父上は本当にやった。
いや、なんであのスケジュールで領地の物流心臓部を移転なんて出来たんだろう……
10年見ていてもあの人の政治が理解できない。
恐らく生涯私は追いつけないと思う。
- 10月
え…いつも頼んでいた仕立て屋が廃業した?!
- 11月
……はは、今年のネタ何も考えてないや。どうしよう。
- 12月
1月に一般公募していた記念切手が、11月末まで受け付けていたので、滑り込みで作ってもらった。
この時期のマリアノ先輩は相変わらず死に掛けている。いや、もう死んでいるけれど。
- 4月
明日から来月にかけて、領地に戻ることにした。
流石に4年も領地を留守にしていると、報告を把握しているだけでも、家臣の結婚・家臣親族の死亡などが二桁に到達する。いいかげん無視できなくなってきた。
- 8月
7月に行く予定だった墓参りだったが、結局今月になった。
普段は墓地で誰かとすれ違うことはないが、この時期は確かに人が多い。
新しい花を置かれた墓標もちらほらと見る。
さて、移転計画を詰めていく必要があるか……。
- 9月
本土での受け入れ態勢はもう整っている。移転してもよいものかどうか……
話すタイミングがわからない。
- 10月
流石に5年ともなると、私で止めている政務案件が、物理的な量でも壮絶になってきた。
重さにして12kg超。紙って…重さあるよね。
兄に通すまでもない屑案件を除いてもけっこう残る。4月に片付け切れなかった分が重い。
私にも副官がほしいなあ……無理か。無理だな。
息抜きに討伐依頼行ってこよう。
- 11月
うわ、もう11月だ。
このままだと今年も勝手に請求書が来るぞ……。
- 12月
アステイルさんが帰投予定時刻になっても帰還しない。約20時間、遺跡で発見される。
サナダによる処置が行われる。動揺はない。私がサナダとシンクロしているからだろうか。どのような根拠に基づいて施術が行われているのか理解できる。
外は雪だ。
- 2月
こんなに長い期間、冒険者という「遊び」を続けていて本当にいいのだろうか。
- 5月
「故郷に錦を飾りたくて」が一瞬「故郷に帰りたくて」に見えた。
- 6月
空間に語りかけ、出かけると言えば帰還報告をしにいくのみの日々……
数少ないな友達とも、また、会わなくなった。
- 7月
ウインドに言われて自分の誕生日を思い出す。
おかしい、先月のミルの誕生日も、ぎりぎりになるまで忘れていた。
- 8月
3ヶ月連続で家族の誕生日を忘れるとかそんな馬鹿な。
- 9月
戦況と作戦をめんどうだから3行で説明してくれといわれてキレかかる。
- 10月
イライラしていた。やはり私は戦いを見世物にするような行為は嫌いだ。
誕生日にちゃんと掃除してあげることができなかったのが心残りだったこともあって、ミル会いに行った。
- 11月
あれ?なんだか今年はカルシウムが足りてない?
そしてもう11月とか、マジか。マジだ。来月の仕込みとか、なにも、用意、していないとか。そんな…馬鹿な…。
- 12月
もはや仕立て屋が勝手に自分の作りたいものを作って、しかも勝手に兄に送りつけ
請求書だけ私のところに来るシステムになっていた。
教授!これは!!
- 黄金暦97年
- 1月
ドレスアップしてみた。……数年前までは年に数回、宮廷に行く機会があった。こんなものも着ていた。
隊員にはひどく驚かれた。ウインドは綺麗だと喜んでくれた。そ、そうかな……
- 4月
最終的にサナダとフェアアイルはシンクロします。
- 5月
トカゲ!超巨大トカゲだ!アハハハハハハハ!!
- 11月
…来月は兄上の誕生日だ。今年はグラマトン・クラリックの制服を仕立ててもらった。
私ではなく、もはやデザイナーの趣味だ。
毎年非常に懇意にしてもらっているため、先方が「作らせてください。お願いします」と頭を下げるのを、断ることが出来なかった。
イクイリブリウム。心の平静、釣合……。節目の年にふさわしいという考えなのだろう。
でも、今の兄上は、その真逆にある。私は、これを渡してもよいものなのだろうか。
- 12月
今年は反応してもらえて私の心はとても平静です。
- 黄金暦96年
- 1月
まっくら、だった。
幻聴が聞こえた。医者に診せられた。薬を飲んでずっと寝ていた。
- 2月
今年初めて、兄に会いに行った。
そして相棒劇場版を見に行き、ウインドの誤解を解いたり一から状況を説明したりしていたら2月が終わっていた。
バレンタイン、そんなものも世間ではあったらしいな。
- 3月
ウインドにサルビアの鉢を貰った。嬉しい。そのほかは忙しすぎて何があったか思い出せない。
- 4月
気が付けば熟練と呼ばれるようになっていた。よくわからないが忙しすぎて記憶が飛ぶ。
- 6月
ムカデの首を取ってやった。成る程、明日をも知れない冒険者家業が、いつの時代もなりたがる者で絶えない理由が少しわかった。
- 7月
ウインドに言われて誕生日に気が付いた。そうだった、私は夏に生まれたんだ。来月はウインドの誕生日だ。
な、なにを贈ろうかな…
- 8月
ウインドの誕生日があったはずだが記憶が飛んでいる。いや、手料理を一緒に食べようと……料理をしたところまでは記憶が…その先が……
- 9月
何をしていたっけ……。ああ、若年性記憶障害が進んでいるのか?!
- 10月
あとからまとめて記録をつけようというのが間違いなんだ。何も記憶がないのはそのためだ。うん。
- 11月
来月の兄の誕生日のために、注文しておいた服を取に行ったのば間違いない。ここに伝票が貼ってあるから。
- 12月
マリアノ先輩が死にそうだ…いやもう死んでいるんだが。
兄の誕生日、今年はチェスターコートを贈った。以前のコートでは、下にナイフを吊るのも難しい。
一年前よりほぼ一回りサイズが大きい。シルエットは全然そうと見えないけれど。
- 黄金暦95年
- 1月
新年早々、隊の皆と集まって、黄金騎士団を除団したグリッグ?の慰問に行く。慰問…うん、あれは慰問だ。
新しいバッソを手に入れた。兄が新しい装備がないことで少し腐っていた。
- 2月
ヤマダ電機というところでガシャポンを引いた。小さな獣人の人形がカプセルに入っていた。かわいいなあこれ……
ボールチェーンと小さな木ねじが付いていた。でもキーホルダーにすると落として失くしてしまうから、窓枠に飾ることにした。
公衆浴場に行った。こ、混浴を別途で設ける理由は何なんだ……。自動販売機を見るとファンタがグレープしかなかった。
帰りがけにまたガシャポンを引いた。たぬき?が出てきた。これもかわいいなあ……。
追記:シルビアてめえ!
- 3月
おなじみになったガシャポンを引いた。妖精のフィギュアかと思ったら、本人だった。いろいろあって友達になることが出来た。よろしく、カロル。
- 4月
黄金騎士団ガールズサイドの兄上が格好良いのでマリアノさんはこれを完成させるべきだと思う。今日のガシャポンは赤いネズミ?だった。不思議。
このあたり一帯の妖精を支配している妖精王が姿を現したらしい。家に入れなくなったり、人と話せなくなったりと不思議な現象がたくさん起こった。
私たちが普段生活できているのは、妖精王が自然現象の妖精を統括しているからだそうだ。妖精王は人々の生活を支えているとても大切な存在らしい。
- 6月、7月、8月 災厄の三ヶ月
この間にあったことは、あまりに大きくて、今でも受け止めきれない。
妖精王と共に世界の時間は失われ、自然は停止し、私たちの生活は崩壊した。
私たちは家族や仲間と協力し合いながら、避難所生活で災害が過ぎ去るのを耐えるしかなかった。
- 9月
寂しい。あの約災厄の三ヶ月を越え、残ったのは寂しさだ。グリッグ?を見て後悔しない様に生きようと改めて誓ったけれど、やっばりいつも通り、考えるだけで行動できない、口にも出せない。
もう泣かないと決めたから、泣かない。
- 10月
エリーさんは戻らなかった。
何も起っていないのに気持ちが悪かったあの感じは、これだったのだろうか。
一人の時間は、ずっと身の振り方について考えている。一日一日と、姿の見えない声が私に「お前の20年は間違っていた」とわめき立てている様な孤独を感じる。
私には守る家と家族がある。私は一人じゃない。
- 11月
街の復旧後、初めて散策にでかけた。目に見えて大きな部分では復旧も終わっていた。この数ヶ月は我々騎士団も復旧を続けていた成果だろう。
変わったことといえば、妖精王信仰がとても活性化したことだ。私も祭ろうかな…
今月の末には、大切なものをとりに行く。どんな仕上がりになっているだろう。楽しみだ。
平時は武装しない兄上が、珍しく長剣を佩いていた。あの白い皮の剣帯が丁度いいかな…
- 12月
兄の誕生日だ。ロートヴィルト装具店?に注文していたスローイングナイフを贈った。
ウインド、私も驚いている。与えられたものではなく、自分から得た身内。夢見ることがなかったとは言わないが、諦めていた。
- 黄金暦94年
- 8月
ゴブリン退治なら誰にでもできるだろうなど、馬鹿にされた気がする。
兄をようやく捕まえた。この数ヶ月でとても置いていかれた気分だ。悔しい。
- 9月
ゴブリンは不満だと申し立てたところ、オークリーダーに殴られた。次はコボルドでいい。
兄の周りには知らない人間関係が既に出来上がっていて、私は見ているだけだった。駄目だこんなことでは。先ずはミルの様子を見に行こう。
半透明を目撃して以来体が重い……悪いものに憑かれただろうか……
- 10月
ふと酒場で小さな人影を目にした。
私はどうしてもその姿が気になり、声を掛けた。驚いた。彼女はその体躯に似合わず、巨大蠍も屠る練達の士だった。
私はまだまだ無知で未熟者だ。私はこの街のこと、冒険者たちのことについて、あまりに無知だ。ただ待っていても人脈は広がらない。
明日は、もっと他の冒険者の話を聞きに行こう。
- 11月
人型の怪物討伐と聞いていたが、ゾンビの群れが待ち構えていた。臭いもするし気分のいいものではない。
この街のことをよく知ろうと思い、色々見て回っている。気になる店?も見つけた。店頭に飾られていた白いワンピース、可愛いなあ……
私でも着たら可愛くなるようなワンピースはあるだろうか…着たら喜んでもらえるかな…。
- 12月
12月、聖誕祭だ。ブッシュドノエルが振舞われた。丸太罠に引っかかったことを思い出して情熱が113減少した。