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遠い昔はどっかで聞いたような名家だったらしいが今は別にそんなことは無い。 健気な努力家。特に泳ぎの才能があった訳ではないが立派な素潜り専門の漁師である。 いい歳になって、質の良い婚約者や質の良い一軒家なども手に入れ 後は質の良い子供ぐらいかなあと思っていた矢先に質の悪い神様が夢枕に立ち 世界を救う旅に出ろとお告げをして去っていった。 彼氏の方にも神様が来てさんざっぱら嫌がらせをして無理やり別れさせた。 運命ではあるが、嫌々である。 三十路前には引退してよりを戻したいと思っている。 服キライ。外套は寒いときに羽織る。でもキライ。 平凡な生活に幸福を見出していたこれまでの人生だったが 最近はスリルある冒険の日々もこれはこれで楽しいかもと思い始めている。 彼氏からの便りが減っていることが不安の種である。 何年間も冒険してりゃ人相も変わる…変わりすぎじゃボケェ! 筋力200越えは伊達じゃない
伊達でした リザードマン隊長に痛恨の一撃をもらい昏倒 薄れゆく意識の中、思い出すのは故郷の君 課せられた運命を呪いながらその生涯を閉じていった …数ヵ月後… とある港町、冒険者である婚約者を無くし、失意に暮れ酒浸りの毎日を送る男がいた 「いい加減元気だしなよ、旦那」 「金はあるんだ、余計なお世話だよ」 「そりゃお前の婚約者が稼いだ金だろ」 毎月毎月送られてきた、”彼女”が討伐依頼で稼いだ金 手を付けずに貯めておいた金を酒に使う事に罪悪感はあったが それ以上に、黙って行かせてしまった自分に対する罪悪感が自分を苦しめた 「マスター、もう一杯だ」 その時、酒場のドアを勢いよく開けて入ってくる男がいた 「大変だ!港に女が打ち上げられたぞ!」 ほんの暇つぶしのつもりで見に行った そこにいたのは、彼女… 正確には「十数年前の姿をした彼女」だった 酔いは一瞬で醒め、一目散に彼女の前へと出て行った 「随分…老けたのね」 「お前が若すぎるんだよ…」 「酒臭いわ…」 「大人なんだ、酒ぐらい飲む」 「私も久しぶりにあなたと飲みたいわ」 「酒はダメだよ、お前まだ未成年じゃないか…」 こうして、彼は町中の人間からロリコン疑惑をかけられつつも「彼女」と幸せに暮らしたとさ 「サンキュー神様!」 「いいってことよー」 「…」 「どうしたの?もっとほめて」 「…元はといえばお前のせいだろうが!」 神様なんて大抵はろくでもないものです 詳しくはキン肉マン王位争奪編を読んでください