悪の秘密結社家出身 イグアナ怪人イグアノン 230091 Edit

ID:230091
名前:イグアノン
出身家:悪の秘密結社
年齢:28
性別:
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前職:
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理由:
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状態:
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その他:ステータス/戦歴




怪物との戦いで、怪人は瀕死の重傷を負った

常人ならば既に死んでいるべき身体で、しかし、怪人は街へと帰ってくる

何故なら、怪人がやられるべき存在は

醜い不死者などではなく―――



平和を守る、正義の味方なのだから。







『イグアナの怪人は、雄々しく戦い、格好良く死んだ』

怪人名鑑には、後にそう記載される筈である




怪人に墓は無い Edit

お名前:
  • 青藍「あれ? あのトカゲっぽい人いないみたい」
    青煉「酒場で聞いたけど、まさかね。強そうな人だったし」
    (二人はそう呟くと、やがてお互い黙ったまま、その場を去った) -- 青藍・青煉? 2008-10-22 (水) 19:54:07
  • おーい、ホウジョー …いないのかな?
    爬虫類の人も見つからないし何か情報でもないかと思ったけど…仕方ないか(そう独り言をつぶやくとその場を後にした) -- ヴォルド? 2008-10-22 (水) 00:55:45

  • (先日、怪人が少女と戦ったあの場所。街灯の残骸に腰掛けて、草臥れた正装の男が一人。煙草の火が鈍く輝き、月の光に紫煙が揺れる)
    クソッタレめ……(深く吸い、そして吐く。じっくりと味わうような吸い方……それがこの世で最後の一本とでもいうように。男のスーツは黒い赤。血塗れ、大半は己の血)
    -- 北条剛 2008-10-21 (火) 00:07:57
    • ……確か、血の跡はこのあたりに -- オフィーリア? 2008-10-21 (火) 21:07:39
  • (少女が彼の居る路地裏に着いたのは、煙草がいくらか短くなった頃。怪人は、少女の姿を認めると、大儀そうに立ち上がる)
    よう、嬢ちゃん。……待ち侘びたぜ(その声は、体格その他の要因でいくらか相違はあるものの、かつて出会ったイグアナの怪人と同じもの。ひとつ吸う。煙草はさらに燃えてゆく)
    -- 北条剛 2008-10-21 (火) 21:16:22
  • ……人間、だったんですね
    (おそらくは目の前の男も、普通に家族と幼少時代を過ごし、学園生活を経験し、一人前の社会人として当たり前の生活を営んできたはずなのだ。そのことが非常に腹立たしく、腑に落ちない)
    どうして! 同じ人間なのに! あれだけのことができたんですか!
    もうあなたが人間でないから!? だとしたら……私は……私は……
    あなたを許しません! -- オフィーリア? 2008-10-21 (火) 21:24:34
  • (人間?いいや。肩を竦める)俺の身体は改造されたその日から(身体は人で無くなっても、心は人で在りたかった。だが)俺の心は初めて人を殺したその日から……怪人だ。
    理由なんざ、それで十分。悪の怪人は、理不尽に人を襲うもんだろうが(くだらない、といった風に首を振る。何かを振り払うように)
    (男は満身創痍。が、立ち姿には、それを感じさせぬ何かがある。サングラスの罅の向こう、瞳には強い意志が宿っている。まだ死ねない。怪人は、怪物如きに殺されてはやれぬ)
    (ピン、と火の点いた煙草を真上へ弾く。同時、変化する肉体。衣服は消え、現れるは巨大な影)

    イグアナ怪人、イグアノン。最後の戦い、付き合ってもらうぜ(血塗れの、傷だらけの肉体。気力で支えて、怪人は立つ) -- 北条剛 2008-10-21 (火) 21:41:20
  • (嗚呼、目の前の男は、既に人の心を失っていた。ならば、躊躇は必要ない。正義の味方として、悪の怪人を倒すのみ。ただそれだけなのだ。しかし、この頬を伝う熱い水は、何だ?)
    怪物を倒すのは、正義の味方の役目です
    オフィーリア・リスタチア! 行きます!
    (手持ちの鉄塊が鈍い音と共に起動する) -- オフィーリア? 2008-10-21 (火) 21:49:21
  • ああ、その通りだ。来いよ、嬢ちゃん……(霞む瞳に、少女の涙はつゆ見えぬ。音を聞く。あの武器だ)
    この前みてぇに、甘い太刀筋見せんじゃねえぞ!(叫び、駆ける。ぼやりとした少女に向けて)
    ウラァ!!(翻る鋼鉄の爪。地面に転がる煙草の火……燃え尽きるまで、幾許か)
    -- イグアノン 2008-10-21 (火) 21:55:49
  • (迷いはない。毎度の依頼の怪物と同じように屠ればいい。光を放つ刃を発現させ、イグアノンを両断せんと迫る) -- オフィーリア? 2008-10-21 (火) 21:59:59
  • (閃く鋭爪、輝く光刃……飛び散る血潮。少女の一撃が、迫る爪ごと深々と、怪人の肉体を切り裂いた)
    そうだ、それでいい……(イグアナに表情があるのなら、間違いなくニヤリと笑っていたに違いない。彼は怪人。正義の味方に殺されるのだ)
    (男は、とうとう崩れ落ちる。力など、入るものか。されど、人工的に植え付けられた野生の生命力は。幸か不幸か、末期の時間を引き延ばす)
    -- イグアノン 2008-10-21 (火) 22:08:31
  • (肉を裂いた感触が手に広がった。こればかりは、何度経験しても未だに慣れない。最早四肢を動かすことすらままならぬイグアノンに向かって、言葉を告げる)
    ……最期に、何か(武器を振り上げ、返答を待った。末期の台詞の後、止めを刺すつもりだろう) -- オフィーリア? 2008-10-21 (火) 22:14:25
  • ………ハ。(ごろり、仰向けに転がる。それきり、もはや動くのは口だけか。絞り出すように、声を吐く)
    ……ガキの頃はよ、正義の味方になりたくてよ。(男は、語り始める)
    人々のピンチに颯爽と現れて、怪人倒して、格好良くてよ……(男の目が見るのは、遠く遠く、幼気な心を持った、過去の自分)
    大人になって、そんな夢忘れて、ある日目覚めてみりゃあこの様よ(皮肉なものだ。笑えやしない。ガフガフと咳き込む、もう長くはない。だが、男は口を止めぬ)
    俺は、正義の味方にゃなれなかったよ。脳も弄られちまって……殺さずにはいられねえんだ(だから、せめて)
    ……せめてカッコイイ悪役になりたくてよ。答えてくれよ、嬢ちゃん。俺は、格好つけれたか……?
    -- イグアノン 2008-10-21 (火) 22:29:16
  • (イグアノンの告白に耳を傾け、自らの過去を反芻する。
    弱かった私。泣くだけで何もできなかった私。だけれど、レールを外れずに望んだ未来へ辿り着いた。弱者を守り悪を倒す『正義の味方』へと。
    もしかすると、自分も目の前の男のようになっていたのかもしれない)
    ……私は、正義の味方なので悪役のことは分かりません
    ですが、あなたが悪役として悔いのない道を歩けたのならば、きっとあなたの願い通りなのでしょう
    正義の味方を望んだ北条剛は、私が連れて行きます
    だから怪人イグアナ男! あなたは今ここで終わりを迎えなさい!
    (武器から噴出する七色の光がイグアノンを食らい、飲み込んだ。服の一切れすら残さず、男の痕跡を完全に消滅させる。
    嗚咽を堪える少女は、静寂を取り戻した街路に背を向け帰路に着いたのだった) -- オフィーリア? 2008-10-21 (火) 22:49:55
  • ……そうか(男は笑って……そう、笑う。表情筋の有無など関係ない、確かに男は笑っていた)
    ………ああ、自分で言うのも何だが…俺にしちゃ上出来だよ、クソッタレめ(男は笑って目を閉じる。怪人は、業を背負ってここで死ぬ。多くの人をその手にかけた。償いはなされねばならぬ。七色の光に絡まれ、男の身体を消し去っていく)
    (だが、忘れてはならない。怪人がやられる時には、大事な大事なお約束(ルール)がある。泥臭く生きた怪人も、やられるときは……そう、華やかに)
    ……ありがとよ、『正義の味方』(爆散。欠片も残さず。怪人が生きた痕跡は、ただ、正義の味方の胸の中に)


    (否。少女が立ち去った後、火の消えた煙草だけが、寂しげにそこに転がっていた)
    -- イグアノン 2008-10-21 (火) 22:54:56







  • ある日の夕方、ある場所にて


    タンクトップに、半ズボン。絆創膏は勲章だ。つまり、その少年は、勲章だらけということになる。やんちゃの盛りの少年が、公園で遊んでいる。
    彼の目下熱中しているのは、テレビの中の正義の味方、それになりきるヒーローごっこ。
    いつか彼も、大人になったら。そう信じ、ポーズを決め、走り、蹴る。
    公園狭しと動き回る、彼とその仲間たち。小さな小さな、正義の味方の卵たち。
    少年は遊びに熱中するあまり、不意に人にぶつかってしまった。見上げるとそこには、怪しい男。
    くたびれたスーツに帽子、サングラス。これがテレビの中ならば、まさしく人に化けた怪人に違いない。
    怪人(のような男)はしゃがんで目線の高さを合わせると、怖がる少年に向かってこう言った。

    「坊主、立派な正義の味方になるんだぞ」

    不思議なことをいう大人もいるものだ。少年は頷き、仲間達のもとへと駆け寄っていく。
    途中振り向くと、変な大人はもういない。不思議に思い、首を傾げていたのもわずか。
    少年は、すぐに遊びに夢中になって、そんな大人のことなど忘れてしまった。 -- 2008-10-21 (火) 23:25:43

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イグアナ怪人のうらがわ Edit


Last-modified: 2008-10-22 Wed 22:40:59 JST (5664d)