アポカリプス家出身 アノマロカリス 262641 †形態 †全体はやや扁平な狭い楕円形で、頭部と胴部の間がややくびれて区別できる。頭部の上面には左右に大きな眼が1対あり、短い柄を介して左右側面に飛び出している。下面中央には、放射状に配列した歯に囲まれた全体としては丸い形の口(“輪切りのパイナップル”とも例えられる)がある。口の前方には2本の触手がある。頭部の触手には節があり、エビの尾部(尻尾)に似ている。先に向かって細くなりながら下側に曲がり、内側には歯状の突起がある。おそらく下側に向かって曲げることができて、これで獲物を捕らえ口に運んだと考えられている。 胴部には左右に大きく横に張り出した櫂(かい)のような鰭(ひれ)のような構造が13対ある。その“鰭”は、体のほぼ中央部にある最も長い1枚を頂点に両の端へ行くに連れて次第に短くなっていく稜線(りょうせん)の形を描く。鰭の上面に鰓(えら)らしき構造があるが、この部位の解釈には議論が分かれる。後体部の端には斜め上方向に突き出した鰭が3対ある。以上のような構造から体節制があったと推定する向きもある。しかし、明確な証拠あってのことではない。 最新の5件を表示しています。 コメントページを参照 |