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部屋は少しの物をのぞいてそのままになっている いつでも帰ってこられるように
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昔々、ある島国に女神ダナとそれに連なる神々がいました 彼らはトゥアハ・デ・ダナンと呼ばれ、その島国に住まう魔物たちと魔物の王、邪眼のバロールを打ち倒し平和な国を作ったと言います しかし神々の時代は終わりを告げ、緩やかに神々の時代から人間の時代へ移り変わってゆきます その中でいつしか神々は力を失い、姿も小さくなり妖精と呼ばれるようになり、地下に王国を築きそこに住まうようになりました とは言え妖精達は完全に姿を消したわけではなく、いまだ人と共にあり、ある時は人を助け、ある時はイタズラで人を困らせたりしています そんなイタズラな妖精の一人がリトル・リドル。 彼女はことさらイタズラ好きでことあるごとに森を通る人間や仲間にイタズラを仕掛け困らせていました そんなリドルに痺れを切らした町長が森に住むリドルをやっつけるためある冒険者パーティを雇ったのです リドルはいつものようにその冒険者たちにイタズラを仕掛けますがあっさりと返り討ちにあってしまいます リドルのイタズラに手を焼いていた妖精の仲間達はもちろん助けてくれません リドルは命からがら森を逃げ出し冒険者たちにリベンジを誓い、世界を救う冒険についていったりするのですがそれはまた別のお話