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はるか西方の地、「ウガヤ王朝」より訪れし少年 厳格なる教義の支配する王朝 少年は王位継承者であり、背信を行った逃亡者であった祖国と民とを裏切り、少年に残った物、それは…一降りの剣と 一人の少女
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「拝火神教」を国教とする君主制国家 西方大陸ミルドネシア南部に位置する新興国で教義に基づく選民思想を推し進めている その教義は非常に厳格かつ排他的で異教徒への弾圧をも正当化するものであった 元々は一貴族であったウガヤは王位を簒奪、さらに周辺の小国家を統合しウガヤ王国を興す ウガヤ家は代々、厳格な戒律を持つ「拝火神教」の敬虔な教徒であり 戒律に反する者を激しく弾圧する政策を執っている また、国土の半分以上が砂漠と牧草地帯に覆われており、様々な遊牧民族が暮らしている だが彼等の殆どは異教徒として弾圧されており、各地で小競り合いが起こっている