サーヴァント・ライダー ?????? †
ID: | ?????? |
真名: | セルマ・レイネス |
出身家: | レイネス |
年齢: | 19 |
性別: | |
腐り落ちた山査子の呻き声が聞こえる †
レイネスは魔術師の家系。求めるものは闇と破壊。
そこに生まれた長女、セルマ・レイネス。彼女は闇の魔術を教え込むには優しすぎた。
野兎を捕らえるまではできても、殺すことができないセルマを両親は早々に見限る。
生まれたばかりの次女を違う次元に存在する破壊神の名をつけて長女として育てたのだ。
セルマは存在しない子供として家から放逐された。
レイネスの名を剥奪され親戚の家に預けられるセルマ。
そこでの生活は決して楽なものではなかったが心優しいセルマは叔母や叔父のために精一杯、手伝いをこなした。
セルマの安住の地は突然に崩れ去る。
隣国の侵略戦争。居住区ですら焼かれ、十年以上育ててくれた叔母と叔父はセルマの目の前で生きたまま燃えて尽きた。
戦災孤児となったセルマのその後は悪夢そのものだった。
騙され、裏切られ、犯され、切り取られ。
盗賊の食事前の片手間仕事で命を奪われる寸前。
初めて彼女は意識すら覆いつくす憎悪の炎を感じ取ることができた。
目の前の盗賊を殺した。周囲にいた盗賊の仲間を殺した。
近隣の村へ行くと住人を全て殺した。
村々を殺戮しながら進む際、一つの国を見つけた。
人口が何割か減るまで殺した後、飽きてまた別の場所へ殺しに行った。
神父を殺し、老人を殺し、子供を殺し、妊婦を殺した。
悪人と善人の区別はなく。当人にとって区別もついていない。
魔人と呼ばれその殺戮の物語に人々の間で恐怖が膨れ上がる頃、彼女は討たれた。
死亡した際の詳細な出来事は今も謎のまま。
狂気の魔人セルマの伝説は唐突に終わりを告げた。
彼女は悪徳を称える多くのカルト教団で名を変え崇められ、死後神格化された。
そう―――魔人は英霊たる資格を与えられたのだ。
英霊 クラス:ライダー †
彼女は非力である。魔術もその多くが簡単な対魔力に打ち消されるものである。
しかし彼女の宝具は強大無比にして無形の矛。
宝具(宝具の名・形共に不明) †
過去に存在した冒険者の力を完璧に写し取り、サーヴァントとして振るうことができる。
剣士のスタイルを写し取ればその剣と技の全てを。
魔術師のスタイルを写し取ればその杖と術の全てをサーヴァントクラスの効果で扱う。