ハタラククルマ家出身 コウテイニセッカイデ・センヲヒクアレ 390023 † 平日昼間は子供たちの無邪気な声で溢れかえっている校庭も、夜ともなれば不気味なほどの静けさに支配される。 「ククク…真夜中の小学校というのも風情があっていいだろう?」 ぐい、と男が取っ手を引っ張る。重心を崩した女は足をもつれさせ、ザッ、ザッと砂を蹴る音が無人の校舎に反射する。 「キャッ…!」 男が卑屈な笑みを浮かべる。その表情は、目出し帽に包まれていても分かるほど、凶悪にゆがんでいた。 「……は…はい…。私の使命は…子供たちを……まっすぐ…正しい方向へ…導くこと…」 涙声になる女の下腹部を、男はつま先で小突いた。カコン、と少々間抜けな音が響くと、真っ赤に火照った雌の身体が小刻みに震えだす。 「……ぁ……ああああ…」 一切の覆いを取り払われ、露わになった女の股間。そこから、まるで泉のように、純白の濁流が校庭に零れ落ちていた。 「…何が違うって? お前の身体はこうなるように出来てるんだよ。男に引きずり回されて、足蹴にされてるクセに…つくづく正直な身体だよな! ガキの汗臭ぇ体育倉庫にしまっておくにはもったいねぇ…」 シャーッ…ととめどなく流れ出る白い本能に、女の嘆きは消え入りそうなほど儚かった。 「なにボケッとしてるんだ? 子供たちをまっすぐ導くんだろ?」 返事も終わらぬうちに、男は女を繋いだ取っ手をガッと引っ張る。流れ出ることをやめない女の淫汁は、月夜の校庭に幻想的な白い霧を漂わせるほど、激しいものとなっていた。 「…あっ……く…! も、もっと…ゆっくり…ぃ…!」 言われて後ろを振り返る女……そこには、恥辱と快楽のうちに地へと零した真っ白な曲線が、くっきりと己の痴態を校庭に刻んでいた。 「あああ……駄目ぇ……もう…出したくない……こんなの…出したくないの…」 |