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星を愛し、星から愛された種族「スピチーカ」 キャットウーマン特有の鋭い瞳孔はスピチーカには存在せず その代わりに星のような、独特な形をした虹彩が見て取れるのが特徴だ ある日、族長が星読みをしていたとき、不吉な星の並びを観測した 「近い未来、世界が終わる」 その言葉に一同は首をかしげ、お互い向き合い意見を巡らせる。 世界が終わるということはどういうことだろうか? 世界が真っ二つに割れてしまうのか?それとも、酸素が無くなって死んでしまうのか? それとも、皆急に、息絶えてしまうのか。 今まで族長が行った星占いで、間違った結果が出たことはない。 このままじっと待ち、何れ来る死を受け入れるのか。 そんなのはイヤだ。 村で騒いでいる仲間を尻目に、僕は荷物を纏め人里に降りた。 もうすぐ終わってしまうこの脆弱な世界を目に焼き付けるために。 世界の終焉をこの目で観測するために。
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