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静まり返った夜の庭園で、小さく少ない荷物をまとめた妖精は一人呟いた。
…ここで勉強するにはまだまだ早かったようだ。 …いつか、いつかは分からないけれど、必ずいつか。 …またここで、面白い物を見てみたいものだ。 荷物をまとめた黒い球体に自分も乗り込むと、眼にも留まらぬ速さで消えてしまった。 人気の無い庭園には必ず戻る また何時か会おうと書かれた小さなメモが置いてあった。 手入れをしていた小さい住人が消えてしまった庭園は、何処か寂しげだった。 人気の無い庭園 †
最新の5件を表示しています。 コメントページを参照 貴重な目撃情報(もとい頂きもの) †
メモつき来客名簿 †
妖精図鑑 †
庭園の隅 †
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