娘々家出身 紅鞘 405724 †
ID: | 405724 |
名前: | 紅鞘 |
出身家: | 娘々 |
年齢: | 17 |
性別: | |
前職: | |
理由: | |
状態: | レイプ目 |
その他: | ステータス/戦歴 |
紅鞘 †
- 妖気を封じる力を持つ天女の末裔
- 妖力を受け付けない体なので妖気に類似した魔術の一部も吸収無効化してしまう
- 天女の一族は地獄の軍勢の姦計により騙された人間に虐殺され滅びた
- 真紅の鞘
- 人間としての生を終えて幼刀の鞘として転生
- 精霊やつくも神の一種
- 幼刀ゾロリンゲンの鞘が依り代であり本体
偽りの伝承 †
その一族は特異な力で仙界・人間界を守護していた。
「食らうと不死になる」という噂が広まり守るべき人間に襲われ滅びた。
妖怪の逆恨みによる姦計だった。
『なんで私生き残っちゃったんだろう……』
- 天女の噂話
- かつて天界で争いが起きたとき無敵の盾として地獄の軍勢の攻撃を退けた実績がある
- 太平の世が訪れた際は人間界の禁域に住み地獄の門の守護にあたった
- 妖怪の姦計
- 禁域に住んでいるのは地獄の門を開き魑魅魍魎を呼び起こそうとしている
- 地獄の門のそばでも平然としていられるのは不死の秘法を持っているから
- その血肉を食らえば不死になれる
- 滅ぶ一族とわずかな生き残り
- 瘴気に当てられた人間と地獄の門から這い出る妖怪を最後まで退治し続けた
- 守るべきはずの人間にも襲われなすすべなく壊滅
- わずかに残った非戦闘員を人の子として紛れさせた
- べにさやの生い立ち
- 一番古い記憶は村が人間に襲われているところ それ以前に幸せな時間があったような気がするがどれもぼんやりとしている
- 生き残れたのは天邪鬼な妖怪の気まぐれで飼われることになったため
- 恩義は感じているがあまり好きなタイプじゃない
事の顛末らしきもの †
黄金暦159年 某日 最後になった依頼
護衛依頼なら目的は貴族や商人、襲われても危なくなったら逃げればいい……そんな風に言われてたのに。
「空が高いなぁ……」
(昔は天の国に住んでたって本当かな お母様たちも今はそこにいるのかな また一緒に暮らせるのかな)
盗賊たちの凶刃に倒れパーティーは壊滅した。私は打ち捨てられたまま高い高い空に疑問をぶつけ続けるしかなかった。
(なんであの時生き残っちゃったんだろう どうして今死んじゃうんだろう これから私どうなるんだろう)
「べにさや……べにさやぁッ!」
(俺がオトナだなんだと現を抜かしてる間にこんなことにッ…… 守るって大口叩いたのに……)
幾日も森を駆け抜けた。依頼から戻らないべにさやを、大切な家族を探しに。
べにさやは見つからなかった。数日、数週間と時間ばかりが過ぎていった。それでも探した。答えはまだでていない。
何度も諦めそうになった。本当のことを言えば何度も諦めて、それでも……なぜかモヤモヤしたものが生まれて捜索を再開した。
そうして辿り着いた答えは俺にとって受け入れがたいものだった。
べにさやがいなくなってから数ヶ月。変わり果てた姿がそこにはあった。
最悪の再会を果たした二人はひどい様子でありながらも互いに目を逸らすことができなかった。
シオンの胸は喜びと悲しみと怒りで今にも壊れそうだった。涙が溢れぼやける視界。それでも目を閉じたら消えてしまいそうでべにさやを見つめ続けた。
一方そのべにさやは……すでに人としての意思をなくし、ただ漫然と動くものを目で追うだけの人形になっていた。
べにさやは人としての生を終えフェイシオンの妖力を持って鞘の精霊として生まれ変わることとなった。
狐狸の棲み処へ? †