■鎧を脱ぐイベント用意してましたが面倒なので省略されました。
この鎧の呪い。それは一族の繁栄を願った先祖の「願い」だった。
カゲタケが生まれた地域は、かつて「戦国」と呼ばれる時代が存在し
数多の武将が覇権を競い、争い、命を散らしていた。
追い詰められ、血が途絶えることを畏れたカゲタケの先祖は、戦場で散った一族の魂を南蛮渡来の強固な鎧に込め
何人たりとも傷を付けられぬ、堅い意志で紡がれた鎧を作り上げた。
そして、なにもできない臆病者の末子に着させて、国外へ逃亡させたのだ。
その末子の血を濃く引き継いだ先祖返りがカゲタケである。
その鎧を着用していた末子「景健」になぞって「カゲタケ」と名付けられ、
運命に導かれるように、戦場を求め冒険者となり、いつしか鎧を着用していた。
鎧を脱ぐ方法は実に簡単だった。
この鎧が望んでいたことは「血を途絶えさせぬこと」
現在もなお、その血筋は受け継がれています。と墓前で手を添えるだけでよかったのだ。
地位や名誉、そして領土も失い、名前も変わってしまってはいるが、確かに血は現在まで続いている。
時代が移り変わっても、その鎧は装着する者を守り続けたいという一心でそこにあったのだ。
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