6年ほど前から洋上学園都市へと招かれた講師、年齢は30歳。
極東地域の生まれだが物心付く前に両親と共に大陸を渡って洋上学園都市へと越してきた。
彼女も学園都市を学び舎とし、卒業後も流通経済を専門とする研究員へと進む。
そこでの成績を買われて講師となるも、何かを学ぶ技術と誰かに教える技術の違いに頭を悩ませる。
教師としての日々は彼女から研究職にいた頃の充実感を奪い、夢から遠ざかっていく苦悩を与えた。
日々の職務に追われ現実と欲求のせめぎ合い人生に疲れた彼女からは女らしさは失われ、ただ教師であることのみを抽象化させる。
授業は生徒と真摯に向き合うがこれは彼女の真面目さが為せるもので、本人は研究職に専念したいと考えている。