ダート・オウル家出身 ライズ・オウル 514301 Edit

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名前:ライズ・オウル
出身家:ダート・オウル
年齢:7
性別:
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その他:ステータス/戦歴
ステータス/戦歴
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えっ?:施設/開拓村
開拓村なう
こいつは?→:部下で世話係でアホのベータ・ウッドペッカーです
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ライズ食材取引所 Edit

ライズ・オウル>名簿/514301

生い立ち Edit

とある北の遠い国にある組織があった。
様々な非合法を用いつつも、その活動が結果的に国の治安を守る「裏の警察」と称されるほど、調和を重んじる組織である。
その組織の現頭領には二人の子供がいた。跡取りとなるのは――迷うことなく、長男のほうであった。
何故か?

次男が虚弱児として生まれてしまったためである。
生まれつき体毛は誰にも似ていない真っ白なプラチナブロンド、色素の薄い瞳、白い肌、そしてその血統が持つべき身体能力が殆ど備わっていなかったのだ。

勿論、それだからといってその子に辛い思いをさせる組織ではない。
組織は家族として、その弱々しい少年を大事に育てていった。

――そんなある日。
「グランマ・カナリア」と呼ばれる組織の最古参であり現頭領とその妻の母親であり相談役でもある老婆が、そのアルビノの少年の素質を見抜いた。
その知能の高さと人を強く惹きつける魅力、そして裏組織にはそぐわない優しい性格を。

ある日、グランマから勅命が下った。
それは、少年に「中央国における開拓事業に参加せよ」というものであった。
たった7歳の少年と、少年に心酔している部下の、二人のみで。

周囲の反対もあったが、最長老の凛とした命令に何か意図があるとして、その命令は受け入れられた。
そしてアルビノの少年と頼りのない部下は遠い国、開拓事業を始めたばかりの村へと向かったのだった。



老婆は彼に可能性を見出していたのだ。
新たなる「組織の頭領」への資格を。
そして何より、この組織に縛り付け、可能性を潰してしまうことを危惧したのだ。
だから、向かわせた。
かつて老婆が初代頭領と共に過ごした街の近くへと――あの、可能性を無限に広げさせるあの地域へ。

プロフィール Edit

ライズ・オウル Edit

  • 体毛、瞳、肌色の色素が薄い、所謂「アルビノ」の少年。幼いながら落ち着いた雰囲気を持つ。
    • その外見どおり、さほど体力はない。が、後述する種族の特性のおかげで何とか一般生活を送れる程度の体力はある。
  • 基本的に常識的で、判断力や洞察力に優れており、年齢不相応な頭脳を持つ。
    • とはいえ正真正銘生まれて間もない少年なのは事実なので、やはり相応に子供っぽかったりする面も多い。
      • しかしその精神年齢が災いして同年代の子供ならあまり気にしないことまで気にしてしまう少し神経質でませた子供のようになってしまった。
    • 基本的に人当たりもよく、穏やかで心優しい性格であるため、普通に接する分には頭のいい良く出来た子供という感じである。
      • が、出自が出自なためか、やるときはやる。
  • かつて絶滅したとされる、純血種の鳥人族である。
    • これはかつてその唯一の生き残りの鳥人族が遺伝子配合の実験を繰り返し、その結果偶然にもその遺伝子同士を持つ二人から完全な鳥人族の子供が生まれたため。
      さらにその子供同士が作った子供が彼である。
      • 鳥人族とは名前から誤解されがちだが所謂「獣人」「亜人」といった人間と明らかに違う種族ではなく、独自の発達を遂げた人間の一部族である。
        特徴として高い身体能力(特に跳躍に優れる)と鳥の神を信仰することで得た鳥に関係する魔法を使える。
        また純血の鳥人族はこめかみからの頭髪が鳥の羽のように見える形に伸びる。(混血種である場合は片翼のみになる)
        ライズがアルビノでありながらある程度の生存能力を持つのはこの種族の特性補助ゆえである。ちなみに彼の羽は折りたたまれたような形で、これはあまり見ない形であるらしい。
  • 強いカリスマ性を内に秘めている。
    • 祖国で「天使」と称されたその美貌や人柄、そして何より付き従いたくなるのではなく命をかけて守ってあげたいと思わせる魅力を天性で持つ。
      グランマが見出したのはこの部分であり、これによる組織の対立や内部崩壊を防ぐのも旅立たせた理由の一つである。
      • 現時点ではまだそのカリスマ性は微弱にしか発せられていないが、感情的で感受性の高いウッドペッカーはその魅力を感じ取ってしまい、真っ先に引き込まれてしまった者である。

試作の啄木鳥(ベータ・ウッドペッカー) Edit

  • ライズに付き従う組織構成員の一人。また、唯一この遠征に付き添うことを許された男。
    • 元々は少年時代に組織に拾われた孤児。ライズが生まれる前から組織にいるため、まだ若く実力不足ということもありライズの生誕から世話係としての役目を果たしてきた。
      そのためライズへの愛着も人一倍であり、またライズのカリスマ性に最も早く触れたためまだ幼いライズに誰よりも強い忠誠心を持っている。
      • ライズ自身もまた彼には肉親同様に気を許している。これらのことから、ライズへの付き人として選ばれた。
  • 何かとせっかちで、ライズの事となるとすごい簡単に暴走する。
    • 実はその印象とは裏腹に調査・筆記に優れ、命令に忠実でどんなサポートも行い、また危機に対しての判断力もありそれを即時実行する等、守護者としてはかなり優秀。
      が、ライズのことに関してはとても感情的になるため、その時はトラブルメーカーになってしまい、突飛な発言や行動が生まれてしまう。
      • そんな性質をライズもよく知っているので、そういう時はライズが静止(物理的に)させる。
        ……ちなみに何故か制裁を受けたときに感謝する。これもこれで喜びの一つらしい。
  • 鳥人族の遺伝子を人工的に組み込まれた後天的混血種である。
    • 本来、この処置は信頼の置ける幹部級でなければ行われず、彼のような失敗も多く実績自体は(世話係がメインなのもあるが)挙げてない組員としては異例のことである。
      これはライズの守護をより確実なものにするために急遽行われたものであり、そのため適正診断などが最低限であった。
      一応の成功はしたが、そういった経緯からコードネームは「試作品・人柱版」などという意味を込めてベータと名づけられた。
      • 混血種とはいえこの擬似鳥人族は身体能力を大幅に上げる。そのため、ひょろっこい見た目を大きく上回る実力を持っている。
        とはいえ鳥人族になりたてなのと今までの戦闘経験が殆ど無いことから、その実力を発揮したことが殆ど無く、実戦能力は未知数。

北の国の組織 Edit

  • ――北の国、ある街
    そこには、裏社会を牛耳る大きめなマフィア組織があった そこが随分前に改名したと聞いた――「DIRT OWL」
    改名といえば聞こえはいいが、実際は内部でのクーデターにより組織をそっくり乗っ取られたという方が正しいだろう

    そこでは老獪な、狡猾で、厳しく、しかし優しいブロンドヘアの老婆が相談役として後ろに立ち、その息子が指揮を執っているという
    父親は、数年前に亡くなった 敵対組織から狙撃を受けたのだそうだが、それが原因で死んだのでなく、高齢による体力の低下がその後現場復帰できなかったというのが実際のところだ
    それを裏付けるかのように、実際はその銃弾はまるで鋼鉄に当たった音がし、肉体を貫通せず骨に皹を入れた程度だった、などという妙な噂まである

    組織の最大の特徴はその団結力と、統率力、そしてなによりその組織全体の方針だ
    「泥にまみれてでも生きろ」というのが信条で、生きるためには何でもしろ――逆に言えば、彼らに不利益なことをしなければ彼らは無害な組織なのだ
    そのため「かたぎ」とのトラブルはほぼ無く、下っ端が何か起こしたときはむしろその下っ端が制裁されるぐらいだ
    では敵対しなければ何もしてこないかと言えばそうではなく、彼らに間接的に不利益になることをすれば彼らは一丸となって対象を潰しにかかる
    彼らは裏社会においてバランス良く取引をするのが中心の組織だ 故にその勢力図を無闇に変化させるような過激派や、取引の対象にならない無秩序な連中
    果ては彼らの食事の原点となる表の一般産業が不利益に陥ることをする者たちをも制裁する
    自分たちからも必要な分だけの勢力拡大しかしないため、自然と裏社会は穏健派の組織が根付いており、今はほとんど抗争なども見られないらしい

    また、この組織は特に兵器や薬学にも優れているのが特徴だ
    それらはこの組織が独自に開発したものばかりで、当然ではあるが表の薬局に売られることは一切無い もちろん、そういった物は全て違法ではある……が
    その薬が裏社会はもちろん、表社会にも違法ルートで横流しがされていて、それらが表社会で命を救ったりもしているのは町の者なら殆どが知っている事実だ
    だから、権利欲の塊のような医者は依然として認めてはいないが、命を守るべきが第一という医者は組織の薬を使わない者のほうが少ないというほどだ
    ちなみに、それらを殆ど開発した、中心となった開発者は既に他界している
    だがその技術は部下たちが受け継ぎ、そこからさらに新たなものを生み出す才能ある者もまた生まれているという

    実際、名前が変わる少し前ぐらいからその組織のおかげで裏も表も治安が良くなったとのことだ
    少なくともその街に「無法者」はいない 法の目の届かない場所に、より強力な監視者達がいるからだ
    余計な詮索さえしなければさほど危険も無く――もちろん非合法集団であるのには変わりないため自己責任ではあるが――
    かといってその大人しさに付け込もうと攻め入った組織は容赦の無い制裁を受けるという組織だ

    こう聞くと、まるで善行をしている善良な集団のようだとも言える 実は彼らは真の平和を求める集団なのではないか?と思い
    筆者は彼らにインタビューをすることにした 多少なり強引に押し入る覚悟で向かったが、なんと相談役である老婆が直々に出向いてくれた
    面白そうだから一度やってみたかったんだよ、とけらけら笑う老婆の姿はどこか子供っぽさを感じさせた
    そして私が先の疑問をぶつけると、老婆はこう答えた

     「私らは悪党で、違法なことで儲けた金でとにかく「生きる」ことに必死になっているだけ――
      儲けが無くなるような事されたらおまんまが食えなくなっちまうし、おまんまを作ってくれる「かたぎ」に手を出されてもやっぱり食いっぱぐれてしまう
      そりゃ困るからやめろ、って言って聞く奴らじゃないだろう?だから潰すんだよ でもそんなことお国が認めるわけがないし、ためらい無く法を捨てる私らはやっぱり悪党だ
      お天道様の下に出れる身分じゃない だから夜に飯をついばむために飛ぶ夜鳥の群れだよ んでせめて死にたくないようにしてたら、結果としてこうなっているだけ
      『いい人たち?』なんて勘違い(・・・)されちゃあ困るねえ、フフッ」


    光あるところに影がある、だが闇が無ければ光は見ることができない――
    筆者はインタビューを終えての帰り際にそう感じた


                                      ――とあるゴシップ系雑誌のジャーナリストの記事より



    黄金暦出来事ダートイーグルスパローレイヴンカナリアアダムイヴスカイライズウッドペッカーテリアピジョン
    208年ダート・オウルがファミリーを連れて冒険者の街へ50歳30歳32歳108歳18歳
    209年リトル・カナリアが加入51歳31歳33歳109歳13歳
    210年ヒメ・ダットソンがランターン・テリアとして加入52歳32歳34歳110歳14歳0年
    217年パルフェ・ノーカラーがノーカラー・ピジョンとして加入59歳39歳41歳117歳21歳7年27歳
    222年レイヴン死亡 享年121歳63歳43歳45歳121歳26歳13年32歳
    233年ダート・オウル死亡 享年75歳 カナリア妊娠 テリア・ピジョン離脱75歳55歳57歳37歳23年43歳
    234年北の国でアダム・オウル誕生56歳58歳38歳0歳
    236年イヴ・オウル誕生58歳60歳40歳2歳0歳
    266年アダムとイヴの間にスカイ・オウル誕生88歳90歳70歳32歳30歳0歳
    267年イーグル死亡 享年89歳89歳91歳71歳33歳31歳1歳
    270年スパロー死亡 享年94歳94歳74歳36歳34歳4歳
    271年ベータ・ウッドペッカー加入75歳37歳35歳5歳11歳
    273年英霊としてダート・オウル一時的に復活77歳39歳37歳7歳13歳
    274年ライズ・オウル誕生 オウル、ヒメから現在の組織の状況を聞く78歳40歳38歳8歳0歳14歳64年
    281年ライズ・オウルが開拓村へ85歳47歳45歳15歳7歳21歳

コメアウ Edit


Last-modified: 2014-06-24 Tue 18:44:45 JST (3566d)