名簿/444541
- (練り物オイシイヨタベテの舞い) --
- <オイシイヨ タベテ (何の変哲もない場所で数匹がうねうねしてる) --
- (砂時計を手に握ったまま、白い物体を1匹摘み上げる) -- ミロク
- (うねうねしてて柔らかい。不気味な白いの)
(と、突然さらららっと音とともに砂時計が流れ始め、周りの景色がまるではがれていくかのように変化し始める) --
- へぇ・・・・・・真実の世界、というやつか(パッ、とうねうねしたのを放し、剥がれ落ちる破片を眺めている) -- ミロク
- (はがれていく世界の裏から現れる世界。木々などは変わらないが、まるで夜のように暗闇に包まれ、わずかに見える街並みにはひとつの明かりすらない)
(そして世界全てを覆う、強烈な負の感触。そしてまわりから感じる殺気。) --
- (慣れ親しんだ夜戦場にも似たその空間。一種の安らぎさえ覚えながら、一歩を踏み出す)
さて、あの2人の本当の姿、なる存在(もの)を探さないと それにしても、広そうな世界だ。まずはあの廃墟じみた市街地へ足を運んでみるか・・・ -- ミロク
- (まわりから感じる殺気は消えない。山道を下る道は元の世界と同じであり、街並みもみえてくるだろう)
(見えてくる街並みも常闇である以外は見慣れた街並みである。だが、小さな無数の、赤い光が見える) --
- 酒場の都市・・・!(警戒しながら赤い光の1つに近づいてみる) -- ミロク
- (こやすと冒険者でにぎやかカオスなはずの街が、明かりひとつもなく、不気味なうなり声しか聞こえない街と化している)
(赤い光に近づけば、それは常闇の中でも真っ赤に光る、ゴブリンの目であった。他にも周りを見れば、オーク、リザードマン、狼男など獣人が無数に街並みを徘徊し、それら全ての瞳は理性を感じられぬ赤い不気味に輝く瞳の光であった。) --
- (灯りの正体に気づくと、まるで静物のごとく、己の気配を完全に殺し)
(建物の壁面をよじ登る。そして家々の連なる屋根へ) なんだあれ。まるで街全体がダンジョンだ。さて、どうやって探すかな (赤い目の亜人たちに見つからないように、見晴らしの良い場所まで移動開始) -- ミロク
- (街すべてが巣窟のようになった世界。移動しても見えるのはその赤い光のみ。)
(時折その獣人にまじって人影も見えるだろう。だがその人影でさえからも赤い光が見えるだろう) --
- 人間らしきものもいるね。悪意の光放ってるようだけど・・・あの2人の館は、こっちの世界にもありそうだね
行ってみよう(巧みに赤い眼光の者共を避けながら、通常空間では双子の棲む館があった区画へと向かう) -- ミロク
- (狂気しかない街。そこを後にして双子の館へと向かうと、途中、いくつかの獣人の死体を見つけるだろう)
(だが、数分もしないうちに死体は溶けるように消え、何か金貨らしきものだけを残し跡形もなくなっている) --
- (金貨のようなもの、を観察する。果たして害は無いか。霊的な、不可視のものを見る力、を駆使して)
(害が無いようなら何枚か持っていく。ひょっとしたら何かに使えるかもしれない) (館が見えてきた) -- ミロク
- 「冒険者記念金貨:黄金歴80年代前半に冒険者を初めて採用し始めたことを記念に作られた金貨。」
(害は感じられないので持っていっても問題はないだろう。館が見えてくるとともに、大きな爆音と炎煙がたつのが見えてくる) --
- (拾い上げる)100年は前のものだ。何でこんなところに・・・? いや、理屈を考えるのはあまり意味がなさそうだ
ここはそういう世界だ (熱と炎に照らし出されるミロクの顔。記念金貨を手に爆発の起きた地点へ急ぐ) -- ミロク
- (爆風とともに吹き飛ばされる獣人らの影。そして聞こえる高らかな声)
おーっほっほっほっ!破壊の衝動でありんす! (声の主はフニョに似ているがより幼い姿で硝煙の中、高らかに笑っている) --
- ・・・・・・あれが真・フニョミョール? 随分とファンキーな娘だな(死角から壁によじ登り近寄りながら) -- ミロク
- (おーっほっほっほっと高らかに叫ぶと周りが爆発し獣人らが吹き飛んでいく)
あ、おにーさんもうきたのー?(ミロクの背後から突然と聞こえる声。振り向けばフニョの姿) -- フニョミョール
- (屋根の上、急に声をかけられて滑りそうになる。慌てて掴まる)
もっと寄り道してきた方がよかったかな? ・・・どうやら、お目当ての「本当の姿」っていうのはアレらしいね さっきから爆発起こして色々吹き飛ばしているようだけど、一体あれはどういう・・・ -- ミロク
- 残念だけどねー (突然前から現れ) あれは私たちでもあるんだよー (今度は左から現れ) 言うなれば私たちの派生のひとつなんだよー (右から現れ計4人のフニョが現れ)
この世界には死というものがないの。だからああやっていつも獣人がおやしきをあらさないようふとおばしてるのー -- フニョミョール
- 爆破は必要なこと、ってわけか。ついでに楽しんでそうだね。豪快に
(次々と彼女が現れる位置に目だけ向ける。安全な位置に降り立つと身を隠して) とりあえず、その君の「派生」はみつけた。この後僕に出来ることは? -- ミロク
- この世界のどこかに、私たちを作り出している何かがいるのはたしかなんだー(うんうん)
でもそれがどこにいるかわからないんだー(私たちも気づけばこの館近くにいるからねー) -- フニョミョール
- 無から発生したわけじゃないんだ。意外というか・・・雲を掴むような話だけど、その何者か、を見付ければいいんだね
この広い裏世界で闇雲に探しても無駄だろう。何か心当たりは? -- ミロク
- (一時停止ボタン!)
- うーんどこだとおもうー?どこかなー?どこだろー?どこらへんー? (4人でふにょふにょ言い合って)
・・・館?みんなだいたい館近くだし。ねー。ねー。ねー。 -- フニョミョール
- 館か・・・ここがすべての中心・・・?(館の一番高いところに登り、敷地を見渡してみる) -- ミロク
- (館を上から見渡せば、そう大きくは見えないだろう。しかし、何か別の何かが館を覆っているのを感じるかもしれない) --
- (館を覆う気配に気づき、天を仰ぎ、そして庭へ降り立ち)・・・フニョミョールたちはこの館自体から生まれた・作り出された、とか
見えている光景はまやかしだとかね(とりあえず館の裏口から入って、館を覆う何かの気配をより詳しく探ってみることにした) -- ミロク
- (裏口から入れば目の前には緑が生い茂り、噴水に巨木が生えた中庭らしき光景が映る。明らかに外から見た光景とは違う空間が広がっていた) --
- (草を踏む音すらさせず、巨木の生えた噴水まで歩み寄る。循環する水に指先で触れようとした) -- ミロク
- (よく見れば噴水が出ているのは女性を模した石像の口から出ている。草木や根で表情はよく見えず、かなり時間が経過した石像だと思われる。)
(水は冷たく潤っている。毒などはまったく感じないだろう。) --
- 美しいであろう顔が朽ちてしまっているのはなんとも残念だね
(水を手ですくう、戻す。ここではない、そう感じると、より奥へ進むことにした) -- ミロク
- (草木に覆われ顔や体が見えにくく、かなり雨風に晒されている様子であるがどこも欠けたりはしていないというおかしな裸体らしき石像)
(奥へ進めば館内へ入れると思われる扉がある。が、それに手をかけようとした瞬間、背後から声が聞こえる) 人ノ子ヨ。なゼこのヨうナ悪夢の地ニいルのダ?(ノイズが混じり明らかに人間ではない声) --
- (扉を開けようとした手を停める)恩義のため。あとは好奇心、かな -- ミロク
- (振り向けば悪魔のような化け物がそこにいた。人の数倍はある大きさの化け物の片手にはフニョかミョルか、ぐったりとしたものがつかまれている)
そノ行動ガおのレを死よリ辛イ地獄にオちルことニなりエるかモしれヌコトになッテもカ? ぴぎゅっ (ぐちゃっ とつかまれていた人影の上半身が握りつぶされる。潰れたトマトのように血が飛び散り、ぼちゃりと下半身が落ちる) --
- (ミョルデュールと思われる肉塊をちらと見て、眉ひとつ動かさない)
(・・・内心、このくらいで永久消滅に至る双子でないと思っているので、多少心配ながらも心は揺れ動かない) (巨躯のバケモノを見上げて一言) そんな脅しに心折れる男に見えるか? ・・・何者だ? -- ミロク
- わカってハいるサ。ここニいるトイうこトハ、ソレだけノ心ヲもツモノか、たダの愚カ者か。
私ノ名はディアボロス。こノ裏世界「デュナミス」ヲ創成シタモノだヨ --
- 愚かで強くあろうとする、ただの、1個のヒトだよ
おお・・・此処の創成主・・・ようやく見つけた。案外近くにいたんだね (目を細める) 今その握りつぶした存在。双子の片割れ。その双子の、派生でなく大元に会いにきた デュナミスを創った存在なら、デュナミスで出来ないことはないだろう。どこに存在するか教えてもらいたい -- ミロク
- アア、ひとツにて多なルものヨ。虚ロなル闇をカカエ生きル人の子ヨ。
あいにクだが、こコは呪わレタ区域。私ノ創成しタデュナミスが「悪夢」ニよッテこのヨウな世界に変貌シテしまったノダよ。お前ノ言ウ大元ニよッテだナ。 だガ、その大元ハどこニイルのかすら私デモわからナイ。お前のイウ双子、虚ろなル闇にヨって探知すルことがデキナイのだヨ --
- ・・・此処の主の手にも余る存在だったのか、あの子たちは
悪夢によっていびつに歪んでしまったデュナミス。悪夢の化身・・・ 参ったな。振り出しに戻ってしまった。このままでは目標を見つけるどころか、僕自身も此処に囚われてしまう (腕組みして考え込む) -- ミロク
- 大元をサガしだス。そのタメにハ、あの虚ろナル闇どモが発生すル館、それヲ破壊すれバイいのダガ、それヲ邪魔をサレてしまウのダ。
人の子ヨ。目的ガおナじであれバ、私モ協力シよウ。ともニ忌わシキ悪夢をスベて排除し、本当のデュナミスをトリもどソウではナいカ。 恐れるコトはなイ。その砂時計ヲ失わなケレばこの悪夢カラ逃レることはデキるだろウ (砂時計を見れば、既に上の砂はあとわずかにまでなっている) --
- 館を破壊する・・・? いいのかな。彼女達は館を荒らされないように守っていたような
僕の目的に沿うというのなら、力を借りなければならないね (砂時計を取り出し眺めながら) // -- ミロク
- アあ、だかラ奴ラは邪魔をしてクルのダ。それガ一番ノ方法だトいうのニ、奴らハ理解しナイ。
デュナミスはホンらいは争イのなイ夢の楽園デあるのダ。お前モデュナミスをうけイレれば、美しイ世界にいけルヨ。 砂時計がワズカか。だが恐れルことはナい。砂がオわれバ、元の世界ニ戻さレるのだヨ --
- 大体は理解できてきた。随分と理(ことわり)の違う世界だな・・・
だけど僕には異界での安らぎは要らぬ。悪夢を取り除き、目的を果たせば早々に御暇しよう ・・・・・・とりあえず、砂が無くなる前に、館へ -- ミロク
- 望ムも拒ムモよシ、辛くトも痛ミを受けナガら人の子ハそれデモ生キるのだカラな。
ではマカせたゾ。お前ハ虚ろナル闇に敵意サレていなイようダカらナ。(そして闇の空へと飛び立っていく) (館の内部は長い廊下へと出た。長いぶん扉の数もかなり多い) --
- ・・・ハハハ。そう、その通り。ヒトは楽しいよ。ディアボロスよ、一度はヒトとして生を受けてみるのも一興だ
(黒い巨躯が飛び去り、また独り) (暗い廊下も夜目が利くためか、問題なく歩いていく。途中、一つ一つ扉を開けて中を確認しつつ) (足早に、より奥を目指した) -- ミロク
- (扉の中はホテルのような部屋が沢山とあり、まるでループでもしているかのようにも感じられる)
(奥へ進むと行き止まりとなっている。しかし、その行き止まりの隙間から青色のもやの様なものが漏れている) --
- 無限回廊のようで、無限でない。行き止まりか(ぺたぺたと手を触れて壁を探り、青い靄状の何か、を目視・・・いや)
(その隙間の不調和な空気を感じ取る) ・・・・・・(壁を思い切り押してみた) -- ミロク
- (壁はかなり重い。が、わずかにだが回転扉のように動き始め、だばぁと靄があふれ出てくる。毒ではないがかなり濃い魔力の靄らしきものだ) --
- (咽た)ゴホッッ!! ・・・ゴホン
(しかし押し切って侵入を試みる)やけに濃い魔素だな。魔王級の悪魔でもいそうなくらい (口元に覆いをし、不可視のモノを見透す眼力にて、暗い其処を睨んだ) -- ミロク
- (扉の向こうは明かりのない暗闇の下り階段。下から溢れ出るように魔力の霧が流れてくる)
(長い下り階段を降りれば、巨大な扉がその姿を現す。開いてもいないのにわずかな隙間から突風のように霧が漏れている) --
- (気配や空気の流れだけで、暗闇においても道を踏み外さないのは、表世界で長年修羅場を潜り抜けて来た賜物)
(扉を見上げると呟く一言)・・・ああ、きっとここだ。さぁ、砂が尽きる前に、ひとまずの真理にたどり着けるか、どうか (開門すべく、扉に手をかける。男の黒髪が、吹き抜けていく靄になびいた) -- ミロク
- (ゆっくりと扉は開く。開いていくとともに魔力の霧は薄れるが濃度の濃い魔力の空間があふれでてくる)
(扉が開けばそこには、広大な大聖堂のような空間、そしてその奥には巨大なクリスタルの塊が宙に浮いている) --
- (足音も無く、気配も無く、その巨大なクリスタルに歩み寄る)
悪夢の元? ・・・にしてはあまりに美しい。フニョたちが気づく前に壊した方がいいのか それとも・・・(長剣のグリップを握り、静かに鞘から引き抜く) -- ミロク
- (青色に輝く巨大なクリスタル。悪夢の元凶にしてはあまりにも美しく、そして巨大な魔力の塊でもある)
(クリスタルの下には台座らしきものがあり、そこには何か文字が書かれている) 「人の子よ。己の虚ろなる闇で世界をうつろにするか。押しつぶすか。齧りとるか。腐らせるか。焼きこがすか。」 (ミロクが近づけば反応するかのようにクリスタルが淡い光を放つ) --
- (剣を停めて苦笑い)ハハ、おどろおどろしい。もう少しマシな手段は無いのかな
(台座に手を添え、巨大な発光体を見上げる。心を研ぎ澄ませて、万物を断つという秘剣をいつでも放てるよう、準備を開始) (同時に、周囲を警戒。邪魔が入らないとも限らない。それにフニョたちが来るかもしれない) -- ミロク
- (ぼぅんぼぅんと発光するクリスタル。フニョたちが来る気配もなく、いつでもその剣を放てる。かと思えたが、突如声が聞こえる)
たとえその剣であっても、それを斬ることは・・・できないでしょう。(クリスタルの裏から現れた女性。その姿はフニョに似ており、大人フニョとも言うべきか。) --
- (好みの美人だったので一瞬口説きそうになったが抑えた)
分子も、霊も斬り分ける秘奥が効かないと?(停滞する剣先) それでは一体。悪夢を払うにはどうすれば・・・ -- ミロク
- ここにあってここにあらずもの。それを斬ることは不可。人の子に刻印された虚ろなる闇だけが呪縛を解き放つ。
「無知」の虚ろを、「怯懦」の虚ろを、「嫉妬」の虚ろを、「驕慢」の虚ろを、「憎悪」の虚ろを、人の子が必ずひとつ刻印される罪。それが悪夢を解き放つ。 --
- これは・・・要するに、ヒトの感情の中でも罪や背徳とされるものが鍵となる、ということか
一個の機械のごとく大儀を遂行するにあたって、感情を制する修練は長年行ってきたが やはりすべてがゼロになるわけではない。特に憎悪あたりは、まだ僕の心に燻ってそうだね さて、この虚ろなる鍵はどう使うのか(更に台座を調べる) -- ミロク
- 人の子よ、クリスタルに触れよ。「憎悪」の呪縛が解き放たれる。
人の子よ、全ての呪縛を解き放て。悪夢を、私を解き放て…(淡い光となって女性の姿は拡散し、クリスタルに吸い込まれていく) --
- 負とされる感情が、負に満たされた世界の鍵となる。真逆の世界にでも変化するのか、それとも・・・(女の導くままに、発光体に手を触れる) -- ミロク
- (触れるとクリスタルがかぁっと輝き、そしてびきりと小さなヒビが入る)
(その欠片が雫のようにミロクに落ちてくる。そして欠片はミロクの上で小さく輝き、光の粒となって消えていく) (声がまた聞こえる・・・)慈悲の輝き・・・心の中で慈悲をもたらしてくれる輝き・・・ --
- (消え往く欠片、その光をそっと包むように握る)
憎悪の対に、慈悲か(変化を起こしつつある裏世界を注意深く観察) (なお、男の奥底に眠る憎悪は、過去一度激しく燃え上がったが、それ以来、再燃したことは無い。感情制御にかけては職人並だった) -- ミロク
- (静かに発光するクリスタル。そのとき砂時計の砂が全て流れ落ちるとともに、入ってきたときのように世界がはがれていき、元の、白いナマモノがいた場所へと世界は戻っていく) --
- あ。・・・タイムアウトか。さて、これで双子の目論見は達成できるのかー・・・
戻ってから聞くしかないかな -- ミロク
- ヒトの罪とはなんだ。 ヒトの闇とはなんだ。 この世界に答えはある。 黒く黒く常闇の地に。 -- フニョミョール
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