▲
- △
......□ .....川 --
- //イベントは大体11時に始めます -- エクスキューショナー?
- (その部屋は特別な匂いの香で満ちていた。魔術効率を高めるための特別なものである)
(床には沢山の見たことあるようなないような魔法陣が敷き詰められていて、それぞれの中央に飾台や呪具が綺麗に並ぶ。) (奥の祭壇には怪しげな壷だったりどこぞの動物の首だったりが飾られ、供物として捧げているとでも言った趣だ。) ―……いを此処に。我は常世総てを…… (呪詛のように聞こえてくる言葉は、祭壇の前に構えている男が唱えているもので、大分佳境のようだ) ―……抑止の輪より来たれ、天秤の――! --
- (同日、同時刻。その部屋の外、扉の前では幾人もの人影が息を潜めて様子を伺っていた)
(すでに彼らは音も無く建物内を制圧下におき、あとはこの部屋を残すのみの状態である) むぅ、どうやら間に合った……とも言えない状況だな。―――突入!(魔力の動きを探っていたリーダー格と思しき少女が合図を出すと、武装した男たちが扉を破壊) (部屋内部になだれ込み、儀式を行っている男を取り囲んで銃を向けた) -- 刑事
- !!き、貴様らは……他の信者達はどうした!
(呪文朗読の最後の言葉を言いそうになったときの突入。すでに場としては不安定極まっている) --
- あ? この期に及んで自分のお人形の心配か? なに、すぐに会えるさ……塀の中でなッ!(つかつかと歩み寄り、狼狽する男に盛大に顔パン)
連れて行け!(合図と共に数人が男を取り押さえ、手際よく肉体的魔術的拘束を行うと連行していった) …もう少し捨て台詞を聞いてやってもよかったかもな……まあいい。ここは私が片付ける。お前たちは信者達の連行と周辺警戒だ(てきぱきと指示を飛ばし、捜査員や機動隊を外に締め出すと)
…………さて?(祭壇に向き合う。傍目にも危険な状態であるのは明らかだが、まずは現状確認だ) -- 刑事
- (男の消えた祭壇は非常に力場として不安感を煽るような様子だ。長居すると何かに引き寄せられてしまうような、そんな錯覚すら与える)
(――ふいに。貴女は祭壇がだんだんと赤く錆びれて来ている事に気付く筈だ。いや、祭壇だけではない。壁もまるで何十年も経過した廃墟のような様態を表し、錆が侵食している) --
- こいつは……異界の侵蝕? なんつーもんを呼ぼうとしてんだあの男は…(舌打ちと共に吐き出される不満げな言葉と裏腹に、その表情は非常に楽しそうである)
仕方ないな。御しきれるかは賭けだが…暴走するよりはよほどいい。うん。しょうがない(誰もいないというのに一人うんうん頷くと、祭壇に手を翳してカッコイイポーズを取り) ――――告げる――!(不安定な魔力を正しく導くかのように、高らかに呪文を唱えた) -- 刑事
- (不安定だった力場が、凛とした力強い詠唱によって一気に是正される。)
(ただし、それとは真逆に部屋の浸食スピードは格段に上がっていく。心なしか、うっすらと霧のようなものも漂い始め) --
- (ああ、なんか視界がぼんやりしてきた…私ここで死ぬのかな…と内心不安に駆られつつも、呪文を唱える声だけは緩まない)
(後には引けないし引く気もなかった。畳み掛けるように最後の節を結ぶ)汝三大の言霊を纏う七天! 抑止の輪より来たれ、天秤の守り手よ―――! -- 刑事
- (詠唱の完了。気付くと辺りはすっかり変わっていて、先ほどの部屋の面影は全くない。薄暗く、赤黒い部屋。水溜りがいくつもあって、部屋中を濃い霧が覆う。)
(そして、霧の奥に影―2mは超えているだろう巨大な―が。シルエットだけだが、三角形の頭部をしていて、そのぼやけた輪郭から凄まじい肉付きをしている事は分かる。また、若し貴女が警察製の無線機か、その類のものを持っているなら、不快なノイズが貴女の耳を小突くだろう) --
- (変わり果てた周囲の様子に息を呑む。とっさに無線を取るも、聞こえるのは異音だけ――)
(落ち着け。刑事に必要なのは冷静な思考と熱い魂。そう自分に言い聞かせつつ霧の奥の影を見据える。…でかい。自分の二倍はあるかもしれない。なんだか腹が立ってきた) やかましいッ!(鳴り喚く無線を叩きつけて踏み潰し、つかつかと影の方に歩み寄る) ……おい! なんか言え!! -- 刑事
- (巨大な影のほうへ歩み寄れば……様子がおかしい。その影と影の主がどう考えても釣り合わないのだ。)
(貴女が目にした人物は、小柄で―身長は高く見積もっても実質150あるかどうかぐらいだ。ただし三角の被り物も計算に入れれば160程には見える―綺麗な金髪を生やしている、どっからどう見ても小さな女の子) (異様なのはその格好。さらしを胸にぐるぐると巻き、腰にはボロボロで薄汚れた布一枚。何より異質なのが赤黒い三角形の鉄の被り物で、これのお陰で影と影の主が辛うじて繋がりがあることが分かる) …… 私 喚ぶ した 貴女?(たどたどしい口調で尋ねてから、小首を傾げる。表情は窺い知れないが、恐らく貴女のことを観察するような目で見ている) -- エクスキューショナー?
- ――あ?(真っ直ぐ睨みながら近づいたはずだ。なのにいつ入れ替わったか、あるいは縮んだかまったくわからなかった。…が、この状況でいちいち驚いていてはキリがない、そういうこともあるのだろうと適当に納得)
む……ああ、私だ(腰に手をやって胸を張る。喚ばれたということはサーヴァントなのだろう。たぶん。)まあなんというか、成り行きでなー…… そういうわけで。契約してくれるか?(目を見て話そうと思ったが、どこに穴があるかよくわからなかったのでかがんで下から三角形の中を見ようとする) -- 刑事
- !(下から覗こうとすれば後退りして回避)…… まだ ダメ ……(いやいや、と頭を振る)
…… 契約。 貴女 マスター。 私 サーヴァント 「エクスキューショナー」。 良い。 契約 する。 (どうもこういう喋りしか出来ないらしい彼女は、すっと手を差し出す。握手を交わせば契約完了、令呪が貴女に宿るだろう) -- エクスキューショナー?
- ……と。ああ、悪い……(もしかしたら見たら死ぬ系の風貌だったのかもしれない、と失礼なことを考えながら内心自分のうかつさを戒め)
エクスキューショナー…死刑執行人か、面白い。私は…(一瞬言葉に詰まるが、信頼関係を結ぶには必要不可欠だと考え)…ミニスだ。警部とでも呼んでくれ(ちなみに警視正です) 話が早くて助かるよ…よろしく。(握手を交わし―令呪の宿る激痛に一瞬身を震わせるが、表情には出さず)…さて?(改めて周囲を見回して窺う) -- 刑事
- 顔 親しい なる から 見せる 待って お願い。(ぺこりと頭を下げる)
罪 とか 裁く よ!(腕をブンブン振り回す。非常に場違いだ)警部? 警察 か。 成る程 喚ぶ される 納得。 宜しく マスター ミニス。 ふふ 契約 完了。 聖杯 かあ うん 頑張ろう。(勿論そんな痛みは知らず) うん? ああ 裏 まま だ。(そう言って手を翳せば、忽ち部屋から「異質」が取り除かれ……すっかり元通りになる) -- エクスキューショナー?
- …わかった。楽しみにしておこう。こっちこそいきなり見ようとしてごめんな?
うむ、一緒にガンガン捕まえて裁いていこう!(笑顔でガッツポーズ) …いや、だからね? 名前はあんま呼ばないでくれ…… …お? …ふむ…いや連れ歩いたら錆だらけノイズだらけになるのかと心配だったがこれは(わりと軽い動作で世界を切り替えたことに感心)…よし。そんじゃ、とりあえず帰るか! -- 刑事
- いい。 皆 見たがる しょうがない。 頃合 見て 見せる 思う。
うん。 捕まえる したら 執行 任せて。(ぐっと握り拳を固める) あう 分かった マスター。 私 …… どうしよ エクスキューショナー 呼ばれ方 しっくり 来ない。 ああ 裏化 は 「正装」 したら なる よ。 さっきまで してた から 。 うん。 …… どこ に? -- エクスキューショナー?
- そんなもんなのか……
おう。私刑はアレだが凶悪犯相手なら大丈夫だろう。たぶん。…ん、そう言われてもクラスで呼ぶのが基本だからなぁ……まあ、あとでゆっくり相談しようその辺は …正装? ……さっきのでかいのか?(あの強そうなのは幻じゃなかったんだな、と安心) (足元の無線の残骸を拾い上げ)本部だよ。これから事後処理もあるし、部下が心配してるだろうからな。というわけで話の続きは後だ、さあさあ(後ろに回り、背中をとんとん押して強引に部屋を出ようと) -- 刑事
- うん。 やっぱり こんな 頭 中身 見たい 思う 当然。
首 とか 刎ねる よ! うん そうだね 後 で。 お お お(背中を押されればよろよろと歩き出す)マスター せっかち だ。 やっていく できる 心配。(のほほんとした性格なので、せっかちなマスターに不安を抱いているようだ。ともかく、そのまま部屋は出た) -- エクスキューショナー?
- むぐ。(ちょっと図星)……まあ、あれだ……勤務中だからな……のんびりするのはプライベートだけでいい、が、善処はするよ
(部屋の外で待機していた部下に簡単に経緯を説明。この場の後片付けを任せ、エクスキューショナーを連れて本部に引き上げた) -- 刑事
- // --
- --
- --
- --
- (八月の蒸し暑い夜、街の明かりも消え、虫すらも眠りに就く時間。 何かから逃げるように一人の男が走り続けている)
(不規則に呼吸を乱し、足取りをよろめかせ、それでも足を止めれば地獄へと引き擦り込まれると思っているかのように) --
- (それは真夜中、なんとなく酒のつまみがほしくなってぶらりと外出したものの、こんな時間に開いている店などあるわけもなく)
(気を紛らわせようとぶらぶら歩き回っているときのことだった。道の向こうから、恐怖の表情を浮かべ何かから逃げている男が目に付いた) む…? なんかあったのか……?(怪訝に思いつつも、ぶつからないように道の脇へ) -- ミニス
- (その男はミニスの姿を見て、絶望の中で一筋の希望を見つけたかの様な表情を浮かべ)
た、助け……(叫びを上げようとした瞬間、グチャリ、と崩れ落ち、泡立つ粘液になってしまう) --
- ――!? おいおい……(あまりに不意の出来事に一瞬呆気にとられるが、すぐに頭を振り気を取り直す。魔術師相手の長い刑事生活、このくらいのことは何度もあった)
チッ……せめて身元の痕跡ぐらいは残ってくれると助かったんだがなぁ……(男だったものの元へしゃがみこみ、粘液を見ながら) エリス! たぶん出番だ!(霊体化している相棒の名を呼ぶ。逃げていたということは、おそらくその原因がこの道の先にいるのだろう) -- ミニス
- (ミニスの召喚に、ゆっくりと姿を現す少女。まるでそれは霧のように)…… とうとう 敵 か。 -- エリス
- (男が走ってきた方向からズ……ン、ズ……ンと、遠雷の様な足音が響いてくる)
(目の良い人間ならば、ゆっくりと歩を進める漆黒の巨人の姿を認める事が出来るだろう) -- 災厄
- 聖杯との関係はわからんが。……少なくとも、許しておける相手ではないな
(手早く鑑識班と浄化班を要請…しているところに足音を感じて顔を上げ)…機動隊も追加だ。よろしく頼む(無線を切った) これでよし……で、あいつか。エリス、いけそうか? -- ミニス
- ん …… (いけそうかと聞かれ、巨躯を眺める。自分の本来と考え、較べれば、その筋肉には矢張り差があることが分かり)
…… うーん ちょっち 辛い かも。 でも……(少しざわめき出す「街」。徐々に濃霧が漂い始め……) やれる ない 事 ない。 -- エリス
- (やがて、姿を現す「それ」……漆黒の肌に真紅のラインが脈動する災厄の巨人)
(「それ」が一歩足を進める毎に世界が汚染され、悲鳴を上げながら歪んでゆく) (星も月も光を弱め、大地が泡立ち、建造物は生物の様にうねり、風に腐臭が混ざる) -- 災厄
- …わかった。じゃあ、準備しといてくれ(男の前に身を晒し)
おい、そこの! こんな夜中に裸で何やってる! ちょっと質問させてもらおうか!(とりあえず職質から入る) -- ミニス
- (こいつ 私 似ている な …… 面倒 だ)
(色めき始める周囲を、上書きするかのように……血と錆が、街を覆い尽くしていく。電波を発する機器を持っていれば、ノイズが掛かり始めるだろう) -- エリス
- …………
(巨人は足を止め、しかしミニスの呼びかけには応えず、狂気に満ちた瞳でエリスを見据える) (世界が、血と錆に覆われるのに応じるように巨人の肉体に漆黒の甲冑が、その右手に巨大なハンマーが現れる) -- 災厄
- オイ……無視か? それとも口が利けないか?(躊躇い無く拳銃を抜き、突きつける)
…(しばらく睨んでいたが、甲冑と武器を装着したのを見て)……チッ! もういい……エリス。断罪してやれ (大人しく後ろに引き下がり、無線からバッテリーを抜く) -- ミニス
- 言う なくとも こいつ 罪深い から する。(濃霧がエリスを覆って……罪悪感が、顕現する)
(手には巨大な鉈を持ち、華奢だった身体は生々しい筋肉で埋め尽くされる。流麗な金髪もなくなり、あるのは―処刑者の姿であった) …… ぉ、ぉお……ォォォォォォオオオオ……!!(ディザスターに内在する「狂気」を内に反映。頭の中には相手を真っ二つにすることしかない) (街はすっかり錆びれて、赤い。―裏世界である) -- エクスキューショナー
- ……………………
(巨人の中の「何か」が巨人を縛り付ける。 狂気に堕ちた精神は「それ」を理解できない) (それは断罪者を前にした者の心の在り様、罪の意識……生前の巨人の最後の意識、自らを殺した心) (だが、巨人はそれを理解しない……縛られ、弱ろうとも動きを止めない。 赤に染まった世界を更に汚し、巨大なハンマーをゆっくりと振り上げる) -- 災厄
- (狂気に塗られたエクスキューショナーに、回避の文字はない。寧ろ突っ込んで、巨大な鉈を横薙ぎに振り翳す!)
(ディザスターのハンマーのランク次第では、非常に危険だ。) -- エクスキューショナー
- (鏡写しの狂気に満ちた交錯)
(互いに回避を考えず、お互いの武器を相手にぶつける事だけを目的とする動き) (ハンマーを振り上げ、振り下ろす。災厄の巨人にとっては戦いの度に行う動作……歩く事と同じくらいに体に染み付いた動作) (一つだけ……大きな違いがあるとすれば、それは巨人の内から縛り付けるモノが存在する事) (それ故に、巨人のハンマーの速度は衝撃波を生み出さない、音の壁を越えた爆音が後から付いてくる事も……無い) -- 災厄
- (狂気に満ちた二人。回避しないのならば、何が二人を護るのか。―異常なまでの硬さである)
(振り落とされた鉄は、赤黒い鉄の塊によってその衝撃を総て吸収される。そこに生じたのは、鉄と鉄が強く重なり合った時の鈍い音のみ) (しかし、ダメージはなくとも仰け反りはする。鉈を振るうスピードが、若干緩くなる。例え当たりはしても致命打には及ばない……そんな、無意味な応酬の、緒撃) -- エクスキューショナー
- (巨人はハンマーを振り下ろしたままの姿で、脇腹に大鉈の一撃を受ける)
(結界が耳障りな金属音と共にそれを防ぎ……互いに無傷) (だが、狂気に満ちた巨人はそれを気にする事も無く、再びゆっくりとハンマーを振り上げる) (漆黒の巨躯が動く度に、汚染の規模と深度を増しながら……) -- 災厄
- (後ろで腕を組み、戦いを眺め)……うーむ。こりゃ純粋な能力勝負だなぁ……
(力では自分のサーヴァントが勝っているようだが、速度では相手が勝っている。どちらが有利かはなんとも言いがたい) (どうもマスターがいないようだし、いざとなれば令呪でブーストしてやれば…などと思いつつ、とりあえずは動向を見守る) -- ミニス
- (瘴気が街に広がっていく感覚。自分のテリトリーが、他の汚れに穢される事に、狂気と共に沸きあがる感情。怒りである)
ォォォォ……オオオオオオオオオオ……!!!(片手で持っていた大鉈を、両手に持ち替え、更に近接!大柄な鉈は唸りを上げて、ディザスターに襲い掛かる!) -- エクスキューショナー
- (唸りを上げる大鉈は先程と同じく巨人の脇腹へと吸い込まれる)
(だが前の一撃とは違い、その刃は結界を貫き鎧を砕いて巨人の肉体へと深々と食い込む) (黒く濁った血が大量に噴出し、しかしそれを意にも介さず巨人はハンマーを振り下ろす) (処刑者が怒りを力に変えるならば、災厄は汚された世界から力を得る鉄槌が振り下ろされる速度は先の一撃よりも迅く……音速超過の轟音を従え、落ちる!) -- 災厄
- (確実に鉈の刃はその巨躯を切り裂いた。しかし、こちらも……如何に強固なる三角頭でも、強化された宝具には対処できない)
(禍々しさすら覚える槌の一撃は、三角頭を貫いて精神体であるエクスキューショナーに圧力を掛け、甚大なダメージを与える!) グ、ギィ……ッ!!(地に伏してしまいそうな所を、地面に鉈を突き刺して、何とか身体を持たせる。とはいうが、先ほどの一撃の余韻はまだ残り、直ぐには身動きは取れない) -- エクスキューショナー
- (巨人もまた、筋肉を大きく切り裂かれ、大量に血を流し、直ぐには巨大なハンマーを再び持ち上げる事が出来ない)
(互いに動きを止めて狂気に満ちた瞳で睨み合う) (見る……それは最も原始的な本能に刻まれた攻撃) (動く事が出来ずともそれでも攻撃を……戦闘を止めぬ意思表示) -- 災厄
- さっきより強くなってる……!? まずいな(手元のコルト・ディテクティブスペシャルから弾を抜き、弾丸を握りこむ)
(さきほどの溶けた男や周囲の瘴気の傾向から即興で浄化の魔力をエンチャント、魔弾に変えて再度装填) この程度で効いてくれればいいがな……!(エクスキューショナーの体が下がって射線が開いた。自分のサーヴァントと睨み合うディザスターの顔に向け、発砲) -- ミニス
- (表情は三角頭に隠され窺い知れないが、エクスキューショナーもまた、見ている。魂を揺さぶる一撃は思いのほか深刻なようで、如何に本来不死身である彼であっても、見るしか攻撃手段がない)
(そして、どういうわけか鉈が消える。しかし、それは戦闘を止めた訳でない……動きやすい武器に取り替えたのだ。そう、軽く、長い槍に……) -- エクスキューショナー
- (銃弾は正確に災厄の巨人の顔面に当たり……あっさりと弾き飛ばされる)
(しかし、その周囲の瘴気が薄まり、巨人へと流れ込む力が目に見えて弱まる) (巨人は巨大な……巨大すぎるハンマーを持ち上げる事を諦め、その柄から手を離し……拳を固める) -- 災厄
- (ついに武器から手を離した災厄を見て、絶好のチャンスということを身体で察知する)
(生成した宝具―罪穿つ槍、カズィクルを、渾身の力を込めて、罪悪の塊のような巨体を貫かんとす!) -- エクスキューショナー
- (処刑人が槍を突き出すのと同時、災厄が拳を突き出す)
(互いの肉体を破壊せんと振るわれる二筋の流星は奇しくも同じ軌道を描き……衝突する) (槍の穂先と巨人の拳は一瞬拮抗し……断罪の槍が咎人の拳を深々と貫く) -- 災厄
- (拳を貫いた槍は血の飛沫を吸い取る。その罪を吸い取るかのように。断罪だ)
(貫いた後もより深く、深くと力を込めようとして) -- エクスキューショナー
- (槍が刺さる速度が……速い)
(ずぶずぶと、まるで吸い込まれるように槍が刺さってゆく) (その理由は……災厄が、その拳を槍の根元、処刑者の元へと近づけている) (既にその肘からは槍の穂先が姿を見せ……あと少しで処刑者を掴む所で腕が、止まる) (漆黒の巨人は何かに呼ばれたように遠くに目をやり、槍に貫通された腕を自ら千切り捨て、処刑人へと背を向ける) -- 災厄
- !(より深い罪を吸わんと、カズィクルがその食指を伸ばす。濃密な罪を吸うことでカズィクルの階級も上がるのだ。しかし。)
(よもや自分の腕を切り離さすとは思わず、一瞬追うのが遅れる) グゥ……ガァァァアァァァッッ!!(逃げるのか!と言わんばかりの咆哮。災厄の背にむなしく響き) -- エクスキューショナー
- (しかし、災厄は振り返らない)
(自らの瘴気によって変質した闇と混沌の世界へとゆっくりと歩み去り、姿を消す) -- 災厄
- (消えた災厄を忌々しい目で見ていたが……やがて「正装」を解き、その場で倒れた) -- エリス
- むう……仕留められなかったか。まあしゃーないな…(とりあえずエリスを背負って汚染区域から離れ)
しかしこれは…どれだけ被害が出てるやら。封鎖するしかないな…… 各員、騎士団や断罪剣とも連携し、これ以上の被害拡大防止を最優先に務めるように!(後処理を遅れてやってきた各班に任せ、千切れた腕は鑑識に回したとか) -- ミニス
- --
- 聖杯戦争参加者の女性のもとにえっちな下着が届いた --
- (下着は履かないのでバブルヘッドナースにプレゼントした) -- エリス
- ◇ --
- (実は気付いてこっそり飾ってるんだけど御礼の言い場がなかったので困ってた!ありがとー!!)
ひゃあ かっこいい! こんな 姿 処刑 してた だね 私……。 -- エクスキューショナー
- (ステルスすぎて気づかなかったわ…)
- どこ 飾ろう 迷って … -- エリス
|