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A 懲りずに作った僕のかんがえた悪の組織その二



『見世物小屋』とは Edit

正式な名称はグレートハーロット傭兵団、シンボルマークは七頭十角の多頭竜の様な獣
構成員の全てが亜人、或いは人間ではあるが通常ありえない異形の姿をしていることから
その見た目を揶揄して『見世物小屋』と呼ばれている。

構成員に亜人が多いためか極めて好戦的な集団であり
戦場においては種族によっては例え味方であろうと襲いかかる事すらあるほど
また金次第では汚れ仕事も引き受ける事から
団員が犯罪者達に傭兵として雇われていることも少なくない
同じく犯罪行為への加担を資金源とする
犯罪者ギルド『グリード』とは商売敵であり、日々互いに鎬を削り合っている

組織内の構造 Edit

組織のトップを『団長』とし、その下に『七頭』と呼ばれる七人の大幹部がいる。
更にその下に『十角将』と呼ばれる者達がおり
それより下は以後率いる部下の規模により『千人長』、『百人長』、『十人長』の順に格付けされている。

それぞれの地位は現在の立場の者が死ぬ度にその一つ下の位の者達から補充される。
この時重要なのは「その地位の者が死ぬ、或いは団を去ること」であり、その手段や方法の是非については一切問われない(最悪適当に理由をつけて自分で殺してもよい)
そのような規律のため、団の中は仲間の中にあっても常にいつ自分が取って代わられるかという
恐怖と緊張に包まれており、十角将ともなれば権謀渦巻く地獄めいた争いが水面下で繰り広げられている。

…とはいえ、大半の亜人は謀とは無縁の力で押し通す無法者ばかりであり、大抵の場合は戦場のどさくさにまぎれて殺し合ったり
無防備な所を襲い暗殺する事でその地位を得ている。

なお、十角将以上になると称号という形で自分の名前とは別に通り名の様な名前を名乗ることを許される。
本名を知られると面倒な場合があるからという事だが、単に商売敵のグリードに対抗しただけではと、一部の者達は思っている

構成員 Edit

団長 Edit

七頭 Edit

『阿修羅(アスラ)』 Edit


本来の名は『胡久美 逆剥』
北の戦乱を生き延びた傭兵であり
六本の腕を自在に操る剣鬼
その腕から繰り出される剣は攻めにおいては無双の連撃となり
守りにおいては崩すことの叶わぬ刃の砦と化し
その異形の腕を活かした、攻防において隙のない完成された剣の技を用いて
敵を仕留める。

かつては欲望のままに生きていたが、北の戦乱を機に
そうした面は也を潜め、今は物静かな武人然とした性格へと変化している。
部下や同じ七頭、団長からも信頼されているがその分他者のフォローに回される事も多く
特に『巨人』のしでかした尻拭いは十中八九彼にお鉢が回ってくる。

『巨人(ギガース)』 Edit

本来の名はベイル・バンリュー
あらゆる者を受け入れる黄金の伝承の語られる街においてすら
語る事を憚られた、凶暴な大男

3メートルを超える体と、怪物を素手で屠る身体能力は
もはやそれだけで歩く兵器と呼ぶにふさわしく
例え武装した騎士の大隊が攻めてこようと平然と単騎で蹴散らすその様は
正しく神話に出てくる人食いの巨人、ギガースその者の様である。
また、恐ろしい事にそれだけの力を持ってなお、この巨人の体は成長を続けており
特に彼にとって強敵となる相手と戦った時の成長速度は自己進化と呼ぶに値する。

再生能力も常軌を逸しており、首を切られても切断面に首を乗せ
少しすれば再度活動が可能になり、腕や足が千切れてもやはり
栄養の補給さえすれば、即座に再生を始める。

その姿と所業、性質から誤解されがちだが、普段はいたって穏やかであり
戦闘時以外では一般兵の雑事を手伝う姿等が目撃されている。

十角将 Edit

『海魔』 Edit

本名不明、七頭『阿修羅』の弟子の一人であり
スキュラ族の女剣士。

彼女の一族は人型の足に六本の触手を持つ、人に近いタイプであり
触手と両の腕に剣を持った、我流の多刀流剣法を得意とする。

かつては武者修行の旅を続けていたがある時用心棒をしていた時に
当時既に『七頭』となっていた『阿修羅』と遭遇、手も足も出ず敗北する。
その後その実力に感銘を受け(強引に)弟子入りし、剣術を学び
今では師匠である彼に次ぐ地位を手に入れるまでに至る。

元は種族の中でもかなり地位の高い家系であるのか、いわゆる良家のお嬢様然とした
言動が目立ち、野蛮な亜人の集団の中という事もあり殊更浮いた存在として見える。
普段は(西欧にありがちなやや勘違いした)武士道を重んじ、誰にでも優しく接するが
やや頭が固く、自分の価値観や基準から外れた文化や行いに対しては厳しい態度を取る。

千人長 Edit

『ノーティル』 Edit

本名 ノーティル・フォックステイル
アイゼンロニー獣王国において御三家と呼ばれる
フォックステイル出身の女剣士。
生まれつき強さの証である尻尾が一尾も生えておらず、その後成長しても一向に生えないため
落ち零れの烙印を押され、奴隷の様な扱いを受け育ってきた
事実尻尾のない彼女は同年代の者達と見比べても圧倒的に実力で劣り
遂には一族の恥とされ国外に追放される。

その後は血の滲むような努力と研鑽を経て、二尾の尻尾と卓越した
剣と槍の技術を獲得した彼女は、自身の成長のためより苛烈な戦場に身を置くべく
『見世物小屋』に入団、現在に至る。

日常会話や意思の疎通ができる事から「妃崎」以外の家系である事は確かだが
本人が言わないためどの家系の出身なのかは不明。

やや短気であり彼女をよく「万年生理」だの「赤いきつね」だのと陰口をたたく者もいるが
その殆どが直後の戦場や外出した際に不審な死を遂げている。

百人長 Edit

十人長 Edit

一般兵、その他 Edit

『鷹の目』 Edit

本来の名はラッシュ・ブレッド
元千人長の有翼人であり、8つの弾丸を使い分け対象を相手の知覚外から撃つ空の狙撃手
また、中距離においても二丁拳銃と翼を用いた三次元戦闘を得意とした

その実力は十角将にもなれるのではと言われていたが、相手の実力を見下す悪癖と
銃ではなくより殺害の実感を得られる素手による絞殺を存分に味わうため
傭兵団を脱退し、以後は小国で連続殺人犯として活動を始める。

その後グリードに入団し『ホーク・グリード』として空中学園都市で暗躍するも最終的に灰の剣士マーキスに敗れ命を落とした。


Last-modified: 2014-03-10 Mon 02:12:40 JST (3693d)