ちょこちょこうろうろ †
空野此方は月になりたい †
元々兄の会社でマスコット兼広報担当として細々と芸能活動をしていた此方だったが、
このたびの危機に伴い自身の内に朧気にあった願いを自覚することになる。
かつての大地で人々を冷たく、優しく、白く照らしていた天体、そんな存在になりたい、と。
株式会社『Auxilium』 †
此方の兄である空野彼方が経営する中堅株式会社。主に運送、人材派遣を業とする。
民間企業の一つとして船団の各艦のモノ、人の行き来を支援し、艦内での流通についてもシェアを持つ。
業績は高い成長率を誇っており、近年は上場も視野に入っている成長株である。
此方はAuxiliumの広報部に所属しており、そこが事務所代わり。普段は自社の宣伝を行っていた。
アイドル活動のような事も行っていたものの一般的なアイドルとしては弱小であり知る人ぞ知るという存在。
- 不死王ちゃんが冥界に帰還する際、ワイトちゃんを置いてくとのことだったのでリクルートを試みたら快諾(不死王ちゃんが)されたので
即Auxiliumに入社となった。基本的には総務部で期待の超新星として辣腕を振るっているが、広報部にも所属し此方の活動の手伝いもしているとか。
たまに彼方と此方がグルになって上記に加えワイトもアイドルとして売り出そうか画策しているが、すんでの所でワイトが食い止めているようだ。
\ワイト三重兼任とかひどいと思います/
ESP『ピグマリオン・アルドル/恋する人形は熱を持つ』 †
サイコキネシスの一種。此方は自身の所有物である人形を操る事ができる。
その精度や強さは此方との関連性によって変化し、端的に言えば思い入れが強い人形ほど上手く操ることができる。
自身で作ったぬいぐるみ人形は言葉さえ発し、会社紹介映像の「よく分かるAuxilium」シリーズでの
ぬいぐるみとの一人寸劇はそれなりの人気コンテンツとして視聴数を稼いでいる。
種種雑多 †
・腰まで届くストレートの黒髪。同世代と比べれば幾分低い背、細い手足。そして透き通るような白い肌、深い夜のような青い瞳。
・普段の基本的なスタイルは本人の希望もあり白いブラウスに紺のベスト。派手な装いはあまり好まないが、
活動次第では鮮やかな衣装も纏うこともある。露出は余りしない。(話が来ると謎の上からの圧力でいつのまにか潰れている)
・スリーサイズはスッ、キュッ、スッ。スタイルそのものは良いのだが肉がない。そりゃもうない。
・声質は落ち着いた涼やかな声が特徴。深いブレスを使ったウィスパーボイスによる子守唄映像は此方のチャンネルでも上位の再生数。
・手芸が趣味。特にぬいぐるみなどを作ることが好きであり、私室は多種多様のぬいぐるみで占められているとか。
・普段も能力の練習も兼ねてぬいぐるみを連れていることがある。最近のお気に入りはうさぎのぬいぐるみ「ピーター」
・学生でもあり、芸能活動に時間を取られつつも成績は優秀。しかし運動については南無気味。
・甘いものが好き。どちらかと言えば和菓子派。いちご大福が好き。
・元々兄に頼まれてやっていた芸能活動であり、モチベーションがそこまで高かった訳ではないが
現状の事態に意識の変化があったようだ。
楽曲色々 †
- 『陽差さず狐月隠れようとも』
よるのかぜとのコラボ曲。此方としてはちょっと珍しい重低音の効いたロック調の勢いあるノリのいい曲。
- 『恋のローレンツ力』
天智ひかりとのコラボ曲。甘々な曲調の、ファンシーなロリポップな曲。小さな二人が可愛らしく歌う様は大きいお友だちにも受けた。
- 『春の影、夜の歌、空の光』
イシュタールとのコラボ曲。ふわふわとした浮かぶような浮遊感がありつつも、透明感も備えるポップ曲。ピアノの優しい旋律が印象的。
- 『Dive to Milky Way』
プロジェクトに際し会社Auxiliumにて制作された。軽快でポップな曲調、駆け抜けていくような爽快感のある曲。
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| | <歌詞>
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さあ 星降る夜 薄暗い街を抜け出そう
ちっぽけな僕 この広い世界でただひとり ここにいる
はるかな時 紡ぎ続けられる輝きの物語は ほら こんなにいっぱい
集めよう未来へと続くストーリー 煌めく星屑の欠片を集めて
天上のMilky Way 星の海へと泳ぎだすんだ
どれほどの笑顔が どれほどの泣き顔が 瞬き生まれ消えていったのだろう
小さな街灯の片隅で 僕は言葉を失い頭を振る
抱きしめた思いは この腕の中抱えきれないくらい たくさん
ひとつもこぼさない 真実はきっとその先に 星の座となって
満天のMilky Way 星の海へと飛び込んでいく
そうさ Dive to Milky Way ままたきの海へ
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- 『Lagrangian Dream』
フェスに際しステージでの演出も含めて制作された曲。ゆったりとした曲調で、優しく穏やかなメロディが特徴。
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| | <歌詞>
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近いようで とおい空の果て でも背を伸ばしても届かない
そばに居た あの頃の間とは 比べ物にならなくて
飛んでいきたい この背中に翼を生やして 急上昇し
今なら行けるような そんな気がするよ
貴方と私、二人の夢の距離 三つが釣り合って 均衡する
Lagrangian Dream だから私 もうちょっと頑張れる
みんなを守りたい そう言っていたよね 照れくさそうにしてさ
綺麗な軌道を描く あなたの夢 私もその軌道に乗りたいな
言い出せなかった 小さな私の輝き ちょっとずるくて
ううん あなただけでいいなんて 恥ずかしいよね
合わせた夢と、大きなあなたと小さな私 不思議な引力が 均衡する
Lagrangian Dream 頑張りすぎなくても いいんだよ
安定しちゃった 居心地のいい距離 でもいいのかな
私達の 正三角形解は はっきりしない
Lagrangian Dream 近づきたい
Lagrangian Dream そのままでいい
Lagrangian Dream でもいつか そのポイントで 会いたい
Lagrangian Dream Ah Ah ……
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- 『The Moon Is a Harsh Mistress』
授賞式及びお疲れ様ステージにおいて歌われた歌。少女の心よりの歌。
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| | <歌詞>
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LaLaLa LanLaLuLaLa LaLa LuLu LaLa ……
凍えるような寒い夜 黒い帳は辺りいっぱいに厚く
君の行き先をさえぎり 失わせようとする
向かい風は切り裂くように 冷たい風が吹き付け
足は重いだろう 震える指は痛みさえ
でも見上げて欲しい 俯いた顎を上げ 虚ろの空を 無慈悲の夜を
私が見てるよ 君をいつだって 空の向こうから
微笑みは絶え間なく 淡くとも照らし続け ずっと
立ち止まったその場所は 暖かさなんて無いかもしれない
ため息の白い塊だって あっというまにかき消され
闇は深く君を覆い 一瞬とて離そうとしない
心さえ凍てつかせる 寂寥に落ちたとしても
さあ見上げて欲しい 閉じかけた瞳開け 深淵の空を 無慈悲の夜を
私がそこに居るよ 君が見るその先の 空の向こうから
ひとりじゃない 仄かな光を抱いて ずっと
あたたかな輝きはきっとある 君の中にも 絶対に
小さな煌めきをたくさん集め この身に受けて 私も輝く
君が望むなら 私は王にもなろう
無慈悲なる夜を照らす 大きく白い女王に
君を見つめている
君に触れている
君と感じている
此方の私を…彼方の君へ……
LaLaLa LanLaLuLaLa LaLa LuLu LaLa ……
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夢の狭間の囁き †
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