アリっさんのブッチャケスペース(宇宙) †
![]() 行こうか、新世界。 スパさんの1日 男の世界 あぁぁぁんまりだぁぁぁぁぁ アリス・リデル リデルの宿命 ほめられた 前を見て 殺人鬼 幽霊 やけた 鬼トレ 教授 にこー ぶすー うごく ケツ ダーッシュ! にぱー 斜陽 武将アイコン 三行で言うと †
ジャンピン! †
それぞれの『鉄血の意志』 †
『鉄血の意志』とは、自身も抗えない、まるで終生の呪いの様に確固たる意志。 何も見えない悪夢の中であっても、その意志だけは消えることは無い。 彼らが彼らである限り。 「たとえ世界中が許したとしても、私はお前を許さない!」 ![]() 『正義』 それは彼女に刻まれた自身も逆らうことの出来ない鉄血の意志。 世界中がその意志を悪と呼んだとしても、彼女にとっては絶対の正義。 この正義に背くものは、すべて例外なく叩き潰す。 たとえそれが自分自身であったとしても、躊躇い無くその身を焼き尽くす。 そうしない自分は自分ではないのだから。 「あかんねん、もっと強くならへんと……私は何時まで経っても追っつけんのや!」 ![]() 『憧憬』 姉である人の背中を牢獄の中で見続けていた。 やがて、牢獄から放たれて、やっと会えると思ったときにはもう帰らぬ人となっていた。 だから勝手に継いだ。その肩書きを、その役目を、憧れた姉のようになろうとして。 でも、彼女にはその才能は無かった。無い才能はいつまでも開花しない。 追いつくことは永遠に出来ない――それでも、彼女はその背中を追い続ける。 「クケキッ……ケッ……ここが……ここが……私の場所ォォォおぉぉぉおお!!」 ![]() 『場所』 怨霊。恨む為に生まれ、呪う為に徘徊し、殺す為に嘆き続ける、悲しい存在。 あてどなくそれを繰り返してきた怨霊が辿り着いたのは、欲望渦巻く娼婦の館。 愛憎恨みて女欲深し、怨霊にとってその場所は心地よく、吸い寄せられるようになだれ込む。 そして知る。その場所には今まで決して無かった「受容」があることに。欲深な自分が許される場所だったことが彼女に喜びを与えた。 すべての恨みを、すべての呪いを、すべての殺しを、この場所に捧げても良いと思えた。 たとえその場所に人が誰もやってこなくなろうとも、彼女はそこにいつまでもいる。 彼女の居場所はここしかないのだと信じて疑わないから。 「貴方が他の全てを忘れたって構わない……私のことさえ忘れなければ……」 ![]() 『証明』 人知れず自分は生まれた。人知れず育ての親は死んだ。誰も自分の事を知らない。 そんなのは嫌だった。 私は生まれてきたと悲鳴を上げたかった。父の死を悼んで欲しかった。愛して欲しかった。 自己の存在を証明するために、彼女は奔走した。町中に自分の声を響かせようとし、愛する人の身体に自分の全てを刻み込んだ。 それが誰かから何かを奪い取ることであっても。それが卑怯な手段であったとしても。魂まで自分のことを刻み込ませようと欲する。 自分が生まれ、生きた意味を証明するために、彼女はどこまでも欲深くなる。 「良く出来たジョークだ。何がって?人間って生き物そのものがだよ、ホヒャッハハハハハハハッ!!」 ![]() 『嘲笑』 ただ、人を殺すことが楽しいだけだった。それを目の敵にする人間たちをなんとも愚かなものだと嘲笑い続けた。 同じ事をくりかえす赤子にそれがどうして楽しいのと問うようなものだというのに。それを見て怒る人間を見るのも、とても楽しかった。 毎日、ただ遊んでいたかっただけだ。ただ笑って面白おかしく過ごしたかっただけ。 そのための遊びがたまたま殺戮と狂言だっただけなのに、人は彼を邪悪と呼ぶ。 嘲笑わずにはいられない。ただ魂が楽しいと感じる事を素直にやっているだけだというのに。 「誰かがそう思うのなら……仕方ないわ。諦めて従うしか……私にはできないもの……」 ![]() 『諦観』 愛する兄は殺人鬼へと変貌した。愛した人は亡者だった。 だからといってそれに抗うつもりは無い。 たとえ人から言われも無い事で恨まれ、石を投げられても、奇異の目で見られ、陵辱されようとも。 全て受け入れてしまえば楽な話。 諦めとは受容の境地。運命に翻弄され続けても、運命を恨みはしない。そうなるべくしてなったことなのだから。 「もう二度と、喪わない。護るって決めたんだ!」 ![]() 『犠牲』 あまりにも彼は喪いすぎた。 尊敬する戦士も、無二の朋友も、好きだった女性も。 だからこそ喪う事を何よりも恐れ、力を追い続けた。 自分を犠牲にしてもかまわない。護りたいものを護るためならば。 護りたい人が嘆き悲しんだとしても、彼は空を駆け抜ける。 「アタシにかまうんじゃねーよ、蹴りかますぞ、コラ」 ![]() 『偽悪』 期待されても、応える自信なんてない。 優しくされても、優しくしてやる自信なんてない。 ただ普通に生きてたら、いつか返し返されてといった出来事があって、それに見合う行動が出来る自信もなければ、する労力も煩わしい。 だから嫌われ者になった。簡単だ、暴力的になって、睨みつけて、寄るなって言えば誰も期待しない、優しくもしない。 そうして彼女は悪人の面を被る。困っている人を放っておけない、間違ったことが大嫌いな自分を押し殺して。 時に、その偽悪の仮面の裏側の、ちっぽけな少女の姿を見られたとしても。 「僕達は人間だ。人間は魔物を殺す。意思在る限り、永久に。」 ![]() 『人間』 彼にとって人間に生まれたことは幸いだった。だからこそ人間としての営みを享受し、人間として愛する人々を得た。 だからこそ――人間を脅かす魔物を許せなかった。人間としての幸せを壊した魔物を許すことが出来なかった。 だが彼自身もまたちっぽけな人間に過ぎない。魔物を根絶する力など無い。 だから過去の人間の意志を掘り起こし、今の人間に目をつけ、未来の人間を作り出す。 そのために不死の体を必要としたが、それも「魔」に頼ることをせず、人間としての技術のみで生き続ける。 全ては人間の幸福のために。全ては人間の意志のために。この世の全ては、人間のものだと信じて、狂気にも似た人間の意志に彼は突き動かされ続ける。 この世から人間を脅かすものが消え去るその日まで。 「やっぴー☆ロリーナは今日も元気リンリンりんこだよんっ♪」 ![]() 『虚光』 幼い頃からずっとどこかがずれていた。 他者との意志の共有が出来ず暗くなっていく、家族に心配をかける、情けない自分が許せなかった。 正義のヒーローはもっと明るく、可愛く、天真爛漫であるべきなのだ。 そう信じた彼女はそのような姿へと生まれ変わり、周りからの奇異な視線も気にせず突っ走っていた。 本当は不安で仕方ないのに。本当は自分をさらけ出してもっと周りに合わせたいとも願っているのに。 自分の理想像への憧れが偽りの光り輝く自分を演じさせ続けた。 「自分はどうすればいいのだ?何が正しき行いで、何が悪しき行いなのか?」 ![]() 『葛藤』 彼はその巨躯に似合わぬほどに心が揺れ動く。 何が正しいのか、何が間違いなのかを常に自らに問い続ける。些細なことから、人生を変えうることまで、何もかも。 それはただ単に優柔不断と言う言葉で片付けられるものではない。彼は、本当の意味で正しい道を歩みたいのだ。 見えすらしない理想に向かい、答えを求め続ける。たとえそれが答えの出ない問いであったとしても。 そしてその葛藤から解き放たれた時、彼は自らの信じる正しい道へ向かってみしりと確かな歩みを始める。 そこにどんな障害があろうと、全て薙ぎ払いながら。 「知らなかった?ママはね、この世で一番強いのよ。ホーッホホホホホホ!!!」 ![]() 『最強』 かつて国1つを救う使命を果たしたことがあった。 かつて愛する人を守れなかったことがあった。 彼女はいつだって大局を見る。人間として生まれ、人間として人間を守るためにはどうすればいいかといつも考える。 そしていつも同じ結論へとたどり着く。強くなればいいと。人間の可能性は無限なのだからどこまでも強くなればいいと。 余裕の笑みと高笑いの裏に、強くならなければ、最強であらねばという必死な人間の素顔を隠しながら、彼女はどこまでも強くなる。 五つの理が無限の螺旋を描いて、どこまでも空へと登っていくように。 「私達は」「二人で一人」「欲しい物も」「嫌いな物も」「泣いて」「笑って」「怒って」「笑って」「「いつまでもずっと一緒。」」 ![]() 『共有』 意志も感情も欲望も嫌悪も過去も未来も生まれた時から全て共有し続けてきた。 二つに分かれてしまっただけの一つの魂。それは逆に言えば同じ魂が二つあるということ。 だから彼女たちは普通の二倍、求める。楽しむ。怒る。悲しむ。独占する。追いかける。上位に立ちたがる。 二倍の欲望を片方が持てば、もう片方も二倍になり、その欲望はあわせて四倍になり、四倍から八倍、十六倍、三十二倍、どこまでも。 共有が生み出す、無限の独占欲とエゴイズム。そんな危うさも、何一つ怖くない。 二人はいつも一緒なのだから。 「我が名は『鋼鉄の鷲』。全てはオウル様の御為に……」 ![]() 『忠誠』 物心ついた時には一人だった。恐怖も知らず、失う物も無く、ただ息をしているだけの生き物だった。 あの日あの人に出会うまでは。自分の物差しが何一つ無い自分にとっては、その人の存在そのものが自分の存在と同一であった。 それがたとえ太陽に背を向ける生き方であっても構わない。たった一つの指針は忠節を誓ったあのお方だけ。 そして最上の喜びは、ただ、頭を撫でてもらったあの時の思い。もう一度頭を撫でてもらいたいがために、彼は赤い翼を羽ばたかせる。 彼は感情を閉ざし、仮面を被る。その行為そのものが感情の表出であることに気付かないまま。 「それダッ!ワタシが知りたいのはソレなンだァーーーーッ!!ハハハハハーッ!!」 ![]() 『好奇』 ただ「知りたい」「見てみたい」「気になる」それだけだった。その対象が凡人と違うだけだった。その気持ちに際限が無いだけだった。 それだけで、忌み嫌われ、孤独になった。好奇心を押さえつけられ、犯罪者として扱われた。 だがある人はそれを許した。好きなだけ好奇心を満たし、探求してもいいと言った。 子供の誰もが抱く好奇心。蟻の巣に水をやるような、蜻蛉の頭を千切るような好奇心。彼に無尽蔵に湧くその心を満たせる場所は、その人の下。 好奇心を満たして、褒めてもらえるなら、尚の事嬉しい。だから彼は、好奇心のままに動き続ける。 それが嬉しくて、彼は子供のように喜び、怒り、哀しみ、楽しむ。 「私はただ、普通の幸せが欲しいだけ。それだけでいいの」 ![]() 『普通』 それは彼女の不変的な価値観。 ただ心穏やかに、喜怒哀楽を求め、静かな幸せを掴みたいだけ。 大きなチャンスも、身を削るようなスリルも求めない。 彼女にとって普通で無いのならば、誰もがそれを普通と呼ぶとしても、認めない。 自分だけの価値観だけを信じて、彼女は歪なままに普通であり続ける。 「私、が、私、在る、限り……」 ![]() 『意志』 彼女はまがい物。人ならざる身体に、別人の自我と記憶、そして与えられた戦いの力。 何もかもが他人からの借り物。記憶にある人は遠い昔の人々。では自分は一体何なのか? 自問自答するたびに、たった一つだけ自分だけのものがあるのを再確認する。 それは彼女自身の意志。何もかもがまがい物だとしても、それらから生み出された意志は間違いなく彼女だけのもの。 たとえ永久に生きる運命だとしても、消えない孤独を背負い続けても、意志が潰えぬ限り。 彼女が彼女である限り、彼女は意志を生み続ける。その意志が彼女を歩ませる。 そして幾多の魂が星のように彼女の中に吸い込まれていき、また新たな意志が芽生えていく―― 年表 †
リデル家について †
レイズはなんでああなった? †
モブ子の故郷について †
名前の由来 †
マンコ †
アリスの正義論 †
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