V/アルマース
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- (暑気払いに打ち水をしたり、水を張った桶に氷を入れて足を浸したり、仕事から戻ってくるアルマースのために冷製の野菜スープを用意していたりする) -- オリーヴ
- (男は汗一つ掻かずに帰ってくる、まるで暑さを感じさせないその様子はまるで陶器めいた印象すら与える程だ)
(人の形をしていながらあまりにも人から離れた生物…だがそれでもその形をしている事にはきっと意味があるのだろう) いつも有難う(微笑んでそう告げれば冷製スープを口にする、これも人の真似事でしかないのかも知れないけれど) いや…英雄の道というのはなんとも、侮っていたが遠いものだな(そう口にした男の苦笑する表情は少しだけ人間臭かった) -- アルマース
- (彼が何事もなかったかのように戦闘や情報収集を終えて帰ってくるのをみて、ほっと胸をなでおろし、安心する)
(疲れた顔をたぶん見たことが無いけれど、消耗はしているはず。自分との暮らしで何か補給や癒しになるようなことがあれば、と。不慣れながら、色々と世話を焼き、尽くす) (こく、と頷き)……私も、だいぶ、だいぶ歩いたよ。それに、パーティの皆が助けてくれたし、本当、運が良かったの -- オリーヴ
- (オリーヴの献身的な行いはきっと無駄なモノではないのだろう、男は自身を完成された兵器だとかつて語った)
(老いず、滅びず、傷つかず、そして対応する。けれどもこうして度々失敗して帰ってくる以上完全ではないのだろう、ならばきっと心の何処かに弱さはあるのだ) (だからかその言葉を聞く男の表情は柔らかなもので)縁というのもまたそのヒトの素質だよ、支えられる事も含めて君はなるべくして英雄になったんだ…誇ると良い まあ、だが、不可能ではないのは既に確認済みではある。大丈夫歩くさ、時間は幾らでもあるからね -- アルマース
- (フラッシュをサポートしているブラウザが廃れていっている中で、まだ冒険に出ている?アルマースの労をねぎらい、食事や寝床の用意などをしておく) -- オリーヴ
- 全てが全て終わりへ向かう中それでも続ける意味はあるのか?それは人の持つ命題の一つだろう
それに対する私の答えはもう決まっているのさ、一つの区切りと呼べるその時が来るか終わるその時まで歩くとね いつもありがとうオリーヴ(僅かに微笑めば妻の用意してくれたそれらへと身と心を預けた) -- アルマース
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- (アルマースの視界に、何故か未来のヴィジョンが垣間見えたりする。設定や名前にアルマースっぽく軽い兵器・機械要素を入れた、よく喋るオリーヴ……みたいなコンセプトでした) -- スナドラ
- (その光景をとても満足げに眺めている、最近では敢えてそうした未来視を行わず出来るだけ人に寄った暮らしをしていたが…)
(こうして不意に見えたのも血の縁に依るものなのだろう、そしてその尊い縁が男の冷えた魂に燃料を注いだのだ) あの時代には愚弟の子孫なりも居るはずだが…それはまた別の話となるな、惜しい事をしたよ -- アルマース
- Holy Nightmare学園に、アルマースと私の子の、そのまた子の……きっとその先の子が居てるみたい
(寝言である) (男の横で安心しきって眠る女の口からふとこぼれた言葉。いやにはっきりした、滑稽で不可思議な台詞) (※ただし、学園自体が歴史上どのタイムラインに位置するかアバウトなため、子孫であることは間違いないにしても、どれだけ先の子孫かは不明です) -- オリーヴ
- (寝言に対して男は言葉を返すような事はしない、それは寝言に返す事が不吉に纏わるとされているからだが…)
(ただその表情は何処か、いや極めて珍しくはっきりと表情が緩んでいる) (オリーヴを起こさないようにそっとその髪を撫で付ければ片手に持っていた本を閉じ未来に想いを馳せる) 存在する事が呪いなのだと口にした私の血が繋がれるのだから未来というのは…いやはや -- アルマース
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- (ささやかなチョコレートフォンデュの用意をして帰還を待つ) -- オリーヴ
- …古くは男性から愛する者へ花を贈り婚約を申し込む日とされていたが時の流れとは愉快なものだよ
(男は薄く微笑みながらオリーヴに紅く透明な薔薇を一輪差し出す、色ガラスの工芸品だ) (オリーヴが木の半精であり植物を切り取った物よりは良いという気遣いと永くある事への気遣い) 共にどうかな?こうした物はやはり誰かと楽しむものだろうから -- アルマース
- (いわゆる日本式 聖バレンタイン・デーであった。西暦で少し遅れた感はあったものの……)
(そして繊細なガラス細工の美しさと、アルマース自身の気遣いをひし感じ、いたく感激した顔) (一緒に、と言ってくれると思い、しっかりと2人分用意しておいたのはご愛嬌) (薔薇をそっと置き、温かい空気が包む室内に、上質なチョコレートの甘い香りが漂うのであった) -- オリーヴ
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- (アンティークなデザインの霧吹きでシュッシュッ、と真水を自分に吹き付け、それからダイ●ンピュアクールめいた羽の無い送風機の前に佇んでいる)
(薄手の童殺セーター…っぽいモノを着用しており、風が隙間だらけの服の間を通り抜け、通り抜けた風が濡れた肌の気化熱を奪い、とても涼しそうである) (本人も非常に快適そうな満足顔) -- オリーヴ
- 寒暖を感じる機能というのは一見無駄にも思えるが…さて、そうして良き一時を作れるのならば価値があるものかな
(オリーヴの熱を乗せた風は男の傍で開け放たれた窓から抜け出ていく、お蔭で湿気がこもるという事は無いだろう) (どうやら様々な薬品を使う工房として構造的にも建物に掛けられた魔術的にも内部に空気が滞留しない作りのようだ) そうした感覚を持たない彼らにとっても快適ではあるようだが(外の自然に視線を移す、青々としたそれらは生命を波々と湛えていた) -- アルマース
- (娘自身、生まれた経緯は不自然なものの、その肉体は天然、自然由来のものに近い。温度変化や飢え、渇きにもけして強くはないのだ)
(違いを踏まえてなお理解を示してくれる男に振り返り、こく、こく、と2度頷いて、瑞々しい笑み) -- オリーヴ
- (女の笑みを向けられればこちらも薄く微笑む、以前と比べれば少し…人間味を感じさせるものだ)
ああ、だがそれならば避暑地へ誘う必要も無さそうだ…私の故郷はそういった土地が多くてね 真冬であれば雪は深くウェンディゴの類やあまりこの世界に歓迎されない類の存在と遭遇する事もあるが -- アルマース
- (「射法の師範」はまだ続けている。鍛錬は怠っていない。が、しかし、元来 荒事が得意という訳でもない)
(初見になるであろう手強い相手と事を構えるリスクを、好んで取ろうとはしない) (驚いた風に、首をふるふると横に軽く振る。彼の故郷へ避暑に行く案は却下された模様) (それから悪戯っぽい顔をして──こういう茶目っ気を出すのは珍しい──霧吹きでシュシュっと) (アルマースの手の甲や顔に水を吹きかけたりするのだ) -- オリーヴ
- ハハハッ安心したまえ、夏であるというだけで彼らは人の前に現れないからね
昔は氷で出来た心臓を求めて冬の山に入る事もあったが今では冬は立入禁止…利用出来るのは安全な夏場のみさ (だからよほど耐えられなくなった時は思い出すといい、と付け加えると来る霧吹きによる濡れ) (褐色の肌を僅かに煌めかせながらこちらも少し珍しく興味深げに不思議そうな表情を向けている) …悪くはないね、ただ出来れば…(もっと水が多い方がよりいい、とプールへの誘いだ) -- アルマース
- (この季節、エンカウントしないと聞いて、なぜかとても安心して胸をなでおろす)
(プールでも川でも海でも、どこへでも、とアルマースの手を握り、決意に満ちた表情で3回、頷く。とても楽しそうだ) (霧吹きを置き、すでに思考は、どの水着を着ようか? という選択に入っている様子) -- オリーヴ
- ふむ…では…(何も持っていなかった筈の指を弾くようにすればその指の間にはプールのチケットが二枚)
(最近出来た大型のアミューズメント施設だ、温泉プールや滑り台などが併設された屋内型) 自然を感じるのも良いし屋外型も良いが何事も過ぎれば毒となる、…何事もね(太陽を一瞥した後オリーブの手を握ったまま歩み出す) 屋内なので日差しを気にせず黒もいいし艶やかな花柄なども良い…私は黒のビキニだが(変な拘りを語った) -- アルマース
- (不意に現れた入場券に手品? 魔術?と小首を傾け)
(アルマースの肉体美を際立たせるには黒は賢明な選択、と、女もその拘りに同意) (手をつなぎ、歩調を合わせて、件の水遊びの場へと赴くのであった) (※ちなみに、着用した水着は白地にハイビスカスなどがデザインに取り入れられたローライズなビキニスタイル) -- オリーヴ
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- (いつものように男の布団に潜り込む。手触りの良い大人なナイトウェア着用。風呂上りなのか、仄かに石鹸の香りが) -- オリーヴ
- (元よりこの二人はヒトとしての香りがとても薄い、精霊由来か兵器由来かは兎も角生臭さというものとあまり縁が無い)
(だからこそかこうして閨に纏わる香りが漂えば余計に淫靡な雰囲気となる、それを示すかのように男は女の首筋に鼻を当てる) (いつものように表情は変わらぬまま満足気にほう、と息を吐いて)良い香りだ、君の好みかな? -- アルマース
- (香りを摂る器官を感じれば、安心と高揚の入り混じった、くぐもった声を発した。深く美しい緑の髪と、白い肌。両方からの芳香が強くなる)
(こくこく、と小さく2度頷いた。曰く、清涼な中に仄かに甘く香る、異国の石鹸であるらしい) (所属ギルドが交易にも熱心であるが故に、様々な物品が手に入る。これもそのひとつであり、もちろん、男との契りに彩りを添えようと身を清めるのに使用した、と) (ちなみに、塩から作られたボディソープを使ったときは結構肌が荒れたらしく、まだ赤みが引いていない箇所があるという) -- オリーヴ
- ふむ、東方で人気の香料だね…これを香として炊く事でよりムードを高めると聞くよ
(男からも何処か僅かに甘い香りがする、それはオリーヴの蠱惑的なそれとは違い何処か工業的な…機械油にも似た非人の香り。だが不思議と嫌悪感は無いだろう) フッ…無論炊くまでもなく効果は出ている、安心して欲しい(などと言いつつその手をナイトウェアに潜り込ませる) (その手付きは愛撫にも似た…だがもっと優しいもの、柔らかな男の指がしっとりと肌を撫でていき)塩を使った物は合う合わないが大きい…殺菌効果は強いのだが、さて赤みが残っているのはどの辺りかな? -- アルマース
- (寝室での工夫に余念がないのは、洋の東西を問わないのか。次は早速、香として試してみようと決心する半精霊)
(男の香りに包まれ、己の香りと交じり合う。瑞々しい肌をなぞる男の手に微かに震え、零れるのは悦びの吐息) ……もう少し、下 (と答えるものの何だか曖昧で、左の二の腕だか、太腿の内側だか、足の甲だか、不明瞭である) -- オリーヴ
- (女の言葉通りに男の手が身体を這っていく、時折情欲に満ちた触れ方をするそれは女の身体を隅々まで辿り)
(マッサージにも似た快楽と共にかぶれてしまっていた部位が薄皮を剥く様に消えていくのを感じるだろう) (それは男の異能でもありよく練られたマッサージそのものが癒やしの力を持つが故でもあるが…) もう少し続けるかい?東方の流儀に則りゆっくりゆっくりと…そうした一夜も良いものだからね (その誘いを受ければ普段よりも更に熱の籠もった一晩となる事だろう) -- アルマース
- (ハッ、としてアルマースと見つめ合い……。そういえば、彼が癒しのチカラを持つのに、焦らすようにしたところで、すべて当たられてしまえばお終いである。迂闊!というような顔)
(すぐに、いつものマイペースな笑顔に戻っていたが) もう大丈夫(かぶれも痛みもすっかりとれ、もう少し続けて欲しい、と懇願。時間をかけてゆっくりと肌の触れ合いを楽しみ、それから、子を成す行為をしたい、と) (口数少なく、行為に慣れてきたとはいえ、まだ恥じらいを残したままで男に頼むのであった。──とある春も過ぎた、若葉の頃の夜噺) -- オリーヴ
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- (いつの間にか添い寝。髪はツインテのまま。暖かな季節も近づいたためか、纏うのは白のベビードール。薄着であった) -- オリーヴ
- (寄り添う女に男は静かに首を向ける、上半身は裸だが以前の傷はどうやら跡すら残っていないようだ)
(癖のようにいつもの薄い笑みを浮かべて)このままで大丈夫かい、それとも襲撃の類を気にして? (どうやらオリーヴの髪型について問うているようだ、眠るのに面倒ではないかと) -- アルマース
- (暖かで繊細な指は、男の胸板にぴとりと着く)
……。 ……!! (はっとした顔で見つめ続ける娘。どうやら、うっかり解き忘れていただけらしい) (そして眠るのにこのままの髪型でも、別に支障は無い、とも呟く。同時に、すべすべした白い太腿を男に擦り付けているのは愛情表現である) -- オリーヴ
- (オリーヴのその様子に男の表情がふっと切り替わる、何処か蠱惑的で煙に巻くような笑みから愉快さを隠しきれていない温かな微笑みに)
兎も角君の身の回りで気をつけるべき事が起きていないようで何よりだ、睡眠時まで気を張らねばならないのはあまり…文明的ではないからね (とは言っても男はあまり睡眠を必要としていない、その「非文明的な」状態でも十全に動けるよう作られているからだが…) (その愛情表現に応えるように男の腕がオリーヴの肩に回され胸元により寄せられる、布団が無用なのではないかという程男の体温は高い) …一つ問う事が、私は自身を人未満だと感じている…人の上に立つには十分な性能だがしかし人の隣に立つよう作られていない …前にも言った実にネガティブな感情だが、何故君のような魅力的な女性に受け入れられたかが答えが出せないでいる -- アルマース
- (怪物や凶賊、邪教徒との熾烈な前線を離れ、最近は兎角平穏平和そのものである。拠点のある街も、大部分のエリアは治安が良い)
(討伐依頼や護衛依頼を請け、危険なエリアを進む際の、常住坐臥、緊張の続く日々は、ようやく遠くなった) (抱き寄せられれば、その温もりに安心したように目を閉じ、囁くことで答えた) (「暖かいから好き」) (きっと、体温のことを言っているのではない、能力的に頼りになることもあるのだろう、女として開発?されてしまったこともあるのかもしれない) (だがそれだけではない。人として何かが欠けているのは自分も、である。何か、しっくりと来るものがあったのだろう。シンプルな答えには色々含まれていそうではあった) (男の唇に重ねる娘の柔らかな唇。そういえば普段から化粧っ気のない娘である。キスされて口紅が付く、といったことはまずない) (だが、地味な顔立ちという訳でもなく、整った、可愛らしい顔立ち。男と深い間柄になってからはより一層、その可愛らしさ、が増した気もする) (そんな顔の嬉しそうな、それでいて眠そうな瞳で男を見つめ「アルマースはいつまで戦い続けるの?」と尋ねる) -- オリーヴ
- (女の短い言葉には何時も男にとって必要な事が込められているのだろう、思案するように目を瞑り)
(その「暖かさ」に似た物を幼い頃に感じた事を思い出す、家族によってこびり付き固まった心の機械油が僅かに溶かされたあの日々) (柔らかな感触に目を開けば眼前にある美しい女の頬を優しく…とても優しく撫でる) …分からない、けれどそれは人にとっては長く私にとっては短い期間の事だろう 私は家族の戦いを全て背負うと決めた…今を生きる者達の、未来に生まれてくる者達の分まで そうして摩耗に強い私ですら跡形も無くなるまで戦えればそれで良い…と思っていたがね (もう一度女と柔らかく唇を重ねた…ただ目を覚まさせるような強いものではなく心を解き解すような穏やかなもの) 君との子が穏やかに暮らせる程度に務めるよ、…幸い我が弟もそれなりに頑張っているようだからね (安心させるように…静かな声で女の耳に囁く、何かの力を使っているのか眠りを招く蕩ける様な囁き) -- アルマース
- (己が頬をなぞる黒い指に重ねる白い指。男の「君との子」という言葉に、彼の胤が撒かれている女の胎が疼くように熱くなった)
(「私も。終わるまで……終わってからも、傍に居る」) (半分は樹霊である女の寿命も、とても長い。長い永い愛を宣告して、眠りに落ちた) -- オリーヴ
- (眠りについた女を包むようにその腕で抱く、やはりそれは布団を不要とする程に女を温めて)
(同時に女の温もりを感じて自らの心の機械油が溶けていくのを男は実感する) (暫くして…眠る必要の無い男からも静かな寝息が漏れた、穏やかな夜が始まる) -- アルマース
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- (キッチンを借り、腕まくりしてエプロンを装着。大丈夫、裸エプロンとかそういうプレイではない。まぁ、スカートは短かったりするけれど)
(それはともかく、パインアップルを丸ごと1個持ってきて調理中。皮を剥ぎ、食べやすいサイズにカットして男に供する) (いわく、ギルドのメンバーから南国土産にもらったのだとか) -- オリーヴ
- (この男は仮に裸エプロンであってもまるで動じる事なくその光景を眺めているのだろう、気にしないのではない、眺めるのだ)
(カットされたパインをフォークに刺せば直ぐに口にする事無くまじまじと眺めて)キミのギルドも多忙なようで何よりだ ふむ…しかしパインか、縁が深いものだな(そう言って口にする)…手榴弾としても験担ぎとしてもね -- アルマース
- (生殖に関する行為について、求められれば大概の事は許してしまうだろう。そんな関係になっている)
(としても、幾度となく曝け出したとはいえ、もしそのような格好をさせられ、見つめられれば恥ずかしがるに違いなかった。そういう恥じらいはちゃんと持っている) (……男の口内に広がるほのかな酸味と、ゆたかな甘味。上等のパインであった) (手榴弾がパインアップルと呼ばれるのは、仲の良いキャスタネアから聞き及んでおり、馴染みが在った。だがゲン担ぎ、といわれればピンとこない) (男の傍に腰を下ろし、寄りかかりながら、尋ねる「ゲン担ぎって、手榴弾を持っていると何かいいことあるの?」と) -- オリーヴ
- (幸いと言うべきかそういった事を男がオリーヴに求める事は無かった、ただ恥じらいを失わないその感性は好ましく思っているが)
ああ…手榴弾がではなくパインそのものさ、験担ぎと呼ぶべきか厄除けと呼ぶべきか… 作戦がありそうな日にパインアップルを使った料理は頼まないというのが国の軍隊では定説でね、もし食べている最中にスクランブルが掛かれば必ず良くない事が起こると言われているのさ (微笑を浮かべながらカットされた物を一つオリーヴに差し出す、二人で居る間はそうそう何かがある事など無いのだから) -- アルマース
- (納得した顔を見せ、自分も彼からもらったカットパインを口に運んだ。娘が実戦経験豊富といってもそれは軍隊において、ではなく、あくまでイチ冒険者として、である)
(軍隊に関する「言い伝え」といえば、戦闘機の整備不良を引き起こす妖精に飴玉を供えて?そのイタズラを止めてもらう、とか、曜日の感覚を喚起するため金曜日はカレーを食べる、とか) (そういったことくらいだけだった。それもキャスタネアから聴いた程度である。セピアは随分規律が緩く、軍隊然とはしていないらしい) (そうして、平和なひと時を満喫する) -- オリーヴ
- (飴玉の儀式に関しては男の国でもあった事を語りつつ陸に住むものと空に住むものとで二種類居る事などを語り)
(そこから他の験担ぎなども豆知識としてオリーヴに教える、キャスタネアが此処にいれば豆知識の交換会と化していたのだろう) (ただそれらの軍人然とした知識や習慣はあくまで生まれから来る癖のようなものでしかない、その為セピアの規律は良い物と感じているしコスモバビロニアも似たようなものだ) (…男も同じく満喫していた、そしてこうした日々が後の為の「仕事」への活力となる事を感じ始めていた…) -- アルマース
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- (髪を結び直しながら尋ねる「子供たちには、どんな人生を歩んで欲しいのか」……と) -- オリーヴ
- (松葉の熱いお茶に少し蜂蜜を加えた物を二人分用意すれば片方のカップを差し出す、風味に癖があるがビタミン類の摂取や疲労回復に良い)
…彼らの望むがままに在って欲しい、血に追われる事無く我らの宿業に囚われる事無く 「人」であれるよう親として出来る事は最大限しよう…問題無いさ、私らしくない事をすればそれだけで親らしくなれる(松の香り漂うお茶を静かに啜る) -- アルマース
- (嬉しそうに微笑んで、カップを受け取り、早速唇をつける。出てくるのは安らいだ吐息)
(子は、得てして親の思い通りにはいかないもの) (とはいえ、男の”願い”は自分の願いとも重なった。強いて付け足すとすれば、優しく、強く在って欲しい、くらいか) (「アルマースは人間らしいよ。たくさん人がいるけれど、その中でも、上位に入る、人間らしさ」と傍に寄りそって、愛おしげに彼の頬にキスをする) (そして並んだまま、静かに茶を頂く) -- オリーヴ
- (人間らしい、と言われれば以前ならば苦笑を浮かべていたのだろうが…今はそうか、と微笑を一つ浮かべそのキスを受取る)
(自分達の子は否が応でも強く育つ事だろう、ただそれが足かせとならぬよう力を尽くす事は出来る) (オリーヴの願い通り優しい子に育てばきっとその力は自らを苦しめる枷にはならないだろうから) …キャンプなどで色々と教えてあげなければね(茶の合間にそんな事を男は呟いた) (家族であれば微笑ましい一時、ただ…この男の場合はナイフ一本から拠点を作る少々常識の無い物となるが) -- アルマース
- (娘の方も、元々冒険者であり、サバイバルについてはそれなりに実践経験がある。とすれば、両親から生きる術を自然と刷り込まれる子供たちは……)
(強い生存能力を持つのは必定であった!!) (……そしてカップを空にしてからも、身体を寄せるのを止めない半樹霊) -- オリーヴ
- (男は少し何かを考えている様子だったが一つ苦笑して)いや弟に聞くのは兄として耐えられないな、キミのギルドの面々に子育てのノウハウを教わるとしよう
(意外と、と言うべきか兄弟間に関しては随分と見栄を張っているのか女の前でそう溢し…) (オリーヴが傍から離れなければ静かに問う)…どうする?このまま肌を温め合うか外に出てキャンプの下見にでも出るか、また体を重ねるか (いつの間にか男の腕は女を抱き寄せていた、それは誘っているのか…それともこうして二人で温め合うだけの時間はそれだけで無為ではないと言いたいのか、ただ瞳は優しげだ) -- アルマース
- (幸い、所属ギルドには子持ちの面々も多い。”自分”を曝け出してくれる男に、娘の瞳は心底の信頼を示しつつ、頷き返した)
(しばらくこのままで、と目を閉じ、この時間を大切に、大切にする) (その後、恥ずかしそうに、それでも自分からスカートを捲りあげて白い薄布、臍、肉感的な太腿を見せ、子作りをねだったが) -- オリーヴ
- (求められればそれ以上に返すとでも言うように長い長い時間を閨で過ごした)
(オリーヴを一人の女へと、そして生きていく上での半身へと変えていく熱と粘り気に満ちた濃密な時間) (そして共に朝を迎えれば朝食を済ませ静かだが豊かな時間を内外に問わず過ごす) (女の熱は確かに凝り固まった男の機械油を溶かし心の歯車にあるべき流れを取り戻していっているようだ) (…何時か遠くない将来男がオリーヴに故国の汚点たる跡地を見せる日も来るのだろう) -- アルマース
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