戻ります


おわかれ Edit

  • ……レクシェさん、遅いです…こんなに心配するくらいだったら、無理を言ってでも怪我を気にせず付いていくべきだったのでは…
    (作りかけの護符を握り締めながら)…大丈夫ですよね。こんな物が無くても、レクシェさんなら、絶対… -- ウィル? 2008-04-13 (日) 21:19:43
    • ・・・ふふ。にひひ。
      ・・・・・・うーぃーる、さんっ(ウィルの背中抱きしめる)・・・ごきげんよぅ。
      -- レクシェ 2008-04-13 (日) 21:22:47
      • (抱きしめられ、伏せていた顔を上げながら)…!レクシェさん、お帰りなさ……あれ、少しだけ、感じ変わりました…? -- ウィル? 2008-04-13 (日) 21:29:45
      • 感じ・・・?そうでしょか?ふふ、わからないですね。んっ・・・(強く抱きしめる。ウィルから見えるレクシェの両腕は何の怪我もなく見える) -- レクシェ 2008-04-13 (日) 21:32:16
      • …心配したんですよ?…今、ちょっと見せられない顔になってます。…やだな、レクシェさんの顔見たいのに…(自分の目元を強く擦りながら)
        でも、良かった。帰りが遅いから酒場にも様子を見に行ったんです。そしたら、妙な噂話も聞きましたし…でも、あの噂が本当なら腕だって怪我してる筈ですし…嫌な嘘ですよね、あはは… -- ウィル? 2008-04-13 (日) 21:39:14
      • ごめんなさい・・・ん・・・(もう一度ぎゅっっと抱きしめて、力を緩めて、もう一度優しく抱きしめて)

        ええと・・・酒場のお話、嘘じゃないです・・・ええと・・・わたし、死んじゃい、ました・・・(両腕は間違いなく本物のレクシェであり、とても死んでいる人間のものとは見えない) -- レクシェ 2008-04-13 (日) 21:45:46
      • (抱きしめる力と反対に、続く言葉により力無く震え)…………あ、分かりました。レクシェさん、入れ違いで酒場に寄ってたんですね?
        それで、レクシェさんも噂を聞いて、俺をからかってるんでしょう?嫌ですよ、そんな冗談。…嫌、です…
        だって、レクシェさん、こうして俺を抱きしめてくれてます。側にいてくれてます。なのに…(手を握ろうとする) -- ウィル? 2008-04-13 (日) 21:54:27
      • ふふっ・・・ただの噂でしたら、質の悪い冗談でしたら、良かったのに・・・。
        (握られた手の上からもう片方の手を重ねて)・・・手、暖かいですよね。でも、本当に、わたしはもう、命がなくて・・・本当でしたらもう、身体も維持できなくて・・・でも、わたし、ウィルさんとお話がしたくて、あの人に時間もらって・・・ええと、えと・・・・・・

        ウィルさん・・・っ
        ごめんね。
        -- レクシェ 2008-04-13 (日) 22:04:11
      • (手を強く握り)…信じません。幾らレクシェさんの言葉だって、信じちゃいけない物はあるんです。この手に温もりがある限り、信じたくなんて…無いんです。。
        っ…謝らないでください!謝るような事にならないでください!だって、今こうしていられるのなら、これからだって…そうだ、その人に俺も頼めば…! -- ウィル? 2008-04-13 (日) 22:11:57
      • だめ、みたいです・・・。
        わたしも、お願いしてみたのですけど・・・もう、今のわたしが最後、みたいです、もう、命は減る事しかできなくて、今、こうしてるのも、凄い事みたいで・・・。でも、今の魔力が尽きたら、もう、おしまい・・・今が、さいご。さいごなんです・・・。(抱きしめる力が少し弱くなっていく)
        -- レクシェ 2008-04-13 (日) 22:19:41
      • (炎の消えた鎧を思い出し、首を振りながら)何で、ですか…もっと強く抱きしめて欲しい。もっと強く抱きしめたい。それなのに、最後だなんて、そんな…
        …待って、待ってくださいレクシェさん…なんで、あぁ、何で…そんな…(弱まった力を補うかのように、手を握る強さを増しながら) -- ウィル? 2008-04-13 (日) 22:30:19
      • (力が抜け、うなだれるように寄りかかり、顔をウィルの肩の上に乗せる。ふわっと金色のさらさらした髪が見える。表情は見えない。)
        ね・・・ウィルさん、それ、何、ですか・・・?(顔は見えないが握られた護符をみているように感じる)
        -- レクシェ 2008-04-13 (日) 22:36:16
      • …レクシェさんと俺で、お揃いの護符にしたくて…俺が真似して作っただけの贋物ですが、レクシェさんのためだけに作った物です。
        ほら、また1年が経つんですよ?…本当の誕生日が分からなくても、お祝いはしたいじゃないですか。それも含めての贈り物です。
        …まだ、未完成ですけど…受け取ってもらえませんか?これからまた、俺がいない時があっても…絶対、守ってくれる筈ですから… -- ウィル? 2008-04-13 (日) 22:43:41
      • おたんじょうび・・・ぷれ、ぜんと・・・?わぁ・・・うれしい、です・・・。にひ・・・。
        としは・・・とりたく、ないですけど、これは、うれし、ぃです・・・。ありが、と(護符を握り締めようとするが持つことができず、そのまま落としてしまう)
        ・・・あぇ、あ・・・れ?よく、みえな・・・えれ?
        -- レクシェ 2008-04-13 (日) 22:50:23
      • 一緒に歳を重ねていくなんて、素敵な事じゃないですか…毎年お祝いしましょう。美味しいお酒も買って、料理も作って…ね、楽しそうでしょう?
        (落ちる護符を受け止め)………レクシェさん、ほら、ここにありますから、ちゃんと持ってください。お願い、ですから…(そのまま護符を握らせようとする) -- ウィル? 2008-04-13 (日) 22:56:00
      • んっ・・・ん・・・ぅ(指も満足に動かせず、護符が握れない)・・・(立つ事ができず、膝を地につける)・・・ぅ、ぅぅぁ・・・うぃる、さん・・・みえ、なぃ・・・・まっくら・・・・・・うぃる、さ・・・・こわぃ・・・うぃ・る・・・(少しづつ声がか細くなっていき、目の焦点が合わなくなり・・・) -- レクシェ 2008-04-13 (日) 23:04:24
      • (涙を目に溜めたまま振り返り、そのまま強く抱きしめ)俺はここにいます。レクシェさんだってここにいます。一緒にいれば、怖い物なんて何も無いんです。
        だから、そんな…俺を一人にしないでください。レクシェさんを一人にさせないでください。ずっと一緒だって、約束、したじゃないですか…! -- ウィル? 2008-04-13 (日) 23:10:40
      • (抱きしめられウィルの存在を感じて、噛み締めて、安心し、顔を動かすのも大変そうに、ぎこちなくでも心からの笑顔になる)・・・・・・うぃる、さん・・・・・・いっ・・・ょ・・・・・
        ゃく・・・・そく、だめ、そぅ・・・・・です・・・・わた、し、・・・・・・・・うそ、つきっ・・・・ん、ぁっ・・・・・・(身体が少しづつ透明になっていく)
        -- レクシェ 2008-04-13 (日) 23:25:09
      • (透明になっていく身体を見ないよう目を瞑り、只ひたすら抱きしめる力を強め)…嘘吐きでもいいんです…好きな人の嘘くらい、受け止めてみせます…でも、この約束だけは…
        …レクシェさん。約束、破らせたりしません。俺がその約束を守ってみせます。…ですからこの約束を…俺を、決して忘れないでください… -- ウィル? 2008-04-13 (日) 23:37:05
      • わ、すれ・・・・・・
        ません・・・
        うぃ・・・る・・さ、・・・も・・・・・・や、く・・・・く・・も・・・・

        ・・・・・・・・・ぁ、そっ、か、もう、い・・・・・・ないと・・・・
        ばい、ばい・・・


        ウィルさん、だいすき。

        (透明になったそれはもう、見る事も抱きしめる事もできない。レクシェの右手薬指があった所に指輪が残っているだけ。)// -- レクシェ 2008-04-13 (日) 23:48:06
      • レクシェさん、俺も大好きです、だから…!(目を開き、その姿を確認しようとして)……………ぁ…そん、な……れくしぇ、さん……っ
        (指輪を手に取り、それが何なのかを理解し、一度目を瞑った後にその指輪を自らの指に嵌め)…レクシェさん。約束、守ってみせます。
        今のままの自分で、また貴女に逢いに行きます。…覚えてくれている俺と、姿が違ったら困りますからね。…あはは。
        それまで…少しの間、待っていてください。次に逢う時は、約束が守られる時です。その時は…一緒に、また幸せな日々を続けましょう。…ね? -- ウィル? 2008-04-14 (月) 00:14:35






















いつかどこか Edit


今じゃない、いつかの、どこか。
街の中に女がひとり。
小さいが飾り気があり豪華で大きく見える紫色のテントを張り
横には大きく「うらない」と書かれた立て看板。
中で構えて客を待つ。

しかし、現世と離れたこの地で明日が不安な人はなく
女はひとり呆けるばかり。




・・・。

あの子、遅いですね・・・

おひるごはん・・・おなか、すきました・・・。

もう、おやつの時間ですのに・・・

ごはん・・・おやつ・・・。
おなかすいた・・・。



人もこない、です・・・・・・



・・・・・・・・・。


暇潰しにおみくじを引いてみる。
もちろん女の商売道具。

・・・大吉。
待ち人来る。

・・・。
人どころかあの子すら帰ってこないですよ・・・。
はぁ・・・おひる・・・



・・・・・・




いつしか女は眠りこける。





・・・
入り口の布が揺れ
男がひとり、占いテントの中に入る。

……やっぱり。

衝動を抑え、深呼吸。自身の目からこぼれそうな涙を指で掬い取り
女を起こさないよう、男はそっと客席に座る。

……。
相変わらず、良く寝る人です。


優しい笑顔で、そっと女の顔を見つめ、髪をそっと撫でる。


変わってませんね・・・レクシェさん。


その言葉で女は目覚める。

ん・・・・・・わたし、また眠っちゃってました・・・。
ぁわ、お客様。えっと、申し訳ありません。眠っちゃってました。
ええとええと。いらっしゃいませ。占い館へようこそ。


寝起きの女は半分夢心地のまま男に挨拶。


……あははは。本当、変わってないですね。



えっと、それでは。

占い師の方ですかー。
…その、俺が将来健康な体になれるかを占って欲しいんですが…
体調を占いに頼るというのも変な話だと自分でも分かってるんですけどね。




ようやく、女は気付く。
目の前にいる男がお客ではなく、ウィル・プラチナムであることに。



涙が自然とこぼれる。

止まらない。

嬉しいのに。

いっぱい話したい事がある。

別れ際に言い残してしまった事がいっぱいある。

謝りたい事、感謝したい事、いっぱいある。

感情が、ごちゃごちゃ混ざる。
頭がいっぱいになる。




席を立ち、抱き合うふたり。
ふたりとも、涙が止まらない。

adv007437.jpg





・・・はい、わたし占い好きで。
ぜひぜひ、占わせてください。





























































だそく Edit

  • 遺影二枚目
    遺影レクシェ2.jpg
    遺影もう一枚描いてみたのでこっちにぺたり。

  • アイコン
    アイコン_ざいせき.jpg アイコン_ねてます.jpg
    他の方の名簿を見て作ってみたアイコン。
    描いたの忘れてたよ!せっかくだからぺたり。

  • 渡さなかったバレンタイン
    93年バレンタイン.jpg
    療養して良くなったとはいえ、スペランカー先生並の体力になったウィルさんに元気になってもらおうと考えたプレゼント。
    そういえばどうして生首で1upなんでしょうね。

  • ほんもの(あの子)
    これ
    10歳の時死んでから今回で計3回、自身の死を誤魔化し存在し続ける呪われた子。
    指輪の真実は幽霊になってから知ったが「嫌な事だらけだったけど10歳で死んじゃうよりは良かった」と思っている。
    魂の欠片である大人レクシェが、何も知らず悠々自適に暮らしている事に恨みすら感じていたが
    彼女の行動に共感し教えられ、次第に彼女をひとつの人格として認めるようにもなる。

    大人レクシェの死後、初めて邂逅し会話、そこで彼女の意思を優先する事を決め
    ウィルとの最期を迎えさせる為に、自身の人格を抑えた状態での魂融合をする。

    昇華後は分離。元のコドモレクシェと大人レクシェに戻り、ふたりで暮らし、ウィルを待っていた。

    ウィルとの再会後、レクシェはひとり、どこかへ消えようとしているらしい。

  • 消えたレクシェが残した指輪
    本物のレクシェの人生を救い絶望に落としたこれ(中央少し下)。
    指輪本来の魔力と15年間つけていたレクシェの魔力を使い、今のレクシェを構築した。
    死後は指輪に戻り、ウィル・プラチナムが装着。
    以前と同じ効力を持ち、彼自身に祝福と呪いを与える。

    ウィル死後の指輪の行方は不明。
    ある冒険者が拾ったとも、古物商が自慢気に展示していたとも、貴族のコレクションに加えられたとも言われている。


  • ザッシュ兄さま(あのひと)
    ザシュフォード・S・ヴァンシア
    レクシェの兄。次兄。
    一度死んだが、指輪に魂を持っていかれ昇華できない妹を救う為に甦る。
    生前からレクシェの呪いを解く事に協力的でレクシェに魔導を教え、自分も解呪の研究もする良い兄。

    長い青髪のポニーテール、フレームなし眼鏡、糸目でいつもにこにこしている。

Last-modified: 2008-05-02 Fri 06:10:24 JST (5836d)