名簿/90745
- (初夏の風が女の頬をなでる。髪がふわりと揺れて、日差しを穏やかに反射する)
はなから消えるつもりであったのか?なら、言っておいて欲しかったぞ。そうすれば、何か…。いや、何もできんか。 縁があるのであれば、いつかまた、どこかで出会えるかもしれん。だから、別れの言葉は言わぬ。 (その後、しばらくの間、晴れ渡る空をじっと眺めていた) -- ローラ?
- 約定通りやってきました
今宵で、終わらせます(そう言う少女の腰には、普段の冒険では既に使っていない短剣を差している) -- シーニャ?
- 宜しい、シーニャ・ラインナークの決闘を受けよう。西方辺境騎士エッジ家初代、ハウンド・ブレスト・エッジが彼我の正否を剣によって問う。
(鎧を身に付け、支給され今月払い下げられた短剣を片手に構えた) 君が勝利すれば君の思うようにすればいい、逆もまた然り。 さあ、来たまえ! -- ハウンド
- では…参りましょう。(左手にはハンドアックス。ジャギンと言う音とともに、展開される)
手加減は抜きですから…!(義腕を振りかぶり、全身のバネをたわませて、突撃。高速回転する拳を胸元へ叩き込もうとする) -- シーニャ?
- して貰っても困るな!(右手に持った短剣のハンドガードで拳を受け、勢いに逆らわずに後に転がってすぐに立ち上がった)
子供の遊戯では無いのだからね、お互いの我をぶつけ合うための機会だ!(左手を胸の前に寄せた 3本と2本に組まれた指は2個の魔法発動に必要な印のようだ) -- ハウンド
- …そうでしたね…貴方は魔法剣士、それを忘れていました(そう呟くと、左手の斧を思い切り振りかぶり)
貴方にその身体は勿体無い!(印を組む左手目掛け、投擲する) -- シーニャ?
- ちっ(唸りをあげて飛んでくる斧を回避できるほどの身体能力は無い)
いきなり喰らってしまうほどは愚かではない!(左肩であえて斧を受ける 肩アーマーがメキリと嫌な音を立てて割れ、斧が挟まった衝撃で身体を大きくよろめかせたが傷は負っていないようだ) 気付いたようだな、その顔色は。 -- ハウンド
- ええ、もう、その身体は貴方のものなんでしょう?(言いながら、腰の後ろに差した短剣を抜く)
でも、望みは捨てませんよ。絶対に、捨ててたまるものですか! だから、フルバックさん。力を貸してもらいます…! ――Entzünden――!(呪文を唱える。と、短剣は長く、大きく変化していき…) (…そして、数瞬の後には、以前とは違う白銀の刃を持つ大剣へと変化を遂げていた) -- シーニャ?
- …見込み違いをしていたな。(立ち上がると軽く肩をすくめた)
俺は鎧の中にいた、では今元々の持ち主であるフォックスはどこにいる?そして君がしでかした事は何かね? (アーマーから見えないほどの小さな光が少しづつ漏れ出している) この身体を傷つければフォックスの帰る場所はなく。この鎧を傷付ければフォックスの魂がその分だけ殺がれて行くという事だ!(言いながら短剣の刃に左手を滑らせ、魔法の刃によって切れ味を付与する) -- ハウンド
- ッこの下衆が!そんな事は100も承知なんですよ!(大剣を、腰溜めに構え、突撃する。)
その上で何とかする! どうにかする!(低い姿勢から両手で持った大剣をなぎ払う。狙うは、短剣を持つ腕) あああああああああああああああああああ!!!!!(全体重をかけて振りぬいた) -- シーニャ?
- 下衆で嬉しいね、騎士とは自己の生存と家の繁栄を一義に考える生き物だからな!どんな手でも使うさ。(迎撃する為に腰を深く落とす)
生き残るためならば、例えばこんな事もやる!(と見せかけてくるりと背を向け猛然と駆け足で斬撃から逃げ出した) 捕まえてみたまえよ!ははは! -- ハウンド
- (振りぬいた慣性を利用し一回転。その間にバヨネットを展開する)
この期に及んで逃げるかッ!?(素早く弾丸を装填し、向き直ると同時に照準、発射) お望みどおりにしてあげます!(一気に3連射。最初の三発はトリモチ弾である) -- シーニャ?
- (トリモチを二度かわしたが最後の1発を足首に受けて動きを止めさせられた)くおっ!
腕の代用品に銃器を仕込めるようになるとは…眠っていた間に知識は錆付いた物だな、全くっ。(引き剥がそうと奮闘している) -- ハウンド
- まだまだッ!(続けて三射。装填弾丸は麻痺効果のあるものである)
このまま一気に畳み掛ける!(銃剣を格納し、両手で大剣を保持すると一気に間合いを詰めんと走る) -- シーニャ?
- (ようやくトリモチを引き剥がしたが今度は相手が射撃体勢に入っていた)
南無三、かっ!(足甲のある脚部で連射を受ける、全弾の直撃は免れたが麻痺効果はしっかりと脚に効いていた) ぐぐぐぐ…っ!!(短剣を構えるも、身動きの取れないこの体勢では容易に押し切られてしまうだろう) -- ハウンド
- …(動きの鈍ったハウンドを大剣の間合いに捕らえると、正眼に構える)
(すー、と息を吸い込んで) いい加減に起きなさい! フォックス・ジ・エッジ!(叫びながら大剣の峰を脳天に振り下ろす) -- シーニャ?
- それが若いのだよ、シーニャ・ラインナーク。(両腕を顔の前でしっかりとクロスさせて防御を固めると、左手の印を解いた)
だからこんな手にも掛かる!(周囲を一瞬フラッシュのように強い閃光が満たす 自信を持って振り下ろしたほど剣筋を誤らせるには十分だろう) -- ハウンド
- ……ッ!?(閃光で、狙いがぶれる。大剣の切っ先はハウンドを外れ、硬い地面へと叩きつけられていた)
…ぐ…!(衝撃が、片方だけの左腕にかかり、しびれる。相手の姿を探そうにも、暫く眼はくらんだままだろう) -- シーニャ?
- とはいえ…っ!(麻痺が残る体には身をよじる事もかなり無理を伴った)
猛牛のようにそちらから近づいてくれたのも、有難いね。捕まえたよ!(自由になった左手を伸ばしてシーニャの左手、生身の肌をただ外れないように握った) 俺が編み出し呪印の形でエッジ家に伝えてきた秘術、マナドレイン…!(触れた肌から一瞬ではあるが強制的に魔力を排出させ、自分の物にした) 君の力任せかつ機械を生かした戦法に魔力はさほど必要はないだろう?俺にはとても有用だがね! -- ハウンド
- ぐ…ッ!?(魔力が強制排出される。その事は、シーニャからの魔力供給を元にしていた右腕の義腕が動かなくなることを意味していた)
…っ、ふふふ、結局は生身の勝負ですか…!(義腕を強制パージ。重い金属音とともに、地面に落ちる) んぬぁあああああああああああああああああああああああ!!!!!!(雄たけびをあげながら、長い髪を振り乱してほぼゼロ距離からの頭突きを叩き込もうとする) -- シーニャ?
- 自ら義肢を落としたか!?(思い切りの良い行動に面食らい、頭突きへの対処を忘れてもろに顔面に食らって転がった)
…っは、ははは!ははははいいぞ!素敵な娘だ、度胸がある!(鼻血を出しながら笑い、痺れる身体を引きずって分捕った魔力を短剣に込めた) -- ハウンド
- ぜぇ…ッ、ぜぇ…ッ(大剣が、元のダガーへとその形を戻すと、それを納刀する)
(最初に投擲した斧を拾い、左手で保持) …次の一手でほぼ限界です。私の全力、受けてもらいます(全身の筋肉をたわませると、力強く床を蹴り幾度目かの突撃) -- シーニャ?
- よろしい、受けて立とうじゃないか。(ようやく麻痺が抜けてきたようだ)
だが、一手だけ俺が上だったな。(短剣の刃に込められた光がパラパラと氷の破片のように零れ落ち、次々と地面に突き刺さっている) ―――相対する敵の力を排して削ぎ、自らの攻撃と変える、それが!排撃・ドレインツイスター!! …だが、これは必要なのでね。君にはやれんのだよ!(魔力を宿した光る刃は、返した手首でもってハウンド自身の着ている鎧を貫き自分の胸を刺していた) -- ハウンド
- あああああああああああああああ!!!(弾丸の如く突撃。が、フォックスのの動作を見て動きを止める)
…何を…! -- シーニャ?
- 何をやってるんですか…貴方は…!(斧を手放すのも忘れて駆け寄る)
……全力でって…言ったじゃないですか -- シーニャ?
- …うむ、この感触…良い、な。(かふっと小さく血を吐き、膝をつく)
すまんね、最後の最後まで掛けた梯子を外してしまって。だが…鎧に封呪を掛けたフォックスの奴を引きずり出すには・・・。 君の持っている魔力をこうして宿らせ、直接身体に流し込むしか方法がない。それだけの事だよ。 -- ハウンド
- (居ても立ってもいられず、自らの胸に刃を突き立てたハウンドの元へ走り寄る)
おい!ハウンドのおっさん!何やってんだよ!!ちくしょう!! -- リューク?
- ………馬鹿。何で私の周りには、こんな――(そこまで言って、両目から涙がこぼれている事に気付く)
なんで、私、泣いて……(涙がこぼれ、ハウンドの顔へと落ちていく) -- シーニャ?
- (勇者の姿を見て皮肉げに笑う)やあ、他称勇者。立会人は公正でなければならないはずだぞ。
(二人の手を払って短剣を握り直す)フォックスの体が死ぬ刺し方ではない、心配はするな。 何故に泣くのかね、シーニャ・ラインナーク。今から…ふふ、早くし遂げなければならんな。君の恋人を返してやろうと言うのに。 -- ハウンド
- 貴方は…いつも勝手で! 人の気持ちなんて、ちっとも……(止め処なく涙があふれ出す)
…っ、それで最低の…馬鹿野郎です……!(悪態をつきつつも、ハウンドの身体を支える) -- シーニャ?
- あんたは本当に馬鹿野郎だ!! 何があろうとずる賢く生き残る、ってのがあんたの定めた家訓じゃなかったのか!?
俺は誰かが死ぬのを見るのは嫌だって言ったろ!? それはあんたに対してだって同じなんだよ!! -- リューク?
- 全く…不可解極まりない人の良さだな。だが…フォックスの奴には、それがいいのかもしれん。(握った指に力を込める、鎧がピシピシと割れ始めた)
リューク君は、もう少しばかり妥協して見るのも…大事だ。救える物と…諦めなければいけない物…を、見極めろ。それが、必要だ。 シーニャ、君にならこいつをくれてやって何の未練も無いな、不出来な子孫を宜しく頼む…よ。 さて、茶番も幕引きだ…。まあ…悪くは無かった…な。 (鎧がガラガラと崩れると同時に短剣から光が消え、ハウンドの髪の色が元の青色に戻る) -- ハウンド
- …っ、…(嗚咽は、声にならない。ただ涙に濡れた瞳で、ハウンドがフォックスに戻る様を見ている)
さようなら…大祖父様……(消え行く男に囁くように、声が漏れた) -- シーニャ?
- …………わかってたさ。何だかんだ言って、あんたは最初から消えるつもりだったって。
フォックスの兄さんのためにな。 だけどよう、俺は馬鹿なクソガキだから、諦められなかったんだ……。 ちくしょう……ちくしょう……。 -- リューク?
- (一度途切れた吐息がまた始まる)……っ、痛っ…?あ、あれ…シー…ニャ? -- フォックス
- ……おかえり、フォックス。
…後でゆっくりお仕置きしますから……今はただ……(左手だけでフォックスを抱くと、その胸にすがって涙を流す)//リューク君マジ蚊帳の外にして ごめん -- シーニャ?
- (自分の胸に刺さった剣とシーニャの姿を見て察する)…あの方は、して下さったんだね。
ありがとうシーニャ、君のおかげで…戻って来られたよ。後で、幾らでも罰は受けるから…ただいま。 -- フォックス
- ―――よう、フォックスの兄さん。ちょっと長過ぎる居眠りだったみてえだぜ。
(大きな喜びと、同じくらい大きな哀しみを湛えた微笑をフォックスに投げ掛ける) ああ、あとは恋人同士でゆっくりと再開を喜び合うべきだ。 野暮天にならねえよう、俺はおさらばするよ。 じゃあな、お二人さん。 (//こっちから勝手に絡んだから い い の よ) -- リューク?
- 失礼するよ。シーニャさん。あんたの恋人と……そしてハウンドのおっさんの知り合いのリュークってんだ。
おっさんに「暇なら見に来い」って言われたんでね。ちょいと見物させて貰うぜ。(//こちらのサブツリーで) -- リューク?
- すまんね、決闘には立会人が必要だろう?よろしく頼んだよ。 -- ハウンド
- 私からも、宜しくお願いします。
…後悔だけはしないように、全力で戦います -- シーニャ?
- ……!!(砕かれた鎧から漏れ出る光を見、眉を顰める) -- リューク?
- (トリモチ弾、続けて撃たれる麻痺弾を見て呟く)とりあえず大怪我させる気はない、ってことか……?
(その声は少し安堵を含んでいる) -- リューク?
- (目を覆い、閃光を防ぎ)……やっぱ老獪だな、ハウンドのおっさん。 -- リューク?
- Mana Drain!? 流石はエッジ家開祖、そこまで高等な術を使えるたぁ……。
(//何か雷電っぽいポジションになってきたけど、いいよね) -- リューク?
- (//いいのよ 相手できなくてごめんね) -- ハウンド
- 義肢を落とし力のみの勝負へ……だが、魔術を使えるってのはとんでもないアドバンテージだ。
…………くそっ! 俺はどっちを応援すりゃあいいんだか!! (フォックスとハウンドと、両者への思いが交錯する) (//大丈夫ですよ。 むしろウチの子としては妥当なポジション) -- リューク?
- 身を捨ててまで……そこまでフォックスの兄さんのことを……
…………2人とも……。 -- リューク?
- …………!! おい!!? おっさん!!?? -- リューク?
- (//見届け人のインテリジェントソードにでもなったろうかと思うハウンドのくそじじーなのでした) -- ???
- (//裏設定で持ってる3振りの短剣のどれかに憑り付いてもいいのよ) -- リューク?
- (// わぁい んじゃ今度枕元に立つね) -- ???
- (//やったー!じゃあワクワクしながら待ってるよ!!) -- リューク?
- 引退か。 戦うのにはもう飽きたってことかい?……で、これからどうするんだよ。 -- リューク?
- さてはて、何の物かな。鎧に封呪を施すだけの時間は稼げたから冒険を止めた、それだけの事さ。
これでもはやこの体は俺の物だ、フォックスの魂が出てくる事は万に一つも有り得んよ。 (鎧を付けて決闘の準備をしている)この鎧が壊され俺が打ち倒されないない限りは、な。 -- ハウンド
- ……じゃあ逆に、鎧が壊れたらあんたはどうなるんだよ、ハウンドのおっさん。
あんたはずっとその鎧の中にいたんだろ。帰る場所がなくなったあんたの魂は、どこへ行くんだい? -- リューク?
- 随分と下らない質問だな!この体にはもう俺が入っている。
鎧が壊された時は鎧に入っているフォックスの魂が消えるのさ。そうなれば俺は真に束縛から解放される事にもなる。 ラインナークの小娘が何をやろうと徒労に終わるのさ。 -- ハウンド
- それならどうしてあんたは決闘に行くんだ?
どうせフォックスの兄さんの魂は出て来ない。 以前あんたの言ったことが確かなら、そのまま待ってりゃあいつの魂は消える。 わざわざ危険を冒してあいつの恋人と戦うこたぁねえだろうが。 -- リューク?
- 後腐れを無くしておきたいのさ、自由を謳歌している時に追いすがられても迷惑するだけだろう?
…勇者の子孫よ、君は死に場所と言う物をどう考えるかね?俺の考える死に場所は、まあそういう事だよ。 -- ハウンド
- 死ぬんなら、誰かの笑顔を守り、誰かの命を助けて、死にたい。 場所や時間は関係ない。
それが俺の考えだ。 だけど俺は、自ら進んで死にに行くつもりはないぜ。あんたと違ってな。 こんな俺でもよ、死んだら悲しんでくれるヤツがいるらしいんだ。 だから死ねねえよ。 ……「真の英雄的行為の代償は死」ってあんた言ったよな。 それが事実なら、あんたには英雄になって欲しくない。 (表情を隠すように俯き)ハウンドのおっさん、あんたがいなくなったら、俺は―――いや、何でもねえ。 決闘の準備の邪魔しちまったか。…………じゃあな。(俯いたまま別れの言葉を搾り出し、去って行った) -- リューク?
- 死ぬか死なないかは彼我の戦力差と運で決定される物だ、心構え一つでどうにもなりはしないよ。自惚れるのも大概にしたらどうなのかね。
だが、散り際には微笑みたい物だな。そういう振る舞いをできるための覚悟としては有効かもしれん。 決闘は2時間後にここで行う、暇でどうしようもなければ見に来たまえ。 -- ハウンド
- うむ、特に用があったわけではないのだが、なんとなく来てしまった。
相変わらず、情熱のほうがあがらないみたいだな。これはいよいよバニーも間近か? いや、冗談だ。わたしもキミのバニーなど見たくはないしな。やはり、男はその、なんだ、クールに、だな。 すまん、なんとも取り留めのない話をしてしまった。 -- ローラ?
- 構わんよ、俺もフォックスの頃とは違いめっきり人も尋ねてこなくなった。望んで奴の人間関係を壊してきた故にだがな。
バニーね、あんな物を俺の意思のままで着るなら自殺するよ。俺は君のあの姿こそ見たかったんだがな、君の情熱はすっかり回復したようで残念な限りだよ。 -- ハウンド
- な!?な、なにを言うかと思えば。わたしにあのようなものは似合わん。戦場で土にでもまみれているほうが似合うであろうに…。
しかし、なぜにフォックスの人間関係をこわしたりなど? 事情も知らぬものが、口が過ぎたか… -- ローラ?
- あんたがいるお陰で、フォックスの兄さんは死なないで済んでるようなモンなんだよな。
けどよ、親しい人間がいなくなった、ってのは周囲にとって辛いモンなんだぜ? その身体、できる限り早くあいつに返してやってくれよ。 ……ま、俺が言うまでもなく、あんたは十分考えて動いてるんだろうけどさ。 -- リューク?
- 俺は一月も遊べばそれで十分だったのだがな?フォックスの奴がもうじき引き渡そうというのに意志を通わせもしないのだ。
恐らくは恥ずかしがっているのだろうな、俺が出張る羽目になった事を。運が悪ければそのまま成仏さ。 -- ハウンド
- (ハウンドの物言いに眉をひそめ)フォックスの兄さん自身の問題だってのはわかるけどさ、
さらりと「そのまま成仏」なんて言われると、あまりいい気分はしないぜ。 ……まあ、俺みたいなただの知り合いの呼びかけじゃダメってことなんだろうな。悔しいけどよ。 -- リューク?
- そういう君こそ来月も巨大討伐ではないか、まるで死に急いでいるかのようだな。
こいつと同じくただの自惚れか、本当に勇者の素質があるのか。見させてもらうとしよう。 -- ハウンド
- 自惚れでも、勇者になりたいわけでも、ましてや死に急いでるわけでもない。
単に、俺以外のヤツを死なせないよう、一人でも多くの人を助けられるよう足掻いてるだけさ……。 (去り際に、ハウンドに聞こえるか否かというくらいの声で、そう呟いた) -- リューク?
- いずれ、冒険者から足を洗う日のくるだろうが、その前に死なぬようにせねばな。
で、聞くところによると、引退したら酒場でバニーをするのが習わしだそうではないか。酒場で一緒に働く日を、楽しみにしておるぞ。 -- ローラ?
- バニーというのはあの店員が着ている性欲を煽る為の衣装の事だな?俺が着るのは願い下げだ、フォックスに体良く押し付けるさ。 -- ハウンド
- うむ、フォックスはとりあえず無事、なのだな。戻るのを楽しみに待つとしよう。
気づいたのだが、貴殿とはIDが並んでいるではないか。これも何かの縁だ、これからもよろしく頼む。 -- ローラ?
- おやおや、これは奇遇だな。もっともお互いに冒険を終えた後の身の振り方を考える時期のようだが。 -- ハウンド
- ふふふ、魔神の目を侮るなかれ・・・ -- ????
- おや、君か。こいつは(と自分を指し)随分と世話になっていたようだが…。
どうにも情けない跡取りだからな、俺が少し教えてやっても良いだろう。 -- ハウンド
- 体はそのまま、なのか? 中身は随分と複雑なようだな。 -- ????
- 改めて初めまして、エッジ家開祖ハウンド・ブレストだ。長く鎧に取り付いていると色々と小技を覚える事もある、このようにな。
(白銀の機械風のフルプレートに覆われた)だが人に隠すと言うのも性分ではない、このままフォックスの体を使わせて貰う事にしよう。 -- ハウンド
- フォックスは・・・フォックスはどうなったのだ。
私はあの子に教えたいことが・・ まだまだ沢山あったのだぞ・・ -- ????
- ああ、奴ならほれ。今までの俺と同じ立場、この中さ。(元の姿に戻った鎧を足で小突く)
睨んでくれるな、俺が傷をそのまま肩代わりするにはあいつの魂が消耗しすぎていたからな、緊急避難という事だ。 -- ハウンド
- 完全に、消えたわけではないのだな・・・ ならいい。それならばよいのだ・・
邪魔をしたな。フォックスの体・・傷つけてくれるなよ -- ????
- 元より戯れ、安心してくれ。家系が途絶えて貰っても困るのでね。
女ぐらいは買うかもしれんが、それはそれで青臭いこいつには多少の経験も必要だろうさ。 -- ハウンド
- 編集 -- ハウンド
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