公共施設/天然温泉
- (「28日に二名で利用します」と温泉屋さんに連絡を入れた) -- H・HJr.
- (そして当日、予約通り露天風呂に足を踏み入れる約二名)
あー…いいなここ、こんな温泉が存在したとは…まこと絶景である…!(月明かりに照らされる春先の花が舞う、実に風光明媚な風呂であった) -- ドロッセル
- 一番風呂ですね!(タオルで体の前を隠し、脱衣所から出てくる)
広いお風呂も久しぶりです。前はよく教授と銭湯にも行きましたが この年になるとちょっと恥ずかしいですね -- H・HJr.
- ああ一番風呂だ!(腰タオルスタイル、あと桶を片手に)我は初めてなんだな、こういうタイプの公衆浴場
うむ…まあ少々気恥ずかしいというか、混浴なのは想定外だったな…(その上で湯気が濃いのが救いなのか残念なのか、微妙な男子心) うん、とりあえず湯船に入る前に軽く流すか! -- ドロッセル
- 正装ですねドロッセル(カポーン)
見られたり見たりしたことがないわけじゃないですけど、ちょっと恥ずかしいですね(もじもじと少し落ち着かない様子で顔を伏せる) (いえとも言えぬ家でともに暮らしていれば、隠すものも隠せない生活ではあったが、このようにお互い裸の付き合いというのは初めてだった) あ、じゃあ背中流しましょうか? -- H・HJr.
- 正装である。…や、やめないかつとに意識しないように振る舞っておるのに!胸を張っておれ!(恥じらう姿を見ると余計に意識してしまうので慌てて顔を背ける)
あ…良いのかな、流してもらって…。…いいの?ここはお言葉に甘えて流してもらってしまおうかな… (椅子に腰掛けると背筋を伸ばす)\よろしくお願いします先生/ -- ドロッセル
- (湿度に肌に張り付いたタオルがほっそりとした身体のラインを形作る。舞い散る花びらの中、明かりに照らされた少女の裸身は怪しくも美しい)
構いませんよ。今更じゃないですか(とは言うものの、お互い裸でというのは初めてだ) (タオルを取り、湯に濡らしてドロッセルの背中を擦る) (背格好はあまり変わらないのに、自分とは違うゴツゴツとした男の体だ) (タオルを持つ手を止め、大小の傷跡にそっと指を這わせる。今まで何度危険な目にあったのだろう?新しいもの、古いもの、もうほとんどわからない傷跡になっているもの) (どんな戦いを続けてきたんだろうか?この傷跡一つ一つに、ドロッセルが助けた誰かがいるのだろうか?助けられなかった誰かはいたのだろうか?) (きっとどれもがドロッセルらしい、ドロッセルの戦いの証なのだろう) (嫉妬と寂しさを覚え、ギュッと背中を抱きしめる) -- H・HJr.
- (故に背を向けた体勢になるこの状況下は気持ちを落ち着けるには最適であったのだが…)
(その背に刻まれた傷は、ある物は熾烈を極めた父との鍛錬の記憶であり、ある物は荒事も多い冒険者という職業上、受けたものでも有った) あ、すまんな見苦しい姿で(肩越しにヘンリーに声をかける)もう染みる傷も殆ど無いだろうから普通に流してくれても… …!へ、ヘンリー…!?ど、どうした…急に(背を抱きしめられ、思わず身が強張り声が上ずる。少女のまだ若いが、女性らしさも感じられる感触が直ぐそこにあるのだ、それを意識せずには居られない) ……寂しがり屋だな、お主は。背中を流してくれるんじゃなかったのか?(しかし、その感情が伝わってくると抱きしめる手を撫でながら笑った) -- ドロッセル
- (前に回した手で胸元の傷跡をそっと撫でる)
よかった……(この中には命の危険を犯した痕もあるのだろう。ドロッセルが死ななくて本当に良かった。涙がにじむ) (そしてきっとこれからも増えるのだろう。自分は……) (少しでも傷が増えぬように。もう二度と命に至るような傷を受けぬように。そのためにドロッセルの力になろう) はい、終わりましたよ。今度は僕もおねがいしますね(ドロッセルから身体を離し、隣にすわる) (白い肌には傷はないが、背骨にそってうなじ、肩甲骨の間、尾てい骨に小さな金属の頭が見える。これは、体の中に獣を打ち付ける封印の杭の役割を果たしている) -- H・HJr.
- (なんか随分と心配されているなあと、嬉しさと同時にどこか気恥ずかしさを覚える。後ろに回ると今度はヘンリーの背中を優しく流していく)
(普段はそこまで意識をしていなかっただけに、ドロッセルとは打って変わってその素肌の白さが際立つ) (そしてそれ以上に…その背に打ち込まれた杭が否応なしに目立った) …いかんな。今一時は忘れなければならぬのに…(今日は二人で温泉を楽しみに来たのだ、あのおぞましい獣は既に表には出ないのだ。そう、遣る瀬無さを感じ取られまいと自分に言い聞かせる) …どう?どこか痒いところとかはない?(大事なものを扱うように背を拭うと背中越しに聞く) -- ドロッセル
- 痒いところですか!?えっと……だ、大丈夫です!それは自分で洗いますから!
おかげで綺麗になりました。ありがとう、ドロッセル(振り向いて笑顔を見せる。目があってしまい、ちょっと慌てたように前に向き直って立ち上がる) さ、春と言ってもまだ夜は涼しいですから風邪を引かないうちにお湯に入りましょ!(手をとって立ち上がらせる。先ほど感じたドロッセルの肌の暖かさを、夜風が奪い去っていく) -- H・HJr.
- そ、そうだな!此の儘だと冷えていかんからな!(目が合った―!と思ったのは此方も同じであった。もっとも、偽りの笑顔ではなく可愛らしい笑顔をみせてくれるようになったのはとても喜ばしいことでも有ったが)
…ああー…誠、良い風呂だ。来て良かった…(二人して風呂の縁に寄りかかり、思わず溜息を漏らしながら満足気に言う、夜風の涼しさと湯の熱さが心地よい) …白い月、散る花。俗世の一部とは思えぬ…おまけに隣にお主がおるとくれば、夢でも見ているかのようだな(アヒルちゃんをすいーっ、と向こうに放流しながら) -- ドロッセル
- ドラム缶風呂も、あれはあれで風情はありますけどね(足を伸ばして気持ちよさそうに伸びをする)
(あ、アヒルちゃんだ!つまむとプピーと鳴き声を上げた) そうだ!ちょっと待っててください!(慌てて湯船から出ると、脱衣所に向かって洗い場を駆け出す) はい、これこれ!温泉の人に用意してもらってたんですよ!(調子とおちょこの乗ったお盆を持って戻ってくる) あっ!!(湯船の直前で足を滑らせる) -- H・HJr.
- だが此処でないとおもいっきり手足は伸ばせんからなー(肩まで使って極楽気分に浸る)
ん?何を…っておお!?酒だと・・・すごい、風呂で飲む奴は我初めて見た! ・・・―!?(そう喜ぶのも束の間、足を滑らせるヘンリーが目前に!驚愕と同時に思わず彼女を支えようと飛び込むように体が動く) -- ドロッセル
- (前のめりに勢いのまま湯船に倒れこむ)
(ドロッセルを信じて受け身はとらず、両手はお盆の上のお酒を守る) だ、だいじょうぶ、セーフです!(ドロッセルに受け止められながら、頭上に水平にお盆を保つ。お酒は無事だ!) ドロッセルはもう大人ですからね。大人といえば夜桜にお酒です!(お盆をそっとアヒルの隣に浮かべた) -- H・HJr.
- セーフ!ってもー・・・本当にお主無茶するんだから!お酒よりも自分の身を心配せよ!(抱き寄せたヘンリーを慌てて湯船に座らせる。…抱きとめた時の感触はしばらくは忘れられ無さそうだ)
…あ、そうか。もう18だったな(酒は時々飲んでいたが、遠いこの地で実際成人の儀を執り行うわけでもなく、半分忘れていた) お主に飲ませるわけに行かんのが心残りだが…!いや、遠からずお主と酌み交わす日を楽しみにして待つか -- ドロッセル
- ドロッセルほどの無茶はしませんよ。それに、ドロッセルが受け止めてくれるって思ってましたから(ドロッセルの横に座り、肩まで湯に浸かる)
成人式の季節は終わっちゃいましたけど……おめでとう(銚子からお酒を注ぐ。鼻先に甘いアルコールの香り) その時は…そ、その時はですね!え、っと…こ……どもも、一緒に(温泉に。何人だろう?二人いるだろうか?三人いるだろうか?ドロッセル似の女の子もいいしドロッセルみたいな男の子もいい。口元まで湯にひたってごぼごぼ泡を立てる) -- H・HJr.
- そう言われると我どうしようもないな!ハハハ!…有難う。そしてこの一杯はこの地の人々と、一人の少女に捧げよう…乾杯(月に向かって恭しく猪口を掲げると、人思いに呷ったのだった)
ん?ヘンリー今何を…ってお主どうしたー!(真っ赤になりながらぶくぶくしているヘンリーの願いを知ってか知らずか、心配するドロッセルであった) -- ドロッセル
- 二人…じゃなくて?(眉根を寄せた半眼が、じろりとドロッセルを睨む。アヒルちゃんが泳いできて、コツンとおでこにキスをする)
ど、どうもしてません!ちょっと、未来に思いを馳せていたんです(のぼせそうだ。湯の暖かさ以上に、思い出す体温が温かい) (少し涼もうと、縁に腰掛ける。髪の色と同じ薄桃色の花びらが、土砂降りの雨のように風呂場を舞う) -- H・HJr.
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