黄金暦
西暦
257.5-6
2013/9/1
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       旧 市 街 地 激 震     

発行日 : 黄金歴256年10月某日  日付 : 企画開始前日
 

 号 外   インフラ寸断、未だ混乱収まらず

昨日未明、開発区(旧市街地)を中心とした転移事象が発生。
全容は一夜明けた今となっても把握しきれず、過去最大となった転移現象は中心街を起点として各地で戸惑いの声と混乱が生じている。
中でも北区と西区から避難してきた住民によれば、周囲は樹木と廃墟によって覆われ魔獣や機械兵士に襲われたなどの報告も。
混乱によって生じた負傷者の数は今後も増え続けると予想され、可及的速やかな対処が求められる。
現在、自警団や冒険者ギルドの協力のもとに事態の収拾を急がせるも
冒険者の手が混乱が広がらないか住民の間では不安の声もあがっている。
 

 お 知 ら せ   ダウンタウンウォーカー、休載のお詫び

再開発計画時より旧市街の皆様に情報をお届けしてきた本紙ですが、
号外をもちまして無期休載となることをお詫びさせていただきます。
此度の転移災害において社屋が倒壊し、輪転機も巻き込まれてしまった為とご理解ください。
再び皆さまに情報をお届けできるよう、再開を目指して復旧作業に励んでいきます。





 




 






 




 

 

       復 興 新 た に     

発刊日 : 黄金歴256年11月  日付 : 8/25 ()

 

 一 面  界境街発足に向けて

記憶にも新しい転移災害、響融化から明けて一カ月が経過し
旧市街地と結合した異世界、ロレイラル・シルターン・サプレス・メイトルパとの交流及び理解が市民の間では広まりつつある。
しかし友好的種族の他、排他姿勢を貫く部族やロレイラルの暴走機械など。依然として旧市街地の混乱は続く。
予てよりこれら異世界の知識を持つ、召喚師教会と黄衣財団が率先して事態の収拾や説得にあたり
異界との代表者たちの会合の結果、響融化の行われた市街地を異界を望む場所 『 界 境 街 』 と呼称することを採択。
今後も教会と財団の指導の下、界境街の復興及び発展が期待されるものと見られている。
 

 お 知 ら せ  ジ ャ ー ナ ル フ ロ ム ビ ヨ ン ド 創 設

響融化によって社屋が倒壊するという痛ましい事故から一カ月、
ダウンタウンウォーカーは新たに中央区に社屋を移籍し、
旧市街の呼称を界境街へと変えたことを契機にジャーナルフロムビヨンドへと生まれ変わりました。
今後も界境街で起こる事件や真相、異界の住人にも親しまれる紙面を目指して情報を発信し続けます。

それに伴い、フロムビヨンドではさらなる、企画の充実・記事の質の向上を目指し、記者の増員を行います。
好奇心旺盛なジャーナリズム精神を持っていれば世界は問わず、最低限の読み書きが出来るのであればご応募をお待ちしております。





 




 






 




 

 

       派 閥 連 立 破 局 へ     

発刊日 : 黄金歴257年4月  日付 : 8/30 (金)
 

 一 面   思 想 対 立 、揺 ら ぐ 施 政

界境街では未だ異世界の住人同士のトラブルや事故が相次ぎ、早急な対処と治世が求められており
以前より教会と財団による界境街の共同自治が噂されていたが、此度の取材で構想連立が破談していたことが明らかとなった。
両者の思想は相反し、教会が慎重派路線を唱えるのに対し財団では積極的に異界の住人と関わっていくべきだとの意見が衝突した結果だとみられる。
見解の相違により今後は両派閥共に独自歩調を取るとみられ、混乱の続く界境街においてこの結果は住民たちを落胆させる結末となってしまった
 

 三 面   文化の違い? 嘘にはご用心

我々にとっては馴染み深い季節行事となったエイプリルフール、いわゆる四月馬鹿である。
しかし我々の常識が異界の住人にとって通じるとも限らず、彼らに対しての冗談の嘘には気を付けて貰いたい。
先日、エイプリルフールの際にはメイトルパのとある部族に対して冗談を言った街の住人がおり
その部族は嘘を忌諱する文化であった為、街の住人との間で口論が起こり危うく部族との対立までに飛び火する事態を招いてしまった。
幸い仲裁を取り成し事無きを得たのだが、今回の一件は世界同士の文化観の違いを浮き彫りとした。
多様な文化観根付く界境街において言動によっては相手から誤解を受け問題が起きかねないので、これを読んでいる読者にも注意して頂きたい。





 




 






 




 

 

       界 境 街 、 新 興 機 運     

発刊日 : 黄金歴257年10月  日付 : 9/5 (木)
 

 一 面   雇用促進、財団に集まる期待の声

このたび、黄衣財団では西区において大規模な農園事業を行うことを公布し
その農夫となる人員を界境街の住人たちから募ることを約束した。
あの響融化から早一年、新興区の頃からの住人は異界の住人を恐れて距離を置き
場合によっては謂れのない偏見や差別が異界からの来訪者たちを苦しめることもあった。
しかし財団のうち出した誘致雇用は異界住人たちの衣食住を約束するだけでなく。
こちらの世界と異界、両者の悔恨を超えるものとして異界側の住人たちからは大きな期待が寄せられている。
 

 二 面   " ちょっと待った ” 教会、疑問の声

財団の雇用事業の発表と同時、召喚師教会からは抗議の声が飛んだ。
予てより財団と対立する方向性にあった教会はこたびの農園計画にも疑問を投げ掛ける。
教会は経緯は変われど異界の住人たちが召喚獣であることには変わらず、
それを利益追従の為に私用するのは倫理に反するとの主張を繰り返してきた。

しかし異界住人の中にはかつて召喚師の手によって家族と引き離された者もおり、
教会の唱える召喚獣の概念に反発を覚える者や転移してきた者は誓約を受けていないことから教会への抗議も少なくはない。
また教会内部からも慣習に縛られているのではという声もあがり、袂を分かった財団に後手を踏んだのではという懸念も見える。
焦りの見える教会だが、枢機卿からは『 異界との邂逅は何かが起こる。境界線を敷くのが召喚師の勤め] 』との言葉もあり
教会側の対応は今後も変わらないものとして見ても良いだろう。





 




 






 




 

 

       組 織 対 立 表 面 化     

発刊日 : 黄金歴258年3月  日付 : 9/10 (木)

 一 面   しれつな主導権争い、界境街の『格』を狙い

明後日に予定していた教会と財団の会談が急きょ取りやめとなったことが明らかとなった。
会談は教会と財団による農場の共同運営となる予定だったが、背景には界境街の主導権争いがあるとみられる。
双方とも対話の必要性は否定はしてはいないが、事態が動く見通しは立ってはいない。
 
『 まことに遺憾ではあるが、彼らとは目指しているものが違うようだ。古い慣習にとらわれていては先は切り開けない』
黄衣財団の代表理事はこのように述べ、改めて教会との思想の違いに言及した。
対する教会も抗議文を出して会談は決裂となり、両者の溝が深くなっていることが強調された。
 

 二 面   深夜の凶行、組織対立?

昨日未明、中央区の路上にて男性が傷を負って倒れているのが発見された。
被害を受けた男性は召喚師教会に所属する男性で傷は大事には至らず軽傷であるとの模様。
男性の話によれば背後から何者かに襲われ後頭部を殴打されたとのことなのだが、
この召喚師は教会と財団の会談に出席予定であり、男性への暴行が会談破局の原因になったのではないかという動きもある。
いずれにしても事実関係の確認が急がれ、男性を襲った犯人についても捜査が急がれる。
 

 臨 時   尋ね人

= フィーヴィー =
××日の午後3時を最後に行方が知れず、探しています
バウナス族の少女で白い毛並と犬耳が特徴です。心当たりのある方はメイトルパ居留地のユクモ村まで





 




 






 




 

 

       燻 る 界 境 街     

発刊日 : 黄金歴258年3月  日付 : 9/14 ()
 

 一 面   広がる就労の闇、農園の実態

西区にある黄衣財団所有の農園が今、過労就役の疑いがあるとして騒がれている。
これまでも企業秘匿ということで取材も断られ続けていたが、とある関係筋の情報により、その実態が明らかとなった。
当初は衣食住の提供を謳った雇用事業だったが運営管理された農園は入ることは出来ても出ることは適わず酷い労働体勢が敷かれている。
労働者たちは農園拡張の為に酷使され、満足な食事すら与えられないまま休む暇なく労働を強要されているとのこと。
又、北区で稼働を始めた工場についても同様の事が起こっており日勤のまま夜勤にシフトするいわゆる24時間労働が日常的に行われているとか。
 
財団からの発表によれば事実無根であり、労働は尊ぶべきことであり当社はそれを労働者へと提供しているとの説明をした。
教会も財団に対して痛烈な抗議文を送るも、財団の行為を罰する条文はなく
界境街の未熟な法整備の甘さが指摘されている。
 

 三 面   口論からか? 4人を暴行逮捕

騎士団は某日、暴行の疑いで中央区及び西区在住の4名を緊急逮捕した。
逮捕容疑は両者の口論から発生した暴行であり、胸倉を掴み殴り合うといった事態に進展。
止めに入った者を含めての乱闘となって駆け付けた駐在騎士の手によって仲裁が行われた。
騎士の報によれば中央区の人間が獣人を侮辱したのを、近くにいた西区の住人が腹を立てて殴りつけたとのことである。
両者共に容疑を認めており、事件の根底には未だ根深い偏見があると見られている。
 

 社 説   相次ぐ不満、界境街の火種

界境街の住民たちの間にも財団の労働体勢には不満が募っており、これを巡って意見が分かれていた。
背景にはメイトルパのこれまでの事情もあってか召喚師の派閥への反発が根強く、中には武装蜂起を促そうとする部族もいる。
大して帰属化したシルターン住人の間からは事態は静観すべき、事は荒立ててはならないと山と野の領分を分けていた彼らなりの意見を広げた。
ロレイラルやサプレスから転移してきた住人たちの間でも意見は多様化を巡り、中には対立を煽る悪魔の姿も見られる。
多種族によって構成された界境街の地盤は確立されていないが為に脆く、
住民達の文化観の認識や違いによっては諍いや喧嘩が散見されるようになった。
それぞれの主義主張を通そうとする各世界、しかしこれまでは違う世界で暮らしていたのだから意見の衝突は当然であると私は訴えたい。
必要なのは慎重な姿勢での相互理解、住民の落ち着いた言動と対処に同社は期待したい。





 




 






 




 

 

       暴 か れ た 闇     

発刊日 : 黄金歴258年10月  日付 : 9/18 (水)
 

 一 面   財団幹部、人身売買の容疑で摘発

界境街の自警組織は昨夜未明、南区埠頭にて人身売買を行っていた容疑として斡旋を行っていたブローカーと黄衣財団の重役4名を緊急逮捕した。
当局の調べによると人身売買は恒常的に行われており、メイトルパの部族などを中心とした取引が行われていた模様である。
救出された水棲亜人族のセイレーンからの証言では 『 働く場所を提供する 』 といった誘いを受け、
ブローカーに付いていったところ監禁及び売買に乗せられてしまったとのこと。
今後も逮捕された財団幹部への詳しい事情聴取と背後関係の捜査が入るものと思われる。
 

 二 面   財団理事、関与を否定

財団の幹部が緊急逮捕されたことに対して代表理事は遺憾の意を表明した。
今回の一件は逮捕された者たちの独断であることを強調し、財団が人身売買の温床になっていたことを陳謝した。
しかし界境街の一翼を担っていた財団の不祥事ともいえる今回の事件は大きな波紋を生むものとして、
代表理事への責任追及や財団への批判などが集中するものとして見られている。
 

 三 面   抗議活動、止まらず

今回の一件を受けて召喚師教会のみならず、各居留地から抗議行動が相次いでいる。
中でもメイトルパやサプレスの天使を中心とした住人からの声が強く、
シルターン居留地の東験卿からも反発の動きが見えるほど住人たちの間では不信感が渦巻いている。
財団が所有する農園や工場などでもストライキの動きが見られ、今度の界境街の動向には注意が必要である。





 




 






 




 

 

       反 召 喚 師 運 動 、デ モ 緊 張     

発刊日 : 黄金歴259年1月  日付 : 9/21 ()
 

 一 面   中央区で大規模デモ、各地で衝突も

財団の不祥事から4ヵ月、年を跨いでもなお異界の住人を中心としたデモ活動は広がりを見せている。
不祥事に共鳴する形で各地からは抗議の声があがり、いびつに押し込められた界境街が爆発するかのようにデモ活動が各地で頻発。
派閥への抗議は召喚師への不信感へと繋がり、これまで抑え込まれていた不満が一斉に噴き出し沈静化を阻んでいるものと見られている。
記憶に新しい中でも財団理事を襲撃したテロ行為があげられ、
幸いにも理事は軽傷で済んだが同様の行為が召喚師を標的として繰り返されている。
界境街の自警組織や有志によって過熱化する抗議デモ活動に自制を促し、テロ行為の対処を行うも先行きは未だ不透明なのが現状だ。
 

 二 面   教会と財団、派閥の緊急会談

デモ行為が頻発する中、糾弾される財団と教会が収拾に向けての会談を行うことが取材によって明らかとなった。
会談には教会と財団の臨時代表が立つ他、各居留地からの代表や界境街の有識者が集まり
デモ行為への鎮静化及び今後の対処について話し合うものと見られている。
 

 社 説   召喚師の宿業 " カルマ ”

界境街が発足して以降の大事となった今回のデモ活動だが、その根底にはこれまでの召喚師と召喚獣の在り方にあると推測できる。
響融化以前は召喚師が結ぶ誓約という形で異界の住人は召喚されていたが、その誓約は一方的なものであった。
本人の同意を得ぬままに異界に呼び寄せ、その帰還も召喚師の同意を得なければ出来ない。
ゆえに召喚師が死ねば元の世界に帰ることも適わず、召喚獣にされてしまう異界の住人たちにとって服従召喚は絶え難きもの。
中でもメイトルパ住人は労働力として使われてきた歴史もあり、シルターンやロレイラルといった世界もその対象とされてきた。
ゆえに召喚師への不信感は世代を重ねるごとに強まり、それが対等な立場となったことで彼らの感情が爆発したものとみられる。
しかし如何なる事情であれ対等であるならば対話の必要性をもって臨むべきであり、
価値観を共有する界響街であればこそ行為を法によって罰するべきであり
これに目を通してる読者、もしくはその身の周りの者で行為に及ぼうとしているのであれば思い留まるようお願いしたい。





 




 






 




 

 

       派 閥 の 終 局     

発刊日 : 黄金歴259年8月  日付 : 9/28 ()
 

 一 面   派閥両代表、相次いで辞意を表明

界境街を揺るがした財団の不祥事から半年、教会と財団の両代表が引退と辞任することを公共の場で明らかにした。
抗議デモも下火を迎えたとはいえ召喚師への風刺は強く、住人からの不信感を拭い去ることは出来なかった。
しかし界境街を騒がせた抗議デモの原因を作ったのも召喚師だったが内紛を諌めたのもまた召喚師であり
召喚師の異界への理解と知識が彼らを説得し、かつては護衛獣と呼ばれた者たちや召喚師を信じた住人たちがデモで鞘走る行為を収めたことから
両派閥は会談の中で、『 古き召喚師の時代は終わったが、新しい時代の中にも召喚師は必要である 』 との認識を強調させた。
 

 二 面   派閥解体? 新体制に向けた決議へ

会談では代表の辞任他、原稿派閥の解体案も提示された。
これまで界境街の舵取りを競い合っていた両派閥だったが、会談に同席した各居留地の代表から派閥の是非も問われた。
旧時代を象徴する派閥は、召喚獣として扱われ続けてきた住人たちからの反発が根強く
今後の界境街は各地区から臨時ではなく正式な代表者を立てるのが望ましいのではという声もあがる。
しかしこれから迎える時代にも召喚師は必要である認識は変わらず、
派閥に代わる新しい組織体勢が生まれることに内外から期待が持たれている。
 

 コ ラ ム   新たな呼び声? 次代の召喚術

界境街の暴動の鎮静にも一躍を担ったとみられる新たな召喚術に注目が集まっている。
従来の召喚術は召喚師の家伝とされる誓約をつかった強制服従によるものだったが、
このときに見られた召喚術はこれまでのいずれの召喚術とも気色の異なるものだったとの証言が寄せられている。
召喚師と異界の住人が協力し合い、従来のものとは異なる力を行使する新たな召喚術。
こちらの世界と異界が共に手を取り合い歩むには必要な方法として、
また今後の界境街にはなくてはならない召喚師の力として、新たな組織体勢のもとで研究が始まるものとして見られている。





 




 




 




 


Last-modified: 2013-09-07 Sat 23:11:31 JST (3182d)