名簿/515103 名簿/515122

  • (この時代、「はねむーん」なる言葉を知る蓬莱人はまだあまり多くない もともとは新婚夫婦が蜂蜜酒を飲んで睦みあった風習からきた言葉だ)
    (甘い酒はとても口当たりがよくて、破目を外しすぎたと気づいた時には手遅れだった 二人のミシェルと世界のすべてがグルグルと回り始めていて――)

    う……(襟を解かれて、柔らかいものの上に寝かされていた しんと静かな場所、船室に戻ってきたのかもしれない 胸に感じる重みと熱と、髪の香りが目覚めを誘った)
    -- 真鐵 2015-04-12 (日) 00:35:13
    • (真鐵に連れ添う二人のミシェル。伝統通り新郎にミードを飲ませたはいいが、それを揃って口にしたのが災いしたか)

      ……ん、ん……?(真鐵の胸の上、介抱してそのまま微睡んでいた様子の「博士」が身じろぎする)
      (酩酊の熱に白衣を脱ぎ捨て、ブラウスのボタンも二つほど外したややだらしない姿。まだ少し酔いが残っているのか、赤い顔、メガネを外した焦点の合わない瞳で真鐵を見上げる。小さなミシェルはといえば、真鐵の隣でまだすやすやと寝息を立てていた)
      -- ミシェル 2015-04-13 (月) 23:03:48
      • ミシェルさまには…医の心得もありましたか さすがでありますな…(酒精の効能も覚めやらぬまま、眼と眼があって茫洋と揺れる笑みを返す)
        ………ふ、ふ…すこし効きすぎたようで(途切れた記憶をつなぎつつ頬に触れて、その手はゆるりと首筋へ)面目次第もないであります 士道不覚悟でありました この上は、煮るなり焼くなりなんなりと
        -- 真鐵 2015-04-14 (火) 00:11:39
      • ……とは言っても、酔いそのものは醒めるのを待つしかないけれど… ふぅ…私も少し飲みすぎたようだ…(額に手を当てながらこぼす吐息は、甘く熱っぽい)
        ……ふふ、その言葉…二言は無いだろうね?(ゆらゆらと揺れる瞳にやや強気な視線。首筋に這う手指を追うように唇を滑らせ、柔らかく食んで熱を帯びた舌先を触れさせる)
        (足の位置を変えれば軽く軋むベッド。本格的に体の上へ圧し掛かれば、豊かな胸が真鐵の腹に押し当てられた)
        -- ミシェル 2015-04-14 (火) 01:44:18
      • こうしているとなにやら…大きなねこのようであります(顎の下、人差し指で持ち上げてこしょこしょとくすぐる)
        ふふふ、抜け駆けをするおつもりでありますか? ミシェルどのがぐっすりと寝ている横で? 博士はわるいお人でありますね…
        (頭を抱き、おでこに口付けして)心ノ臓の音、聞こえるでありましょうか? いにしえの唐土には、聖者の心ノ臓を奪って弄んだ悪女がいたのだとか
        ミシェルさまはそこまでわるいお人ではないと信じています(お気に召すまま、とばかりに大の字にのびて 伸ばした手の先、眠るミシェルの前髪を梳く)
        -- 真鐵 2015-04-14 (火) 22:28:05
      • 大きな猫…か。虎や豹も大きな猫と言えるけど…どうだろうね?(擽られて目を細めつつ、手を捕えて指先をぱくりと口に含んだ)
        抜け駆けと言うならその子の方が先だよ。 なかなかこうして…独り占めする機会も無いんだから。(指を甘噛みし、舌を這わせつつ、上目遣いに見上げて)
        ……うん、よく聞こえる。 ふふふ…そういうキミも、聖者というタマでもないだろう? 私の心臓こそ危いものだ。何せ一度死んだ身だからね。
        (猫科の獣のようにずるずると真鐵の身体を這い上がると、くつろげたブラウスの胸元に真鐵の顔を埋めさせた。酒に火照った豊かな肉感と女の匂いが真鐵の顔を包み込む)このまま…窒息させてしまうのもいいかもしれないね?
        -- ミシェル 2015-04-15 (水) 01:55:49
      • ミシェルどののお考えは、すこし違うような気がします いつなんどきも遠慮はご無用、と笑って言われるかと(熱い柔肌の沈み込んでくるような重みを感じて)
        しかし、博士のお気持ちは……おつらい思いをさせているのではと(今にも弾けそうなボタンの合わせ目に指をかけて、解いていく)それもこれも親心、でありましょうか
        博士のように愛らしいお方がわるい男につかまって、心ノ臓まで抜かれる始末…世も末でありますね(冗談めかして笑い、視界をふさぐ肉に溺れる 右の胸を支えてつかみ、じゃれつく大型犬のように鼻先で探索して)
        やはり、といいますか、すこし気になっているのでありますが…今日はずばりお聞きしてみるであります ミシェルどのの前で乱れるというのは、お嫌でありますか?
        -- 真鐵 2015-04-16 (木) 00:48:27
      • もちろんその子はそう言うだろうね、本心から…それは分かるよ。 でも、なかなか…難しいものだ。 私はあの子ほどシンプルには考えられない…
        (ボタンを解かれるにしたがって露わになる豊かな胸元。黒いレースの下着が覗く)…ま、でも…今のうちに出来るだけの事は…しておきたい、かな。
        ……全くだ。本当、悪い男に捕まったものだよ。 少しはやり返さないと私も気が済まない。 ん……(少し身じろぎしながら胸元に埋まる頭をかき抱き、黒髪を撫でる)
        ……っ、嫌とか嫌いとか…そういうわけではないよ。 た、ただ少し…恥ずかしい。 ………忘れてないか、キミは。 わ、私は…その子より経験は浅いんだよ?
        (跳ね上がった鼓動を聞かれるのが恥ずかしいのか、胸元から顔を離させて額を突きあわせる。真っ赤になった顔でじっと見つめてから、やや強引に唇を重ねた。 拙いながらも舌を伸ばして深く長く貪るように)
        -- ミシェル 2015-04-19 (日) 00:59:43
      • 国もとでは父上母上姉上に、先祖累代の百鬼万魔が首を長くして待っています 目の届かぬうちにしたいこと、するなら今でありますよ
        文明開化はいまだ道半ばにして鎮まらず、ひそかな騒乱も続いていると聞きます 火消しかたがた、ふぃーるどわーくの行き先には事欠かぬ有様かと
        どこまでもお付き合いいただくでありますよ(鉱石のような短い角に手が触れる 腰を抱いて、ふだんは白衣の下に隠れがちな肉づきのよさを堪能しつつ)
        …なら、なおのこと研究がいるのでは?(思いのほかかわいい答えに笑いを誘われた矢先、唇に柔らかいものが押し当てられて)……ん…
        ミシェルどのも、博士にお教えできることがあると知れば大得意でありましょうに…子供とは、そういうものでありますから(背中をさぐり、胸の縛めを解き放った)
        -- 真鐵 2015-04-19 (日) 06:03:13
      • 確かにそれは…忙しくも充実した日々になりそうだ。 異郷の遺跡を探査するのも悪くない。キミの家族に会うのも楽しみだしな。
        (陽光に晒される事の少なかったきめ細かな肌は熱く火照り、触れれば吸い付くような手触りで真鐵を迎える)でもそれなら尚の事…かな。
        (たっぷりと時間をかけて甘さの残る口腔を味わいつくすと、銀糸を引いて離れる唇。顔は殊更に赤い)
        そ、それはそうかも知れないけれど……(下着が緩んでずれ、拘束を失って弾み出る胸元。心細げに一度はカップを支えたが、意を決したようにずり上げる。色素の薄い優美な隆起の頂、初々しく淡い色づきが真鐵を誘う)
        かといって、わざわざ起こすのも…(寝入っているミシェルの様子を窺いながら、後ろ手に片手を滑らせて真鐵の下衣を探る。少々不慣れでたどたどしい手つきで)
        -- ミシェル 2015-04-22 (水) 00:46:36
      • これからはミシェルさまの家族でもありましょう? 帝都からはるばる方丈あたりまでぶっ飛ばされることも覚悟の上であります…!
        …はちみつの酒とやら、かくも甘酸っぱいものでありましたか(こちらも甘露の名残りをもとめ、熱い舌どうしがぶつかりあえば誘うように退いて、駆け引きがはじまる)
        なるほど…では、思いがけず起きてしまったものは仕方ないと? 自分も同意見であります(返答をまたずに言葉を継いで、ミシェルに気をとられている隙に上体を起こした)
        博士の胸はおばけのようでありますな 蓬莱の水で育ったものはみな慎ましく、これほど立派なものはなかなか…(畏敬の念に打たれたような顔をして拝む)
        身支度を先に? ふふふ、脱がす楽しみというのは男子も女子もかわらぬものでありましょうか(手を重ねて導きつつ、ほんの少し先んじるようなペースで肌を暴いていく)
        -- 真鐵 2015-04-22 (水) 02:55:15
      • ふふ、全く…魑魅魍魎揃いの家族になりそうだね。 ついて行くさ、二人と一緒ならどこへでも。
        ……もしかすると狸寝入りしてるんじゃないかと思えてきたよ…(気持ちよさそうにベッドに転がっている姿を眺めていると、真鐵の顔が間近に近づいた。思わず視線が泳ぐ)
        あ、あまりその…拝まれても。 食生活の違いか、血の違いか…キモノはあまり似合わないかもしれないね。(既に衣装を剥かれて剥き出しの胸。ややかばうようにしながら)
        反応を見るというのは…楽しいな。 でも少し残したまま…というのも存外悪くないかもしれない。(導かれるまま、触れる部分を指先でなぞりつつ…布越しにその部分を柔らかく包み握った)
        -- ミシェル 2015-04-24 (金) 00:50:56
      • その逆もまた然り、と思えばぜいたくな悩みでありますよ あの真宵でさえ育ち具合では頭一つ抜けていたほどでありますから…
        侘び数寄のこころでありましょうか 秘すれば花ともいいます(艶かしく白い肩に浅く噛みあとを残す)
        (首筋へとつたう口付けは狂おしいほど緩慢に 手のひらに熱源が突き当たると、上ずった吐息が漏れて身をこわばらせた)
        では、上だけというのはいかがでありましょう?(ドレスシャツを脱いで肩にかける)おお、白衣のようでお似合いでありますね…元がこの有様ですから、少々皺にしてしまっても構わぬかと
        -- 真鐵 2015-04-24 (金) 02:56:27
      • そのうち…キミの選んだ服を着てみるのも悪くない、かもね。 私はそういった方面のセンスはあまり自信が無いし…
        く…ふ……(肌に触れる唇の熱に、熱い肌を震わせる。強張りの感触を確かめるように、ややもどかしく触れさせた手を何度か握りなおしてから、少し固まる)
        力加減は…こ、こんな感じでいい…んだろうか… ふふっ…やっぱりこういう服を着ていたほうが私らしい…か?
        (素肌を申し訳程度に覆うシャツ、その残り香にどきりとするものを覚えつつ、照れ隠しか笑って見せた)
        -- ミシェル 2015-04-24 (金) 23:50:48
      • 一任していただけるのでありますか? 男子の見立てでもよろしければ、機を見ていずれ遠からぬうちに 約束です
        ふ……む、かすかにかぐわしく…はちみつの残り香のようなものが?(耳朶を甘噛みして、添えられていた手に力がこもれば一瞬息が詰まった)……うぉわ!?
        い、いや平気でありますよ?? なんの、もっと強くされてもへっちゃらであります…まるで首根っこをつかまれているような気分でありますな 言葉のとおりに…
        気付いておられぬかもしれませんが、これはなかなかでありますよ 何やらとてもむずむずします(ミシェルよりも大きなお尻を弄んで、残った下着に指をかける)
        -- 真鐵 2015-04-25 (土) 01:29:31
      • ふふ、こと私に関して言えば、キミに見繕ってもらったほうがいい。放って置くと白衣しか着ないぞ私は。 それに…どうせ着るならばキミに喜んでもらいたいからな。
        ん、そんな…匂いがするほど呑んだだろうか…んぅっ…(耳に少し過敏に反応する。と同時に指に少し力がこもった)
        う…大丈夫、なのか…? しかしこう、色々不安になる感触で…(形を確かめるように触れてからごそごそと下着を探り始める。手つきはやはりおぼつかない)
        やはり服次第で変わるもの…なんだろうか。 そう言われると裸よりも恥ずかしく思えてきたよ…(真鐵の手を押し返すたっぷりとした尻肉の感触。指をかければ胸と揃いの下着は苦労なくずり落ち始める)
        -- ミシェル 2015-05-02 (土) 00:26:31
      • ちょ、ちょっとやそっとのことで壊れるほど柔なものでは! そう言いながら、焦らしておいでなのでは?(扱いかねている様子に苦笑いしつつ、背中がむず痒くなるようで)
        それに、不安というのは楽しみの間違いでありましょう?(手を添えて陽物を露わにするのを助け、こちらも甘い体臭に鼻を鳴らしながら下着を剥ぎ取っていく)
        よい眺めでありますよ ミシェルどのにも見ていただきましょうか(丹田の下、なだらかに丸みを帯びた下腹部に手のひらをあて、薄く淡く秘所を隠すものを一撫でする)
        (腰を捕まえて抱き上げ、目の前に揺れる豊かな胸に吸いあとを残して 熱く滾ったその場所へ切先をなじませた)やはり、たがいに顔が見えるというのは…よいものでありますね
        -- 真鐵 2015-05-03 (日) 22:48:39
      • まだまだ…私にとっては未知の領域だよ、異性の扱いというのは……(そそり立つものに直に触れる。大きさや形を確かめているような手つきで)
        ふ…んんっ……(当てられた手のぬくもり。撫でられれば下腹の奥で煮え立つような感覚に身震いし)
        その子が見たら…どう思うだろう。 下手に起こせば二人分の体力が必要になるかもしれないよ?
        ん、はぁっ… ……これから、じっくりと見られてしまうわけだ。 繋がりあう瞬間の表情まで全て…キミに。(その言葉は真鐵に向けたものか、自己暗示か。浅く埋まっただけでも狭さの窺える部分は、言葉と呼吸に合わせて甘く絡む)
        ふぅ…大丈夫。お互いに…入るように、出来てる……(ブツブツと自分に言い聞かせるように呼吸を整えながら、ゆっくりと腰を沈め始めた。狭い洞はすぐに健気に抵抗するものに阻まれる)
        -- ミシェル 2015-06-30 (火) 00:47:03
      • さぞやびっくりするでありましょう それだけはたしかかと(小さく舌を出して、おどけて笑う)それならそれで、望むところでありますよ
        これでも夜ごとに鬼の姫君と交わってきた者たちの血が流れているのでありますから、いま剣菱の甲斐性を見せずしてなんとします
        (余裕なさげに呟く言葉を聞いて事情を悟った)はじめてじかにお会いした時から、こうなればよいと思っていました
        お優しいところも、気高く一途なところも…あまり器用でないところも、みな素敵です(熱に沈みこんでいく快楽に酔いしれながら、豊かな腰つきを支えて)
        お慕いしています、ミシェルさま(頬に触れ、腰の動きをあわせて穿つ しっとりと濡れた肌から匂い立つものと熱を感じながら、引き裂いていく)
        -- 真鐵 2015-06-30 (火) 01:35:33
      • ふふ、キミやその子がその気になったら…それこそ寝かせてもらえなさそうだよ。
        一度試してみるのも悪くないかもしれないけれど…(冗談とも本気ともつかない笑みを向けて)
        ……言ったはずだけどね。私にそんな人は現れなかったと。 だからキミは…私の王子様なんだ。(今一度、真鐵の頬を手で包んでしっとりと唇を重ね)
        キミが愛してくれるというのなら、大事にしてくれるというのなら…私は全身全霊を持ってそれに応えよう。 ん、ふぁ…! ぐっ…ぅ…(押し入ってくるその先で、軋んで弾ける手ごたえ。抵抗を抜ければそのままずるりと奥まで埋まりこむ)
        ……っ、く、は…! す、すまない…上手く、集中できなくて……!(荒い呼吸を整えるその姿が色を失いつつある。狭くきつく食い締めるその感触が、徐々に不確かな物へと変じていく)
        (半霊体と言って支障ないその身体が、痛みで制御を失いかけていた)
        -- ミシェル 2015-06-30 (火) 22:04:44
      • ミシェルさまは筋の通ったお方でありますね 精進します(決してブレない人だから、信を置かれていることには計り知れない重みがあって)
        なんと! ここからがよいところでありますのに(生霊のような存在でいた期間が長すぎたせいか、時々不安定になることがあった それは「代償」なのかもしれない)
        今の博士は我が血に連なる鬼のような存在、ならば召喚の要領で補強もできるかと(鬼道使いと鬼の関係になぞらえて、魄を注ぐルートを確立しようと試みる)
        いつか遠からぬうちに、その痛みさえ愛おしく思い返す日が参りましょう そう願います(慌てる様子もなく唇を重ね、あまり動かずにお互いの体温に染まってゆくのを待つ)
        -- 真鐵 2015-07-01 (水) 01:59:46
      • 私も…キミの気持ちにしっかりと…応えられるよう、頑張るよ。(ひとたび自分がついていくと決めた相手。その瞳を見つめて)
        さ、さしあたっては…今、だけどね……(痛みなどの物理的刺激を霊体化で避ける癖も、今回は悪い方へ作用したようだ)
        うぅ…く……も、申し訳ない…(真鐵に魄を注がれつつ、呼吸を整えていれば徐々に存在が安定し始める)

        (そして、唇を吸い合う博士の肩に、真鐵の背後から伸びた手がぴたりと添えられる。真鐵の背には小ぶりで柔らかな感触が)
        ……ちょっと、手伝う。 大丈夫…(眠っていたはずのミシェルの声。触れ合う部分から流れ込む魔力。博士の肉体が徐々に実像を結び、繋がりあう感触がより確かなものになってゆく)
        -- ミシェル 2015-07-03 (金) 21:51:52
      • 時は流れて限りあるもの ですが博士をいじめなければならぬほど急いてもいないのでありますよ(まあまあ、と笑ってなだめる)
        (大きなお尻に手が沈みこんでゆく感触に感動しつつ、すっかり呑み込まれていることを強調するように小さく動く)
        (もっと困らせてみたくなって片脚を軽くかかえる 当たっている場所が変わったのを感じながら、唇を割り開いていくことも忘れずに)

        ん―――ん、んんっ!!?(目を白黒させて、あやうく舌を噛みそうになる 完全に無防備で、目覚めていたことにさえ気付かなかった)
        ……はぁ、餅は餅屋でありますね(とぼけた感想を漏らしつつ、挟みうちになったらしいことを悟る)
        (同じ顔をして、親子であり姉妹でもある二人の肌が触れあっている光景にドキリとして)では、ミシェルどのもご一緒に! なにせ一生に一度のことでありますから
        -- 真鐵 2015-07-04 (土) 00:39:29
      • う…っ……でも、その…嬉しくは…あるかな。(未だ少し鈍痛の走る下腹を撫で、涙を滲ませた瞳で笑ってみせる)
        (動けば朱の混じった体液が掻き出され、そのたびに徐々に艶の混じり始めた吐息が零れる)
        あ、はは…本当に、入ってるんだね… ん、あっ…!? こ、こら…! んんっ…!!(片足が抱えられると中は驚いたようにきゅんと締まる。抗議の声を上げつつも唇を重ね、ゆっくりと真鐵の動きに追従すべく腰を揺り動かし)

        ん……(二人の身体にマナを送りながら、目の前にあった真鐵の耳朶を軽く食むミシェル)
        えっと。 博士、おめでとう…でいいのかな。(同じく唖然とした様子の博士に親指を立てて見せ、真鐵の背中に身体を擦り付けつつ)
        一緒に…うん、のぞむところだけど…ミシェルは、何をすれば良い…?(ひとまず博士の肩から手を撫で下ろして手に余る大きさの胸に指を埋めながら、問う)
        -- ミシェル 2015-07-04 (土) 23:38:17
      • 謎でありますね…こういうとき三人目は何をするのでありましょう?? たとえば、ミシェルさまに熱いえーるを送ってみるとか!
        ……冗談でありますよ!?(怒られてはたまらないのでぐりぐり打ちつけると、深みの奥にこつんと突き当たるような感触があって)
        脚を閉じていると当たりかたが変わるのだとか(赤い泡のこぼれる場所を見せつける様に、もう片方の足もかかえる)

        しかし、いつもながらにまいぺーすでありますね あれこれ案じていたのもまるで杞憂でありましたようで
        ではひと思案であります! ミシェルどのも上にのってみますか?(振り向きざま、博士との口付けのあとが残った唇を重ねて)
        いかな異形の剣菱とて、ものはひとつでありますゆえ(ミシェルの腰に腕をまわして、自然に位置を入れ替わってごろりと仰向けになる)
        -- 真鐵 2015-07-06 (月) 23:27:35
      • は、初めてから3人とは…ヘビーだね。 んぁぅっ…!(奥を押し上げられれば頭まで響くような電流が走ってのけぞる)
        少し慣れてきたから…私も、やられてばかりじゃないよ… んは…ぁ…! 奥…しびれる…(両脚を抱えられてやや自由が利かないながらも、自分の良いところを探すように押し付けて)
        ふふ、敵わないな…キミとその子には。でも、折角だから…ね。 ん、ぅん…!(ミシェルに胸を好きにさせながら、仰向けになった真鐵の上で腰を揺する。上下ではなく前後左右に、深い部分をかき回させるように)

        博士も、真鐵の奥さんだから。 ミシェルが博士を後ろからする…というのもアリ、だけど…んんっ……(真鐵と唇を重ね。三人分の唾液を混ぜあい)
        上に乗る…? えっと…(するりと着衣を脱ぎ落とす。コンパクトな胸やお尻、控えめな肉付きの裸身を晒しながら)
        こう…でいい、のかな……?(真鐵の顔をまたぐ形で上に乗る。博士と違い毛らしい毛もほとんどなく、初々しい秘裂が真鐵の目の前に)
        -- ミシェル 2015-07-07 (火) 00:34:58
      • ん…! すこしは勝手がわかってきたのでは? なにやら、さっきよりも…(動きが変わった すでに攻めに転じているのだ)
        なんの! まだまだよいところを見せておきたい…のでありますが(気が緩めばもっていかれてしまいそうで、胎の奥まで響くように動きをあわせる)
        素質は十分! しかも立ち直りの早さはさすがでありますね…ふたり一度にお相手できるなど、剣菱の男冥利につきることであります

        (似ているようで違うふたりの体重がそれぞれにかけられ、博士のものより小ぶりな腰つきが視界いっぱいに広がっていく)
        ミシェルどの、これは……もしやたぬき寝入りでありましたか(熱く汗ばみ蒸れた場所に舌先で触れ、奉仕をはじめて)
        む?? 手が暇になりました ミシェルどのの腹でもくすぐっていましょうか(軽口を叩くたび吐息があたって)おふたりの絡みが見えないのが玉に瑕でありますね…!
        -- 真鐵 2015-07-07 (火) 01:24:25
      • 元より現世に引きずり出された身……無茶な状況に適応するのには…ぁ…っ… 慣れて、いるからね……(まだ少し不慣れながら、狭い内側を蠢かせ、たおやかに包み込む動きも見せ)
        なんだろう… はぁ…っ…! まだ違和感はあるけれど… 中でキミを感じるのが、凄く心地良い… んんっ…!(根元まですっかり飲み込んで密着する下腹。陶然とした笑みを浮かべ、最奥での口付けを繰り返す)
        ふふ、実に…贅沢な状況だね? ぁ、ん… く、口でされるのも…良さそうだね、ミシェル…(胸を弄ぶミシェルの頤に指を当てて唇を吸い)

        ぁぅ…博士の意識も、少し…流れ込んできたから、かも…? ひゃんっっ…(既にとろりと雫が落ちるほどに蕩けた秘部。真鐵の舌に熱く濃厚な女の味が広がってゆく)
        あっ…うぅん… 息、くすぐったい…(吐息を感じれば秘洞の入り口と後ろの蕾が誘うように窄まる。窄まった分だけ胎内に溢れる粘液を真鐵の舌に降りかからせて)
        手は…こうして、繋げば…?(片手で真鐵の手を、もう片手で博士の手を握る。精と魔力を互いに注ぎ満たしあう円環が完成した) んん…真鐵…っ…
        (互いの興奮が循環して昂ぶりを強くしてゆく。腰を真鐵の顔に擦り付けるように揺らし、甘い声を放ちながら)
        -- ミシェル 2015-07-08 (水) 00:29:03
      • おのれの尾を喰らう蛇のようでありますね すこし爛れた円環であります(ふたり分の体重は伊達じゃなく、息つく暇もなくて)
        今日からは遠慮などご無用! ミシェルどのへの気兼ねもなしでありますよ(断然滑りがよくなって貪欲に蠢く柔肉に斬り込んでこね回す)

        これは…なにやら物欲しげなご様子で ああ、熱くて舌がやけどをしてしまいそうであります(透明な雫を舌で受けとめて、誘われるまま掬い取る)
        (手のひらに収まってしまそうなサイズの曲線美に視界を塞がれて、白い肌に溺れていく 舌で責める場所を変えるたびに愛らしい反応を見せられて)
        ……う、ぁ…そろそろ、ミシェルさま!?(間断なく理性を突き崩されて、暴力的なまでの刺激に流されてしまいそうになる その直前で声を上げた)
        -- 真鐵 2015-07-11 (土) 23:14:06
      • ふふ、私達らしいといえばらしいかも…ね。 お陰で…ああっ……! 私も、十分に…(ミシェルが加わってから、結合部に滲むものは粘液の割合がより多くなりつつある)
        うん…私も、全力で楽しませてもらう事に…っ…! するよ…! ん、くぅ…ん…(熱く蕩けた内側をかき回されるたびに腰をくねらせ、ぐりぐりと奥を擦り付けて)
        わ、たしも…! もう…っ……! ん、ぁぁぁぁっ…!!(大きく腰を上下させる中、意識がはじけそうになるのを感じれば一際強く奥底に押し付けて。狭くぬかるんだ場所は、長い嬌声と共に四方八方から絞り上げるように妖しく蠢いた)

        二人分の…気持ち良いのが、流れ込んで……ふぁぁ…ん!(刺激を受けるたび収縮を繰り返す入り口がひくつき、真鐵の舌を誘う)
        (やがて体液が濃さと量を増し、痙攣するように切羽詰った反応を返すようになり始める。膝が震えて身体を支えることも難しくなり…)
        ふぁ…! ぁ、ぁぁぁぁぁっっっ…!(絶頂の快感を互いに伝播させあいながら、大きく全身を震わせて嬌声を放つ。そのままくたりと脱力して博士の胸にもたれかかった)
        -- ミシェル 2015-07-12 (日) 00:28:30
      • わ、っ…あの、ミシェルさま!? これが全力…でありますか(ガツガツと捕食されている様な動きに目を白黒させて)
        (何度目かの正面衝突、こみあげたものが白く弾けてぶちまけられる 熱く蕩けた場所から朱い血潮のまじったものが溢れてこぼれた)
        (三人分の反応にあわせて閉じた円環が烈しい共振現象を起こし、さばききれなかった分の鬼気が火花と恍惚感に変わって思考を揺らした)
        ん……!! ははは、はぁ……今のは強烈でありました…(その後は余韻がとってかわり、そのまま大の字になって尻と背中を眺めたりして)

        これがはーれむでありますか…蓬莱にも大奥というのがありましたが、昔の人は夜な夜なこんなことをしていたのでありますか?
        羨ましい限りであります では、身体を清める前にもう一席いかがでありましょう(博士の深奥を塞いでいたものを引き抜き、二人の下から抜け出して)
        (向かいあう二人をまとめて押し倒し、ミシェルの秘所に陽物を宛がった)今度はミシェルどのの番であります
        -- 真鐵 2015-07-26 (日) 22:25:43
      • あ、ぁぁぁぁぁ……っ…(白く押し流されるような快楽の怒涛に束の間、意識を刈り取られそうになりながら、ミシェルと互いに体重を預けあって身体を支える)
        は……ぁ… んんっ…ふ……(しかしその大波が過ぎ去れば、最奥に注がれる感覚に恍惚とした表情を見せ)
        んっ…ふふ、はしたないかもしれないけれど、こうして…キミに注がれるのは、クセになってしまいそうだよ…(勝手が分かってきた内側で甘くじゃれ付きつつ搾り取るような蠢きで余韻を愉しみながら、幸せそうに下腹を撫でた)
        あ…んっ… 知っているかい? 回教徒の妻たちは夫に平等に愛されなければならないんだ。 だから……(引き抜かれるものに少し名残惜しげに絡ませつつ…重なるように押し倒されたミシェルの秘部に指をかけ、見せ付けるように押し開く)

        ふにゅ…ぅ……(博士の胸で荒い息をついていたのも束の間、重なり合い、押し倒される格好になって真鐵を振り向き)
        ん、ふふ…そのうらやましい事、今はたっぷりできるから……ぁ、ん…(博士と胸を合わせながらされるがままに発情した粘膜を押し開かれ、両の孔を曝け出されて小さく声を上げた)
        うん…ミシェルにも、いっぱいちょうだい…?(栓を失って朱混じりの白濁をこぼす博士のものと、唾液に彩られて濃密な粘液をこぼす幼い部分が扇情的に縦に並ぶ。真鐵の切っ先が押し当てられれば軽く腰を突き出してせがむように熱い粘膜で浅く咥えた)
        -- ミシェル 2015-07-26 (日) 23:34:51
      • 剣菱の女性は人界の枷にはまらぬものであります そのためにいろいろ言われることもありますが…はしたないのは好きであります
        (白濁を押し戻すようにかきまぜ、その下もつつき回して)ええ、博士 蓬莱を発ってからはもともと陸伝いに西回りで旅していたのでありますよ
        唐土を過ぎて崑崙の北を進み、西域のさらに向こうに至った頃…たった一度でしたが、太守の宮廷に招かれたことがありました

        では改めて、お望みのままに(博士より細い腰つきに熱く滾るもの埋めていく 月が西の水平線に沈むまで、まだまだ夜は長そうだった)
        (調子に乗って三回戦と言い出した矢先に性の陰陽が逆転してしまい、二人のミシェルに逆襲されたりしたのはまた別の話――)
        -- 真鐵 2015-07-27 (月) 00:24:29
      • 半幽霊と、形成す魔力の塊…本当、物好きな家系だよ… あっ…!? ん、こらぁ…っ…
        (かき回し、悪戯する動きに上げる抗議の声は甘く、どこか嬉しそうでもある。余韻を噛み締めつつ艶かしく腰を揺すり)
        ふふ、異文化から見れば羨まれる一夫多妻だが、実態は夫の甲斐性が大きく問われる… キミにも、期待して良いんだね?

        うん、まだまだ…夜は長いから。 それに…陸に着くまで、まだまだ日もあるし…? ん、はぁぁ…ん…(含みを持たせた笑みが押し入られるにしたがって蕩けたものへと変じてゆく。たおやかに包む博士のものとは違い、浅いが狭く熱さが際立つそこで真鐵を受け入れ…)
        (真鐵が入れ替われば二人のもてる知識を総動員してたっぷりとお返しし。舷窓から朝日が差す頃には、疲れ果てて泥のように眠る3人の姿があったという)
        -- ミシェル 2015-07-28 (火) 01:08:13
  • (乾いた風に赤茶けた岩肌の色、無限に広がる新大陸のフロンティアをつらぬくレールの上をくろがねの疾風が駆ける)
    (大陸横断鉄道の開通間もない頃、ふたつの大洋をわずか一週間で結んでしまう新たな乗り物の登場を人々は歓呼の声で迎えたものだ)
    (汽笛の音色は東から西へ 満を持して放たれた矢のごとく、あらゆる存在を置き去りにして地平線の彼方へと飛び去っていくのだ)

    (見よう見まねで淹れてきたコーヒーを抱え、二等客車の一室をノックする)ミシェルどの、ミシェルさま 真鐵であります
    手が塞がっているので開けて欲しいであります(狭い廊下を行き交う乗客に道を譲り、天井に逆さに貼りついて敬礼のまねをする小鬼にこくりと頷く)
    -- 真鐵 2014-09-25 (木) 20:39:43
    • (人をより多く、より遠くまで運ぶために結集された英知の結晶。どちらのミシェルもこれに乗るのは初めてのようで、二人揃って少しはしゃいでいた)

      ……ああ、今開ける。(少し間を置いて開く扉。中から顔を出したのは「博士」の方だ) ご苦労様。こっちも軽いものだけど用意しておいたよ。
      (折りたたみのテーブルの上にはフランスパンやクラッカーにチーズやアンチョビやハムを乗せたカナッペが出来上がっている)
      さ、ミシェル。 お昼にしよう。(窓辺で飽かず外の景色を眺めるミシェルに呼びかけた)
      -- ミシェル 2014-09-27 (土) 23:25:25
      • これはにぎやかでありますな 食堂車では酒も出しますが(トレーごとテーブルに置いて)コーヒー、お好きでありましょう?
        例の「荷物」の方は大丈夫でありますか? 念のため見張りを立てていますが、今のところは怪しいものの姿もないようで…
        一時はどうなることかと思ったものでありますが、割のいい仕事がみつかって良かったでありますね(当然のように通路側に腰かけて)
        (東海岸の商都に置かれた貿易会社の蓬莱人から託された故国への荷物 小包ひとつを警護する手間賃がそのまま三人目の旅費になっているのだ)
        (蓬莱の出先機関から剣菱に持ち込まれた依頼である ということは、父が内々に手を回したとみてほぼ間違いない 報酬の払いが良すぎる意味を考えあぐねていた)
        -- 真鐵 2014-09-28 (日) 00:02:35
      • ふふ、よく分かってくれてるね。 酒もいいけれどそれは夕食時に取っておこう。(置かれたコーヒーを、ありがとう、と手に取り)
        …ああ、今のところ変わりないよ…一体何なんだろうね、これは。 よほどの貴重品か、それともいわくつきの代物か…興味深いね。
        (荷物を見ていた眼鏡の奥の瞳が光る。カナッペをつまみながらコーヒーをブラックで一口。納得のいく味だったのか小さく頷いて笑顔を見せた)

        (一方、小さい「ミシェル」の方も荷物については少し気になるものはあるらしく、脚の間に置いてしっかりと防備を固めている)
        美味しい話には…裏があるかも? 夜になっても…気は抜けない。 むしろ危ない…?
        (こちらはコーヒーに砂糖とミルクをたっぷり入れて口をつけている。似てはいるが意外と細かい部分は少しずつ違う)
        -- ミシェル 2014-10-04 (土) 23:16:05
      • (お眼鏡にかなったようで安心しつつこちらもブラックのまま口をつける 濃茶のような渋みにもようやく慣れてきた頃で)
        中身も気になりますが、これは我ら剣菱の人間が異国の地でも使えるかどうか、試すにはよい機会…ということでありましょうか
        ことの起こりから考えだすと、そもそも自分が留学を許されたのも…(自分も軽食をつまむ ハイカラな味わいが気に入った)
        (双子のようによく似た顔を順々に見て)こちらのお役目は上々の首尾でありました ふふふ、博士には一緒に叱られていただくでありますよ
        さて、この荷を狙う者がどこかで息をひそめている…かもしれませんが、気を張ってばかりもいられぬでありましょう
        (ミシェル「どの」の膝に寝転び、旅行鞄から絵葉書の束を引っぱりだして実物よりも華やかな観光名所の写真を眺めはじめる)
        -- 真鐵 2014-10-05 (日) 20:41:43
      • なるほど、いわば実地試験…といったところかな? 今までの事に関しても…
        私の知る限りでは、キミは十分に良くやっていると思うけどね。 この子との相性もなかなかのようだったし。
        (そして、視線を感じたのか二人同時に真鐵に振り向く。同様にもぐもぐとカナッペを咀嚼しながら)嫁探しも任務のうち、か。 む、どうして私まで…! 選んだのはキミだろうに。
        (肩をすくめながら首を振るがその表情は柔らかく、コーヒーを片手に売店で買い込んだ雑誌や新聞を眺め始めた。長らく離れていた俗世の情報収集にも余念が無い)

        ……うん、折角の…ハネムーン…… …こんぜんりょこう? ゆっくり楽しみながら…行きたい。
        このあたりには…何か面白いところとか、あるのかな?(膝の上の真鐵の額を撫でながら、絵葉書を覗き込む)
        -- ミシェル 2014-10-12 (日) 00:01:35
      • 蓬莱のような閉ざされた島の民にとって、世界の外側から訪れる者たち…マレビトの血は災いにも宝にもなり、得がたきものでありました
        今も昔も、剣菱は新しくあることを望みます 遠き世の方相氏のように、我らは鬼であり続ける…そのための大事なお役目でありますよ
        ふふふ、それはそれこれはこれであります(ミシェルのふとももにごろごろしつつ、くすぐったそうな顔をして 巨大な鉄橋が描かれた葉書を眺める)
        しかし…(依頼人から頼まれた第二の荷物、私信の束を弄び)刑部(おさかべ)どのは趣味の多いお方でありますな 名所の写真ばかりでなく、美人に車に動物まで…

        その気になれば八十日間で世界を一周できる!という物語もありますが、我らは急がずあわてず物見遊山の旅であります
        西海岸の都には蓬莱人が数多く渡っているという話も聞きます 道草ついでに同業者や剣菱に縁のある者をたずねてみるのも一興かと
        ところでミシェルどの、ミシェルさまからは自分と同じぽんこつの匂いがするのでありますが…どうしたら尻尾をつかめるでありましょう?
        -- 真鐵 2014-10-12 (日) 20:50:59
      • 積極的に人ならざるものの血を取り入れる一族… 話には聞いたことはあるけれど、自分がその末席に加わるとなると不思議な気分だね。
        その子はともかく、私はこれといって……いや、十分に人ならざるもの、か。
        (手を翳してみればふわりと半透明に透ける。「ミシェル」ほど自由は利かないが、身体の組成は人間とはまた大きく違うらしい)
        いざとなれば私はこの状態でやり過ごさせてもらう事にするか… いや、それも通用しない…?(同じく、横から葉書を覗いてみる)

        おっきい街…こういう橋とか、車とか…あるところ?(絵葉書を眺める瞳が輝きだす)
        向こうは向こうで…妖怪とか、魔物とか…また違うのかな? どんな人たちが居るんだろう……
        ん、意外と…真鐵の見てないとこでは、気を抜いてる… さっきも、窓の外見てはしゃいでたし… (耳打ちするようにぼそっと)…今も。
        (真鐵の言葉に頷きつつ小さく顎で『博士』の方を指す。そこには同じく無邪気に目を輝かせながら絵葉書を覗く博士の姿があった)
        -- ミシェル 2014-10-23 (木) 23:18:51
      • 大陸横断鉄道の終着駅といえば洋の東西が出会う場所、世界有数の大都市にして新大陸の西の玄関口!…だそうであります(観光案内の小冊子を開いて)
        ミシェルどのが怖がるといけないので黙っていましたが、刑部どのと出会ったあの都にも首なし騎士の言い伝えがあります
        何でも、流れ者の騎士…とは名ばかりの悪党が、首を打たれても死にきれず、今でも殺しの獲物を探しつづけているのだとか
        まあ、東海岸のご当地妖怪でありますからここまで来れば一安心でありましょう(物騒なフラグを立てそうな言い回しに気付いてない様子)

        なるほど、女子の矜持でありますか 見苦しいところを見せぬようにと心を砕くのは男子も同じでありますが…(絵葉書の束をミシェルに預けて)
        鳴くまで待とう、というのは当世流行らぬでありますよ(気をとられている隙にと鞍替えしてごろり)博士のひざまくらはふかふかでありますな…
        -- 真鐵 2014-10-25 (土) 22:06:55
      • ほう…キミの故郷以外にも色々な文化が入り込んでいそうだね。面白そうだ。
        ……騎士、ということは馬に乗っているんだろう? ……どうだろうね、霊という物は自分を察知できるものに寄ってくるというけれど…
        もしかすると、この列車と並走していたりしてね。(いかにも危げな言い回しにふと車窓の外を眺めてみたり)
        ……っ!? ふ、ふふ、当然だね。 む、胸だって私のほうが…勝ってるだろう?(唐突に腿に頭を乗せられれば、少々戸惑いがちにではあるが真鐵の頭をふかふかと遊ばせしっかり自己主張した胸を張る)

        ……多分、頼れる女として…見られたがってる。(そっと耳打ちしてから受け取る絵葉書の束)
        固そうに見えて、突っつかれると…案外弱かったりするかも…?(飽かず絵葉書を眺めながら、真鐵の様子に笑みをこぼす)
        -- ミシェル 2014-10-26 (日) 00:18:04
      • ふふふ、お戯れを この超高速鉄道と競える馬があるのなら見てみたいものであります(あくびを噛み殺し、おなかの方へと寝返りを打つ)
        首なし騎士も見目麗しき女子でありましたら、宥めすかして連れて帰ってしまいましょうか…騎士は男というのが通説だそうでありますが
        「でゅらはん」のほかにも、悪魔の落とし子「じゃーじーでびる」や毛むくじゃらの巨人「びっぐふっと」という鬼がいるとかいないとか…
        極めつけは千早ぶるいかづちの巨鳥「さんだーばーど」であります! 新大陸は不思議がいっぱいでありますな(寝心地最高のふとももを撫でて)

        愛するもののためなら我が身すら省みぬお方…というのは重々承知であります それはそれとして、甘えてしまって構わぬのでありましたら
        もっとよいことをしましょう、ミシェルさま(起き上がって左の手をとり、答えを待たず、襟元にちらりと覗いた鎖骨の近くに口づけをして)
        (大人の色香を胸いっぱいに吸った矢先、赤錆色の荒野に地を穿つ馬蹄の音と蒼ざめた馬(ペイルホース)のいななきが轟いた)……む、何か聞こえたでありますか…?
        -- 真鐵 2014-10-27 (月) 00:40:22
      • 乙女のみを乗せるユニコーンに空翔るペガサス…東洋には日に千里を駆ける伝説の名馬も居るそうじゃないか。可能性は無きにしも非ずだと思うけどね。
        ……キミは一体、帰郷するまでに何人娶る気なのかな?(真鐵の頭を捕まえてお腹の方へと抱きこむように埋もれさせて抗議する)
        所変われば…といったところか。まだ歴史が浅いながら色々居るものだね…っ…こ、こら…まだ日も高いのに……うぁ…(唇が触れただけでふにゃっと力の抜ける腕)

        ……ん、馬の声と…足音?(絵葉書から視線を外して窓の外へ視線を向ける)
        折角…いいとこなのに、お邪魔虫…? 嫉妬されてるとか…?(気配を探してきょろきょろと流れ行く外の風景に目を凝らす)
        -- ミシェル 2014-10-27 (月) 23:18:50
      • それは買い被りでありますよ 剣菱真鐵の嫁御は後にも先にもお二人だけであります(沈みこむような感触に包まれたのも束の間のこと)
        ぐぬぬ…ま、まだそうと決まったわけでは!(招かれざる追跡者にはしごを外され、天も焦げよとばかりに蒼い焔が乱れ飛ぶ)

        (猛火が過ぎれば凛として花のごとき声音が響いた)困ったときの千里眼、お借りするでありますよ 「───百々目鬼!!
        (まっすぐ伸ばした左手の先、手のひらに大きな瞳が見開かれる ぐるり、と両の腕を四方に巡らせ)向かって右手、17時の方向に敵影あり! 一騎であります!
        なんと、汽車を相手に単騎駆けでありますか……というより、まっすぐこちらに近づいてきているような…なにゆえ!?
        (窓を開け放てば冷たい風が吹きこんで 荒ぶる黒髪を押さえて輪胴式拳銃を抜く 銃声が轟くたび、伝承の騎士は怯むどころかいよいよ速度を増していく)
        どうします、ミシェルどの? 進むも退くも一本道であります 逃げ場なしでありますよ せめて追われる理由がわかればよいのでありますが…
        -- 真鐵→真宵 2014-10-28 (火) 00:48:36
      • ま、増えたら増えたで…そのときはそのときだ。 それにしても…
        (カバンからやや時代遅れの前装ピストルのようなものを取り出す。使用者の魔力を弾丸として打ち出す杖の一種である)

        ん、むぅ……このまま戦っても…列車が危ないかも? お互い走ってる状態じゃ…どうにも出来ないし。(吹き込む強風に目を細めつつ、疾駆する闇を見つめる)
        どうして追いかけてくるのか…聞いてみるとか。 ん…? 聞く耳…頭、無いんじゃ…ダメかな…?
        -- ミシェル 2014-10-28 (火) 02:07:27
      • ご安心を、あれはどこからどう見ても…(伝承に尾ひれがついて人間離れした騎士の体躯は、遠目に見れば黒毛の猛牛にも似ている)
        巻き添えを出してしまえばこちらの負けでありましょう かといって、おいそれと飛び降りるわけにも行かず…
        (異変に気付いてか慌しい足音とどよめきが客室の廊下を交差する 鋭い汽笛の音色を合図に、車窓を流れる景色が一段と加速をはじめて)
        首なしだけに、でありますか? これが誰かと間違えられていたなら、人を見る目もなかったというところでありましょうか
        しかし、我らもなにか大切なことを見落としているような気が……わゎ!?(客車の揺れによろめき、足元の荷物につまづいてバランスを崩す)
        -- 真宵 2014-10-29 (水) 00:50:04
      • ……ああうん、なるほど。 流石にあれは嫁としてどうこうできる物じゃ無さそうだね。
        (走行風に髪をなびかせつつ身を乗り出し、「杖」の引き金を引く。刃金同士がぶつかり合ったような独特の射撃音を立てて飛んでいく魔力弾は、狙いを逸れて騎士の傍らの岩を炸裂させた)
        …ダメだ、こう速度があっては上手く当たらないな。 闇雲に撃てば列車に被害を出しかねない。
        ……おっ…と!?(よろめく真鐵を受け止める。ふくよかな胸がクッション代わりとなったが、勢いを殺しきれず共に座席へ倒れこんだ)

        …首があれば、もう少し……あ。(真鐵が躓いた荷物。それにふと意識が向く)
        ……この荷物、もしかして…(中身が想像通りだとすればするりと合点が行きそうで、荷物の梱包に手をかけた)
        -- ミシェル 2014-11-02 (日) 01:16:27
      • いたたたた…不覚でありました ミシェルさま、お怪我はないでありますか?(慌てて立った矢先、またひと揺れ来て壁に手をつく)
        こ、これではまともにお相手できないでありますよ しかし、この荷物…(破れた包みの下、桐箱の木目が露わになっている)
        大きさといい重みといい、唐土の白磁やら西域の霊薬、あるびおんの宝飾時計などではないと……思ってはいましたが
        あ、ミシェルどの! それは自分が(目を見て制止し、桐箱の封印を解く)…見ていて気持ちのよいものばかりとは限らぬでありましょうし
        (手ざわりのよい藤色の袱紗に覆われたモノ か細く変じた女の細指が薄汚れた髑髏を包んでゆくさまはどこか妖しく、背徳の香りがして)
        (伝承の悪鬼に相応しい骨太のされこうべを見つめてみれば、眼窩の奥の濃い闇のさなかに怪光がゆらめいた)……これは、そういう…?
        (見られている、という感じがあった 不吉な光が失われた眼球の代わりに激しい感情を示し、食い入るように凝視されている)
        刑部どのもお人が悪い…虫も殺せぬようなふりをして、いい性格してやがるであります 一体全体なんてモノを運ばせるでありますかーーーーーー!!
        はぁ…はぁっ! なにやら急に騎士どのが気の毒になってきたでありますよ…(同情のまなざし)おや? いつの間にやらお姿が……あっ、列車の上に!?
        (重装騎兵の超重量を受け止めきれずに三等客車の屋根が沈み、その足元から阿鼻叫喚の大パニックが広がっていく 手の目を収め、歯を食いしばって)
        こちらも退くに退けない事情があります 今出てゆくでありますから、大人しくしているでありますよ(髑髏に向かって言い含め、廊下に飛びだし「上」を目指す)
        -- 真宵 2014-11-02 (日) 11:06:38
      • あ…ああうん、大丈夫だ…(ずれた眼鏡を押し上げながら真鐵…今は真宵を見上げる。若干頬が赤い)
        まったく、これでは雰囲気も何もあったものじゃないね…(胸元のボタンを留めつつ、ぷい、と目をそらした)
        ……つまり彼は…自分の首を取り戻しに追って来たと? デュラハンの首…それだけでもかなりの学術的価値がありそうではあるけれど…
        (箱の中からでてきた頭骨を食い入るように眺める。学者の性分であった)
        しかし、そうなると一体どういうつもりでこれを持たされたのか…

        これじゃ…あの人?が怒るのも…納得。 どうするの、真鐵…? 返しに行く…?
        ミシェルも…一緒に。(そう言って顔を合わせて頷きあう二人のミシェル。めいめいの武器を手に、真鐵のその後に続いた)
        -- ミシェル 2014-11-02 (日) 21:25:45
      • 殿上人の道楽か、はたまた博物館にでも収めるつもりか…それともまさか、騎兵連隊の教官どのにお迎えする気でありましょうか?(軽口を叩き、華やかな笑みを見せて)
        何にせよ、どこぞに何がしかの使い道を思いついた者がいて、その仕事を剣菱に託したのでありますから…ご期待には応えておかねばならぬかと
        (連結部から屋根の上によじ登り、飛ばされそうになって身を伏せる)どちらかが譲る譲らぬではなく、ほかに道があればよいのでありますが…
        (手中の髑髏は言葉を語る喉をもたず、ただ烈しい眼光だけが燃え立っていた 静かに視線を交えれば、わずか刹那の瞬きに億兆の嘆きがよぎって)
        む、今のは………ミシェルどの、ミシェルさま! あの身体だけを止める手立てはありましょうか?(髑髏を矢絣の袂に収め、二人を引き上げる)
        亡君の盛名、轟かせるは今でありますよ 「風鬼っ!!」(風の権能にありったけの鬼気を注ぎ、首なし騎士の甲冑にかかる風圧だけを爆発的に高めていく)
        (無人と化した食堂車の屋根が抜け落ち、騎馬武者の姿が瓦礫に呑まれる 束の間の安堵すら許されず、怒りに任せて撃ち下ろされた鉄拳がバーカウンターを粉砕して)
        っ…!! あれほどの金剛力、人斬りのためにしか振るわれなかったとすれば…惜しいかぎりでありますね(不可視の巨人の腕のごとく疾風怒濤の一撃を叩きつける)
        -- 真宵 2014-11-03 (月) 02:36:29
      • どうにも…人の手には余るもののように見えるけどね。 しかしそれが務めだと言うなら仕方ない。
        (髑髏の眼窩の奥に渦巻く怨嗟に思わず息を呑みつつ、後について列車の屋根へ登る)
        身体だけを…ね。手懐ける…には難しいか。(屋根に上るなり既に半透明に透けている。現世に干渉できなくなるが現世からの干渉も受けつけない特殊状態。風圧を涼しい顔で受け流す)
        追って来られないようにするならいつものキミの世界へ押し込んでしまうというのはどうだろう。
        (銃型の杖を手の内でくるくると回転させる。銃把の尻に下げられた狐の尾のような装飾品が、回転の度にマナの軌跡を描いて魔力を増幅させてゆく)

        むぅ……身体だけを…? 難しい…… でも、あまり派手に暴れさせると…ここから、列車…千切れちゃいそう。
        (掌に氷塊を生じさせ、有線で繋がったそれを室内に放ち、四方八方に叩き付ける。触れた場所から氷が発生し、檻のように異形の騎士を取り囲んでゆく)
        味方にすれば…これほど頼もしい人も、そうそう居ないだろうけど…
        -- ミシェル 2014-11-06 (木) 01:56:22
      • ゆえにこそ、我ら剣菱が───(視界に落ちる大きなモノの影、即応して矢絣の袖が翻る 恐怖の物語に増幅された人外の太刀筋と両刃の太刀が噛み合った)
        (氷塊の縛めと科戸の風の二重拘束を脱し、フルプレートをまとったまま跳躍する怪物の馬鹿力を受けとめきれるはずもなく)っっ!…おおおお落ちる落ちる落ち
        ───阿傍!!」(腹の底にずしりと響く鬨の声と共に、唐土の甲冑をまとった牛面人身の巨体が首なしの騎士と組み打ち、そのまま食堂車の残骸へと追い落としていく)

        (壮絶な怪獣大決戦を眼下に見下ろしつつ、冷たい汗がどっと噴き出るのを感じずにはいられず)……そう…でありますね…
        あやうく自分の方が先に千切れてしまうところでありました…(手のひらから重たい痺れが抜けず、細腕は経験したことのない痛みを訴えていた)
        おかげさまですっからかんでありますよ ミシェルどの、できれば補給を…!(袂の下半分がばっさりと斬り落とされていた 転げ落ちた髑髏を拾い上げて)
        まったく、無茶苦茶でありますっ!! あれはご自分の身体でありましょう? 士道不覚悟であります!(髑髏に向かってすごい剣幕で食ってかかる)
        ミシェルどの、ミシェルさま この惨状、半分は刑部どのの悪だくみのせいでありますが…もう半分は騎士どのの不始末であります
        おそらく、大昔にも同じように…首を奪われ、身体だけが暴れまわったのでありましょう しかし、このされこうべどのにはこんとろーるがきかないのでありますよ
        -- 真宵 2014-11-09 (日) 01:43:36
      • 文字通りのじゃじゃ馬だね、これは…っ!(半透明に透けていた身体が実像を成すのと同時、回転させていた短筒の照準をピタリと据えて引き金を引く)
        (乾いた金属音に似た銃声と共に放たれる魔力弾は、着弾と同時に爆ぜて衝撃のみを対象物に伝える。騎士の肩、腰、騎馬の脚。バランスを崩して動きを阻む位置へと続けざまに)
        ……むっ…呆れたな、自分で制御出来ていないとは…(首をすくめ、やれやれと嘆息する)
        さて、そうなればどうするのがいいだろう。叩きのめしておとなしくするかい?(ひとしきり魔力弾を浴びせた後、またくるくると回転させて魔力の再充填を始めた)

        Oui,補給…こっち向いて。(指を絡めて真宵の手をしっかりと握りながら、少し背伸びして唇を重ねる)
        (触れ合う唇と掌から流れ込む温かな魔力。優しく、しかし急速に真宵の力を満たしてゆく)
        ぷぁ… ん、ふふ…もう少し、ゆっくり出来たらいいのに……(少し艶めいた吐息と共に破壊された客車を見降ろす)
        うーん、止める方法とか…分からない?(騎士の挙動に注意を払いつつ、真宵の手の中の髑髏に問うた)
        -- ミシェル 2014-11-10 (月) 22:17:01
      • ミシェルさまも負けておられぬでありますよ(精確無比な技量と優雅な身のこなしに見惚れて)どうしたいか、は決めているのであります
        寝ても覚めても悪しき夢から抜け出せず、引導を渡してくれる者もなし…では、いくら嘆いても嘆ききれぬでありましょうから
        剣菱は救いのない物語を嫌います(大きな髑髏を手のひらで包んで)嫌いますが…言い伝えの怪物を呼び寄せてしまった以上、やはり我らの手で幕を引かねばならぬかと
        まあ、いつ人が来ないとも限らぬでありますし、できれば───(蒼ざめた馬が悲痛な嘶きをあげて引き倒され、束の間気をとられて)

        ……っ!?……!…………ふ、ぁ…(不意打ち気味の口付けにくろがねの瞳を瞬きつつ、ミシェルの欠片が流れ込んでくるのを感じていた)
        ……は………はぁっ…(魂まで吸われてしまった様な錯覚から立ち直った時には、唇はすでに離れはじめていて)
        (少し貌を赤らめて咳払い)お、おかげさまで元気百倍であります! 今ならちょっとした座興をお目にかけられそうなくらいでありますよ
        (午頭鬼が蒼白い鬼火の塊へと還元され、海老茶式部が舞い降りる 首なしの偉丈夫は新たな敵を狙いさだめ、大剣を振りかぶって)
        (切り裂かれた喉から怒声を発し、すり潰さんばかりの勢いで打ちかかる超重量の騎士を前に、矢絣の剣士は静かに表情を引き締めて)
        (二つの影が交錯する刹那、まだかすかに濡れた唇が鬼の名を呼ぶ その声が二人のミシェルに届く間もなく、華奢な立ち姿は霞と消えた)
        -- 真宵 2014-11-11 (火) 02:33:47
      • ふむ…悩ましいところだね。実のところ私にとって退魔は専門外だ、キミが良しとする道を進むのをサポートさせて……む。
        (視界の端に口付けを交わす姿を見止めて少しだけ不機嫌そうに眼鏡の奥の目が細まる)
        ……ともかく。 善は急げだ。 あまりてこずっていては被害が増すばかりだしね。

        ん、元気が出たのなら…良かった。 (ちらり、と博士の方を窺う視線はどこか少し得意げにも見える)
        気をつけて、真鐵…ウエイトも、スピードも…侮れない。 勿論、パワーも。
        (依然として志気の萎える様子がない漆黒の首無し騎士の様子を見下ろしながら、交錯の瞬間を見守る。次の支援を澱みなく放てるように身構えながら)
        ………! 真鐵っ!(掻き消えた少女の姿に揃う声。姉妹のように似た顔の二人が心配げに天井をなくした客車を覗き込む)
        -- ミシェル 2014-12-18 (木) 22:07:37
      • (暴風を招来する剛剣の向こう 伝承の騎士の肩の上、ブーツのつま先から麗らかな黒髪までまたたく間に顕現して)
        敵もさるもの、でありましょう?(鳴動する髑髏を定位置におさめ、ひらりと舞い降りた)相手が悪かったでありますね
        何を隠そう藤原千方の隠し玉! 隠形鬼の御業であります これで騎士どのの頭もすこしは冷えたでありましょうか…
        (鬼気を鎮め、鼓動を収めて蒼ざめた馬の傍らまで歩いて進む 傷だらけの古風なアーメットを拾い上げて)
        (ひときわ深々と刻まれた刀傷をなぞりつつ振り向けば、右膝をつき剣礼を捧げる古強者の姿がそこにあった)
        まずはひと安心…一件落着、でありますね(安堵の笑みを二人に向けて、半分途方に暮れながら後始末にかかるのだった)
        -- 真宵 2014-12-19 (金) 00:26:30
      • ……っ…!?(吹き荒れる颶風にかばった腕から顔を上げれば、古びた冑を手に佇むパートナーの姿と跪く騎士の姿。目を瞬かせ、大きく安堵の息を吐く)
        ひとまずは…一件落着、だろうけど…(『杖』をベルトに挿し、惨憺たる有様の客車を見下ろして再び息を吐く)…これは、後が大変だな。
        (やれやれと首を振り、肩を竦めて)退屈しないのはいい事かもしれないけれど、たまにはこう…ムードのある時間も欲しいところだよ。

        ……真鐵…!良かった… 一体、どうなったの…?騎士さんも…落ち着いた…?(同じく、落ち着いた様子の騎士と少女とを交互に見て、小首を傾げる)
        ひとまず…他に被害が出なくて、良かった… えっと、まずは片付けて…車掌さんに説明して…?
        あ、えっと…落ち着いたら、またみんなで…ごはん、たべよ…?(対するこちらはこの後の苦労もさほど気にする様子もなく、マイペースにさらにその後へと思いを巡らせるのだった)
        -- ミシェル 2014-12-21 (日) 02:00:02
  • (風化した記憶が蘇っていくかのように、深層へと踏み込むたび遺跡の様子が色鮮やかに生気を増しているような錯覚を覚えていた)
    (はじまりの日の前日談へと続く道を、今は斥候役の小鬼たちを含めた小隊編成で進んでいる 何かトラブルがあれば彼らが知らせてくれるはずだ)
    久々の里帰りでありますね 冷たい茶でもいかがでありますか?(ペースを守って歩みつつ水筒を向ける 無理をしてはいないかと言外に問いかけて)
    -- 真鐵 2014-09-07 (日) 22:05:30
    • (酒場からそう遠くない遺跡。上層は既に冒険者による露払いと探索がなされ、調査隊が入った形跡もある。『ミシェル』もまたそうして調査に入った一人だったのだろう)
      (一見それほど歴史的価値もない遺跡であるかのように見えたが、巧妙に隠されていた最深部への階段を下りれば空気は一変する。上層は古典的でありふれた意匠や彫刻が目立っていたのに対し、深部はほとんどそういった装飾が見られない。どこか近代的ですらある)
      うん…荒らされたりしてなくて、良かった。 ありがと……(水筒を受け取り、口をつけながら無機質な壁を懐かしそうに撫でる。マナに反応して見慣れた魔術文字が浮かぶ壁面は、この最下層そのものがこの魔法生物のために設えられたものであることを窺わせた)
      (魔物の気配もほとんどなく、蝙蝠やネズミといった、自然に住み着くような動物ばかり。一部崩れた痕跡がある回廊を進み行けば、やがて広い部屋へと突き当たる)
      -- ミシェル 2014-09-10 (水) 00:57:55
      • (誰もがいつか、自分が置いてきたものと向き合う時が来るのかもしれない ここは二人過ごした場所からは見えなかった場所、地平線の向こうの世界だ)
        (人それぞれに枝葉のような過去があって、その入口は意外と目立たないものなのだろう 「はじまりの場所」の第一印象はそんなところだった)
        ミシェルどの、自分には会いたい人がいます そのお方の意志は、時の流れに浚われず…まだこの奥に留まっているかもしれない
        ただ、お話したいのでありますよ ミシェルどのと自分が決めたことを…そのお方は、ミシェルどのの行く末をとても案じておられたでありますから ここは…?
        -- 真鐵 2014-09-10 (水) 21:55:10
      • ……うん、ミシェルの中にも、ここにも…その人の思いはきっと、残ってる。 真鐵になら…きっと、お墨付きをくれる…と思う。
        (頷きながら踏み込む最深部の中枢。広い部屋の中央には天井の崩落で大きく破損した円筒の水槽のようなものが配置されている。部屋の片隅にはおそらく持ち込まれたものだろう、魔術書がうず高く積まれた木製の机と、簡素なベッドが置かれている)
        ミシェルは…ここで、目が覚めた。 これ、きっと……(ベッドに丁寧に畳んで置かれていた白衣を取り上げる。白衣の背は大きく裂け、どす黒く変色した血染みが広がっている)
        -- ミシェル 2014-09-11 (木) 23:28:23
      • そのお方は、今もミシェルどのの瞳の奥から自分を見ていると…心得ているつもりであります(書類の埃を吹き払い、遺棄された筆記具を手にとる)
        はじめて手記を読んだ時からずっと存在を感じていたでありますよ それが思い過ごしに過ぎぬとしても…自分は礼を尽くしたいと思います
        何もかも、書いてあった通りでありますね ここがはじまりの場所…でありますか(ミシェルの表情をうかがうことはせず、目をつむり頭を垂れる)
        -- 真鐵 2014-09-13 (土) 23:52:31
      • その生真面目さも…真鐵のいいところ。 大丈夫…『ミシェル』もちゃんと分かってくれてると思う…
        ミシェルの中に…なんだか、あったかい感じがするから……(胸に手を当て、束の間目を閉じる。顔も知らぬ『ミシェル』の笑顔を見た気がした)
        うん…きっと、この筒の中にミシェルがいて…これが壊れて……(覚えのない記憶をなぞるようにくすんだ円筒の表面を撫でる。机の上の書類には、書きかけで途切れた几帳面な文字の列。残された生活用品から見るに、その主がおそらく女性であった事をうかがわせる)
        -- ミシェル 2014-09-14 (日) 00:31:58
      • 生真面目さではあのお方に遠く及ばぬでありますよ 己のすべてを捨ててお志に殉じたのでありますから(感謝を口にする代わりに微笑みかけて)
        さて、ミシェルどの 自分はすこし大先輩に会ってくるであります…すぐに戻りますが、ここで待っていて欲しいのであります
        あのお方とは幾星霜の月日に隔てられ、まるで向こう岸の見えぬ大河のようでありますが(鴻毛を断つように軽やかな一太刀、異界の裂け目を斬り開く)
        …時に鬼さえも宿してしまう人の情念の強さというもの、信じてみようと思うのでありますよ(二人の「ミシェル」の交わる場所へ、立ち入る許しを求めて)
        -- 真鐵 2014-09-16 (火) 01:34:20
      • 大先輩……『ミシェル』の思念…? そっか、真鐵の力は…そういう風にも……(ぽんと手を打ち)
        つまり、えと……娘さんをください、みたいな…?(聞いただけの知識できらきらと瞳を輝かせ)
        そういうことなら…うん、ここで、待ってるから… しっかりと、ご挨拶してきて? 『ミシェル』もきっと…喜ぶから。
        -- ミシェル 2014-09-16 (火) 21:30:59
      • すべてお見通しでありましたか(てれる)何を隠そう、今日の日のため前々から機をうかがっていたのでありますよ
        花束のひとつも用立てねば様にならぬでありましょうか?(左の拳から吹きだす蒼い炎 ぱっと開けばひとひらの桜花が散って)
        ふふふ、上々の首尾を期待してほしいであります! では、良い子にしているでありますよ(波打つ鏡面の向こう側へと身を躍らせた)
        -- 真鐵 2014-09-17 (水) 02:07:22
      • そういう律儀なところも…真鐵のいいところ。(再びそう言って、くすくすと笑って見せた)
        それじゃ…『ミシェル』に、よろしく。(使い込まれた椅子にちょこんと座って真鐵を見送る。足を組んで座る様は、どこか『ミシェル』の面影をうかがわせた)
        (真鐵がいつものように界面を抜ければ、そこにあったのはいつもの退魔で訪れる世界とは少し違った世界)
        (周囲には澄んだ魔力が蛍のように浮遊し、どこか静謐さすら感じさせる。やがて机の前、椅子の辺りにおぼろげに気配が生じ、人の像がぼんやりと浮かび上がってくる)
        -- ミシェル 2014-09-17 (水) 22:28:20
      • (『ミシェル』が最期にとり得た行動について、考察を試みたことがある)

        (手記の記述によれば、かの人物は「自分自身を魔力そのものに転化し、ミシェルの身体を補った」とされていた)
        (唐土の言説では、人の生命力は「魂」と「魄」の二者から成るという 前者は精神を構成し、後者は肉体を支えるものだ)
        (事の起こりは不慮の事故による致命の傷にあった 二人の魄は大きく損なわれ、二人とも助からない様に思われた)
        (ならば、二人の魄を足し合わせれば一人分に足りるのではないか?)
        (『ミシェル』に勝算があったかどうかわからない たった一つの冴えたやり方だと信じ、選んだことは疑いようもない)
        (知っての通り、賭けには勝った 『ミシェル』は魄を失い、文字通り身を滅ぼして次善の結果を得ることができた)

        (では、魂はどこへ行ったのだろう? 死者の魂は天へと還るものだが、この話は例外中の例外というべきものだ)
        (『ミシェル』は実際のところ死者とは言いがたい、というのが自分の意見だ だが明らかに、魂魄を共にそなえた生者でもない)
        (魂の移譲がミシェルの目覚めを誘ったという解釈もできる しかし、その魂が一部でも残っているのであれば)
        (人々の心の残滓が行き交うこの異界で、肉体をそなえるがごとく振舞う『ミシェル』に会えそうな気がしていた)

        (現世でミシェルが腰かけていた場所に目を凝らし、学帽のつばを押し上げる これはきっとそういうことなのだと期待に胸が膨らんでいく)
        (『ミシェル』は静かで楚々とした人だろうか? 明るくて人懐っこい猫科生物かもしれず、人を喰ったような姐御肌の女傑かもしれない)
        (ついに待ちに待ったときが来たのだ)
        -- 真鐵 2014-09-18 (木) 22:27:44
      • (思想の数だけ真理は存在する。それはひとつの真理の解釈の違いから来るものなのか、それとも実際に真理が無数に存在するのか)
        (そのどちらかなのかは果たして分からないが、真鐵の予測は的中することになる)

        (おぼろげだった人の像が徐々に色濃さを増し、妙齢の女性の姿を形作った)
        (薄紫に輝くやや癖のある髪、薄縁のメガネの奥から見つめるワインレッドの瞳、やや小柄ながら均整の取れたプロポーション)
        (その容姿はおそらく真鐵も覚えがあるだろう。いつぞやの月の夜、ミシェルが変化して見せた『美女』の容姿によく似ていた)
        (それは、普段のミシェルの姿が既に『ミシェル』の容姿を含んだ擬態であったことを示している)
        ん……来たね。 いずれ来るとは思ってたけれど…(椅子に腰掛けたまま、コーヒーのマグを片手に微笑む。『ミシェル』の笑顔もまた、ミシェルによく似ていた)
        -- ミシェル 2014-09-19 (金) 00:09:04
      • (こんなに古めかしい方法でなくとも、いずれ誰かがミシェルの無意識の海を伝ってアクセスを試みたかもしれない)
        (自分の様にどうにか道筋をつけられる者は稀なはずで、永遠に待たされるかもしれないとしても可能性はあったのだ)
        ようやくお会いできたでありますね そのおつもりで手がかりを残されたのでありますか?(見覚えのありすぎる容姿に目を見張った)
        (と同時に、情事の記憶がよぎって内心ドキリとしてしまい)自分は剣菱真鐵であります 存じておいででありましょうか
        (魂魄のつながりを通じ、現世で待つミシェル側の記憶が流れ込んでいる可能性は半々といったところだ)
        思っていたよりお元気そうでありますね(時の牢獄に囚われた魂とは到底思えぬ様子に強靭な意志のようなものを感じて)
        -- 真鐵 2014-09-19 (金) 23:15:21
      • 会うことよりも…伝えたかっただけ、かな。 あの子が人と関わって行く上で…大事なことを。
        もちろん、この場所に来るかもしれないということは予測出来てはいたけれど… 直接対話できる相手に巡り会ったのは偶然と呼ぶ他ないね。
        (やや袖のだぶついた白衣を纏い、悠々とマグに口をつけて含みのある笑みを向け) 勿論、存じているよ。私とあの子は繋がっているから。 それにここまで近くに来れば…より鮮明に記憶を共有できる。
        ……ではあらためて。 王立魔導研究所、古代遺物管理局特派研究員…ミシェル・マルブランシュ。 …ま、肩書きには今となっては「元」がつくけれど。
        (気取らず、やや軽い口調で薄く微笑む。亡者ながらどこか活き活きとして見えた) 動ける範囲は限られているけれど…好きなだけここを調査していられるから。老いも病も眠気も空腹もないというのは研究者にとっては願ってもない環境だよ。
        それに…伝わってくるあの子の記憶や感情を感じ取るのもまた楽しいし。(片頬をニヤリと持ち上げ、半目で真鐵を見る)
        -- ミシェル 2014-09-20 (土) 00:19:20
      • では、「博士」とお呼びするであります ミシェル・マルブランシュ博士、略して博士であります
        知りえたことをミシェルどのに伝えるかどうかは自分次第…となると、なかなか重たい話でありますが(外套の下で腕組みして、表情をすこし引き締めた)
        こちらもお話があってきたのでありますよ(こやつくせものである、とだんだん眉根が寄っていく 覚悟していたとはいえ、あまり気分のいいものではなく)
        ミシェルどのとのあれやこれやを知られることは、この際どうでもよいであります 後ろめたいこともないでありますし
        それより、お言葉でありますが博士…この遺跡に取り込まれすぎでありましょう!!? ここで何年引きこもり生活を…?
        -- 真鐵 2014-09-20 (土) 21:55:54
      • 博士か…うん、悪くないね。 ……もしかすると、キミが伝えるまでもなくあの子は悟っているかもしれないよ?
        何せ…あの子は私なんだから。 どの程度伝わっているかは分からないけれど、もしかすると、全て知った上でキミに寄り添っているのかもしれないよ。
        (また一口、マグに口をつける。どこから本気でどこからそうでないのかなんとも微妙な表情)
        ああまったく…!! 私にはこんな素敵な相手なんて終ぞ出来なかったというのに! 羨ましいな!(天を仰いで悲しき咆哮を上げる学者。透過光にきらめくメガネの奥の目は読み取れない)
        ふ、ふふふ… この年代の、しかも魔術遺跡で、なおかつ未だ稼動状態にある…これがどれだけ稀有な事か分かるかい?
        通いで研究していた時期と…こうなってからの期間も含めれば、ざっと10年…といったところかな… そりゃ王子様なんて現れないのも当然だ、あっはっは!(言ってから肩を落として俯く)
        ……ま、まぁ冗談はさておき…だ。 初めのうちはこの研究結果を報告できなくなってしまった事を悔やんだものだけど…今はそれでよかったんだと思ってるよ。 あの子の生い立ち的にも、この場所の保全という意味でも。
        -- ミシェル 2014-09-20 (土) 23:10:57
      • …ええおそらくは、ご自分で気付いている以上のことを(知っているはずだと首肯して)どちらかといえば物静かな方でありますし
        (嘆きの言葉を並べ、どこか空疎にひびく笑い声を聞いていた)そのお言葉、ミシェルどのの前でもう一度くりかえせるでありますか?
        こうなってよかったなどと、もう折り合いはついているのだと 自分ひとりが望みを捨てれば丸く収まるのだと(間合いを崩して近づいていく)
        大義のためにおのれを殺すことを教え続けて早10年でありますか(口を真一文字に引き結んで、剣菱真鐵はめずらしく憤っている)
        (胸が詰まって、腹の底が滾りわなないてしまうのだ)迷わぬために、今のありさまに疑いを持たぬために…狂わぬために理屈がいることもありましょう

        しかし、そのまやかしを受け取って帰れと 博士は平気だといっていたとミシェルどのに伝えよと…(納得いかねーであります、という表情)
        これっぽっちもよくないであります!!(学帽をぐしゃりと握り潰し、異界の床に叩きつける 乱れた黒髪のさなか、黒曜石のような短い双角が露わになって)
        自分は! 剣菱に生まれた己が務めも世のしがらみも、血のさだめさえ下らぬものだと思います すこし遠くへ来すぎたせいでありましょう
        おのれを殺すに足るほどの理屈などありはしないのだと、ミシェルどのや多くの人に教えられました 今はそれでよかったのだと思います
        博士、実は自分は…俺は(けろりとクールダウンして、自然な笑みを出せたことに安堵しながら右手を差しのべる)口説きに来たんですよ、「ミシェルどの」
        -- 真鐵 2014-09-21 (日) 00:19:19
      • (自分の嘆きが思った以上に真鐵を刺激したことに目を丸くする。超然としていた態度の中でようやく見せた困惑の表情)
        ……っ。確かにまだ他にやりたいことも色々あったはあったけれど、いまさら望むべくもないというかだね…
        (戸惑いつつも真鐵の言葉に聞き入る。ミシェルを経由して聞いたことのあった言葉だが、面と向かって聞けばより胸に重く響くものがあった)
        ……参ったな。あの子からキミを経由して…巡り巡って私に返ってくるなんて。(少し自嘲気味な笑みを見せ、またカップに口をつける…が)
        ぶっ……!?(思いもよらぬ一言に目を見開いてコーヒーを噴きそうになり、必死でこらえて飲み下す。しばし咳き込みながら)…げほっ…ちょ、ちょっと待った…口説くって、そういう…? わ、私を? 言っちゃ悪いけれど私は幽霊みたいなものだよ!? それを口説くなんて、キミ、正気かな!?
        -- ミシェル 2014-09-21 (日) 23:56:15
      • やっと人間らしい顔が見られたでありますね ミシェルどのの親にも等しいお方に無礼とは思いますが、少し言わせていただくでありますよ
        おおかたミシェルどのに縁談ができて自分は引きこもり生活に没頭できると安堵したのでありましょうが、そうはいかねーであります!
        そもそも! ミシェルどのが貰われて行くのに、その半身が放って置かれるはずがねーでありましょう 甘い甘い甘甘であります甘すぎるであります!
        よーくご存知でありましょうが、自分は「ミシェルどの」を貰い受けに来たのでありますよ よもやご自分のことだとは思われなかったのでありますか?
        たとえ凶暴な悪鬼になられていても博士は博士、自分は鬼道の技の限りを尽くしてでも捕まえてゆくつもりでありました(外套の下から銀色の金属管を抜いて)

        ふふふ、剣菱は元より先祖代々人ならぬ者を誑しこんで栄えた一族でありますよ ミシェルどのはまだ人間をやめておられぬでありますし、普通すぎるくらいでありますよ
        十三代前の剣菱は三国伝来の妖狐、十一代前には大江山の悪鬼、六代前には白い大蛇の姫君を娶りましたし、自分の母上は開化の御世に弓引いた百鬼万魔の総大将であります
        剣菱の人間たちは「めでたしめでたし」で結ばれる話が大好きなのでありますよ 時には人ならぬ者のために働きます それが剣菱の祖・追儺の鬼の願いでありましたから
        それに何より…もう一人のミシェルどのも同じくらいに愛らしいお方でありましたので、やはり口説いてしまおうかと(金属管を回し、懐に収めなおす)
        博士、ミシェルどの お迎えに参りました 外へ出ましょう お天道さまの下の方が気持ちよいでありますよ(右手を前へ、この手をとって欲しいと願いをこめて)
        -- 真鐵 2014-09-22 (月) 01:45:30
      • うっ……ぐ…あの子越しにキミがどういう人物かは分かっているつもりだったけれど…(こほん、とひとつ咳払い。顔が赤い)
        まさか…ここまでの変わり者だとは思わなかったよ。まさかこうなった後でそんな言葉をかけられるなんて…
        単に魔を祓い去るだけではなく、隙あらば口説き落とす一族とは…恐れ入るね、まったく。
        学者としては…キミの事も興味深い。異種族の血を絶え間なく取り入れてきた剣菱という一族…実に興味深いよ。(せめて何か言い返さないと崩れてしまいそうで、どこかむず痒そうな表情のまま)

        あの子もそう言っていたが…あまり真っ直ぐに愛らしいとか言われると…恥ずかしいね。
        外に…出たらどうなるんだろう。 私は私として形を成すのか…それともあの子と完全にひとつになるのか… それを身をもって確かめるのも一興かな。 責任は…取ってもらうよ。後悔しても知らないからね…?
        (マグを置き、眼鏡の奥から上目遣いに見上げながら…差し出されたその手に細指を絡めた)
        -- ミシェル 2014-09-22 (月) 15:48:58
      • 蓬莱は国を開いて日も浅く、今なら旧き神々の御世から続く霊場や世に隠れた武陵桃源の地を研究し放題でありますよ
        とくに蓬莱の山々には神仙と呼ばれる半神半人の大魔導師たちがいるのでありますが、こちらの研究もいまだ手付かずの謎だらけであります!
        自分としては博士のお人柄も興味深いのでありますよ これからじっくり研究するであります!(博士の手をしっかり握り、重たそうな腰を引き上げて)
        欲をいえば、花は多い方がよいに決まっています(手の甲に口づけする)ミシェルどのは二人で一人でありますが、一人二役はお忙しそうでありますし…
        これも男子の本懐かと(学帽を拾い、形をととのえて博士の頭にのせる 扱いをよく心得ている様子で空いた方の手を腰に添えて)
        あとは天の配剤に任せましょう もしもの時には自分がどうにかします 決して後悔などさせないでありますから(異界の外へと連れ出していく)
        (マンナズ、という文字の意味を教えられてから長い月日が経っていた 剣菱真鐵の「お返し」はまだはじまったばかりだ)
        -- 真鐵 2014-09-23 (火) 00:29:52
      • 話を聞くに…ずいぶんと魑魅魍魎が跋扈している場所のようだね、蓬莱というのも。
        ふふ…俄然興味が沸いてきたよ。 そういうことなら…よろしく頼むよ、お互いをもっとよく知るためにも。
        (恭しい口付けを受けながら、伴われて世界の隔たりへ向かって歩き出す)
        二人も娶るなんて、贅沢な男だねキミは。 勿論…それだけの甲斐性は見せてくれるんだろうけれど…ふふ、忙しくなるよ?
        私はキミを信じてこの手をとった。 だから…何があっても、キミを信じるよ。 何もしないままに後悔するよりずっといい。(はにかみながらも身を寄せて、異界を扉をくぐった)
        (どこかふわついていたマナの身体が肉体を成して懐かしい重みに変わってゆくのを感じながら、現世への扉を抜けてゆく。こうして新たな一人を加えた三人の旅が始まった──)
        -- ミシェル 2014-09-24 (水) 01:16:29
  • ミシェルどの、ご無事でありますかー!!!(過去の騒乱を再現して炎にまかれ続ける廃城の異界、砲声と剣戟の残響に負けじと声を張り上げる)
    (フルプレートをまとった重量級の亡霊騎士と紙一重の鍔迫り合いを演じつつ、壁龕に刻まれた飾りに背中をしたたかに打ちつけられて)
    (それもこれも路銀のためと割り切りつつも、ただの「幽霊退治」どころか割に合わない仕事(クエスト)だったような気配を感じて呻きをあげる)ぐぬぬぬ…!
    -- 真宵 2014-08-30 (土) 20:55:04
    • うん、ミシェルは…大丈夫…!(魔力鎖で繋がれた大小様々な刃や棘つきの鉄球が周囲を舞い飛び、群がる雑兵をなぎ払う)
      真鐵…!(押し込まれた思い人の姿を見とめれば、そちらの方へと手を差し伸べた)
      (かざした掌に火球が生じ、放たれる。魔力鎖で繋がっているため速度は遅いが、絶えず本体からの魔力供給を受ける火球は、徐々に大きさを増しながら亡霊騎士へと飛んでゆく)
      -- ミシェル 2014-08-30 (土) 22:27:53
      • おお!(朽ちたる鉄塊に火花が散り、底知れぬ闇を宿したアーメットヘルムがゆっくりとミシェルの方を向く 注意が逸れたおかげでつかのま剣気が薄れた)
        立会いの真っ最中でありましょうに…お相手はこちらでありますよ(片腕でロングソードを支えつつ、亡霊騎士の兜をむんずと掴んで)
        (実体のない「中身」を鬼気に分解し、吹きだす怪炎を吸い取っていく 亡霊騎士は向き直る間もなく膝をつき、抜け殻がバラバラに崩れ落ちた)
        助かったであります! む、妖気であります(黒髪が一房アンテナのようにぴんと立って)まだ奥のほうに反応多数…親玉がいるとすればあちらでありましょう
        -- 真宵 2014-08-30 (土) 22:49:13
      • (空ろな剣士に一撃を加えた火球。魔力鎖がぴんと張り、引き戻されるという通常の魔術ではありえない動きで宙を舞い、まるで鎖鉄球のような挙動で周囲に残った残りの雑兵を押しつぶし、炸裂した)
        (ひとまず近くにあやかしの姿がなくなったのを見て、真鐵に向かって親指を立てる) サポートは…お任せ。
        (こちらもなぎ払った雑兵の残骸から漂うマナを吸収する。鬼火が光り輝く粒子へと分解され、肌へと溶けていった)
        ん、まだ…本命がいる…?(無数の刃を再びひとつの長剣へと再形成して肩に担ぎながら、傍に寄り添う) ……うん、準備はおっけー?
        -- ミシェル 2014-08-31 (日) 22:53:53
      • ミシェルどのは前衛も務まるお方…というあたり、似ていないようで似たもの同士かもでありますね(たすきがけをきつく結わえ直して)
        領主の館というからには、この先に主がいるのでありましょう そのお方にご退場願えば一件落着であります!
        (黒煙の燻る隘路の果て 先陣を切って開けた大広間に出たかと思えば、眼下には長大な食卓と無数の亡霊騎士がひしめいていて)
        今より千年の昔、水気など全くない土地に思いのまま水害を招く悪鬼が居たのでありますよ その鬼の名は「───水鬼!!
        …そのまんまでありますね?(あらゆる建材の隙間からどす黒い水流が噴出し、石組が崩れて全てが水底へと没していく その場に伍した者たちも、また)
        すこし楽ができたようであります 残るは…こちらであります!(手を引いて大きく迂回路をとる 行き着いた先は、ひときわ豪奢な大扉がそびえたつ場所)
        -- 真宵 2014-08-31 (日) 23:59:45
      • むしろ…遠くのものを攻撃するのは、苦手な方。(実質的な射程距離は最大10〜15m前後)
        ふむ…主。 話の通じる相手だといいけど…この様子だと、無理かな…?
        (話しながら進む先、召喚された怒涛が全てを飲み込むのを目の当たりにして、おお、と感嘆の声を漏らす)
        そういうの…ミシェルは出来ないから、凄い。 消耗は…大丈夫?(繋いだ手からじわりと流れ込む魔力。妖幻の世界の中、傍にいるという実感を伝えながら後に続く)
        ………ここが、そう…かな?(そびえる巨大な扉を前に、剣の柄を握りなおして相棒の貌を見上げる)
        -- ミシェル 2014-09-01 (月) 00:32:11
      • ここは鬼道のわざをもって築かれた異界、剣菱にとっての狩場でありますよ 使うそばから腹ごしらえをしているようなものであります
        ミシェルどのこそ、そろそろお疲れでありましょう?(黒髪がそよぎ、取り込んだばかりの鬼気を無造作に口移しして)これで、元気が出ればよいのでありますが
        さて…この先、何かがいるのはたしかなんでありますが……思っていたのと少し違うような…(油断なく太刀の柄に手をかけつつ、怪訝な顔をして扉を睨む)
        罠の可能性、備えておくのが吉でありましょう 「阿傍!」 中の人ごとぶっ飛ばすであります!(ゴーサインを出すより早く牛頭の巨人が咆哮をあげて吶喊していく)

        (攻城戦のような喧騒が止み、視界を覆う土色の煙が薄らいでいく 四肢をもがれて這いずる騎士たちの彼方、至高の玉座には無惨に切り裂かれた甲冑が一領佇むばかり)
        (その胸もとには、燃える四眼をそなえた怪異の貌をかたどった紙面が小柄で縫いつけられていた)ミシェルどの、様子が変であります………あれは…あの貌は……
        -- 真宵 2014-09-01 (月) 01:28:07
      • それは、ミシェルだって…んっ……(漂う妖気をマナに変換して吸収する事こそ出来るが、その過程には浄化・変換のプロセスが伴うためどうしても効率は落ちる。素直に口付けと鬼気を受け取った)
        う、ん…? 真鐵がそう言うなら…おお。(いつぞや見た牛頭が一気呵成に突っ込んでゆくのを見守る。油断無く長剣を構えながら)

        おー…凄い…(暴風の吹き荒れたような広間の惨状を見回しながら、奥へと踏み入ってゆく)
        う、ん… あの…紙切れ? 真鐵…どういうこと…?(ひとまずはその怪しげな甲冑に切っ先を向けて身構えつつ、問う)
        -- ミシェル 2014-09-01 (月) 21:32:23
      • この異界に、我らのほかに誰かがいたということでありましょう 今も気配を殺して留まっている可能性も…ミシェルどの、油断大敵でありますよ
        仮に鬼と鬼の同士討ちというものがあり得たとしても…これでは、あまりにも(惨たらしい破壊のあとから目を背けて、時の流れに現れて鄙びた玉座に近づいていく)
        (小柄を抜き、四角い紙の仮面を拾って)これは……この鬼は、かつて人と共にあることを決めた鬼「方相氏」といいます 我ら剣菱のご先祖さまでありますよ
        国を出た同胞がいるなどとは聞かぬのでありますが…自分が知らぬだけでありましょうか(おかしな仕掛けがないかと方相氏の面を検分しつつ)
        -- 真宵 2014-09-01 (月) 22:24:44
      • 先を越された…ということ…? しかも、真鐵の同族に……?(周囲の気配を探りながら、その紙の貌を眺め)
        ……その相手も、この魔物を狩るために来たのかな…? …もしかして、真鐵に似てたり…とか?
        (思い当たる怪異。花見の場での出来事を思い返しながら) 真鐵の同族なら…味方、なんて簡単な話じゃ…ない…?
        -- ミシェル 2014-09-01 (月) 23:55:27
      • ま、まさか姉上が蓬莱を飛び出して…?(やりかねないと思いかけて、首を振る)であればすぐに姿を見せているはずであります
        この異国の地で同郷の者、まして同族と出会えたならばどんな心強いことかと思いますが……しかし…(方相氏の面を顔に当てて、燃える四眼がミシェルをみつめる)
        自分によく似た者であれば、まずは様子を伺うでありましょうな む、煙が…蒸し焼きにされぬうちに退散するであります!(紙面を懐に押し込み、伝天国の太刀に手をかけて)
        (裂帛の気合とともに放つ一太刀 異界に刻まれた裂け目から清く冷たく静けさに満ちた夜気が流れ込んできた)帰ったらいよいよ旅支度でありますよ
        (できることなら、とはにかみ混じりに振り向いて ミシェルのはじまりの場所へ行きたい、と願いを口にしつつ、悪夢の出口へと誘うのだった)
        -- 真宵 2014-09-02 (火) 23:44:31
      • お姉さん…一度、会ってみたいかも。(今のこの真宵の姿に似ているのだろうかと想像をめぐらせながら)
        今は無理でも…そのうちきっと会える気がする。 それを残したってことは…向こうもきっと、こっちの事に気付いてるだろうし…
        (紙の面越しに向けられる視線に頷いて)その時は、味方になってくれることを願いたい…
        ミシェルの…始まりの場所。 うん…真鐵が見たいなら。(微笑をたたえて伸ばす小さな手。しっかりと、絆であるかのように握り合わせながら、現世への門をくぐってゆくのだった)
        -- ミシェル 2014-09-03 (水) 00:00:14
  • ここは…こう! でありましょうか、ミシェルどの?(子供の手習いのように見よう見まねでつづった魔術文字を見せる)
    (教わりはじめてまだ日も浅い どちらから言いだした訳でもなく、いつの間にやら日課のようになっていた)「とめ」、「はね」の癖が抜けておらぬでありますね
    -- 真鐵 2014-08-07 (木) 22:11:02
    • ……うん、合ってる。だいぶ上手くなった…(肩の後ろからひょっこりと顔を出して覗き、頷く)
      (心得の無い者には一見難解に見える魔術文字だが、実際に学んでみれば一定の法則性があるのが分かる。真鐵がどんな力を望むのか、今では楽しみのひとつだった)
      根を…詰めすぎないようにね…?(どこで聞いたかススキの穂を生けた花瓶を窓際へ置く。中秋の名月、見事な満月だった)
      -- ミシェル 2014-08-07 (木) 23:36:37
      • 先生がよいのでありましょう 自分ひとりではここまですらすらと覚えられなかったでありますよ
        剣の稽古の代わりと思えば、なんのこれしき いざという時のためであります(月下の立ち姿、淡い光をまとっておぼろげに白く輝く輪郭を見つめて)
        ミシェルどのは風流を解するお方でありますね…あの月にはうさぎが棲むといいます(「うさぎ」を意味する名詞を走り書きした札をおでこにぺたり)
        -- 真鐵 2014-08-07 (木) 23:49:48
      • 真鐵の覚えのよさもある…と思う。 色々覚えれば、ミシェルも色々出来るようになるから…
        東洋の本に、書いてた…月の光、浴びたりするのはミシェルも好きだから。 うさぎ…う?(ぺたりと貼られた札が溶ける様に肌に吸い込まれてゆく)
        (…と、少し間を置いて金色に輝く帯のような魔力の繊維が頭や尻から伸び、ウサギの耳と尻尾を編み上げ、実体化させる) …うにゅ。(ぴこぴこと耳が動く)
        -- ミシェル 2014-08-08 (金) 00:31:13
      • 自分も明るい月の出ている夜は好きでありますよ ところ変われば何とやらで、月には美女の姿が浮かぶという土地もあります
        (ほかの国では化物蟹が見えるという話は黙っておくことにして、新しい札に「美女」という意味になるように記して渡す)
        この場合、ミシェルどの考える美人になるのでありましょうか…(毛玉のような尻尾を揉んで)うさぎといえば、いつぞやのぺなるてぃでも…
        -- 真鐵 2014-08-08 (金) 01:16:19
      • 月の光は…なんとなく、不思議な力をくれる気がする。 ウサギに…美女。月も、もしかするとミシェルの同類だったりするのかも…?
        美女…? 試してみる…? ひゃ…!?(装飾と違い、感覚のある尻尾を揉まれればぞわぞわと身を震わせて)
        うん、ペナルティ…募集してた中にあったけど…(試しに美女の札を貼り付けてみる。蛍のような光の粒子に包まれ、若干背が伸びて胸が膨らみだす)
        -- ミシェル 2014-08-08 (金) 21:51:52
      • あの月を治めるものはツクヨミといって、男の神も女神とも言われているでありますよ ミシェルどのと同じであります
        尻尾なくして生まれた身には、触れられる感じというのがわからぬでありますが…(さわり心地の良さにつられて揉み転がしつつ)
        うさぎもうれしい時や、心が昂ぶっている時には尻尾が動くと聞きました ほんとうでありましょうか?(手を引いて小さな鏡の前へと誘う)
        -- 真鐵 2014-08-09 (土) 00:14:40
      • ツクヨミさんは…男にも、女にもなれる神様…? うん、ミシェルに似てる…(そう思って改めて見上げれば、どことなく親近感が湧いた気がした)
        う…ひぅ…… なんだか、お尻…くすぐられてるみたいな…? 真鐵は…尻尾、生やせないの…?(短いながらもきちんと骨と肉のある尻尾。温かく上下にピコピコ動く)
        う、動かせるけど…犬ほど、目立たないから……(出来上がったのは10cmほど背が伸び、適度に膨らんだ胸と均整の取れた体つきのウサミミ少女。やや髪も伸びて少し大人っぽくなっている)
        -- ミシェル 2014-08-09 (土) 20:57:48
      • 残念ながら、尻尾の生えた鬼などいないのでありますよ いたとしても、使い道がないので後の世に伝わらなかったのでありましょう
        髪が伸びると印象が変わるでありますな 美女というには幼い感じもしますが…たしかに、有無を言わせぬお美しさであります(柔らかな身体を後ろから抱く)
        剣菱の一族郎党、みな異なものと交わり栄えてきました(うなじに口付けして)我が父母もその親たちも、ミシェルどのような古く新しき血を求めたのでありますよ
        剣菱の血は闇鍋のごとしであります 強く美しく、面白そうな嫁御をさがすのも大事なつとめであります 父母もきっと喜びましょう ただ、たしかめたいことがひとつ…
        -- 真鐵 2014-08-09 (土) 22:16:30
      • 尻尾も…うーん、長い尻尾なら…手の代わりに使えたりするかもしれないけど…
        あ、あんまり褒められると…くすぐったい。 年は…真鐵に近いくらいが、いいかなって…(細くしなやかで、つくべきところはしっかりと肉のついた体型。抱き心地もなかなかのもの)
        あぅ…ミシェルも…真鐵の、家族に…?(うなじに触れる唇のこそばゆさに、腕の中の身体が小さく跳ねた)
        およめさん… ミシェルも、ちゃんとしたお嫁さんに…なれるかな…? う?確かめたい事…?(肩越しに振り向くワインレッドの瞳。何度か瞬いて、それから小首をかしげた)
        -- ミシェル 2014-08-10 (日) 15:37:28
      • ミシェルどのは人生の大先輩でありましたな 物心ついてからの時間は幼子よりも短いほどでありますが(花開くような色香を胸いっぱいに吸って)
        自分は、人を想うことを知りました 限られた時のなかで、人に尽くすということを学びました みなミシェルどのに教えられたことであります
        (むろんであります、と迷いのない瞳を向ける)そう望んでくれればよいと思います お聞きしたいのはまさにそこでありますよ
        -- 真鐵 2014-08-10 (日) 17:26:00
      • 生まれてからは…長いけど、ずっと寝てたから。 でも、この時代に目覚められて…良かったと思う。
        真鐵に出会えて…真鐵やみんなと一緒にいろんな事をして。 おかげで…ミシェルも、色々…人間らしく、なれたと思う。
        (ぱちぱち、と瞬きの回数が倍ほどに増え) んと…ミシェルが真鐵のお嫁さんに…なりたいかって言うこと…?
        真鐵は…ミシェルで、平気? ヒトと違うところ多いから…色々、大変かもしれないし…子供、出来るかどうかわからないけど… 真鐵がお嫁さんにしてくれるなら…ミシェルは、嬉しい。(回された腕、その手指を握り、少しはにかみながら答えた)
        -- ミシェル 2014-08-10 (日) 19:18:03
      • 剣菱の血も習いも関わりなく、自分がそう望んでいるのでありますよ(外套のなかにすっぽりと包み、二人とも首だけ出ている状態に)
        父上が不埒千万と乗り込んで来ても、意を通すくらいの覚悟はあります 自分は…生まれてはじめて、心から欲しいと願えるものができたのでありますよ
        剣菱真鐵の嫁御よりも剣菱真宵の婿殿になる方がよいと言われたら、この際…それもよいかと思っていました(さらりと爆弾発言をかましつつ、腕の中の身体をまさぐる)
        どちらも同じミシェルどのでありましょう?(手探りで乱した着衣の下層、素肌までたどりつくと手のひらでおへそのあたりを撫でて)
        -- 真鐵 2014-08-10 (日) 20:55:34
      • あ、あ、ぅ……欲しいって…ミシェルが……?(外套の中、華奢だがしっかり女らしい肢体の上を手が滑り、耳までかっと熱くなるのが分かる)
        ん、そしたら真宵が……ミシェルのお嫁さんに? そういうのも…いいけど……ん、っ…(小さな声を漏らし、蠢く手に身をゆだねる。少し高くなった体温が魔力と共に伝わった)
        あ、ぁ… う、えっと…こういう時、どうすれば…いいのかな……(あくまでも人に尽くす性質、受動的でいることに戸惑いがちに訊ねた)
        -- ミシェル 2014-08-10 (日) 22:45:35
      • 剣菱の家や父母のためでなく、おのれが欲しいと決めたのであります 好きです、ミシェルどの(体重と熱を感じつつ、荒々しく胸を掴んで)
        近ごろ流行りの言い回しでは…月が綺麗ですね、と言うのだとか(細い腰を抱き、ふとももの間に手を滑らせる)どう答えたものか、ご存知でありますか?
        されるがままではミシェルどのがつまらぬでありましょうから…いっそお望みのままに振舞ってみては?(二人を包んでいた外套がはずれ、音もなく床に落ちて)
        -- 真鐵 2014-08-10 (日) 23:05:02
      • はぅ…み、ミシェルも…真鐵のこと、愛してる…でいいと思う…多分、このあったかくてむずむずするのが…愛、だと思う…
        ふぇ…? 月が綺麗……んっ… 答え方が…あるの…? ひぅ…ん…(胸は張り良く確かな弾力を返し、腿の手触りも滑らか。普段あまり触れない場所への刺激に声を詰まらせ腰が揺れる)
        ミシェルのしたいように…? ん、えっと…そ、れじゃっ…(何をどうしたものか。熱に浮かされたような顔で少し考えてから、学生服のボタンに指をかけて一つ一つ外してゆく)
        -- ミシェル 2014-08-11 (月) 00:09:41
      • 意味するところはだいたい同じでありますが…もう死んでもいいわ、と 今が最良のときと思えば、わからぬでもないでありますね
        しかし、今死なれてしまっては困るでありますよ! お楽しみはこれからでありますから(胸の頂きをつまみ、首筋に薄く吸いあとを残して)
        国もとに手紙を書きましょう 電報では伝わりきらぬこともありますし…む、いつもより丸みがあって…肉がついているような?(手を挟みこんでくる圧力に逆らって揉む)
        -- 真鐵 2014-08-11 (月) 01:02:50
      • つまり…恋人同士の、符丁みたいな…? ……うん、分かる気がする…どきどきして…爆発して、死んじゃいそう…
        ひぁ、ぅ…!(過敏な先端をつままれれて跳ねた背が真鐵の胸板に押し留められ、逃れられない)
        お嫁さんが、見つかりましたって…? こ、こういうこと…してますって…?(もぞもぞと身体を動かし、潤んだ瞳で上目遣いに見上げながら、解いた学生服の襟元に吸い付き、鎖骨に吸い痕を残す。手を挟みこむ腿は熱く、しっとりと汗ばんでいた)
        -- ミシェル 2014-08-12 (火) 21:27:01
      • いつ爆発してもおかしくないご様子でありますね 火をつけたものの責任、まぬがれえぬでありましょうな
        小さな手紙が国から国へと渡り歩いて、国もとまで届くのは一年先か二年も先か…(でこちゅーで応じ、ミシェルの肌を隠すものを取り去っていく)
        いっそ早々と、こちらで祝言を挙げてしまうのもよいのではと…思ってしまったりもするのでありますよ(ベッドに腰かけ、膝の上に横向きにのせて背中を支える)
        (空いている方の手は太腿のあいだに沈んで、行きつ戻りつしながら深奥へと近づいていく)こうしていると、まるで楽器でも奏でているような気になるでありますな
        むかし、年上の友に三味線という楽器の手ほどきを受けたのでありますが…なにやら唐突に思い出してしまいました(おかしそうに笑って、秘められた場所のそばに手を置く)
        -- 真鐵 2014-08-12 (火) 22:48:49
      • うにゅぅ… ミシェルは、ちゃんと普通の心臓なのかな… もしかすると、本当に爆発する代物かも…?
        (柔らかな胸の奥、早鐘を打つ鼓動はヒトのものと変わらないように感じられる。おとなしく衣服を剥がれて行きながら)
        卒業する前に…ケッコンして、みんなに自慢しちゃうのも…いいかも?(滑らかな白い肌は彫像を思わせる。しかしふっくらとした胸や細い肩、丸みを帯びた腰はぬくもりと共に異性の柔らかさを手へと伝えてくる)
        楽器なら…いい音色で、歌わないと…? あっ、ん… ちゃんと、歌えてるかな…(横抱きにされながら、露わにした胸板を細い指で撫で下ろしてゆく。絶えず首筋や胸元へ唇を降らせながら)
        真鐵…なんだか慣れてるみたい。 真宵のときに…色々してた?(笑う様子に少し意地悪く問いながら、腿の力を抜いて軽く開く。そこは体毛といえるほどのものもなく、暴くまでも無く色や形がくっきりと見て取れた。指先に伝わる体温は、他の部分よりも熱い)
        -- ミシェル 2014-08-13 (水) 23:06:39
      • 実際のところ、早すぎるということはないのでありますよ 一昔前のもののふは自分くらいの年の頃には嫁を貰っていたでありますから
        自慢、してみたいでありますか?(むき出しの肩の白い肌はこちらの手に吸いついてくる様で、いつまでも触れていたい誘惑にかられた)
        は…(ギギギギギと軋みながら90度右を向く首)……ミシェルどのがお出かけのときに、一度か二度か…もう少しだけ 後学のためであります!
        いざという時に何も知らぬではすまされぬでありましょう(明らかに扱いを心得ていそうな仕草で探りはじめる 指先から熱が沁みていくのを感じて)
        ミシェルどの、声を…(前髪の下、おでこに口付けして 血のかよったうさみみをつかまえ、甘く歯を立てた)んんむ…味しねーでありますな
        -- 真鐵 2014-08-14 (木) 00:08:48
      • 真鐵ももう…立派な大人? みんなに自慢は…ちょっとだけ、してみたい。 驚く顔とか…見てみたいから。(薄笑いのような表情で抱かれた肩に頭を押し付ける。甘えたいたずらっ子のよう)
        ……ん、正直でよろしい。 真鐵は…嘘がつけないタイプ。 どっぷりはまっちゃわなくて…良かった。(くすくすと、今まで聞かせたことのない小さな笑い声が自然に漏れた)
        真鐵が好奇心旺盛だったおかげで…ミシェルは、安心して真鐵に任せられる…ふ、は……ぅ…(ぴくりと腰が跳ね、熱と共にほのかな湿り気が指先に伝わる。お返しにと撫で返す手は腹筋をなぞって徐々に下へ)
        ひぁぅっ…!! あ、味は…しないかもだけど… ミシェルは…すごく…… は、ぁぁ…!(不意に長い耳を食まれればそこから生まれる甘い電流に背筋が反り、跳ねる。かなり過敏ではあるらしい)
        -- ミシェル 2014-08-14 (木) 01:17:10
      • それがミシェルどのの幸せでありましたら…いま一度、あなたを貰い受けましょう(夕べの献立を決めるくらいの気安さで即答する)
        自分の嘘はあまり長持ちしないのでありますよ ましてやミシェルどのがお相手でありましたら…しらを切りとおせる気がしないであります
        ふふふ、モノは言いようで…お粗末さまであります(迫りくる感触に身を強ばらせつつ攻め手は勢いを増して、したたる熱を押し戻すようにかき混ぜる)
        わかりやすい弱点でありますな! よく跳ねるのはうさぎだからでありましょうか…(軽口を叩きながら尻尾に手をかけ、付け根から手の中に握りこんで揉む)
        -- 真鐵 2014-08-14 (木) 23:16:35
      • ふふ…また貰われちゃった…?(肩に銀髪を摺り寄せ、真鐵の即答に目を細める)
        正直が一番。 だから、真鐵の愛してるは…聞くたびに嬉しくなる。 真鐵はいつも…誠心誠意、愛してるって言ってくれるから。
        あぅ…きゅ、んんっ……(押し込まれるそこは熱く狭く指を押し返して応え、徐々に指を粘液で彩ってゆく。なぞり下ろした手は真鐵の下衣の上からやわらかくソレを掴んだ)
        普通の耳でも…こんな風…にっ…ひぁ…! されたら…にぁっ!? 尻尾、ダメ…ぇ…!(逃げるように震える耳とくねる腰。過敏な部分への同時攻撃に軽く上り詰めて痙攣する)
        -- ミシェル 2014-08-16 (土) 23:27:32
      • まあ、聞かれぬがゆえに黙っていたこともあります たとえば、ミシェルどのへの見かたがだんだんと変わっていくことにも気付いていたのでありますよ
        それを自分は、よこしまで不実な考えではと疑ってみたともありました 義も理もなく、ただおのれが望んでいると言ったのは…そういう理由もあるのであります
        あは…っ!(繊細な指に包まれるのを感じれば上ずった笑いが漏れて)す、すこしくすぐったいであります…やはり人の手で触れられるとちがうでありますね
        それとも、お相手がミシェルどのだからでありましょうか(しなやかな脚をかかえて拡げ、露わにしたモノをまたいで向かいあうような形になって)
        -- 真鐵 2014-08-17 (日) 00:37:16
      • それでも…思い切って言ってくれて…良かった。 そうじゃなかったら…ミシェルはきっと、真鐵の気持ちに気づく事も…人を愛する事も…出来ないままだったと思うから。
        (ちゅ、とついばむような口付けを頬に降らせながら握ったものを確かめるように触れる)
        わ、わ…硬い…おっきい…… ミシェルは、こんな風になったことないから…分からないけど、だ、だいじょうぶ…?
        あ、ぅ…触る以外にも、色々するって言うけど…今は…えっと…入れる…? は、入る…?大丈夫…?(足の間にある屹立に手を添えながら、胸にもたれかかるように体勢を整える。焦りのせいか妙に饒舌になっていた)
        ……ぁ、えと…こっちじゃなかった…(最初にあてがったのは後ろの窄まり。慌てて腰を浮かして熱くぬかるんだ秘所へとあてがい、じっと真鐵の顔を見つめる)
        -- ミシェル 2014-08-17 (日) 17:53:12
      • 今でこそ下らぬ思い過ごしと笑えますが、けっこう真剣だったのでありますよ…おのれを疑いだすときりがないでありますね
        ふふふ、とても珍しいものを見ている気がするであります(何度目かの口付け、唇をかるく塞いで)焦っているお姿も愛らしいでありますよ、ミシェルどの
        自分もたいがいに天然とは思いますが…それは、どちらもいけるということでありますか?(笑いだして華奢な背中を抱きしめ、尻尾を揉みしだく)
        まあ、焦らずにいろいろ試してみるでありますよ 勝手がわからぬのは自分も同じでありますし(腰を支え、強ばったモノでなぞるようにすりつけて)
        -- 真鐵 2014-08-17 (日) 21:08:15
      • は、はぅ…何もかも初めてすぎて… 身体も、心も…ふわふわしちゃう…(口づけを受けると、恥ずかしそうに胸元に顔を埋めた)
        い、いままで…ミシェルには、後ろしか無かったから… それもいいけど、さいしょは…普通に、基本から…!
        慣れてから…いろいろ、もっともっと… んぅっ…くふ……(尻尾への刺激に揺れる腰。なすりつけられる先端の狙いを定め、腰を落とし始める。穴に入れるというよりも狭く柔らかな隙間を押し開いていくような感触)
        -- ミシェル 2014-08-18 (月) 09:49:51
      • 普通とか基本とか、なにやらお詳しいのでありますね? この部屋に春画のたぐいを持ち込んだ覚えはないのでありますが…ふしぎであります!
        これはミシェルどのに手ほどきを受けた方がよいかもしれないでありますな(腰を引いて、焦れるのを待つように熱い場所がこすれあうだけにとどめる)
        (お手を、と耳もとでささやき両手の指を絡めあって)毎日毎日、どこか新しいミシェルどのを見ていたいのでありますよ…というのは、いささか贅沢に過ぎるでありましょうか?
        -- 真鐵 2014-08-18 (月) 22:05:33
      • あ、ぅ…まぁその、それは…いろいろと? 事前にいろいろ…知っておかないと、どうしていいか…分からないし……んんっ…
        だからそれは…んんっ…ぁ……もう…(真っ赤な膨れっ面で抗議するような視線を投げると、軋む音が聞こえそうなほど狭い中をさらに思い切り締め上げた)
        (言われるままに指を絡めゆらゆらと浅いつながりを愉しめば、口付けよりも強く濃く、魔力が流れ満ちてゆく) うん…ミシェルも…真鐵に、いっぱい…は、ぅ… いろんな事、してあげたい…真鐵がどんな事、して欲しいかも…んっ…
        -- ミシェル 2014-08-20 (水) 20:53:12
      • あまりいじめると後が怖そうでありますな…叱られぬうちにやめるであります(思わぬ反撃に遭えば声が詰まって)
        今でも十分すぎるほどでありますが(さらなる熱が流れこみ、心臓は早鐘を打ちはじめ)ミシェルどのにはいただいた以上のお返しをしたいと思います
        守るべきもの、尊きもの、人の心のまことのような…自分たちが大切に思うものの全てを それは形なきものかもしれず、自分にはまだよくわからぬのでありますが…
        きっとみつかるでありましょう そう信じます(目も眩むほどに華やいだ姿が瞼の裏まで焼きつき、終生忘れえぬであろう表情を眺めつつ緩急をあわせて穿ってゆく)
        -- 真鐵 2014-08-21 (木) 00:34:06
      • ふ、ふ……された分は…たっぷりお返しする… これからだって… 真鐵のお返しにだって。
        (出血はすぐに蒸散して肌へ染み入り、そのまま魔力へと変じてゆく。熱に浮かされたような紅の差した頬、潤んだ瞳。静かな微笑を湛えて真鐵を見つめた)
        うっ…ん、これから…時間はたっぷり…あるから。 あはぁ…っ… 二人一緒に…見つけていこう…?
        は…きゅ…… ふ、ぅぅん゙っっ…!(篭り、湿った音を立てながら徐々に腰を落として繋がりを深くしてゆく。もっとも深い場所に到達して押し上げられれば、満たされたような吐息と共に身体を戦慄かせた)
        -- ミシェル 2014-08-21 (木) 20:20:50
      • これは…おつらいでありましょうに、ミシェルどのはお強い方であります(今は気丈さに甘えることにして、いたわりの言葉を探しつつ指を絡めあう)
        ……ぁ、つ…やけどしてしまいそうであります(気を抜けば堰を切るように果ててしまいそうな灼熱、狂おしい熱情に身を焦がして)接吻などとは…比べものにならぬでありますね
        ふふ、あまり余裕ぶってもいられぬようであります…(柔らかな肉の重みを感じつつ、身じろぎして小突きはじめる)……その身も心も、生気の結晶であると
        ようやく腑に落ちた気がします この身のうちにミシェルどのが浸み透ってくるようで…すこしお返しするでありますよ(鬼気を魔力に換え、口付けにのせて)
        -- 真鐵 2014-08-22 (金) 00:53:47
      • ん…多少は…っ……痛いことは、痛いけど…それよりも、嬉しかったから。 真鐵に…名目だけじゃなくて…全部、貰ってもらえた…から、っ…
        は、ふ……ふふ、ちゃんと…全部、入ってる…(絡め合わせた手を下腹へ導き、細い腰を揺らして)
        ミシェルも…今、初めて分かった。 こんな方法も、あるんだって…あ、んっ…(少しこなれてきたのか、ひたすらにきつく狭いだけだった内側の感触が徐々にたおやかに包み込む動きへと変じ始める)
        本当に…っ、溶けちゃいそう… んんっふ…(口付けに上体を預ければ胸や腹が押しあたり、そこからも魔力が行き交う。口付けは深く長く、舌を絡めて貪るように)
        -- ミシェル 2014-08-22 (金) 01:17:22
      • 我ながら大それたことをしでかしたでありますな しかし、この間柄を名ばかりのものと考えたことなど、ただの一度も
        一体、この身のどこまでが自分で…(汗ばんだ身体の、未知の匂いに興奮の度合はいや増して)その境目も、よくわからなく…なってしまう、ような……
        しどけないお姿も素敵でありますよ、ミシェルどの(二人を隔てるわずかな空間さえも疎ましく、肌の擦れあう感覚にぞくぞくと震えるような吐息を漏らした)
        あ…そ、そろそろ…?(意味が通じてるかどうか疑わしいもののどうしようかと目で問いかけ、自由がきくように手を離そうとして)
        -- 真鐵 2014-08-23 (土) 21:40:57
      • それでも…やっぱり、実際にこうするのは…また、別。(額を突き合わせ、呼吸を乱したままで間近に微笑んでみせる)
        このまま溶けて混ざっちゃうのも……んんっ、素敵…かも? 真鐵も気持ちよさそうで…ふふ、なんだか…嬉しい。
        (甘えた猫のように、殊更に肌をすり合わせて目を細める。昂ぶりは互いに伝播して果ての無い増幅を生み出し、徐々に波を大きくしてゆく)
        そろそろ……? ミシェルも…う、んっ…いつでも、いぃ…っ…… でも、かたっぽは…握ってて…飛んじゃいそう、だから…ぁ…!(片手を残し、自由になった片腕は真鐵の背に回して抱きつく。繰り返される上下動も、今は大きく互いに動きを合わせるように)
        -- ミシェル 2014-08-24 (日) 00:38:10
      • はい、御意に…委細承知であります(空いた方の手で背中を支え、一息に深奥へとぶちまける 生体マグネタイトが励起され、つかのま目が眩んだ)
        は……ぁ…さてミシェルどの、これで後戻りはきかなくなりました これから忙しくなるでありますよ(しっぽを揉みつつ、おでこに口づけして)
        国もとの父母に挨拶をするにも準備がいります 父上は同じ剣菱の男でありますから説得の目もあるとして…問題は母上でありましょう
        全盛期の父上が一命を賭しても滅ぼしきれず、再起不能の共倒れにまで追い込まれた万魔の長…かつての魔王を味方にせねばならぬのでありますよ
        明日から修行のしなおしであります!(一日目の夜と同じようにふるさとの話をはじめて、その日はまだまだ夜更かしをしてしまうのだった)
        -- 真鐵 2014-08-24 (日) 06:31:17
      • うぁ、っ!? っっっっ……!!!(上り詰める瞬間、自分が形容していた通りに爆発したかのような衝撃に見舞われて声にならない声を上げて強くしがみつく)
        は… はぁ…っ…… ふぁ…これ、から…?(息も絶え絶えに、まだ過敏な肌に触れる指と唇に身を揺らす)
        ふ、ふ…そっか…ご両親に、挨拶… きせーじじつは作っちゃったけど…?(呼吸を整えながら真鐵の顔を見上げ、笑って見せた)
        ふぇ…魔王…!? 真鐵は…鬼と魔王の子供だった…? むぅ…それは確かに、手ごわそう……
        …うん、ミシェルも…頑張る。倒す…んじゃなくて、説得なら…もう少し、難易度は………どうだろう?(小首をかしげ、笑顔を見せて…寝ることも忘れて共に朝を迎えるのだった)
        -- ミシェル 2014-08-24 (日) 21:42:30
  • (うららかな春の日、冒険者の街で200年以上も古くから愛されてきたという桜の名所に行こうと誘い出して)
    これほどの人出とは…評判以上でありますな! はぐれぬように気をつけるでありますよ(学帽に白い花弁をのせてすいすいと進む)
    -- 真鐵 2014-08-01 (金) 22:50:03
    • やっぱり、有名なだけある…? うん…がんばってついてく。(ただださえ人波に埋もれがちな小柄な体躯。先導する真鐵が少々目立つ装いである事は幸いした)
      (弁当を包んだ風呂敷包みをかばいつつ、ちょろちょろと人混みの中を抜けてゆく)
      -- ミシェル 2014-08-02 (土) 00:03:59
      • はじめは名も知れぬ人が植えたものがひとつ増え、ふたつ増え…これほどの絶景になったのだとか(壁になって人波をさえぎり)
        花のさだめは儚いものでありますが、この桜木は数十年の時を生きます ミシェルどの…桜、見えてるでありますか?
        -- 真鐵 2014-08-02 (土) 00:12:19
      • 桜は手入れが難しいって聞くから…植えられたあとも、大事にされて…みんなに愛されてきたんだと思う…(こくこく)
        なんとか…見えてる。(背伸びしてようやく、といった感じで顔を出しながら) 花や葉っぱで姿は変わっても、木はそこにあるまま…また来年も、きっと同じように、花を咲かせる…
        -- ミシェル 2014-08-02 (土) 00:29:48
      • 自分のふるさとには千年近くも生きてきた老木があります 善男善女にあつく敬われ、ずっと大事にされてきたのであります
        (手を引いて人の流れをはずれ、片膝をつく)肩車をすればもっとよく見えるでありますよ さ、靴をかけてよいでありますから
        -- 真鐵 2014-08-02 (土) 00:36:09
      • 千年…! そんなに生きてたら、きっと…精霊か何か、宿っててもおかしくないかも… それだけ大事にされたなら、きっといい精霊が宿ってる。
        それじゃ…失礼して。(促されるままにそっと足をかけて真鐵の肩に跨る。肉付きの薄い華奢な腿が真鐵の頬を挟み込んだ)
        -- ミシェル 2014-08-02 (土) 01:59:18
      • 国もとではそういうものを神と呼びます ミシェルどのや自分のように、たくさんのきれいな想いを享けて育ったのでありましょう
        しっかりつかまっているでありますよ(周りの視界より頭三つ分くらい高く、そこには遮るもののない光景が広がっていた)
        何が見えるでありますか?(器用に人波を泳ぎながら色白の脚を支えて、たくさんの花をつけた枝に寄っていく)
        -- 真鐵 2014-08-02 (土) 02:16:23
      • そっか…東洋の神様はいっぱいいる… この辺りの木も、そのうち神様になれるのかな…
        ん、大丈夫…重くない? わぁ……(心配したのも束の間、視界を埋め尽くす花の海に圧倒されてしばし言葉を失う)
        ん、すごい…えっと、花…花、花がいっぱい…… ぁ…(拙いながらに伝えようとするうちに、ひらひらと舞っていた蝶が銀髪の上にとまり、羽を休め始めた)
        -- ミシェル 2014-08-03 (日) 00:15:59
      • 懐かしい雰囲気でありますね…祭りの日を思い出します こうして、そこらじゅうに食い物などを商う店が出るのでありますよ
        む? あぁ…花と間違えられたのでありましょうか(見上げて目を細め)髪飾りのようで、きれいでありますな 蜜を吸われぬように気をつけるであります
        自分たちもどこかで一休みするでありますよ(春風駘蕩して桜花舞う中、休めそうな場所に降ろして)
        ミシェルどのはここでお待ちを 飲み物を買ってきます(人波の中へと分け入っていく)
        -- 真鐵 2014-08-03 (日) 00:33:23
      • ミシェルはこういうの…あんまり経験無いから、新鮮。 東洋のお祭りも、一度見てみたいな…(まだ見ぬ真鐵の故郷に思いを馳せ、ぐるり周囲を見回して)
        (ミシェルの体質のおかげで居心地がいいのか、白く清楚な蝶はそうそう飛び立つ気配も無くじっとしている) ミシェルは、美味しいのかな…?
        うん、それじゃお弁当食べよう。(降ろされ、風呂敷包みを示して)
        ……人も、お店も…花も、いっぱい……(待つ間、物珍しげに方々へ視線をめぐらせる。学園の催し物の賑やかさとは違う、初めての祭りというものに酔いそうになりながらも興味津々だった)
        -- ミシェル 2014-08-03 (日) 01:33:28
      • (若い母親が幼子を抱えて歩き、職人風の男たちが酒盛りをしている そのすぐそばでは恋人たちが底抜けに青い空を仰いでいた)
        (笑いさんざめく人々の顔におぼろげな靄がかかり、しだいに個としての特徴をなくして判別のつかない群れへと変わっていく)
        (人波のかなた、桜の若木の下にひときわ黒い人影があった その外套はゆったりとなびき、学帽は目深に押し下げられていて)
        (何か独り言を口にしているようにも見える 学帽のつばが持ち上がれば、そこには剣菱真鐵と名乗る少年の顔があった)
        (揺れる黒髪の下、口の端をかすかに持ち上げる 誘うようにきびすを返し、少年の背中がミシェルを残して遠ざかっていこうとする)
        -- ??? 2014-08-03 (日) 02:48:10
      • (春の陽気に花の宴。春独特の浮ついた空気に包まれて、こちらもまた少し気を緩めて日を浴びる)
        (「春」というひとつの大きな流れの中に意識を漂わせんとしたそのとき)
        あれ…真鐵……?(飲み物を買いに行った筈の恋人の姿をその向こうに捉えて、小首をかしげた)
        え…?待って……!(遠ざかる外套の背。どこか釈然としない違和感を感じながらも、置いていかれるというその感覚に耐え切れずに後を追って人の波へと飛び込んでいった)
        -- ミシェル 2014-08-03 (日) 20:44:09
      • (大きなつづらを担いだ行商人が、背の高い衛兵が、前も見ずに駆け回る少年たちがミシェルの行く手をさえぎる)
        (その間にも黒い人影は歩みを止めず、歩調には寸分の迷いもない 二人の距離は縮まるどころか、ひたすら離れていく一方だ)
        (次第に人々の影に埋もれていき、後を追うことすら難しくなっていた)
        (不意に視界が開け、悠然と横たわる大河のように雑踏が途切れる場所に出る 対岸のはるか彼方、黒の少年を職工組合の一団が覆い隠した)
        -- ??? 2014-08-03 (日) 21:21:59
      • (小柄な身体を雑踏に押し込み、隙間を縫うように抜けてゆく。羽を休めていた蝶もいつの間にかどこかへ飛んでいってしまった)
        真鐵…っ。(人の波に押され弾かれ、元よりさほど広くない視界が塞がれて追うべき背中を見失う)
        どこ……?(不意に開けた場所へと押し出され、慌てて周囲を見回すが)
        こっち…?(黒い背中がかすかに見えたような気がする方向へと足を進めるが、半ば見失った形になり、足取りに自信は感じられない)
        -- ミシェル 2014-08-03 (日) 21:45:16
      • (春の日のまぼろしを切り裂き、出口のない迷宮と化した空間に警笛の音がけたたましく響きわたる)
        (車道をひた走っていた乗合バスから発せられたものだと、はたして気付けただろうか)
        (運転手はとっくにミシェルの存在を認めていた その顔は恐怖に蒼ざめ、全体重をかけてブレーキを踏み込んでいたのだが)
        (間に合わないと、目撃者となるさだめを負った誰もが気付いてしまっていた)

        「───阿傍!」(鬼の名を呼ぶ少年の声 ミシェルの肩が外套に包まれ、衝突のいきおいもそのままに転がっていく)
        (その背後をかすめるように、筋骨隆々たる牛頭の巨人に組みつかれたえんじ色の車体が行き過ぎていった)…ミシェルどの、お怪我は!?
        -- 真鐵 2014-08-03 (日) 22:00:03
      • …………!!(反応が遅れたのは春の陽気のせいか、真鐵を探す事に意識を向けていたせいか)
        (間に合わない、と悟って身構える。そう簡単に死ぬ身ではない。勿論恋人には心配をかけて怒らせるかもしれないが…)
        (大きな車体が間近に迫り、思わずぎゅっと目を閉じる…が、やってきたのは思わぬ方向からの声と衝撃だった)
        (胸に抱かれて地面を転がるその感覚に目を回しかけたが、誰がそうしたのかはよく分かっていた)
        真鐵……!?(目を瞬かせ、相手の顔を、それからバスの方を交互に見る) ミシェルは…大丈夫。 バスの方は…?
        -- ミシェル 2014-08-03 (日) 22:47:33
      • ……さすがに、肝が冷えたでありますよ(誰もが放心状態で、この突発事件に対する態度を決めかねて目と目を見合わせていた)
        (化物は青い焔にまかれて消え去り、乗合バスはいまや完全に静止している どこかで幼子が泣いていた ざわめきが広がり、そして)
        (車窓の向こうから手を叩いた人がいた それはまたたく間に喝采の声へと変わり、騒ぎを聞きつけた衛兵たちの制服姿が近づいてくるのが見えた)
        弁当を置いてきました 戻って続きをするであります ミシェルどの、お手を(細い肩を抱き、厄介ごとに巻き込まれぬうちにと雑踏にまぎれていく)
        -- 真鐵 2014-08-03 (日) 23:00:06
      • ごめん… あれ?でも真鐵、さっきあっちの方に……
        (追ってきたはずの黒い背中が消えていった先を見遣る。記憶が確かであれば、もっと遠くへ行っていてもおかしくない気がしたが)
        あ…バスの方も、無事だった…? 良かった…(自分を轢きそうになった相手ではあるが、それでも無辜の市民に怪我が無かったと知れば安心した様子で)
        うん…それじゃ…行こう。 色々…聞きたいこともあるから…(共に雑踏にまぎれてゆく。まだ少し腑に落ちない部分を頭の中で整理しながら)
        -- ミシェル 2014-08-03 (日) 23:28:50
      • そのようであります 獄卒の鬼も株を上げたでありますな ミシェルどののほかにも大事なく、何よりでありました(安堵の表情を浮かべて笑う)
        変でありますね 自分はこちらから来たのでありますが…(腑に落ちない顔で反対の方を指さし)もしや、よく似た人を見間違えていたのでは?
        (手を引き、野次馬に寄ってくる人の流れに逆らって)お姿が見えぬので探したであります なにやら胸騒ぎがしたのでありますよ
        ここではぐれてしまえば、もう二度と会えぬような気がして……気の迷いに助けられたでありますな(腕の中に抱くようにして進み、元の場所に帰り着いて)
        おお、弁当も飲み物も無事でありました! では改めて、しっかり腹ごしらえをして…よき日にしましょう、ミシェルどの
        -- 真鐵 2014-08-04 (月) 00:01:02
      • よく似た人…にしては、似すぎてたような。 …?(そもそも学帽に黒外套と言ったいでたちの人物がどれほど居るだろう)
        もしかすると…あれも、怪異…なのかな。 ドッペルゲンガー…?(真鐵の言葉にそんなことが考えついた。首をかしげ、少し難しい顔をして)
        とにかく…真鐵のおかげで助かった…ありがと。 ……うん、それじゃ…気を取り直して。
        お弁当…ちょっと頑張ったから。(包みを解いて箱を開ければ定番のおにぎりやサンドイッチが顔を出す。真鐵を見上げるその表情は、どこか少し得意気に見えた)
        -- ミシェル 2014-08-04 (月) 23:08:58
      • むぅ、どっぺるげんがー…! なにやらハイカラな響きでありますな 当地につたわる鬼でありましょうか?
        その鬼も花の色香に誘われたのでありましょう(食べ盛りの空きっ腹をさすって)すっかり腹が減ってしまったでありますよ…おおっこれは!!
        さすがはミシェルどの、うまそうであります! いただいても構わぬでありますか?(見上げる頭を抱き、前髪を上げておでこに口づけする)
        (大兵の牛頭鬼を超特急で喚んだがために身体が重く、使ってしまった鬼気の補給もかねてひと回り小柄な身体を膝の上にのせた)
        -- 真鐵 2014-08-04 (月) 23:59:41
      • うん、今生きてる人の…本人そっくりの幻… 生き霊? にぎやかなところは…人だけじゃなくて、そういうあやかしも寄って来るのかも…
        うん、どうぞ…真鐵に食べてもらうために、作ったから。(額に口づけを受ければ、ほんの少し口角が上がった。膝に乗せられながら自分もサンドイッチをひとつ取る)
        サンドイッチは…たまごと、ハム。 おにぎりは…こっちの列が梅で…こっちが鮭。(乗せた膝、触れ合う部分から魔力を伝えながら、弁当を指差して解説する)
        -- ミシェル 2014-08-05 (火) 00:45:03
      • まるでヒトコトヌシか、それとも六条御息所のようでありますな…よく似た逸話をもつ精霊のようなものがいたのであります
        困りました、ミシェルどの どれから手をつけてよいやら目移りしてしまうでありますよ ふふふ、ふふふふ…食うや食わずでいた頃が嘘のようであります!
        (自分の好みにあわせてくれたことに感謝しつつ握り飯を食み、怪異のことはしばし忘れて花見に興じていくのだった)
        -- 真鐵 2014-08-05 (火) 01:20:09
      • やっぱりそういうものは…世界どこにでも居るもの…? 何がしたかったのかな…?
        どれでも…好きなのからどうぞ。 こうして…いろんな食材を使えるようになったのは、嬉しい。 もっと色々…真鐵に食べてもらえるように、これからも頑張るから。
        (大きなおにぎりを両手で抱えてかぶりついたり、カップルらしくサンドイッチを口元へ差し出してみたり。日差しと、触れ合った部分から伝わる温もりをかみ締めながら、束の間の余暇を過ごすのだった)
        -- ミシェル 2014-08-05 (火) 21:35:04
  • これがっ! 飲まずに! やってられるれありますかーーー!!(クリスマス用のグリューワイン一杯目で目を回すみにすかさんた) -- 真宵(ミニスカサンタ) 2014-07-28 (月) 23:06:09
    • ど、どうどう… まさかこんな事になるなんて……(提案した本人も若干驚き気味。差し向かいで酒に付き合いながら)
      真鐵は…お酒、あんまり強くない…? 大丈夫…?
      -- ミシェル 2014-07-28 (月) 23:35:20
      • へーきれあります!(ぐらりぐらりと左右に揺れながら危なっかしくマグカップを呷って)これでも国もとでは………あー…なんでありましたっけ…?
        はじめはおかしな味とも思いましたがー…ぴりりと辛く、すぱいすの風味もなかなかいけるでありますよ…ふふふふふ……
        -- 真宵(ミニスカサンタ) 2014-07-28 (月) 23:42:30
      • Vin chaudとも言う… あんまり平気には見えないけど…(対するこちらは魔力源として変換しながらであるためか酔いが回るペースはかなり遅い)
        ところ変われば、お酒も変わる… 旅先で色々なお酒を楽しむのもいいかも…だけど。(揺れる様子に不安になったのか、隣に移動して肩を支えつつ冷却を始める)
        そして…通は、お酒とお水…交互に飲むもの。 このお水をチェイサーって言う…(講釈を交えてその気にさせながら水のグラスを薦めてみる)
        -- ミシェル 2014-07-28 (月) 23:55:17
      • なんの、味はたしかでありますしいくらでも飲めてしまいそうであります…(むきだしの肩に冷気を感じ、ぶるりと震えて)
        ハイカラな……水…(両手で受け取って薦められるまま飲み下す 水の冷たさが酩酊した身体の暑気をつかのま払ってくれた)
        …ん、んく……っはぁぁぁぁ…(この衣装のまま異界めぐりを済ませ、部屋に引き上げて早三刻 疲れと酔いに視界が揺れて)
        (ふと、糸が切れるようにミシェルの胸に倒れこんでいた)ミシェルどの、自分は……あほうになりました(目をつむって熱いため息をつく)
        -- 真宵(ミニスカサンタ) 2014-07-29 (火) 00:33:15
      • いくらでものめる美味しいお酒ほど…怖いもの。 お酒で負けた鬼や怪物も…居るんだから。
        (水を飲ませ、胸元へと倒れこむ真宵の身体を抱きとめると、その額にぴたりと掌を当てて冷やす)
        ただでさえ疲れてる…無理は禁物。(抱きとめた胸板は肉付き薄くクッションとしてはイマイチである。冷たいので氷枕としてはなかなかではあるが)
        うん…? あほうに…? どういうこと…?(黒髪を手櫛で梳き通しながら、静かに問う)
        -- ミシェル 2014-07-29 (火) 01:00:54
      • こうして、おのれらしからぬことをしているのが愉しいのでありますよ(酒瓶をつかまえ、抱いて)
        ミシェルどのと一緒にいると、自分はおかしくなります…さぞ滑稽でありましょう(手酌で注ぎ、スパイスのきいた酒を舐める)
        (冷たい手のひら越しに見上げて)男にも女にもなれる御仁の前で、自分は男らしく…もののふらしくあろうとあがいているのでありますから
        今まで教えられてきたことがすべて…とるにたらぬことのように、思えて……(熱いワインを流し込み、むせて咳きこむ)
        -- 真宵(ミニスカサンタ) 2014-07-29 (火) 01:16:27
      • ……むぅ。 ミシェルと一緒にいると…?(さらさらと、流れる黒髪をあやすように梳きながらじっと真鐵の話を聞く)
        うぅん……確かに、ミシェルには…男とか、女とか…そういうことは、あんまり分からない…けど。 でも…だからといって、真鐵みたいにこだわりを持つことは…間違ってるとは、思わない。
        何を大事に思うかは…それぞれ自分が決めるもの。真鐵は…真鐵の信じる道を行くのが、一番。 信念を貫くのも…サムライの美徳でしょ?
        (自分もまた、ワインのグラスを傾けながら、咳き込むルームメイトの背中をさする)
        -- ミシェル 2014-07-29 (火) 20:12:40
      • お優しいのでありますね(励ますような言葉にくすぐったさを覚えて)今は新しきものの栄える世 古き名が消え、新しき名が興る時代であります
        鬼たちの昔話を語る人らもいずれはいなくなりましょう(甘く黒く香り高い熱源を飲み下し、熱に浮かされた我が身を抱く)そうなれば、我らは…
        (振り向きざま見上げれば、ぐらりと視界が半回転して 着崩れた衣装の下、華奢なその身体を押し倒していた)……ミシェルどの、おかしくなるというのは…
        (端正な顔だちに肩からこぼれた黒髪がかかる 酔眼は定まらずに揺れ、桜色の唇が濡れて)……きっと、そうではなくて
        -- 真宵(ミニスカサンタ) 2014-07-29 (火) 22:57:07
      • それでも…真鐵たちが斬るべきものはそう簡単になくならない。 きっと…その怪異に、ミシェルみたいに偶然出会った人たちが…形を変えて、語り継いでいくかも…?
        Oh…?(ぐるりと天地がめぐる。酒気を帯びた少女の顔を見上げるワインレッドの瞳は、不思議そうにぱちくりと)
        うん…? 真鐵…?(抗いはせず、手を伸ばしてその頬に触れる。少し冷たいが、しなやかで繊細な通さな指が頬を撫で、垂れ落ちた横髪を梳いた)
        -- ミシェル 2014-07-29 (火) 23:28:28
      • 呼び名が変わるだけでありますな 人が人らしくある限り、悩みの種の尽きぬかぎりは消えてくれぬでありましょう
        お叱りはあとでいただきます(それだけ言って目をつむり、薄く見開いて唇を重ねた 口付けは甘く、スパイスの香りがして)
        ……むねが…痛いのでありますよ(得体の知れない感情を持て余し、唯一の特効薬にすがるように求めつづけた)
        …っ…はぁ………!(胸もとを覆う緋色の生地をきつく握りしめ、崩れそうな身体を支えて)……とまあ、こういう次第であります
        -- 真宵(ミニスカサンタ) 2014-07-30 (水) 00:03:46
      • 旧来の伝承も都市伝説に姿を変えて……んっ…!?
        (重ねられる唇に最初は少し戸惑いがちに。徐々に慣れてくれば、心地良い温もりと柔らかさに軽く食むように求めに応じてゆく)
        (小さな唇は同じワインの味を伝えると共に、肌で触れ合うよりも強く、澄んだ魔力の波動を真鐵へと流れ込ませる)
        ふにゅ……(初めての感覚に夢中になるあまり、数瞬遅れの反応) ん、えと……?(制御を忘れて常温に戻った手で、もう一度目の前にある頬を撫でる)
        -- ミシェル 2014-07-30 (水) 00:24:19
      • なにか…沁みるであります(火照った頬にその手は尚も冷たく)……あぁ…あの本にも書いてあったでありますね 体液がどうのと
        (唇を濡らしたものに触れ、眺め、指先の腹になじませた)このからだが…ざわざわとして、収まりがつかぬのでありますよ
        自分は、ミシェルどのをお慕いしています(誤解の余地なきようにと言い切って)好きにもいろいろありますが…どうやら、この好きというのは
        ごまかしてはならぬ類のものに思えます(いつの間にか素面のような口ぶりに戻り、しかしその表情は花咲くように色味を増していた)
        -- 真宵(ミニスカサンタ) 2014-07-30 (水) 00:58:00
      • 触るだけより…キスの方が、魔力がよく伝わる…みたい?(頷きながら目を瞬かせる。まるで酩酊や夢の中に引き込まれたようにふわふわとした感覚に包まれながら)
        う、ん…?えっと、ミシェルのこと…好き……? その「好き」は…えと… 異性…じゃない、んと…同性…いやちがう…Oh…
        (語彙もさほど豊富と言うわけではない。形容する言葉に困り、珍しくおろおろする)……えと、Je t'adoreじゃなくて…Je t'aime…?
        -- ミシェル 2014-07-30 (水) 01:17:05
      • みたい? 試してみたことはないのでありますか?(余韻をとどめようとする様に口に手をあてた矢先、何かを察して顔色を変える)
        剣菱真鐵は男子であります! で、できればそう、女子のような存在として…心惹かれたのだと…思いたいのでありますが!
        じゅげむ??はよくわからぬでありますが、両方でありましょう むろん大切な友でもありますから
        (腕を突いているのがしんどくなり、体重の半分くらいをあずけてしまって 思考がひとり歩きをはじめる前に唇を封じなおした)
        -- 真宵(ミニスカサンタ) 2014-07-30 (水) 02:09:08
      • んと…口と口では…したことない。でも…思ったとおりだった。(小さな指先が真宵の唇に軽く触れる。無表情なワインレッドの瞳が幾分細まったように見えた)
        うにゅ…Je t'adoreは…大好き。Je t'aimeは…愛してる。 んと、つまり…ミシェルを…恋人に……
        こいびと……(自分で反芻し、白く薄い頬はどんどん赤くなっていく) あ、ぅ。ミシェルでいいの…? ミシェル、こんな風だし、恋人らしい事って…出来るかどうか…んんぅ…!
        (再び唇を塞がれて、目を白黒させる。しかし少しすると力が抜けてくったりと脱力した)
        -- ミシェル 2014-07-30 (水) 21:12:19
      • 恋人恋人と、連呼されるといまさらながらに恥ずかしくなるでありますな…(顔から火が出そうなほど熱を帯びる)武士に二言はないでありますよ
        ……あなたに、まことをつくしたいと思います(ゆれ動く気持ちも葛藤も、おのれに対するわだかまりも口付けに甘く蕩けていった)
        ………は、ぁ……案ずるにはおよばぬでありますよ この通り、できたでありましょう?(鼻先の当たりそうな距離、銀糸の滴るままに任せて)
        ミシェルどのがよいのでありますよ 自分はもう一人のミシェルどのとは別の道を行きますが…求めるものは同じでありますから
        -- 真宵(ミニスカサンタ) 2014-07-30 (水) 22:41:18
      • 真鐵が、そんな風に想っててくれたなんて…考えた事も、無かった……
        ミシェルにはまだまだ、分からない事だらけだけど… でも、その気持ち…凄く、嬉しい…(身体が芯から燃えるような感覚。およそ体験した事のないその熱に戸惑いつつも、口付けに必死で応えてゆく)
        へぅ…(蕩けるような口付けに、力が入らず脱力したまま見上げる) ミシェルも…もっと、色々…真鐵の気持ちに応えられるように…
        こ、これからは…真鐵の恋人として、頑張る…
        -- ミシェル 2014-07-31 (木) 01:47:12
      • 自分もです おのれ自身にさえ知らぬふりをしていたのでありますから、無理なからぬことでありましょう
        なんと、さっそくその気になられたのでありますか?(嬉しそうに笑い、繊細にして華奢なからだを抱きしめて)
        なんとはなしに、長い付き合いになるだろうと思っていましたが…今後ともよろしくでありますよ、ミシェルどの
        (胸の鼓動を聞きながら、迷いが晴れたような顔をして その日は空が白むまで長い時間を過ごしたのだった)
        -- 真宵(ミニスカサンタ) 2014-07-31 (木) 21:40:35
  • 真鐵がまた真宵になってる……(井戸水でよく冷やしたスイカを切り分けながら、また戻れなくなったルームメイトの姿を見やる) -- ミシェル 2014-07-24 (木) 22:06:45
    • この一年、男の姿をしていた時のほうが短い気がするでありますよ(女袴のすそをまくり、金盥の冷水に素足を浸しつつ) -- 真宵 2014-07-24 (木) 22:12:53
      • ミシェルどの、スイカを食ったら出かけましょう(手の甲で汗をぬぐって)この蒸し風呂から抜けだして街中のハイカラなかっふぇーで涼むであります! -- 真宵 2014-07-24 (木) 22:37:39
      • 真鐵は…一度失敗すると、長引くタイプなのかな…?(切り分けたスイカを手渡しつつ)
        …ん、かふぇー。 いいかも。冷たいもの…アイスとかクリームソーダとか…!(スイカにかぶりつきつつ目を輝かせる)
        それにしても真鐵、その格好…暑くない? いっそ、夏用の服も買ってみるとか…
        -- ミシェル 2014-07-24 (木) 23:07:14
      • ふふふ、ご馳走してもよいでありますよ 剣菱のひみつ兵器も取りもどして、やっと金子を自由に使える様になったでありますから
        むろん熱いでありますよ あまり風通しがよくないでありますから蒸れて蒸れて…(汗だらだらで無心にスイカをかじる)
        自分のようなものに似合う服がみつかるでありましょうか?(金盥に浮いた氷をつまさきで弄び、次の一切れへと手を伸ばして)
        -- 真宵 2014-07-24 (木) 23:21:22
      • ひみつへいき…? それってどんなの…?(言葉の響きにくすぐられる魔法生物)
        ん…我慢はよくない… 人間は、服でも体温を調整する生き物…(スイカは種まで食べるタイプ。こくこく頷く)
        真宵はスタイルもいいし…いくらでもいい服はあると思う。 薄着しても、平気?
        -- ミシェル 2014-07-26 (土) 23:46:58
      • こんなのであります(輪胴式拳銃をホルスターごと渡して)扱いの難しさもあって使用を禁じられていたのでありますよ
        ミシェルどのに氷魔術系統のお札を貼って涼むのはいかがでありましょう? あ、しかしミシェルどの自身は暑い思いを?
        す、すたいる…よいのでありますか?(喉をつまらせ種を飲んでしまい、目を白黒させながら首を傾げる)自分には加減がわからぬであります
        -- 真宵 2014-07-27 (日) 00:05:47
      • おお…ひみつへいき…!(渡された拳銃を慎重に取り上げる。扱い方は知識としては持っているようで、危うさはさほど感じない) 確かに…刀と切り替えるタイミングや、とっさに狙って撃てるかは…訓練次第?(壁に狙いをつけてみたりする)
        ミシェルはそれでも平気。寝苦しい夜のお供に…? 冬は逆に温かくしたりもできるかも。
        女子は小さい子も多いから…真宵のは、結構際立つ。 例えば…んー…(引っ張り出したのは雑誌。ホットパンツにタンクトップ、上に重ねた前結びのシャツがまぶしいグラビアアイドルを指さす)こういうのとか?
        -- ミシェル 2014-07-27 (日) 01:09:53
      • それが…生まれてこのかた、ただの一度も狙った的に当てた事がないのでありますよ 銃にはよほどの因縁があるのでありましょう
        では、それでしのぐでありますよ…外出中止であります! この日差しで倒れてもつまらぬでありますし…その代わり、自分も手品をお見せするであります
        (窓を開け放ち、蒼白い怪焔をまとって鬼の名を呼ぶ 刹那、涼風がどっと吹きこんで風の通り道が生まれた)千方の四鬼、風鬼のわざであります!
        な…!(紙面に目を落としたまま固まる)もでるさんは未来に生きてるでありますね…いずれ元に戻るのでありますから、ミシェルどのも着れるものがよいのでは?
        -- 真宵 2014-07-27 (日) 01:43:30
      • ふむ、前世に銃で撃たれたとか…? また今度、みっちり練習してみる…?(元通りにホルスターに収め、返却しながら)
        おおー…!(吹き込む涼風に短い銀の髪がふわふわと舞う。心地良さそうに目を細め)鬼の力…色々出来て、凄い。
        それじゃ、ミシェルも……(瞳を虹色に揺らめかせ、体表の温度を下げてゆく) んと…雪女…?(雑誌を持って真宵の隣に回る。肩を寄せればひんやりとした空気が感じられる)
        夏のビーチとか行けば…こんな感じの人、結構居るはず。 ミシェルは…体型も変えられるし、サイズはあんまり気にしなくていいと思う…それに、また真鐵が真宵になる可能性だって…あると思うし。(横目でちらりと視線を送る)
        他には…こういうのとかも。(ページをめくれば涼しげなサマーワンピース姿の写真。ややきわどいポーズである事以外はごく普通のデザインだ)
        -- ミシェル 2014-07-27 (日) 13:35:44
      • 剣菱は剣に生きるもの! 先祖代々飛び道具は不得手なのでありますよ 過去には弓の弦が切れて不覚をとった剣菱もいたでありますし
        これは…ちーむわーくの勝利であります!(雑誌とミシェルのあいだの空間に潜りこむ 後ろから抱かれているような形になって)
        む、まだわからぬでありましょう 課題の真っ最中で諦めるわけには! 何ならこれを次のぺなるてぃに、と届けを出してもよいでありますよ
        かくなる上は逃げ場もなしと、退路を断つのであります! ミシェルどのもいかがでありますか?
        -- 真宵 2014-07-27 (日) 18:40:52
      • むぅ…ならどうして、銃を…? ミシェルも、飛び道具はあまり得意じゃないけれど…
        協力すれば…きっと不可能はない。これで夏にも冬にも勝てる…(胸元にすっぽりと真宵を抱く…というより抱きつくような形で)
        ふむ…でも、課題が終わるの冬だから…これじゃ寒そう。 ……ミニスカサンタとかどうかな?
        ミシェルも…うん、そうしてみようかな… 何か、着て欲しいもの…ある?
        -- ミシェル 2014-07-27 (日) 22:45:13
      • いざという時の質種になります(真顔で)というのは冗談として、こんなものを持っている相手とは間合いがとりづらくなりましょう?
        はぁ…汗が引いていくであります(長い黒髪を肩の前に垂らし、汗ばんだうなじを晒す 密着していることにも抵抗はない様で)
        みにすかさんた? いいでありますよ、その服ならば寒くないのでありましょう?(この写真と似たようなものだろうと踏んでうなずく)
        では、ハイカラな服にするでありますよ 当地には黒いどれすのような女中(めいど)の仕事着があると聞きたのであります
        -- 真宵 2014-07-27 (日) 23:01:46
      • つまり、相手を牽制するための装備…?なるほど…心理戦。
        ん…真宵も、こうして見ると…せくしー。(ふと悪戯心が首をもたげ、うなじに息を吹きかけてみる。吐息も肌と同様に冷たかった)
        うん、ちょっともこもこしたりしてて…冬用、かな。 聖誕祭の衣装。 それじゃミシェルは…メイドさん?
        メイドさんの格好になったら…色々と、ご主人様のために頑張らないと。
        -- ミシェル 2014-07-28 (月) 00:02:23
      • どういう意味でありますか! すなおに喜んではいけない気がするであります…っひゃあ!?(ゾクゾクと寒気が走って飛びあがった)
        お話を聞くかぎり暖かそうでありますね、みにすかさんた…しかも何やらハイカラな! あ、そうでありますそれでありますよ
        そういえば自分、主君らしいこと何もしてないでありますな…とにかく、この暑さをのりきって目指せ課題くりあであります!(決意を新たに涼む海老茶式部であった)
        -- 真宵 2014-07-28 (月) 00:54:09
      • いうなれば…女の子として魅力的?真鐵だってばれなければ…男子に大人気かも?(面白いくらいの過剰反応に一緒に揺さぶられ)
        サンタクロースって言う…聖人の衣装の…女性版? Oui、メイドさんは…得意だから。(ぐ、と握りこぶしを二つ作り)
        何かして欲しい事、あったら…なんでも。 ひとまずは…目先の目標から。一つ一つ…頑張っていこう。(ぴったりと肌を寄せながら頷く魔法生物であった)
        -- ミシェル 2014-07-28 (月) 22:20:24
  • ミシェルどの!! 事件であります、大事件であります!(ある朝のこと、井戸端に顔を洗いに出たかと思えば慌てふためいて戻ってくる その姿は少女のもので) -- 真鐵 2014-07-17 (木) 00:40:31
    • ん、どうしたの真が……Oh。(ベッドを整えていると慌てた声と足音。振り向けばいつぞやの少女の姿。呆気に取られて目を丸くする)
      (普段あまり気にしてルームメイトの寝起きを眺めているわけではないが、そういえば今朝は髪が長かった気がする)……んと、もしかして…戻らない?
      -- ミシェル 2014-07-17 (木) 01:24:23
      • (こくこくとうなずいて)覚えている限り、「外」でこの姿になるなど絶えてなかったことでありますが…
        この通り、おかしいのであります!(青白い鬼火が何度も全身を包むが変化はなく)鬼の力を封じられるなど前代未聞でありますよ…これがぺなるてぃの力でありますか…!
        -- 真鐵 2014-07-17 (木) 01:32:56
      • うぅん……何かの拍子に、マナのバランスが崩れた…とか?(頭の先からつま先までざっと眺めてみて、試しにつん、と胸をつついてみる)
        どうやったんだろう。おそるべし、ペナルティ… 変身する以外の力も…ダメっぽい?
        -- ミシェル 2014-07-17 (木) 22:08:16
      • 心当たりといえば、やはりぺなるてぃでありましょうが…仕組みはさっぱりでありますな 戦う力を奪われておらぬだけ、まだよいとしか……わ、わ…ミシェルどの?!
        くすぐったいでありますよ 男の胸を触っても面白くなどないでありましょうに…(困り顔になって)それで、今しがた井戸のそばでエチルさまに会いました
        そのとき、とっさに別の名を名乗ってしまったんでありますよ! 真鐵ではなく、いとこの剣菱真宵(まよい)であると
        -- 真宵 2014-07-17 (木) 22:49:40
      • ふむ、すると…ミシェルがペナルティ受ける事になっても、油断できない…
        ん。それなりに大きい…? 抱きついたら、気持ちよさそう…(性別の入れ替わったルームメイトをじーっと見上げる)
        ……つまり、今は別人のフリ? どこまで騙し通せるかはわからないけど…そういう事なら、協力する…
        -- ミシェル 2014-07-21 (月) 19:33:14
      • なにやらこのところ、調子狂いっぱなしなんでありますよ…早く立て直したいところでありますが、ままならぬものであります
        大きいか小さいかで言えば、まあ…(細指で覆いきれぬほどのサイズ、目方をたしかめるように持ち上げて)……ためしてみるでありますか?
        かたじけないであります いきなりバレッバレだった気がしてならぬでありますが! ミシェルどのは札を使って化けるのでありましたな
        -- 真宵 2014-07-21 (月) 20:00:23
      • もしかすると、体内の魔力の巡りが…乱れてるのかも。 抱きつくついでに…ちょっと、診てみる…?
        (試してみるかと問われれば遠慮なく抱きついて顔を埋める)うにゅ……ふかふかで、気持ちいい…(触れ合えばそこからぬくもりを分け合うように活力が流れ込む)
        んー、真鐵は真鐵で…特徴強いから…隠すのは難しい、かも?(完全に普段の真鐵が纏うのと同じ空気を感じ取りながら、目を逸らす)
        うん、ミシェルは…貼る札次第で、男にも女にもなれる。 他にも、手とか足を変えたり、角とか翼生やしたりとかも…
        -- ミシェル 2014-07-21 (月) 20:38:31
      • そんなことまで出来るんでありますか…?(うなずいて、両手をあげてのけぞったような姿勢で密着される)
        (なにやら鼓動が早まったような気がして、戸惑いながら背中を抱いた)な、なにかわかったでありましょうか…
        貼る場所はどこでもよいのでありましょうか? たとえば、札に書かれたことを肩や背中に書きつけたらどうなるんでありますか?
        -- 真宵 2014-07-21 (月) 20:50:42
      • あんまり詳しい事は分からないけど、少なくともミシェルと一緒にいれば…ある程度は正常に戻ると思う…(などといいつつモフりまくる)
        ………むぅ。すぐには戻らない…? しばらくこうして…触れ合う時間を長く取れば、そのうち治ったりするかも…?(実際、感覚的に魔力を扱っているので理論についてはイマイチよく分かっていない)
        貼る場所は…変えたい場所に近いところの方がいい。性別のときは…胸とか、お腹とか、首筋…? 書いた場合は…どうだろう。 多分…効果が出ても、色々…安定しない、かも。
        ミシェルのは…指示を、物として取り込むことで…具現化する魔術だから。(ためしに片腕に「クマ」と魔術文字で書かれた札を貼る。札は肌に溶けるように消え、やがてぞわぞわと黒い体毛が腕を覆い、一回り太いクマの腕へと変じた)
        -- ミシェル 2014-07-21 (月) 21:26:48
      • 我ら剣菱のいう鬼気とこちらの魔力、ほとんど同じものでありますから…それはたしかに(肌がこすれるたび、胸の奥がざわざわとして)
        いかにミシェルどののお力であれ、すぐに戻ってしまっては仕置きにならぬのでありましょう 二月三月は覚悟して、気長に付き合うでありますよ
        となると、女子の道具なども揃えなければならぬことになりますが…今だけしかいらぬものに散在するのも気が引けるでありますな
        おお! 強そうでありますな…ひきだしの中には貴重な幻獣や龍、えるふなども含まれているのでありましょうか…どこまで変わるものか気になるでありますよ
        -- 真宵 2014-07-21 (月) 21:49:23
      • …真が…真宵、大丈夫…?それじゃ…この調子で、のんびり治して行こう…
        んー…男女兼用の服とかなら…後で着られるかも。 でも、問題なのは…『どこまで』女の子になってるのかだと思う… 身体の仕組みも違うし…?
        クマー(肉球つきの掌をにぎって開いて) 魔術文字での表記と…ミシェルがそのイメージを知ってるかどうか次第かも…? やろうと思えば、もっと色々…出来ると思う。
        -- ミシェル 2014-07-21 (月) 22:17:25
      • 橋姫はもともと女子でありましたら、おそらく……変わっておらぬのはここだけでありましょう(こめかみを指さして)
        ものの考えや記憶はそのままに、声や身なりだけが変わってしまったのでありますよ これから三ヶ月、どう暮らしてよいやら…その苦労を知れということでありましょうか
        何でもという訳にはいかず、しかし可能性は無限大…研究のしがいがありそうでありますな(肉球を揉んで)…もしや、この姿を真似ることもできるのでは?
        -- 真宵 2014-07-21 (月) 22:36:35
      • そうなると…うん、備えはしておいた方が、いいかもしれない… 下着とか、色々。
        うん、上手く使えば…凄く便利だと思う…(猫よりは少し硬質な感触。しかし柔らかく温かい肉球)
        どうかな…人間に変身した事は、無いけれど… やろうとおもえば、出来るかもしれない。 能力までは…真似できるかどうか…?
        -- ミシェル 2014-07-21 (月) 22:59:31
      • 下着…下着!?(いきなり固まる)国もとでは女子は腰巻というものを着けるんでありますが…何も着けぬ場合もあり…
        ……これ、どうなってるんでありましょう…(たしかめるのが恐ろしいような気がして、そわそわと膝をすり合わせる)
        見かけだけでも写し取れれば戦術の幅が広がる気がするのでありますよ しのびの分身の術のようでありますし…あと、己の姿を見ておきたい気持ちも少しは
        -- 真宵 2014-07-21 (月) 23:16:29
      • 確認するには…脱ぐしか。(抱きついたままで軽くお尻を撫でてみる) もしキモノにこだわらないなら…こっちの服や下着、試してみるのもいいかも…?
        ふむ…確かに、体格的にもちょっと有利になるかも… 同時に動けば、混乱を誘ったり…?
        ちょっと、試してみる…?(一枚の紙片を取り出し、ペンでさらさらと何やらしたためて首筋に貼ってみる)
        -- ミシェル 2014-07-21 (月) 23:46:03
      • そ、それはそうでありますが…ぁ!(触れられた場所から寒気のようなものが走り、変な声が出た)むぐぐぐ…なんでもないであります
        (ミシェルの背中を掴み、視線を落として)……あまり、深入りしたくないのであります 越えてはならぬ一線を越えてしまいそうで、怖いんでありますよ
        いっそ開き直ってしまった方がよいのでありましょうか(途方に暮れて天を仰ぐ 何が起こるやらと視線を戻して)
        -- 真宵 2014-07-22 (火) 00:01:05
      • ん、感覚も違う…? ちょっと、面白い。(むにむに) ただ…えっと、月のものの備えとかは…どうしても、必要になると思う…
        今だけ全力で、この状態を楽しむっていうのもアリだとは思うけど…(話すうちに徐々に伸び始める身長と髪。体型も徐々に似通い始め、服が押し上げられてくる)
        -- ミシェル 2014-07-22 (火) 21:54:06
      • 面白いのはミシェルどのだけでっ…んぐぐぐ……ありましょう!(意地でも変な声を出すまいとして)あは、あははは…その話でありますか
        できれば触れずにすませたかったんでありますよ…はぁ……さすがに詳しいんでありますね 自分はもう16になりましたから……(ひたすら曇る)
        さっきのもそうでありましたが、けむりがドロンと出て化けるのではないんでありますね…ある意味納得できるというか(黒に染まっていく髪に触れて)
        -- 真宵 2014-07-22 (火) 22:03:23
      • 男女の感覚の違いも…面白いと思う。(執拗につんつんぷにぷにする)
        ミシェルだって…色々勉強した。(書き物机の棚には生物学の本や武術の本、東洋の魔物やエクソシズムに関する本など様々に並んでいる)
        身体を…一旦魔力に戻して、もう一回形を作るから……(それでも一分としないうちに、目の前の少女を模した姿へと変じる)
        こんな…感じ?(髪や目の色はそのまま、服は丈が足りなくなって臍や腿が露わになっている)
        -- ミシェル 2014-07-22 (火) 23:31:50
      • ぐぬぬぬ おかしいのであります…骨が抜かれてしまったようで、からだに力が入らぬのでありますよ(ミシェルの肩に頭を乗せる)
        あれから勉強を…(ふわふわとして集中が続かない頭で点と点をつなげれば、いつぞやの夜に行き着くことに思い当たって)…ミシェルどのは、ほんとうに……
        (本当に役に立ちたいのだ そう理解した うずうずと突き動かされる様な衝動に逆らい、両肩をつかんだまま半歩、一歩と離れて)
        もう一人の自分、でありますか…これなら好きになれそうであります(笑って、よろめき、自分のベッドに倒れこんで 熱き血潮を持て余し、ひたいに手の甲をあてた)
        -- 真宵 2014-07-23 (水) 00:01:11
      • つまりこれが…真宵の弱点…! あんまり触られないように、気をつけないと…(身体を支えながら、落ち着かせるように背中を撫で)
        うん、何をするにしてもまずは色々…知る事から始めないと。 対応の仕方を間違えるだけでも、危ない事だってあるし…
        (知識を吸収する事そのものが好きだというのもあるのだろう、鏡写しのような少女は、純粋なまなざしで頷いた)
        この姿での動き方や戦い方も…また、教えてね? 色々…活かせると思うから。 ……大丈夫…?(そんなルームメイトの姿を覗き込み、少し心配そうに問うのだった)
        -- ミシェル 2014-07-23 (水) 00:50:49
      • 自分の弱点こんなんでいいんでありますか!? ふだんの生活で尻を撫でられる経験があまり無いからでは…と思うのでありますが…
        むろんであります 自分のような者でよければ、喜んで(色違いの似姿に手を伸ばし、冷たい頬に触れる)
        自分も……ミシェルどのに、まことを…(同じ声を聞きながら、大の字になってこれからの受難の日々のことを思うのだった)
        -- 真宵 2014-07-23 (水) 01:35:11
  • むかしむかしあるところに、橋姫という鬼がいたであります(虎の子のようかんを切り、番茶を淹れて正対する)
    この鬼、もとは人間でありました 色恋沙汰の嫉妬に狂い、生きながらにして鬼になったのでありますよ(湯飲みをかたむけ熱い茶をすする、少年の瞳は迷いを映して)
    -- 真鐵 2014-07-15 (火) 22:08:32
    • ふむ…人間が情念で、鬼に…?(西洋の魔物の類にも無い話ではない。ようかん三分の一、話三分の一、怪我の心配三分の一といった様子でちょこんとおとなしく座っている)
      ……鬼になって、その後は…?
      -- ミシェル 2014-07-15 (火) 22:58:25
      • 橋姫は鬼となり、人外の力をもって恋敵を殺し、好いた男を息の根を止め……その縁者、一族郎党…果ては無関係のものまで手にかけました
        女の姿で男を殺し、男に化けては女を殺す…鬼畜外道の殺戮三昧を止めたのは、その時代の剣菱と土御門(つちみかど)の祖でありました
        我ら剣菱は代々、橋姫のような鬼たち…まつろわぬものの魔手から都を守り、鬼神の血とわざを己が身のうちに取り込んできたのでありますよ
        -- 真鐵 2014-07-15 (火) 23:06:54
      • 恋する気持ちって…方向を間違うと、恐ろしいことになるものなんだ…(まだその経験が無い身にとってはその想いを完全には理解できない。神妙な面持ちで聞いている)
        真鐵の家は…代々、エクソシスト? 鬼の血を取り込んで…その力を使う感じ…でいいのかな?
        ……ああ、それで…(男や女に化ける鬼。先日体験した怪異とその最中にいた同居人の姿を思い出し、ぽんと手を打つ)
        -- ミシェル 2014-07-15 (火) 23:19:53
      • 人は誰しも、心に鬼を飼っているのでありますよ 「心の鬼」が宿主の魂を喰らい尽くしたとき、人はまことの鬼になります
        ミシェルどのも、寝て起きたら嫌な気持ちが消えていた…というようなご経験がありましょう? 鬼を生むのが人ならば、鬼を祓うのも人であります
        剣菱の血族は時々、あのようにして(頷きつつ、茶をすすって)世の人々が夢を見ているあいだに、心の鬼を斬って喰らって回ります
        異界開きも元をたどれば土御門の鬼道に発するわざ、形なきものに形を与えて…この太刀で斬れるようにするのでありますよ(ようかんを薄く裂く)
        -- 真鐵 2014-07-15 (火) 23:30:49
      • こっちにも、夢を憑代にする悪魔や魔物は多い……真鐵はその逆?(ようかんを一切れ、もぐもぐと)
        真鐵は…いつもああやって、戦ってたんだ…? むぅ…思った以上に、凄い話。
        真鐵は…大丈夫なの? 鬼の力、取り込んでも… そのうち鬼になったりとか、しない…?(湯飲みを握りながら少し心配そうに訊ねる)
        それに、ミシェルも…何か手伝える事とか、無い?
        -- ミシェル 2014-07-16 (水) 00:50:31
      • え、いや? いつもでは…いつもではないでありますよ!?(大事なことなので二回言いました)
        ただ、何かと都合がよいのでありますよ 女子と見ればかよわきものと侮りますし、鬼の血を使うにも相性がよいのでありまして…
        そ、それから、女子の姿をつかう理由がもうひとつ…おとりでありますな エサがなければ釣りにならぬでありましょう?
        そう! 古今東西の英雄豪傑もしている作戦であります!(力説しておく)ですから、決して好き好んでしているわけでは…!
        数えて月に一度、多い時には週に一度くらいでありましょうか…心配ご無用、剣菱の祖は「方相氏」といって、もともと鬼であります 悪しきものを祓う善き鬼なのでありますよ
        (答えづらそうに言い澱んで)…此度のことは自分の手落ちでありました ミシェルどのの御身を危うくしました…申し訳の立たぬことをしたと思っています
        -- 真鐵 2014-07-16 (水) 01:10:35
      • 違うの…? アレはこう、真鐵の…趣味とか、勝負服? とかそういうのかと…(性別変化に関しては本人がそうなのでかなりアバウトである)
        ああ、えっと…聞いたことある。 美女に化けて、寝所に潜り込んで…ぶっすり。(こくこく)
        元々鬼…それなら、安心だけど… もしかして帽子の下は角生えてるとか……(じーっといつもの場所に当然の様に乗っている学帽を見つめるイノセントな視線)
        別に…ミシェルは危ない目にあっても平気。 そもそも…冒険者だし、命のやり取りはいつもの事だし… それに、戦えないわけでもない。
        -- ミシェル 2014-07-16 (水) 22:09:49
      • ノウ! 違うでありますよぜんぜん違うであります 一体全体何の勝負でありますか…?(血を吐きそうな顔をして)
        人にはだれでも秘密のひとつやふたつ、あるものでありましょう? たしかに、多い方ではありますが…(帽子を押さえる)
        自分も連れて行けと、そう望まれるのでありますな…人の心の、いちばんきたない所を見てしまうでありますよ?
        -- 真鐵 2014-07-16 (水) 22:26:51
      • そこはこう…あっきらせつ?との勝負…! 変身して戦う…(変身ヒーローを見る目) また今度、あの姿になってみて? あの姿も、かっこいい。
        むぅー…そう簡単には、見せてもらえない…? ミシェルの秘密って…なんだろう。(あらかた解説書に書かれているのであまり思い当たらない)
        だって…一人置いていかれるのは、嫌だから。 手伝える事なのに、手伝えないのは…もどかしい。 それに…その汚い部分を祓うのが、仕事でしょ?
        -- ミシェル 2014-07-16 (水) 23:54:52
      • 心中複雑でありますが、それがミシェルどのの願いであれば…くすぐったいでありますな(気恥ずかしそうに湯飲みを傾けて)
        はじめによくお考えを聞いておくべきだった気がします…では、置いていくことは金輪際止めにするでありますよ

        なにかと頼り甲斐のないあるじではありますが…助太刀願えるでありましょうか(歩み寄るために、そうして少年は一歩を踏み出すことにしたのだった)
        -- 真鐵 2014-07-17 (木) 00:11:13
      • うん。ミシェルに出来る事は…何でも手伝いたい。それに、一緒に行けば…あの姿も、戦い方も…間近で見られるから。

        勿論。 ミシェルも…まだまだ未熟者だけど、役に立てるように頑張るから…よろしくね。(茶をすすり、頷きながら今一度真鐵をまっすぐ見つめる。このときはまだ、ペナルティーであの姿をたっぷり見ることになるとは思ってもみなかったのだった)
        -- ミシェル 2014-07-17 (木) 00:19:40
  • …………(草木も眠る丑三つどき 闇の中で目を見開き、かすかに膏薬の匂いのついた病床を抜けだしていく)
    (包帯や湿布を上から順にはがしつつ「夜釣り」の道具をまとめ、ふと手を止めて同居人の寝息の安らかなことを確かめる)
    (それは月に一度の儀式、務めのようなものだ 傷の具合をたしかめ、ミシェルの寝姿をちらりと眺めて月のない夜へと出かけていった)
    -- 真鐵 2014-07-13 (日) 19:24:23
    • (怪我を負って帰ってきた同居人、甲斐甲斐しくその世話に専念したせいか、その日、床に就くのは早かった)
      (しかしそこは元々警護も見越して造られた代物、気配には敏感に反応した。もっとも、今夜は疲労のせいか少し反応が遅れたが)
      ん……真鐵…?(身を起こせば空になった同居人のベッドが視界に入る。病み上がりでどこへ行こうと言うのか、心配になってベッドを這い出した)
      (周囲の魔素を観測し、その乱れをたどる。犬のように鼻が利くわけでは無いが、何かが移動した形跡をおぼろげにたどる事は出来る。形跡を辿り、闇夜の中へと繰り出した)
      -- ミシェル 2014-07-13 (日) 21:19:08
      • (昼間には生徒たちがひしめきにぎわう校舎を一人、夜の闇より暗い影が行く)
        (自炊部のあるあたりまで足早に進み、振り向いて人気のないことを確かめ、昼間でも物寂しい建物の裏手へと入っていった)
        (その先、袋小路の行き止まりに少年の姿はなく……空間の「裂け目」としか表現しようのない亀裂が今にも口を閉ざそうとしていた!)
        -- 真鐵 2014-07-13 (日) 21:24:05
      • どこ…いくんだろ……(足音を殺して後を追う。トイレにしては向かう先が違い、小腹を満たすのかと思ったが自炊部は素通りした)
        (この先には何があっただろう、と頭の中で学園の地図を広げつつ、気取られない距離を保って後を追うが)
        ………!?(角を曲がった先にあった奇妙な裂け目に少々面食らう。しかし、真鐵の気配がその先へと続いている事を感じ取れば)
        (迷い無く、その後を追って亀裂へと走った。飛び込むとすればいいのか潜り抜けるとすればいいのか、ともかく亀裂に向かって身体をぶつけていった)
        -- ミシェル 2014-07-13 (日) 22:07:19
      • (薄絹の帳を押しのけて進むような感覚が消えると、ミシェルの背後で退路が閉ざされていった)
        (「裂け目」の向こうの世界は様変わりを遂げ、空の色や大地の色、水の色までもが毒々しい赤錆色に染まっている)
        (癒えぬまま膿み腐った傷あとのような腥さが風に運ばれ、見知ったはずの景色は文字どおりの「異界」と化していた)
        (変わり果てた校舎に刻まれた大小無数の足あとは明らかに人間のものではなく、どんなに鈍感な者でも獰猛な息づかいをそこかしこに感じることだろう)
        (辺りには人型にも似た小動物の斬殺体が点々と転がり、次々に青い炎にまかれて燃え落ちていく その篝火は、足跡のようにどこまでも連なっていて)

        (その道の果てる場所では、今まさに合戦場もかくやとばかりに剣戟の音色が鳴り響いていた)
        -- 真鐵 2014-07-13 (日) 22:12:09
      • ん、これは……(景色、空気と共に空間に満ちる魔素の組成すらも変わった気がして戦慄く。日常の地形のみそのままに悪趣味に塗り替えたような、そんな光景に息を呑む)
        ………(意識を集中させ、手の内に魔力を凝集して光を剣の形へと形成する。柄を握れば、それは実体を持った鋼鉄の小剣へと変じた)
        真鐵が…やったのかな…?(既に息絶え、滅びてゆく異形の生物の亡骸を尻目に、警戒を絶やさず足を進める。気配のするほうへ)
        (何が起こったのか理解出来ていない。相応の緊張感はある。しかし恐怖を感じる前に、この状況に対応すべきと判断した)

        ………? 真鐵…?(激しく刃金の打ち合わされる音を耳にすれば、自然と足が速まった。おどろおどろしい道の先、その先に在るものを確認せんと、急いで、しかし慎重に前へと進む)
        -- ミシェル 2014-07-13 (日) 23:32:54
      • (死骸の種類も数も深入りするほど分量を増し、果ては筋骨隆々たる東洋種のオーガや鎧武者の残骸が入り混じってくる)
        (その戦場の真ん中に、鬨の声を一身に受けながら剣の舞を踏む人影がひとつ――)

        (人面の鳥の羽根を踏み折り、飛来する生首の化物にぶつけ諸共に斬り飛ばして)
        (仲間の死骸に足を取られて転んだ武者の、固い当世具足の下、虚ろな胸をつらぬき心ノ臓を縫いとめて)
        (その胸倉をブーツの靴底に踏みしだき、抜き撃ちざまに返す刀で撃ちかかる新手の胴を両断して)

        (返り血の朱に染まりながら舞踏を終えるまでおよそ一刻半、化物の血も亡骸も青い火焔に呑まれて消えていく)
        (鬼たちの血を吸った拭い紙が異界の風に吹き散らされていく 痛みに顔をしかめながら納刀して、低く気を吐くその人影は)

        ………?(うら若き乙女の姿 黒髪の色香もたおやかに、黒々と深い瞳が招かれざる客を捉えて 徐々にその目が見開かれていく)
        -- ??? 2014-07-13 (日) 23:36:29
      • (普通の人間ならば恐れをなして逃げ出してもおかしくない状況、しかしここに居るのは魔力生命体、そして冒険者である)
        (冒険先でも見慣れつつある凄絶な戦闘の痕跡を踏み分けて、ようやく目当てのものを視界に捉えた)
        ……!?(が、その光景にまずは圧倒された。一対多数の状況にも怯むことなく、まるで示し合わされた殺陣の様に無駄なく斬り結び、舞い踊るその姿に魅了される)

        (吹き荒れる暴風のごとく異形のものを次々に巻き込み、刻み、屠ってゆく様子に、近づくのは危険と悟ったのか遠巻きに眺めるだけだったが)
        ……真鐵? ………うん…?(それが止めばおずおずと進み出でて声をかける。そして、声をかけてから違和感に気づいた)
        -- ミシェル 2014-07-14 (月) 00:10:01
      • (あたりの鬼火が一斉に輝きを増し、燃え尽きては掻き消えていく その度に少女の魔力が増すのを感じられるかもしれない)

        (名を呼ばれたのが聞こえた 離れていても感じられる無尽蔵の魔力はミシェル本人以外の何者でもなく)
        ……………!?(雷鳴のとどろきが聞こえた気がした びくん!と身体がはねて総毛立ち、全身から嫌な汗がどっと噴出していく)
        ……ぁ、うぁ……ぅ…あのっ…!(何か言わないといけない 頭を揺さぶる衝撃とめまいに耐えて必死に考えをまとめようとする)

        (無理だった)………ま、迷子……の、方ですか…?
        -- ??? 2014-07-14 (月) 00:15:44
      • (異形を斬る毎に力を増す…否、異形の力を吸収しているのか? ようやく、そんなところにも疑問を抱く余裕が出てきた)
        真鐵……? 少し違う…? うん…?(疑問符が次々に頭の上に浮かんでいく)
        (魔力や気配はルームメイトに非常に似通っている。しかし目の前に居るのは──)
        迷子…とも言えなくもない。 どうなってるのか、よく分からないし…(きょろきょろと周囲を見回せど、他に見当たる人影も無い。また首を傾げて少し考える)
        んっとー…とりあえず、戻りたい。 真鐵、どうすれば戻れるの…?(とりあえず今はこの人物を同居人としておこう。ごく自然にそう呼びながら訊ねた)
        -- ミシェル 2014-07-14 (月) 22:20:50
      • (怪訝な視線が痛すぎて心が折れそうになる なった)まがね? じ、じぶんは……そのような者では――
        (苦しまぎれに目を泳がせれば、同居人の髪に涎がしたたり落ちるのが見えて 危険を告げる前に身体が動いた)!!
        (ミシェルと位置を入れ替わって飛頭蛮の下あごを斬り落とし、力任せの逆袈裟を叩き込んで校舎の壁の赤黒い染みに変える)
        (返り血をさえぎって背中に浴び、肩を掴んで)…いいですか、ここは人の見ている夢の世界 地獄めぐりの悪夢の中です
        のんきに構えているとがぶりと食われて仕舞いです 無事に明日のお天道さまを拝みたければ、自分のそばを離れんで下さいよ!
        (今は考えるのを後回しにして、ミシェルの手をつかみ元来た道を駆けていく 袴の裾をからげ、ブーツが地を蹴るたび黒髪とリボンが揺れて)
        -- 真鐵? 2014-07-14 (月) 22:56:15
      • ………!?(一瞬にして体が入れ替わり、新たな異形が切り払われた様子にただ驚愕する)
        悪夢の中…確かに、言えてる。(今一度、警戒をかねてその表現がしっくりとくる風景を見回し、頷く)
        Oui…心得た。 一緒に帰ろう…(手の中にある小剣を握り直し、手を引かれて駆けてゆく)
        (聞きたいことは山ほどあるが、それはこの悪夢を抜けてからでも遅くは無い。いつもと少し握り心地の違う手指をしっかりと握り、周囲の気配を探りながら疾駆する)
        -- ミシェル 2014-07-14 (月) 23:27:06
      • (鬼気の満ちた自分とミシェルの魔力が最高の撒き餌になったことは想像に難くない 見るからに美味そうなエサが二匹、連れ立って逃げていくのだ)
        (例えるならば、カレーライスとカツレツが一緒に出てきたようなものだ…と想像したところで腹が鳴って、追い討ちをかけられるような羞恥に顔を赤らめる)
        (要はカモネギである 追われないはずがなかった)……いまは楽しいことを考えて、前だけを見ていて下さい できなければ、足が竦んで止まります
        (逢魔ヶ刻の緋色の闇の向こう、満天の星々にも似た瞳が嬲るような邪視をそそいで)…とにかく、どんなことになっても………自分は、俺は!!
        (自炊部の裏手、袋小路の入り口まですべりこみ、駆け抜けながら満を持して鯉口を切る 剣気昂ぶる瞳が鬼火のかがやきを映し、そして――)
        -- 真鐵? 2014-07-14 (月) 23:51:16
      • ………塩漬け肉、そろそろ食べごろだと思うから…帰ったら、あぶって食べよう?
        ここの魔物は…あんまり美味しそうじゃないし、あっちの晩御飯にも…なりたくない。(聞こえた腹の虫に頷きながら、言われたとおりに先導者の背中のみを見つめて駆け抜ける)
        (周囲から降り注ぐヒトならざるものの視線とその位置、距離を読み取りながら、この世界の入り口だった場所まで戻る)
        真鐵、どうするの……?(入り口は既に閉じている。恐らく開いた本人が知っているのだろう。自分のように瞳を煌かせるその様子をじっと見守る)
        -- ミシェル 2014-07-15 (火) 00:18:05
      • まがねなど知らぬであります(観念したのか、はたまた覚悟を決めたのか、いつもの平和ボケしたような口ぶりに戻って)
        しかし、ここまで来たのですから…むろん、帰るのでありましょう?(剣気煥発して電光影裏春風を斬り、ふたたび異界の「裂け目」が露わになる)
        (ミシェルの手を引き、現世と幽世の境目に身をおどらせる 悪夢の世界は無限遠の彼方に遠のき、入れ替わりに基底現実へと引き戻されて)

        (安堵したそばからうずうずと傷が痛みだし、何も聞かずに寝かせてくれることだけを願いながら矢のような速さで落ちていくのだった)
        -- 真鐵 2014-07-15 (火) 00:58:10
      • ふむ、知らないなら仕方ない… とりあえず帰ろう、真鐵。(ほぼ確信へと変わりつつ、その名を呼ぶしつこさがこの魔法生物にもあった)
        (空間を切り裂き再び口をあける異界への扉。やはり見立ては間違っていなかったと知って内心安堵しながら)
        (手を引かれ通り抜けるとも落ちるとも分からない不思議な感覚に包まれる。悪夢からの目覚めへ向かって)

        ……真鐵? 大丈夫? 真鐵…?(薄らぐその意識の中に呼びかける声。ひとまずその夜はずるずると同居人の身体を引きずるようにして部屋へ戻り、ぴったりと寄り添うようにしてベッドに潜った)
        -- ミシェル 2014-07-15 (火) 01:24:47
  • ミシェルどのは、ジテンシャという乗り物をご存知でありますか?(あるときふと思い立って、そんなことを聞いてみた) -- 真鐵 2014-07-08 (火) 20:46:59
    • 自転車…は、えと…車輪が二つ縦に並んでて…足で漕いで走る乗り物。(自転車、知識としてはある。形状を脳裏に思い浮かべつつ)
      乗ったことは無いけど…真鐵は乗ったこと、ある?
      -- ミシェル 2014-07-08 (火) 23:03:46
      • さよう、そのジテンシャであります! 自慢ではありませんが、自分はこう見えてなかなかのものでありますよ
        よく年の頃の近い者たちと競争していたであります 実は……ミシェルどの、こちらへ(何か言いかけて寮の玄関先まで誘い出し、一台の自転車を引いてくる)
        -- 真鐵 2014-07-08 (火) 23:11:44
      • すると真鐵は自転車の専門家…? 世の中には、自転車の競技もあるって聞いた…おお。(誘われるままについていけば、概ね想像していた通りの乗り物が出てきた。軽く目を瞬かせつつ)
        自転車だ… 真鐵、これどうしたの…?
        -- ミシェル 2014-07-08 (火) 23:34:10
      • 以前身を寄せていた下宿屋に壊れて乗れぬものがあるというので、貰い受けたのでありますよ よくよく見れば、油が切れていただけでありました
        これを使って…(あたりの様子をうかがい、ひそひそと耳打ちする)「えすけいぷ」するであります…すこし遠出して、遊びに行くのでありますよ
        後ろに荷台があります ミシェルどのの体重であれば十分支えきれるでありましょう そして、ここが「さどる」といいます 腰かけてみるでありますよ
        -- 真鐵 2014-07-08 (火) 23:48:31
      • それは…目付け物。 手入れしないとさびちゃうのは…道具も人間も同じだね。
        Oh、Fuite・・・脱出…(こくこく) つまり…心の錆び落とし…?(囁かれる言葉に見上げながら。どことなくうきうきしているのが分かった)
        うん、ここが乗るところ。 足、届くかな…? よいしょ…(ひとまずサドルに乗ってみる。爪先立ちでも片足がぷらぷら浮いている)
        -- ミシェル 2014-07-09 (水) 00:13:32
      • Oui! 心にひとさじの油を差して、ねんごろに手入れをするであります 何、門限までには帰るでありますよふふふ…
        ここに手をかけて…左右に足をかける場所がありましょう? 漕げば前に進みます さどるは低めにしましたが、届いているでありますか?
        速さが出ればぐらつかぬ様になります 自分が支えているでありますから、まずは乗り心地に慣れてみるでありますよ(荷台を支え、ゆるりと押して)
        -- 真鐵 2014-07-09 (水) 00:34:13
      • ああ油ってそういう…(どこかで入れ知恵されたのかそんなことを言う)
        たぶん…大丈夫。 たぶん。(指示されたとおりにハンドルを握り、ペダルに足を乗せる。見た目には初心者もいいところの不安なバランス)
        お、お手柔らかに… お、ぉぉぉぅ…ま、真鐵、ちゃんと持ってて…?(ぐらぐらと左右に傾ぎながら走り出す。珍しく焦った声が出た)
        -- ミシェル 2014-07-09 (水) 21:17:14
      • 心の栄養、でありますか そういうものは人それぞれにありましょう 人には眠気と色気もありますが、自分は食い気が一番であります
        はじめは誰しも慣れぬものであります ちゃんと支えているでありますから、あとはミシェルどの次第でありますよ
        自分がついています 絶対に転ばせはしないでありますよ 具合がわかればしめたもの、あとはとんとん拍子でありますから…いざっ!!(しっかり支えて全力ダッシュ)
        -- 真鐵 2014-07-09 (水) 21:53:36
      • うん、ミシェルも…おいしいもの食べて、ぐっすり眠るのが…一番。 あとは…お風呂とか、日光浴とか。
        わ、わかった…真鐵を信じて、頑張る… お、おぉぉぉぁ…!(バランスを取ろうとハンドルを切ればまた反対へ傾き、ふらふらゆらゆらと走ってゆく)
        あ、あ、ぁ…ちょ…ひにゃぁぁぁぁ…!(急に速度が増して奇妙な悲鳴を上げる。しかしそんな様子とは裏腹に、速度に乗って徐々に安定し始めた)
        -- ミシェル 2014-07-09 (水) 22:50:17
      • 言ったとおりでありましょう? あっという間に小慣れてしまったでありますな…ミシェルどの、すごいであります!
        (本人には知らせぬまま、スピードに乗ったところを見計らって手を離す 学帽を押さえ、同じ速さで駆けていく…その行く手には小さな石が!)
        -- 真鐵 2014-07-09 (水) 23:03:34
      • の、乗れてる…? これ乗れてるのかな…? お、お、お、お…(振動に揺さぶられて舌を噛みそうになりながら、なんとかペダルを踏みしめて)
        あ、わわわ…(ひとまずはバランスを取って進むことに精一杯。舵取りなど出来る余裕は無く)
        ひゃぁ!?(小石に乗り上げたところに咄嗟のブレーキ。前輪が強くかかってそのまま前方へ回転して放り出される)
        -- ミシェル 2014-07-09 (水) 23:21:42
      • お見事でありますよ はじめの一日でここまで乗れる者はなかなか……ミシェル!!(前につんのめって後輪が浮き、咄嗟に身を躍らせた)
        (華奢なからだと地面のあいだに割り込み、二人分の衝撃を背中で受けた 一回り小さな同居人を外套で包みこみ、跳ねるように転がって)
        …危ないところでありました……ミシェルどの、お怪我は?(頭をかばい、支えたまま問いかける)
        -- 真鐵 2014-07-09 (水) 23:45:39
      • (派手に回転する自転車、中に舞う自分。全てがスローモーションのように見えた)
        (天地が反転し、落下が始まる。ああ、このまま落ちるんだなと存在しない地面を踏みしめるようにして身構えるが、すぐ真下に走りこむ黒い影が視界をよぎった)
        ふわっ…!?(衝撃を感じた直後はまるで早回しのように。まるで予定調和であるかのように、真鐵の腕の中に収まっていた)
        (見た目どおりに身体は軽く、腕の中に納まれば細身の体躯がより際立つ。腕の中から真鐵を見上げ、驚きに目を瞬かせながら頷いた)おかげでなんとか…大丈夫。 真鐵は怪我してない…?
        -- ミシェル 2014-07-10 (木) 21:51:39
      • 何のこれしき、造作もないでありますよ(受け身を取りそこねたのを強がって、片目をつむってみせた)
        転ばせはせぬと言いましたから、ミシェルどのにお怪我がなければ何よりであります…(安堵と一緒に気が抜けて大の字にのびる)
        もしも、この手がとどいていなければ……(じわりと血の染みていく白手袋を外し)自分は、この次も間に合うのでありましょうか?
        -- 真鐵 2014-07-10 (木) 22:20:56
      • それは…約束したけど…(これでは本来の役割とは逆である。真鐵の上から身体をどけつつ)
        ……もし、届かなければ…ミシェルが飛べばいい。 真鐵ばかりが…血を流す必要は、無いと思うから。 怪我…見せて?
        えっと…治癒…治癒……(真鐵の手をとり、ブツブツと何かを呟いたかと思えば、ワインレッドの瞳が虹色にきらめき出す。触れた手が日光にも似た温かさに包まれ、治癒魔術特有のむず痒いような感覚がこみ上げる)
        -- ミシェル 2014-07-10 (木) 23:37:04
      • 心配ご無用、ただの擦り傷でありますよ 大したことは…傷を洗って、放っておけば治ります(手を引こうとして捕まって)
        (傷口が熱を帯びる 失われた血のしずくが補われ、傷口の肉が盛り上がっていく様な感覚に襲われた)…面目ないであります
        ミシェルどの、自分は……嫌なんでありますよ(跳ね起きて、少年とも少女ともつかぬ相手に手を貸し)使うとか、使われるとか!
        人を道具のように思うなど、鬼畜外道の所業でありましょう 自分は…よきあるじになれぬ気がします(胸のモヤモヤを持て余し、学帽のつばを下げて)
        -- 真鐵 2014-07-11 (金) 00:05:58
      • うー、むぅ…(真鐵の言葉をじっと聞く。自分も実際に他者と共に過ごすということが初めてで、その言葉にどう答えるべきか悩んでいた)
        ……真鐵、この字…分かる?(軟らかな土の上に、指先で記号のようなものを書く。東洋の漢字の「門」を象形化したような、旗が二本向き合っているような、そんな形をしていた
        …これが、ミシェルに与えられたルーン、マンナズ。 意味は…人間。特に人間関係…チームワークなんかを象徴するルーン。 ほら…人が肩を組んでるみたいに見えるでしょ…?
        この文字が表す通り、ミシェルは人との関係を大事にしないと…力を発揮できない。 一人じゃダメ。 …でもその「関係」も…この文字みたいに、肩を組んで…一緒に生きる。 そんな関係でも、いいんじゃないかなと…ミシェルは思う。
        (珍しく長々と喋って疲れたのか、小さく息を吐いてから真鐵を見つめる)
        -- ミシェル 2014-07-12 (土) 18:55:41
      • 人と人が、ともに…手をとりあって、生きる…(描かれた文字のかたちを見つめる)
        男子は強くあるべきもの、弱きをたすけ…誰にも迷惑をかけず、いかなる時にも己に責を問えと、そう教えられてきたであります
        自分は…その意味を違えて、自分のことしか見えていなかったのでありましょうか(肩を落とし、江戸紫の色に似た瞳を見返す)
        なにやら、恥ずかしいことを言ってしまった気がします これは……士道不覚悟でありますな(羞恥に顔を赤らめつつ、頭を下げた)
        (自転車を起こし、サドルの高さをあわせて)お詫びのしるしに、甘いものでもご馳走するでありますよ 今度は後ろに乗るであります
        -- 真鐵 2014-07-12 (土) 19:57:00
      • 男のあり方は、ミシェルにはよく分からないけれど… 人間は…一人では、寂しいから。 誰かと関わりあって、一緒に生きるために…言葉を持ってる生き物だから。
        真鐵は真鐵なりに考えて…色々してくれてた事は、よく分かってる。 だから…ミシェルにも、真鐵のために出来る事、させてくれたら…嬉しい。(赤面する真鐵に向かって真摯に頷きながら)
        あ、それじゃ…東洋のお菓子、食べてみたい…! いいお店、あるかな?(ちょこんと荷台に腰掛け、少しはしゃいだ様子で)
        -- ミシェル 2014-07-12 (土) 23:03:08
      • お気持ちだけでも嬉しいでありますよ もしも、それがミシェルどののお望みならば…自分もすこし考えてみるであります
        いっとき街中にいた頃に通っていた店があります 行って帰るくらいの時間は十分にありましょう では、ちゃんと掴まってるでありますよ!(二人乗りで出かけていった)
        -- 真鐵 2014-07-12 (土) 23:16:35
  • ミシェルどの、戻られたでありますか! そろそろ頃合かと思っていたでありますよ 首尾はいかがでありましたか?
    今日はめでたき日であります ふふふ、これを見るでありますよ…!(かすかに淡い丁字油の香り、優美に伸びる白刃がそこにあった)
    (古新聞の上に鍔も切羽もきれいに分解された太刀の、凛としてかがやく刀身に白いモコモコの道具をあてて)
    -- 真鐵 2014-07-04 (金) 22:05:19
    • うん、ただいま… 苦戦はしたけど何とか。 って…… Oh…それは……
      (帰ってくるなり目に入るのは冴え渡った白刃の輝き。この辺りのシミターとは違う特異な意匠に吸い寄せられるように見入る)これは…真鐵の剣? 綺麗…
      -- ミシェル 2014-07-06 (日) 00:11:06
      • 自分の守り刀であります 共に世界を旅して回った相棒でありますよ しばらく離れ離れになっていたでありますが…
        こうして無事に取り戻せたであります! 日々昼飯を切り詰めてまで励んだ甲斐があったでありますよ(打ち粉をかけつつ)
        刀といえばご存知、片刃の長剣ありますな しかし、この無銘の太刀は…切先の近くをご注目であります!
        (手元の1/3が片刃、切先までの2/3ほどが両刃になっている 図鑑や教科書で紹介される刀とはかけはなれた姿を示して)
        -- 真鐵 2014-07-06 (日) 00:55:39
      • おおー…おめでとう…! これからは、お昼も少し贅沢できる?
        んっ…変わった形してる…? カタナ…剣…?(全体的なシルエットや拵えは東洋の刀に他ならないが、槍の穂か両刃の長剣のような切っ先。しかし特有の刃紋を持つという造形に小首をかしげる)
        珍しい… もしかして、凄いお宝とか?(普通の刀よりも突きに向くのだろうか。切れ味のほどは…などと、性能面にも興味が向いた)
        -- ミシェル 2014-07-06 (日) 01:16:37
      • と、いいのでありますが…実はもうひとつ質に入れている品があるのであります ぜいたくは素敵でありますな!
        銘こそ切られておらぬでありますが、これこそは世に二振とない剣菱の宝! 刀鍛冶の祖「天国(あまくに)」の作と伝わる太刀であります
        切れ味のほどはこの通り(そばにあったノートを白刃に載せれば、淡雪が溶けゆくように自重だけで両断されて)
        それから、今日はもうひとつよい報せがあります(修理のあとがある大きな金盥を指し示す)何に使うものかわかるでありますか?
        -- 真鐵 2014-07-06 (日) 01:29:50
      • むぅ。それじゃ…ちょっとだけ贅沢? おかずを一品増やすとか…ちょっといい食材使うとか…
        ……そんな大事なお宝を…質に入れてたの? 流れなくて良かったね… でも、もうひとつあるなら急がないと…?
        おお…!(剃刀よりもなお鋭く、紙を裂く様子に感嘆の声。きらきらした瞳で太刀を見つめる)
        ん、タライ……? んー……(少し首を捻り) トラップに使う…?(上から落ちてくるジェスチャー)
        -- ミシェル 2014-07-06 (日) 02:20:09
      • 少しだけなら! なるべく栄養のあるものを食べて身体を作るでありますよ さもないと背丈がのびてくれないであります
        あ…これは兵站学の講義のーとでは……な、なんと! 剣菱真鐵一生の不覚であります 自分は何ということを…!
        (いたくハートブレイクな様子で丁字油を引き、使い終えた油紙をたたむ はばきをかけ、元通りに組み立てはじめて)
        罠…!の使い道もありますが、湯屋の手配、ようやくついたでありますよ 近隣の住人から譲り受けたものを自分が叩いて直しました
        ここに水を張り、湯をまぜ半身を浸かって身体を清めます いわゆる行水でありますな 国元ではなじみ深い暮らしの知恵であります
        -- 真鐵 2014-07-06 (日) 02:25:11
      • 背丈…! ミシェルも伸びるかな…?(多少は思うところもあるようで、そんなことを訊ねる)
        ……えと。もし良かったら、ミシェルのノート…写す?(黒板に書かれた内容から大小発言の内容までびっちりと文字で埋まったノートを差し出す。当然不必要な記録もかなり多い)
        なるほど、お風呂。(ぽむ、と手を打って納得顔) その大きさなら、お湯もあんまり要らないし…便利かも。(物珍しげに頭に被ってみたり、軽く叩いてみたりしながら)
        二人一度には難しいかもだけど、背中流したりは出来るかも… 早速試してみる?
        -- ミシェル 2014-07-06 (日) 03:09:37
      • 肉を食えばのびるでありますよ 我が蓬莱の人々も肉を食うようになって背丈が伸びてきたであります
        よいのでありますか!(太刀の手入れをすっかり終えて)まるで速記者の聞き書きでありますな…ありがたくお借りするであります
        まず一人用、でありましょうな よほどくっつかなければ泡が飛びちり湯もあふれ…しまいにはひっくり返って大惨事であります
        交替交替で使ってみるのが一番と思いますが、いちおう実験してみるでありますか? では、湯の支度にかかるでありますよ
        -- 真鐵 2014-07-06 (日) 03:27:23
      • おにく。(こくこく) お肉は好き。もっと実入りが良くなったら…いっぱい食べたいな。
        全部、書いてあるから…読みづらいとは思うけど。(周囲の雑談の内容まで逃さず文字化されている。情報をより分けるのに少々難儀するかもしれない)
        二人でゆっくり浸かる時は…大浴場の方がいいかも? 沸かすのはちょっと大変だけど、ゆっくり浸かれるし…
        ん、それじゃ…お湯、用意するね。(暖炉に湯沸しをかけて、タオルや石鹸を用意し始める。この数ヶ月で色々と人間的で文化的なものも少しずつ揃ってきた)
        -- ミシェル 2014-07-06 (日) 21:22:02
      • よく食い、よく寝て、よく遊ぶ! これが学生の本分であります やはり、元手がたりぬではどれも今ひとつでありますな…
        それは叶わぬでありますよ ミシェルどのは女子の時間に使われるのでありましょう? それとも、男のすがたになればのーぷろぶれむでありますか?
        (井戸から水を汲んできて盥にあけ、水温をたしかめて)ここに風邪をひかぬ程度に湯を混ぜるでありますよ(手袋をはずし、着衣を順々に解いていく)
        -- 真鐵 2014-07-06 (日) 21:36:23
      • ゆうゆうじてき…? やっぱり、お金は大事。 ……ミシェルは、男湯でも女湯でも…気にならない。一緒に入る人が、気にするかどうかだけ…
        (湯沸しから湯をタライへ注ぐ。手で触れながら調節した湯加減は、少し熱め。熱めの湯が好きな性質のようだ) このくらい…?
        んと、それじゃ…ミシェルが、背中流す…? その後、交代。(真鐵が着衣を解く脇で控えつつ、タオルと石鹸を抱えて)
        -- ミシェル 2014-07-06 (日) 23:11:48
      • 男子の時間に使うでありますか ミシェルどのに驚く者がいたとして、事情を話せば気にならぬでありましょう
        よい加減でありますな…では、お言葉に甘えて自分がお先に(学帽を頭に乗せたまま湯に浸かり、背中を向ける)
        (抜き身の太刀のようにしなやかな筋肉、古傷のあとひとつない少年の肌は血色も薄く、ほのかな白みを帯びている)
        -- 真鐵 2014-07-06 (日) 23:28:38
      • うん、多分大丈夫… こないだも女の子…ノイと一緒になったけど、特にびっくりはしてなかったし…
        どうぞ…お背中、お流しします。ご主人様……ん? 帽子…取らないの?(そういえば取ったところは見たこと無いような気がして首をかしげる)
        それにしても、真鐵…綺麗な背中してる。(思わず小さな手で触れる。触れたところから少し温かくなるような魔力の波動が伝わる)
        それじゃ、失礼して……(もこもこと泡立てたスポンジでまずは肩の後ろを洗い始める。手つきは柔らかくくすぐったいくらい)
        -- ミシェル 2014-07-06 (日) 23:52:26
      • 老若男女、どんな者とも裸の付き合いができるというのは…素直にうらやましい気がするでありますな(腕組みして)
        (帽子のことに答える前に、触れられた場所が熱を帯びた気がして)なにやら血のめぐりがよくなったような…ミシェルどののお力でありましょうか
        背中には傷を受けぬようにしているのでありますよ…もののふの習いであります 自分は男子でありますから、もっと強くしても構わぬでありますよ
        -- 真鐵 2014-07-07 (月) 00:02:22
      • 時々どっちにしようか悩むこともあるけど、そういうところは便利…なのかも?
        んと…ミシェルが触ると、そこから魔力が流れ込む… 流れ込んだ魔力はそのまま使ったりもできるし、んー… 東洋でいう、気の流れを整える…?(肩、背筋と洗うついでに触れながら)
        ふむ…サムライはいろいろ大変だね…? そうすると、身体の前は…?(洗う手に少し力を込めつつ、横からチラッと覗く)
        -- ミシェル 2014-07-07 (月) 00:16:03
      • これは…力がみなぎるであります! 全身で抱きつかれようものならひどい事になりそうでありますな 目が冴えて眠れなくなるとか…
        ここから先はお任せを(スポンジを受け取り、仁王立ちして残りの場所をてきぱきと磨く 裸形を見られることにも抵抗はない様で)
        (真新しい傷痕も残る肌から泡を落とし、手ぬぐいで身体の滴をふき取っていく)…はぁ……すっきりしたであります!
        さ、湯を替えるでありますよ 次はミシェルどのの番であります(新しい褌を締め、制服に袖を通して盥の湯水を流しに行く)
        -- 真鐵 2014-07-07 (月) 00:29:57
      • 今の時期なら…一緒に寝るのもいいかも? もっと元気になれるかも…
        ん…おぉー……真鐵、かっこいい…(性差に疎くまだそういった知識も無いこの魔法生命体は、初めて見る男性の裸身をそう形容した)
        うん、それじゃ…(促されれば素直に着衣を脱ぎ落としてゆく。新雪の白さを宿すきめ細かな肌、丸みと角張りの同居した曖昧な身体の線)
        (なだらかな胸も中性的な造形を成し、そのまま人形のようにつるりとした下腹部へひとつながりの曲線を描いている)……どう、かな。 変じゃない…?(真鐵を見上げてくるりと回って見せ、首をかしげる)
        -- ミシェル 2014-07-07 (月) 23:31:24
      • よいのでありますか? ミシェルどのが疲れぬのであれば…(手記を読んでからこのかた、自分なりの「まこと」を尽くそうと心に決めていた)
        (男子でも女子でもなく、そのどちらにもなれる存在…だからどうした、というのが最近の答えだ しかし、その肌はあまりにも清くまぶしくて)
        何に比べてのことでありますか? 自分には…おかしいと思う理由がないでありますよ(見たままを見て、「兵器」という言葉への違和感を新たにした)
        それに、自分は…女を知らぬでありますから、男のことしかわからぬのでありますよ(困ったような顔をして、湯の加減をみつつ)では、風邪をひかれぬうちに
        -- 真鐵 2014-07-07 (月) 23:50:20
      • ん、くっつくくらいなら…ミシェルは平気。 朝…起きた時、おなかが空いてるくらい? 多分普通のヒトと同じ…(軽度の魔力消費なら空腹を感じる程度で済むらしい)
        んー…人間らしく見えてたら、それでいい。(自分でもその問いの意味を定めかねている様子)
        女の子はあんまり見たこと無い…? それじゃ今度、女の子になってみる…?(そんなことを言いながらタライの中へ。華奢な背を向けた)
        それじゃ、お願いします…?(見るからに非力で脆そうな小さな背。湯をかければきめ細かに水を弾いて珠をつづる)
        -- ミシェル 2014-07-08 (火) 00:14:18
      • 身近な女子もいたでありますよ 遠縁の者で、同じ剣菱の姓をもつ姉上がいました 実の姉ではなく、そう呼んでいただけでありますが…
        「女を知らぬ」というのは…すこし違う意味でありますよ(思いがけぬ薮蛇に苦笑して)任されたであります ミシェルどのは楽にしているでありますよ
        (硝子細工を扱うよりもいっそうの注意を払い、専心してその背を洗いはじめる その晩は石造りの宿舎から湿気が抜けず、どうにも寝苦しい一夜過ごすことになったそうな)
        -- 真鐵 2014-07-08 (火) 00:31:03
      • お姉さん… ミシェルにはそういう人、居たのかな… ちょっと羨ましい。
        ん、違うの…? むぅ。男と女は…思ったよりずっと…難しい。(性別が無いがゆえに分からぬ事も数多ある。そもそもの知識量も見た目以上に少ないのだが)
        くふ…ちょっと、くすぐったい……(優しい手つきに少しこそばゆそうな声を漏らしながら、おとなしく洗われて行く。浮き彫りになった新たな課題をどう解決するかを話し合いながら、その日は枕を並べて眠るのだった)
        -- ミシェル 2014-07-08 (火) 01:08:25
  • (寄宿舎の受付で鍵を受け取り、ほとんど手ぶらに等しい軽装できしむ廊下を進んでいく少年が一人)
    (教えられた部屋の前までたどり着くと、擦りガラスの高い窓からこちらに明かりが漏れ出していて)
    (そういえば誰かと相部屋になるのだったと思い返しつつドアを叩いた)ごめんください、であります
    -- 真鐵 2014-07-01 (火) 22:43:11
    • お部屋、お部屋……?(割り振られた部屋にいち早く入り、ベッドの敷物をめくったり机の引き出しを開けてみたり)
      (そうこうしていると戸を叩く音がした)……?(声がかかり、ふと思い出す。誰かと一緒の部屋になると言われていた)
      どうぞ、鍵は開いてるから。(戸の内から返って来るのは子供の声。変声期前の少年の様でもあり、少女の様でもある)
      -- ミシェル 2014-07-01 (火) 22:52:16
      • 失礼するであります(足取りにあわせてはためく黒マント、全身を黒衣でかためた少年が折り目正しく会釈をする)
        (カストラートのボーイ・ソプラノを思わせる声に迎えられた 十中八九の人間が美少年と評するような生徒がそこにいて)
        自分は剣菱真鐵であります これから四年間、この部屋でお世話になるでありますよ(明かりの下に進み出て右手を差し出す)
        -- 真鐵 2014-07-01 (火) 23:05:05
      • (部屋の中はあちこち検分した痕跡こそあれ、こちらも荷物と言うほどの荷物は持ち込んでいない。吊るされたランタンの明かりの下、出迎えるは小柄な人影)
        (明かりの中にきらめく銀の髪、見上げるワインレッドのつぶらで大きな瞳。声と同じく一見して性別を読み取れない体格は男と思えば男に見え、女と思えば女にも見える)
        おー…? あ、ミシェルは…ミシェル・マンナズ…(しばしじっと少年を見上げていたが、倣って名乗り、その手を取る)
        えと…おかえりなさいませ、ご主人様…?(小さく温かな手で握った手を軽く上下させてから、とててて、と部屋の中央へ戻ってぺこりとお辞儀をひとつ)
        -- ミシェル 2014-07-01 (火) 23:19:07
      • みしぇるどのでありますか 男の名でありますな(高名な哲学者の顔を思い浮かべ、そうかと頷き握手を交わした)
        (手のひらに残った手袋越しの感覚をふしぎな心地で見下ろしていると、さらに不可思議なことが起こっていた)
        ご主人…(振り返らずともわかる 自分の後ろには誰もいない ならば茶番に違いない、となれば調子を合わせるのが礼儀というもの)
        (口を開いて、そして悟った 使用人のいる生活、故郷の暮らしからはあまりにも遠く離れてしまった それは茶番の中にしかあり得ないのだと)
        「ただいま帰りました、ミシェルどの 飯の支度は結構、それより今は湯屋にでも…」む?(茶番モード修了)湯屋、あるのでありましょうか?
        井戸もひとつっきりでありましたな…(男同士の気安さでどうにか暮らしていけるだろうかと思いを巡らせて)
        まあ、自分は着のみ着のままの流れ者でありますから、荷解きというほどのこともないのでありますが…
        こちら側を使っても?(とてつもない年代ものに見えるベッドの寝具をぽふぽふと叩いて、意外に柔らかかったので安堵の表情)
        -- 真鐵 2014-07-01 (火) 23:38:55
      • うん…よろしく、マガネ。ミシェルって言う女の人も…結構居るかも?
        (ご主人様、そう呼んだその瞳は大真面目である。外套を受け取ろうと自然な手つきで手を伸ばす)
        ゆや…お風呂? あっても沸かさないといけないかも。 後で探検してみよう。
        (見るもの全てがものめずらしい様子。表情こそあまり大きくは変わらないが、中身は見た目相応かそれ以上に幼いらしい)
        ミシェルも…荷物は、これだけ。(机に置かれた一冊の本と一振りの小剣。着替えなども用意している風には見えない)
        うん、どうぞ。 …一人じゃなくて、良かった。(向かいのベッドに腰を下ろし、思うところがあるのかそうこぼす)
        -- ミシェル 2014-07-02 (水) 00:40:18
      • ミシェルどのはどちらでありますか?(まさかと思いつつ、冗談半分に聞いてみる)
        汚れているでありますよ(物腰柔らかにその手を逃れ、詰襟まで一緒に脱いで壁にかけた)
        世界の海をぐるりと旅してきたでありますから、まずはよく洗って浮世のあくたを落とさなければ
        ミシェルどのはこのあたりのご出身でありますか?(儚げな雰囲気と世慣れていない様子からして、良家の子弟かとも考えて)
        -- 真鐵 2014-07-02 (水) 00:55:02
      • ……どっちだろう。(入学時に男女どちらで願書を出すか悩んでいたところ、ついてれば男、ついてなければ女と言われたので名簿を見れば女子扱いとされている)
        むぅ。 ご主人様なのに…(少々不服そう。仕方無しに真鐵に倣って旅装を解く事にした。真鐵が目を離した一瞬の間ですっとベストが消えている)
        お風呂入るなら…背中流すよ? 他にも色々…任せてくれれば、頑張るから。(ぐっ、と握りこぶしを二つ作って見せる)
        出身……近いと言えば、近いかも…?(街から数日の遺跡の最深部、そこが出身と言えば出身ではあるが)……でも、良く分からない… 色々、面倒見てくれた人は…居るみたいだけど…
        -- ミシェル 2014-07-02 (水) 01:14:55
      • (ベッドに腰かけ、話しやすいように聞き役に徹していた)つまり、自分でもわからぬでありますか
        ミシェルどのが女子であれば、自分はミシェルさまと呼ばねばならぬことになります 部屋も変えねば父が直々に成敗に参りましょう
        恥ずかしながら、自分にもわからぬのでありますよ 人を見る目が足らぬでありますな(本当にわからないことを素直に白状して)
        湯屋の手配もありますが、掃除、洗濯、煮炊きの道具をそろえるであります ところで、「ご主人様」とは自分のことでありますか?
        -- 真鐵 2014-07-02 (水) 01:21:46
      • うん、ミシェルは…どっちでもないから。 お風呂入れば分かる…と思う。
        真鐵は…ミシェルが、男の方がいい? 女の子と一緒だと、都合が悪いとか…?(足をぶらつかせ、少し難しい顔をして小首をかしげる)
        うん、お掃除も洗濯も…がんばる。(こくこく) そう、ご主人様。 ミシェルは…誰かを助けるために、生まれてきたみたい…だから。
        (机の上に置かれた一冊の本を手に取り、 真鐵の言葉に頷く。表紙には『マンナズ型魔導兵器・研究解説』とある)
        -- ミシェル 2014-07-02 (水) 20:54:59
      • 百聞は一見にしかずでありますか…想像つかぬでありますな(得心がいかず、首をかしげたまま)
        さて、どちらでもないというのはかえって好都合かもしれません 未婚の女子と暮らすなど士道不覚悟でありますから
        立派なお心がけでありますな 自分も同じでありますよ(しかし、と言葉を継ぎかけて本に目を奪われた)何の『解説』でありますか??
        -- 真鐵 2014-07-02 (水) 21:14:14
      • 今、見せてもいいけれど…後のお楽しみ?の方がいい…?
        それじゃ…真鐵と一緒に居るときはどっちでもない方がいいかな… 怒られないように。
        ん、これは…ミシェルについて書いてある本。 身体の仕組みとか…使い方とか…日記とか。(よくよく見れば装丁も簡単なもので、個人が作成した本であることが窺える)
        -- ミシェル 2014-07-02 (水) 21:33:41
      • え、それは……後でいい…でありますよ?(男でもない女でもない、という実感のなさも相まって少しうろたえる)
        お楽しみと言われると…何やらいかがわしいことをしているような気分になるでありますな(学帽を押し下げて)
        (ルームメイトは謎だらけで、その答えの半分以上はそこにあるのだ)ミシェルどの、それ、読んでも…構わぬでありますか?
        -- 真鐵 2014-07-02 (水) 22:11:17
      • それじゃ…後にとっておく。 いかがわしいこと…ミシェルはそういうの…まだ良くわからない。
        他にも色々…分からない事だらけだから、教えてくれると…嬉しい。 ミシェルも…知ってる事は、教えるから…
        (頷いて本を差し出す。研究解説の名の通り、著者はミシェルを造った者ではなく発見した者であるらしい)
        (遺跡最深部の隠された未踏査部分、そこで発見されたときの状況や解析によって分かったミシェルの身体の構造や仕組みなどがレポートのように書かれている)
        -- ミシェル 2014-07-02 (水) 23:58:06
      • では、お互いを知るところからはじめるでありますな 自分もミシェルどののことを勉強するでありますよ
        ここにも同じ名前が…?(著者の署名をなぞりながら、学術的な体裁になっている調査報告を紐解いていく)
        (ミシェルが「使い方」と言ったことが気になっていた)
        (別の時代、知らない場所で製造され、いずれはどこかの戦場で使用されたはずの兵器の記録)
        (それは同居人の華奢な雰囲気とはあまりにもかけ離れていて、信じがたい秘密に魅せられ引き込まれる様に読み進めた)

        (その日は消灯時間を迎えるまで書見をつづけ、明かりが消えてからは返礼に自己紹介のつづきを話すことした)
        (世界の果てに浮かぶ島のこと、そこに暮らす人々のこと、船旅のことも夢中で語った そのうち興奮と疲れがないまぜになって、いつしか眠りに落ちるのだった)
        -- 真鐵 2014-07-03 (木) 00:47:36
      • うん…お互いに、分からない事だらけだから。 その人がミシェルに…名前をくれた。
        (読み進めればやがて手記のようなものがしたためられ始める。そう古い記録ではない)
        (そこにはこの古代兵器に出会った感動、魔力の不足による劣化で崩壊が進んでいたミシェルを復元し始めた事)
        (その復元に10年余りの時間をかけ、自分と同じミシェルと名づけた事…そして、最後のページには遺跡の崩落によってミシェルが再び崩壊の危機に瀕し、著者自身も重傷を負った事)
        (最後の力で自分を魔力そのものへと転化してミシェルの身体を補い、同化する旨の記録が残されていた)
        (そんな自分の記録を熱心に読む真鐵の顔をじっと眺め、また真鐵の話に興味深そうに耳を傾けながら…初日の夜は更けていった)
        (真鐵が飽くことなく読み解いていた記録の最後、血染めのページの終わりには、震えてゆがんだ文字で一文…)

        『願わくば、私の分身に平和で幸せに満ちた未来を──』

        (そう、書き残されていた)
        -- ミシェル 2014-07-03 (木) 01:03:15

Last-modified: 2015-07-28 Tue 01:08:14 JST (3195d)