名簿/296564
- あや、もう無いんだよ…人間は気紛れなんだよ -- フロッキー?
- あれぇ? お約束したのにぃ…… 皆、居なくなっちゃうね…… -- ミザリー?
- ・・・ふむ、先日驚きのあまり逃げ帰ってしまったので侘びに来たのだが・・・留守か。 -- ハーヴェイ
- うーん、人形ばっかりなんだよ なんだかちょっと不気味なんだよ、キミたちで言えばリアルなマネキンの群れの中にいるようなものなんだよ -- フロッキー?
- その無数の人形が立ち並ぶ中に、長身女雷・フ男が一人立っていた。静かな微笑を湛え、フロッキーのところまで歩いてくる。
「これはこれは、ようそこいらっしゃいませ、我がローテップ人形店へ。お待ちしておりました、フロッキー様」 ネイエルは歓迎するかのように両手を広げる。フロッキーの気味悪がっている様子に気づいたのか、諭すように態度を和らげて言葉を紡ぐ。 「人形はお嫌いですか? しかし良くご覧ください……自分で言うのもなんですが、まるで生きているかのような出来栄えでございます。命の無いものを命のあるかのように見せるのも私の仕事でございます。」 すると、ネイエルはその人形たちの一番奥にある椅子に座らされている金髪で、青いドレスを着た美しい少女人形のほうに、案内するかのように手を振った。 「あのドールが私の最高傑作でございます。まるで生きているかのよう……生物には無い独特の美しさがございますよ」 -- ネイエル
- 嫌いって訳じゃないんだよ、でもこれだけ一杯リアルなのがいると流石に変な気配を感じるんだよ
生きているかの様でいて生き物にない美しさを持ってるって言うのは何だか矛盾を感じるけど、雰囲気としては感じるんだよ 今にも立ち上がりそうなんだよ -- フロッキー?
- 「生きているようであって、生きているわけでないことが重要なのです。生きているならば、静止の美しさは失われてしまいます。私はその二つを両立させるような人形を作りたいと思っているのです」
男は自らの夢を語る。しかし、それが真実の彼の望みなのかどうかはわからない。 -- ネイエル
- (傘を畳んで店内に入ってくる)お邪魔するわ……
ふふ……やっぱり流行っていないのね……。(店内を見回しながら) -- アリチェ
- 貴女が店内に入ると、無数のショーケースの中に収められた少女人形たちが目に飛び込んでくるだろう。
大きな広間にそれらは所狭しと並べられている。 「いらっしゃいませ、ようこそ我がローテップ人形店へ、お客様」 店の奥から静かに黒衣の男が出で、軽く会釈をする。 「貴女のご来店をお待ちしておりました、アリチェ様。はは、仕方のないことです。元々貴族の楽しみなのです、ビスクドールというものは」 半ば自嘲的に笑って見せるが、冗談らしい。 「さて、お茶でもお出しいたしましょうか、アリチェ様」 -- ネイエル
- こんにちはだネイエル君!来てみたぞ! -- ハーヴェイ
- 貴方が店内に入ると、そこにはショーケースの中に座する無数の少女人形や、アンティークな小物が立ち並んでいた。どこか古風な印象を受けるだろう。
「おお、これはこれはいらっしゃいませ。ご来店をお待ちしておりました……」 すると、広間の奥から長身女雷・フ黒衣の男が歩み出てくる。静かな微笑を称え、仰々しく礼をする。 「ハーヴェイ様、当店ではこのようにビスクドールを扱っている店にございます。あまり興味がおありにないなら、客間でお茶でもお出しいたしますよ」 男は腕を店の奥へと向けた。どうやら奥には客間があるらしい。 -- ネイエル
- (ドールを眺め)・・・ほほぅ、コレは中々・・・残念ながら私には合わぬものだがコレはコレですばらしい物であろう事は判るぞ!
む、そちらか・・・では少し上がらせていただこう・・・ -- ハーヴェイ
- 「ははは、そう言っていただけると私もうれしゅうございます。ええ、それでは奥へどうぞ。すぐにお茶をお持ちいたします」
ネイエルはハーヴェイを客間まで誘おうと歩き出す。 -- ネイエル
- うむ、(ネイエルについて歩いていく)
ビスクドールといったか・・・私は人形に関しては疎いのだが・・・あれは陶器なのかね? -- ハーヴェイ
- ハーヴェイの質問にネイエルはにこやかに答える。
「ええ、その通りにございます。ビスクは二度焼きの意味でして、まさしく陶器で出来ておりますよ。最も、私の作るドールは少し違うのですがね……」 人形師は唇を歪め、妖しげな笑いを見せるがそれは一瞬で消え、すぐににこやかな表情に戻った。そうこう話しているうちに、客間へと到着し、観音開きの木製の扉をネイエルは開け、客間へとハーヴェイを招き入れた。 客間には高価そうなソファや机、また膨大な数の図書が棚に収められていた。ここにある書物は主に学術関連のものや、人形制作に関するものらしい。 「では私はお茶とお菓子を持ってまいります。自由に客間を見て回ってもらっても構いませんが、くれぐれも地下室への扉は開けぬようお願いいたします」 そう言って軽く礼をすると、ネイエルは廊下に足音を響かせながら部屋を後にした。 -- ネイエル
- ほほぅ・・・(男の笑みに何かを感じつつも追及はせず)
書物か、いやはや店を持っても慢心せず、常に自らの技巧を研鑽しているのだな・・・私も一流のガンマンとなる為に見習わねば・・・(判りもしないのにパラパラと捲り) ・・・なんだろう、そう言われるとすっごい興味が出てきてしまうぞ!?先に言った『少し違う』の秘訣がそこにあるのだろうな・・・いかん!いかんぞ〜、だとしたら企業秘密だ!見てはならん見てはならんぞハーヴェイ! (そう言いながらついつい地下への扉を探してしまう好奇心ゆえに死んだデュラハン) -- ハーヴェイ
- 膨大な本棚の間に、ぽつんと重々しい鉄製の扉がハーヴェイには確認できるだろう。
鍵はかかっていないようだが、豪華な部屋には似つかわしくないそれからは、何か不審なものを感じられる。恐らく地下への扉だろう。ネイエルはまだ帰ってきていない。 貴方は地下への扉をくぐることもできるし、しなくてもいい。 -- ネイエル
- ・・・(扉にさわり、それが地下への入り口であろうと直感する)・・・湯をこれから沸かしたとして、10分程度か・・・既に2,3分は経過しているか?
・・・・・・考えろハーヴェイ・マドック・・・地下がどれほどかは判らないが急げばそんなに深くはないだろう、ただこれほど重々しい扉、開けば当然ネイエル君に聞こえるのではないか? ・・・見たい!ものすごく見たい!がこのまま開けて侵入するのは流石に失礼だ ん?・・・ひょっとしたら何か危険なものがあるのかもしれない、だとしたら彼は私が怪我をしないように警告してくれたことになるな・・・
(暫く考え)・・・よし!本人に直接聞こう!可能なら閲覧の許可を得る、ダメなら仕方ない!(素直に席についてネイエルを待つデュラハン) -- ハーヴェイ
- 暫くすると、こつんこつんと廊下から足音が響き、観音扉を開いて、盆に紅茶とお菓子を乗せたものを持ったネイエルが戻ってきた。
「お待たせいたしました。お茶とお菓子になります。お菓子は東洋から仕入れたものでございます」 その盆をそっと机の上に置く。 -- ネイエル
- いやいや、中々貴重な時間であったよ(碌に理解できなかった本を棚に戻し)
ほほぅ、東洋の菓子か。コレはまた興味深い(普通に飲み食いする生首)
(暫くし)・・・時にネイエル君、先ほど地下への扉がどうのと言っていたね?恐らくはあの扉なのだろうが・・・あの先に何かあるのかね? -- ハーヴェイ
- ハーヴェイの口から地下に関する話題が出ると、ネイエルはにやりと唇を歪め、その問いに答えた。
「やはり地下に興味がおありですか。いかにも、あの扉は地下への階段に続く扉にございます。 我が屋敷の地下には巨大な地下回廊や地下室がありまして――おそらく前の住民が作ったものでしょう――そこに通じているのでございます。 先ほどお止めしたのも、地下が広く、暗いので少し危険ではないかと思ったからであるのです。 別に見られて困るような企業秘密などありませんのでご安心ください。別に地下室になら入ってくださっても構いません。 地下の闇の恐怖などを平気と思われるのならば問題はないでしょう」 その笑いはどこか妖しげで、暗いものが感じられるだろう。 -- ネイエル
- ふむ、やはりその辺りの事情であったか・・・ふむ、暗闇は少々怖いが興味はあるな、戻ってこれる範囲で入ってみたいな・・・
(ガンマンの性か、無意識に銃の確認をしている・・・笑みには気付いても変わった笑いをするなという程度の感想しか抱いていないようだ) -- ハーヴェイ
- 「ほう、それではお入りになられますか? 最も、大したものはないのですが……」
重々しい地下への扉に手をかけ、開いていく。扉が開かれた先は全くの闇である。明かりなど灯ってはいない。 「灯りならご安心を。ランプがありますので」 -- ネイエル
- いやいや、屋敷の地下!それだけで心が躍るではないか!
・・・ふむ、燭台も無いのだろうか・・・(キョロキョロしながらネイエルについていく)まぁランプがあれば十分か・・・ -- ハーヴェイ
- 「燭台も付けようとは思っておりますが、何せよ地下が広いもので……」
ネイエルはランプを持つと、扉をくぐり、暗闇を照らしながら、ゆっくりと地下への回廊を下り始めた。 足音だけが大きく響いている。 -- ネイエル
- まぁ越してきたばかりなのだろう?直ぐには難しいよ・・・これは本当に広そうだ
ふむ、いいね、いい暗闇だ・・・こういう所にいると胸がざわざわしてね、つくづく自分は一度死んだ亡霊なのだと実感するよ・・・ (暗闇に自然と声が小さくなる・・・辺りにブーツの音を響かせながら辺りを見回している) -- ハーヴェイ
- 「そういえば貴方は一度死した身。既に常人ではないのでありましたね……ならばこれから見るものも、大して驚きにはならないかもしれませんね……」
そのまま長い階段をおり続けると、やがて最下層まで到達し、最下層にある扉を開け、その中をランプで照らすと、客間の本棚とかは比べ物にならないほどの、5メートルはあろうと思われる本棚が、無数に立ち並び、地面には奇妙な形の魔方陣がいくつも描かれた、巨大な空間が露になった。 -- ネイエル
- ほう?やはりというか、何かあるのかね?・・・
・・・これは・・・凄いな魔法に関してはてんで素人なのでコメントできないが、地下にこれほどの空間、この蔵書の量・・・コレを作った者も、コレを用意した者も、かなりの資産家なのだろうね・・・ これらの本はネイエル君が用意したものかね?だとしたらやはりこの魔方陣と関係したものなのだろうね・・・(本棚を見て回る) -- ハーヴェイ
- 本棚に並べられた書物は、その殆どが未知の言語で書かれたものや、禁書・焚書処分にされたものばかりであった。
黒魔術・カバラ・神秘学・東洋の魔術・魔道書、それらの妖しげな書物が所狭しと並べられているのだ。 イスラムの琴と書かれた書物、エイボンの書と書かれた書物、それらのものは特に重要なものらしく、厳重に保管されていた。&br:「個人的な趣味のようなものです。実を申せば私は異教徒でしてね……あまりおおっぴらにはできないのですよ、宗教弾圧は恐ろしいものですからね。」 ネイエルは更に奥へ奥へと進んでいく。 「しかし、これらのものは結局は物に過ぎません。大して重要なものではありません」 -- ネイエル
- ふむ、なるほど・・・黒魔術は確かにそういう弾圧を受けやすいからな・・・そうして地下に篭り、更にダークなイメージがつく、か
(付いて歩きながら)ほう?ではもっと重要な、物ではないモノがこの先にあると? -- ハーヴェイ
- 「そうでございます……いわば、落とし仔とでもいいましょうか……この地下に潜むものですよ」
ネイエルは図書の部屋を抜け、短い回廊を抜け、また大きな広間へとたどり着いた。すると、突然ランプの灯が消え、あたりは全くの闇に包まれた。ネイエルの声は聞こえなくなり、闃とした静寂があたりを包んだ。 しかし、良く耳を立ててみると、何かの唸り声のような、咽び声のような、形容できない何かの声が大気を震わせ、聞こえてくるだろう。 -- ネイエル
- ふむ?・・・地下に、ね?(ランプの光が消える・・・と同時に)ガンマン十カ条 第二条 決して他人を信用するな・・・
(今まで閉じて暗闇に慣らしていた片目を開く、同時にホルスターから拳銃を抜きネイエルのいた方向へ向けつつ)一応聞いておこう、明かりが消えたのは事故かね?それとこの声はなんだい? -- ハーヴェイ
- しかし、ハーヴェイの声に答えるものはいない。ネイエルの気配も感じられないだろう。
闇の中で何かが息づいている。形容しがたい唸りを上げる、何かがハーヴェイの前にいるのだ。 「イグナヰイ! イグナヰイ! トゥフルトゥクングア! ヨグ=ソトホース!」 耳を劈くような叫びが発せられた。それは全くの未知の言語で、まさしく人間のものではなかった。常人なら聞いただけで卒倒、精神を病んでしまいそうな、この世のものならぬ叫び、異次元の叫びが響いた。 ならしていたほうの目なら見えるだろう。薄暗い中に潜んでいた、超巨大なものを。とても名状できない、幾何学も何もかもを、この世の法則をも無視した、何かがそこにいたのだ。 普通のものが見れば発狂してしまうだろう。一度死んだ身でも辛いものがあるかもしれない。別の宇宙から来たとも思われるそれは、言葉にならない叫びを上げつつ、ハーヴェイのほうへと向かっていっているようだった。 「エエ・ヤ・ヤ・ヤ・ヤハアアア――エヤヤヤヤアアア……ングアアアアア……ングアアアア」 -- ネイエル
- ・・・コレは、良くないね・・・わが愛銃といえども!(踵を返して即座に逃げに転じ)
コシュタ・バワー!!(何処からとも無く首無し馬が出現、飛び乗って地下の入り口目掛けて駆る)//ゴメンなさい!出かけなければならなくなっちゃいました -- ハーヴェイ
- ハーヴェイが逃げ去った後も、その異次元の存在は叫びをあげ続けていたが、徐々に、先ほどの唸るような声へと戻っていった。
いつの間にか、消えていたネイエルがその異次元の存在の前に立っていた。 「おやおや、お前は嫌われてしまったようだね、落とし仔よ。精神が崩壊する様を見てみようと思ったがやはり一度人外になってしまったものでは精神の強さが違うか……。 私は一応警告はしておいたのだがね、地下には恐怖があると。それに私は彼に危害を加えるつもりはない。落とし仔をみて発狂しなかったのならば、この地下の客人としても相応しい。 しかし、か弱い人間も見てみたいものだ……」 異次元の存在に話しかけながら、ネイエルは嘲笑を浮かべた。彼の額はぱっくりと開き、第三の燃える瞳が現れていた。 彼もまた人ではなかったのだ。面白くて仕方が無い様子で、ネイエルは地下で一人笑い続けていた。 //いいのですよー、長引かせて申し訳ありませんでした。 -- ネイエル
- 豪奢な装飾で飾られ、多くのショーケースが並んでいる広間で、長身女雷・フ男が一人呟いている。
「お客様がいらっしゃらないですね……」 闃然とした空間に男の声のみが響いた。 -- ネイエル
- (おや、ショーケース内に見慣れぬ物が・・・) -- 呪文書
- 店の男はそのカードに気が付いたようだ。
「おお、素晴らしい……このようなカードを送られるとは。ありがとう、感謝いたします……」 -- ネイエル
- ニャル山ー、触手一本食べて良い? --
- 「もう少し名を捻ったほうがよかったでしょうか。いやはや、こういったことも戯れの一つと致しましょう。
触手はご勘弁を。外なる宇宙の狂気を見たくないのであれば」 歪んだ笑いを浮かべて男は言った。 -- ネイエル?
- セックス! --
- 「これはこれは、ようこそいらっしゃいませ、ローテップ人形店へ」
店の奥から長身女雷・フ男が現れた。その顔には微笑が湛えられている。 「この街の挨拶はあまり知りません故申し訳ありません。変わった挨拶のようですね」 -- ネイエル?
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