名簿/215273
- そんな……るいさん程の方が……。残念です、本当に…… -- スミカ
- ついこの前のことですのに・・・ -- イコ?
- お疲れ様ですわ。熊などに受けた傷は大丈夫ですか？
さすが護衛の専門家、ああいったものには慣れていらっしゃるのね。それではまたお会いしたときはよろしくお願いいたしますわ。 -- イコ?
- 「お疲れ様でした。 前衛に手傷は付き物、ご心配には及びませぬ」
熊、グリフォン、暗殺者。 るいの護衛依頼で毎度のように現れる難敵達。
それも今回は比較的楽に片がついた。 同行した彼女が指揮を執っていたからであろう。
「凶手のあしらいは小慣れて来ましたが、禽獣・怪物の類は貴女に一日の長があります。
此度はイコ殿から学ぶところ多く、実りある依頼でした。 ではまた御同行出来る機会を愉しみにしております」
深々と一礼し、去り行く女の背を見送る。
得物違えど通ずるところはある。 戦いは武器を振るうのみにあらず、そうした考えを改めて身に刻み込んだ。 -- るい
- はじめまして。私イコと申します。８月の護衛でご一緒いたしますわ。よろしくお願いいたします。 -- イコ?
- 柔らかな見目とは裏腹に、かっちりとした眼差しと口調。
一見して、底が見えない方だ、とるいは感じた。
「お初にお目にかかります。私は佐々木るいと申します。 イコ殿……高名な魔術師と聞き及んでおります、どうぞよしなに」
すっと姿勢を正して深々と一礼。
女の名には聞き覚えがあった。 酒場で何度か耳にした黄金の英雄の一人、とるいは記憶している。 -- るい
- いやはや、まさか試合う前に同行することになるとは、ね....こいつが。ま、よろしく頼むぜ？ -- スレイン
- 事実は小説よりも奇なり 思わぬ奇縁もあったものである。
「よろしくお願いいたします」
一言返し、深々と頭を垂れる。
立会いの前に彼者の剣技を拝見するまたとない機会。普段よりも気を入れて臨むるいであった。 -- るい
- 今晩は、るいさん。今日はばれんたいんでいとの事なのでチョコを持って着ました。
宜しければ食べてください、手作りなんですよ（青い紙とリボンでラッピングされた四角いチョコを差し出した） -- スミカ
- 「今晩はスミカ殿。 ……ばれんたいん。この地でのお祭りごとでしたね」
チョコ。 広場に連なる市場で、そして酒場で。 この時期によく見かけるものだ
「ありがとうございます。 手作りとは大変恐縮です。 有難く頂かせていただきますね」
受け取る前に一礼し、手に取ってから微笑んで更に一礼。 只々素直に嬉しかった -- るい
- ん、こんなところに道場なんてあるんだな。まあー東国街っつーしあるほうが自然かこいつは... -- スレイン
- 背にぴしりと一瞬の緊張が走る。男の一挙手一投足
太平楽な空気を纏いながらもやけに隙の無い身の運びだと感じ取る
「御覧の通り鄙びた道場でございます。 何か御用でしょうか？」
短い疑問と共に、視線で誰何する -- るい
- 「俺も剣を使うものでさ。ちょっと刀でもと思ってこの街に来てたんだがおもしろそうなんでつい、てやつさこいつがな」
懐にいるどこぞから拾ったのか首輪のない猫を撫でる男
服装や腰のものから冒険者か軍人かだが血の跡や臭いがしない -- スレイン
- どうにも男の真意を図りかねる。 言葉通りの物見遊山か、はたまた……
「貴方の仰るとおり、この区画では刀匠とその遣い手も珍しくは御座いません」
携えていた打ち込み稽古用の六尺棒を地にコツコツと打ちつけつつ、
「ですが、この道場にはそのどちらも欠けたる有様。 猫の気紛れに振り回されましたな」
すっと目を細め、悪戯っぽい口調で言葉を紡ぐ -- るい
- 「そりゃ残念だなこいつは。道場らしいが...門下生はいるのかい？おっと...」
にゃあ、と猫がなくと手元からするりと抜けてどこぞへ歩いていった
気まぐれな猫に気まぐれな男なのか...興味ぶかそうに道場のあちらこちらを見渡している
「ここって見学はありなのかい？」
穏やかなのかどの程度のものなのか伺うように軽く微笑み語りかける -- スレイン
- 「私が冒険者をはじめてからは門下生一人も居らぬ、道場とは名ばかりの体にて……」
道場主としては憂うべき事態であるが、何の感慨も無く淡々と言葉を重ねる
「見学は御随意に。 しかし、ここには貴方のお目に適うものはありますまい」
そう言って六尺棒を振りかざし、打ち込み稽古を再開した -- るい
- 「へぇ...それじゃ一人で稽古してるんかぁ。どっちかっていうと自己鍛錬ができる家ってことなんかね」
いやはやしかし目の前で六尺の棒を振り回していれば自然と興味が湧くもの
「そう卑下になさることもあるまいて。六尺棒を振るそのお手前は遊びで身に着けたわけではございませんでしょうに」
芝居がかった台詞回し、この男は東国街に遊びに来ているのか...
「はるばる東国街へ来たのです。どうか某に土産としてそのお手前、見せてはいただけませんでしょうか」
男は軽く剣を振る物まねをし始めた -- スレイン
- 「瞬息が生死分かつ実戦に比べれば、稽古など児戯にも等しきもの。手馴らし程度に過ぎませぬ」
刻みで突き、逆で払い、持ち手を盛んに入れ替えながら休み無く打ち込みを続ける
「お生憎様。 剣舞の類を知らぬ田舎兵者にて土産になるような代物は到底……」
空気を震わすような一突き。そこでくるりと棍を回し肩に預け、スレインに視線を流し、
「それとも──私との立会いをお望みでしょうか？」 -- るい
- 「その一瞬のために鍛えるんじゃないのかい？」
空気の振るえにひゅう、と声を出す。やれる人間だと感じたのだろう。
「和の美人探しだったがとんだ土産さね。是非ともお稽古をお願いしたいが、お時間は大丈夫かなこいつは」
男は腰のものを外すとどこにおけばいいかい？と聞いた -- スレイン
- 「殺しの業は殺しによってのみ磨かれるかと。 少なくとも私の場合は、ですが」
羽目板に六尺棒を立てかけて、木刀に持ち替え、
「では一手ご指南を頂きたく……時間？」
男の言葉にハッとし辺りを見渡す。いつの間にやら陽はとっぷりと暮れていた
「申し訳御座いませぬ。また御時間のある時にでも宜しいでしょうか？」 -- るい
- 「中々物騒な人さねこいつは...刀ってのは抜かない方がいいんだぜ」
無意識に封じていたものが開かれる。楽しめそうだというものが...
「ありゃりゃ、こりゃ長いしちゃったねこいつは...こちらこそ。それじゃまた今度お願いしようか。楽しみにしているぜ... いやぁ...猫どこいったかなぁ...」
男は再び得物を腰に備えるとぶらぶらと帰路へついた... -- スレイン
- ほら無事だったじゃーん？ -- マリ子
- 「ええ。マリ子殿の仰るとおりでした」
弱気の虫は己が未熟さの顕れであろう。先の見通し自ら知ること叶わずば楽をもって臨むべし
また一つこの少女に教えられた心持であった -- るい
- 冒険者の住まいに高級そうなチラシが投げ込まれた！ --
- 「ミス・ゴールデンロア……女評定の類であろうか？」
紙片の文字に目を滑らせ、ある一点に留まる
「性別……不問？」
るいの頭に疑問符の嵐が渦巻く。が、それも束の間。一呼吸し打ち込み稽古を再開した -- るい
- 郵便でーす -- 配達員?
- 珍しいこともあるものだ、叔父上からだろうか？と中身を確認する
「まあ、これは……」
息を呑み、言葉も出てこず、目は絵に釘付けとなる。自身の肖像であるが時を忘れ暫しの間、魅入られる
先日酒場で募集していた絵描きの方からであろう。有難いことだ
心中淡白に処理しながらも浮き立つ心を抑えきれず、笑みを零しながら額に入れて飾った -- るい
- ねーねー剣の稽古試合とか受け付けてるー？ -- マリ子
- 猫のような気軽さでひょいと少女が現われる
稽古着姿で六尺余りの鉄棍を振るい、打ち込みをしている最中であった
「わたくしで宜しければいつでも」
思うところあれど、少女に向かい身を正しながら言葉少なに応える -- るい
- ｲﾔｰ実はねー・・・私ってさー剣豪の称号もってるけど・・・じつは敵撃破数が多いだけで剣術とかからっきりなんだ
（軍服の上だけ艦長帽、木刀をもったいでたちのマリ子）
なんでって言われればあれなのよ、私本体が潜水艦なの、だからさーサイズがね普通の人の１０倍くらいあって、私が使う武器もそれに合わせてるからさ
剣で敵を倒したっていっても、ただ振りあげて振り下ろすだけってそれだけしかほとんどやったことないからさー
でもサイズがサイズだけにそれで撃破数けっこう稼げちゃってねー、だからちゃんと技も磨いとかなきゃなーって
それで今練習中なんだけど -- マリ子
- 稽古で流した汗を拭いつつマリ子の話に耳を傾ける
所々意の通らぬ言葉はあったが、技を身に付けたい事は理解した
「マリ子殿は立ち合いをお望みでしょうか？」
棍から木刀に持ち替え、すっと目を細め少女に視線を向ける -- るい
- 話がはやくてうれしいね！（ぴょんっとるいの前にそれこそ猫がはねるような動きで立つ）
一手だけ私の得意技を見てほしいの、私が覚えてるので技らしい技ってこれだけだから（剣の術理を学んだるいから見ればそれは奇妙とも言える構え、
右手１本でありふれた稽古用木刀を構え、体をその切っ先に隠すように半身、足はただ突っ立っているだけだ）
受け流しとカウンターだけは出来るんだけど、それがちゃんと通用するか知りたいの（マリ子の背は女のるいよりも１０�儖幣紊歪磴ぁ�
相対すれば叩き潰せてしまいそうなくらい小さく見える） -- マリ子
- 「強者と立ち会うまたとない機会ですから」
相対する少女。西洋の片手刺突剣に類する構えであろうか？
「先手はこちらで？」
中段に構えてふっと息を吐き、打ち込む機を探る -- るい
- だから技とかはからっきしだってばー（軽くマリ子が言う、しかし呼吸と剣先は一寸も乱れない、剣を扱うということを無意識に手ぬぐいを扱うことくらいに自然にとらえているようだ）
遠慮なく、おもいっきり打ってきてほしいな、私のはそれの返し技が一番得意なの
モンスターに攻撃されるまえに打ち込むか、打たれたら剣持ってる時にこうやって返すしかなかったからさ
ひょっとして私のカウンターアタックが技として使えるかもって思ったのを試したいの！ -- マリ子
- 「然らば……元より加減は出来ませぬ」
ぴりりとした緊張が身を包む。息を止め、じわりじわりと間を詰める
斬り、払い、突き。打ち込み、相手に当たるイメージが掴めぬまま
（ニノ太刀は要らぬ…！）
一間と近寄ったかと見るまに、
「はあっ！」
と裂帛の気合と共に、マリ子の肩口目掛けて木刀を振り下ろした -- るい
- （その打ち込み速い、振り下ろしてから当たるまでに瞬きも許さぬ程の斬撃、
だが打ち手のるいの手に、何千と打ちこみを繰り返した剣士の手と目には違和感がある手ごたえがあるだろう
まさか目測を誤ろうはずもない、振りあげてからの一瞬を何万と繰り返した身ならば感覚でわかる相手と自身の刃の触れるまでの間、それに違和感
るいの木刀が打ちおろされる一瞬、マリ子の剣が動いていた、迎え撃つのではなく、剣を引き自らの方へ
片手で構えた剣はもとより受けるつもりはない、振りおろしたるいの剣の起動の先
異常なまでに引いたマリ子の体はない、棒立ちになっていた足がるいがマリ子の右から切り下げたのをみると
その足が左側に体を逸らすように蹴る！
木刀は切りこまれるほどに深くマリ子の方へと傾き、まるで剣を防ぐ盾のように撃ちこまれる力に逆らわず下がっていく
それを右手１本だけで行っている、左手はまったくのフリー！
それは一瞬の剣戟の間、打ちこみの違和感に気づき手を打たねば危ういかもしれない -- マリ子
- ぬるり。空気を打つような手応え。目に映るは流れるような少女の体捌き
（当たらぬ。遠い。ならば……！）
言葉にも纏まらぬ思考が頭を過ぎ、瞬転、型を変える
右の斬り手を緩めて延べ手にし、左は木刀の柄の尻を平手で添える
右足をさらに踏み込ませ、斬りから突きへ
限界まで持ち手を伸ばし、マリ子の剣持つ右手へ狙いを定め穿つ -- るい
- （受け流しからのカウンター、それがマリ子の手のすべてであった）
っ！
（息を呑むほどの間があったであろうか、攻撃を右手で受け流し、自由な左手で急所を狙うつもりであったがそれがくずれた
とっさに剣から手を離す、それは技でなない、反射神経のおこした行動だ
右手への直撃は免れたが、その先、るいの突きがマリ子の右肩を撃つ！）
はぁああああ！（それと同時、ほぼ破れかぶれで放った、マリ子の左肢の蹴りが勢いよく振り出される）
ぐぅっ！（鋭い刺突はマリ子の体を跳ねとばし、マリ子の取り落とした木刀は道場の隅に転がった） -- マリ子
- （入った……！）
と思ったのも束の間。マリ子の放った蹴りがるいの脾腹を抉る
「くはっ！」
重きを乗せた刺突を放ち、完全に無防備であったところへの一撃
肺から空気を搾り取られ、呼吸も出来ずに床でのたうち回る
（骨の二、三本はもっていかれたかもしれぬ）
剣握るどころか立つことすら侭ならず、苦々しげに天井を見遣った -- るい
- くぅー・・・っ（突かれた右肩を押さえマリ子が立ち上がる）
むぅ・・・やっぱり簡単には決まらないか・・・って大丈夫？（床に倒れたるいの方をみやり） -- マリ子
- 「お見事ですマリ子殿。 ふふふ……立てませぬ」
床でごろりと横になり、顔だけをマリ子に向けて力無く微笑んだ -- るい
- おおお！これって私が勝ったってことかな！
さすが私！（胸を張って勝利を誇るマリ子）
んでも、肝心の技はなんか見破られちゃってたみたいだし、私も右手がねー・・・（断線して制御不能になった右手がぶらぶらしてる）
やっぱもっと技をおぼえないとなー・・・うん、つきあってくれてありがと！
（にまっと笑うマリ子、そしてどこから入ってきたか、青い軍の作業着に身を包んだマリ子と同じくらいの頭身のマオチャオ達がでてくる
倒れたるいをそっと担架に乗せると肋骨にひびが入ってることを瞬時に診断しモルヒネを処方しえっさほいさと港に係留してるマリ子本体の医務室に運んでいく） -- マリ子
- 「マリ子殿が事前に返し技だと仰らなければ、わたくしの完敗であったでしょうや」
負けた。が、清清しい心持でマリ子に微笑み返して
「こちらこそ勉強させていただきました。あの、マリ子殿、お手は大丈夫で……あら？」
現われた猫神姫達に、あれよあれよと言う間に運ばれていった -- るい
- あー私のは平気ーすぐ直せるからさ
それより人相手にこうやって訓練する機会がめったになかったしねー
あ、大丈夫だよその乗組員なマオチャオに任せておけば
ちゃーんと全快にしてくれるから！
んー・・・私もそろそろもどろっと -- マリ子
- 何とも不思議な少女である。治療を受けながらぼんやりとマリ子の所作を思い返す
あどけない姿形、それに吊り合わぬ強さ
そんなことよりも身に纏う雰囲気。風のように軽やかな感が印象に残る
別れの際の目礼。その瞼の裏には少女の笑顔が強く灼き付いていた -- るい
- 今月は中々疲れてしまいましたね。意外と敵が多くて……私には良い実りもありましたけど、相性が悪そうなのでちょっと使えませんね
そうそう、思う所がありましたのでしばらく楽な討伐依頼を受けてみる事にしました。ご一緒する機会が減ってしまいますね -- スミカ
- 「骨の無い相手ばかりでしたがあれだけの数。流石に疲れましたね」
冒険を思い返す。そういえば彼女が魔法書を取得していったのだ。かなりの等級であったと思う
「氷を司る書ではありませんでしたか。それは、まあ、なんと言っていいやら……
ともあれ、機が巡ればまた同行する日も御座いましょう。またの機会を楽しみにしております」
情熱の火燻ればその時は自分も討伐を。その機は存外近いやもしれぬ -- るい
- この度はお疲れ様でした。極めて上質……正直羨ましいです、おめでとうございます -- スミカ
- 抜き打ち、払い、袈裟斬り、突き。 道場内、るいは取得したサーベルで基本の打ち込みを行っていた
スミカに気が付き、「稽古着で失礼」と断りを入れてから流れる汗を布で拭う
「ふふっ、ありがとうございます。此度の依頼、歯応えはありませんでしたが実りは大きかったようです」
鞘に収めたサーベルを揺らしながら、機嫌良く笑った -- るい
- どうもこんにちは。次回ご一緒させて頂くので挨拶に参りました。宜しくお願いしますね -- スミカ
- 馴染みのある顔だ。 彼女とは過去に幾度か依頼で同行していた
彼女もこの街に居を構えていたのか。もしくはこれから逗留するのか
「態々ご挨拶に来ていただき恐縮です。こちらこそどうかよしなに」
そんな思いは余所に、一礼してから挨拶を返す
何度も背中を預けた相手。余計な詮索は無用かもしれない -- るい
- （ひょこり顔を覗かせる虎耳の少年） -- 斬虎?
- 空気が揺れる。 ふと視線を彷徨わせれば、そこには半人半獣の童。
人と妖の狭間に或る者まこと多し、などと思いつつ、
『誰そ？』
と一言問うた -- るい
- あ、こ、こんにちわ… あ、ああ、のぼ、僕は えと・ き、キリコって い、いいます…
（不安げにるいの顔を覗き込む しかしその視線はチラチラと刀の方へ） -- 斬虎?
- キリコ。 少年の名を確かめるように言の葉に乗せてから、すっと背筋を伸ばし
『キリコ殿、私は佐々木るい と申します』
一礼してから少年の様子にふと表情を緩ませ、柔らかい笑顔で
『剣に……興味がお在りや？』 -- るい
- あ お、お願いします…（慌てて礼を返し） う、うん その……
（恥ずかしそうに後ろを向き背中の刀を見せる
長い およそ子供が使うとは思えない大太刀） -- 斬虎?
- 少年の身丈半分以上ある業物に目をすっと細める
伊達ではないのだろう。 背に挿す大太刀に気負う事なき自然な所作が窺える
『相応の使い手とお見受け致します。キリコ殿は冒険者を生業に？』 -- るい
- うん 僕も冒険し、してるよ これは お、お父さんの か、刀… るいのと 似てる -- 斬虎?
- 人外多きこの界隈。その多くが冒険者。貴賎無く就ける職はそう多くは無い
冒険者の多いこの街もその類に漏れず──態々問うことでもなかったやも知れぬ
『そうですか。父君の刀でしたか……ふふっ、私のはなんの謂れも無き刀にて』
小脇に置いた刀を鞘に収めたまま手元に寄せ、二人の間に掲げ持つ
『キリコ殿は父君から刀を譲り受けたとのことですが……その御方今は何を？』
言ってから傍と気付く。配慮の足りぬ問いかけだったかもしれぬと -- るい
- （るいの刀をしげしげと宝物を見る様に眺めていたが、問い掛けに耳がピクリと揺れる）
お、お父さんは い、いないんだ… し、死んじゃった か、から
（その表情からも声からも特別、感情は見られない） -- 斬虎?
- 『そう、でしたか……』
迂闊であった。 応える少年に感情のブレは見えずとも、その心中を推し量ることは出来ない
二の句が継げずに、押し黙りながら思った。今は亡き自分の父を -- るい
- 夜半に失礼・・・手前、先月の探検で同行した霧隠正成と申します 見事な剣さばきを拝見されて頂きました -- マサナリ?
- 声を掛けられるまで、るいは男の気配に気が付かなかった
『これは正成殿。斯様な所までお越しいただき恐悦至極に存じ上げます』
襟を正して深々と一礼し、
『私の剣運びなど未だ未熟にて……。 むしろ正成殿の槍術、同じ武芸者として学ぶところ多く』
正成の変幻自在の暗器術を思い返し、再び頭を垂れた -- るい
- お初にお目にかかります。私は星川 輝と申す者。剣を志し、東より参りました。
お見受けしたところ、あなたも東よりの剣客であるご様子。次の依頼、共に行けることを喜ばしく存じます。 -- 輝
- 面妖。その姿に一瞬虚を衝かれる。が、すぐさま立ち居振る舞いを正し─
『初めまして、私は佐々木るいと申します。此処東国街にて、再び家名立てるために当道場を細々と繋いでおります』
深々と一礼してから星川を改めて見、すっと目を細める
『こちらこそ。星川殿の業を存分に拝見させて頂く所存であります。どうぞよしなに』
再び一礼。強者が纏う空気を肌にひしひし感じながら -- るい
- 即席ラーメンが送られてきた（送り主・味・薬の有無はご自由に） --
- ふむ、叔父上からだろうか。私も料理のひとつくらい…（自分の腕前を思い返し）
このままではまた叔父上に呆れられる、か。ふぅ (物憂げにため息ひとつ) -- るい
- 二ヶ月続けて同じ依頼みたいだな、次もよろしく頼むよ
出来れば来月はもうちょっと財宝が出てくれりゃいいんだけど…… -- ディラム
- （修練中、ディラムに気付き一礼） お見苦しいところをお見せいたしました。稽古着にて失礼 (内掛けを羽織り)
先の依頼、歯応えに欠けるものでした。私としてはより強き者との闘いを……（はたと気付き）
勝手申しました……無事帰還出来るのが何よりのこと。ディラム殿、来月もよしなに（深々と頭を下げる） -- るい
- さらりさらりと端書を・・・ -- るい
- さて色はどうしたものか -- るい
- これでは？ -- るい
- 些か見づらいような気も。ではこれでは -- るい
- もう少し濃く、小袖の色に合わせましょうか -- るい
- ではこのように……あふ。もうこんな時間 (物憂げに息を吐く) -- るい
- たのもー夜更けだけどむしろ夜に浮上することのが多いんだよ、マリ子です
最近剣士な人が多いみたいなんだけど、やっぱり剣つよいとかっこいいのかな！あと道場ってやっぱり破ったりするのかな
（海自夏服の上だけに船長帽子のちっちゃい女の子が浮上してきた -- マリ子
- こんな深夜に来訪者とは珍しい。お初にお目にかかります、るいと申します
（自嘲気味に笑い）道場とは名ばかりで私が冒険に出てからは門下生一人おりません
剣は手の延長、結局は体の使い方が勝敗決するところ……（ちらりと目の前の少女に視線を定め）
それは貴女のほうがよくご存知だと思います -- るい
- （この辺じゃ珍しく、まともっぽい人だったので思わず敬礼するマリ子、もち海軍式）
はい夜更けにお邪魔します！サブ・マリ子です正式名称やたら長いから省略
ふふーんやっぱりプロには分かるんだね私も結構剣使ってるからねー
うむ、やっぱりオーラみたいなのが出てるに違いない、流石私！やっぱり潜水艦は強いね（得意になって胸を張るマリ子）
とは言っても・・・一応剣の称号はもらったんだけど別にちゃんと習ったわけじゃないし
どっちかっていうと本業は射撃の方なんだよね（魚雷とミサイル的な意味で）
おねえさん剣術家の人なんでしょー？なんかこー極意っぽいの知らないー？ -- マリ子
- 極意ですか……（暫し小袖で口元隠し考え込むようにして） 未だ若輩の身なれど思うところはあります
戦いは「機」で決します。然るべき時、然るべき場所、然るべき速さで穿つ
力も、体格も、得物も、関係なく、「機」に合わせることこそが肝要かと
先の話と体捌きで、貴女はそれを成す強さ持つお方とお見受けいたします -- るい
- んーつまりこー最高のタイミングと配置で一番相手がやられたら困る攻撃しかけてやればいいのかー
そのために息をひそめて姿を隠し相手の動きの先を読むと・・・
そういうのなら得意だー！なんかまたさらに最強になれそうな気がする！ありがとー！ -- マリ子
- 然り。と雖も言うは易し行なうは難し。修練よりも戦場の風に当てられるのが何よりでしょうか
死線幾度も掻い潜れば、その機を頭では無く肌で感じられるのでしょうね
貴女のように……(先ほどから打ち込む隙が微塵も見当たらず息を吐く) -- るい
- やーん褒められると照れるーそもそも私どっちかっていうと面と向かって戦うは得意じゃないんだけどねー
（隙がない動きなのを微塵も自覚してない動きで照れるマリ子）
なんかこんな時間にありがとねーああ、私はいつもは港か河の船着場あたりにいることおおいからー
よかったら遊びきてねーそれじゃおやすみー（シュタッと一瞬でどっかに潜って消えるマリ子） -- マリ子
- （あっという間に消えたマリ子。目を何度か瞬かせて） 夢現か、それとも妖しの類か
何れにせよ強さと人となりは外見で測れぬもの(マリ子の所作を思い返しふと笑い)
あんなにあどけないのに……まことこの街は面白い -- るい
|
![[PukiWiki]](image/pukiwiki.png "[PukiWiki]")
