佐々木家出身 佐々木 るい 215273 †
ID: | 215273 |
名前: | 佐々木 るい |
出身家: | 佐々木 |
年齢: | 31 |
性別: | |
前職: | |
理由: | |
状態: | |
その他: | ステータス/戦歴 |
東国街: | |
きっかけと終わり
私が欲しかったのはごくごく単純なものであった
それを手にした今、笑って逝ける
『佐々木の女樊噲』 †
剛勇無双で鳴らした武人に例えられて揶揄されるほど、かつてのるいは気性が激しい。
若衆髷に髪を結い上げて男装を翻し、他流の道場で、辻で、暴れ者相手の喧嘩三昧。
全ては強き男を漁り、家名を存続させるため。
しかしたった一度の敗北が彼女を変えた。
辻投げも他流への殴りこみもぱったりと行わなくなり、物憂げにため息を吐く日々。
髪も服もそれまでのナリとは正反対にめっきり女らしくなり、化粧まで覚えた。
親類縁者は諸手を上げて歓迎し、すわ婿取りかと御相手を紹介しようとした矢先。
るいが選んだのは冒険者の道であった。
剣豪と呼ばれるようになった今。
婿取りと家名のことはどこへやら。
るいは冒険者として『何か』を求め続けている。
来歴 †
過去 †
『女人といえど跡目継ぐものならば、強き男と子を為せ』
父親の残した遺言通り、るいは幾人もの男と立ち合ってきた。
が、るいを打ち負かすものはとうとう現われなかった。
日々鍛錬を積み重ねながら鬱屈した日々を送る、るい。
腕試しにと毎夜、東国街にて辻投げを行い、そこでも負け無し。
『自分を打ち負かす男はいないのだろうか?』
そんな折、東国街にて素手で喧嘩常勝の男の噂を聞きつける。
どうも冒険者らしい。
何度も手合いを申し込んでは逃げられるを繰り返し、ようやく条件付で手合いを了承される。
『アイツに勝ったらいいぜ』
男が指した連れの男。
煙草を吹かしながらへらへらと笑いを浮かべる様は、見るからに惰弱。
しかし、敗れた。
しかもあっさりと。
『お座敷剣法じゃ俺には勝てないよ』
打ちのめされた。
実戦にて腕を磨く。
るいは冒険者になった。
何故? †
「何も武芸指南の家柄を継げと言うておるのではない。婿を取れば再び家名がたてられるのだぞ」
佐々木の家は父が死んだことで断絶した。私が婿とりするか養子縁組でも決まればまた家を興せる。
「そなたの父も今は亡い。教えにいつまでもしがみつくこともあるまい」
自分より強い男。佐々木の家に相応しい男。それが父の最期の望み。
その条件適わずば家潰すのも已む無し。それが父の遺志。
「私を打ち負かすほどのお方なれば、否やは申しませぬ」
「ふむ……聞けばそなた、立会いで敗れたらしいな」
「……はい」
「ではその者を婿に迎えればよいではないか」
「断られ申した」
「なんと」
私と叔父上の間に気まずい沈黙が横たわる
「では尚のこと急がねばならぬ。なのに冒険者に身を窶すとは何事か」
お叱りご尤も。ただ黙って叱責を浴びる。
「もしや冒険者として身を立てて、お家を興そうという腹積もりではあるまいな?」
「そうした心算も御座います。ですが何より」
「何より?」
「私を打ち負かした方も冒険者でありました」
「なんとまあ……呆れてものも言えぬわ」
何故?と問われれば
私も見てみたい
あの方が何を見て感じてきたかを
頂き物 †
酒場の募集で描いて頂きました。絵描きの方、本当に有難うございます
黄金歴116年8月の依頼にて †
イコ殿?による冒険記録
東国街の一角 とある道場 †
るい>名簿/215273 &COLOR(#7B68EE){};
手直し
看板裏 †