施設/聖少女騎士団寮
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- (レイラの飲酒は影を潜めた)
(訓練場で150騎以上の兵士たちの指揮を取る。帝国軍よりも迅速に陣形を柔軟に整える訓練だ) (聖少女騎士団を中心にどんな状況にも対応できるよう繰り返し訓練を行う) (指揮を取るレイラの表情は元の厳しい騎士のものになっていた) -- レイラ
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- (鎧を纏った白馬に跨り長槍を持つその姿は戦場でのそのもの。
むしろ戦場でより真剣さを増しているようにも見える。 己の命、そしてそれと同じくらいの重さを背負ってたっているのだ) -- レイラ
- (方や中空に座すヨノもまた、そんなレイラの闘気に触発されたのかほとんど戦場と変わらぬ気迫を放っていた)
……行くよ(そうとだけ呟くと、全身を炎が包む。轟、と音が成る程に燃え滾る焔は本気の証。そのまま馬上のレイラに向かって、炎の力により加速した超高速の降下刺突!) -- ヨノ
- (元から一対一の戦いには向いていない能力。
申し訳程度の水球を出現させぶつけようとするが、当たったとしても足止めにもならないだろう) はあっ!(相手のスピードに合わせて槍を振るう。盾を持たないため攻撃しか防御手段がないのだ) -- レイラ
- (弱まった結晶の力など、全力のヨノにとって何の意味も成さなかった。当然のごとく炎によって水球は蒸発し、抑止として働くことはなかった)
(そして超高速の動きを支配するのは、その複眼による動体視力。槍を構えるも虚しく避けられ、切っ先はレイラの左肩を貫き、馬から叩き落す!!) -- ヨノ
- なっ……(一瞬で蒸発する水に驚きを隠せない。ヨノと対峙するのは初めてなのだ)
(捉えたと思った穂先は空振りし、馬上から落下。背中を打ち一瞬呼吸が止まる) ぐうっ!(距離を取るために右足で蹴りあげようとする) -- レイラ
- (実践に次ぐ実践によって急成長を遂げたヨノの炎は、飛び来る矢すら灰燼へと帰す火力で、今更微弱な水など正に焼け石に水状態だった)
(そして苦し紛れの蹴りが当たるはずもなく、逆に腿を貫かれてしまう) どうした……お前の「本気」とやらはそんなものなのか、レイラ・V・レーデンツ (ヨノの表情は太陽を背にしているので影となり窺うことが出来ない。その中で、赤い瞳だけが爛々と光っていた。その姿は、異形の化け物そのもので) -- ヨノ
- がっ!?(腿に走る激痛に声が漏れてしまう)
……私は……こんなところで死ぬわけには行かない! (右手に持った槍を振るう。先程よりも鋭く、速く、相手の最も避けにくい胴体を狙って) -- レイラ
- (ガンッ、と金属同士の当たる音。左手に持った盾によりレイラ渾身の突きも防がれる。それどころか)
はぁっ!!(その素早い突きを逆に利用され、パリィ。そのまま脇腹を突く) このままだとお前は間違いなく「死ぬ」よ。敵に殺されるぐらいなら……あたいに殺される方がいいだろ? (そのまま体中を突く、突く、突く! 急所は外してあるものの、その激痛たるや並々ならない) -- ヨノ
- (自分はこんなにも無力なのか……感傷に浸る暇さえ与えない激痛)
私はっ(この距離では槍は振るえない。連続して突きが来る) むざむざ殺されはしない!!(ドクンと鼓動が鳴る) (ドクン ドクン ドクン ドクン ドクン) (体に受ける傷に比例してそれは大きくなっていき――)
うわあああああああああああああああ!!!!!!
(吠えた。同時、血塗れの傷口から何かが飛び出す) (氷柱。先を尖らせ炎にも負けない密度を持った氷柱が、何本も生えた) (それは高速でヨノを襲う!) -- レイラ
- なっ――!(完全に予想の範疇にない攻撃。まるで血が氷になっているかのような傷口からの攻撃に、流石に躱すのは難しく)
チィィッッ!!(とっさに盾を構えて大きく後退するも、翅と腿を貫かれる。もう飛ぶことは出来ない) くぁぁっ……!(凍てつく激痛に身を焦がすが、無理やり笑って)……やるじゃねえか、レイラ……それでこそあたいの認める騎士さぁっ!! (歯を食いしばって、両手を広げる! すると、地中より炎の柱が何本も勢い良く吹き出した!!) 第2ラウンドだ、レイラぁ……っ!! 粋にやろうぜぇっ!? -- ヨノ
- (本能的に自分が何をやったのかは理解できた。水を氷に――温度まで下げることが可能になったのだ)
(槍を杖がわりにして立ち上がる。出血は止まっていたが血溜りになった部分からぼたぼたと血が滴る) はぁ、はぁ、はぁ、……これで仕留めきれないとは……こうするしかないな! (ヨノの四方八方を取り囲むように氷塊が出現する。その大きさたるや、ヨノの全身を閉じ込めてもまだ余る程) 喰らえ!これが私の新しい力だッ!! (結晶が光ると同時に、氷塊がヨノめがけて高速で突進した!) -- レイラ
- (自身の周りから氷塊が迫る! そんな危機的状況の中、ニヤリと口端を曲げ)
知ってるか? 氷ってのは……熱で溶けるんだよ!! (瞬間、ヨノを中心に炎の竜巻が吹き上げる!! 超高速で回転する炎の渦は近づく氷塊を見る見る内に溶かし) お返しだレイラァッ!!(炎の竜巻纏ったままレイラに向かって駆け出す!!) -- ヨノ
- 知っているさ……だからこうする!(右手に持った槍を相手に向け)
(背中に生えるのは氷の翼。全身を氷が覆っていき、背中から一気に吹き出す!) いけええええ!(全身を氷の不死鳥と化したまま、切っ先を向けて突っ込む!) -- レイラ
- …………
……… …… …
(訓練場に倒れるは二人の少女。お互い体中をボロボロにして傷だらけというのに、何処か晴れ晴れとしていて) 完全復活だね、レイラ(にしし、と笑って……そこで、糸が切れたように気を失った) -- ヨノ
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- (訓練とは日々の積み重ねである。この日もまた、日夜訓練に勤しむ二人の女性が互いを研鑽し合おうと向かい合った)
そーいやカサネとは初めてだっけか。へへ、カラテの強さっての見せてもらおうかねえ -- ヨノ
- ドーモ、ヨノ=サン カサネです(インストラクションといえど手合わせには間違いは無い 手合わせの前にはアイサツをするのが礼儀なのだ
腰を低く落とし、両手を顔の前で構える-ジュージツの構え 腰には脇差が納められたままだ) 訓練といえど油断は禁物ですよ、ヨノ=サン 手を抜いてはインストラクションとなりませぬゆえ・・・ イヤァー!(先にしかけたのはカサネ 真正面から踏み込んで跳躍するようなスプリントで一気に間合いを詰める! そしてヤリめいた回し蹴りをヨノの側頭部に向けて見舞う!) -- カサネ
- おっとそうだった。ドーモ、カサネ=サン ヨノです(苦笑しながら頭を下げる。確か聞いた話では挨拶後すぐに戦闘に入るらしい)
(右手にはやどりぎの剣、左手には蛾目の盾と、装備でいうなら戦闘用のものだ。当然斬りつければ傷がついてしまう) 油断? あんた相手に油断できるほどあたいはデキてないさ…… っとぉっ!!(彼我の距離が急速に縮み、一時超近接戦に!カサネの長い足がヨノの頭部を刈り取ろうとするが、後方へのバックステップで紙一重で躱す) ィィリャッ!!(そのままバランスが崩れるだろうカサネの胴に横薙ぎ一閃!) -- ヨノ
- 鋭い蹴りを回避! しかしそれは相手も予想をしていた事であった 捻った身体をあえてそのまま高速で回転!
独楽めいて空中で回りだし、攻撃動作に移るヨノの頭部めがけ、さらに蹴りを繰り出す! -- カサネ
- ちぃっ(ニンジャの身のこなしが人間離れしていることは知っていたが、こうも曲芸めいた動きをするとは思わず、攻撃しようとしていたことも災いして見事頭部にヒット!)
(しかしそこはヨノである、衝撃を和らげんと一瞬で吹き飛ぶ方向を予測、そちらへ飛翔する。ダメージは入ったが、クリーンヒットには至らなかった) (そのまま中空へと飛翔。長槍でもあれば届く距離だが、ゆらゆらと舞うように飛ぶヨノにそれが当たるかどうかは疑問である) -- ヨノ
- 蹴りの反動を利用して後方へ飛び、着地 空中という安全圏に逃れるヨノだったがそれは相手がただの人間であえばこその安全圏だ!
イヤァー!(カサネは両手に二枚、合計四枚のスリケンを取り出し時間差投擲! 二枚づつ、僅かな時間差と弾道の違うスリケンが襲う!なんという恐るべき連続攻撃!これがニンジャのチカラなのだ!) -- カサネ
- (四枚のスリケンがそれぞれ違う動きを見せつつ襲い掛かる! 普通の人間であればまともに全段ヒットしてしまうワザマエだ)
(しかし、ヨノは持ち前の複眼で全てのスリケンの動きを完全に見切っていた! そして巧みな剣さばきで全てを撃ち落とす!) そんなちっこい投擲武器は無駄だよ!!(そのまま滑空! 信じられない速度から繰り出される刺突攻撃を果たしてカサネは躱せるか!?) -- ヨノ
- 何っ!?(ウカツ!常人ならざるは相手も同じ! 複眼は非常に広い視覚情報を一片に処理することが可能なのだ!
1Hit2HIT3HIT・・・ホームランだ!ポイント倍点! そして次の瞬間 ヨノの数メートル前には、胸元を切り裂かれ、白いサラシの見せるカサネの姿があった ニンジャ動体視力のある者であれば、インパクトの瞬間、後方へバク転を繰り出して回避するニンジャの姿が見えたであろう!) -- カサネ
- (仕留めた! とは思わない。寧ろ躱されるだろうことは分かっていた。なぜなら相手はニンジャ、全ての攻撃は躱されると考えて行動していい)
セヤーッ!!(バックステップで躱された瞬間、刺突の勢いを殺さずに浮上し、上空から一気に体ごと剣を振り下ろす!) -- ヨノ
- (息をもつかせぬ連続攻撃の応酬!常人であれば見ただけで失禁してしまうであろうイクサ!
いや、これはただのインストラクションなのだ、虎同士がじゃれあいをしていれば、人間からは殺し合っているのように見えるだろう! 美しく、流れるように迫り来るその様はまさに「バタフライ・ストーム」 古来、蛾とは魂の運び手であるとされるのである!コワイ!) イアイド!!(おお、見よっ! 振り下ろされたその剣を受け止めたのはカサネのワキザシ!強烈な衝撃力をもって振りぬかれる前に、素早くその一撃をワキザシで受け止めた!) やりますね、ヨノ=サン 実際予想以上のワザマエ! -- カサネ
- (しかしこの手汗滲む攻防戦も、相手の実力を信頼してこそなのだ。そうでなければここまで攻撃は相手に後遺症を残してしまう、最悪死に繋がるだろう)
(避けてくれるだろう、ガードしてくれるだろう。そういう信頼があってこその華麗なる連続攻撃!) (ギィィンッッ、剣戟の激しい音が訓練場に響く! 衝撃が最高潮に達する前に流されたことを知って、何故か吹き出す) あんたこそな、カサネ! 流石はニンジャだぜ……っ!(逼迫した距離の中、翅をはためかせ鱗粉を撒き散らす! 毒こそないが、鼻孔に入れば隙が出来るのは必定。コショウをかけられたようなものである!) -- ヨノ
- むっ!(ヨノの翅のはためくのをカサネは見逃さない ニンジャとはただ身体能力が高いというだけではない その五感や判断能力もカラテの内なのだ
カサネは大きく、身体ごと揺さぶるような大振りな回し蹴り、メイアルーアジコンパッソを繰り出して距離を取る) おお、これはいかなるジツか!?身を引いたカサネの口元にはいつの間にか黒いメンポが装着されているではないか! これでは鱗粉はその粘膜には届くまい! さぁ、見せてさしあげましょう・・・ ニンジャのイクサ!フーリンカザン!(腰を低く落とし、ワキザシを再び腰の鞘に納めて、イアイ構えを直す 空気が刺すような鋭い物へ変わる・・・) イアイド!(次の瞬間、ヨノの胸元に白銀の閃光が襲い掛かる!ハヤイ!あまりにもハヤイ過ぎるために直線のはずのワキザシがまるで扇の様に見えるほどだ!) -- カサネ
- (大振りな回し蹴りは後方に飛び退くことで回避。しかし距離を取るための牽制の一撃なのでそれはカサネの思い通りであって)
なぬっ!?(鼻と口を覆うメンポを見れば流石に驚いたのか)い、インチキくせぇ……っ(と悪態をついてしまうのも無理は無い) ――ッ!!(刹那、既に眼前にカサネの短刀が胸部を斬りさかんとしていた! 電光石火! いくら武具結晶で防御力を底上げしてると言えども、この速さから繰り出される斬撃には耐えられない!) (しかし、しかしである!! それでもやはり、複眼の動体視力は並ではない! 瞬間、カサネの斬撃は左手の盾によって弾かれた! 伝家の宝刀――) レッツパーリーィッッッ!!!(そのまま致命の一撃を与えんと、魔を帯びたロングソードが身体を貫かんと唸る!!) -- ヨノ
- ナムアミダブツ! 鋭いイアイの一撃をからくも盾で防ぎきるヨノ! さらに致命的な斬撃がカサネを捉える!
もしこれをまともに受けてしまったら・・・? おお、想像するのも恐ろしいっ まさにカサネの命はロウソク・ビフォア・ザ・ウィンドなのか!?) イヤァー!(しかし!この一撃を紙一重でブリッジ回避! かすめた刃がサラシを切り裂く!なお、顕となったその胸は豊満であった しかしそれだけではないっ ブリッジと同時に足をはねあげ、ヨノの腕をクラブ・シザーめいて絡めとり、捻り上げようとするではないか! ワンインチ距離からの恐るべきジュージツ技である!) -- カサネ
- !?(初めてだった。パリィからの致命の一撃は、流石に躱せないだろうと考え貫く場所は急所を外すつもりだった。しかし、それでも躱された。ニンジャという存在の強さに改めて戦慄した瞬間だった)
(しかも)うぉっ……(まろびでる豊胸! カサネの激しい動きに合わせてぶるんぶるんと震える乳房に、一瞬気を取られてしまう) (ニンジャがその隙を見逃すはずもなく――)ぐあああああっっ!!(そのままワザをキメられた!) ぬおおおお、ギブ、ギブギブッ、折れる……っ! -- ヨノ
- (ぐいぐいと腕をひねる もちろん、本気であったら一瞬で腕をへし折られていただろうがそれはしない)
いやはや、素晴らしいワザマエございました(再び90度身体を折ってのオジギ 揺れる胸は豊満である) さて、汗もかいた事ですし、お風呂にいたいましょう(違和感・・・あろうことかカサネは自分がはしたなくも胸をさらけ出していることに気づいていなかった!) -- カサネ
- (開放されてふぅぅ、と息を吐き出す。正に緊張の連続だった)
いやいや、カサネには敵わねえよ。まさかパリィからの致命を躱されるとは思わなかったぜ(倣って、辞儀。重力によって垂れる胸が気になる) お、おお……あー、こほん、でもカサネ……その前に、その、だな……胸、隠したほうがいいぞ……(ぽりぽりと少し赤い頬を指で掻きつつ) -- ヨノ
- アイエッ!?(指摘されてようやく気づくウカツ!) み、みないでくださいっ!(涙目で必死に胸を隠すのであった・・・ナムサン!) -- カサネ
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- (訓練場の片隅にロープが張られ、周囲に「実際危ない」のショドーボードが刺さっている
ロープの真ん中には弓の的……しかし肝心の弓手の姿が見えない) --
- ……?(長槍を持って外に出てみたものの、妙な光景に首をかしげる) -- レイラ
- (と、見る間に的が突如破裂したかのように粉砕! そして一瞬遅れて・・・)ヒュパッ
(鋭い風切り音 何かが猛烈な速度で的を粉砕したようだ) --
- !!(音より速いその出来事に呆然と立ち尽くしている)誰だ!? -- レイラ
- \もうしわけありませーーん/(遠くから声がする 姿は見えない・・・ よく見ると訓練場の端、馬の繋がれた舎の上から飛び降りる人影が見える) -- カサネ
- カサネ殿……まさかこれはカサネ殿がやったのか?(人影を目に止めて戦慄した。なんという威力なのだと)
これが、カラテ……? -- レイラ
- (息を切らしながらレイラの元へ その距離、ゆうに数百メートルはあるだろうか!)お恥ずかしながら・・・ はい、これが私のカラテの一つにございます
もう少し訓練場が広ければもっと遠くから狙えますわ・・・ -- カサネ
- カラテの一つということはまだあるというわけか……恐るべきだな。武具結晶は使っていないのだろう?なぜそれだけの力を持ちながら先日は戦闘に参加しなかったんだ? -- レイラ
- 弓、イアイド、マーシャルアーツ 様々なカラテを父にインストラクションしていただきました・・・
ええ、武具結晶は特には・・・ あの石は、私のカラテと共鳴を・・・あ、この話はまた今度にいたしましょう ・・・・あなたはどうして戦うのですか?一体なんのために人を傷つけるのですか? -- カサネ
- カラテにもいろいろな種類があるのだな……勉強になる
私は貴族として家柄を復権することを目的としている。この国では家柄が全てだ。人生の半分は家柄で決まる。 父母のため、親族のため、私自身と将来の家族のため……武功を立てなければならないのだ -- レイラ
- ・・・・その為に人が死ぬ 死んでいった彼らにも、貴女と同じように、両親が居て、家族が居て・・・恋人や子供も居たかもしれません
「イエガラ」の大事である事は理解いたします 戦場に出れば、自分が死ぬかもしれない、相手を殺さなくてはならないという事も・・・ ですが・・・ それが、それは本当に大事な事なのでしょうか? -- カサネ
- お互い様というものだ、相手も事情があって戦っている、こちらも。だから戦う
それ以上に大事なことなど今は思いつかないな……下級貴族に甘んじるくらいなら国のために死ぬほうがましだ -- レイラ
- 人を殺してでも?人の命よりも大事な事があるのでしょうか? シカバネの上に築いた城などに私は暮らしたくありません
どんなに現世でえらくなっても いつか人はオヒガンへ返るもの・・・ 私は、死者に怯えるような人生を歩みたくはありません -- カサネ
- 敵兵の命と仲間や家族の命は重さが違う。価値観の相違というやつだな……
極東の価値観は私にはわからない。そなたが戦わないのも臆病だからではないのだな。 私は私の考えを変えるつもりはない。もし……この世界すべてが裕福で幸福な国になれば、話は別なのだが(そう言うと寮に戻っていった) -- レイラ
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