覚書 Edit

始まりの決意 Edit

初めて人を殺したのは二十歳の誕生日だった。
別に感情的になってやったことじゃねぇし、これでもいろいろ考えた末に出した答えだ。
だが、こうでもしなきゃ気持ちが収まらないってのは確かにあった。
死ななきゃ分からないやつはこの世には飽きるほどいる。
あいつもその一人だったってわけだ。
かといって街に留まるのは皆の迷惑になると思ってその日のうちにこっそり街を出た。
勘付いてたのか門を出た時どこからともなく金貨の入った袋が投げつけられた。
返そうと思ったがそうしてる暇も無かったので仕方がなく頂くことにした。
今後のことも考えなきゃいけねぇし、どうしたらいいのかもさっぱりだった。
そんなときよく文句を言ってたジジイの言葉を思い出した。
「冒険者とは気楽なもんだ、わしらはこうして日々の生活もやっとだというのに……」
その分命張ってんじゃねーかとその時は思ったが……。
「そう言う手もあったか」
確かに気楽なもんだと自嘲した。

残響の過去1 Edit

いつごろだったかは忘れたが、気が付けば圧政により生活は苦しいものになっていた。
そんな中食い繋げながら親友と剣の稽古をしていたものだ。
「今は苦しいかもしれないが、いずれはこの街を圧政から開放してみせるさ」
いつも親友は俺に理想を語ってくれた。
騎士団に入団して中から変えていく。
まさに夢物語だった。
「中から変えていくだなんて絶対に無理だ」
いつも否定するが、親友には揺ぎ無い決意が宿っていた。
その後、二十歳を迎えた親友は騎士団へと入団した。

残響の過去2 Edit

騎士団に入団した親友は鎧を俺に見せつける。
「どうだ、似合ってるだろう?」
得意げに笑みを浮かべる親友に俺は。
「似合ってねぇよ」
つい憎まれ口を叩く。
それを分かってか親友は笑みを返す。
確かに凛々しい顔立ちに相まって似合いすぎるほどであった。
「とは言っても、私はまだスタート地点にも立ってはいない。まだ何も始まってないんだ」
その言葉とともに拳を握りしめる親友を見て俺は。
「でも進むしかねぇんだろ?」
俺にとって最大の激励を送る。
「あぁ、期待しててくれ」
「楽しみにしてるさ」
その時は俺も少しは期待していた。
期待をしちまったんだ……。

残響の過去3 Edit

久々に顔を見せた親友は憂いた顔をしていた。
「どうした。現実でも見せられたか?」
そうそううまくいくとは思ってはいなかった。
「その通りだ。思った通りにはいかないものだな」
ため息をつく親友を見て。
「諦めちまうのか?」
叱咤を。
「諦めるわけがないだろう」
返ってくる言葉を知りながら。
「その意気だ。俺も二十歳になったら騎士団に入って手伝うさ」
何かの助けになればと思って。
変えたいのは俺の意志でもあって……。
「その言葉、感謝する」
微笑み返す親友。
「そうだ、久々に二人で剣の稽古をしないか?」
その提案に俺は。
「もちろん。とことん付き合うぜ」
打ちのめされるのを知りながら、軽く返事を返すのだった。

装備 Edit

近接射撃魔法防具
とても質の悪いショートボウごくありふれた手袋
非常に質の悪いロングボウ

称号 Edit

冒険 Edit

第一段階第二段階第三段階第四段階第五段階第六段階第七段階第八段階第九段階
都会の
駆け出しの半人前の一人前の熟練の
守護者
剣術入門者剣術初級者剣術中級者剣術上級者
ゴブリン二十体殺しの

その他 Edit

時計男
その体に刻み込まれた体内時計。その正確さはまさに人間時計、便利なのかは置いておいて。

辿る場所 Edit

アップル女装趣味・変人アルヴィン気さくで豪快
インディ?心優しい盲目の女性カイト旅する双剣士
スールトプライドの高いエルフマシト?がさつな女剣士
フロン?天使・宗教勧誘トワ?料理は壊滅的
フェリオ血が好きな変な奴タツマ筋肉でも野球部でもない
トゥーラ?海賊娘ナブリー看板娘
エスト厨ニ病患者?アレクマジシャン
ビスダ?従者デスロックガキンチョ先生

Last-modified: 2009-05-13 Wed 00:36:16 JST (5434d)