企画/3Bバトルロワイアル


アララギさん?孤島生活 Edit

阿良々木暦(アララギ・コヨミ)

  • ごくごく平凡な15歳の男子学生
  • 気付けば企画/3Bバトルロワイアルに巻き込まれていた
    • 配布された武器はギター
    • 大きな網など
      • コヨミハウス一号(元漁師小屋…たぶん)で入手

事の起こり Edit

君たちは様々な理由から、プレジデントと呼ばれる人物にこの絶海の孤島へと招致された
裕福な家庭で何不自由ない生活を送っていた者、カラーギャングとして名を馳せていた者、異世界からの来訪者……
境遇の全く違う君たちに、伝えるべき言葉がある
『孤島がリングだ。戦わなければ、生き残れない』

孤島 初日 Edit

  • 人気のない港
    • 見上げれば青い空、お日様が燦々と輝いている…辺りを見回す、前方に広がるのは生い茂る緑…後ろに広がるのは深い青の海
      打ち寄せる波の音、気付けば其処にいた
      人気のない港に呆然と一人佇む何の変哲もない男子高校生、阿良々木暦…そう、僕だ
      -- 2010-07-26 (月) 10:04:04
    • 訂正、今の僕は十五歳……そう、ただの男子学生、阿良々木暦だ
      あと、この語りは無駄に時間を要するので後で形式を変えようと思う
      -- 2010-07-26 (月) 10:08:55
    • 落ち着け落ち着け落ち着け……状況を整理しよう
      此処は何処だろう?……知らない、少なくとも僕の記憶にはない場所だ
      何故此処に居るのか?……知らない、気付いたら此処に立っていた。正直そんな感じだ
      じゃあ、方向を変えて…記憶喪失?いや、自分が誰だか分かるし。知り合いの名前とかも言える。此処に来る前後の記憶は曖昧だけれど
      これはアレか?……確証はないが恐らく、怪異の類
      -- 2010-07-26 (月) 10:26:22
    • 何ら得るもののない状況確認を終えた所で、一先ず所持品を調べる…そう、ボクはまず携帯を探した。うん、ない
      恋人への連絡手段を断たれた……現代の男子学生にとってこれほどの悲劇があるだろうか?
      まあ、正直この感じだとそもそも電波云々とかその辺も問題になりそうだけどさ……
      -- 2010-07-26 (月) 10:37:59
    • がっくりと肩を落とす……初っ端からかなりブルーな気分の僕だった
      ふと気付く、それにしても背中がとても重い……何時の間にか何か背負わされていたのだ
      降ろしてみれば歪に膨らんだリュックサック……八九寺じゃあるまいし、何なのだろうこの大荷物は?まあ、いい。開けてみよう…
      中に詰まっていたのは水と携帯食料、あとこれは……。楽器だ、所謂ギター。何故にギター?
      -- 2010-07-26 (月) 10:57:09
    • これは…僕の歌を聞けー!とか言って弾き語りをしつつ、路銀を稼いで家に帰れとかそういう企画なのだろうか?
      溜息、ツッコミどころは満載だが正直僕にはツッコミを入れる気力もない
      -- 2010-07-26 (月) 11:16:27
    • 僕はどん底まで落ち込んだ、これ以上ないという所まで落ち込んで……漸く動き出す
      落ちるとこまで落ちればこれ以上訳が分からない上に最悪な事態などない…筈だ
      後は苦しかろうが何だろうが立ち上がって、這ってでも前に進むしかない
      おーけー!覚悟完了!さあ、行こう…それに案外愉しいかもしれないじゃないか、ワイルドライフ
      -- 2010-07-26 (月) 11:29:22
    • リュックを担ぎ直し、ギターを携え僕は歩き出した……初日のその時点で能天気に何とかなると僕は信じていた
      けれど、そんな考えがひどく甘いものであると気付くべきだったんだ…あの春休みを僕は知っていたのだから
      -- 2010-07-26 (月) 11:38:23

孤島 二日目 Edit

  • 海岸
    • ・・・・・・・・・・・・・・・凪・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ -- 海和尚 2010-07-26 (月) 21:09:35
    • あれから早一日、体の節々が痛む…準備なしに屋外で寝るというのは思いのほか苦行だった
      それは兎も角、ほぼ丸一日掛けて歩いた結果、色々分かったことも有る
      此処はどうやら島、らしい……そう、延々炎天下を海岸沿いに歩いてたら港に再び辿りついたから
      -- 2010-07-27 (火) 11:15:14
    • ちなみに今、海岸で蟹と格闘している男子学生はアララギコヨミ……つまり僕な訳だが
      ちなみにコイツと格闘しているのには一応理由があるので釈明したいと思う…海辺で遊んでる訳じゃないんだよ!
      どの位このワイルドライフが続くか分からない以上、確実に食べれる上に保存の効く携帯食料は極力取って置きたい、よってなるべく食料は自力で調達…以上、証明完了!

      蟹、ガハラさんの一件やら彼女の素晴らしい肢体が思い起こされるが……普通の蟹であると思いたい、結構手強いけど
      はあ、こんな所で野垂れ死んだりしたら無表情に罵倒されそうだなー。他人を巻き込まない分安心ではあるけれど…何だかんだで情の深い彼女だ、さっさとこんな場所から帰って早く会いたい
      -- 2010-07-27 (火) 11:29:49
    • …よし!蟹採ったどー!
      奴との激戦を制し、お約束のポーズをとる……見るものがいないと…居ても辛いだろうけど…これほど凄く虚しいとは…ブルーになる僕だ
      拾い集めた貝共々調理の算段を立てつつ、考える……島を一周して分かった事の一つ、舟等の島から脱出できそうなものが無いのだ
      -- 2010-07-27 (火) 11:37:40
    • 他にも分かった事がある
      第一島人発見!……すら出来ないのだ。考えられるのは、無人島という事か…港はあったと考えると以前は普通に人が居たのかもしれないけど
      こうなってくると理由は兎も角、孤島に隔離されてる状況…自力で脱出する算段を立てなければならない、救助隊とか期待したいけどそんなドラマ的な展開は早々無いよなー
      食べる物とか水とか寝床とか脱出の算段とか何れも厳しいだろうが…しかし、他人が居ないという環境が何より辛いかもしれない、今の僕は一人だ。誰にも頼ることは出来ない
      今再び僕の人間強度が試されようとは……辛いなー、うん
      -- 2010-07-27 (火) 11:51:11
    • くしゃみが出た、二回ほど……うーむ、誰かが僕の噂をしている…なんて事は無いだろうから環境の変化に体がついていけてないということか
      海に潜って食材探しとか無謀な事はしないで正解だったかもしれない
      一先ず今後の方針を考える、サバイバルの定番的に食料を集めつつ早々に水源の確保と寝床の確保はしなければならないだろう
      歩いたお陰で起伏や平坦な場所、砂浜、崖、河川や灯台…位置は概ね分かった。島の中心部は山になって森が茂ってる程度しかまだ分からないが
      -- 2010-07-27 (火) 12:19:22

孤島 三日目 Edit

  • 島全域へのアナウンスが流れた
    『本日の死者は以下の四名です 川田 章吾 グレイ 染岡竜吾 ノタ』
  • 山地
    • しま……っ(エリアの時間切れにより首のガダルカナル22号が爆発した) -- 川田 2010-07-27 (火) 16:05:10
    • (割り箸が突き刺さり死んでいる謎の死体) -- 死体 2010-07-27 (火) 16:04:45
    • (がさがさと近くの茂みから現れ) …うっ!だ、誰か死んでる…!?
      …と思ったら、なんだろう。何の人なんだろうこれ…。ていうか人…型だけど…人?う…ん? (頭上にふわふわ浮かぶ疑問符)

      ……。食べられるかなァ -- ヴェルタ? 2010-07-27 (火) 18:58:49
    • (2時間後…)
      その湖のほとりに、何か真新しい土の盛り上がりが出来ていた
      (側で祈りらしきものを捧げていた少女は、少しして、何やら爽やかな表情で去っていく…) -- 2010-07-28 (水) 00:41:27
  • 海岸
    • グレイ…宇宙人?(放送に思わず疑問符を浮かべる。六枡がいたら喜ぶだろうか。なんて考えるが、それは一瞬。すぐに憤りだけが心中に渦巻く。こんなばかげた殺し合いは早く終わらせなければならない)
      どうしようかな まず誰かと会えればいいんだけどな…(きょろきょろしながら辺りをうろつく。念のため剣の様に見える自前の槍も手に握っておく) -- カズキン 2010-07-27 (火) 20:22:59
    • ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・南・・・・・・・・・・・・・・無・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ -- 海和尚 2010-07-27 (火) 20:38:14
    • (死体が海岸に打ち上げられている) -- 2010-07-28 (水) 00:06:58
    • こ、これは…!(打ち上げられた残骸を見つけ、しかる後両手を合わせて祈る)ナンマンダブナンマンダブ アーメン -- カズキン 2010-07-28 (水) 00:11:52
  • 倉庫
    • 正直な話、最初にその放送が流れた時…僕はこの島に僕以外の誰かが居ると知って驚くと同時に少し安心しかけた
      だが、聞こえてきた音声…淡々と読み上げられる冗談みたいな放送の内容が意味する事が頭の中に徐々に入ってくるにつれて背中に嫌なものが伝うのを感じた
      -- 2010-07-28 (水) 10:28:10
    • 情報自体は酷くシンプル…「本日の死者」、「四名」、「カワタショウゴ、グレイ、ソメオカリュウゴ、ノタ」

      分かる事が幾つかある……まず島に居る人間が僕以外にも居て、その死亡を確認できる立場の誰かが居る上に、死亡した事実をわざわざ教えてくる…こいつ等は仮に「監視者」とでも呼ぼう…
      本日というからには日常的に死が迫る危険性がこの島には存在するという事
      そして、放送されたとおり死亡した島の滞在者が「実在する」とすれば…日系人以外も混ざっており、監視者と僕以外にもまだ存在する筈という事だ
      この中で一番の疑問は…彼らは一体何故死んだのだろうか?
      -- 2010-07-28 (水) 10:45:54
    • 島民が居た頃に立てられたであろう物品庫の中で僕は考える
      初めに思いつくのは病気や不慮の事故…確かにこの島は自然に近く、崖など険しい箇所が存在するから転落などの危険性もあるし、既に三日は経っているから陽気から体調を崩す者が出ても可笑しくは無い
      けれど四人、死にすぎだ…何人居るかは分からないが突出したもののない僕でも動き回れているのを考慮すると考えにくい
      -- 2010-07-28 (水) 10:59:21
    • 次に浮かんでくるのは野生の動物…猛獣の類でも生息しているのか
      熊や虎、蛇などを想像するが…僕など蟹でも苦戦するのだから野犬でも居れば確かに酷いことになるだろう
      -- 2010-07-28 (水) 11:03:57
    • しかし、何かが引っかかる…そう、あの放送。脳裏にとても嫌な想像が浮かんだ
      今まで得た情報の断片が自然とその方向に組み合わさっていく……つまり、猛獣よりもある種恐ろしいものが死を齎したとしたら?
      -- 2010-07-28 (水) 11:09:18
    • 恐ろしい事に…僕はこの島で「人」が「人」を殺している可能性を、殺させている可能性を考えている
      あの放送の意図は表面上の情報以外に滞在者に対する危機感を煽る事であり、最終生存者に希望がある事を示唆しているとすれば…!
      こんな悪意のある企てを考えている監視者達、何の心算かは知らないが人の心と命を玩ぶ所業…許せる訳が無いじゃないか!

      僕はアララギコヨミ、薄くて弱いごくごく平凡な男子学生…僕一人で何が出来るとも思えない、それでも
      知ってしまったら黙って見過ごせる訳が無いじゃないか!
      -- 2010-07-28 (水) 11:26:05

孤島 四日目 Edit

  • 島全域へのアナウンスが流れた
    「本日の死者は以下の三名です 金剛番長 ワンダ モーニングショット 蠅の王」
    • (湖に人間同士によるものとは思えない戦闘の跡が残されている。傍らに大きな死体が転がっている―――金剛だ)
      貴方はまだスジを通していない。そうでしょう?金剛番長……(学ランを着た謎の老人が遺体を回収した) -- 金剛番長 2010-07-28 (水) 22:40:34
  • 茂みの一角 -- 2010-07-28 (水) 17:57:26
    • (豚の頭骨が転がっている) -- 蝿の王 2010-07-28 (水) 17:57:44
  • その頃アララギさんはコヨミハウス一号の建設に取り組んでいた……

孤島 五日目 Edit

  • 島全域へのアナウンスが流れた
    「本日の死者は以下の三名です 武藤カズキ 津山睦月 電光戦車」
  • 山地
    • 島の中心部に鬱蒼と生い茂る深い森、そして人が入るのを阻むように佇む山……道無き道を僕は進んでいる -- 2010-07-30 (金) 14:04:41
    • 先日見かけませんでしたよね?というキミ達の為に僕の勇姿を回想しよう…… -- 2010-07-30 (金) 14:13:57
    • 回想、孤島生活四日目
      漁師小屋(たぶん)に絶賛滞在中の僕、男子学生アララギコヨミは真夏の空の下で過酷な肉体労働に取り組んでいた…そう、小屋の大掃除である
      -- 2010-07-30 (金) 14:17:44
    • ……危険を冒してまで掃除するには一応理由があるので最後まで聞いてもらいたい
      一つには島内探索の拠点が欲しいというのがある、無論これには現状ある種のリスクはあるのだが……今考えるのは止そう
      二つ目、小屋の中から使えそうなものが無いか探している…正直、殺し合いをしている島でギター片手に説得というのは僕でも無謀と分かる
      やる気の連中に対して会話に持ち込めるだけの小細工の可能な装備を、状況を作らなければならない…僕は臆病者だから全ての人を善人と無条件に信じられるほど強くは無いから
      -- 2010-07-30 (金) 14:35:40
    • 三つ目、既に島での活動も四日に入っている…肉体的にも精神的にも唯の学生にはきつ過ぎる
      定点で、ある程度しっかりした場所で休養をとりたかったという事
      そして四つ目…今後を考えるためだ
      -- 2010-07-30 (金) 14:40:24
    • ……以上、回想終了。

      という訳でその後何事も無くコヨミハウス一号は完成し、荷物整理も出来た
      方針も練れたし、休息もとって体力的にも万全!島中心部の探索に乗り出したわけだ!
      -- 2010-07-30 (金) 14:45:32

孤島 六日目 Edit

  • 島全域へのアナウンスが流れた
    「本日の死者は以下の四名です 明智光秀 ワールウインド・ブルーフォレスト ゾルト・キラジューマ 三沢大地」
  • 島で一つだけ水洗のトイレ
    • じゅう!おう!けーーーーん!!(用足し中) -- レオモン 2010-07-30 (金) 18:58:36
    • 隣の個室で誰かが無闇矢鱈に騒いでいる
      こう、人が自然に帰るこの時間は静かにすべきだと僕は思うのだが……
      そう、雑音の中で静かに用を足す男子学生アララギコヨミ……それは僕だ
      -- 2010-07-31 (土) 18:53:19
  • 山地
    • 何だかまだ日付が変わっていない様子なのでこれ幸いと僕は行動しようと思う -- 2010-07-31 (土) 18:24:34
    • 山頂は真夏の日差しに最も近い場所にもかかわらず少し空気がひんやりとしている、風に煽られながら僕は島全体を見回す…そしてその先を -- 2010-07-31 (土) 18:26:29
    • 水平線の向こうに他の島影も陸地も見えない……
      ほぼ一日掛けて手探りで山を登りきったわけだけれど正直収穫と言えるほどの収穫はなかったと言わざる得ない
      途中で収穫した梨をかじりながら途方にくれる男子学生アララギコヨミ……そう、僕だった
      -- 2010-07-31 (土) 18:48:40
    • 収穫と言えるか分からないが移動途中で不自然にある公衆便所を見つけたり、果物の木々や湖も見つけた…こうして僕は島の全体を大よそ把握したことになる
      もう一点、分かった事といえば「監視者」は何らかの手段で島外から僕らの様子を把握しているのではないかと言うことだ
      -- 2010-07-31 (土) 18:57:07

孤島 七日目 Edit

  • 島全域へのアナウンスが流れた
    「本日の死者は零名です」
  • 灯台
  • 定時の放送、朗報と思うべきか死人続きのこの島だが今日に限れば死者が出なかったという -- 2010-08-01 (日) 15:03:01
  • 「監視者」達は僕らの生き死にをどうやって確認しているのか……先日から僕は考え続けている -- 2010-08-01 (日) 15:06:15
  • 島外から監視しているのだとすれば船影程度は見えてもおかしくないのだが……真上を、空を見上げる。飛行機、いや…
    監視衛星でも使っているのか?凄まじく大掛かりな話になってきたな……
    -- 2010-08-01 (日) 15:12:22
  • 生き死にを確実に把握しているとなるとバイタルチェックできるような発信機とかでもあるのか…?
    可能性としてはリュック、衣服、荷物の類…或いは体内に埋め込まれてる?
    -- 2010-08-01 (日) 15:17:44
  • 気付かぬ内に体を切り開かれ、得体の知れないものを入れられている…ゾッとしない話だ
    ……ともあれそうやって島の滞在者の生き死にを確認した上で島内で放送するとなると受信施設の類は存在する事になる
    -- 2010-08-01 (日) 15:24:30
  • 基本的に電波塔といえば高所に設置されているのが相場だが山はそれらしきものもない単なる山だった
    となれば人工物っぽくて高い建物……灯台が次点として疑わしい訳だが、直接訪れたものの単なる男子学生には良く分からないと言わざる得ない
    -- 2010-08-01 (日) 15:30:00
  • 手掛かりも無く、灯台の柵に凭れて途方にくれる男子学生…そう。それが僕、アララギコヨミだった -- 2010-08-01 (日) 15:32:35

孤島 八日目 Edit

  • 島全域へのアナウンスが流れた
    「本日の死者は零名です」
    • 獣道を掻き分け僕は進む、目指すものはこの先にある……木々の合間、光が照り返す水面
      鬱蒼と茂る木々に囲まれた中にひっそりとその湖は存在していた
      -- 2010-08-02 (月) 13:49:28
    • しんと静まり返った空間、静謐な空気、木々の碧と重なり、海や空とはまた違った鮮やかな青の対比……
      場に呑み込まれたように呆然と僕は立ち尽くす、単純な奴だと笑われそうな話だが僕はその光景に結構感動していた
      -- 2010-08-02 (月) 13:59:06
    • 山の頂上からこの場所を確認して以来、この場所に来れる日を僕は心待ちにしていた
      こうして八日目にして念願を達成し、今感無量で涙が零れそうな男子学生アララギコヨミ……そう、それが僕だった
      -- 2010-08-02 (月) 14:06:28
    • この島の現状を、危険を承知した上でそれでも僕は此処に来る危険をあえて冒した
      僕もとうとう限界だったのだ……耐え切れなかった僕は弱い人間か?構うものか!どんな謗りも受け止めよう
      一先ず僕は荷物を置き、逸る気持ちを抑えてゆっくりと上着のボタンを一つづつはずし始めた……
      -- 2010-08-02 (月) 14:14:22
    • …中略。服を脱いで綺麗に畳み、湖へと足を踏み出す…服まで脱いでこの変態!露出狂!何をしているのか疑問に感じる方も居るであろうからお答えしよう
      そう、危険を冒してまで今日此処に来たのは……水浴びの為なのだ!
      何この馬鹿とかそういう視線は止めて貰いたい、真夏に一週間も体を洗えないこの苦痛を考えて欲しい!
      -- 2010-08-02 (月) 14:40:13
    • かくして僕はその日水浴びを存分に堪能し、すっきりさっぱりしたのだった……

孤島 九日目 Edit

  • 島全域へのアナウンスが流れた
    「本日の死者は零名です」

孤島 十日目 Edit

  • 島全域へのアナウンスが流れた
    「本日の死者は以下の二名です 紫木一姫 ニール・スパイダー」
  • 海岸
    • 紫木一姫は海岸で死んでいた。
      両腕が――肘の先で、千切れている。
      そして、首がありえない方向に捻じれ。
      血溜まりの中で、死んでいた。
      そこに笑顔はなく。
      そこに希望はなかった。 -- 一姫 2010-08-04 (水) 02:48:24
    • アララギコヨミ、死者と遭遇す

孤島 十一日目 Edit

  • 島全域へのアナウンスが流れた
    「本日の死者は以下の二名です ララ・ニーニャ ヴェルタ・メントゥース」
    • 湖畔の片隅の樹に、少女が静かに寄り掛かり座っている…) -- ヴェルタ 2010-08-04 (水) 21:21:54
    • (まただ。この島へ送り込まれてから、死体を幾度見たことか。自分も屍の中に混ざれたら、どんなに楽なことか)
      生きてやる……生きてやるってるんだよ! ド畜生!
      (それでも、歩みは止まることなく) -- 2010-08-04 (水) 21:38:34
    • (一日中歩き回り……私はヴェルタを見つけた)……あははぁ、……本当だった……。
      (その姿はまるで肉塊か。生気を感じられない。もうそれはヴェルタではなくなっていた)
      最悪、だわ……。なにこれ、ありえない……。(腰から力が抜けて座り込む)
      どうしろってのよ……私に……う、……ぐっ……お姉ちゃん……。(そのままひとしきり、一人で泣き続けた)

      ……埋めたりしたらさあ、私多分途中で……堪えらんなくなるから。(光のない瞳を見るとまた、吐き気がこみ上げてきた)
      (そっとヴェルタの瞼を閉じさせる)……私にできるのはこんぐらいだよ……。……どうしたらいいんだろうね、どうやったら助かるんだろうね、ヴェルタ……。
      は、ぁ……。 -- ココ 2010-08-05 (木) 10:13:11
    • 翌日、アララギコヨミに発見され弔われる

孤島 十二日目 Edit

  • 島全域へのアナウンスが流れた
    「本日の死者は以下の一名です パン・クラチオン」

孤島 十三日目 Edit

  • 人気のない港
    • (身元が分からないほどに細切れとなった肉片が散乱している) -- 2010-08-07 (土) 02:00:42
    • 数日後…腐乱し、一部白骨化した状態でアララギコヨミに発見され、弔われる

孤島 十六日目 Edit

  • 島全域へのアナウンスが流れた
    「本日の死者は一名です 樺地崇弘」

孤島 十七日目 Edit

  • 島全域へのアナウンスが流れた
    「本日の死者は一名です 乾パン」

孤島 二十日目 Edit

  • コヨミハウス一号 -- 2010-08-14 (土) 11:10:32
    • 九日目以降、僕は…暫く記録を残す気力を失っていた……より正確に言えば十日目に海岸で遭遇した一件が尾を引いていたのだ -- 2010-08-14 (土) 11:23:17
    • 回想・十日目、海岸
      海の青に相容れぬ血溜りの鮮烈な赤が僕の視線を掴んで放さない……千切れ飛んだ腕、捩れた首、歪な格好で座る少女は虚ろな目をして空を見上げる
      -- 2010-08-14 (土) 11:30:23
    • 凄惨な少女の死体、物言わぬ只の亡骸…音声ではない明確な死の形
      面識もないのだから生前どんな人物だったのか最早知る術はなく、ただ同じ島に居たという共通点しか持たない僕等だがそれでも
      僕は、只の男子学生のアララギコヨミは…無様にその場でへたり込み、咽喉元に込み上げる胃液をその場に吐瀉した
      -- 2010-08-14 (土) 11:37:59
    • 吐いたのなんてかんばる…そう、後輩の神原駿河に腸が飛び出るほどしこたまぶん殴られた時以来だろうか……
      いや、どちらかといえばこれは春休みの……キスショットの、吸血鬼の食事を見たときに近いだろうか
      -- 2010-08-14 (土) 11:44:52
    • 朝食を食べてなかったのが不幸中の幸いか…いや、この後に食べれる気もしないから大差はないだろうが
      とことん嘔吐し続けて、僕は一先ず落ち着きを取り戻した……そして……
      -- 2010-08-14 (土) 11:49:02
    • 回想終了
      その後、僕はコヨミハウス一号(推定元漁師小屋)で入手した網を使って彼女の亡骸を運び、小屋の外に穴を掘って小さな墓を立てた
      -- 2010-08-14 (土) 11:59:10
    • そして今、小屋の前に…僕の目の前には……三つの小さな墓が並んでいる -- 2010-08-14 (土) 12:01:16
    • 今日まで僕は島中を再度探索した、最初の亡骸に遭遇した二日後…湖の近くで一人
      数日前に港で既に身は腐敗した細切れにされた人骨を発見し、それぞれ葬る為に此処まで運んできた
      無人島生活は二十日が経過し、放送通りだとすれば既に二十三人が亡くなっている事になる
      ……僕が弔えたのはその内の僅か三人という事だ
      -- 2010-08-14 (土) 12:08:52
    • 未だ二十人、そしてこの先も屍は増え……野晒しのまま放置されるのだろうか -- 2010-08-14 (土) 12:10:59
    • 僕はこの理不尽な状況に改めて怒りを覚えると同時に、自分の無力さに再び打ちのめされた…… -- 2010-08-14 (土) 12:14:06

孤島 三十日目 Edit

僕達は自由を手にする Edit


Last-modified: 2010-09-18 Sat 13:08:11 JST (4967d)