チェリア家出身 オウカ 15506 Edit

ID:15506
名前:オウカ
出身家:チェリア
年齢:19
性別:
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前職:
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理由:
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状態:
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その他:ステータス/戦歴

地方のクリサンテマーム家に仕えるチェリア家の末娘、妙に正義感が強い。
長い黒髪に白い肌、勝気な性格でずけずけとものを言う。
その裏で自分の信念に確たる自信がなく、それを探す事も冒険の目的。

  • 身体的特徴
    髪は長い黒髪、背中の肩甲骨くらい。
    顔は大和撫子系、中身は熱血お嬢様。
    性格は生真面目、曲がった事が嫌い。
  • 家庭環境
    父親は地方の議員、適当で体裁ばかりを気にする。
    母親は商家の出身、プライドが高く父親の舵取り役。
    兄弟は2人、兄と弟がいる。
    兄はいい意味で社交的、悪い意味で女ったらしな浪費家。
    桜花が貴族の家に出稼ぎに行ったのは兄が原因とも…。
    弟は金儲け主義で世の中は全て流通で動くと信じている。

手記 または何時遺書になるか判らないもの Edit

  • 黄金暦87年 12月

自分の今までの内容を見て、思った。
とても読みにくい。                              

仕方がないので消し、新たに書き直す事にする。

今日の依頼はゴブリンと言う魔物を退治する仕事だった。
2ヶ月前に受けた衝撃に較べれば気分は楽だ、安心して出掛けた。

道中、朽ち果てた剣が落ちていた。
ここで命を絶たれた人がいたのだろうか。
自分も何時こうなるか判らない、祈りを捧げて奥へ進んだ。

戦ったのはインプと呼ばれる集団と、ゴブリンキングを始めとする集団だった。
不覚にもゴブリンキングに怪我を負わせられるも、仲間が窮地を救ってくれた。
やはり、一人で出来る事は限界がつきものと納得する。
今までも、これからも仲間が倒れる事なく冒険から帰りたいと感じた。

  • 黄金暦88年 1月

今日もゴブリンの討伐依頼、気を楽にして事に臨んだ。
しかし、そうは問屋が卸さない。どんな問屋だろうか。
進んだ先に現れたのは、コーヒーゼリーの様な化け物だった。

ぷるぷると蠢くそれを無事倒し、奥の部屋には宝箱が。
思わず手を出してしまった私が悪かった、箱は開かない。
仲間の冷たい視線を背中に、奥へと進んでいく。

また、コーヒーゼリーと遭遇。これこそが悪名高いブラックプディングだと知った。
食べ物を連想してしまった私はまだまだ未熟ものだ、手傷まで負ってしまった。
何とか倒し、さらに奥へ。ゴブリンキャプテンの一団を発見、掃討した。

終わっての帰り道、どう考えても見覚えのある顔を発見。向こうも気付いて近付いて来た。

「姉ちゃん、ひっさしぶりやねぇ〜。」
妙なイントネーション、だがそれは間違いなく私の弟だった。
酒場に戻る途中で話を聴く、彼は奉公先の母方の商家を出てきたらしい。
しかも、理由は手っ取り早くお金を稼ぐ為とか。
私は、盛大に溜息を吐いた。

  • 黄金暦88年 2月

酒場の隅で飲んでいると、皆がちょこだちょこだと言っている。
何の事だか判らない、放っておく事にする。
今日も無事に冒険は済んだ、何時の間にか剣術上級者になっていた。
嬉しくもあるが、身の引き締まる想いでもある。
もっともっと、強くなって人々の為に。

弟も無事に帰ってきた、だが収穫を他の仲間が持って行ったらしく不機嫌だった。

  • 黄金暦88年 3月

ホワイトデーと言う事で、何故かジェンガなるものが届いていた。
これは、何をするものなのだろうか?
無事に依頼をこなしたものの痛々しい包帯だらけの弟に聞いてみた。
「ジェンガも知らんの?積み上げて板切れ引っこ抜いて倒れたら負けのゲームやん。」
誰がくれたのかは判らないが、感謝しつつ弟と酒場の隅で遊ぶ。
今日の依頼は始まって早々終わってしまい酷く落胆していたので、いい気分転換になった。
弟は、「散々苦労した挙句の報酬は割りに合わんわ。」とがっかり気味だった様だ。
積み木の組み合わせで、こんなに面白いとは思わなかった。
くれた人に感謝だ。

  • 黄金暦88年4月

今日は何の依頼だったか判らないくらい色々出た。
インプや狼男や、ブラックプディングが二つに巨大ムカデ。
最後の大物は超巨大ムカデだった、流石にお腹一杯。

その上、財宝の他にとても出来のいいロングソードが一振り。
手にとって見つめていると、皆が譲ってくれた。

心の底から感謝しつつ、腰に差してみる。
長さも丁度いい、素晴らしい刀身と装飾に喜びが湧き上がる。
誰かの呟きが聴こえてきたが気にしない。
「ここで食われた誰かのだろうな、多分。」

帰りに落胆した弟を発見、向こうは上手くいかなかった様だ。
仕方がない、ここは姉らしく一杯奢って元気付けてやるとしよう。

  • 黄金暦88年 5月

今日の依頼も怪物の討伐、剣を差し意気揚々と向かう。
相手はゴブリンの一団、衛兵の格好をしたものとキングと手下だった。
ゴブリンも組織で動いているのだ、人間と変わらない。
但し、やっている行動は外敵と変わらない。悪は滅ぼすのみ。
さしたる被害もなく勝利し、手に入ったアイテムは仲間が持って行った。
私は先月戴いているので自重する、仲間の嬉しそうな顔が印象的だった。

酒場に戻り、隅でぶどう酒を傾けていると弟がやってきた。
手にはいつもの剣ではなく、杖を持っている。

「どや、様になっとるやろ?」
誇らしげに胸を張る弟、どうやら依頼をこなした結果手に入ったらしい。
魔法を使えるのかと尋ねると、彼はにっこり笑って言った。
「わいは元々、魔術系やからのぅ。」
そうか、やはり育っていた場所によって違う生き方になってもおかしくないか。
無邪気に笑う弟を見ながら、ふと家の事を思い出していた。

それにしても来月の依頼は、何か引っ掛かる。慎重に事を運びたいものだ。

  • 黄金暦88年 6月
    今回の依頼も怪物の討伐、相手にとって不足はない。
    そのはずだった、どんな相手でも敵は人々の生活を脅かすのだ。
    だが、最近何故か物足りなさを感じずにはいられない。
    オーカーゼリーが出ても、巨大女王蟻が目の前に迫っても……。
    こんなではダメなのだが、油断大敵なのに。
  • 黄金暦88年 7月
    人型の討伐、緊張しながら依頼に臨んだ。
    最近噂に聴く、恐ろしい相手が出る可能性があるから。

しかし、蓋を開ければただのゴブリンと狼、そしてゴブリンチーフの一団だった。
どうも、落胆を隠し切れない。いつの間に私はこんなになってしまったのだろう。
強い敵を求め、その相手と刃を交える事を欲してしまう……。
昔、初めて敵との相対した時に感じた恐怖や倒した時の感覚を忘れて久しい。
次こそは、もっと。私を凍り付かせてくれる様な相手と刃を交えたい。
そんな感覚が、身体を占めている自分を恥じる。

ふと、我に返ると弟の姿が見えた。
最近彼も、冒険者らしい顔つきになってきた気がする。
一人ではない事が、大きな支えになる。

  • 黄金暦88年 8月
    恐れていた事が、遂に起こってしまった。
    安全ではない、それは分かっていた。当然だと思っていた……。
    でも、それが目の前で起こる事は考えもしていなかった。

それは、仲間が目の前で殺される事。

依頼の締めくくり、オーガーチーフが率いる一団との戦闘。
私は必死だった、オーガーチーフは手強く手下と刃を交えるので手一杯だった。
皆も歴戦を潜り抜けて来た精鋭、苦しい戦闘ながらも押している。そう思っていた。

ふと、横を見る。屈強な仲間がゆっくりと倒れる姿が視界に流れた。
その瞬間、私は走り出し、剣を振るう。別の手下が血を噴いて倒れた。
他の仲間が動かなくなった仲間をを引き摺り、叫びながら退いていく。
私もそれに倣った、オーガーチーフ達は追って来なかった。

落ち着いた場所でへたり込む、仲間も疲れ切っていた。
倒れた仲間の顔を見る、穏やかな死に顔に見えた。

無意識に緊張の糸が切れ、涙が視界を奪う。
無念の想いと、自分のしている事。同じ目を相手にも与えている業を痛感した。
暫らく休んだ我々は、彼を手分けして運びつつ町に戻った。
次は、こんな目に合わない。そう、心に刻み付けて。

  • 黄金暦88年 9月

今回の依頼は、先月とは違い敵が弱かった。
いつもこんな調子ならいいのだろうか。
生き残る事、人々のために尽くす事。
私は、このままでいいのだろうか?

「わいの名前はメリケン・チェリア、オウカの弟や。
 黄金暦88年10月、依頼を済ませて帰る途中に嫌な噂を聴いた。
 2日ほど離れた遺跡で、2人の冒険者がやられたと言う話だ。
 まさかとは思うたが、戻ってきたその死体を見せてもろうた。

 後は、よう憶えとらへん。

 姉ちゃんの部屋の整理は、弟のわいの役目になった。
 気が進まんけど、部屋を片付けに入った。そしたら机にこんなのが置いてあった。」

  これを見ている人へ

 これが人の目に触れたと言う事は、私はもうここにいないのだと思う。
つまり、私が死んだ後なんだと思う。でなければ、これはこのまま置かれ続けるだろう。
私は、国を……。人々の暮らしを少しでもよくしたいと思い、冒険者を志した。

その心に偽りはないし、後悔もしていない。

しかし、戦いに明け暮れて戻り酒場の隅で仲間の話を耳に酒を飲む。
深く親しくなる仲間が出来なかった、それが少し寂しかった。
私も女だ、綺麗な服を着たいとか殿方と恋をしてみたい。
そんな、ささやかながらとても贅沢な願いは心の中で暖めていた。

幸せになれるとは思っていない、ただ一時。
何かあれば、よかったと思う。
これが目に触れている時、少しでも私が幸せでいられたら……。

いや、何も望むまい。私が臨むのは戦いだ。
全てが済んだら、国に戻りそれから考えればいい。
死ぬならば、それも結構。潔いそして見事な散り花を咲かせよう。

 もし、これを見ているのが我が弟。メリケンならば……。
馬鹿なお姉ちゃんを許してね、こんな結末になっちゃったけど。
私は、あなたの事をとても心配していたわ。同じ道に入ってしまった貴方を。
どうか、お願い。私の様には終わらないでね。しっかりと国に戻って、兄さんと家を守って。
こんな私だけど、貴方の事が大好きでした。兄さんにも、よろしくと。

                     オウカ・チェリア

おまけ・新50の質問



  • 貴女にも来てもらいたかったな…  (結婚式の招待状を供える) -- シマシマ? 2008-02-18 (月) 17:32:13
  • まさかアンタまで先に逝っちまうとは… 冒険者の常とはいえ…やりきれねぇな… -- ハロルド 2008-02-13 (水) 15:38:12
  • お悔みを申し上げます。あの世でもお元気で… -- シマシマ? 2008-02-13 (水) 15:27:11
  • セックス! -- 2008-02-13 (水) 10:18:57
  • ジェンガの意味を初めて知りました・・・ -- シマシマ? 2008-02-09 (土) 00:15:57
    • ジェンガは小さな長細い木の板を積み重ねて遊ぶゲームで、
      互いに1本づつ抜いていき倒れた方が負けのゲームだそうです。
      弟は、何でも知っていて助かります。
  • ジェンガ、ありがとうございます。早速日記に記載しました、でも誰から…? -- オウカ 2008-02-06 (水) 21:39:47
  • ホワイトデーですね つ「ジェンガ」 -- 2008-02-06 (水) 18:12:40
    • ありがとうございました、日記に活用のお話を載せてみました。
  • コメントありがとね! お返しに来たよ。もしご一緒したら宜しく! -- ジャンナ 2008-02-04 (月) 18:58:29
    • わぁ、うさぎさん……。(目を輝かせてから表情を引き締める)
      失礼しました、ご一緒させて戴いた際はよろしくお願いします。
  • 皆さん、コメントありがとうございます。(感謝)弟は暫らくしたら登録させる見込みです。 -- オウカ 2008-02-04 (月) 18:50:24
  • 御兄弟は冒険者ではないのですか?IDが離れていますが、もし冒険でご一緒することになったら宜しくお願いします -- シマシマ? 2008-02-04 (月) 15:30:36
    • はい、弟は最近鉱脈やキノコ探しによく行っているみたいですね。
      ご一緒される際は宜しくお願いします。
  • ふぅん…いろんな冒険者がいるもんだ。ま、縁があったらよろしく頼むよ -- リーファー? 2008-02-04 (月) 13:41:48
    • はい、よろしくお願いします。
      陸酔い、とはやっぱり地面がいつも揺れている感じなのでしょうか?
  • 何だかカタそうな姉ちゃんだなぁ…硬くしていいのは防具と股間だけだぜ…? まあ、宜しく頼むぜ -- ハロルド 2008-02-04 (月) 13:13:18
    • ………。(頬を赤くして相手をじっと睨む)
      はい、ご一緒させて戴いた折には、ぜひ。
  • 文章が乱れてる理由が判った、私の入れ方がおかしかったからだった。これで大丈夫だと思う。 -- 2008-02-03 (日) 18:29:42
  • いや、出立前に刻んだ故にて……。生きて帰る事になれるとは思わなかった。 -- オウカ? 2008-02-03 (日) 01:31:04
  • えーと、文章が激しく乱れてるけど、これって演出? -- 2008-02-02 (土) 11:56:56
    • すみません、使い方が判らなかったもので。(陳謝しつつ)

Last-modified: 2008-02-18 Mon 17:32:13 JST (5920d)