IAL/0020

  • (ネルが自室から大きな荷物を持って出てくる。魔道具であるマジックザックはともかくとして、その手のキャリーケースは普通転がして運ぶようなものだが)
    (全然苦にせず軽々と持っているのは常の鍛錬のおかげか)お嬢様?荷物はまとまりましたか?何か持ちきれない物があるなら私が持ちますよ?
    ニ年ぶりのヴェルハイムへの帰郷に、旅行です。用意はあるだけよろしいかと。ああ、トレアム様は先にヴェルハイムへ行っているとのことです。 -- ネル 2024-07-06 (土) 21:56:38
    • (こちらは流石にネルのようにとはいかず、普通にケースを引きながら彼女の元へ)
      ええ長期の旅行だから荷物の詰め込みに苦労したけど何とかいけたわ ああ大丈夫持てるくらいに抑えたから
      あらそうなの? おまたせしても申し訳ないから早く出た方がいいかしら(改めて必要な荷物の確認をしながら)
      ……ここに来た時よりも、荷物の種類が増えたわね(ここに居を構えた頃を思い出しながら少ししみじみと感じ入る)
      -- メリア 2024-07-06 (土) 22:05:23
      • あちらもあちこち寄り道してから行くと仰っていたので特に気にせずともよろしいかと。各地の植物園の様子を見ていくとか。
        ここ十数年は私達の世話を優先して頂いていましたしね…自由になされるならば、むしろ喜ばしいことです(と言いながら、アパートを見回し)
        ええ、ここで暮らした時は短くも長く感じました。お嬢様と過ごした時はまた長くあれど…ここでの一年は掛け替えのない思い出です。
        (こちらも染み入るような表情を浮かべ)…けれど、これからです。私達はまだこれからも、大いに成長していくのですから(そうメリアを見て微笑んで言う) -- ネル 2024-07-06 (土) 22:17:34
      • (苦笑とも微笑とも取れる笑みを浮かべて)本来は放浪するお方だったのに、私達の事でずいぶん留めてしまったものね
        (それでも最大の問題は無事解決した なので故郷で顔を合わせた後はそのまましばしの別れになるかもしれない)
        (寂しいがそれも仕方がないことだ それに生きていればまた出会える日も来る)
        (そしていずれ自分たちもここを出て、皆と別れる時が来る それもまた寂しいが……仕方がない)
        そうね これからまた成長して行くためにも、寂しがってもいられないわ(微笑むネルに向かってこちらも微笑み返し)
        それにネルとだったら、どんな事でも乗り越えられるもの 今回のようにね
        -- メリア 2024-07-06 (土) 22:26:34
      • ふふ、とはいえまさかパルティニア様やラルグニア様と直接相対するような事になるとは思ってもいませんでしたけどね。
        ここに来た時は想像もつきませんでしたが…その意味では先代様奥方様、お父様やお母様にも良い報告ができそうですね。
        (偶然ではあったが、神々の代理人となって戦い、彼らの仇も討てた。きっと安心してくれることだろう)
        そうそう、お聞きになられているかもしれませんが、黒の森、今やもうちょっとした森くらいになってしまっているそうですよ。
        これで迷い込んで怖い目に合う子供はもう出てきませんね(なんて、ちょっとした自虐ジョークを飛ばしつつ笑い) -- ネル 2024-07-06 (土) 22:38:16
      • 本当にね……まさか神様と共闘や対峙する事になるなんてね……あの時はそんな事考えもつかなかった
        (言ってそっと胸に手を当てる この胸の奥にずっと留まっていたパルティニアの魂、その心を思い出しながら)
        あらそんな事になっていたの ふふふそれならもう、誰かが心配して追いかけていく必要もなさそうね
        (ネルを見ながら、同時に目に浮かぶのは幼い頃の光景)……こんな風にずっと一緒にいる事になるなんて、あの時は想像もつかなかったわ
        -- メリア 2024-07-06 (土) 22:46:52
      • その節はたいっっっへんにお世話になりました(と冗談っぽく深々と頭を下げて)…ふふ?メリア様はそうでしたか?
        私は…あの時にはもう、貴方様にずっとついていく気満々でしたよ。念願叶って私としては満足ですけれど…(そちらは?なんて視線だけで問う)
        (けれど、答えは分かっているようなものなので、微笑みながらキッチンの水回りなどの点検をしておく。保冷庫も中身はちゃんと空、と)
        そうして報告を終えたら…どこへ行きましょうかね。取ったお休みの間、行けるだけの所には行ってみたいですが…
        楽師様に聞いた信心深い土地柄のミネラや、海産物が美味しいらしいギザニア…ああ、そうそう、カーツ様の故郷のグト島にはぜひ行きましょう!
        (ぱん、と手を打って楽しそうにし)クン族の方が沢山いらっしゃるそうですし、大きい御山もあるとか。行けそうなら登ってみたいものですねぇ。 -- ネル 2024-07-06 (土) 23:12:38
      • もちろん私だって一緒にいると思っていたわ でもそれはあの森の中での暮らしで、こんな遠い地とは思わなかったの
        (ネルの視線にしっかりと向き合う その返答はあえて言わなくとも、彼女にはしっかりと伝わっていることだろう)
        (そしてネルが点検しているのと同時に、こちらも窓などの戸締まりを確認し終えた頃、ネルの提案に笑顔で振り向き)
        いいわね! ミネラやギザニアにも行ってみたいけど、グト島はぜひ行ってみたかったの! せっかく時間もあるからじっくりと行きましょうか
        カーツさん以外のクン族の方たちにも会ってみたかったし、モロケイ山はカーツさんからもよく聞いていたから絶対に見に行きましょうね
        ふふふ、楽しい旅になりそう 今から楽しみで仕方ないわ(年相応にはしゃぐ姿は、問題が解決した安堵感ゆえか、はたまた隣にネルがいることへの喜びか、あるいはその全てか)
        -- メリア 2024-07-06 (土) 23:29:09
      • ふふ、楽しみですねぇ。まあカーツ様は…(少々とおいめ)…今は生物部で飼育されておりますので(ややとおいめ)グト島にはいらっしゃらないかもしれませんが、
        「考える者」様、というカーツ様の幼馴染の方がいらっしゃいます。実に理性的な方ですから…そうですね、伝書鳩なりで手紙など送れば連絡も取れるでしょう。
        旅すがら手紙を送ってみましょうか。もしかすればたまたまカーツ様も戻ってる、なんてこともあるかもしれませんし。そうそう、この間、色々あってこちらでクン族の赤ちゃんが生まれたんですよ。
        それがもう可愛くてですね、あちらも里帰りとか……(なんて楽しそうに話していたが、おっと、と)…いけません、時間に余裕があるとは言え、そろそろ乗合馬車の時間です。
        ではそろそろ行きましょうか(そう言い、バックを背負い、大きな荷物を片手に持ってアパートの部屋の最終点検。留守の事は大家や他の住人に任せているが、念には念を、と) -- ネル 2024-07-06 (土) 23:47:15
      • あらそれは残念……出来ればカーツさんと一緒に見て回りたかったのだけれど(理想はカーツを真ん中に二人挟んでグト島観光することだったが仕方ない)
        ではその方宛に旅の道中に手紙をしたためておきましょう 事前にお知らせしておいた方が良いでしょうからね
        まあ赤ちゃん! 見てみたいわどんな感じだったの(などとお喋りを続かせながら荷物を移動させる)
        ええ、行きましょう 里帰りと旅行とあっという間かもね! はしゃぎ過ぎて疲れないようにしなきゃ
        (胸踊る心地の中、改めて今回の出来事に思いを馳せた)

        (幼い頃から聞かされたパルティニアとラルグニアという神々の物語 最終的にパルティニアが勝利を納めた物語)
        (二人が兄弟だと知った後ずっとこう思っていたのだ その勝利した瞬間はきっと清々しいものではなく、逆に悲哀に満ちたものだったのではないかと)
        (希望を司る善神パルティニアが本当に願ったのは、きっとこうして大切な家族が当たり前のように隣にいて、微笑みあっていることだったのではないかと)
        (その願いは、あの日二人の魂が再び寄り添えた事によって、無事昇華出来たことだろう)

        (扉を開けると眼の前に広がるのは、どこまでも澄み渡るような一面の青空 それはどこか祝福のようで、思わず笑みが深まった)
        (荷物と共に外に出て、鍵をかけた事を確認した後、ネルに向けて手を差し伸べる)
        (微笑みながら、しかし言葉は無い)
        (私達の間に今更そんな確認は必要ない)
        (これからもこうして、共に同じ道を隣同士、笑顔で歩んでいくのだから)

        (晴れ渡る空の下、私達は今日も共に生きている)
        (そして明日もまた、こうして生き続けていくのだ)
        -- メリア 2024-07-07 (日) 00:20:48
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  • (片付けは終わり、補修できる所はしたものの、まだ色々と襲撃の跡残るリビングにて、真新しいテーブルを挟み)
    (その手にあるのはやたらに高級な手紙。ゼイム第五皇子バルターから届いた手紙である。それを、そっと差し出す)
    …内容としては以前お話した、黒十字討伐における氷竜退治の感謝状の宛先を、メリア様にするかどうか、という内容でございます。
    つまりはバルター様が御家再興を求めるのであれば、協力する、というお計らいでございますね。
    私の一存で決めるにも、という所でして…如何しましょうか?(と彼女に問う。その様子を伺い) -- ネル 2024-06-12 (水) 21:18:32
    • (完璧に元通りとはいかないまでも、住むには十分なくらい片付けの終わった部屋でそれぞれ席に着く二人)
      (目の前のネルから渡された封書 そこに施された封蝋印は間違いなく皇家の印)
      (疑うつもりは無かったが、疑いようもない印がそこにあり、手紙を手に持ったまま暫し目をつむる)
      ……それの件によるのならば、私自身は何もしていない そのような内容の書状を頂くなど本来ならば烏滸がましいことでしょう
      (そしてゆっくり目を開き、改めてその手紙を見る)でも、殿下のせっかくのお計らいを無碍にするのもまた、大変な非礼となるでしょうね
      -- メリア 2024-06-12 (水) 21:37:54
      • (少しメリアに硬さがあるな、と思った。仕方もあるまい、風評では辣腕を絵に書いたような印象の皇子だ)
        (実際会ってみると臨機応変で柔軟。なかなか気さくな所もありでまた印象が変わる人なのだが、と人となりを伝え補足しながらも)
        とりあえず言える事は…多分ですけど、この申し出を辞退するのもまた、計算の内に入っていると思いますよ。なので非礼には当たらぬかと。
        そして、お嬢様、私が身につけた強さは、ある意味ではお嬢様のためです。ならばこの申し出を受けるのも、問題なく。
        …例えが微妙ですが、王が麾下の騎士の功績を誇るのは、何もおかしい話ではないでしょう?(ぱっと出てきた例えが王だったので、例のアレを思い出して内心微妙な顔) -- ネル 2024-06-12 (水) 21:56:15
      • (ネルは自分のメイド、従者または家臣という位置づけで考えるのなら、確かにその働きはウォーノック家の働きと見て問題ないだろう)
        (皇子もそのつもりでこの手紙をよこしたのだろうし、そしてネルの言う通りならば辞退するのも考慮しているのだろう)
        ウォーノック家の為にも、こんなに有り難いことはないでしょう 本来ならば一も二もなくお受けするものなのでしょうが……
        (歯切れ悪くまた目を瞑り考え込む)ちょっと、機会が訪れるのが早すぎて、まだ考えが上手く纏まらない
        再興するにしろしないにしろ、この学園を卒業してから考えるつもりだったから まだ自分がどうしたのかも決めかねているの
        -- メリア 2024-06-12 (水) 22:13:31
      • なるほど…そうですね、私達も学園に来たのは、まず武人として己を磨き、卒業してから身を立てようと思っていましたからね…。
        (彼女の迷いも分かる。という顔をする)ですが…私の希望を述べさせて頂くならこの話、お受けした方が宜しいかと思います。
        かつての先代当主、奥様…それに私の両親も、メリア様が新たな当主となり、家を継ぐ事を楽しみにしておられましたので(と懐かしそうに言うも)
        とはいえ…、それはそれ、今は今、です(ある意味では冷酷な言葉を添える)…今を生きているのは、私達でもありますから。
        そんな過去の想いに縛られて、未来を狭めるのも…また、あの家の方々は、望みはしないでしょうから、ね(そう優しく言って、微笑む) -- ネル 2024-06-12 (水) 22:24:48
      • そうね……(亡くなった皆も家が再興されるとしたら喜んでくれるだろう 皆が喜んでくれるのならば望んでくれるのならば)
        (なぜ自分は即答できないのだろうか 何が迷いに駆り立てているのだろうか それが分からない今、これをお受けするのは早計ではないだろうか)
        正直、迷ってる でもなぜ自分でもこれほど迷っているのか分からないの こんな中途半端な気持ちで受け取っては本当に非礼となってしまうわ
        ……だから、一旦保留ということにしてもいいかしら せめて卒業までには答えを出すから
        -- メリア 2024-06-12 (水) 22:35:58
      • (迷うメリアを見る。何かを思う主を見る。長い付き合いの、ずっと側にいた自分でも、その惑いの大本は分からない)
        (だけれど、それでいいのだと思う。迷うからこそ、分かることもあるのだと思う。だから微笑んだまま、それを見つめ)
        承知致しました。でしたらそのようにバルター殿下へお伝えいたしましょう。もとより気遣いの出来る方です、
        その程度、特に問題にもしないでしょう(そう言いつつ、皇室の封蝋のされた手紙を、また懐へ仕舞い、頷く)
        ですから…お一人ではなく、私と一緒に、考えましょう。なに、きっと殿下も、気の短い方ではありませんよ。
        では…そろそろお茶にしましょうか(そう言って、席を立つ。彼女にそう言いながら、お茶の用意をして己の胸の内を振り返る)
        (そう、これでもいいのだ、と思った。彼女には、ウォーノックとして御家を再興してほしい。そう思った)
        (彼女に従う者として、ファーレントの人間として、彼女のような人は、人の上に立ち、人を導いて欲しいと思うから)
        (けれど、胸の更に内には、違う気持ちもあるのだ。ずっと、ただ二人。居られたなら。なんてことない住まいで、ただ二人)
        (そんな無邪気な…子どものような想いもまた、嘘じゃないと、思ったから) -- ネル 2024-06-12 (水) 22:59:48
  •   -- 2024-06-10 (月) 01:16:38
  •   -- 2024-06-10 (月) 01:16:34
  • (師匠が自分の部屋で寝たことを確認してから、そっと起き上がり自分の持ち物を確認する)
    (ここで手に入れた思い出の数々を眺め、改めて自分のこれまでの事を思い直す)
    (私は、笑顔で暮らせていたと思う)
    (祭りで作って交換したブレスレットや、旅行でみつけた紅葉で作った栞 物だけではない数々の思い出が次々と脳裏を駆け巡る)
    (全てに幸せを感じられたのは、それもこれも全部ネルが隣にいてくれたからだ)
    (この感謝を、私はどれだけ彼女に伝えられただろうか)
    -- メリア 2024-06-09 (日) 15:16:50
    • 堪らずネルの部屋に足を運んだ)
      (掃除の得意なネルの几帳面さを表すように、常に整理整頓のなされたその部屋も、今は主のいない寂しさをより一層感じさせる)
      (すぐに連れ戻して来るからと心の中で呟きながら、部屋の静寂に身を浸す)
      (ここで一人、何を思って眠りについていたのだろうか)
      (どうかこれまでの時間の中で一日でも多く、幸せだったと思って眠りについてくれていたら)
      (私が彼女に幸せにしてもらえたように、私はどれだけの幸せを彼女に与えられたのだろう)
      -- メリア 2024-06-09 (日) 15:17:01
      • (あの日、家族を失ったあの日、私達は確かに不幸だった)
        (私もあの時ほど泣いたことはなかったが、ネルはそれ以上の嘆きようで見ていられなかった)
        (大好きなネルがこのまま哀しみ続ける人生を送るなど、それもまた耐えられない)
        (それにあのままの状態では、涙で未来すらも見る事が出来ない)
        (だから私は二人で生きる道を考えるようになった)
        -- メリア 2024-06-09 (日) 15:17:13
      • (家族を殺された恨みは当然あった 憎しみも、怒りも当然湧いた)
        (しかし怒りに任せて復讐に駆られては死ぬだけだと、あの頃の自分は幼いながらも冷静に考えた)
        (私達が生き続ける道を選ぶのなら、この怒りは邪魔なのだ)
        (ネルはどうか分からないけれど、私は生きる上で邪魔な感情はただ持ち続けるだけに留めた)
        (この感情を使って動く気はなく、しかし捨て去るつもりもない それでは本当に現実逃避になってしまう)
        (怒りも恨みも憎しみも、全て湧き上がったこの感情は自分の物 今の自分を作り上げたモノだ)
        (だから、このまま持ち続けていく道を選んだ)
        (それにネルを助ける為の感情は、それらではないことは分かる)
        (私の中にいるパルティニアも、きっと敵対する兄弟神に憎しみを持って挑んではいなかっただろう)
        (彼の神の権能である『希望』という言葉の意味を、今一度噛みしめる)
        (今の私の持つべき心、それは……)
        -- メリア 2024-06-09 (日) 15:17:25
      • (手のひらの中には、いつも身につけているカチューシャがある)
        (ネルの最初の贈り物は、必然的に私の一番の宝物だ それはこの先ずっと変わることはない)
        (その宝物をそっと両手で握りしめ、胸元に抱きしめる)
        (ネル、と心の中で何度も呟いた 呟けば呟くほどに、ネルへの想いが強まっていく)
        (不甲斐ない主人でごめんなさい 貴方は必ず助けてみせるから)
        (どうかそれまで、貴方も頑張って生きて)
        (遠い場所で今も囚われている愛しい人の苦痛が少しでも和らぐようにと、この願いが届くようにとずっと祈り続けた)
        -- メリア 2024-06-09 (日) 15:17:56
  •   -- 2024-06-06 (木) 23:51:56
  •   -- 2024-06-06 (木) 23:51:53
  • メリア〜!(学校にて、てててーと駆け寄ってきたかと思えばその額をぎゅーっと腕へ押し付ける)
    (猫を良く知っているのならばこの癖に何処か見覚えがあるかも知れない…親愛なる者へ向ける行動だ)やっと大きな問題が一つ片付いた! -- ミオソティス 2024-06-03 (月) 00:13:15
    • (名を呼ばれ応えようとすると腕に押し付けられる頭 買い物帰りにたまに会う近所のノラを彷彿とさせる)
      まあそれは頑張りましたのね(思わず頭をなでなで)どういう問題かお聞きしても?
      -- メリア 2024-06-03 (月) 20:26:33
      • (頭を撫でられればえへへ…と本当に嬉しそうに笑う)うん!黒十字っていう組織の一番おっきいとこを皆でぶっ飛ばした!
        (黒十字…つい最近その名は耳にしたかも知れない、ゼイム海軍が打倒したというカルト集団だ。有志と共に、程度で協力者達についてはぼかされていたが)
        でも小さな問題としてまだまだ続いてくかも知れない、彼らはとても良くない事をしてしまったけれど…人と魔の争いを乗り越えてこれから訪れる困難を乗り越えたいって願いは貴いものだったから
        (同時に黒十字の悪行を触り程度に語る…全て聞けば気分を悪くするから、人をさらい実験と称して魔物や竜と混ぜ合わせ…時には魔族をもさらい無数に犠牲者を出した組織であると) -- ミオソティス 2024-06-03 (月) 20:49:25
      • 黒十字の件はネルから聞いておりますわ とても大変であったとか 皆様が無事で本当に良かった
        (ミオソティスから聞く触り程度の事でも思わず眉をしかめてしまう)……魔族は私達とは敵対しているとはいえ、それを好き勝手にするなど人道にもとる行為
        (一度首を横に振って)願いは尊ばしいものでも、行いが非道では何の意味もありません そのような神の領域に人が足を踏み入れ、ただで済むとは思えませんわ
        -- メリア 2024-06-03 (月) 21:02:21
      • あははは!ボクが参加したからそこはだいじょーぶ!なんたって最強の生物だからね!(むん!と二の腕力こぶ、平坦であった)
        (メリアの極めて人間的で道徳的な意見には頷くが…)でもね結果は出始めてたんだ、罪に塗れてどうしようも無い道の果てとはいえ
        大勢…大勢命を使い潰されて、救われない人を沢山出しちゃって…だから間違えた道を歩いた人達としてボクは記憶しておこうと思う
        (それは大人の判断…ではなく慈悲なのだろう、手段も何もかも間違えたが…願いに届こうと足掻いた人間があった事を覚えるという) -- ミオソティス 2024-06-03 (月) 21:24:39
      • (今はこうして猫のように可愛らしいが、いざ戦いに赴けばその姿は一騎当千の活躍をしたことだろう 実際目で見ていなくとも用意に想像がつく)
        (自信満々に応えるミオに微笑み、しかし話の内容に少し陰を落として)……良き結果を出しそして人が救われれば、歴史家は言うのでしょう『必要な犠牲だった』と
        未来の人は過去の出来事など見ることは出来ないから、結果しか語ることは出来ません
        (改めてミオソティスに視線を向ける 先ほどとは違い大人びた顔のような、寂しさも含めた顔立ちを見て、今度はそっとその頭に手を添え)
        見ることが出来た者が語り継いでくれるのならば、今後も続く過ちの一つを防ぐことが出来るかもしれませんね
        -- メリア 2024-06-03 (月) 22:02:49
      • うん…それが未来に続くのならそれはそれで大事な事だとはボクも思う。でもそれはそれを行った連中に向けるべき言葉じゃない
        …せめて今を奪われた人達の報いとすべきだと思うから…見守っていくよ、これからもずっと…本の1ページで終わらせない為に
        (メリアとネルと共に過ごした日から時折こうして大人びるようになった、加速度的に精神が成長しているのだろう…竜が求めたアリウスに恥じない者として)
        ただねーその中で一つむかつくー!と思った事があってさー、バルターって知ってる!皇子の!
        あいつがさー死ぬ程苦労してココナが作った治療薬をはい良く出来ましたな態度で受け取ってたんだよ!(とぷんすこと怒る、まだまだ子供らしい) -- ミオソティス 2024-06-03 (月) 22:14:04
      • ええ、亡くなった方たちの魂が一人でも多く安らげますよう、私も祈らせて頂きます(そう言って主神に鎮魂の祈りの一説を唱え安寧を願う)
        人への戒めとして見守って下さいませ そういう存在も人には必要なのでしょう
        (夜を共にしたあの日から更に心通わせられるようになって、改めて彼女の存在の大きさ、心の成長の著しさを感じその頼もしさにまた笑顔になる)
        (が、思いもよらぬ人の名を耳にして目を丸くし)バルター皇子……第五皇子ですね 私はお姿をご存知ないのですが色々と凄い方だとは聞き及んでおります
        (特に魔力の才能の高さはよく耳にしている が末端貴族故、性格までは把握しきれていなかった)まあ、そのようなお方なのですね…
        (気位の高さと態度のデカさは比例すると聞くが彼もその類なのだろうか それもまた実力も伴い結果も出せればそれはそれで流されてしまいそうだと内心独りごちる)
        -- メリア 2024-06-03 (月) 22:28:47
      • いやーそれがさーあいつ変えられちゃった人を治す治療方法を実物でお出ししてきたの!でも成長の一環だから解析して作れーって!
        もーの凄い高度な術式で作られてるのがボクが見ても思うぐらいのをだよ!しかも材料が極一般的!!!
        (それは…恐ろしいとしか言いようがない能力の高さだ、混ぜ合わされた存在を戻す術式を作り上げる事もだが…)
        (それを当たり前の材料を元に作り上げるのは圧倒的な高みから何段階も下の領域に分かりやすく解釈してやっと出来る行為なのだから)
        (だから本当にちょっとしたテストでしかなかったのだろう、無論現場の人間からすれば血反吐を吐く過程はあったのだが)
        まーでもお陰で…まだ生きてる人達は救えたから良いけどね(はーあ、と息を吐く…問題は解決したのだ…と)
        (そうして此度の事件の戦いを自信に満ちて語る、それは…少女がこれから織りなす大冒険の一つだ) -- ミオソティス 2024-06-03 (月) 22:55:46
      • (ミオソティスの説明に更に目を丸くする 自分も魔術をかじっている身、それがどれほど途方もないことなのか仕組みを理解出来ずともその凄さは分かる)
        (噂だけでも彼の優秀さは耳に入ってくるほどだったが、実際の優秀さはそんな簡単な言葉で済ませられないものだった 住む世界が違うとはまさにこのこと)
        (いやそれを言うならミオソティスの存在も自分にとっては住む世界が違うのだが、因果は巡りこうしていま隣にいて普通に会話もしている バルター皇子とは無理でもミオソティスとは出来る)
        (巡り合わせでこうも違うものかと、ミオソティスの顔をしげしげ眺め、ため息をつく彼女に労いの声を掛けながらこの巡り合わせに感謝もしたくなった)
        ふふふ、過程はダメでも結果は良かったと 先程の話ではありませんが、大小様々な『良かった』があるのですね
        人それぞれの過程と結果があって、それをミオソティスさんの中で上手く昇華出来れば、それは大きな糧となるでしょう
        今回の件もまた、ミオソティスさんの思う答えに繋がると良いですね(いつぞやに聞いた彼女とディノクの話を思い出しながら、応援するように言葉をかけた)
        -- メリア 2024-06-03 (月) 23:17:03
  •   -- 2024-06-02 (日) 01:34:22
  •   -- 2024-06-02 (日) 01:34:19
  • (雨が降っていた。しとしとと朝から続く雨が、涙が降り注ぐように静かに、けれど絶え間なく、ずっと)
    (そんなある日。メリアが町外れを何用かで歩いていれば、ふと気づくだろう。…静かすぎる、と)
    (そこは普段から人気もなく、寂しい場所ではあった。だが今は本当に雨が降り落ちる僅かな音しかしない。生き物の鳴く声さえ)
    (その違和感に気づけば…ぶわ、と背後に突然、圧倒的な何かの気配が発生した。そう、発生したとしか表現出来ない程突然に)
    ……ふむ、やはりあの時の"食べ残し"であったか(そうして、声がする。低く、重く。そして背筋を震わせるような声色と共に)
    (振り向けば…男が居る。大柄なゆったりとした黒衣に、冠を付けた男。その眼差しは、心弱きものなら見ただけで膝を折るような圧を湛え) -- ヴォルド 2024-05-30 (木) 21:59:35
    • (所用だったとはいえ、こんな人気も無くしかも雨が降っている日に一人で来たのは失敗だったかと反省する)
      (用事に集中していたからか、その場所があまりにも静かすぎるという事に少し遅れてしまったのも失敗だっただろう)
      (おかしい、と思う間もなくそれは現れた やってきたのではない、現れたという形容が一番しっくり来る)
      (あまりの異様さに暫く動けなかった 石像のように硬直した背中に何かか届く 声と呼ぶにはあまりにも悍ましすぎるその響き、しかし理解出来る言葉なのが更に混乱を招いた)
      (食べ残し 男は確かにそう言った およそ人間相手にかけるような言葉ではない だが声の主は至極当たり前のようにに口にしていた)
      (恐ろしいがまだそれだけであった 存在を認識する勇気を振り絞れば、おそらくその姿を目にすることも可能だろう その勇気があれば)
      (勇気を――出す)
      (視線から先に背後に向ける 目がそれを捉え危険だと判断すればすぐにでも真っ直ぐ走って逃げ出す算段で)
      (首をゆっくりと回す)
      (まず視界の端に入ったのは黒だった 黒い男 黒い衣を身に纏い冠を頭上に掲げる男が一人いた)
      (視線が男の顔付近へ、その目線と絡もうとすると体中から危険が発せられる)
      (視線を合わせるのはまずい だがそれと同時に見なければならないという決意も湧いてくる)
      (男の視線と、合わさる)
      (瞬間 喉を押さえつけられたと感じ、呼吸が出来ないとパニックに陥りそうになるも、無理やり肺から呼吸を押し出してその圧に耐える)
      -- メリア 2024-05-30 (木) 22:28:19
      • (並の人間ならば、振り返ることさえ敵わぬだろう。よしんば体中を鉛に変えるかのような重圧を与える眼差しに目を合わせるなど)
        (瞳を合わせれば…それは青く暗い瞳。深海の底の光届かぬ奥深い、深淵を覗くが如くの色。気を強く保たねばその奥へ落ちてしまいそうな)
        (メリアには、その色に覚えがあるかもしれない。だが…記憶の中には無いだろう重圧、それが少女の認識を乱すだろう)
        (しかし、その息が止まるほどの圧に耐える少女に、男は可笑しそうに笑みを浮かべる。見るものを不安にさせるような狂笑を)
        …ほう、悪くない器だ。くくっ、重畳重畳。主菜が皿から溢れるでは不格好この上無いからな。
        (そう呟き、男は少女を値踏みするように眺め回す。その視線は、明らかに人に向けるようなものではない)
        (男の言うように、まるで皿か何かを眺めるような、そんな人を人と思わぬような視線だ。しかもその意思を全く憚ることもない)
        だが……まだ熟すには少々早いか。青い果実も悪くはないが…良い。これもまた一興よ(くつくつ、くつくつと男は嗤う)
        (少女の姿という表層的な物ではなく…その奥、内側の何かを、その昏き闇を宿す瞳で舐め回すように) -- ヴォルド 2024-05-30 (木) 22:57:40
      • (その男の瞳をみた時、何か心の中で引っかかるのを感じた)
        (初めてみたような気がしない、だが思い出そうとするも心の最奥に沈み込んだように、その記憶は上手く引っ張り出せなかった)
        (思い出せないのか、思い出したくないのか、どちらにしろあの瞳からは計り知れないものだけは感じ取れる)
        (不躾にこちらを見てくる視線には、およそ下卑たものは感じない それどころか何も感じ取れない およそ人に対して思考するそのどれにも該当しないせいだろう)
        (正直逃げ出したかった しかし今この場でそれは不正解だと直感する 逃亡や命乞いのような無様な真似は相手を不快にさせるだけで逆効果だろう)
        (立ち向かう 多分これが一番だ 今この瞬間頭を粉砕されてもおかしくない、圧倒的な力の差を見せつけられようとも)
        う……つわ?(カラカラの喉で絞り出すように言葉を出す 男が何を言っているのか当然ながら理解は出来ない しかし聞き逃してはいけないと感じ取れる)
        (熟す? 男は私の何かを待っている? 時が経過すれば何かが起こるというの? 混乱する頭で必死に男の言葉を理解しようと思考を駆け巡らせ)
        (唐突に、予知が見えた)

        (そこは先程の男のような黒が主張する世界だった 周り中が黒に染まっている 純粋な黒ではなく禍々しい恐怖に満ちた黒)
        (黒い森が視界いっぱいに広がっていた)
        (当然黒の森には見覚えがある 幼い頃に直に見ていた記憶がはっきりと蘇ってくる)
        (だがそれと同時に違和感を覚えた)
        ――違う 私の知ってる森じゃない――
        (そう判断したと同時に、予知夢は終わった)

        (最初に感じたのは立ったまま目覚めたような不自然さ 次に意識を取り戻したと同時に自分はまだ生きている事と急いで周囲を確認した)
        (こんな恐ろしい相手を目の前に、私は一瞬でも意識を失っていた?)
        (予知が唐突なのは今に始まったことではないが、それでもあまりにもあまりな状況に改めて背筋が凍りつく)
        (まだ命のあった安堵感でいっぱいになり、先程見た予知夢の内容にまで意識を向けられなかった)
        -- メリア 2024-05-30 (木) 23:30:14
      • (少女がほんの僅か、一瞬にも満たない間の時間、ここではないどこかを見ていたその間)
        (男は何もしていなかった。男は、ただただ少女を見ていただけ。その奥底で煌めく…己が食うべき躍動を)
        くく…はぁっはっは!!はぁーーはっはぁ!!良い、良いぞ器!我が積年の渇望をこうも育てていたか!
        (男は嗤う。高らかに。男は嗤う。楽しそうに。男は嗤う。忌々しげに。何を思ったのか、身を反らせながら)
        (喝采を、唯独りの喝采を。雨粒ひとつ濡れること無く、しかし雨の中で男は熱を持って嗤い続ける)
        (その声さえもが人を蝕むような響きをもつそれが…唐突に、ぴたり、と止まる。いつの間にか男も棒立ちに戻り)
        ……やはり、今はまだ食らうべき時ではないな(じ、と少女を見るその言葉にはまた深い重みが戻っていた)
        人間紛いも、時には使いようか。ならば今は、熟成の時を待つとしよう(一転してまた冷たく震えを齎すような声で、そう言い)
        (一方的に言葉を紡ぎ、男はまた口角を上げる。何を思っているのか、何を考えているのか到底読めない狂った笑みを浮かべ)
        …精々割れぬことだ、器よ(その言葉と共に、男の姿がぐしゃり、と泥のように形を失い、地面に染み込んで消えていった) -- ヴォルド 2024-05-30 (木) 23:58:03
      • (場違いな安堵感に浸っていた瞬間、男の弾けるような笑い声が周囲に響き渡っていった)
        (これほどの異常な笑い声を放てば、流石に誰かが気づくのではないか しかし笑い続ける声に誰かが駆けつける様子は一向に訪れはしなかった)
        (熟す、育てる、やはり男は自分の何かが経過するの待っている だがそれが何か知る術は無い 身も縮むような凄まじい笑い声を聞き続けながら、今はひたすら耐えるしか無い)
        (そんな苦行の時間は唐突に終わりを迎える こちらを見つめる視線が捉えているのは決して自分ではない、自分ではない自分の中の何か)
        (愉快そうに値踏みしていた男は、最後の最後までこちらを人と認めず、悪夢が形を崩したように去っていった)
        (何もいなくなってからも、暫くその場から動けなかった 顔や身体を雨が打ち続けているのに気づいたのは、それから大分後のことだった)
        -- メリア 2024-05-31 (金) 00:17:20
  •   -- 2024-05-26 (日) 21:06:59
  •   -- 2024-05-26 (日) 21:06:55
  • ん?(偶々肉屋に訪れた際、学園で見たかもしれないメガネが牛脂だけ買っているのと鉢合わせる)
    メリアか、ネルとはちょくちょく話してるがお前とは授業以外で話した事なかったなそういや…
    お前も飯買いに来たのか? -- ルミナ 2024-05-21 (火) 23:59:46
    • まあルミナ先生御機嫌よう(言ってカーテシーを一つ)生物部ではネルがお世話になっております
      はいここのお肉美味しいのでたまに 先生もお肉を……牛脂? ステーキでも焼かれるのですか(牛脂だけという珍しい光景に首を傾げる)
      -- メリア 2024-05-22 (水) 00:12:54
      • …今月ヤバいから、これと食える草煮込んでスープ作って食っててな…
        (割とハチャメチャな事やって減給されたり生徒に奢ったら爆食されて財布が死んだりしてる教師)
        ミオソティスとかアシェとかネルとかetcetc、余裕あるしちょっと奢ったるか!ってやったら財布がな… -- ルミナ 2024-05-22 (水) 00:23:05
      • 先生……流石にそんなお食事では身体が持ちませんわ(自分も以前は今よりもっと質素な料理を食べていたがそれどころではない)
        先生は面倒見の良いお方だと存じておりますが、それはあくまで自分も大事にしてのこと……ってまあ! ネルはそこまでお世話になっていたのですか!?
        (主人としてあるまじき失態に青ざめたり真っ赤になったり)なんということ 今までその御恩をお返ししていないとはウォーノック家として恥ずべきことです!
        今日はぜひ先生に奢らせて下さいませ! これはネルの主人として当然のこと むしろ倍にしてお返しすべき事ですわ!
        -- メリア 2024-05-22 (水) 00:30:01
      • いやこれに関してはあいつ等の食欲を見誤ったあたしのせいというか…ああ平気平気
        飲まず食わずで三日間位過ごした事もあるし(暗殺者時代の話)
        いやそこまで気にせんでいいって!ってかお前等も聞いた話だとそこまで余裕ないだろ!?
        人の事より自分らの心配してりゃいいんだよ、あたしその気になれば虫でも魔物でも食えるし…(ふと気になり
        そういや、メリアは料理するっぽいがネルも料理できんのか?アイツ家事全般できるっぽいけど自炊の話になると口数少なるっつうか -- ルミナ 2024-05-22 (水) 00:38:28
      • 確かに前より少しは余裕が出てきたくらいですが、それではこちらの面目も潰れてしまうというものです
        いずれ何かしらお返しさせて下さいませ絶対に(貴族の矜持かきっぱりと言い切り)
        虫はともかく魔物……? 魔物を口にして大丈夫なのですか(忌避意識のせいか虫よりも拒否感が激しそうだ)
        ああネルは食事だけはダメなのです その他の家事は一通りできるのですが ですので食事に関しては私が一任しておりますわ
        -- メリア 2024-05-22 (水) 00:45:46
      • あたしは拒否感出ない方みたいでな、それと空腹が合わされば割と食える(嘘を言わずに嘘をつく高等テクニック!
        お、おう…それじゃあその内なんか御馳走してもらうわ…ってかそうか、あいつ料理苦手だったのか…
        何つーか意外だな、マジで何でもできるスーパーメイド、ってイメージ持ってたから
        ああでも何かうっかり焼き過ぎて焦がすとか何かそう言われるとイメージ湧くわ… -- ルミナ 2024-05-22 (水) 00:57:55
      • 私も空腹だった時はありますがそれでも魔物を食べようとは想像もつきませんでしたわ 改めて先生の凄さを実感致しました(純粋に信じている様子)
        はいそれはもう なんなら日持ちする保存食の方が宜しいでしょうか 安いお肉でも調理次第で食べられるようになりますからいつもまとめ買いをして小分け保存しておりますの(主婦のライフハック)
        なんというかネルは料理をすると力が入りすぎて食材もナイフもダメにしたり、レシピにない調味料を入れようとしたりレシピ以上に焼いたり茹でたり、レシピにない食材を入れようとしたり
        何故か料理だけは変に気合を入れて台無しにしてしまうので本当に不思議ですわ(困ったように首を傾げ)ちなみに先生はどのくらいお料理をされますの?
        -- メリア 2024-05-22 (水) 01:06:41
      • まあ、わざわざ好んで食うほど美味いもんでもないからな…(若干ばつが悪くて目を逸らす
        その言い方からするにマジで料理上手なんだなメリア…こういっちゃアレだが、料理はできても
        安く美味しく、ってイメージ持ってなかったから意外だわ(感心した様子で
        あ〜…そういう感じか、真面目で何事にも全力なのが悪い方向にいってるなあ…
        あたしか?あたしは正直全然だぞ、作れてもサンドイッチとか簡単なもんばかりだし
        ぶっちゃけ男飯みたいな雑なモンしか作れねえな(とりあえず食えればいいな人 -- ルミナ 2024-05-22 (水) 01:14:10
      • 私も最初は苦労しましたがお店の方が教えて下さってそれを参考にしたり、それで私が商品を買えばお互い良い関係を築けるというものですわ
        そうやって何とかやりくりしていましたが、ネルがそんな調子ですので必然的に私という事になりましたの 料理は好きなので問題はないのですが
        サンドイッチなら簡単なので私もよく作りますわ そもそも作るというだけで十分だと思いますの 凝ったものは余裕のある時だけですわね
        後はそうですね……安いお肉はそのままだと硬いですが玉ねぎのすりおろしで漬け置きすれば柔らかくなりますし、塩を振るだけでも臭みがぬけたりとひと手間加えるだけで違いますわね
        (そう言って細切れ肉を買い、さっき買っておいた玉ねぎを一個ルミナに差し出し)ぜひ試食してみて下さい そして出来れば評価もお聞かせ下さいませ
        (哀れみでもなく邪気もなく、純粋にお勧めを試してほしい一心だ)
        -- メリア 2024-05-22 (水) 01:34:41
      • 成程な〜、確かにメリア見てると助けてやりたくなる感じするのわかるわ…人徳って奴かね
        な、何か思ったよりすごい褒めて貰えて照れるな…
        お、おう…んじゃまあ肉買って試してみるか…ありがとなメリア〜
        (そう言って肉を買い去っていく、その後言われた通り試してみたら全然嚙んだ感触が違って大層驚いたとか) -- ルミナ 2024-05-22 (水) 01:42:18
  • (二人が日々を過ごす安アパート。学校からお互いが戻り、夕食までしばらくの間、というそんなひととき)
    (リビングのテーブルでメイドがこほん、とわざとらしい咳払いをして…微笑んで一本の瑞々しい薔薇を差し出した)
    さて、メリア様。愛の祝日でございます。毎度の事ではありますが…今年もありがとうございました。
    (ある意味では毎年恒例のこと。しかし今年はいつもとは少し違う。メイドは鎧をつけておらず、その指の幾箇所にも包帯をぐるぐると巻いている) -- ネル 2024-05-21 (火) 21:16:36
    • (いつもの夕食後の穏やかなひと時、時にはそのまま会話がはずみ、時には各々部屋で寛いでる時間)
      (そんな時間に改めてかしこまったネルから差し出されるのは麗しい薔薇の一輪)
      ええ今年もこの贈り物が出来て嬉しいわ(差し出された薔薇に応えるように、こちらも差し出すのは二輪の薔薇)
      はい、それじゃあ交換ね(そう言って一輪の薔薇を手に取ろうとして、差し出されたネルの手に気づく)あら? ネルどうしたのその怪我
      もしかして激しい戦闘があったの!? どうして言ってくれないの早く傷を治さなきゃ(そう言って慌ててその手に自分の手を重ねようと手を伸ばす)
      -- メリア 2024-05-21 (火) 21:22:59
      • (二輪の花を受け取る。これもまた恒例ではあるが…少し不思議だ。そういえば何故一本ではなく二輪なのかは知らない)
        (そんな思考は、彼女の言葉で途切れた。手を取られれば苦笑を浮かべて)…その、これは…ちょっと言いづらかったと言いますか…。
        治して頂けるのならば、お願いしたく思いますが…(空いている片方の手で、スカートのポケットから可愛らしくラッピングされた小さな包みを取り出して)
        今年は…こちらが本命なのですよね(とん、と包みを置く。指の怪我は、分厚い包帯を取れば主にやけど痕であったり切り傷だったりするだろう) -- ネル 2024-05-21 (火) 21:37:18
      • 本命……? お花以外にも何か意味のある贈り物があったかしら
        (こちらも疑問に思いながら、腕の包帯を慎重に取り除く 包帯の下にあったそれは戦闘の傷とは明らかに違うような感じで)
        (しかし傷は傷 痛々しいそれらを痛みと共に全て消し去るよう手を添えて、天に祈りを捧げるように目を閉じた)
        (祈りが届いたのか傷はすぐに治っていく 後にはなんの痕跡も無かったように同い年とは思えない無骨な手がそこにあるのみ)
        ふぅ……じゃあこれ開けても良い?(添えた手を離した後、件の包みを指さして了解を取る だが何となくだが中身の検討はついていた)
        -- メリア 2024-05-21 (火) 21:45:24
      • (腕鎧も付けづらい程の包帯を巻いていた傷だ。普通なら簡単に治るようなものではないが…手はすっかりと治っていき)
        お見事でございます(わきわきと指を握る。もう全快だ。そして改めて、包みを開く彼女に、こくり、と頷く)
        (どきどきと緊張しているのか、口を結んで、じ、と開ける様を見つめている。そうして開ければ出てくるものは…)
        ………みすぼらしい物ではありますが。日頃の感謝にと私が焼きました。お召し上がりください。毒見は、できています。
        (それは、狐色をしたクッキーだ。ところどころ形が変であったり、少し焼きすぎな色をしているが、まともなクッキー)
        (彼女ならば分かるだろう。それが如何に驚異的な事であるのか。通り過ぎる記憶に登るであろう、触れた瞬間にチリとなって崩れ去るクッキー)
        (魔物が一口食べて即昏倒したクッキー。大の大人の剣戟を受け止める超硬クッキー、などなど。つまりは…この傷は、凄まじい数の試行錯誤の結果だ) -- ネル 2024-05-21 (火) 21:58:38
      • (大切な宝物を取り扱うように包みを開けて見てみれば、そこには大小様々なクッキー)
        (やけどの痕や切り傷で、彼女が料理をしたのだと何となく察していたがクッキーだったのは予想していなかった)
        (しかしそれとは別の驚きに目を見張る 料理が不得手なネルがここまでちゃんとしたモノを作り上げた事、それ自体が一番の驚きであった)
        あぁ……(思わずため息がこぼれる これを作り上げるまでどれほどの苦労を重ねたことだろうか 不得手だからとそのままにせずこれまで努力を重ねに重ねてきたのだろう)
        ……でも、まだ足りないわね(口元に笑みを浮かべながらメリアは立ち上がり)お菓子にはお茶が必要でしょう? 今日はぜひ私に淹れさせて
        -- メリア 2024-05-21 (火) 22:10:27
      • (温めすぎたオーブンは予想以上に熱く、包丁で刻んで溶かすバターの力加減は難しかった。そんな積もるような失敗を乗り越えたクッキーを恥ずかしそうに示し)
        ……今年は、私達が初めて帝都に来た年ですから。少しは特別なものにしたく(ああ、彼女が微笑んでくれている。良かった、ともうそれだけで報われたような気分になりつつも)
        え、いやそんなお嬢様に茶を淹れさせるなど…(と腰を浮かせかけたが彼女がぱたぱたとキッチンに向かうのを見れば、こちらも笑みを洩らして…大人しく椅子に座る)
        一応言っておきますが、味には期待しないでくださいましね。普通には食べられるものにはなりましたが(そのクッキーは、バター、砂糖、卵で作ったシンプルなものだ。多少の味のばらつきはあるものの) -- ネル 2024-05-21 (火) 22:18:26
      • それなら私のお茶の味なんてネルにはまだまだ及ばないわよ(軽口を叩きながらもお湯の温度に注意しながらいつもよりずっと丁寧に淹れる 今日のお茶は大切なお茶となる)
        (クッキーは見た目からいってとてもシンプルなものだろう だからその味を楽しめるようコクや渋みなどが控えめなバランスの良い茶葉を選んだ)
        (2人分のカップもトレーに添えて再びテーブルに移動しそれぞれの席の前にカップを置きお茶を淹れ、改めて席につく)じゃあ 頂きます
        (手に取るはちょっといびつな四角いクッキー 角の方をちょっと齧るとホロリと崩れて舌に落ちる それをじっくり味わってもう一度クッキーを齧り……)
        美味しい なんだかヴェルハイムにいた頃を思い出すわ(シンプルな優しい味は、子どもの頃の純真さやなんでもなかったあの頃の日々を思い出させる)
        (ネルはずっとあの頃のまま、あの時の思いのままでいてくれている そんな気持ちを感じて熱くなる胸にそっと手を添えた)
        -- メリア 2024-05-21 (火) 22:36:13
      • (お茶を口にする。自分が淹れるのとは違う味のお茶。主の心遣いがそのまま現れているようなそれは、とても美味しく)
        (彼女がクッキーを手に取り、かじるのを、じぃ、と見る。緊張は高まり、ほんの少し耳が赤くなってさえいる)
        おいしいですか…それは…本当に良かったです(ほっ、と胸を撫で下ろした。口に合わぬでは従者失格だ、とさえ思っていたのだ)
        ふふ、お嬢様が最初に作っていただいたクッキーを思い出しますね。…失礼ながら、あの時のクッキーも同じような…不揃いのものでした。
        (さくり、と自分もクッキーを食べて微笑みを。お互いがまだ子供だった時のこと。もしかすればこの味は、その頃の味なのかも知れない)
        そういえば…(ふと思い出す)お嬢様が愛の祝日にくださる薔薇の花は、いつも二輪でございますね?(小首をかしげて聞く)
        少し気になってはいたのですが、なぜ二輪なのですか?(カップを置き、テーブルに置いておいた二輪の薔薇を手に取り眺め) -- ネル 2024-05-21 (火) 22:51:27
      • ああだから故郷を思い出したのね(くすりと笑ってもう一枚クッキーを口の中へ 確かに小さい頃に見様見真似で作っていたクッキーもこんな味だった)
        (自分はその頃もなんでも美味しく食べられて、更には自分が作ったという自信作だったからより一層美味しく感じ、色んなお菓子を作っては家族にも贈っていた)
        (あの頃は幸せ以外のものは何も知らなくて、本当に平和で平穏で、その思い出がこの素朴な味と共にセットになったのかもしれない)
        でもそれ抜きでも本当に美味しいわ やっと第一歩ね これからも頑張ってね(ニコニコとお茶と共にクッキーを味わっていれば、ふとしたネルの質問に改めて視線を向け)
        あら知らなかったの? 薔薇って色の花言葉とは別に本数でも色々な意味を持っているのよ(知っていたのかと思っていたが、そういえば本数の意味言葉は別の国の文化だっただろうか)
        (あれはどこの国の文化だったろうか 最近色々な本を読みすぎて知識が飽和し過ぎている気がする そろそろ落ち着いて整理していくのも良いかもしれない)
        (などと一人考え事をしてネルを置いてけぼりにしている状況にすぐ意識を戻し、ふといたずらっ子のような目つきでネルを見て)
        でもそういう言葉って直接口に出さずに胸の内にしまっておくのが良いと思うの(口元に指を一本 内緒のポーズで微笑んで)知りたければ図書館で調べてごらんなさいな
        -- メリア 2024-05-21 (火) 23:10:44
      • (彼女から贈られた初めてのクッキーの味は、今も朧げにだが覚えている。似た味を作れたのならば、それは、なんと光栄なことだろうか)
        ……正直、同じものをまた普通に作れる気はしないのですが。ええ、今までに比べれは(苦笑し、彼女の言葉を聞く。本数に意味が?と首を傾げて)
        申し訳有りません、寡聞ながら薔薇にそのような意味があるとは知りませんでした。…となると私は、今まで長い間、お嬢様の本数に込めた思いを無碍に…?
        (頭を抱えてぬぐぐ、と呻く。こちらを見る悪戯っ子のような、それこそ幼い頃の彼女を思わせる仕草はとても可愛らしいものではあったが)
        そ、そのご意見は確かに分かります。ええ、ええ、胸の内に秘める情もありましょう。で、ですが後生ですから教えては頂けませんか…。
        そんなお嬢様の思いも知れず、一人本を手繰って知るのでは、お嬢様の従者としてこの身が情けなく…(クッキーの味がしなくなってきた。お茶が冷たく感じる。そんなことないが)
        まかり間違って「お前はもっとしっかりしろ」などという意味でしたら遠慮なくお伝えくださいませ。そ、そのくらいの覚悟はこのネル・ファーレント、出来た身でございます…!
        (結構必死な声が出ている。ちょっと汗もかきはじめた。たぶん冷や汗だろう。少し恨みがましい目でメリアを見て) -- ネル 2024-05-21 (火) 23:49:46
      • やっぱりあまりこちらに浸透していないものなのかしら でも贈り物を受け取っている時点で無碍にはしていないのだからいいじゃない
        (焦るネルを見ながらあっけらかんと笑ってクッキーを齧りながら流す その姿はどこか楽しげで)
        (しかし思っていた以上に焦るネルを眺め、次第には汗も掻き出した彼女を見て)そんな大げさねえ 悪い意味では決してないから安心しなさい
        (それでもと懇願するその必死の様をお茶一口くちにしながら暫く考え)……やっぱり内緒(もう一度口に指を添えて子どものように無邪気に微笑んだ)
        (意地悪で言っている訳では無いし、本当に悪い意味ではない この意味が知られてもそれはそれで問題はない)
        (ただ彼女とこれまで築き上げた年月を思えば、その言葉の意味は様々な思いを添えることになる)

        (薔薇を二本贈る意味は『この世界は貴方と私の二人だけ』)

        (この言葉の意味を知ったネルは、果たしてどんな顔をするのだろうか)
        (今の私には想像も予知も出来ない)
        -- メリア 2024-05-22 (水) 00:06:59
  •   -- 2024-05-21 (火) 21:04:23
  •   -- 2024-05-21 (火) 21:04:20
  • (上機嫌に学園で鉢植えを持ち、軽い足取りで歩いている──あまつさえ鼻歌まで) -- フィーネ 2024-05-20 (月) 21:26:08
    • (陽気な鼻歌が耳に届き振り返り)御機嫌ようフィーネさん
      あらその鉢植え……何かお花を育てるご予定ですの?
      -- メリア 2024-05-20 (月) 21:52:03
      • ごきげんよう、メリア!(いえーいと笑顔で振り返って)
        え? あ? うん? もちろん……その…食鳥植物ミツオシエイーターを…(なんて?)
        最近、ミツオシエが軽々しく蜜蜂の巣を暴いて困っているからね。制裁のために。 -- フィーネ 2024-05-20 (月) 21:56:47
      • ミツ…え? 申し訳ございませんもう一度お聞きになっても?(聞き覚えがなさすぎて困惑)
        蜜蜂を狙う鳥ですの? フィーネさん養蜂もされてたんですか
        -- メリア 2024-05-20 (月) 22:12:23
      • (あっ相手が純真すぎてこのままウソ吹き込んで騙すの無理)
        (まして信じて人に言って信じられたらボクは磔刑だろう)あ、ごめんウソですぅ……薔薇育てる鉢植えですぅ… -- フィーネ 2024-05-20 (月) 22:13:39
      • あら薔薇ですか! 素敵ですわねぇ(薔薇に気を取られてウソをつかれたの事はすぐ流された)
        ここだと薔薇が綺麗に咲きますから良いですわね どんな薔薇でしょうオールドローズ? それともモダンローズかしら
        -- メリア 2024-05-20 (月) 22:17:28
      • (善性に心を灼かれる。一回休み)あー……そのー……愛の祝日の時に、喜ばれる…
        ロイヤルタッチっていう魔法の薔薇で……想いを込めて育てれば一週間で薔薇が育つ、らしいんだ。 -- フィーネ 2024-05-20 (月) 22:20:17
      • ああ! もうすぐですものね なるほどそれを育てる為に(納得して頷き)
        まあそんな魔法のお花があったなんて知りませんでしたわ 一週間なら今から間に合いますわね
        それにしてもそんなに想いを込めた贈り物だなんて、きっと素晴らしい薔薇が育つことでしょうね どんな薔薇なのか私も一度見てみたいですわ
        -- メリア 2024-05-20 (月) 22:37:22
      • そういうことだったんです。(ウソついてごめーんと告げて項垂れて)
        でも……もし薔薇が咲かなかったら…ボクの想いなんて、そんなものってことになるのかも。
        そう考えると、ちゃんと真面目に普通の薔薇を育てておけばよかったよ。ちょっと怖い。 -- フィーネ 2024-05-20 (月) 22:39:51
      • (先程の陽気さから一変して項垂れるフィーネに一歩近づき)
        フィーネさんはどうしてその薔薇をお選びになったのですか? 何か特別な思い入れがあるのでしょうか
        -- メリア 2024-05-20 (月) 22:42:31
      • ……手に入れた時は、ボクの気持ちを伝えるのにピッタリだって浮かれてたのに。
        いざとなると怖い。恋愛感情っていうのは、秋に咲く花より色が変わりやすいんだな。 -- フィーネ 2024-05-20 (月) 22:44:36
      • ……愛にも様々な愛がございますでしょう? 敬愛、親愛、情愛 人の感情は本当に多種多様です
        今のフィーネさんの想いは、様々な感情が湧き上がって積み重なっている様に見えます 一番最初の気持ちや、一番強く思った想いなどは変わらずそのままだと思いますよ
        (未だ項垂れるフィーネの肩にそっと手を添えて)ですのでそのお方に対して今までどんな気持ちを抱いたか、また一から思い出して見ては如何でしょうか?
        -- メリア 2024-05-20 (月) 22:56:09
      • メリア……(肩に彼女の手が、不安に彼女の言葉が添えられる)
        ……ボクは……(まっすぐ立つと、自分の顔をパン、と叩いて)気合、入れる。
        ごめんね、急にこんな話して。ありがとう、今度店に来てくれたら飲み物サービスするから。
        (迷いなく鉢植えを抱えると、一礼してそのまま歩いていった) -- フィーネ 2024-05-20 (月) 23:02:31
      • (気合の入れ方に一瞬びっくりしつつも笑顔で返し)フィーネさんのお力に少しでもなれたのならそれで十分ですわ
        先ほども言いましたが、フィーネさんが育てたのならきっと素晴らしい薔薇になるでしょう 私も応援しますわね
        はいありがとうございます フィーネさんも頑張って下さい(礼に礼を返して去りゆく背中を見送った)
        -- メリア 2024-05-20 (月) 23:12:32
  • カーツは冬の間いくつかの本を読んだ。メリアの言った通りだ、とても読みやすく、色とりどりで面白い。
    メリアは最近どの様な本を読んだだろうか? -- カーツ 2024-05-20 (月) 20:44:40
    • 読んで下さったのですね 気に入ってもらえて嬉しいですわ
      私が最近読んだ本は……(少し少し考え込み)そうですね レシピ本とか魔術の応用本とか、ああそれと歴史本などですわね
      地域別の日常的な風習から、国をあげての祭り事の話など、色々簡単にまとめられていてとても面白かったと記憶しております
      -- メリア 2024-05-20 (月) 21:07:35
      • 本と一口で言っても様々な物がある。なんとなくメリアは物語を嗜むと思っていたが、こだわりはないのだな。(色々あるんだなぁと興味深げな気持ちがマナ信号として出てる)
        祭りか。クン族も大きな獲物をしとめた時など皆で祝いを行う。メリアの故郷ではどのような祭りが催されるのだろう? -- カーツ 2024-05-20 (月) 21:20:26
      • 物語も大好きですわ! でもそればっかりだとやはり飽きてしまいまして……(苦笑しながら頬に指を添えて)
        それで全く違う種類のを選んでいたら、あれもこれもとどんどん種類が増えていきましてね お部屋に本が溢れてきて時々ネルに注意されるくらいでして
        ですがカーツさんも興味がありましたら、どんどん読んでいくのをお勧めしますわ 知識が増えるのは楽しいことですもの(興味ありと見てグイグイお勧めしていく)
        クン族のお祭りは楽しそうな感じがしますわね 私の故郷ならヴェルハイムに古くから伝わる善神にまつわるお祭りが一番有名でしょうか
        神様に一年を無事過ごせたことに感謝を捧げ、皆でごちそうを食べながらお祝いをするお祭りですわ クン族のお祭りもこのようなものがございますの?
        -- メリア 2024-05-20 (月) 21:33:57
      • メリアは見識が広そうだ。(ネルに注意されると聞けば揺れ動く感じのマナ信号が出てる、表情はないが笑ってるようだ)
        自分で書いてみたいとか考えた事はあるだろうか?(問いつつお勧めされたのをメモしていったり)
        (皆で跳ねたりするぞと頷きつつ)年に一度、神を称える祭りか、ゼイムでは珍しいな。人の世の催しは新年や収穫を祝う物が多いな。クン族は年の巡りにはさほど関心を寄せない、南の島に住むせいか季節の変化に疎く、農業なども行わないからかもしれぬ。
        子供の名前が決まった。大人になった。そのほか特別な事があった…そう言った時が主だろうか -- カーツ 2024-05-20 (月) 21:52:01
      • 自分で?(空想することはあっても自作しようとは考えつくことが無く、ちょっと驚いて)
        自分が作った文章を読まれるのは、ちょっと恥ずかしいですわね(照れ隠しのように口元を指を添える)
        都市部から離れている為か、古くからの習わしなどはまだまだ残っておりますの 田舎にはよくあることですわ(卑下ではなく純粋にそれを誇らしく語り)
        そのお祭りもかなり古くからあるようで、今では皆ごちそうを頂くのがメインのようになっていますけれど……でも楽しいひと時を味わえばまた次の日から頑張れますから
        (クン族のしきたりなどを興味深げに聞きながら)子どもの名前も成人の儀式も大切なことですものね お祝いしたくなる気持ちは分かりますわ
        そうだ農業と言えばどんな作物を作るか、もうお決めになりましたか?
        -- メリア 2024-05-20 (月) 22:05:15
      • (うむと頷いて)読んでいる内に自分で作る事を考える、その様な事もあるのではと思った。豊富な知識を持つ者が書けば面白いものになる、カーツは単純にそう考える。
        信仰が失われつつあるようだ。(憂いのマナ信号が出るも)しかし人がたくましく生きられるのであればそれで良いのかもしれない
        (農業と聞けば)グト島にどの作物が合うのか、カーツには知識がない。だが小麦が育てばカーツは嬉しい。カーツはグト島でもパンを食べたい。 -- カーツ 2024-05-20 (月) 22:18:15
      • (そういえば知識を蓄えるだけで外にだすことはあまりしなかった 昔はそのような余裕はなく、今は役立つ知識を仕入れるのが先行しているだけ)
        ……ちょっと余裕が出来たら、何か作ることも考えても良いかもしれませんわね ありがとうございます(興味の対象が増えたことに純粋にお礼を言う)
        その神様も古い神様ですから、文献なども今は殆ど残っておらず、私の一族が祭礼の儀式を司る役割でしたが今は出来ない状態ですから……
        ですが、私もこのまま無くなってしまうのは悲しいですし、それこそ何か残せればよいのですけど(自分の現状ではそれも難しい)
        パンですか パンならば色々な穀物で出来るものもありますのよ 小麦はもちろんですが南国ならばトウモロコシなども宜しいのではないでしょうか
        -- メリア 2024-05-20 (月) 22:31:02
      • (ちょっと戸惑うマナ信号)メリアは大げさだ。だが何かの参考になったのならよかった。
        ではメリアの血統はある種の神官だったのか。レヴァクシュルとは違う神だが、それでも信仰が失われるというのは悲しい事だ。
        だが何かを残したいという想いがあればいつか叶うのではとカーツは願わずにはいられない。(頑張って欲しいなとうんうん)
        (興味を引かれた様に)そう言えばパンの詳しい作り方を知らない。要領を掴めば様々な植物で出来るのだろうか…とても興味深い。メリアは知っているだろうか? -- カーツ 2024-05-20 (月) 22:43:26
      • 神官というかその土地の代表、のようなものでしょうか ですがそうですね最初の神に仕える者もそんな立場の人だったのかも
        ですが名はまだ残っています『彼耀のパルティニア』という名が消えない限りは、その神を敬う心がある限りは、まだまだ大丈夫ですよ(応援されまた笑顔が戻る)
        そうですね 基本は穀類の粉と水と塩と、あとドライイーストというものも入れますね これがないと生地が膨らまないんです
        ドライイーストは……商品で購入された方が良いのかしら? 自作はどうしよう(うーんと独り言のようにぶつぶつと考え込む)
        -- メリア 2024-05-20 (月) 23:05:29
      • パルティニアか。カーツは部外者だが、それでも信仰は失われて欲しくないと思う、良い文献などがあれば話は簡単なのだがな
        (聞きながらメモをする)どうやらとても大事な要素があるようだ。一度自分で作ってみるのがいいかもしれない。
        だいたいわかった。カーツは挑戦してみる。(それではまたと考え込んでるメリアに声を掛け、去っていった) -- カーツ 2024-05-20 (月) 23:20:59
      • 文献なども故郷を探せば出てくるかもしれませんが、それも今は難しいですわね
        でもカーツさんが名前を覚えて下さるのなら嬉しいですわ 私もカーツさんの信仰する神の名を覚えておきましょう(カーツに習って自分もメモを取る)
        ドライイーストはイースト菌という酵母を乾燥させたものと聞きます まずはその酵母からでしょうね
        自作できれば安定して故郷でもパンが食べられるでしょうから頑張って下さいませ(去っていく姿に手を振って見送った)
        -- メリア 2024-05-20 (月) 23:31:34
  •   -- 2024-05-15 (水) 20:43:33
  •   -- 2024-05-15 (水) 20:43:31
  • やあメリアくん、ここにいたのか(こつん、と杖の音がして、声がかかった)こないだのこと、ネルくんから聞いているかな すまなかったね、私はあの子を護れなかった
    大事に至らなかった……と言っていいのかわからないけど、結果論だ 君たちの安全に責任を負う立場にあった者として、申し訳なく思っている(伏し目がちに首を垂れる) -- ベレグリエル 2024-05-11 (土) 23:12:44
    • (音と声に視線を向ければ少し落ち込み気味のベレグリエルの姿 何が起こったのかはネルから粗方説明されているので彼女の話はすぐに察することが出来た)
      先生……私はまず皆が帰ってきてくれた事を嬉しく思います それでなくとも先生には常日頃よりお世話になっているのですから
      (家の結界の事や日々の勉学 改めてお礼を込めて一礼する)少なくともネルは無事です 私には、そう見えます
      -- メリア 2024-05-11 (土) 23:59:38
      • 危険を冒すと書いて冒険という 冒険を望み、未知なるモノに挑む心を引き留められる者はどこにもいない それ自体は好きにすればいいと思ってる
        私にできることは、その場に居合わせて最悪の事態だけは回避することだ 今度のことで、ネルくんの身に何かあったら…君に顔向けができなくなるところだった
        ねえメリアくん、私が以前ヴェルハイムを訪ねたことは聞いているかな 君から数えて三代前のご当主に招かれ、彼耀のパルティニアを讃える祝祭の客となった -- ベレグリエル 2024-05-12 (日) 00:14:44
      • 冒険自体は楽しんでいるようですの そしてそれ含め……ネルには強さを求める傾向があります(その原因を考え、自分も少し視線が俯く)
        ネルは自らの意思で戦いに赴きます これまでも何度もありましたが、私はそれを全て見送りました ネルを……信じているからです
        (幼い頃に一方的な虐殺を見た為だろう、戦うという事がどういう事か彼女は既に知っている しかしそれでもネルの無事を信じて待ち続けた)
        (色々と思考を巡らせていると、不意にベレグリエルの言葉に少し目を見開く)……はい、エルフの方が参加されるのはそれだけでとても目出度き事 記録にもあったと聞いております
        -- メリア 2024-05-12 (日) 00:37:01
      • ネルくんは君のために強くなりたがってる 実戦経験を積もうとするのは、その近道だと考えているのかもしれない 君たちの身に起きたことを考えれば、無理からぬことだ
        過去を取り戻したくて無謀な真似をしているのではなく、君と二人で生きていくために頑張ってる メリアくんもそのことを理解している
        君たちはお互いを信じあっていて、本当の姉妹よりも固い絆で結ばれている だからこそ、メリアくんにもあの子をどう思ってるのか聞いておきたかったんだ
        ご当主は飾らないお人柄で、とても温かく迎えて下さった 質実剛健の気風というのか、奢侈を好まれないようだったけど…気持ちのいい人たちだった
        あの時の、本当の仕事のことは書かれていたかい? 防衛線の引き直しだ 問題を抱えた設備を建て替えて、魔物たちの生態の変化に対処した -- ベレグリエル 2024-05-12 (日) 01:32:46
      • ……それは、そう――なのですが(ネルが戦う事は私のため 彼女が決めたことそして……私が望んだ事)
        ネルは私にとって共に生きる家族であり、同志であり……私にとって唯一の存在です(目の前の視線にまっすぐ返す 彼女だからこそ共に生きようと思った 共に生きて行こうと願ったのだ)
        私の故郷はあのような場所ですから、派手にすると浮いてしまいますわ なるべく森の中と調和するような作りになっていると聞きました 訪れるエルフの方たちにも親しまれるようにと
        ご存知のように私は幼い頃より親と死別しましたので、一族の歴史を完璧には教わってはおりませんの 代わりによく家に来てくれた庭師のエルフから学びました
        その庭師は流れのエルフで色々な土地を巡り旅をしていた方で、私の故郷には主に植物の世話をしに定期的に来て下さいましたの
        私が直接見たエルフの方はその庭師しかおらず、先生にまつわるお話は別の意味で興味が湧きましたわ
        (伝え聞いた話では、流麗なるその姿は我が言葉では語り難き、力強き知性溢るる瞳は静かな泉のような色をしていた 言葉の一つ声の一つがこの世界の歴史そのもののように感じ、この感動は生涯忘れることはなかったと)
        (祖先がとても喜んでいたことを伝えながら、防衛の話には静かに首を横に振る)
        そこまでは……書かれていたかもしれませんが、私はまだ教えてもらっておりませんでした 幼かった……からでしょうね
        -- メリア 2024-05-12 (日) 02:12:49
      • 帝国の中でもエルフの往来が際立って多い土地柄だものね 君たちは私たちの力を求め、私たちもまた君たちの恩典に浴していた 佳き日々のことを語れる者はまだ多く残っている……
        人が人を知る、とはそういうことだ 当事者の証言から編纂される歴史を「オーラルヒストリー」といってね その積み重ねの上に描かれる世界がある
        けれど君たちはまだ、「歴史」になってはいない それどころか私のかわいい弟子たちだ いつの日か再興が叶うことを祈ってる……それでね、メリアくん
        君を探していたのは他でもなく……ネルくんのこともあるけど、実はこちらが本題だ(掌大の小箱を開いて、何か小さく光るものを見せる)
        (旧伯爵家の紋章があしらわれたシグネットリングのような指輪だ)謝礼とは別に、友誼のしるしにいただいた品だ 魔導器として、魔術の触媒になるように設計されている
        元はご一族の誰かが使っていた品物だろうね 遠慮したけど、是非にと言われて、厚意を無下にもできなくて…いつか、失礼のないような形で返そうと思ってたんだ
        //文通スイッチ…オン! -- ベレグリエル 2024-05-12 (日) 03:02:20
      • //こちらもスイッチオン お返事は明日にしますー -- メリア 2024-05-12 (日) 03:08:54
      • (証言の積み重ねの歴史、オーラル・ヒストリー 実際に会ったことがない祖先の人となりに文字を通してしる事が出来た)
        (国の歴史、一族の歴史、それを形作る物証にもこのようにまだまだ自分の知らない種類があるのかもしれない 私達も名も残らずとも歴史となるのかも)
        (悠久の歴史を歩んだエルフを前にメリアは一礼する)ありがとうございます……
        (続く語りにあらためて視線を向けると、目の前に出された小箱、その中身を見てあ、と一言つぶやいた)
        祖先が、そのようなものを(じっとその指輪を見て思う、祖先はどのような気持ちでその指輪をこの人に送ったのだろう)
        ……私達はエルフの方たちよりもずっと寿命が短い 生きて敬愛する貴方様のお力になろうにも、それはあまりにも短い年月です
        (年月を隔てても輝きを失っていないその指輪は、今日まで大事に取っておいてくれた証拠)だからこそこの後も僅かながらの力になればと、その指輪を贈ったのでしょう
        -- メリア 2024-05-12 (日) 19:17:56
      • 君たちはまだここにいる 君たちのことを覚えてる ネルくんもいるし、本当にひとりぼっちになった訳じゃないって知っていてくれれば十分だ
        君たちがこの先どうなるか……私にも全く見当がつかないけれど、先達の歩んだ道はずっと続いてる 君たちの歩んだ道が後の世に伝わって、歴史になるんだ
        防衛線の近代化を果たして、その後はずいぶんうまく行ってるって手紙に書いてあったのを覚えてる でもいざって時に、私は君たちの信頼に応えられなかった
        ずいぶん時間がかかってしまったけど、これは私からの友誼のしるしに(小箱を彼女の手に乗せて)困った時には迷わず私を呼んでほしい
        今度こそ、何が現れたって君たちのもとに駆け付けるからさ そのためのパニックルームでもある……もう一度、私を信じてくれるかい? -- ベレグリエル 2024-05-12 (日) 19:57:54
      • (私達はまだここにいる、ここにいて、生きている ネルと共に)
        (胸に手を添え心臓の鼓動を感じながら)防衛に失敗しましたが、全てが無くなった訳ではありません
        私がこの指輪に相応しいのか、まだ分かりませんが……(乗せられた小箱の重みが手のひら中に伝わってくる)
        相応しくなるよう努力は続けていくつもりです ですがそれは一人では限界ですし、皆様のお力をお借りしなければ成し得ない事だと思います
        (小箱を抱きしめるように胸に抱いてゆっくりと頭を下げた)今後も、お世話になるかと思いますが、宜しくお願いします 先生
        -- メリア 2024-05-12 (日) 20:24:20
      • もしも再び、君たちの前に運命が立ちはだかることがあるとするなら……乗り越えるにも、大変な困難を伴うことになる
        君たち二人、そこに私ひとり足しただけじゃ全然足りないかもしれない 君たちの敵は強大だ だから、できる限りたくさんの人を巻き込んでしまうといい
        ネルくんによろしく…あの子と仲良くね(遠い日の面影を重ね、旧き縁を結び直して、誓いを新たにその場を後にするのだった) -- ベレグリエル 2024-05-12 (日) 20:45:46
      • はい、困難は承知の上です ですがそれも生きていればこそ……ですよね(明るさを取り戻したかのように笑顔で頷く)
        皆様に迷惑をかけてしまう分、私も皆様のお役に立てるよう精進致します それも宜しくお願いします
        ネルにも必ず先生のお言葉を伝えておきますね 本当に今日はありがとうございました お気をつけてお帰り下さいませ
        (ベレグリエルが繋いでくれた一族の思い出に感謝を捧げながら、彼女の背が見えなくなるまでずっと見送り続けていた)
        -- メリア 2024-05-12 (日) 21:03:23
  •   -- 2024-05-10 (金) 22:11:35
  •   -- 2024-05-10 (金) 22:11:32
  • (定期考査も終わり悲喜交交の中不思議そうな様子で少女はメリアの対面に座る)
    ねー、ちょっと聞きたいんだけどキミってディノクに会ったよね?こうすれ違ったーとかでなくきちんとお話した感じの香りがする
    (と…妙な事を告げてきた、ただこの少女がどういうモノか理解していればそれが本当におかしな話ではないと思うだろう、竜とは真に古き恐ろしきモノであると) -- ミオソティス 2024-05-09 (木) 22:57:41
    • (諸々の事が終わり一息ついていた所、自然に目の前に現れた少女、そして告げられたその名を聞き、一瞬周囲を確認しながら)
      ここでお話しても宜しい事なのでしょうか?(曲がりなりにも古竜の話題を口にするのはメリアにとっては畏れ多いこと、という認識があるようだ)
      -- メリア 2024-05-09 (木) 23:14:49
      • あははいーよいーよ!天の竜は空の下でなければ耳を傾ける事はしないから、あっあくまで呼ぶ事に関してね?対面だったら何処でもお話はするから
        で、竜の事が恐れ多いと言うのならボクだって人にして神にして竜です(自信満々に自分の胸に手を当てて、その胸は平坦であった)
        何よりボクにとっては親さ、親の話もしたくない〜なんて人は中々居ないと思うよ。よっぽど親が悪くなければね
        (などと笑っていう、そういった人間も居るだろうという事は否定していない。むしろ…あの竜の言の通りなら生みの親に対して思う所あるからこその言葉かも知れない) -- ミオソティス 2024-05-09 (木) 23:25:50
      • (神妙にしているこちらの空気を吹き飛ばす勢いで快活に少女は笑う 自分が頑なになりすぎていたのか)
        (そして彼女の言うように件の古竜より作られたミオソティスは、ただの人から見たらほぼ同等と言っても過言ではないが、それで畏まるのは違うと思う)
        ……あのお方は、ミオソティスさんにとって良き親、なのですね(口元に笑みを浮かべ微笑ましく彼女を見つめ、そして改めて姿勢を正し口を開いた)
        一から話した方が良さそうですね まず初めに、私には時々簡単なものではありますが、予知のようなものが見えたり感じたりする事があります
        予知の内容がなんの因果によって齎されるのか、それは未だに分かりませんが、ただあの時は、確実にあのお方の影響もあったように思います
        (まずはその予知の内容から説明する 破壊された見知らぬ土地、黒い油を撒き散らす黄金の竜、そしてそれと戦う何ものか、僅かな時を経て見たその映像を)
        -- メリア 2024-05-09 (木) 23:36:42
      • うん!(良き親、と言われれば全力で返す。それ以外に無いぞ、と自分の意志をしっかりと伝える返事)
        だからボクはこの学園に来たのさ、彼が人を学べと言うから。ボクからしたらそこに意味があるとは思えなくても彼が言うのならきっとあると思って。
        (ある程度の不満はある、といった様子で語る。いつも笑顔を覗かせているがそれは真に思う事を隠す仮面なのかも知れない)
        へー人間では珍しいね、昔に巫女とかの家系だったのかな?竜や魔族の中には精密な未来の演算をする個体が居るとも聞くけどそれとは違うのかな
        (などと口にしていたが…メリアの言葉を聞けば押し黙る、その表情には渋いものがある)その予知の精度ってどれぐらい?…確実に来る種類? -- ミオソティス 2024-05-09 (木) 23:46:42
      • (彼を語る彼女の眼差しが眩しかった これほど慕われているというのなら本当に愛情を持って育てたのだろう)
        人を学ぶ……ですか(彼は自由に生きれば良いと言っていた その先が善でも悪でもとも 人を学ぶのはその指針となるものの一つ、という事なのだろうか)
        (不満気な顔は興味のないものを学ぶ億劫さからなのか、それとも……)
        由来は分からないのですが、私の故郷では稀にそういった者が生まれると言われています そして……
        これまで外れたことは、一度もありません(目の前の闊達な笑顔が静まるのを見守りながら)これを貴方に伝えるよう、あのお方から仰せつかりました
        すぐにお伝え出来ず申し訳ありません 事が事だけに人目につく場所はまずいのではと思っていましたので……(タイミングを見計らっていたら先延ばしになってしまった事を詫びた)
        -- メリア 2024-05-10 (金) 00:28:19
      • ボクはー…本来もっと強いんだって、今のボクは竜の力ばっかり使ってるけど人もそれに並びうる力があるって彼は言うんだ
        そうすればもう何も怖い物は無いってね、竜の時点で皆怖がるのにね?(理解が出来ない、とでも言う様に少女は語る)
        (それもそうだろう、人間の大半はあまりに脆弱で日々を生きるだけでも精一杯だ。竜と戦えるのは人間の中でもほんの一握りしかいない)
        ふーん…(とだけ口にしながらメリアをじっと見詰めている、内面ではメリアの故郷の神話などを思い返している)
        (ただ外れた事は無い、と言われれば今度は目を瞑った)そっか、ううん良いんだ。でも普通の人には信じられない事さ、気楽でいいんだよ
        (などと思いやるような事を言うが…)ボクは彼の納得の行く答えを出せなければ彼と戦わなくちゃいけないんだ
        やっと答えになりそうな物がある程度見えてきたけど…それで納得させられなかったのか、それとも…(呟く様は苦悶に満ちている)
        でもありがと、お陰で強くならなくちゃって気持ちはもっと強くなったよ。人助けが一番の近道、らしいんだけどさ。ボクに出来るかなぁ… -- ミオソティス 2024-05-10 (金) 00:47:33
      • 貴方のこともあのお方からお聞きしております この世界で絶望した子供に次は絶望しないよう力と住処を与えたと
        確かに力ならば竜の力だけでも十分と私も思いますが……それともあのお方は人に、何かを見出したのでしょうか?(首を傾げるが答えは出てこない)
        やはり、あの黄金の竜と相対していた者はミオソティスさん……でしたか
        (予知に対する彼女の反応は自分が思っていた以上に重いものであり申し訳なくなったが、それと同時にディノクの言葉を思い返し)
        ですが、あのお方はとても楽しげでございましたよ 貴方が自分とやり合えるほどに成長するのかと、とても嬉しそうに
        それと私達にとって最大の敵か味方が生まれる未来が現れたと
        (苦悶の表情の中に消えることのない彼女の強さを感じ取り)出来ますよきっと だって、諦める気はないのでしょう?
        -- メリア 2024-05-10 (金) 01:07:23
      • うん、ボク以外にも彼に助けられた子達は居るんだよ。そういった子達の集まる孤児院があるんだ、他にもこの国の皇子に預けてるとかで…
        (首を傾げるメリアに)えっとね今から数年前に人の愛が齎す力を見たんだって。あっ小説に在るようなロマンスのある話じゃないよ(手を横に振って)
        その人は愛を喰らう邪竜に呪われた人でね、逆にその呪いを利用して愛を力に変えてその邪竜を滅ぼしたんだ。だからボクにもその力はある筈だって言ってた
        (なんとも竜らしい合理的な話だ、形の無い筈の力が実証された事でそう言っているのだから)
        そりゃー言うよー彼は竜の中でも特に血の気が多いもん!竜の時代でアリウスが止める前に死んじゃったぐらい暴れたんだから
        (そう言った直後に返された言葉で不思議そうにする)えっどういう…そんな答えを出せたら彼も納得してる筈…
        (余計に悩むが諦める気は無いだろうと告げられればまっすぐに頷いた)うん、本当に愛に力があるのなら最大に引き出してみせる
        そして余力を以て倒すぐらい強くなる!とりあえず未来が確定してるならそれしかない!(むん!と元気に言う)
        おっとそれじゃそろそろ…(次の授業の時間だと)教えてくれてありがとね! -- ミオソティス 2024-05-10 (金) 01:26:27
      • まあそんなにも……(王族まで関わっているのが流石古竜といった所か そしてそれほど強大な力を持つ子どもたちが何人もいるという事に少し戦慄を覚える)
        (国預かりという事は、少なくともその子供は文字通り今後の国力となるのだろうか 末端の貴族である自分には途方もない世界だ)
        (彼がそこまでして子どもたちを救うのは、ミオソティスが語る話で合点がいった 彼は人の中に眠る力を、可能性を見出しているのか)
        ……とても、ロマンチックだと思いますよ(それはそれとして話の内容は実に物語的でそれだけでワクワクもした 日々小説を読む自分には特にそう感じる)
        ミオソティスさんの中にその可能性を見たのでしょうね 愛の力で答えを出せる可能性を(願わくば彼女が望む強さを、未来をつかめるよう心中で祈る)
        頑張って下さい 私も非力ながらお助け致しますから(また元気を取り戻したミオソティスに向かって、こちらも力強く言い切った)
        (ディノクから仲良くしてくれと言われたが、それは言われずともとっくに決めていたことだ この予知が彼女の指針の一つになれたのなら少しは助けになったのだろうか)
        (だが忘れることはない言葉を、あのお方は言っていた)
        (―あいつの内には絶望がある―)
        (その言葉を思い出しながら、笑顔で去っていく彼女の後ろ姿を見送った)
        -- メリア 2024-05-10 (金) 02:01:24
  • (キッチンで鼻歌交じりにお菓子作りをしている) -- メリア 2024-05-07 (火) 21:47:02
    • (フライパンに薄く丸い生地を焼き、そっと剥がして皿に乗せる それを何回か繰り返す) -- 2024-05-07 (火) 21:49:59
      • (焼けた生地が冷めている間に、冷やしておいた生クームに砂糖を加えよくかき混ぜる) -- メリア 2024-05-07 (火) 21:51:30
      • (丸い生地に生クリームを乗せて、いちごやキウイ、バナナを乗せる) -- メリア 2024-05-07 (火) 21:53:01
      • ソースは何がいいかしら ベリー系のソースも良いしチョコレートも良いし……(うーんとか考え) -- メリア 2024-05-07 (火) 21:54:19
      • まあ色々試してみましょう こういうのは繰り返しが大事よね -- メリア 2024-05-07 (火) 21:56:34
  •   -- 2024-05-07 (火) 20:29:49
  •   -- 2024-05-07 (火) 20:29:46
  • ネルちゃんになにか聞いてたかも知れないけど寧依はなにもやらかしてないとわかるね?(わかろうね)
    おいっすー美少女だよー、人呼んで蒔絵寧依と号するよー(シチュエーションは……カフェテリアとかかなぁ?メリナメリアが一人でいたところを強襲するかんじ?)
    めずらしいね、きょうはネルちゃんと一緒じゃないんだ?(この二人にはセットのイメージがあるのだ!壁ドンとかされたし!) -- 寧依 2024-05-06 (月) 18:29:17
    • (休日のカフェテリアに一人、カフェオレを静かに飲みながらまったり寛いでいた所、寧依の弾むような声に視線を向ける)
      まあ寧依さん御機嫌よう ネルですか? 今日は生徒会のお仕事で遅くなるようなので今はフリーなんですよ
      あと何かやらかしたことなどないかと?(意味深に感じるか本音に感じるかは貴方次第)
      -- メリナメリア 2024-05-06 (月) 20:12:43
      • おいっすーごきげんいかがー?まぁ聞くまでもないよねごきげんさんだよね飲み物片手にくつろいでるし!(くつろぎの時間の破壊者は言いたいこと言いながら対面に腰掛けた!)
        あー、あの子生徒会もやってんだ?寧依とは生物部で一緒なんだよねー……主人差し置いて働きすぎじゃないあの子!?(あの歳でワーカホリックか!?)
        [やらかしてナイヨー、心当たりもネルチャンにシメられた実績もなにもナイヨー。](こくこく。こちらは牧場直送特濃ぎうにうを飲むのさ)
        ……ま、もしあの子に寧依ちゃんとの顛末を聞いてたらスンマセンデシター!って言うし、聞いてないなら素知らぬ素振りを続けるかんじー。どーだろね、オジョーサマ?(くすくす。名前欄からは全力で目をそらして薄いほほ笑みで意味ありげ感を醸し出そう!) -- 寧依 2024-05-06 (月) 21:02:51
      • (正面でぎうにうを飲みながら嘘か真か判断できない軽口を叩く寧依に、こちらはただ変わらぬ笑顔のまま)
        うふふ、聞いているかいないか、それはもう些事というものでしょう? ですがネルは時々過剰に過保護な時がございますから、寧依さんにも過剰なことをしていたかもしれませんわね
        それにしても(じっと寧依を見て)あのようなこと、私以外の方にもしていらっしゃるのでしょう? 私も貴族の端くれ あの程度軽くあしらうべきでしたわね(ふふふとまた笑ってカフェオレを一口)
        -- メリア 2024-05-06 (月) 21:15:22
      • あっこれ普通に顛末知ってるやつだね!?(知ってなきゃあ過保護から来る制裁なんてフレーズは出てこないのだ!)
        やー……まーねー、寧依は手練手管のスーパー女子高生だからさ、[泣かせた男も女も星の数ではあるんだけど……]今回は相手が悪かったねー相手が!あんなカワイイでおっかないぼでーがーどが出てくるとは!(たはー)
        モチロンソウヨー、[壁ドンからの耳元ささやきくらい、寧依の故郷じゃ握手と同じくらいの気軽なあいさつだよー。](しれっとした顔でぎうにうを口にしてー)
        実際、おきぞくさまってああいうの息するよーにやるんでしょ?おもしれーオンナ……とか言って。そゆの慣れてなかった系?(寧依ちゃんが調子に乗るくらいにはウブいリアクションだったからな!) -- 寧依 2024-05-06 (月) 21:27:32
      • まっ、浮き名を流しておられますのねぇ(ふふふと片手で口元を隠しながら微笑む)
        寧依さんの故郷は私には少々過激なようですわね ここではあまり触れるほどに近づくのは少しお気をつけ下さいませ 特にネルはどんなことでも把握しているようですから(うちのメイドは優秀ですからと更に微笑みを増して)
        嫌ですわ 私は社交界デビューも済ませていないので他の殿方とはあまり面識がありませんでしたから、触れ合うなんてもっての他ですわ 寧依さんほどには慣れておりませんの
        -- メリア 2024-05-06 (月) 21:37:35
      • そだよー、[あらゆる男女と親密な関係になりすぎて故郷にいられなくなったのさ!]実家は帝都の庶民街!蒔絵寧依ですどうぞよろしく!(もうウソの整合性取る気が微塵もないのだ!)
        まー先日の寧依のやらかしに関しては「メリちゃんから聞いた」って本人言ってたけどね!ダメだよなんでもかんでもあけすけに話したら!寧依がまた制裁されちゃうし!
        あれ、まだデビュー前なんだ?ああいうところへの顔出しと縁の繋ぎってハヤイなほうがいいもんじゃないの?(しらんけーどー。確かこの子けっこう年長さんだったよなーなんて) -- 寧依 2024-05-06 (月) 21:52:10
      • うぅん 寧依さんのそれはもはや特技かもしれませんが、こちらではあまりご披露なさらない方が宜しいかもしれませんわねぇ
        それで寧依さんがここからも出ていかれてしまっては(ふっと視線をカフェオレに下げて)私とても寂しいですわ
        ネルとはお互い自由にする代わりに、何でも話を共有して置こうと決めておりますのでそれはご無理な相談かと(つまりやっぱり気をつけるしかないという)
        デビューに関してはしていないというより、出来なかったという方が正しいでしょうか
        私には後見人もおりませんし、名ばかり貴族ですし、第一お金もかかりますしね(苦笑しつつだが思いの外さっぱりと割り切ってる表情)
        むしろ寧依さんの方が、そういうお方とお近づきになりたいとお思いで? 私にはあまりツテがありませんのでご紹介はできませんが
        -- メリア 2024-05-06 (月) 22:08:47
      • あはは……あれ以来ああいうアイサツは相手を見てやろうと心に誓いました。(真顔。ネルをガチめに敵に回すのは…まずい…!)
        ほんとにここではないどこかへ行っちゃいからないからね……うん、おそらのうえとか。
        あらやだ、なんだかとってもステキな関係。隠し事なしのなんでも話せる主従とかちょーエモいやつじゃん!寧依そういうのすき!!(いいよね…間に挟まろうとするやつは死なすよね……)
        おっとそういう事情ね?いやわかるよ、寧依ちゃんの故郷でもノーブルなお家柄の人はむしろビンボーだったりしたしね!主に出費のキツさで!(世界が変わってもそういう世知辛さは変わらないのだなぁ、としみじみしたかお)
        あはは、メリちゃんくらい心が広くて器おっきい貴族さんならともかく、並のおきぞくさんにはキョーミないかな。こーやってウソついたら「無礼者!」とか言ってきそうな人とは仲良く慣れないです!(んひー。寧依がウソついていられるのは許してくれるみなさまのおかげなのさ!) -- 寧依 2024-05-06 (月) 22:33:28
      • (やらないとは言わない所が、これはまた何かやらかすフラグなのでは?と訝しむお嬢様)
        おそらはともかく壁の中に行かれては敵いませんのでどうぞご自重下さいませ
        うふふありがとうございます ネルとはずっと幼い頃からの付き合いですので、よほどプライベートではない限り何でも話しておりますの
        もちろん寧依さんともこれから色々話して、色々な事を知っていきたいですわ 故郷の話とか
        (様々な理由で没落していく貴族も少なくはない それはどこの国も一緒かと内心苦笑する)
        たとえ嘘でも楽しい嘘ならば想像も膨らむというものです 寧依さんのは無意識なのか意図的なのかは私にはまだ判断出来ませんが
        -- メリア 2024-05-06 (月) 22:44:37
      • そういえば貴族様相手のスゴイ・シツレイには……肉体的暴力の前に法の暴力が立ちはだかるべきだったねぇ……!むしろこっちのほうがヤバイ!(強い個人と、個々の力はそれほどでもない国家権力!どっちがより恐ろしいかは言うまでもねぇーよなァー!?)
        やっば本気で自重しなきゃパパとママにも迷惑かかるやーつ……そして幼馴染設定でエモがさらに加速した!堅物メイドと天然お嬢の幼馴染百合主従やっば……♡(エモで…エモで脳が溶ける…!)
        寧依ちゃんキミ達のこと生涯草葉の陰から見守る決意を今固めたけどー……故郷?あんまり面白いことないよー?ふつーの地方都市だし。まーコッチにないものはいろいろあるけどさ(さすがに異世界トークは刺激が強かろうと見て、ちょっと自重した語り口だ!)
        んふふふふ……そーだよねウソって想像力だよね!どんなウソつついてやろーかと頭回らせてるときが一番寧依の脳細胞に仕事させてるー!って感じするの!
        メリちゃんもためしにネルちゃんにウソついてみない?なんでも話し合う一環でさ……(おのみもの片手に「しょうもないウソのつきかた」を伝授していったって話だ。……こういうことするから叱られるのでは?) -- 寧依 2024-05-06 (月) 23:01:35
      • 位の高いお方……特にこの学園は第8殿下がおられますのでますます気をつけるべきですわねぇ
        まあそこまで応援されるとなんだか気恥ずかしいですわ(困ったように頬に手を添えて苦笑しながら、ところでエモってなんでしょう? と心の中で疑問に思い)
        (そして寧依の故郷の話を聞きながら、そう言えば先日のラリエル先生も故郷に不満を覚え出ていったという話を思い出す)
        (もしや寧依も家出をした口なのだろうか ならばあまり差し出がましい口を挟むべきではないかと自問自答し)そうですか、では寧依さんが話したくなったらいつでも話して下さいませね
        ネルにウソを……ですか?(ちょっと目を見開いてびっくり)ネルに対してウソをつこうと思ったことがなかったので、寧依さんのように上手に出来ますでしょうか……
        (すっかり冷めてしまったカフェオレを片手に、寧依の話をうんうんと真面目に聞き入れる そしてよくそこまで思いつくなと目の前の笑顔を前に心底感心もするのだった)
        -- メリア 2024-05-06 (月) 23:21:34
  • はーい、桃色髪のメリアちゃん、授業はちゃんと理解できてるかしら?わからないとことか大丈夫? -- ラリエル 2024-05-05 (日) 21:39:37
    • まあラリエル先生御機嫌よう(カーテシーを一度)はい日々先生の授業、とても勉強になりますわ
      学園で本格的に学ぶとこんなにも捗るものなのですね
      -- メリア 2024-05-05 (日) 22:01:52
      • 私も大概雑だからちゃんと伝わってるかどうか気になるのよねー まぁ医術は雑に出来ないけどさ
        あなた確かヴェルハイムの出身だっけ?向こうと比べるとこの辺りは人多くてやにならない? -- ラリエル 2024-05-05 (日) 22:15:59
      • うふふ大丈夫ですわ ラリエル先生の授業はとてもわかり易くて助かります
        ええあの土地と比べると、確かにここは本当に人が多くて多くて本当に凄くて……最初は驚いてしまいましたの
        実は人混みに酔ったり疲れてしまうこともありまして(言ってふぅとため息 相手は先生で大人だからか少し気が緩んでしまったが慌てて気を引き締める)
        -- メリア 2024-05-05 (日) 22:33:08
      • 私なんか見ての通りエルフの国の出だからもうそらぁ大変だったわよー 人口密度が桁違いに低いんだものエルフ
        それにエルフ以外の人種もほとんど見たことなくてさー 獣人歩いてるの見て悲鳴上げたもんよーはははは!
        なに、かしこまんなくていいわよ別にそんなんで点下げないから大丈夫よ -- ラリエル 2024-05-05 (日) 22:48:20
      • 私の生まれの場所もそこまで人口は多くなかったのですが、エルフならば尚更なのでしょうね
        (悲鳴を上げるラリエルを想像してふふっとつい笑ってしまう エルフの人は、とても馴染み深いものがある)
        はいそれでは……そういえば先生はどうしてエルフの国を出られたのでしょう? 見聞を広めるためでしょうか
        -- メリア 2024-05-05 (日) 22:57:34
      • え、国を出た理由? そうねえオブラートでぐるんぐるんにしてダルマにしたらそんな言い方になるかしらね
        まぁ簡単に言うと家出したのよ 家に居るのに飽きたから あと親父が嫌いだったから -- ラリエル 2024-05-05 (日) 23:07:30
      • 家出……!(目を大きく見開き純粋な驚愕の表情をしてしまう)
        (没落したとはいえ貴族の出 いくら親族との関係が悪かろうが家出など、家名に傷をつける行為などあってはならない そう教えられてきた彼女にとっては全く考えもつかない理由だったようだ)
        その……エルフの国では、ラリエル先生が満足できるような事が無かった、ということでしょうか(こわごわと聞き返す)
        -- メリア 2024-05-05 (日) 23:14:25
      • エルフの暮らしってさぁめっっっちゃくちゃめんどくさくてそれでいて悠長なのよね 朝起きて夜寝るまでにやる事全部決まってるのよ
        この時間に起きて、この時間に食事をして、使用人たちの挨拶を聞いてお祈りをして古エルフ語の練習、薬草園の手入れ、屋敷の目録確認そして決まった時間になったら寝る
        こんなことあと何百年もやんなきゃいけないとか考えたら気が狂いそうになったから、姉さんに相談して出てったのよ
        何度も連れ戻されたけどね あの時の親父の顔ったら最高だったわよ、剣に手までかけちゃってさぁ ま色々あったけど今はこうして楽しい日々を送ってるわ -- ラリエル 2024-05-05 (日) 23:21:34
      • ま、まぁそんなに……それは、確かに(嫌だなと自分も納得してしまう)
        (自分も起きる時間、朝食の時間、勉強や作法の時間、と決まった時間はあるにはあったが自由な時間もあれば自由な日もあった)
        それはまた、張り合いのない日々でしたのね ラリエル先生なら耐えられないのも納得ですわ(アグレッシヴな彼女からすればそれはもう拷問のような日々だったろう)
        先生のお姉様も協力的でしたのね それで色々あって……でもまあ今を楽しまれているのでしたら、先生にとってその行動は正解、ということだったのでしょうね
        ですが学園の教師もある意味規則に縛られておりますわ それは宜しいのですか?
        -- メリア 2024-05-05 (日) 23:30:38
      • まぁ姉さんたちと弟とが居たから安心して家を出れたってのもあるわね… 長女だったらこうはいかなかったわ
        私もね、考え方をすこし変えたの 自由であるって事は同時に強くなければいけないのよ 堕落や怠惰がすぐ隣にあるからね
        だから誘惑から遠ざかるように「縛る」のよ 私は良い感じにバランス取れるようになったと思ってる それにお金にも困らなくなったしね(にぃっと悪戯好きの子供のように微笑み)
        それじゃぁ、特に授業の質問とかないならこれで戻るわ なんかあったらいつでも相談に来なさいよー -- ラリエル 2024-05-05 (日) 23:37:28
      • 誘惑から遠ざかるように「縛る」ですか(言葉を噛みしめるように呟く)
        (適度な自制が逆に生きやすくなる あくまで自分のペースで生きる事が彼女の性格的に確かに合っていそうだ まだまだ短い期間で見た彼女の姿から、ではあるが)
        自由とは強くなければ扱えないものなのですね では私にはまだまだですわ(自嘲気味に微笑んで答える 今を生きるのに精一杯の自分では自由に生きるなど)
        あ、はい その時にまたお願い致します 今日はありがとうございました(一礼して見送り、また改めて先程の言葉を思い出す)
        (自分の場合は逆だ 誘惑から遠ざかる為に「縛らない」ことにしたのだ 今までのように縛り付けてはきっとお互い駄目になると思ったから)
        (だから自由にしようと決めたのだ)
        -- メリア 2024-05-06 (月) 00:06:45
  •   -- 2024-05-04 (土) 21:49:05
  •   -- 2024-05-04 (土) 21:49:02
  • (二人の暮らす安アパート。そこへメイドが帰って来る。…が今日はそのシルエットがおかしい)
    (具体的には長方形の石で出来た箱のようなものを肩に担いでいる。割とでかい。絶対重いが平気そうな顔だ)
    ただいま戻りました。メリア様。お手数ではありますが、台所にスペースはありますか?こちらを置けるような。 -- ネル 2024-05-03 (金) 20:38:18
    • (いつものようにネルを出迎えようとドアを開けると、予想だにしなかったオプションに目を丸くする)
      あ、えぇと……その、こっち! こっちかしら?
      (キョロキョロとキッチンスペースを確認し、なんとか置けそうな場所を確保して誘導する)
      -- メリア 2024-05-03 (金) 20:41:18
      • こちらですか?(と彼女の誘導に従い、石の箱を運び、指定された場所にそれをそっと下ろして、置く)
        (加えてその箱の周囲を厚手の布で覆うが、正面は覆わない。見ればどうも正面は扉になっており開けそうで)
        さて…メリア様、私、この間、酒場…ル・コンセルトで募集していた依頼に参加しまして、溶けない氷、永久氷片を頂きました。 -- ネル 2024-05-03 (金) 20:52:39
      • (重量感のある音と共にそれが鎮座される 改めて見ても重そう よく持てたなと感心する)
        ああ以前言っていたわね その溶けない氷が報酬なのね 溶けない氷……とても便利そうね
        もしかしてこの石の箱に入っているの?(開けても大丈夫なの? と一応確認しつつ開けてみたい欲に駆られる)
        -- メリア 2024-05-03 (金) 20:57:30
      • 報酬自体は金貨だったのですが…折角なのでこちらを頂いてきました。この石箱自体は石職人に作って頂きましたが。
        私も作るのは手伝いましたよ。こう、手刀でごりっと削って(ごりっとするポーズ)ええ、大丈夫です。今は何も入っていませんけど、ね。
        (箱を覆う布は断熱材代わりだ。扉自体もまあまあ冷えているだろうが、そうしてメリアが箱を開ければ、幾段かに中は仕切られている)
        (そしてその一箇所に腕で抱えられる程の、大きな氷の固まり。それは溶ける気配が全く無い、永久氷片だ。中に手をやれば氷片に近い段ほど冷たいだろう) -- ネル 2024-05-03 (金) 21:11:18
      • そんな貴重なもの頂いても良かったのかしら ああでもそれくらい大変な事だったのではなくて? 怪我とかしていない?
        ごりっとじゃないでしょもう……ネルもレディなのだから淑女の嗜みは保ってと(お小言を言いつつおもろむに扉を開き、例の氷に視線を移した)
        これが……なんだか不思議な感じだわ(そっと手をかざす 触れるほどではなくかざす程度でもその冷気が、冷気を帯びた力が伝わって来る)
        噂には聞いていたけど本当に溶けそうに無いのね でもこれなら冷気も保てるからなまものの保管がしやすくなるわ ありがとうネル お疲れ様
        (ニコニコと微笑んでねぎらいの声をかける 料理担当なのでこの箱は本当に有り難い さっそく箱に野菜やお肉や乳製品を詰めていき)
        せっかくだから何か作りましょうか 冷やして作るものなら……冷菓子ね! アイスとかどうかしら
        -- メリア 2024-05-03 (金) 21:40:57
      • ええ、竜化した大蛇なりがおりましたが、学園の皆様方がいらっしゃいましたのでかすり傷の一つもなく(と気遣いに微笑み)
        (ねぎらいの言葉を聞けば、その笑みは深まる)いえ…常日頃メリア様に食事を作っていただいておりますので、この程度。
        メリア様がより良い調理を行えるようになるのであれば、苦労の欠片もございません(深々と頭を下げて、のち)
        おお、宜しいのですか?では私は紅茶を淹れましょう。氷菓子など、久しぶりですね…(そうして自身はポットを用意する)
        (簡易魔動器によるコンロでお湯を沸かし始め、その間にリビングのテーブルにティーセットを2人分かちゃかちゃと配膳し) -- ネル 2024-05-03 (金) 21:50:45
      • (怪我がないとの報告にほっとため息がでた 彼女が強いのは十二分に知っているがそれでも怪我をしない訳では無い)
        ここにいる皆様はとてもお強いのね 貴方と同じかそれ以上なのかしら 頼もしい限りだわ
        食事は絶対取らなければならないものだもの それなら美味しい方が良いでしょう? 私もここで更に腕を上げていくから(任せてねと波打つ髪をひらめかせ調理に向かう)
        ちゃんと凍らせるには色々と手間だったけど、これで一気に捗るわ(卵黄と卵白を分け、卵白を泡立てて砂糖を加え、また泡立ててメレンゲを作る)
        (メレンゲに卵黄を混ぜ、容器に流し込んで保冷箱に置く)よしこれで少し冷やして、その後にミルクを混ぜて更に冷やせば完成ね 固めてる間にお茶にしましょうか
        -- メリア 2024-05-03 (金) 22:08:38
      • そうですね…まだまだ未知数な面はありますが、私などよりよほど腕の立つ方がいらっしゃいそうです。この学園に来たかいがあったかと。
        ええ、良き身体を作るには、良き食事から、ですしね。今でもメリア様のご料理は美味でございますのに、これ以上となっては私の舌が溶けてなくなってしまいそうです。
        (冗談めいて言いながら、手際よく料理を進める様を見る。初めての器具についても怯まずその適切な使い方を勘案したうえでの動きだ)
        (いつもの事ながらその手際には感心する。と思いながら、湧いたポットからのお湯を、紅茶の葉を入れた茶器へと注ぐ)
        …アイスを食べるのであれば、少々熱めに、味は濃く淹れましょう。その方が落差がよく響きますでしょうから。
        (しばし葉を蒸す時間を取り、のちにカップへと茶を注ぐ。やや濃い目の琥珀色の液体が湯気をたてて芳醇な香りを舞わせ)
        では失礼ながら、私も頂かせていただきます(茶を淹れれば自身もテーブルの席につき、カップを手にした) -- ネル 2024-05-03 (金) 22:17:53
      • そう……本当に、良かったわね(彼女の満足そうな表情に、自分の知らない時を過ごしたのを有り有りと感じる)
        (こんな彼女を見れるとは、やはり別行動は正解だったようだ)これからも頑張ってねネル でも決して無理しては駄目よ
        ふふふ私の腕なんてまだまだよ それに貴方だってお茶の淹れ方がどんどん上手くなっているじゃない
        (いつものように手際よく、衣装のおかげで更に様になっているネルの動きを見守る 幼い頃から変わらないその様子に安心感を抱く)
        (お茶の用意が出来た頃を見計らい、保冷箱の中身を確認する 思ったより早く固まっていたのですぐにミルクを入れて更に混ぜてもう一度保冷箱へ)
        (改めて席に落ち着いてお茶を一口 濃い目の味や熱が口に広がり、今日一日の疲れが癒やされるのを感じる)やっぱりネルの淹れてくれたお茶は美味しいわ……
        こんなに美味しいのに、どうして料理だと駄目になるのかしら それが本当に不思議(等と話している間に、アイスが十分固まる時間が流れていった)
        そろそろ出来たかしら、見てくるわね(再び保冷箱の中を確認すると、程よい硬さに固まったアイスが出来上がっていた)ああ良かった 上手く出来たみたい
        (早速2つのお皿にそれぞれ盛り付け、スプーンを添えてテーブルに持ってくる)不思議な氷で固めたアイスなんて初めて なんだか面白そうね さ、食べましょ -- メリア &new{2024-05-03 (金) 22:35:19
      • (同じく紅茶を口にし、カップを置く。今日の出来は上々だ、彼女が作ってくれるアイスに合うだろうか)
        もったいないお言葉でございます。ことこのような事しかできませんで申し訳なく思いますが…(言いつつ料理の事に触れられれば、う゛、と呻き)
        ……そ、そちらの方はどうしても…何故砂糖を入れすぎ甘くなりすぎた料理に、塩を同じだけ入れても打ち消せないのですか。おかしいです。
        (だいぶダメな事を言いつつ、アイスを取り出し、配膳する姿を眺める。嬉しそうに皿を運ぶその姿は、とても、心休まる姿で)
        ええ、それでは有り難く、頂きます(スプーンを丁重に持ち、アイスへ差し出し、ひとすくい。硬すぎず柔らかすぎず、程よい固さ)
        (そのまま口へ運ぶ。途端に舌の上でほぐれ溶けゆく、永久氷片の力で凍っていた素材の味が広がる。それは特段特別な香料などは使っていない、それ)
        (素朴で純朴な、単純ではあれど、作ったものの技術と気持ちが込められた、シンプルな、甘さ。冷たいはずなのに、それは胸の内を温める)
        ……メリア様。実に美味しゅう、ございます(その思いのままに彼女へと言葉を告げた。口元には、自然な笑みが漏れていた) -- ネル 2024-05-03 (金) 22:52:27
      • あのねネル何度も言ってるけど料理は足し算しか出来ないし、味は重ねることしか出来ないのよ
        (彼女の力のせいなのだろうか、そっと入れる工程ですでに何かが起こってしまう 不得手を改善するより得手を伸ばしていく方向性でお互い合意することにした)
        (そんな取り留めもない会話で時を過ごしながら、アイスを一口舌に乗せ、暫くじっくりと味わう 素朴な素材ながらも何やらいつもより更に濃厚な味わいになった)
        ミルクと卵とお砂糖だけなのに、以前作ったよりも美味しく感じるわ……この氷のおかげかしら 改めてすごい氷貰っちゃったわね
        (冷たいアイスと熱いお茶をそれぞれ楽しみながらネルの笑みを見つめる 幼い頃の屈託のない笑顔とは少し違うが、あの頃と同じような自然な笑み)
        (美味しいものを作れば今後もまた見られることだろう それもまた腕を磨く目標になる)頑張りがいがあるわね(ぽつりと、言葉が漏れた)
        -- メリア 2024-05-03 (金) 23:09:31
      • ええ、複雑ではないからこそ、メリア様の腕が直接でているのでしょう。この氷も素晴らしいものですが…(と台所に設置されている保冷器へ視線をやり)
        真に素晴らしいのはそれをすぐに使いこなしたメリア様かと愚考致します(時折冷めてしまったお茶を淹れ直しながら、そんな事を言う)
        (そうして彼女が漏らした言葉には、一つ頷き)弛まぬ向上心、お見事です。将来、武人として身を立てるにも、戦場での食事は士気高揚にも繋がりますしね。
        (うんうんと一人で納得している。彼女の胸の内を知るよしもない言葉を、それでも嬉しそうに我が身のことの如くに)
        そうそう、別の依頼では『清く流れる水』のエンチャントスクロール、などという物を頂きました。サハギンを退治して頂いたものですね。
        こちらを何かにエンチャントすれば魔力操作で水が出てくるようになるのだとか。水汲みは手間でしたし、これもまた料理に活かせますね。
        (なにせ安アパートだ、水道に類するような設備もなく水は共同井戸からの汲み置き。清潔で綺麗な水は便利だろう)ふふ、また一つ料理が楽しみになりました(と楽しそうに微笑み) -- ネル 2024-05-03 (金) 23:20:45
      • ふふふ褒めすぎよ 人前でもそれだと照れちゃうからそういうのは二人きりの時だけにしてね
        (彼女の考え方はまさに戦地に身を置く者の考え方であり、それはこれからの将来の指針としては間違っていないのだが、それが少し寂しさを覚える)
        (その気持ちを悟らせないようにアイスを更に口にしていれば、更に嬉しそうに別の収穫物を披露するネルの説明を聞きながら)
        ……ここにいる間はそれぞれお互いの時間を作りましょうとは言ったけど(貴方はその自由時間に何をしているのと本気で心配になりながら、確かに便利に道具だと感心する)
        今日で一気に生活が潤ってきたわ やっぱりここに来て正解だったわね
        (色々と考えてしまうこともあるが、今はやはり幸せを噛み締めようと、キレイな水ならこれと言わんばかりに今日の夕飯はポトフにしたのだった)
        -- メリア 2024-05-03 (金) 23:58:53
  •   -- 2024-04-29 (月) 19:50:56
  •   -- 2024-04-29 (月) 19:50:52
  • (入学式から幾何かの時が流れた放課後の学園内の廊下にてメリア・ウォーノックに対して声がかけられた)
    (低いバリトンボイスの声質の主は以前入学式にて挨拶を交わした学園教師の者)
    お疲れさんメリア。学園には多少慣れたか?特に変わった事は(以前ネルがした質問の内容で、主たるメリアの身に胡乱な事が起こってはいないかと気にかけた上での問いかけだが)
    (質問の後半がやけに漠然としているのは、生徒のプライベートに容易く踏み込むべきかと思案した結果のものだが、それが彼女に伝わるかどうかはまた別の問題である) -- ジン 2024-04-28 (日) 00:09:46
    • (聞き覚えのある声で名を呼ばれ、静かに振り向けば見覚えのある人物)
      御機嫌ようジン先生 おかげさまで日々充実した生活を送らせて頂いておりますわ(入学式時と変わらずふんわりと言葉を返す)
      変わった事、ですか?(教師の純粋な親切なのか、はたまた別の意図があるのか、まだ日の浅い身では判断がつかず少し思案してやがてポンと手のひらを合わせて)
      そうそう、ここの酒場、ありますでしょう? ル・コンセルトという所 そこでとても美味しいハンバーグを食べましたの!
      そのソースが初めて口にした味で、それはもうお肉に合って絶品でしたのよ 先生はハンバーグ、お好きでして? まだならぜひ一度味わってはいかが(好きなことになると早口)
      -- メリア 2024-04-28 (日) 00:36:37
      • (ふわりとした声と雰囲気、如何にもと言った可愛らしい動作。数週間もすれば学園の男子生徒の人気をモニカと二分しかねない。と、これは教員室でよく聞く他教員達から評判だ)
        (それとは別に若干のズレた返答に対して、笑って返しつつ)俺の現状の住処だな、そこは
        (もっとも、メリアの評価するほどそこのハンバーグが旨いという印象はない。酒場の主人であるフィーネの腕がまだ発展途上のせいだが)
        (それに関してはメリアの育ちのせいでそういったものをまだ食べ慣れていないせいだろうと結論付けつつ)
        旨ければハンバーグに限らず好きだがね。随分気に入ったようだな?
        ならできるだけ来店してやってくれ、結構厳しいみたいだから(経営の危機に四苦八苦するフィーネの顔を思い出しつつ苦笑する) -- ジン 2024-04-28 (日) 00:55:43
      • (幼い頃に孤児となって色々あったせいか、まともな食事ならどんなものでも美味しく感じられる舌になったらしい)
        (が、それが当たり前すぎてあえて人に話すことはないようだ ズレている感想にも気づいていない)
        あらそうなのですか、これから色々な新しい料理も出てくる事でしょうから、ぜひまた足を運んでみようと思います
        それにしても先生はあそこにお住みなのですね これだけ大きな学園ですもの、教師用の宿舎などはありませんの?
        -- メリア 2024-04-28 (日) 01:13:19
      • そうしてやってくれ、お前さんが来れば客足も増えるだろうからな(と、簡潔に返答しつつ、後の質問に対しては)
        宿舎は当然あるんだが、俺にはああいう格式ばった学園の宿舎は合わないんだよ
        規律は兎も角、風紀とか模範とか口煩くて敵わん(育ちの悪い傭兵らしい感想を述べて手を振る)
        本職で留守にする事も多いしな、いちいち外泊云々とか言われたら堪ったもんじゃない
        ・・・俺の話は置いておいて、お前さんは?宿舎の方か、やはり。ネルと同室の(大まかな予想をしつつ問いかけ) -- ジン 2024-04-28 (日) 01:19:57
      • (彼から醸し出される態度や性格からして、規律正しい場所は合わないのだろうと十分に察することはできる)
        (だが本職という言葉に引っかかった 教師が本職ではないのだろうか? さらりと流されたのでこちらも今は流しておくべきか)
        私ですか? 学園から少し離れた所に部屋を借りましたの 二部屋ありますのでそこでそれぞれお休みしておりますのよ
        本当は一部屋で一緒に寝れば良いと提案したのですが、ネルからすぐに駄目と言われてしまって……(どうしてかしらと小首を傾げ、チラとジンの方を見て)
        住まいが気になりますの? あ、もしかして家庭訪問というのをするのでしょうか 生徒がどのような場所で暮らしているのか、先生方なら気になりますものね
        -- メリア 2024-04-28 (日) 01:38:21
      • なるほど、二部屋ね…(答えを受けてしばし考える。考えの内容はどちらかというとメリアではなくネルに対する物だったのでそれは口にせず)
        主従をハッキリさせたいからじゃないのか?割とキッチリとしたそうな性格に見えるからな、あいつは(視線を受けてそう答えつつ)
        (住まいが気になると言えば気になるのだが、それに関してはネルが目の前の少女の護衛をする上でジンに助言を求めていたからだったからだ)
        だったら、寝食を共にするのが手っ取り早いんだが…(と、これは独り言だ。部屋を別けずに常時傍にいた方が護衛をしやすいはずなのだが、そうはしないのはやはりネルの性分なのだろうと一人納得し)
        あぁ、そうだな。近い内にする事になると思うから、その時は部屋を片付けておく事だ。ネルにもそう伝えておいてくれ(と、メリアに告げると、踵を返しその場を後にする) -- ジン 2024-04-28 (日) 02:02:45
      • そうですね そこはやはりはっきりしておくべきですわね
        昔は部屋が一つしかなかったので一緒の部屋で寝ていましたの それでこちらでもそうなると思っていまして……私ったらまだまだ子供ですわね
        (うふふと笑って流しつつ相手の独り言に更に小首を傾げる 彼は自分に話しかけているようで、何かの答え合わせをしているような……)
        はいではその時に ぜひ歓迎させて下さいませ(去っていく背中を見ながら彼の言葉をじっくり反芻し、帰ってきたネルに伝えておいた)
        -- メリア 2024-04-28 (日) 02:27:50
  •   -- 2024-04-27 (土) 00:12:04
  •   -- 2024-04-27 (土) 00:12:01
  • あの時の事は正直、まだ思い出すのが辛いのか記憶が若干朧気になっている。
    覚えておかなければならないという戒めと、覚えていては心が壊れてしまうという恐怖が拮抗する。
    私は領主の娘として、記憶に留めておかなければならない。
    そんな重責は今も心にのしかかってる。それが当時10にも満たない幼子なら尚……。
    崩壊する館。色を失う緑。命を奪われていく親しい人達。
    そしてあの恐ろしい姿。
    受け止めきれない数々の出来事にも辛うじて正気を保っていられたのは、震えながらも自分の手をしっかりと握りしめる、幼い友のおかげだった。
    -- 2024-04-26 (金) 18:26:02
    • 泣いてもいいのか喚いてもいいのか、そんな判断すらも出来ないまま私達は街へ戻り、騎士たちと共に再び館へと戻りました。
      当然反対されましたが、あのまま街に残るのだけはどうしても出来なかったのです。
      時間が経てば経つほど自分はあの場所に戻ることは出来なくなると思ったからです。
      再び戻ったその地には、自分たちが望んでいたものが何一つ残っていなかったとしても。

      歩き慣れた庭園も、石畳の道も、立派な門構えも、重厚な柱も、等しく崩れて意味を無くしていました。
      あんな大きい建物がこんなにも簡単に崩れてしまう事が、いま目の前で見ていても信じられないくらいです。
      雨が石材や床を打つ音だけがここに存在していました。
      誰かのうめき声一つとして、生の音はここにはありませんでした。
      一歩一歩足を進める度に、冷たく重い何かに背後から包まれるような、そんな苦しい気持ちであっても自分はまだ僅かな望みに縋り付いていました。

      あそこなら、あの場所なら、誰かが逃げているかもしれない。
      この館で一番守りに強いあの場所になら。
      早くなる呼吸と鳴り打つ心臓を落ち着かせるように、胸元を掴んでネルと共にその場へと震える足を必死に動かしました。

      ですがそんな僅かな望みすら、この館のように簡単に崩れ去ったのです。
      -- 2024-04-26 (金) 18:27:28
      • 「あぁ……」

        確認するまでもなく、そこにも死しかありませんでした。
        この場所に、もはや安全な場所などなかったのです。
        あの存在を前にすれば、全て等しく、成すすべもなく失われるだけ。
        人も、建物も、植物も。

        視界の端で、ドサリと音がしました。
        ネルが倒れてしまったのか、庭師がすぐに抱きとめ介抱しています。
        私はそれをどんな表情で見ていたのか分かりません。かける言葉も出てこなかったと思います。
        全て起こったことを受け止める為に、それ以外の感情を出す余裕すらなかったのでしょう。
        私はゆっくりと、父の下に向かいました。

        動かなくなった父の頬に少し触れます。血の気の引いた青白い自分の手ですらその頬はとても冷たく、暗く、悲しいものに感じました。
        どんな気持ちで死を迎えたのか考えるだけで気が狂いそうになるのをこらえ、光を失ったその目を閉じ、瞼にそっと別れの口づけをしました。

        ―無くなってしまった。何もかも。
        ―全部壊された。全部。

        体の震えが止まらなくなりました。悲しみと苦しみと怒りと恐怖と、表現のつかない全ての感情が私を揺さぶりました。
        その震えが父の身体に伝わったのか、だらりと下がった腕が揺れ、椅子の肘掛けを擦る音に視線を向けます。
        その腕にはあの白銀が静かに寄り添っていました。
        傷一つなかった美しい白銀すら、今は無数の傷を帯び血しぶきに染まっています。
        共に戦い、共に傷つき、最後まで父と共にいたそれに、私はそっと指を添えました。
        -- 2024-04-26 (金) 18:29:22
      • あの日から大分落ち着いた昼下がり、振り続ける雨の中。
        私達は墓前に向かい、この土地に伝わる善神に祈りを捧げ、皆の魂の安らぎを願いました。
        雨がよく降る時期でもないのに、あの日からずっと振り続けているような気がします。
        シトシト振り続ける雨の下、ネルの身体から力が抜けたように地面に伏して、服が汚れるのも厭わず泣き崩れました。
        私はそんな彼女を見下ろしながら、声をあげることもなく、ただ涙を流すだけでした。
        そんな私達に庭師はそれぞれ頭を撫で、そっとその場を離れ別の墓前に向かいました。
        二人きりになった私達は、誰に咎められることもないまま、ただただ流れるだけの涙を流し続けるだけでした。
        亡くなってしまった人たちに出来ることといったら、もうそれしか思いつかなかったのです。

        なら、私達は。
        残されてしまった私達に、何をすべきなのだろう。

        足元では、嗚咽を押し殺すことも出来ず、声を上げ続けるネルの揺れる背中が見えます。
        ふと、私は自分の頬に触れました。
        涙で濡れてはいても、その頬はまだ温かい。

        ―私達は、生きている。
        ―なら、生き続けないと。

        これからどうやって生きていけばいいのか、何をすべきなのか、何が出来るのか。
        何も分からない、分からないけど。
        生きている命は、守らなければ。
        -- 2024-04-26 (金) 18:31:31
      • 「ネル」
        私はしゃがみ、土を握りしめるネルの手を取りました。
        徐ろにこちらを見るネルは、涙でべしょべしょで、服もドロドロで、髪もバサバサで。
        そして私と同じように、全てを失った虚無感でいっぱいでした。
        「私達は……生きている」
        生きているという言葉は皆が死んだことを心が認めてしまうようで、喉に少しつかえました。
        弱々しく握り返すネルの手を、今度は力強く握りしめ彼女を立ち上がらせます。
        引っ張り上げられ、息を整えた彼女は、やがて黙ってこちらを見つめました。
        答えを待つ彼女から視線を外し、傍らに置いた大きなカバンから、厳かに持ち上げました。

        あの日父と共に戦った白銀の腕鎧を。

        両手に添え一度胸に強く抱き、唇をぎゅっと噛み締めました。
        「私は、生き続けます。絶対に」
        生き残ることが出来た私達の命を、これからも守り抜く。それが私達に出来ること。
        祈りと願いを込めたその篭手を、ネルに向けて差し出しました。

        「私と共に、生きて」
        -- 2024-04-26 (金) 18:32:55
      • あの日を、思い出した。
        薄暗い嫌な匂いのする黒の森で、狼に追われた日。涙が溢れ、土に汚れ、終わりだと思った日。
        けれど、それは終わりではなかった。始まりの日だった。彼女と出会った、あの日。
        同じに思えた。自身も怖いだろうに、気丈に狼に立ち向かい私を守ってくれたあの時と。
        涙を流しながらも、目元は腫れ胸にぽっかりと穴が空きとても立っていられなかった私に手を差し伸べてくれた。
        全てを失った訳では無い。まだ残ったものがある。それは、私達の命。そして。
        彼女が胸に抱く、傷ついた白銀の鎧。

        ぐしぐしと手の甲で涙を強引に拭う。奥歯を食いしばって、胸の穴から溢れる寂寥を飲み下す。
        彼女は、立つと決めたのだ、ならばほんの少しでも自身も前を向きかくあらねば。
        そんな彼女を、支えたいと思った。助けられるでなく、助けたいと思った。
        彼女が噛み締めた唇は、血の気が失せて白く見えた。だから、差し出された腕鎧を受け取り、
        その何も無くなった小さな手を片手でぎゅ、と握った。大した握力もない、けれどありったけの思いを込めて。
        彼女の緑青色の瞳をじっと見つめながら、大丈夫、私はここにいる。と。
        そうしたのち、そっと手を離して白銀の腕鎧に片手を差し込めば、自身の腕には大きすぎる、
        大人の男性のサイズのそれに嵌め込まれている宝珠が、淡く輝き、見る間に腕鎧が縮まっていく。
        それはまるで、腕鎧が少女を使い手と認めたかのような光景。
        そして、腕鎧を彼女の前にかざし、掲げる。騎士が剣を掲げ、宣誓するように。

        「わたしは、あなたと共に生き、あなたと共に死にます。
         いつか来るそのときまで…ずっと、ずっと」

        我が身は元より、彼女に救われた身。その身を捧ぐのになんの異論があろうか。
        いや、それも多分、違う。そんな高尚なものじゃない。
        私はただ、メリアといっしょに居たいだけなんだ。

        頬を打つ雨粒はなく。雨は、いつの間にか止んでいた。
        -- 2024-04-26 (金) 20:58:51
  •   -- 2024-04-26 (金) 18:25:57
  • 今日も良く晴れ渡る青空の下、金属のぶつかり合う音が響き渡る。
    勇ましい二人の男性の怒声にも似た吠え声。それに続く耳朶を震わせる衝撃音。
    それを真剣に見つめるのもまた男性たち。ある者は圧倒され、ある者は感嘆に打ち震えている。
    当主とその従者の稽古、言ってしまえばそれまでだが実力者二人の小競り合いはそれだけでも迫力あるものだ。
    -- 2024-04-25 (木) 01:52:43
    • お屋敷の一部屋、その窓辺から私はお父様とネルの父親の鍛錬を熱心に眺めていました。
      お父様の腕につけられた白銀の籠手は、陽の光を浴びてなお美しく煌めいています。
      あれはこの土地に伝わる神様から頂いた大切な宝物だそうです。
      ずっとずっと昔に頂いたので、今ではどうして頂いたのかよく分かっていません。
      それでもとても有り難いものだと、お父様が見せてくれた時に誇らしげに仰っていました。

      あれは代々、この地一帯を守れるほどの実力者が身につけられる特別なものだそうです。
      今の代ではお父様が認められましたが、実力がなければ実子であろうと選ばれることは叶いません。
      私には兄弟がいないのでこれから私自身が実力をつけるか、あるいはいずれ迎える婿か、はたまた一番の家臣に賜るか。
      正直、自分は選ばれたいとは思っていません。あれはちゃんとした人が選ばれるべきです。
      そんな事を考えていたら、いつの間にか稽古は終わってしまったのかみんなバラバラに散っていました。
      少し残念に思いながら、今度は庭園に行こうと思いつきました。
      今の季節の庭園は、それこそ色とりどりの花が咲き乱れ、芳しい香りに包まれていることでしょう。
      その中でも庭師が管理する植物園の見事さは、これから向かう足取りが思わず軽くなってしまうほどでした。
      -- 2024-04-25 (木) 01:54:23
      • 彼女は専属の庭師ではなく流れの庭師です。
        植物にそこまで詳しくない自分でも、庭師の手が入った植物はどれもこれも元気に育っているのが分かります。
        厚い樹皮の硬さ、瑞々しく潤う葉っぱたち、どれ一つとして同じではない繊細な色合いの花々は、
        それだけでこの館で暮らしている皆の目を和ませてくれます。
        もっとずっと見ていたいと何気なく口にした時、ずっと見れないから良いんだよと彼女にそっけなく返された事もありました。
        どうしてと問うてもそれ以上の返事はありません。こういう時は自分で考えろという事です。
        庭師は家庭教師とは違うけど、私にいつも考える事を教えてくれます。
        そんな彼女を私はとても好ましく思っていました。そしてせめて私の代まではここの庭師でいてほしいとも密かに願っていました。
        -- 2024-04-25 (木) 01:55:20
      • お仕事の邪魔をしてはいけないので、植物園の中でも私はただ目で見て楽しむようにしています。
        毎日一種類ずつ花や樹の名前を覚えようとその形や色をじっと見つめていれば、後ろから聞き慣れた声がしたので笑顔で振り返りました。
        私の一番の友達が、私の名前を呼んで駆け寄ってくれる。それだけで嬉しい気持ちがいっぱいになり自分も彼女の名前を口にします。
        「ネル!」
        弾む声のまま向かってくる彼女を歓迎しました。ネルの笑顔はいつでも私を幸せな気持ちでいっぱいにしてくれます。
        ネルはこれからは使用人の一人となるそうです。それはつまり、もうこうして自由に遊ぶことはあまり出来なくなる事を意味しています。
        それは本当に残念で悲しい気持ちになりましたが、ネルは今度から別の大切な存在になるのだと気持ちを切り替えました。
        「じゃあ今度からはこのお家でずっと一緒にいてくれるのね。いつでもネルがすぐ近くにいてくれるのね」
        会おうと思えばすぐに会えるのです。彼女の顔を見ようと思えばすぐに見れるのです。
        それはなんてステキな日々になることでしょう。そんな事を思っていたら、少し落ち着いたネルが手に持った箱を渡してくれました。

        開けていいの? と一度確かめてから大切に大切にフタを手に取ります。
        その下から現れたのは昼の日差しに煌めく美しい銀色のカチューシャでした。
        同じ銀色でも父様が身につけていたあの白銀の鎧とはまた違う、月の光のように優しげな色合いの銀。
        蔦が絡み合うような模様の中に、一際目立つ宝石がはめ込まれているのを目にした時、ネルの目の色と似ていると思いました。
        これを身につければ、いつでもネルを感じられるような気がして思わずわぁと喜びの声をあげた後、ネルは真剣な声で語ってくれました。
        それはあの時のお礼だと彼女は言いました。あの時とは聞くまでもなくネルと初めて出会ったあの時の事でしょう。
        -- 2024-04-25 (木) 01:56:31
      • 私はあの時、どうしてもネルが怖い思いをするのが嫌でした。
        私は怖がりだから、同じように怖がっている人を見るのが嫌なのです。
        だからあれはネルを助けたいと思うと同時に、私自身の為でもあったと思います。
        あれはネルの為にしたのか、自分の為にしたのか、あの時の気持ちはどっちだったのか。
        あの日からずっと、私はその思いで頭の中がグルグルして考えが止まりませんでした。
        でもそれは誰かに答えを言ってもらうものではなく、やっぱり、自分で考えるものだと思います。
        庭師の彼女もきっとそう言ってくれると思います。
        -- 2024-04-25 (木) 01:57:39
      • 弾む呼吸を落ち着かせ誇らしげに見つめるネルの瞳はあまりにもまっすぐで、
        私がそんなことを考えているなんてきっと気づくこともないのでしょう。
        今はこのカチューシャに込められた思いを胸に、彼女がどんな気持ちでここまで来てくれたのかに思いを馳せて、
        「ありがとう」
        目の前のぎこちないカーテシーに応えるようにスッと背筋を伸ばして、
        「これからもずっと、私と一緒にいてね」
        私に幸せを届けてくれるその笑顔に相応しいとびきりの笑顔で、私はネルを迎え入れたのでした。
        -- 2024-04-25 (木) 01:58:29
  • -- 2024-04-25 (木) 01:52:19
  • -- 2024-04-25 (木) 01:52:15
  • 中央から遥か北の森の中の拓けた一角に、私のお家であるウォーノックの城館がありました。
    東西にそびえる尖塔、その最上階の窓から見える空と森の景色が、私のお気に入りの一つでした。
    この地域は冬が長いので真っ白な雪の方が記憶を占め、僅かな雪解けと新緑を楽しむ時間は少ししかありません。
    目にも眩しいその貴重な時間を、私は高い場所で視界いっぱいに堪能するのが好きでした。

     その日も私は大好きな絵本を供にし、晴れ渡る空の下に広がる雄大な緑を拝もうと、暫く窓の外を眺めていました。
    満足した後はその視界を横目に絵本を読もうと思っていたのですが、ふと何かが緑の間を横切ります。
    それは人でした。森の小道を辿っているのか途切れ途切れですがその動きは確認できました。
    おそらく森の恵みを取りに行くのでしょう、顔立ちはわからずとも森に入る用事なら大体検討はつきます。
    そういう光景も珍しくありません。ありませんが気になったのはその進む先でした。

    ―その先は。
    -- 2024-04-24 (水) 00:42:12
    • 瞬間、背中からスッと温もりが抜けていくような、怖くて泣きたい気持ちになりました。
      顔も判別できない小さな人影を必死に目で追っていくにつれ、痛いほどドクドクと脈打つ胸元を無意識に両手で抑えていました。

      大丈夫。大丈夫。その先には行かない。行ってはいけない場所だもの。

      その先に入ったら最後、とてもとても怖い思いをすると何度も大人たちに言い聞かせられ、今では場所を聞くだけで泣きそうになります。
      そんな怖い場所だから、誰も行く気はない。行くなんてありえない。あの子もきっとその内に戻って―、

      ―戻って。
      ―戻って。
      ―お願い。戻って。
      ―なんで行くの。どうして進むの。待って待ってなんで待って。

      「まって!」

      窓を叩きつける勢いで私は叫びました。ですが人影は当然のように進みます。
      見ているだけでも恐怖で震えだしそうなのに、あの子は平気で進んでいきます。
      その先は駄目なのです。みんなが言っていました。あの黒の森には入ってはいけないと。
      だから、絶対に、行かせてはいけない。
      -- 2024-04-24 (水) 00:49:13
      • それからは無我夢中でした。
        私は人前では滅多に走り回りません。淑女たるものみっともなく取り乱してはいけません。
        だから館にいる人達は、みっともなく走り出している私の姿を見ても、瞬時に信じることが出来なかったのかもしれません。
        物凄い勢いで横切る私を門番は遮る暇もなく、あっという間に私は城館の外、森の小道を駆けていきました。
        背後から叫び声があったかもしれませんが、私は全く覚えていません。

        どれほど走ったのか、この先に本当にいるのか、子どもの拙い思考と無謀な勢いのまま、
        いつ息が絶えてもおかしくないほど私はがむしゃらに走っていました。
        怖かったのです。ただひたすらに怖かったのです。あの子が怖い思いをするかもしれないと、そう思うだけで怖かったのです。
        その人の顔が見えた訳ではありません。ですが視界の端に捉えた黒髪を見てあの子だと確信できました。

        わずかに動くその黒髪を見て生きている間に合ったと、奇跡に感謝し安堵した瞬間無理をした体が悲鳴をあげました。
        気がつけばこれ以上無いほどに心臓が痛みにもがいています。それでも私はその歩みを止めるのを拒否しました。

        地面に伏しているその人影、恐怖に染まったその視線の先を見て、どうして止まることが出来ましょうか。
        大きな黒い狼。そう判別出来たかも分からない僅かな瞬間、私はその黒髪の人を守るように立ちふさがりました。
        その恐ろしい獣をこれ以上、この子に見せたくなかったのです。
        これ以上この子に、怖い思いをさせたくなかったのです。
        -- 2024-04-24 (水) 00:52:12
      • できる限り両手を大きく広げて、桃色の髪を持つ少女は狼を見つめ続けた。
        突然の襲来に狼は即座に身を引き、用心深く少女と相対し続ける。
        恐怖をより体感させるように、一秒一秒が恐ろしく長く流れていった。
        震えることもなく少女はいつまでも立ちふさがり、視界は一切のブレもなく狼をひたと見つめている。
        その視線の意図を理解できず、狼はますます動くことを躊躇させた。
        時が固まったように対峙していたが、やがてその均衡を破るように黒髪の少女の手が動く。

        土まみれの手が地を固く踏みしめる白い足を動かそうと握りしめる。汚れも疲労も知らぬような細い足に土がこびりつく。
        しかしどれほど汚れようと疲労の痛みに襲われようと、桃色の髪の少女は一切構わなかった。
        背後で震える泣き声が聞こえようとも、頑として動くことはしなかった。

        黒髪の少女もそれに抗うように、足の痛みを引きずり体を起こして上等なドレスを懸命に掴む。
        自分を守ろうとする眼の前の人を一刻も早くここから逃がそうとするも、戦慄く手は思うように力がはいらず、
        声にならない声を上げ、この絶望から逃れようと必死に藻掻いた。

        その様子が狼を得心させるのに十分だった。
        この者たちはただ立っているだけ。ただ泣いているだけなのだと。
        あの視線の意味は分からないが、自分は未だに何も脅かされてはいない。
        目の前の者たちに力は無い。
        そう確信した獣の後ろ足に力がこもった。

        子どもたちが未熟なのはその通りだが、この狼もまた未熟であった。
        もっと注意深く周りに気配を巡らせていれば、自分を狙っている射手の存在にも気づけたかもしれない。
        しかし狼はあの計り知れない視線という未知の感覚に注意が削がれていた。
        未だに理由の分からない苛立ちに、その視線めがけて飛びかかったところでその黒い獣の命は終りを迎えた。
        -- 2024-04-24 (水) 00:56:11
      • 目の前に突如煌めきが走りました。
        狼はまっすぐにこちらに飛びかかったかと思うと、真横から飛んできた矢に貫かれ地面に落ちていきました。
        ドサッという音が耳に入り、地面を少し引きずってやがて動かなくなりました。

        もう終わった。
        もういない。
        これでもう―。

        私はゆっくりと後ろを振り返り、その時初めて、自分が守ろうとした人の顔を目にしました。
        涙でべしょべしょで、土でドロドロで、髪もバサバサで、怖くて怖くて震えていて。

        「もう、怖くないよ」

        恐怖に固まる少女をぎゅっと抱きしめて、震えが収まるまで頭を撫でてあげました。
        怖い森の話を聞くと私はいつも泣いてしまいます。でもみんながこうやって撫でてくれると、怖い気持ちは無くなっていくのです。
        でも私はそれですぐに泣き止みますが、その子はいつまで経っても泣き止まず、私を抱きしめ返しながらいつまでもいつまでも泣いていました。
        -- 2024-04-24 (水) 00:59:08
  •   -- 2024-04-22 (月) 00:07:10
  •   -- 2024-04-21 (日) 23:58:26
  •   -- 2024-04-21 (日) 23:57:32
  • テスト -- メリア 2024-04-22 (月) 00:14:02
    • 一応これでひとまず形になりました なりましたわよね?
      メイドのネルとは中の人は違うのであしからず 今後ともよしなに
      -- メリア 2024-04-22 (月) 00:19:56
      • ちょっと前の文字色は明るすぎますわね これぐらいに致しましょう -- メリア 2024-04-22 (月) 00:24:00
      • やあやあ この度 貴公のメイドを生徒会に借り受ける事になりそうなのだが!
        なにやら見返り的なあれそれを設定しておいた方が良いかの!?
        両者の用事がブッキングしそうな時は我が輩のクレイゴーレムがメリア嬢の方へ貸し出されていたり 等? -- グオカ(会) 2024-04-22 (月) 22:35:39
      • まあまあわざわざお越し下さりありがとうございます
        こちらとしましては、ネルが私以外の時間を取っているのは好ましい状況なので、見返りなど気になさらなくとも宜しいですよ
        それはそれとしてゴーレムさんが用事を引き受けてくださる状況は面白そうなので、その時が来たら宜しくお願いしますね
        -- メリア 2024-04-22 (月) 22:57:49
      • ならばそのように! 
        クレイゴーレムに関しては きちんと頼みに来るRPを入れてくれても良いし 省いて無断ででも使用描写に出しておいてくれても良いぞ!
        win-winの関係という事でよろしく頼むー! -- グオカ(会) 2024-04-22 (月) 23:08:05
      • 交渉は恙無く成立ですね うちのネルをどうぞ宜しくお願いします -- メリア 2024-04-22 (月) 23:17:31
  • 良き…(つぅ、と嬉し涙メイド)
    あと私が長いなコレと思ったのを叩き返してくださってありがとうございます(戦慄とともにふかぶかと礼) -- ネル 2024-04-24 (水) 01:14:21
    • ネルの方長いなと思いましたけど、気がついたら私のほうがもっと長くりましたわ
      終わりまで書くとなるとどうしても……ね
      -- メリア 2024-04-24 (水) 01:16:52
      • ふふふ遅くなりましたふふふ(思ったよりかかったよって顔のメイド)無理のない感じでかまいませんのでー! -- ネル 2024-04-24 (水) 23:34:01
      • いいのよ(いいのよ)私の方もようやく終わりましたわー
        こんなに文章書くの自体久しぶりで思った以上に時間かかってびっくりしちゃう
        -- メリア 2024-04-25 (木) 02:00:12
      • (本日も遅めになりそうです、という札をことり置いておくメイド)歓迎会開かれるまではセーフ!きっとセーフ! -- ネル 2024-04-25 (木) 22:02:18
      • 遅くなるのなら明日でもいいのよ(いいのよ) -- メリア 2024-04-26 (金) 01:15:09
      • 有難きお言葉…というか設定面で難航しているのがアレでもあるので明日にしましょうか…(とおいめ)
        開始前ですし変則一人遊びの形でやっていましたが、始まりましたしちょっと形変えてもいいですしね。ともあれお休みなさいませ(スヤァ) -- ネル 2024-04-26 (金) 01:22:32
      • こちらはひとまずこれで終わりとするので、最後の締めはそちらにおまかせねー -- メリア 2024-04-26 (金) 18:34:13
      • はい!ということで締めさせていただきました。長々とお付き合い感謝でございます(ありがとうのカーテシー) -- ネル 2024-04-26 (金) 21:00:01
      • お疲れ様なんとか今日中に終われて何よりでした 改めてこれから宜しくお願いしますね -- メリア 2024-04-26 (金) 21:07:28
  •   -- 2024-05-06 (月) 00:50:27
    • ルミナ先生で綺麗に〆なのでこれで良い気がしてきた -- メリア 2024-05-22 (水) 01:48:35
  • お嬢様お嬢様。ちょっとご相談なのですが、ミオソティス様を百合の間に挟みませんか(意訳)
    いや意訳だけはあれなのでお話しますと、詳しくはミオソティス様のメタコメ欄の本日0時あたりからの話をご参照という感じなのですが。
    やることとしては、私達のアパートに招いて夕食→お風呂→川の字で寝るというのをミオ様を慈しみながらやるという感じです。
    タイミングとしては、そうですね火曜日の夜辺りで、遅くなるようだったら文通も視野に、という感じです。いけそうであればぜひー。 -- ネル 2024-05-26 (日) 02:26:49
    • あと似たような話で寧依様とヌンティーしません?というのもあります。これもどこかで都合ついたらやりたいですね。
      (更に来週…かな?という顔をしておく) -- ネル 2024-05-26 (日) 02:29:04
      • どちらもOK こっちもメタ欄確認しておきますね -- メリア 2024-05-26 (日) 21:06:51
  • ちょっと明日が早いのと、思ったより余の感じが手探りな感じだったのと切りが良いので
    このあたりにさせてもらう余。お付き合いありがとうだ余(余余言ってる時のが喋りやすいなぁ!とか思いながらスゥー) -- ヴォルド 2024-05-31 (金) 00:02:56
    • メタ欄とのギャップがひどすぎると思います! お疲れ様でしたこちらも早めに寝ますーおやすみなさい -- メリア 2024-05-31 (金) 00:19:48
  • 前にお話していた寧依(へんかんできた)様とのヌンティーですが、月曜から如何でしょう?
    ゆるゆるやる感じで、こうゆるーっと(とける)詳細は今辺りの寧依様のメタコメ参照でございます。 -- ネル 2024-06-01 (土) 01:20:41
    • 月曜了解しました 文通も前提で待機しておきます -- メリア 2024-06-02 (日) 01:34:14
  • 御嬢様御嬢様(これも念仏みたい)明日辺りにたぶん私の名簿で前フリしますので、ご参加いただければー。
    あと言うの忘れてましたけどイベントの日取り見てますよね…?(おそるおそる)多分大丈夫だと信じて…!(ぐっ) -- ネル 2024-06-06 (木) 22:56:19
    • はーい了解です イベントも把握してるので大丈夫ですよー -- メリア 2024-06-06 (木) 23:51:47
  • 綺麗にまとまっているのでこれで締めで良いと思うの -- メリア 2024-06-12 (水) 23:13:56
    • 私は話の切りがよくなったなと思ったらなんか締めっぽくするマン(メイド)
      ではではこんな感じで!バルター様にお返事かいておきましょう(かきかき) -- ネル 2024-06-12 (水) 23:16:30
  • これで〆です!おつかれさまでしたー!イベントも一緒に出来て楽しかったですありがとー -- メリア 2024-07-07 (日) 00:21:31
    • 二人を飾る晴る!いいですねぇ、イベントの時も最後は晴れにはしましたが、執拗に最初のシーンから雨にしたかいがあったというものです。
      あと私が設定考えたはずの神二人を私よりきちんと思いやってるのはなんというかごめんねありがとう!という感じですね!
      色々お付き合い頂きかつ遊べて本当によかったです!お疲れ様ですありがとうございましたーーーーー!!!!! -- ネル 2024-07-07 (日) 00:32:42
      • 前日譚は雨だったから物語の最終は晴れが物語的にも綺麗に終われて良いね(良い)
        こういう所に妄想繰り出して二次創作考えたりするのもまた楽しいものだから……作者が考えてなさそうな所だと尚更楽しいのでいいのよ!
        最初から二人で一つの物語を作るってのがなかなか難儀だったけど完走できて本当に良かったです 改めてありがとー!お疲れ様でした! -- メリア 2024-07-07 (日) 00:37:39

Last-modified: 2024-07-07 Sun 00:37:39 JST (20d)