IAL/0020
- (二人の暮らす安アパート。そこへメイドが帰って来る。…が今日はそのシルエットがおかしい)
(具体的には長方形の石で出来た箱のようなものを肩に担いでいる。割とでかい。絶対重いが平気そうな顔だ) ただいま戻りました。メリア様。お手数ではありますが、台所にスペースはありますか?こちらを置けるような。 -- ネル
- (いつものようにネルを出迎えようとドアを開けると、予想だにしなかったオプションに目を丸くする)
あ、えぇと……その、こっち! こっちかしら? (キョロキョロとキッチンスペースを確認し、なんとか置けそうな場所を確保して誘導する) -- メリア
- こちらですか?(と彼女の誘導に従い、石の箱を運び、指定された場所にそれをそっと下ろして、置く)
(加えてその箱の周囲を厚手の布で覆うが、正面は覆わない。見ればどうも正面は扉になっており開けそうで) さて…メリア様、私、この間、酒場…ル・コンセルトで募集していた依頼に参加しまして、溶けない氷、永久氷片を頂きました。 -- ネル
- (重量感のある音と共にそれが鎮座される 改めて見ても重そう よく持てたなと感心する)
ああ以前言っていたわね その溶けない氷が報酬なのね 溶けない氷……とても便利そうね もしかしてこの石の箱に入っているの?(開けても大丈夫なの? と一応確認しつつ開けてみたい欲に駆られる) -- メリア
- 報酬自体は金貨だったのですが…折角なのでこちらを頂いてきました。この石箱自体は石職人に作って頂きましたが。
私も作るのは手伝いましたよ。こう、手刀でごりっと削って(ごりっとするポーズ)ええ、大丈夫です。今は何も入っていませんけど、ね。 (箱を覆う布は断熱材代わりだ。扉自体もまあまあ冷えているだろうが、そうしてメリアが箱を開ければ、幾段かに中は仕切られている) (そしてその一箇所に腕で抱えられる程の、大きな氷の固まり。それは溶ける気配が全く無い、永久氷片だ。中に手をやれば氷片に近い段ほど冷たいだろう) -- ネル
- そんな貴重なもの頂いても良かったのかしら ああでもそれくらい大変な事だったのではなくて? 怪我とかしていない?
ごりっとじゃないでしょもう……ネルもレディなのだから淑女の嗜みは保ってと(お小言を言いつつおもろむに扉を開き、例の氷に視線を移した) これが……なんだか不思議な感じだわ(そっと手をかざす 触れるほどではなくかざす程度でもその冷気が、冷気を帯びた力が伝わって来る) 噂には聞いていたけど本当に溶けそうに無いのね でもこれなら冷気も保てるからなまものの保管がしやすくなるわ ありがとうネル お疲れ様 (ニコニコと微笑んでねぎらいの声をかける 料理担当なのでこの箱は本当に有り難い さっそく箱に野菜やお肉や乳製品を詰めていき) せっかくだから何か作りましょうか 冷やして作るものなら……冷菓子ね! アイスとかどうかしら -- メリア
- ええ、竜化した大蛇なりがおりましたが、学園の皆様方がいらっしゃいましたのでかすり傷の一つもなく(と気遣いに微笑み)
(ねぎらいの言葉を聞けば、その笑みは深まる)いえ…常日頃メリア様に食事を作っていただいておりますので、この程度。 メリア様がより良い調理を行えるようになるのであれば、苦労の欠片もございません(深々と頭を下げて、のち) おお、宜しいのですか?では私は紅茶を淹れましょう。氷菓子など、久しぶりですね…(そうして自身はポットを用意する) (簡易魔動器によるコンロでお湯を沸かし始め、その間にリビングのテーブルにティーセットを2人分かちゃかちゃと配膳し) -- ネル
- (怪我がないとの報告にほっとため息がでた 彼女が強いのは十二分に知っているがそれでも怪我をしない訳では無い)
ここにいる皆様はとてもお強いのね 貴方と同じかそれ以上なのかしら 頼もしい限りだわ 食事は絶対取らなければならないものだもの それなら美味しい方が良いでしょう? 私もここで更に腕を上げていくから(任せてねと波打つ髪をひらめかせ調理に向かう) ちゃんと凍らせるには色々と手間だったけど、これで一気に捗るわ(卵黄と卵白を分け、卵白を泡立てて砂糖を加え、また泡立ててメレンゲを作る) (メレンゲに卵黄を混ぜ、容器に流し込んで保冷箱に置く)よしこれで少し冷やして、その後にミルクを混ぜて更に冷やせば完成ね 固めてる間にお茶にしましょうか -- メリア
- そうですね…まだまだ未知数な面はありますが、私などよりよほど腕の立つ方がいらっしゃいそうです。この学園に来たかいがあったかと。
ええ、良き身体を作るには、良き食事から、ですしね。今でもメリア様のご料理は美味でございますのに、これ以上となっては私の舌が溶けてなくなってしまいそうです。 (冗談めいて言いながら、手際よく料理を進める様を見る。初めての器具についても怯まずその適切な使い方を勘案したうえでの動きだ) (いつもの事ながらその手際には感心する。と思いながら、湧いたポットからのお湯を、紅茶の葉を入れた茶器へと注ぐ) …アイスを食べるのであれば、少々熱めに、味は濃く淹れましょう。その方が落差がよく響きますでしょうから。 (しばし葉を蒸す時間を取り、のちにカップへと茶を注ぐ。やや濃い目の琥珀色の液体が湯気をたてて芳醇な香りを舞わせ) では失礼ながら、私も頂かせていただきます(茶を淹れれば自身もテーブルの席につき、カップを手にした) -- ネル
- そう……本当に、良かったわね(彼女の満足そうな表情に、自分の知らない時を過ごしたのを有り有りと感じる)
(こんな彼女を見れるとは、やはり別行動は正解だったようだ)これからも頑張ってねネル でも決して無理しては駄目よ ふふふ私の腕なんてまだまだよ それに貴方だってお茶の淹れ方がどんどん上手くなっているじゃない (いつものように手際よく、衣装のおかげで更に様になっているネルの動きを見守る 幼い頃から変わらないその様子に安心感を抱く) (お茶の用意が出来た頃を見計らい、保冷箱の中身を確認する 思ったより早く固まっていたのですぐにミルクを入れて更に混ぜてもう一度保冷箱へ) (改めて席に落ち着いてお茶を一口 濃い目の味や熱が口に広がり、今日一日の疲れが癒やされるのを感じる)やっぱりネルの淹れてくれたお茶は美味しいわ…… こんなに美味しいのに、どうして料理だと駄目になるのかしら それが本当に不思議(等と話している間に、アイスが十分固まる時間が流れていった) そろそろ出来たかしら、見てくるわね(再び保冷箱の中を確認すると、程よい硬さに固まったアイスが出来上がっていた)ああ良かった 上手く出来たみたい (早速2つのお皿にそれぞれ盛り付け、スプーンを添えてテーブルに持ってくる)不思議な氷で固めたアイスなんて初めて なんだか面白そうね さ、食べましょ -- メリア &new{2024-05-03 (金) 22:35:19
- (同じく紅茶を口にし、カップを置く。今日の出来は上々だ、彼女が作ってくれるアイスに合うだろうか)
もったいないお言葉でございます。ことこのような事しかできませんで申し訳なく思いますが…(言いつつ料理の事に触れられれば、う゛、と呻き) ……そ、そちらの方はどうしても…何故砂糖を入れすぎ甘くなりすぎた料理に、塩を同じだけ入れても打ち消せないのですか。おかしいです。 (だいぶダメな事を言いつつ、アイスを取り出し、配膳する姿を眺める。嬉しそうに皿を運ぶその姿は、とても、心休まる姿で) ええ、それでは有り難く、頂きます(スプーンを丁重に持ち、アイスへ差し出し、ひとすくい。硬すぎず柔らかすぎず、程よい固さ) (そのまま口へ運ぶ。途端に舌の上でほぐれ溶けゆく、永久氷片の力で凍っていた素材の味が広がる。それは特段特別な香料などは使っていない、それ) (素朴で純朴な、単純ではあれど、作ったものの技術と気持ちが込められた、シンプルな、甘さ。冷たいはずなのに、それは胸の内を温める) ……メリア様。実に美味しゅう、ございます(その思いのままに彼女へと言葉を告げた。口元には、自然な笑みが漏れていた) -- ネル
- あのねネル何度も言ってるけど料理は足し算しか出来ないし、味は重ねることしか出来ないのよ
(彼女の力のせいなのだろうか、そっと入れる工程ですでに何かが起こってしまう 不得手を改善するより得手を伸ばしていく方向性でお互い合意することにした) (そんな取り留めもない会話で時を過ごしながら、アイスを一口舌に乗せ、暫くじっくりと味わう 素朴な素材ながらも何やらいつもより更に濃厚な味わいになった) ミルクと卵とお砂糖だけなのに、以前作ったよりも美味しく感じるわ……この氷のおかげかしら 改めてすごい氷貰っちゃったわね (冷たいアイスと熱いお茶をそれぞれ楽しみながらネルの笑みを見つめる 幼い頃の屈託のない笑顔とは少し違うが、あの頃と同じような自然な笑み) (美味しいものを作れば今後もまた見られることだろう それもまた腕を磨く目標になる)頑張りがいがあるわね(ぽつりと、言葉が漏れた) -- メリア
- ええ、複雑ではないからこそ、メリア様の腕が直接でているのでしょう。この氷も素晴らしいものですが…(と台所に設置されている保冷器へ視線をやり)
真に素晴らしいのはそれをすぐに使いこなしたメリア様かと愚考致します(時折冷めてしまったお茶を淹れ直しながら、そんな事を言う) (そうして彼女が漏らした言葉には、一つ頷き)弛まぬ向上心、お見事です。将来、武人として身を立てるにも、戦場での食事は士気高揚にも繋がりますしね。 (うんうんと一人で納得している。彼女の胸の内を知るよしもない言葉を、それでも嬉しそうに我が身のことの如くに) そうそう、別の依頼では『清く流れる水』のエンチャントスクロール、などという物を頂きました。サハギンを退治して頂いたものですね。 こちらを何かにエンチャントすれば魔力操作で水が出てくるようになるのだとか。水汲みは手間でしたし、これもまた料理に活かせますね。 (なにせ安アパートだ、水道に類するような設備もなく水は共同井戸からの汲み置き。清潔で綺麗な水は便利だろう)ふふ、また一つ料理が楽しみになりました(と楽しそうに微笑み) -- ネル
- ふふふ褒めすぎよ 人前でもそれだと照れちゃうからそういうのは二人きりの時だけにしてね
(彼女の考え方はまさに戦地に身を置く者の考え方であり、それはこれからの将来の指針としては間違っていないのだが、それが少し寂しさを覚える) (その気持ちを悟らせないようにアイスを更に口にしていれば、更に嬉しそうに別の収穫物を披露するネルの説明を聞きながら) ……ここにいる間はそれぞれお互いの時間を作りましょうとは言ったけど(貴方はその自由時間に何をしているのと本気で心配になりながら、確かに便利に道具だと感心する) 今日で一気に生活が潤ってきたわ やっぱりここに来て正解だったわね (色々と考えてしまうこともあるが、今はやはり幸せを噛み締めようと、キレイな水ならこれと言わんばかりに今日の夕飯はポトフにしたのだった) -- メリア
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- (入学式から幾何かの時が流れた放課後の学園内の廊下にてメリア・ウォーノックに対して声がかけられた)
(低いバリトンボイスの声質の主は以前入学式にて挨拶を交わした学園教師の者) お疲れさんメリア。学園には多少慣れたか?特に変わった事は(以前ネルがした質問の内容で、主たるメリアの身に胡乱な事が起こってはいないかと気にかけた上での問いかけだが) (質問の後半がやけに漠然としているのは、生徒のプライベートに容易く踏み込むべきかと思案した結果のものだが、それが彼女に伝わるかどうかはまた別の問題である) -- ジン
- (聞き覚えのある声で名を呼ばれ、静かに振り向けば見覚えのある人物)
御機嫌ようジン先生 おかげさまで日々充実した生活を送らせて頂いておりますわ(入学式時と変わらずふんわりと言葉を返す) 変わった事、ですか?(教師の純粋な親切なのか、はたまた別の意図があるのか、まだ日の浅い身では判断がつかず少し思案してやがてポンと手のひらを合わせて) そうそう、ここの酒場、ありますでしょう? ル・コンセルトという所 そこでとても美味しいハンバーグを食べましたの! そのソースが初めて口にした味で、それはもうお肉に合って絶品でしたのよ 先生はハンバーグ、お好きでして? まだならぜひ一度味わってはいかが(好きなことになると早口) -- メリア
- (ふわりとした声と雰囲気、如何にもと言った可愛らしい動作。数週間もすれば学園の男子生徒の人気をモニカと二分しかねない。と、これは教員室でよく聞く他教員達から評判だ)
(それとは別に若干のズレた返答に対して、笑って返しつつ)俺の現状の住処だな、そこは (もっとも、メリアの評価するほどそこのハンバーグが旨いという印象はない。酒場の主人であるフィーネの腕がまだ発展途上のせいだが) (それに関してはメリアの育ちのせいでそういったものをまだ食べ慣れていないせいだろうと結論付けつつ) 旨ければハンバーグに限らず好きだがね。随分気に入ったようだな? ならできるだけ来店してやってくれ、結構厳しいみたいだから(経営の危機に四苦八苦するフィーネの顔を思い出しつつ苦笑する) -- ジン
- (幼い頃に孤児となって色々あったせいか、まともな食事ならどんなものでも美味しく感じられる舌になったらしい)
(が、それが当たり前すぎてあえて人に話すことはないようだ ズレている感想にも気づいていない) あらそうなのですか、これから色々な新しい料理も出てくる事でしょうから、ぜひまた足を運んでみようと思います それにしても先生はあそこにお住みなのですね これだけ大きな学園ですもの、教師用の宿舎などはありませんの? -- メリア
- そうしてやってくれ、お前さんが来れば客足も増えるだろうからな(と、簡潔に返答しつつ、後の質問に対しては)
宿舎は当然あるんだが、俺にはああいう格式ばった学園の宿舎は合わないんだよ 規律は兎も角、風紀とか模範とか口煩くて敵わん(育ちの悪い傭兵らしい感想を述べて手を振る) 本職で留守にする事も多いしな、いちいち外泊云々とか言われたら堪ったもんじゃない ・・・俺の話は置いておいて、お前さんは?宿舎の方か、やはり。ネルと同室の(大まかな予想をしつつ問いかけ) -- ジン
- (彼から醸し出される態度や性格からして、規律正しい場所は合わないのだろうと十分に察することはできる)
(だが本職という言葉に引っかかった 教師が本職ではないのだろうか? さらりと流されたのでこちらも今は流しておくべきか) 私ですか? 学園から少し離れた所に部屋を借りましたの 二部屋ありますのでそこでそれぞれお休みしておりますのよ 本当は一部屋で一緒に寝れば良いと提案したのですが、ネルからすぐに駄目と言われてしまって……(どうしてかしらと小首を傾げ、チラとジンの方を見て) 住まいが気になりますの? あ、もしかして家庭訪問というのをするのでしょうか 生徒がどのような場所で暮らしているのか、先生方なら気になりますものね -- メリア
- なるほど、二部屋ね…(答えを受けてしばし考える。考えの内容はどちらかというとメリアではなくネルに対する物だったのでそれは口にせず)
主従をハッキリさせたいからじゃないのか?割とキッチリとしたそうな性格に見えるからな、あいつは(視線を受けてそう答えつつ) (住まいが気になると言えば気になるのだが、それに関してはネルが目の前の少女の護衛をする上でジンに助言を求めていたからだったからだ) だったら、寝食を共にするのが手っ取り早いんだが…(と、これは独り言だ。部屋を別けずに常時傍にいた方が護衛をしやすいはずなのだが、そうはしないのはやはりネルの性分なのだろうと一人納得し) あぁ、そうだな。近い内にする事になると思うから、その時は部屋を片付けておく事だ。ネルにもそう伝えておいてくれ(と、メリアに告げると、踵を返しその場を後にする) -- ジン
- そうですね そこはやはりはっきりしておくべきですわね
昔は部屋が一つしかなかったので一緒の部屋で寝ていましたの それでこちらでもそうなると思っていまして……私ったらまだまだ子供ですわね (うふふと笑って流しつつ相手の独り言に更に小首を傾げる 彼は自分に話しかけているようで、何かの答え合わせをしているような……) はいではその時に ぜひ歓迎させて下さいませ(去っていく背中を見ながら彼の言葉をじっくり反芻し、帰ってきたネルに伝えておいた) -- メリア
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- --
- あの時の事は正直、まだ思い出すのが辛いのか記憶が若干朧気になっている。
覚えておかなければならないという戒めと、覚えていては心が壊れてしまうという恐怖が拮抗する。 私は領主の娘として、記憶に留めておかなければならない。 そんな重責は今も心にのしかかってる。それが当時10にも満たない幼子なら尚……。 崩壊する館。色を失う緑。命を奪われていく親しい人達。 そしてあの恐ろしい姿。 受け止めきれない数々の出来事にも辛うじて正気を保っていられたのは、震えながらも自分の手をしっかりと握りしめる、幼い友のおかげだった。 --
- 泣いてもいいのか喚いてもいいのか、そんな判断すらも出来ないまま私達は街へ戻り、騎士たちと共に再び館へと戻りました。
当然反対されましたが、あのまま街に残るのだけはどうしても出来なかったのです。 時間が経てば経つほど自分はあの場所に戻ることは出来なくなると思ったからです。 再び戻ったその地には、自分たちが望んでいたものが何一つ残っていなかったとしても。
歩き慣れた庭園も、石畳の道も、立派な門構えも、重厚な柱も、等しく崩れて意味を無くしていました。 あんな大きい建物がこんなにも簡単に崩れてしまう事が、いま目の前で見ていても信じられないくらいです。 雨が石材や床を打つ音だけがここに存在していました。 誰かのうめき声一つとして、生の音はここにはありませんでした。 一歩一歩足を進める度に、冷たく重い何かに背後から包まれるような、そんな苦しい気持ちであっても自分はまだ僅かな望みに縋り付いていました。
あそこなら、あの場所なら、誰かが逃げているかもしれない。 この館で一番守りに強いあの場所になら。 早くなる呼吸と鳴り打つ心臓を落ち着かせるように、胸元を掴んでネルと共にその場へと震える足を必死に動かしました。
ですがそんな僅かな望みすら、この館のように簡単に崩れ去ったのです。 --
- 「あぁ……」
確認するまでもなく、そこにも死しかありませんでした。 この場所に、もはや安全な場所などなかったのです。 あの存在を前にすれば、全て等しく、成すすべもなく失われるだけ。 人も、建物も、植物も。
視界の端で、ドサリと音がしました。 ネルが倒れてしまったのか、庭師がすぐに抱きとめ介抱しています。 私はそれをどんな表情で見ていたのか分かりません。かける言葉も出てこなかったと思います。 全て起こったことを受け止める為に、それ以外の感情を出す余裕すらなかったのでしょう。 私はゆっくりと、父の下に向かいました。
動かなくなった父の頬に少し触れます。血の気の引いた青白い自分の手ですらその頬はとても冷たく、暗く、悲しいものに感じました。 どんな気持ちで死を迎えたのか考えるだけで気が狂いそうになるのをこらえ、光を失ったその目を閉じ、瞼にそっと別れの口づけをしました。
―無くなってしまった。何もかも。 ―全部壊された。全部。
体の震えが止まらなくなりました。悲しみと苦しみと怒りと恐怖と、表現のつかない全ての感情が私を揺さぶりました。 その震えが父の身体に伝わったのか、だらりと下がった腕が揺れ、椅子の肘掛けを擦る音に視線を向けます。 その腕にはあの白銀が静かに寄り添っていました。 傷一つなかった美しい白銀すら、今は無数の傷を帯び血しぶきに染まっています。 共に戦い、共に傷つき、最後まで父と共にいたそれに、私はそっと指を添えました。 --
- あの日から大分落ち着いた昼下がり、振り続ける雨の中。
私達は墓前に向かい、この土地に伝わる善神に祈りを捧げ、皆の魂の安らぎを願いました。 雨がよく降る時期でもないのに、あの日からずっと振り続けているような気がします。 シトシト振り続ける雨の下、ネルの身体から力が抜けたように地面に伏して、服が汚れるのも厭わず泣き崩れました。 私はそんな彼女を見下ろしながら、声をあげることもなく、ただ涙を流すだけでした。 そんな私達に庭師はそれぞれ頭を撫で、そっとその場を離れ別の墓前に向かいました。 二人きりになった私達は、誰に咎められることもないまま、ただただ流れるだけの涙を流し続けるだけでした。 亡くなってしまった人たちに出来ることといったら、もうそれしか思いつかなかったのです。
なら、私達は。 残されてしまった私達に、何をすべきなのだろう。
足元では、嗚咽を押し殺すことも出来ず、声を上げ続けるネルの揺れる背中が見えます。 ふと、私は自分の頬に触れました。 涙で濡れてはいても、その頬はまだ温かい。
―私達は、生きている。 ―なら、生き続けないと。
これからどうやって生きていけばいいのか、何をすべきなのか、何が出来るのか。 何も分からない、分からないけど。 生きている命は、守らなければ。 --
- 「ネル」
私はしゃがみ、土を握りしめるネルの手を取りました。 徐ろにこちらを見るネルは、涙でべしょべしょで、服もドロドロで、髪もバサバサで。 そして私と同じように、全てを失った虚無感でいっぱいでした。 「私達は……生きている」 生きているという言葉は皆が死んだことを心が認めてしまうようで、喉に少しつかえました。 弱々しく握り返すネルの手を、今度は力強く握りしめ彼女を立ち上がらせます。 引っ張り上げられ、息を整えた彼女は、やがて黙ってこちらを見つめました。 答えを待つ彼女から視線を外し、傍らに置いた大きなカバンから、厳かに持ち上げました。
あの日父と共に戦った白銀の腕鎧を。
両手に添え一度胸に強く抱き、唇をぎゅっと噛み締めました。 「私は、生き続けます。絶対に」 生き残ることが出来た私達の命を、これからも守り抜く。それが私達に出来ること。 祈りと願いを込めたその篭手を、ネルに向けて差し出しました。
「私と共に、生きて」 --
- あの日を、思い出した。
薄暗い嫌な匂いのする黒の森で、狼に追われた日。涙が溢れ、土に汚れ、終わりだと思った日。 けれど、それは終わりではなかった。始まりの日だった。彼女と出会った、あの日。 同じに思えた。自身も怖いだろうに、気丈に狼に立ち向かい私を守ってくれたあの時と。 涙を流しながらも、目元は腫れ胸にぽっかりと穴が空きとても立っていられなかった私に手を差し伸べてくれた。 全てを失った訳では無い。まだ残ったものがある。それは、私達の命。そして。 彼女が胸に抱く、傷ついた白銀の鎧。 ぐしぐしと手の甲で涙を強引に拭う。奥歯を食いしばって、胸の穴から溢れる寂寥を飲み下す。 彼女は、立つと決めたのだ、ならばほんの少しでも自身も前を向きかくあらねば。 そんな彼女を、支えたいと思った。助けられるでなく、助けたいと思った。 彼女が噛み締めた唇は、血の気が失せて白く見えた。だから、差し出された腕鎧を受け取り、 その何も無くなった小さな手を片手でぎゅ、と握った。大した握力もない、けれどありったけの思いを込めて。 彼女の緑青色の瞳をじっと見つめながら、大丈夫、私はここにいる。と。 そうしたのち、そっと手を離して白銀の腕鎧に片手を差し込めば、自身の腕には大きすぎる、 大人の男性のサイズのそれに嵌め込まれている宝珠が、淡く輝き、見る間に腕鎧が縮まっていく。 それはまるで、腕鎧が少女を使い手と認めたかのような光景。 そして、腕鎧を彼女の前にかざし、掲げる。騎士が剣を掲げ、宣誓するように。 「わたしは、あなたと共に生き、あなたと共に死にます。 いつか来るそのときまで…ずっと、ずっと」 我が身は元より、彼女に救われた身。その身を捧ぐのになんの異論があろうか。 いや、それも多分、違う。そんな高尚なものじゃない。 私はただ、メリアといっしょに居たいだけなんだ。 頬を打つ雨粒はなく。雨は、いつの間にか止んでいた。 --
- --
- 今日も良く晴れ渡る青空の下、金属のぶつかり合う音が響き渡る。
勇ましい二人の男性の怒声にも似た吠え声。それに続く耳朶を震わせる衝撃音。 それを真剣に見つめるのもまた男性たち。ある者は圧倒され、ある者は感嘆に打ち震えている。 当主とその従者の稽古、言ってしまえばそれまでだが実力者二人の小競り合いはそれだけでも迫力あるものだ。 --
- お屋敷の一部屋、その窓辺から私はお父様とネルの父親の鍛錬を熱心に眺めていました。
お父様の腕につけられた白銀の籠手は、陽の光を浴びてなお美しく煌めいています。 あれはこの土地に伝わる神様から頂いた大切な宝物だそうです。 ずっとずっと昔に頂いたので、今ではどうして頂いたのかよく分かっていません。 それでもとても有り難いものだと、お父様が見せてくれた時に誇らしげに仰っていました。
あれは代々、この地一帯を守れるほどの実力者が身につけられる特別なものだそうです。 今の代ではお父様が認められましたが、実力がなければ実子であろうと選ばれることは叶いません。 私には兄弟がいないのでこれから私自身が実力をつけるか、あるいはいずれ迎える婿か、はたまた一番の家臣に賜るか。 正直、自分は選ばれたいとは思っていません。あれはちゃんとした人が選ばれるべきです。 そんな事を考えていたら、いつの間にか稽古は終わってしまったのかみんなバラバラに散っていました。 少し残念に思いながら、今度は庭園に行こうと思いつきました。 今の季節の庭園は、それこそ色とりどりの花が咲き乱れ、芳しい香りに包まれていることでしょう。 その中でも庭師が管理する植物園の見事さは、これから向かう足取りが思わず軽くなってしまうほどでした。 --
- 彼女は専属の庭師ではなく流れの庭師です。
植物にそこまで詳しくない自分でも、庭師の手が入った植物はどれもこれも元気に育っているのが分かります。 厚い樹皮の硬さ、瑞々しく潤う葉っぱたち、どれ一つとして同じではない繊細な色合いの花々は、 それだけでこの館で暮らしている皆の目を和ませてくれます。 もっとずっと見ていたいと何気なく口にした時、ずっと見れないから良いんだよと彼女にそっけなく返された事もありました。 どうしてと問うてもそれ以上の返事はありません。こういう時は自分で考えろという事です。 庭師は家庭教師とは違うけど、私にいつも考える事を教えてくれます。 そんな彼女を私はとても好ましく思っていました。そしてせめて私の代まではここの庭師でいてほしいとも密かに願っていました。 --
- お仕事の邪魔をしてはいけないので、植物園の中でも私はただ目で見て楽しむようにしています。
毎日一種類ずつ花や樹の名前を覚えようとその形や色をじっと見つめていれば、後ろから聞き慣れた声がしたので笑顔で振り返りました。 私の一番の友達が、私の名前を呼んで駆け寄ってくれる。それだけで嬉しい気持ちがいっぱいになり自分も彼女の名前を口にします。 「ネル!」 弾む声のまま向かってくる彼女を歓迎しました。ネルの笑顔はいつでも私を幸せな気持ちでいっぱいにしてくれます。 ネルはこれからは使用人の一人となるそうです。それはつまり、もうこうして自由に遊ぶことはあまり出来なくなる事を意味しています。 それは本当に残念で悲しい気持ちになりましたが、ネルは今度から別の大切な存在になるのだと気持ちを切り替えました。 「じゃあ今度からはこのお家でずっと一緒にいてくれるのね。いつでもネルがすぐ近くにいてくれるのね」 会おうと思えばすぐに会えるのです。彼女の顔を見ようと思えばすぐに見れるのです。 それはなんてステキな日々になることでしょう。そんな事を思っていたら、少し落ち着いたネルが手に持った箱を渡してくれました。
開けていいの? と一度確かめてから大切に大切にフタを手に取ります。 その下から現れたのは昼の日差しに煌めく美しい銀色のカチューシャでした。 同じ銀色でも父様が身につけていたあの白銀の鎧とはまた違う、月の光のように優しげな色合いの銀。 蔦が絡み合うような模様の中に、一際目立つ宝石がはめ込まれているのを目にした時、ネルの目の色と似ていると思いました。 これを身につければ、いつでもネルを感じられるような気がして思わずわぁと喜びの声をあげた後、ネルは真剣な声で語ってくれました。 それはあの時のお礼だと彼女は言いました。あの時とは聞くまでもなくネルと初めて出会ったあの時の事でしょう。 --
- 私はあの時、どうしてもネルが怖い思いをするのが嫌でした。
私は怖がりだから、同じように怖がっている人を見るのが嫌なのです。 だからあれはネルを助けたいと思うと同時に、私自身の為でもあったと思います。 あれはネルの為にしたのか、自分の為にしたのか、あの時の気持ちはどっちだったのか。 あの日からずっと、私はその思いで頭の中がグルグルして考えが止まりませんでした。 でもそれは誰かに答えを言ってもらうものではなく、やっぱり、自分で考えるものだと思います。 庭師の彼女もきっとそう言ってくれると思います。 --
- 弾む呼吸を落ち着かせ誇らしげに見つめるネルの瞳はあまりにもまっすぐで、
私がそんなことを考えているなんてきっと気づくこともないのでしょう。 今はこのカチューシャに込められた思いを胸に、彼女がどんな気持ちでここまで来てくれたのかに思いを馳せて、 「ありがとう」 目の前のぎこちないカーテシーに応えるようにスッと背筋を伸ばして、 「これからもずっと、私と一緒にいてね」 私に幸せを届けてくれるその笑顔に相応しいとびきりの笑顔で、私はネルを迎え入れたのでした。 --
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- 中央から遥か北の森の中の拓けた一角に、私のお家であるウォーノックの城館がありました。
東西にそびえる尖塔、その最上階の窓から見える空と森の景色が、私のお気に入りの一つでした。 この地域は冬が長いので真っ白な雪の方が記憶を占め、僅かな雪解けと新緑を楽しむ時間は少ししかありません。 目にも眩しいその貴重な時間を、私は高い場所で視界いっぱいに堪能するのが好きでした。
その日も私は大好きな絵本を供にし、晴れ渡る空の下に広がる雄大な緑を拝もうと、暫く窓の外を眺めていました。 満足した後はその視界を横目に絵本を読もうと思っていたのですが、ふと何かが緑の間を横切ります。 それは人でした。森の小道を辿っているのか途切れ途切れですがその動きは確認できました。 おそらく森の恵みを取りに行くのでしょう、顔立ちはわからずとも森に入る用事なら大体検討はつきます。 そういう光景も珍しくありません。ありませんが気になったのはその進む先でした。
―その先は。 --
- 瞬間、背中からスッと温もりが抜けていくような、怖くて泣きたい気持ちになりました。
顔も判別できない小さな人影を必死に目で追っていくにつれ、痛いほどドクドクと脈打つ胸元を無意識に両手で抑えていました。
大丈夫。大丈夫。その先には行かない。行ってはいけない場所だもの。
その先に入ったら最後、とてもとても怖い思いをすると何度も大人たちに言い聞かせられ、今では場所を聞くだけで泣きそうになります。 そんな怖い場所だから、誰も行く気はない。行くなんてありえない。あの子もきっとその内に戻って―、
―戻って。 ―戻って。 ―お願い。戻って。 ―なんで行くの。どうして進むの。待って待ってなんで待って。
「まって!」
窓を叩きつける勢いで私は叫びました。ですが人影は当然のように進みます。 見ているだけでも恐怖で震えだしそうなのに、あの子は平気で進んでいきます。 その先は駄目なのです。みんなが言っていました。あの黒の森には入ってはいけないと。 だから、絶対に、行かせてはいけない。 --
- それからは無我夢中でした。
私は人前では滅多に走り回りません。淑女たるものみっともなく取り乱してはいけません。 だから館にいる人達は、みっともなく走り出している私の姿を見ても、瞬時に信じることが出来なかったのかもしれません。 物凄い勢いで横切る私を門番は遮る暇もなく、あっという間に私は城館の外、森の小道を駆けていきました。 背後から叫び声があったかもしれませんが、私は全く覚えていません。
どれほど走ったのか、この先に本当にいるのか、子どもの拙い思考と無謀な勢いのまま、 いつ息が絶えてもおかしくないほど私はがむしゃらに走っていました。 怖かったのです。ただひたすらに怖かったのです。あの子が怖い思いをするかもしれないと、そう思うだけで怖かったのです。 その人の顔が見えた訳ではありません。ですが視界の端に捉えた黒髪を見てあの子だと確信できました。
わずかに動くその黒髪を見て生きている間に合ったと、奇跡に感謝し安堵した瞬間無理をした体が悲鳴をあげました。 気がつけばこれ以上無いほどに心臓が痛みにもがいています。それでも私はその歩みを止めるのを拒否しました。
地面に伏しているその人影、恐怖に染まったその視線の先を見て、どうして止まることが出来ましょうか。 大きな黒い狼。そう判別出来たかも分からない僅かな瞬間、私はその黒髪の人を守るように立ちふさがりました。 その恐ろしい獣をこれ以上、この子に見せたくなかったのです。 これ以上この子に、怖い思いをさせたくなかったのです。 --
- できる限り両手を大きく広げて、桃色の髪を持つ少女は狼を見つめ続けた。
突然の襲来に狼は即座に身を引き、用心深く少女と相対し続ける。 恐怖をより体感させるように、一秒一秒が恐ろしく長く流れていった。 震えることもなく少女はいつまでも立ちふさがり、視界は一切のブレもなく狼をひたと見つめている。 その視線の意図を理解できず、狼はますます動くことを躊躇させた。 時が固まったように対峙していたが、やがてその均衡を破るように黒髪の少女の手が動く。
土まみれの手が地を固く踏みしめる白い足を動かそうと握りしめる。汚れも疲労も知らぬような細い足に土がこびりつく。 しかしどれほど汚れようと疲労の痛みに襲われようと、桃色の髪の少女は一切構わなかった。 背後で震える泣き声が聞こえようとも、頑として動くことはしなかった。
黒髪の少女もそれに抗うように、足の痛みを引きずり体を起こして上等なドレスを懸命に掴む。 自分を守ろうとする眼の前の人を一刻も早くここから逃がそうとするも、戦慄く手は思うように力がはいらず、 声にならない声を上げ、この絶望から逃れようと必死に藻掻いた。
その様子が狼を得心させるのに十分だった。 この者たちはただ立っているだけ。ただ泣いているだけなのだと。 あの視線の意味は分からないが、自分は未だに何も脅かされてはいない。 目の前の者たちに力は無い。 そう確信した獣の後ろ足に力がこもった。
子どもたちが未熟なのはその通りだが、この狼もまた未熟であった。 もっと注意深く周りに気配を巡らせていれば、自分を狙っている射手の存在にも気づけたかもしれない。 しかし狼はあの計り知れない視線という未知の感覚に注意が削がれていた。 未だに理由の分からない苛立ちに、その視線めがけて飛びかかったところでその黒い獣の命は終りを迎えた。 --
- 目の前に突如煌めきが走りました。
狼はまっすぐにこちらに飛びかかったかと思うと、真横から飛んできた矢に貫かれ地面に落ちていきました。 ドサッという音が耳に入り、地面を少し引きずってやがて動かなくなりました。
もう終わった。 もういない。 これでもう―。
私はゆっくりと後ろを振り返り、その時初めて、自分が守ろうとした人の顔を目にしました。 涙でべしょべしょで、土でドロドロで、髪もバサバサで、怖くて怖くて震えていて。
「もう、怖くないよ」
恐怖に固まる少女をぎゅっと抱きしめて、震えが収まるまで頭を撫でてあげました。 怖い森の話を聞くと私はいつも泣いてしまいます。でもみんながこうやって撫でてくれると、怖い気持ちは無くなっていくのです。 でも私はそれですぐに泣き止みますが、その子はいつまで経っても泣き止まず、私を抱きしめ返しながらいつまでもいつまでも泣いていました。 --
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- テスト -- メリア
- 一応これでひとまず形になりました なりましたわよね?
メイドのネルとは中の人は違うのであしからず 今後ともよしなに -- メリア
- ちょっと前の文字色は明るすぎますわね これぐらいに致しましょう -- メリア
- やあやあ この度 貴公のメイドを生徒会に借り受ける事になりそうなのだが!
なにやら見返り的なあれそれを設定しておいた方が良いかの!? 両者の用事がブッキングしそうな時は我が輩のクレイゴーレムがメリア嬢の方へ貸し出されていたり 等? -- グオカ(会)
- まあまあわざわざお越し下さりありがとうございます
こちらとしましては、ネルが私以外の時間を取っているのは好ましい状況なので、見返りなど気になさらなくとも宜しいですよ それはそれとしてゴーレムさんが用事を引き受けてくださる状況は面白そうなので、その時が来たら宜しくお願いしますね -- メリア
- ならばそのように!
クレイゴーレムに関しては きちんと頼みに来るRPを入れてくれても良いし 省いて無断ででも使用描写に出しておいてくれても良いぞ! win-winの関係という事でよろしく頼むー! -- グオカ(会)
- 交渉は恙無く成立ですね うちのネルをどうぞ宜しくお願いします -- メリア
- 良き…(つぅ、と嬉し涙メイド)
あと私が長いなコレと思ったのを叩き返してくださってありがとうございます(戦慄とともにふかぶかと礼) -- ネル
- ネルの方長いなと思いましたけど、気がついたら私のほうがもっと長くりましたわ
終わりまで書くとなるとどうしても……ね -- メリア
- ふふふ遅くなりましたふふふ(思ったよりかかったよって顔のメイド)無理のない感じでかまいませんのでー! -- ネル
- いいのよ(いいのよ)私の方もようやく終わりましたわー
こんなに文章書くの自体久しぶりで思った以上に時間かかってびっくりしちゃう -- メリア
- (本日も遅めになりそうです、という札をことり置いておくメイド)歓迎会開かれるまではセーフ!きっとセーフ! -- ネル
- 遅くなるのなら明日でもいいのよ(いいのよ) -- メリア
- 有難きお言葉…というか設定面で難航しているのがアレでもあるので明日にしましょうか…(とおいめ)
開始前ですし変則一人遊びの形でやっていましたが、始まりましたしちょっと形変えてもいいですしね。ともあれお休みなさいませ(スヤァ) -- ネル
- こちらはひとまずこれで終わりとするので、最後の締めはそちらにおまかせねー -- メリア
- はい!ということで締めさせていただきました。長々とお付き合い感謝でございます(ありがとうのカーテシー) -- ネル
- お疲れ様なんとか今日中に終われて何よりでした 改めてこれから宜しくお願いしますね -- メリア
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