ベレット家出身 ミフィル・ベレット 216278 †
こんな伝承がある
西の国のさらに西、そこにそびえる火山の中に 眩く輝く羽を持つ 神鳥がいると 冒険者、と呼ばれる女性が買った、小さな一軒家が、ぽつんと建った丘
「あらかた家財も片付け終わりましたね。 残ったのはベッドと布団ぐらいでしょうか」 長かった冒険生活を終え、女性はまた旅に出る 「思えば・・・本当にいろいろあって・・・」 思い起こせば、様々な出来事が頭に浮かぶ 出会った事 別れた事 楽しかった事 辛かった事 「ここも、今晩限りでしばらくお別れですね 明日の朝、こっそりと出発しましょうか」 そう呟いて立ち上がると、突然の眩暈に視界が揺らぐ 「・・・いままでの疲れが出たのでしょうか・・・ 今日は早めに寝てしまいましょう・・・」 倒れるようにベッドへ転がると、すぐに意識は闇の中に溶け込んでいった 同時に、彼女を紅蓮の光が包み込んでゆく その伝承には続きがある
神鳥は、輪廻から逸脱した存在で 死は終わりではなく、新たなる始まりであると そして、神鳥は炎の中に眠り、炎の中から蘇る また新たな朝が来た
どこからか出火したのだろうか その丘にあったはずの一軒家は跡形も無く焼けてしまっていた 焼け跡からは何も発見されず、家主は行方不明 火災よりも先に旅にでたのだろう、と判断された 今ゆっくりと瞼を開く
蘇った神の鳥 「夢を・・・見ていました・・・とても短かったけれども、・・・素敵な夢」 神が見るは人の夢 永遠に孤独な存在が 再生の、ほんのひと時の眠りに見た 人の夢 長い生に比べたら、本当に一瞬の出来事 その夢を胸に、神鳥は大空へと飛び立った ミフィル
彼女は存在しなかったはずの存在 いずれ彼女に関する記憶は、誰の記憶からも薄れていって消えるだろう そうして全ては幻になっていく 光り輝いていた 虹色の幻に 最新の6件を表示しています。 コメントページを参照 近影 †一枚目・二枚目・三枚目・四枚目・五枚目・六枚目・七枚目 出自 †少女は旅に出た 彼女は絵を描くことが好きだった 正確には「観たものを描きとめる」ことが好きだった 彼女には特殊なチカラがあった 彼女は何故旅に出たのか? それでも彼女は絵が好きだった しかし、放浪の画家、とはいかないわけで 設定 †
最近描いた絵 †この辺にメモを置いておきましょう 貰った絵 † |