ガルグ家出身 ゲオルド・ガルグ 216190 †
『死なない男』
男は自分の長すぎる生に飽いていた
ある時は兵として国を救い、ある時は野盗の頭として殺し、奪った
ある時は行商をし、ある時は奴隷となり、ある時は船乗りとなり、ある時は物乞いとなった
この世の何処にも安息を見出すことは叶わず、かといって食わねば餓えが苛む
だから今度は冒険者となった
- 現在
妻と共に街を離れ、緑なす豊饒の土地へと移り住む
そこで冒険で蓄えた金で土地を買い、人を雇って農場を始める
数年のうちに収穫も伸び次第に地域の名士としても認められ、妻と共に穏やかな生活を送っていたのだが
再び男は黒い外套を身に纏い、この街へ姿を現すこととなる
呪われた己が身の永遠の軛を砕くために
人物像 †
不死の呪いをかけられた男
一見40〜50代の壮年に見えるが、実際の年齢は800歳を優に越える
(本人の記憶も曖昧なため正確な年代は分からない 恐らく1000歳は超えていないと思われるが…)
不死の呪いは強力で永遠に歳を取ることは無く、どれだけ肉体が破壊されても時間さえかければ、血の一滴からでも甦生は可能
だが、その分の苦痛は凄まじいものがある
また本人は魔法を使うことは出来ないが、かつて所属していた魔術教団で秘術を習得しており
自分の肉体を生贄にして様々な魔物(悪魔)を召還することが出来る
性格は粗暴かつ陰気 興が乗ると饒舌になることも
趣味は酒、煙草、喧嘩、女を買う事
風貌・容姿 †
濃い無精髭が生え、斜めに大きな傷跡の走った彫りの深い鷲鼻の顔
その瞳は死人のように昏く濁り、ぼさぼさの長い黒髪を無造作に垂らしている
身長は2mにもなる大柄な筋肉質で 全身には古傷が走っており、体毛は濃い目
胸元を大きく開けたシャツに年代物の裾がボロボロになった黒い外套を羽織っており
両手の指には凝った意匠の金の指輪 胸元には金の鎖で吊るした護符(アミュレット)を下げている
戦いの際は主に大振りの狩猟ナイフを扱うが
頑健な巨躯から振り下ろされる鉄の拳は、それ自体が恐るべき凶器となるだろう
肖像、その他 †
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酒場の絵師より
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酒場の絵師より
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蜥蜴娘より
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食屍鬼の落書き帳から
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鍛冶屋に打ち直されたナイフ
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酒場の絵師より
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薬屋よりの貰い物
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呪われた女王より
悪魔召喚 †
呪いの言葉と共に己の肉体の一部や全身を破壊し、その血と苦痛を生贄に捧げる事で、様々な悪魔を召喚する事が出来る
その能力は万能だが、強力な力を持つ悪魔を呼び出すにはそれだけ多くの生贄が必要
肉体と精神に大きな負担を掛けるので、必要時以外は積極的には行わない
(以下以外にも様々な悪魔を召喚できる)
戒めの毒蛇
敵の肉体に絡みつき、身動き出来ないよう束縛する漆黒の蛇を召喚する
蛇の戒めを物理的な力で解くことも可能だが、それには大きな力を必要とすることだろう
醜悪の顎
肉体の一部に醜悪な悪魔の顔を召喚し、魔炎放射、冷線放射、溶解液、灼熱の鉄球等様々な攻撃を行わせる
また放射系の攻撃だけでなく、その鋭い牙と強靱な顎、鞭のように伸びる舌も恐るべき武器となるだろう
術の威力が大きいと、その反動で肉体にダメージが来る事も
肉触の鞭
肉体の一部を触手状に変化させ、絡め取って束縛したり鞭のように撓らせ打ち付ける
先端を尖らせ槍状にすれば、敵の肉体を貫くことも可能
獄器召喚
血反吐の中から悪魔の変化した魔術武器を召喚する
斧、槍、剣などその種類や形は様々だが、総じて醜怪な形をしており、通常の得物にはない特殊効果のあるものも多い
肉食妖花
自分の肉体を苗床にして、毒々しい色彩をした大輪の魔界花を咲かせる
人を酩酊させる強く甘い臭いを放ち、蔦状の触手で捕らえ、強酸性の消化液を発射する事も可能
盲目の猟犬
血液の中から召喚される目の無い漆黒の猟犬 嗅覚は鋭く、覚えた標的を地の果てまで追跡する事が出来る
また、鋭いかぎ爪と強力な顎を持ち、人間の大人を楽に噛み殺す程度の戦闘力は備えている
憑依合体
肉体の一部に下級悪魔を召喚する術とは違い、肉体そのものに上位のデーモンを憑依させ、人間を遙かに超える能力を発揮させる術
その対価は血や苦痛ではなく、己の魂そのもの
圧倒的なまでの暴力を自在に操ることができるが、生きながら魂を喰われる苦痛を味わう事となるため、長時間の憑依は不可能
また、人格面でも憑依したデーモンの影響を受ける為、理性の維持が難しくなっている
冒険者達 †
枯井戸の底(コメントアウト) †