トギ家出身 キョーヤ 289827 †
「……ギャグだろ?」
ID: | 289827 |
名前: | キョーヤ |
出身家: | トギ |
年齢: | 15 |
性別: | |
前職: | |
理由: | |
状態: | |
方針: | |
難易度: | |
信頼性: | |
その他: | ステータス/戦歴 |
──黄金暦120年 8月、 引退 ──
するはずが、なんとなく冒険を継続しているようだ
キャラ設定とか †
- 本名:土木 恭也
- 外見
- 黒目黒髪
- タレ目気味なためぼうっとしているように見られやすい
- 学校指定の制服の上着を着崩している
- 一人称は「俺」
名前が判らない相手に対しての二人称は「あんた」(ただし一見して年上、或いは目上と判る相手を除く)
- 現在の住居
山中の空き家を勝手に使用している
- 友人に勧められて『The Golden "Role"』にアカウントを登録したところ本当に冒険を開始するハメに(下段)
- 口癖は『ギャグだろ』
理不尽や面倒ごとはすべてつまらないギャグだ。だからそんなものでへこたれてたまるか!
という一種の自己暗示であったが、いつの間にか口調として定着してしまった
- 自身の能力に対し懐疑的な面があり、可能な限りリスクを負わないようにしている
悪く言えばチキン
そんな性格なため、遠距離から攻撃できる弓は割合親和性が高かったらしい
- 冒険の方針は危険度が低めの討伐任務
これは採集中無防備になりかねないキノコ狩りより、索敵メインの討伐の方が安全だろうと判断したため
曰く「襲われるよりは、相手選んで襲いに行く方が気が楽だろ」
コメント欄 †
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ストーリー †
『君だけの"役割"がそこにある』
そんな売り文句のネットゲーム、『The Golden Role』をプレイしようと思ったのは
そんなに大層な理由が合ってのものじゃない
ミントとCanonの2人に勧められたからっていうのもあるし、現役中学生の俺には世間で言うところの中二病っていう隠し技能がある
自分の考えたキャラが、どんな役割を演じてくれるんだろうか?
そんな期待に胸を躍らせながら登録を終了し─────たら街の入り口に立っていた
「……はぁ?」
さっきまで部屋の中にいたはずの俺は、気がついたら見知らぬ街の入り口に突っ立っていました
「……はぁ!?」
なんだこれ
なんだこれ!?
自分でも何が起こっているかよく判らないし、秘められた能力の覚醒とかテレポートだとかそんなチャチなもんじゃない
もっと恐ろしいものの片鱗を味わっているような気がしてならない
まさしくここは誰、俺はどこ状態ってやつだよ!
「あっはっは!今のギャグチョー面白い!」
そうして、そこに一人奇声を上げ続ける少年が誕生した。っていうか俺だった
「………なんなんだよ、一体…………」
狂騒にも、やがて終わりが訪れる。
混乱が立ち去り、その場に残ったのは疑問だった
異世界に召喚されて冒険の旅をする。そんな妄想をしたことがなかったとは言わない
だがそれはあくまでも妄想であり、現実に起こりえることでは決してないはずだ
ならこれは夢か?現実か?
「んだーっ!……ったく!」
頭を掻きむしりたくなる衝動を抑えるため、両手を勢いよくポケットに突っ込む
すると、クシャという潰れるような音と指に何かが触れる感触があった
「ん……?」
ポケットに何かが入れていただろうか?手を突っ込んだときにひしゃげてしまったそいつをポケットから引きずり出す
出てきたのは名刺サイズの紙片
ポケットに十分収まる程の小さい紙には、日本語でこう記されていた
『 土木 恭也様 【キャラクターID:289827】
あなたのキャラクターの登録が完了しました
キャラクター名: キョーヤ・トギ 』
「……ギャグだろ?」
当然ながら、紙片は俺の疑問には答えちゃくれなかった
「……確か、ゲームだと酒場で依頼を受けるんだっけか?」
少なくとも、ここがどんな場所であるかは理解できた
これは現実なのか、それとも夢なのか
その答えはまだ見つかっちゃいないが、夢だと信じ続けて衰弱死、なんてことになったら笑い話だろう
とりあえずは飯、その次に住居
この場所のルールでそれらを手っ取り早く手に入れるためには……役割を演じるしかない
「ったく、ギャグにもほどがあるよな……」
とりあえずは、生き続けるために
そうして俺の冒険は始まった