狗尾櫛家出身 たまき 366417 Edit

人はしばしば哀しみのあまりに石と化し、
石はしばしば夜通し啼き続けてやがて土となった。
人間は、土に生まれて土に死ぬ。
土に死ねばこの世に再びかえってはこない。
にもかかわらず、その土からさえこの世に立ちかえってくるもの。
それが妖怪である。
阿部正路著:「日本の妖怪たち」より




騒がしかった化け猫は冒険から帰らず姿を消した。
苔生した廃墟にはただただ猫たちの鳴き声が響き渡っている。
野良猫たちの主は帰らない。

猫たちは生き続ける。
ある猫は主の残した棲家に残り、野良猫として。
ある猫は主の残した棲家を後にし、飼い猫として。
いつか主が戻るその日が来るまで

日々生き続ける。


野良猫がたくさんいた苔生した廃屋 Edit

お名前:
  • (無言で鰹節を置き野良猫たちへと与えだす)
    ……(食べている野良猫を眺めていた視線はそのまま虚空へと移り)
    ……ふっ(少し寂しそうに微笑んだという) -- ドロシー 2009-12-02 (水) 20:24:38
  • …んだよ、たまきち… 折角色々餌、買ってきてやったのによ しゃーねぇぜ、ほれほれ受けとんな野良ども〜!(餌の入った袋を開けて皿に盛り付ける)
    ま、ここいらの猫ならオレ様以外にも面倒見るやつは居るみてぇだしな やっぱ、なんか寂しいもんがあるけどな、ま 心配はすんじゃねぇーぞってコトで あばよ -- アーク 2009-11-27 (金) 20:44:55
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Last-modified: 2009-11-27 Fri 00:18:08 JST (5265d)