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不利な戦闘では狼男には為す術も無くパーティーは逃亡、逃げ遅れたアコニは無情にもその体を貪られることに。 その後、彼女がどうなったのかは家族が知る由もなかった。
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私の母は魔女だ。 魔女と言っても森の奥で色々な薬を作っているだけだ。 イメージが魔女らしいと言うだけだ、なんともバカらしい。 私は父親の顔を知らない。 母が言うには父は森で倒れていたらしい。 それを母が介抱してそれがきっかけで……なんともバカらしい。 その母が病気で死んだ、怪しい薬は作れても自分を治す薬すら作れないなんてなんともバカらしい。 最後の事付に父が栄華を極めた一族である事を知らされた。 一人では心配だからそこへ行ってお世話になるといいと言われたのだ。 バカじゃないの!? 父親は貴族の癖にこんな辺境の地で子供を作ってしまうなんてバカじゃないの!? 母も母だ、それならいっそ父の元へ付いていってしまえばよかったのに! そうでなければこんな森の中で暮らすこともなかったのに! それでもその言葉に従って屋敷へと足を運んだ私も私だ。 少しは期待していたのかもしれない、鬱蒼とした森暮らしから綺麗な屋敷の生活を。 でも、いざ屋敷にたどり着いたところで知らされる事実。 すでに一族が没落していて日の目を見ていないと言うことを、それに兄弟がたくさんいると言うことを。 そして後継者の選出を行っていたなんて……。 私はそんな話は聞いてない! あんなに深い森の奥に手紙なんて届くわけがないから……。
長い間人里離れた森の奥に暮らしていたため人付き合いが非常に苦手。 その上人間不信で自分に自信が無いため自分以外を中傷することでしか心のバランスを保つことが出来ない。 しかしそんな自分の性格を非常に嫌っており最悪なまでの負のスパイラルに陥っている。 他人を貶して後悔するタイプ。
母親から薬の作り方を学んでいるため傷薬から怪しい薬まで一通りの薬を作ることが出来る。