どらン猫家出身 小鉄 40255 †
ID: | 40255 |
名前: | コテツ(小鉄) |
出身家: | ドランコ(どらン猫) |
年齢: | 30 |
性別: | |
前職: | |
理由: | |
状態: | |
その他: | ステータス/戦歴 |
- ひょうたん池でフナを釣ってたら来てた。
- 酒場で人間観察しつつ、適当な集団を見つけてはついていく事にする。
- 猫年齢で30歳? 詳細は本人もよくわかってない。
- 手にしているのは槍じゃなくて釣竿。
- 二つ名「残響刻印(スティグマ)」……額の傷のことか?
- ひょうたん池の釣果
今まで1386匹フナを塩漬けにした 今日は1匹フナが釣れた 昨日は0匹フナを釣った
88年4月 †
適当な集団えらんでついてったら、人間が武器もってネズミを切っとった。
役所の人間やろな、たまに猫もつれていきよる。
隠れるようについてったら、途中岩を蹴り飛ばしてでかい音を鳴らしたが、気づかれなかったようや。
飽きて帰ろうと思ったとこで、見たことも無い変なやつが喧嘩売りに来たんで、そいつのタマとって引き上げることにした。
酒屋のおっさんからフナ3匹もろた。
88年5月 †
一人除いた全員がおっさんの集団見かけた。
たいていは若い娘がまじっとんのが多いはずやのに、これは珍しいんでついこおもた。
ええ人間観察やとおもったんが裏目にでたんか、やたら変なやつらが喧嘩売ってくるやんか。
人間だけおそっとればええのに、脇で見学しとるワシにも向かってくるから、釣り針でカツオのようにピンピンはねとばしたったど。
おっさんらは、歩く犬倒したら、その場で酒盛りしだしてん。動かんから見切りつけてさっさと街にもどることにした。
酒屋の奥の調理場で、料理人がサワラをばらしとるん見学しとたら、何切れかもろたで。
88年6月 †
酒屋のイスで寝とったら、海やら川魚やらなんや美味そうな歌うとてるやつおったから気になってついてった。
そんなかに一人だけ若い娘がおったんやが、やたら弓が上手いのか、その辺の小動物をバンバン狩っては食料にしとった。
ワシ、気い付かれたら肉になるんやないやろな。
海の歌を歌うてるから漁にでるんやとおもうてたら、着いた先が洞窟やったんで、あてが外れた。数匹もらえるんちゃうかと思うたのにな。
外におるのも暇なんで、洞窟についてった。前に会うたねばねばしたやつもおったが、他に変な腐ったもんがうごいとるやないか。
釣竿でどつくのはもったいないから、漬物用の塩まいったったらにげおったで。
その後酒屋に帰ったら、金持ちそうな客からフナのなれ寿司をもろた。
88年7月 †
物騒な武器持ってる若い娘さんの集団の中に、一人だけ本持った兄さんがおる集まりを見かけた。あの兄さんが一番ひょろいやんけ。
日陰で寝てるのも少し飽きたんで、ついていくことにした。
どこか遠く行くんかと思てたら、近くの森をうろうろするだけやったけど、ようさん狼やらネズミやらでてきた。
ワシはその辺の小鳥を追っかけとったんやけど、ひょろい兄さんが光る爆弾をぽんぽん投げて退治しとった。
一番多く倒しとったんやないかな。見かけではわからんな。
日も暮れる頃、こっちに来たとき最初に会った変なやつをまた見かけた。そのへんの石を頭に投げたったら気絶しおったんでそのままかえってきた。
酒屋におったら何人もの人間からウナギの尻尾をもろた。その日は一日中ウナギのしっぽをもらう日やったで。
88年8月 †
夏は暑くてかなわんわ。今月はずっと酒屋で寝てよ思て日陰におったら、前に会うた弓の上手い娘さんを見かけた。
なんか綺麗な帽子かぶってんたんで、暑いんやろなと思て見てたら、こっち来てささみ肉くれたわ。
そのあとすぐ知り合いらと五人で街を出て行ったん見送ってたんやけど、気になったんでついてった。
森の中やったけど川沿いなんで、ついでに魚釣ろ思て釣り糸たらした。そやけど、よそで戦ってる音しとったからか、魚がよってこんやんけ。
こら近くは釣れへんなと思て、勢いつけて釣り針を遠くに飛ばそとして走って一気に釣竿を振ったんや。
そしたらなんかいつもより変に重くてな。糸の先みたら変な立つ犬二匹が空を飛んどるやないか。邪魔してしもたんでワシあわててそこから逃げたわ。
結局釣れへんかったけど、帰ったら酒屋で働く娘さんから、アユもろたで。
88年9月 †
街中にも川は流れとるんやけど、ちょっと離れたとこで静かに釣ろ思て一人で出かけた。
四角い変な岩がごろごろしとる場所を選んで釣り糸をたらす。他に釣り猫とかおらんかなと辺りを見渡すと、人が来よった。
オークとか叫んどるところ見ると材木屋やろか、とりあえず竿を地面に刺して岩で固定して岩をよじのぼった。
相変わらず人間は変なのと喧嘩しとるな、街の外におる人間みんな喧嘩好きなんやろか。
一通り喧嘩が終わると、でかい金槌を囲んで会話しとった。やっぱり材木屋か大工なんやろかと思っとったら、木も運ばず帰っていった。
人のすることはよくわからんなと考えながら、釣竿んとこにもどって竿をひっぱったら、イワナがくっついとった。
酒屋に戻ると、よお魚の切り身くれる爺さんに会うた。釣ったイワナ数匹持ってくと、米と汁とイワナが混ざったようにして帰ってきたで。
88年10月 †
川へ釣りに行こ思て釣竿持って向かっていったら、同じ方向にあるいとる人間が見えるやんけ。
ついてく気ぃなかったけど、ちょうど同じ方向行くんでそのまま並んで行ったわ。
横見たらえらい数のやつらと喧嘩しとるんやん、大丈夫かいなと見とったら、人間が何人か死んどるやないか。
こら物騒や思てはよ離れよとしたら、変なのが気がついたんか、追っかけてくるやないか。
全力で逃げたんやけど、相手もずいぶん早うて、あんまり離れんのや。しゃあないから釣竿ほっぽって川へ飛び込んだわ。
シャケの群れがおるんであんまり泳げれへんから、その辺に浮いとる木に捕まって流されてったわ。
結局今も川の上で流されとる。街はもう見えへんから、猫の足で帰るのはそうとう先やろな。
とりあえず、海の魚でも獲りに行くんで、しばらく街から離れる事にするわ。
→後記
観察した人々 †
レミナ・エルスタッド(88年6月,8月)
ユキヒト・アツタ(88年6月)
- まだ挨拶だけしかしてなかったのに……ゆっくりでいいから戻ってきてね…… -- オブシディア?
- 同じ猫として・・・すごく残念だニィ・・・おつかれさま -- エポ?
- おつかれさまでしたー -- フライ
- 私はいつでもコテツさんのお魚を用意して待ってますからね。たまには遊びに来て下さいよ! -- ニビ?
- またいつか会えると・・・信じています -- レーゲン?
- お前は海に還るニョル?…戦士の魂は不滅ニョル(種芋を川に流しながら -- ウニョール
- 嘘…ですよね…そんな… -- ニビ?
- 川にそって海にいくことにするわ。しばらくは帰ってこんとちゃうやろか、元気でな
- セックス! --
- 挨拶来て頂けるなんて恐縮です これ、地元でよく釣れる魚です、よかったらどうぞ つ「ハタ」 -- レーゲン?
- ええ色したハタやな、ハタは食べるのはじめてやわ、おおきに。人よりやったか、お茶が見つかるかどうかわからへんけど、見つかったらもっていくで
- ずいぶん人も釣れてるみてぇだな!なに、ちょっくらマグロ獲ってきたからよ。おすそ分けってやつだ。 -- アラン?
- このマグロ、ワシの五倍は軽く越えるでかさしてるやんか。海の漁師はやることがものすごでかいな。食べるのたのしみやわ、おおきに
- こんばんは猫さん!同じ漁師仲間と聞いてやってきました。もし良かったら今度釣りのコツを教えて下さい。これはお土産ですっ[カツオ] -- ニビ?
- カツオが旨い季節になってきとるな、おおきに。ワシの釣りは自活用の自己流やで、上手く伝わるかようわからんな
- いつも来てもらってばかりで悪いから挨拶に来させてもらったわ これお土産よ(ささみ肉)来月はよろしくね -- レミナ
- ええ肉やな、おおきに。さすが猟師や肉の選び方がちごてるな、うまそうな肉やんけ。さっそく火であぶって食おか。
- 朝の散歩がてら挨拶に寄らせてもらったよ。釣りとは粋な趣味だね。こんどあっしにも教えとくれよ。 -- タマヤ?
- 朝の散歩はええもんやな。そろそろ七月やし、釣りするにはええ陽気やから、釣竿とバケツもっていってみよか
- お魚ありがとうね!何かいいものが入ったらお礼に持ってくるよ…マタタビとかでいい? -- ミュージィ?
- マタタビもろたら、楽しませてもらうわ。けど「マタタビン」とかやったら遠慮させてもらうで、昔酷い目にあったんや
- 先輩さんですね。よろしくお願いします これはお近づきのしるしに…… つ何かの干物 -- オブシディア?
- 干物おおきに、今魚焼けたんで一匹どうぞ。ワシこっちじゃ後輩やから、いろいろ教えてもらえると助かるわ
- なまねこ。なまねこ。お互い長生きできると良いですね -- タイファス
- なまねこ。なまねこ。念仏やったか。ジュニアんとこのオヤジが毎月猫のために念仏唱えとんの思い出すな
- その月の紋章!見つけたど〜!ドラ猫原爆落としぃ!今日がお前の命日じゃあ!ええか!このワシの傷はなぁ(以下脅し文句) -- ちんぴらぬこ?
- (ひょい)君ね、もう少し落ち着いてだね(ぬこ:傷云々)あかん、話きいとらん(ぬこ:ドラ猫原爆落とし)ゲシッ! 特攻て、蹴落とされにきたんかい
- 男前で惚れそうなー -- ソマリ
- ワシもうおっさん猫やど。それと、例の物があるといううわさは聞いたな
- 額の三日月がカッコイイんぬ。さぞや名のある猫とお見受けするんぬ。長生きして欲しいんぬ -- シナヴィ
- 額のはただの傷や。これのおかげでずいぶん苦労するよ。ワシのんびり気長にすごしたいねん
- 月の輪の雷蔵!月の輪の雷蔵じゃないか!! --
- (ドテラの留吉って猫さんが探してましたよ) -- フライ
- あかん、ワシあいつ苦手や。北へ逃げるから、南へ行ったってゆうてくれへんか
- よほど魚が好きなのだな、顔に鱗が付いてるぞ(鱗をつまむ) -- ベルーガ?
- ついとったんか、おおきに。人から食いもんがいつもらえるかわからんから、魚たくわえて自活できる猫にならんとな
後記 †
引退という結果じゃないけれど、それに近い終わりにさせてもらいました。
戦闘にまともに関わってない猫だっただけに、終わり方もこんな風ではないかなと思いこの形にさせてもらいました。