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| | 冒険者になるまで
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- 謎も多い遥か北方の国ヘブンズパーガトリーはこの街に大使館を作っている。
- ルキオの母はその大使館に勤めていた女性で、この街で暮らしているうちに身ごもり、ここでルキオを産んだ。
- その後も仕事を続けていた母に代わって、親しかったある女性がルキオの乳母になる。
- ルキオの名も乳母がつけたものであり、相当信頼されていた事が伺える。
- 「ルキオ」という名は乳母の種族にとって何か意味のある由緒正しいものであるらしい。
- その後乳母の事情で彼女がこの街を去ってしまう10歳時まで、ルキオは乳母に可愛がられ、多くを学んだという。
- 本来ヘブンズパーガトリー出身の人間は黒機関という独自の能力を先天的に持っているのだが、ルキオはそれが殆ど見受けられない。
この街で生まれ育ったからだといわれている。
- ヘブンズパーガトリーの人間がいわゆる「人間」種族なのかは現在はっきりとしていない。
- かの国においては黒機関の技能も仕事や出世に関わる需要なポイントである為、母は酷く心配している。
- ルキオ自身はこの街の様々な種族や能力を見て育ってきたので、比較的楽観視はしていた。
冒険者で興ったようなこの街で、自分が身一つで成り上がるには冒険者しかないと漠然と考えていたのだ。
- 敬愛する乳母もまた冒険者としてかなりのものだったらしく、それが憧れとして彼女の心に残っている事も大きい。
- そうして、母を説得し遂に冒険者デビューを果たしたのだった。
- 現在故郷の「赤機関」と呼ばれる技術で梃入れ。肉体年齢は十代から変わっていない。
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