凶運の運び手 桜花 434980 †このような事を続けていては長生きできないと判ってはいるつもりだったけど、いやはやあっけないものだね
あぁ、でもやはり死にたくないね。やりたい事があるではないが、死ぬのは嫌だな 「……行き倒れ――いや、冒険者か。さしずめ依頼に失敗して敗走、お前は見捨てられたといったところか まだ辛うじて息はあるな、今から医療機関へ運ぶとしても恐らく手遅れだがここで遭遇したも何かの縁。何かあるならなるべく聞いてやろう」 なんだい急に喧しいね。こういう時は無駄でも助けようとしたり優しい声をかけてくれたりするのが人ってものじゃないのかな まったく… 「……珍しい、な… こんな処で…人と……会う…… お察しの通…り…だ……よ」 「……何も、ない……私なんか…に関わる………のは… 止して…おけ…」 あぁまただ、最期までこうだ。素直に助けてと言えない。言えたらもうちょっと違う未来があったのかな 「ふむ。通常こういった時は生存を望むものかと思っていたが、死を望むなりの事情と言うのも世の中にはあるのだろうな 或いは助けられるかもしれんと考えての御節介だったが、捨て置けと言う望みであればその通りにしておくとしよう」 ……なんだって?今この男は何て… 「助け……る…?」 「なるべく聞いてやると言っただろう。助ける事も不可能ではなかった。が、当人にその意思がないなら邪魔をしたな さらばだ見知らぬ冒険者、貴重な意見との出会いに感謝す――」 「待ってくれ!」 「…む?」 「私は…!私、は―――――!」 ここではないどこか 編集 †桜花>名簿/434980 最新の2件を表示しています。 コメントページを参照 3行で説明する空間 †
関り †襲ってきた男? 魔王ドルム様? 花畑に住む男 落ちてきた? 仕事で同行 袖触合うも 降ってきた魔王 裏側の空間 † |