 |  | この街で過ごした時期 | 生まれてからずっと | その頃どんな子だったか | ある時までは札付きだったが、急に腑抜けのろくでなしになった。 今はさほどでもなく、芯が入った印象を与える。 | 家族構成 | 独り | その他知っておいて欲しい事一つか二つ | 最近鍛えてる。スライムは殺す。 |
場末の酒場の無駄話 †
ろくでなしのジャック †
「『ランバージャック』?ああ、そいつはとっくに昔の話だ。今じゃただのろくでなしさ。
ほら、あの酒場の隅っこでカードやってんのがそいつだ。
どうしてああなっちまったやら、期待の鉄砲玉も今は昔って奴さね。来る日も来る日も酒に煙草に賭けポーカー。呆れたもんだよ、全く
でももうそれも終わりさ。ついにツケが払いきれなくなっちまって、奴さんもケツに火が点いた。
お約束通りの冒険者ってわけだが、まあ、行く末の違いは豚の餌かオークの餌かってとこだろうがね。」
話しかけるのは勧めないね †
ジャックの現在 †
「無精髭は黒々と、脂っこい髪に、垢染みたシャツ。
昔の伊達男ぶりが忘れられずかウェスタン・スタイルを気取っちゃいるが、お世辞にも大して似合っちゃいない。
大抵は安酒と闇品の煙草をお供に、酒場の隅で博打の毎日。
勝ったり負けたり、まあ順当に負けのが多いみてえだ」
ジャックの現在・その2 †
「野郎も冒険者になって、一度痛い目を見たら少しは目が覚めたらしい。
戻ってきた時ゃ全身血まみれ、ギラついた目ぇして斧ぶらさげてよ、
『こりゃランバージャックが戻ってきた!』ってな。誰もが思って震えたが、まァ実際のところはそうでもねェようだ。
それでも近ごろの腑抜けたサマは幾分マシになったようだがね」
ジャックの現在・その3 †
「やべえもん見ちまったぜ……ジャックの野郎がさ、すんげえ目えして斧振り回してたんだよ。
こりゃ現役ん時の野郎の日課だ。野郎、本当に戻って来ちまったのか!?」
「落ち着けよ。野郎が裏社会に復帰したら、そりゃ一大ニュースだ。
本当にそうなら嫌でも耳に入ってるはずだろ?
それにほら。確かに最近ここにも顔出してなかったが……奴さん、いつも通りに博打を打ってるぜ。
少なくとも今見た感じじゃ、大して変わったようにゃあ見えないがね」
ジャックの昔 †
「裏社会に華々しくデビューした、札付きのワル。愛用の伐採斧片手にどんな悪いことでもやってのけた。
『ランバージャック』といやあ、カタギの奴ぁみんな震えて道を空けたもんだった。
アイツが斧を置いたのは、はて、どんなことが切欠だったか。
アイツも語らねえし、知ってる奴なんかいねえんじゃねえか?
ともかく、ある日突然腰抜けになっちまって、
組抜けなんかねだるまでもねえ。さっさとほっぽり出されちまった。
奴さんには幸か不幸か、始末されなかったのはそれまでの働きってとこかね?」
以下の話は、外の者には伝わっていない。 †
とあるマフィアの一人の話 †
斧を捨てた話・前編 †
「ファミリーに入りたての頃は威勢がいいばかりのチンピラだったジャックも、時間が経てばプロになった。
知ってるか?両刃の伐採斧ってのはな、片刃ずつ鉄の固さが違うんだと。
柔らかいもんにはこっち、硬いもんにはこっちってな。
何の話かって?決まってるじゃねえか。人間をバラす時の話だよ。
現役ん時のジャックの解体の手際はそりゃ見事だった。何しろ躊躇いってもんがねェ。
職人技っていってもいい。動作に淀みがねえんだよ。
あっという間に殺して、解体(バラ)して、一丁上がりさ。人間が人間に見えてねえ。そんな目をしてたね。
他の組の鉄砲玉とカチ合った時、あんまりすげえ目してるんで相手さんがブルって小便漏らしたなんてこともあったっけ。
そんな風になっちまった奴も、恋くらいする。意外そうな顔してるな?
何、奴さんも人の子だって話さ。
なにしろチンピラの頃から火遊びはお得意だった。
自分とこの幹部が囲ってる女に手ェつけて、あわや大事になりかけたことだってあるくれえさ。
なかなか派手なもんだったが、俺にいわせりゃ繊細さに欠けてたね。
その辺は若さってもんだろうがもっとこう……え、お前のご託はどうでもいい?こりゃ失敬。
繊細さに欠けてたってのは、ボスの娘との一件だ。
ピカピカの頃から無茶ばっかりしてたジャックに、甲斐甲斐しく世話焼いてたらしい。
ボスの娘が直々にってのは無茶な話だが、あの嬢さんはそんなもんだった。
我が侭で言い出したら聞かねえから、ボスも相当手を焼いてたっけ。
ま、今じゃ見る影もねえが当時のジャックは結構な伊達男だった。娘さんも完全にホの字でな。
ジャックもそれに気付いていなかったわけじゃねえだろうが、ぶっきらぼうに躱してたよ。
そりゃそうだわな。何しろボスの娘さんだ、それにほいほい手ェつけるほど馬鹿じゃなかったらしい。
で、だ。
ここからがランバージャックの恋の話の本題よ。
奴がマシーンじみてきたそんな最中だ。
繰り返すが、そんな風になっちまった奴も、恋くらいする。
ボスの娘をさしおいて一目惚れだったってんだから、いやはや、人間ってのはワカんねえもんだな?
で、その相手がな、ごく普通の町娘だったってんだよ。花屋の……ああ、隠語じゃねえよ?……看板娘さ。
どうやらこれが流れ者らしくてな、当時はその街にきて間もなかったらしい。
『ランバージャック』のことなんかもよく知らなくてよ、第一印象ってのは大事だな。
アプローチされたらあっさり落っこっちまった。
でもまあそうはいってもコッソリだったらしい。秘密の恋ってやつさ。燃えるよな?
どうしてかって顔してるな?そんな輩の愛人に、好きこのんで手ェ出すやつなんかいやしない。
普通はそうだろう。だが当時は事情が違った。
隣のファミリーとシマ争いで一触即発……。切欠さえありゃすぐにでも抗争だ。
隣の連中が一番邪魔なのが『ランバージャック』。
泣く子も黙る『ランバージャック』が、カタギの女にぞっこんだ、なんつったら……
アイツさえ消えりゃ縄張り争いはグッと楽になる。どころか、消した勢いで一気にシマを乗っ取れるかもしれねえ。
ろくなことにならねえのは、餓鬼だってわかるさ。
だから奴さんも慎重だったらしいが、恋は盲目、見えなくなっちまうもんもある。
うっかりだ。逢引きの最中、抗争相手のファミリーの若いのに出くわしちまった。
ま、連中『ランバージャック』にちょっかいかけられるほどの度胸は無えから、一目散に逃げ出したんだが。
当然追っかけて口封じってわけにもいかねえ。
女の手前ってのもあるが、何しろ見られただけだ。何もされてねえ。
殺すだけの大義名分がねえとなりゃ、さしものジャックも手を出せない。奴さんもただの殺人鬼ってわけじゃねえからな。
……これで案の定バレちまったってわけさ。
ようやく面白くなってきたってとこだが……ちょっと酒が足りねえな?
もうちょっと酒が入りゃ、もっと舌も滑らかに動くんだが……」
その他 †
+
| | 覚え書き
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流れの中で生まれた設定とか思いついたのとかを適当に放り込んどくスペース。
↑みたいなスタイルには多分ならない。
●「もうおじさんと呼ばれる年齢」であることには納得した。
●でも若さは吸収したい。最近は若い連中に混じってぐだぐだするのが好き。
●男同士とか非生産的だけど当人達が好き合ってるなら理解してやるしかない、と思っている。
身内に優しいあたりが元任侠者を思わせる。ちなみに本人はいたってノーマル。
●百合は全面的に許す。
なんでかっていわれても知らない。男同士と違って「まざりたい」と思えるからか?
●娼婦は買ってる。昔からずっと。既におなじみの相手もいる。
やさぐれてからは特に顕著。所帯をもってもいい歳だが、それどころか恋をする気配すらない。
●チップ母とか、知り合いの血縁者の娼婦にはお世話になっていない。
チンピラ時代は知らないが、少なくともここずっと。
●熟女の巨乳にはトラウマがあるらしい。
『鳩尾乳首』とはどういう言か。
●チンピラ時代は火遊びもいろいろとしたようだ。
詳しいところはあんまり語られないが。
●勝ちすぎると後が怖い。得してばかりだとツケが回ってくる。
そういう考え方をする。10回勝つ間に5回負けるくらいが丁度いい、とか。
●そう上手くもいかないのが現実。今現在は負けの方が込んでいる。
どこか受け入れた風があるのは、「昔に勝ちすぎた」と思っているのかも知れない。
●再登録で変わった前職と初期武器は、酒場のマスターのはからいという名のおせっかい。
冴えない姿は見たくない、らしい。
●実はEDっていう設定をつけようと思ったがボツにした。
さすがにどうかと思った。
●チンピラ時代の仕事は偉いさんの護衛とか借金の取り立てとかあまり重要でないものの運搬とか雑務一般。
他の組との荒事のときは前線に立たされた。
●『ランバージャック』の二つ名がついたのは殺しをやるようになってから。
表情とかにスゴ味がついて、殺しの噂も広まって、そう呼ばれるようになった。
●斧捨てた関連の過去設定、そろそろ固まってきた。
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| | スイッチ類
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ガチ死にスイッチ 状況次第
恋愛スイッチ 実らない恋とか大好物です
同性愛スイッチ OFF
エロールスイッチ OFF
セクハラスイッチ ON 普通に考えてする側だと思う。おさわりはしない
レイプスイッチ OFF 襲いません
戦闘スイッチ ON むしろ戦いたい
文通スイッチ ON
シリアスキャラスイッチ ネタキャラでも来ていいんよ
撒きもの歓迎スイッチ ON 乗るかどうかはともかく
引きこもりスイッチ OFF (希望)
グロスイッチ OFF 絵じゃなければ可。
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