シーアネモネ家出身 カガミン 450612 † 
最終調査報告書 †
どうやらこの街で活動していた個体は冒険時に遭難、行方不明となってしまったようだ
生存者の話によると、敵の攻撃によりゴムまりのように跳ねて、そのまま崖下に落ちてしまったのこと
その高さから助かっていないだろうという事で、冒険者ギルドの方も処理してしまったらしい
しかしながら、あのカガミンが落下で死ぬとは思えない。現に断崖から墜ちても生存していたと言う報告もある
きっと崖下に落ちて戻って来れなくなって、どこかに旅立っていったのだろう
研究者としては願わくば、虐待されることもなく自然に寿命で死ぬような人生を歩んでくれることを願うばかりだ
ここにこの街におけるカガミンの調査報告を終了する、またどこかで見つけれるといいのだが…
三行 †
カガミン
ではなく
イソギンチャク
カガミンはいなくなったようだ †
もうこの街で見かける事はないだろう
カガミンについて †
カガミンは刺胞動物門花虫綱六放サンゴ亜綱イソギンチャク目に属する動物の一種である
特徴 †
本来は海中の岩などに定着して生活する動物だったが、環境の変化に適応して移動するようになった特別種
体はクラゲのような半球体にウサギの耳のような二つの大きな触手、半球体の下に複数の小さな触手を持っている
体に目のような黒点がついているが、実際は目ではなくただの斑点である
体長は体部分は２０ｃｍほど、ただし触手部分は３０ｃｍほど伸びたりもするようだ
その触手を使って歩行ができるほか、その触手を使って獲物を捕獲したりすることができる
一見すると愛玩動物のようにも見える外見をしており、管理された水槽の中でペットとして飼われる事もある
大部分のカガミンの毒は人間には影響を与えない程度だが、とても強い毒を持つカガミンもいるので注意を要する
触手 †
２種類ある触手のうち、大きな触手は獲物を絡みとれる他鞭のようにしならせて攻撃出来る
絡みとった獲物に対して、先端に隠された毒針で獲物を麻痺させたりもするようだ
小さな触手は、主に移動用に使われるが、捕食するときに相手を固定するときに使われる
また、大きな触手には卵を産み付ける管が内蔵されており、時には捕らえた獲物の体内に卵を産み付ける事もある
生態 †
基本一年中陸地で生活しているが、たまに水辺に居る所も目撃されている
行動範囲は狭く、歩行速度も人の歩行速度より遅い。獲物が来るまで待ち構えている事が多い
凶暴と言う訳でもなく、動きも俊敏ではない他、自分より大きな相手は捕食しない
ただし自分より大きな相手でも、産卵相手として卵を産み付ける事はあるようだ
雑食獣であるカガミンは、肉食も出来るため鳥や魚などを好んで食べるが、普通に植物を食べても生きていけるようだ
捕食する際は体の内側にある口で下の触手を使ってタコのように食べる、食事中は大変大人しく撫でることも出来るらしい
その代わり捕食している獲物を取り上げようとすると大きな触手で振り回して抵抗するので注意したい
また近年では、知能も持ち合わせている種がいる事が確認されており、どの程度の知能を持っているか研究中である
最近の調査の結果 †
最近調査によって発見された種においては、こちらから何かしない限りは攻撃しない事という事が分かってきた(189/10)
報告によると発見された新種においては、何度かあった相手を識別する知能を持っている事が判明している。ただし何を持って識別してるかは不明(189/12)
また新たな情報によると新種においては、人の行動を真似たりする事があるらしく、能力の高い個体はさらに学習して使い分ける事も出来るようだ(190/2)
とある目撃情報によると新種においては、食べ物以外にも喜ぶことがあるらしく、かなりの知能を有しているのではないかという説も浮上してきた(190/4)
調査資料 †
YouはShock？ †
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