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Erkka "Shead" Backmann 北西側の極圏からきた青年。 かつて軍人だった家系に生まれたエルッカの父親は貿易商を営んでいる。 生活は何一つとして苦労していなかった為か、 長男であるエルッカは学校を出てもろくに働きもせず毎日ふらふらとしていた。 その為、エルッカの生活を気にかけた父親は立派な跡継ぎにする為に知り合いの医者の元で彼を働かせた。 一度働きだしたら真面目に医者の助手を務めていた彼ではあったのだが… ある日医者に頼まれて薬草の調達に出かけた彼はいつも通り市場で受け取った薬草の袋を手に診療所に戻ろうとしていた。 すると、後ろから街を巡回していた衛兵に呼び止められ、袋を開けるようにエルッカに求めた。 「あぁ? これは先生に頼まれた薬草の袋でー… しょうがないな、ホラよ。」 開けると袋に入っていたのは薬草ではなく、麻薬の元になる葉であった。 エルッカはそのまま衛兵に連行され、一晩牢屋に閉じ込められた。 翌日医者が麻薬常習者であることが判明し、エルッカは身の潔白を証明されて解放された。 しかし家に帰ると父親に有無を言わさずに勘当を言い渡され、 「なんだよ! 俺の話も聞いてくれよ! クソッ、バカ親父が!」 そのまま彼は家を飛び出してしまう。 あてもなくふらふらと東に向かっているうちにこの街を見下ろす山に辿り着いた。 ふと彼は幼い頃に父親から聞いた話を思い出す。 「─父さんの家は代々軍人の家系だったのだが、父さんの父さん、 つまりお前のおじいさんの妹が退役して冒険者になったらしくてな…」 「…冒険者ねぇ、ま、とりあえずやってみようかな。 ─金も尽きたし。」 一つため息をつくと、彼は軽快に─常人離れしたジャンプとダッシュをしながら、街へと降りて行った。