「不浄の 酒場 THEゴールドラッシュ」
「いやぁ不思議なもんが出たな、ちょっと使ってみろよ」
ここは汗臭い男共が集まるゴールドラッシュ酒場。女も少し居る
そんな集落の東側にある金鉱(予定)から一つ不思議なものが採れた
それは水晶のような大きな玉。集落に居る占い師に聞くとおおこれは5千年前この洞窟で死んだ猫の魂が水晶化したものじゃ!
とかぼけた事を言うので気の弱そうに使わせる
「あ……妖しいもんじゃないですよね」
「いやある意味妖しいけどさ、ほら使え」
片目が隠れ、役に立つんだか立たないんだか分からないめがねをかけた奴に使わせる事にした
いつもビクビクしてるので皆に弄られてるが本気で手を出そうものなら周りに殺されるかもしれない
「いたっいたいいたい……押し付けないでくださいよ…第一どうやって使うんですか」
「知らねぇ、アブダカダブラー!」
「いきなりなにを言ってるんですか!?」
するとどうだろう、水晶は光を放ちこの気弱を包むではないか
そして服装と姿を変えていく
「ちょっ……ちょっと待ってくださいよ! おかしいですよねこんなに露出度が上がるの! というかみ、見える…見えちゃう……っていうか元に戻してくださいよ…!」
急に生足が出た事で必死に隠そうとしている、服の隙間から手でも突っ込んでやろうか
そうしているといつの間にか屈強な男達に囲まれているのに気づく
こいつらは俺たち東側と仲の悪い南側の連中だ……奴らは俺を殴り飛ばし、気弱に手を伸ばすと
そのぶっとい腕で気弱の大切なところを次々に
「変な妄想してないで直せ!」
本気で起こられた、悲しい
そうしているうちに屈強な男達に囲まれてる事に気がつく。こいつらは俺たちと同じ東側の人間だ
明日からしばらく採掘には行けそうに無いぜ
「不便の認識」
先日の噂の人物が大暴れ、見事真っ先に死んでしまったわけですが
なんというか…ダメージが……と言うよりも当たり所が悪かったんでしょうね
バッドステータス…と言っていいのかな、部位破壊とも言える……いや破壊されてちゃったらこまりますよ?
ま、まぁ…それはそれとして、とにかく片目が使えない。と言った状態になったようです
おかげで動きが少し鈍く見えない方の腕がよく物に当たります
見えてるのに当たってしまうというのは少しもどかしいですね
あと初期から愛用してた片手スコップも衝撃で壊れてしまいました。\へこむわー/
はぁ……とりあえず目が治るまでしばらくは操作に慣れるリハビリですから
あまり深いところに採取には行けませんね
……治るのかな…な、治るよね?
「知りたくなかった」
長い採取人生、死に掛ける際に必死に逃げる事だってあります
それこそ服を捨ててでも逃げる……のは流石に初めてですが
まぁなんというかふと気づけば微妙にお腹の贅肉が余ってまして……
げ、ゲームのキャラって普通スレンダー体系じゃないのかな…
趣味なの? これは彼の些細な趣向なのだろうか……?
「忘却の氷窟」
今回は雪山へチャレンジチャレンジ! という事で最近巷で噂になってるホワイトストーンを探しに行きます
これはいわゆる恋愛成就のアイテムですね
素材的価値は無いんですがプレイヤーの間でこれを相手にプレゼントすると恋人同士になれるといわれています
正直相手がそのアイテムの意味を知っているなら何でもいいんじゃないかというのは置いておきましょう、自分が使うわけではありませんし
さてこのホワイトストーン、価値はあまり無いといっても価値が無いゆえにあまり出てきません
いわゆる採掘中に出てくるハズレアイテム的な感じらしいのでなかなかそれ目的にやるのは苦痛ですね
とにかく雪山へ行きましょう、よくホワイトストーンが出るという雪山がある場所を記した地図を情報屋さんから買いました
これで比較的楽に手に入るでしょう……と思ったんですが
はい、見事に迷いました、途中で吹雪にあって前とか見えませんでした死にたいです
ま、まぁこれで遭難死するわけでもありませんので、ここはしばらく探索を続けてみましょう
するとふと一つの洞窟が目に留まりました、ここはあまりマッピングされてないエリアなので結構まだ見つかってない場所とか多いんですよね
つまりこの洞窟の中には手付かずの採掘資源があるかもしれません、少し入って見ましょう
中は広く、整地されてないみたいで少しツララとかが多いです。油断したら地形ダメージがくるので注意
こういう場所の鉱石は大抵発光する性質があります、なんででしょうね? 寒いからでしょうか
そうしてるうちに一つ採掘できそうな場所を見つけました、薬品をしみこませたピッケルで掘っていきます
寒いところではやっぱり溶かしながら掘るのが楽でいいですね
そんなこんなで今回は比較的高品質な鉱石をカバンいっぱいに持って帰れました
帰り道もなんとか見つかりましたし、たまには遭難もしてみるもんですね
……あれ、なにか忘れてる?
「赤錆の廃都」
最近は遺品系の素材がよく買い取りされています
そんな訳で今日は赤錆の廃都へとやっていきました。ええっと…ここはいわゆるmobに滅ぼされてしまった都市って感じの場所らしいです
赤錆だらけのモンスターが明るい赤を求めてどこからとも無く溢れてきたとか
怖いですね。なんか所々壁に赤い液体がこびりついてますし、人は誰も居ませんし
案の定ここは遺品関係のものを採取できます、廃墟の中にある戸棚とか箪笥とか
後大きな家なんかには地下があるんですけどそういうのは大抵強いのが陣取ってるのでいきません、死にます
今回の目的は主に悲劇類、少しひどい話ですが殺されてしまった一般人の人が残した遺品を採取していきます
血の付いた人形とか、血の付いたペンダントとか、白骨したいが握ってたロケットとか……れ、冷血であらずして採取は完遂されません
でもリアルすぎてコンピューターと言えど少し心が痛む…い、いえ……これもお金のためです
あ、自分今すごい酷い事言った……
と……とりあえず採取を続けます。このあたりは小さくて丸いのがあたりを偵察してますね
情報によるとアレに見つかるとなんかいっぱい寄ってくるらしいですはい言ったそばから見つかりましたね
と言うわけで早々に逃げましょう飛んで逃げますアイテム使いまくります
無事街に帰り買い取り露天さんへ、今回はアイテム使用が多かったためギリギリ黒字です
今度はもう少しアイテム消費を少なくして逃げたいですね。
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