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人となり ―ウルサルという少女― |
幼い見た目で、白い髪に白い肌の少女。 その容姿に反してどこか尊大なところがある。 とある秘密教団によって崇められていたが、教団を脱出して冒険者の街へと逃げ延びる。 幼いころの記憶はなく、《焼け野》というところに住んでいた父親代わりの学者によって拾われたところまでしかさかのぼれない。 ほのかな魔力を内に秘めている。 時折白昼夢などを見る事がある。 好きな歌は「きらきら星」 |
彼方より来る少女 ―ウルサルの来歴について― |
小柄で幼い見た目の少女。白い肌に白い髪という奇妙な成りをしている。 少女には幼少のころの記憶がない。 街から離れた《焼け野》という、隕石の落下により全てが灰塵と化した場所に住む変わり者の学者に拾われて育てられていた。 しかし1年前にその学者は突然の死を遂げる。秘密教団突如家に現れ、ウルサルを連れ去ったのである。 その際にウルサルを守ろうとした学者は秘密教団によって殺された。 秘密教団ではウルサルは祭り上げられる存在となり、《銀鍵》や《神々の意志》などと呼ばれていた。 少女は秘密教団の様々な儀式に参加させられ、どうにも何か恐ろしい計画のために使われようとしていることに気づいた。 ウルサル教団を逃げ出した。まるで逃げてくれと言わんばかりに、教会の窓の一つが空いていたのだ。 少女は逃げ出し、秘密教団から追われる身となった。 ウルサルは冒険者の街へと逃げ込んだ。そして冒険者となった。この多くの冒険者は隠れ蓑にもなる。 さらに冒険者のギルドには秘密教団も手を出しづらい。逃亡資金も稼ぐことが出来るだろう。 ウルサルはその考えの元、この街で冒険を始めたのだ。冒険をしている間は仲間も一緒であり、普通よりは安全である。 こうして今に至る。
少女はまだ、自分のことを何も知らない。 その体には宇宙的な秘密が隠されている。 |
《焼け野》 ―宇宙からの色― |
町から離れた場所に存在する荒廃した灰色の野原。 かつては小さな集落が存在していたが、十数年前に、宇宙から飛来した色とされるものが落下。隕石と思われる。 それは奇妙な色で、描写できないものであった。 色の落下後、集落の草木が変色し、灰色になり、次々に奇妙な変化を遂げ、土壌が汚染されていき、動植物が奇形化していったために、集落の人々は《焼け野》となった集落を離れた。 とある学者がこの《焼け野》に興味を持ち、誰もいなくなった《焼け野》に住み着き、この土地の研究を始めた。 そこで、幼いウルサルに科学者は出会ったという。 |
《銀鍵》 ―神意の門を開くもの― |
ウルサルを担ぎ上げていた教団が追い求めているとするもの。 《銀鍵》は窮極の宇宙の門であり、あらゆる時空、世界へとつながるものだとされる。 ウルサルはその《銀鍵》に関わるものとして秘密教団に連れてこられたらしいが……?
それは、人ではなく、“色”である。 宇宙から来る色にして、不定形のもの。 大いなる《彼方なるもの》の門を開く鍵であり、神意を叶えるもの。 そして、ひとの“かたち”を得たもの。 異形なる邪悪な神々をこの世に招く、破滅を呼ぶ鍵である。 |
秘密教団 ―《銀鍵》を求めるもの― |
異端の魔術師や錬金術師で構成された秘密教団。 異形の神々を崇め、宇宙の知識を得ようとしている。 多くのことは謎に包まれており、1年前に、《焼け野》の学者の家を急襲し、学者を殺した後にウルサルを連れ去る。 |
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