御蔭家出身 豆喜助 54081 †
ID: | 54081 |
名前: | 豆喜助 |
出身家: | 御蔭 |
年齢: | 21+8 |
性別: | |
前職: | |
理由: | |
状態: | |
その他: | ステータス/戦歴 |
『暗い森、一人行くなら気をつけろ。 夫婦の魔物に気をつけろ。』
『男一人に見つかったのなら、全てを諦め食らわれろ。』
『次目が覚めたら、お人形。』
『女一人に見つかったのなら、姿を恐れず微笑みかけろ。』
『気の良い女は助けてくれる。』
『暗い森を一人行くなら、夫婦の魔物に気をつけろ。』
―――数千年の後、ある地方の伝承歌の一節より。
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- き、喜助…? -- シャドウ
- 飽きたな。 (煙草を燻らせ、煙と共に一言。) まぁ、予定からしたら長持ちした方だがよ。 -- 喜助?
- そ、そうか…ははは…
…喜助は…これからどうするのじゃ…? -- シャドウ
- (椅子に寄りかかり、ゆっくりと煙を天井に吐く。) またぶらぶら他の国行くか、故郷に戻って見るか。 …それもつまらねぇなぁ。 -- 喜助
- …やっぱり、行ってしまうのかの…? -- シャドウ
- 俺は元々流れ者。 八年も一所に留まってるってのが異例な話だ。
(身体を起こし、隻眼を細めてぐつぐつと低く笑う。) ついてくるか? -- 喜助
- 私も一緒に行きたい…駄目か…? -- シャドウ
- 行けるのか? (短くなった煙草を潰し消し、煙を顔に吐きつける。)
数千年生きてた中で、一番温かくて、優しいこの場所を置いて? -- 喜助
- 私は…喜助が死ぬまで一緒に居るって言った…
私は…この場所よりも、お前を取りたい…! -- シャドウ
- 俺はこんなんだ、後悔するぜぇ? -- 喜助
- 判ってて一緒に居るんじゃよ…?
もう、離したくないんじゃ… -- シャドウ
- 物好きな奴だ。 …離れたら、俺はもう此処には戻らねえ。 する事があるなら回ってきな。
(新しい煙草に火を点ける。 暗い部屋の中、一瞬だけ浮かぶ男の表情。 僅かな笑み。 この国に来て初めての、邪気の無い物。 火が消えれば見えなくなる。) -- 喜助
- することなんて無いさ…喜助…好きじゃよ? -- シャドウ?
- そうかよ。 (ちり、と吸った煙草が赤く燃えた。 一吸いで床に煙草を捨て、踏みにじって立ち上がる。)
んな事は会った時から知ってるさ。 (煙を吐きながら意地悪く笑い、いささか乱暴に抱き寄せ、唇を吸った。)
…ネクロマンサーと添い遂げるなら、数千年を覚悟しな。 へっへっへ。 -- 喜助
- んっ…ふふ…喜助こそ、闇の精霊の私に憑かれた事を後悔するなよ?1000年でも、2000年でも…何年だってそばに居るぞ…? -- シャドウ
- (口の端で笑い、そうかよ、と心から楽しそうな意地悪な笑みを浮かべた。)
どれだけ長く生きようと、そんな物好きはお前位なもんだな。 シャドウ、行くぜ。 (初めて呼ぶ、名前。)
(扉を開け、深夜の町へ出る。 ぶらぶらと、散歩をするかのようにゆっくりと、気の向くままに。) -- 喜助
- …うむ!(ニコニコと笑い、喜助の隣に)
…良い夜じゃ、な はははは(闇に響く笑い声)
〜(幸せな闇の夢)〜 -- シャドウ?
- (並んで歩きながら、欠けた月を見上げる男と女。 響く笑い声は、闇の物。)
…ああ、そうか。 闇は闇でも…。 (漏らす声。) シャドウ。 お前は月夜の闇だ。
(空は暗く、しかし、優しい光に満ちていた。)
(二つの足元が、月明かりの下ゆっくりと町から遠退いて行く。 青白い月だけがそれを見送っていた。) -- 喜助