HNH/0006
- (夜の繁華街。いい具合にアルコールが入り朗らかな笑顔を見せるサラリマンや、一夜の臥所の伴を求める若者をよそに、背に翼を背負った少女が脇目も振らずひた歩く) --
- (「君そこそこカワイイだね、金銭前後どう?」「あれ、おねえちゃんテレビで見たことあるなァ?」「おいメス穴、一発やらせろ」
周囲の雑音をまるっきり耳に入れず、目的地までまっすぐに歩を進める)「おいクソまんこ!!この俺サマが声かけてやってんのにシカトこいてんじゃねグワーッ!」(あっいけない蹴っちゃった。まぁいいよね別に) 「兄貴!?あんなガキの蹴りなんかで寝てんですか兄貴!?」「ダメだコレいびきかいてるわ」「兄貴ーッ!?」(雑音を背に目的地に向かう) --
- ……あった。(救急車のサイレンをBGMに繁華街をひた進み、目標地点に到達。極太オスモウ・フォントで「デッドバハムート・ヤクザクラン」と大書された看板を掲げるそれは……おお!良識ある市民はまず近づかない建造物……ヤクザクランの本拠地・組事務所だ!コワイ!) --
- 「お嬢さん、観光の方ですか?」 事務所から坊主頭のヤクザが顔を出し、おっとりとした口調で話しかけてくる。たいていのヤクザ事務所は派手な装飾とネオン看板でここがヤクザテリトリーであることを誇示しているため、田舎からの観光客には往々にして娯楽施設と間違われることが多いのだ。
そうした観光客を穏便に退去させるための受付ヤクザを配置しているあたり、このクランはまだしも穏健派であることが伺い知れる ……ええ、社会科見学といったところでしょうか「そうですか。このあたりは治安も良くないし、女の子の独り歩きはおすすめできませんよ」 おかしな来訪者の突拍子もない発言にも即座に対応してみせる。受付ヤクザにもピンからキリまでいるが、間違いなくこの坊主頭ヤクザはピンの部類、良質なヤクザであった --
- えぇ、ここに来るまでの間にも何度か質の良くない人に絡まれましたし……ああしたろくでなしがいなければ楽しいところですのにね「ははは、豪気なお嬢さんだ。確かにおかしな輩は多いですが、なに。そうした雑音を気にしなければ実際楽しい街ですよ」
怪訝な顔をしつつも雑談に応じる坊主頭ヤクザ。この羽の生えたガキはなぜ立ち去らない? ですので、夜の街を脅かすろくでなし共の発生源を叩きに参りました「は?」 --
- イヤーッ!「グワーッ!?」女のハイキックが坊主頭ヤクザの顎に炸裂!悲鳴を上げて転げ回る!
「テメ……テメッコラー!男の表看板に何してくれてっコラー!!」血を吐きつつ凄む坊主頭ヤクザ! 申し訳ありません、ここの皆様にはあんまり恨みはないのですが……名前が悪いのです。己のクランに「バハムート」と銘を打った創設者の方が 「あぁん?」ですから……私の期末試験のため、このクランの皆様には転職していただこうかと「お……おめぇさっきから何言ってんだ…?どこのモンだテメッコラー…?」理解が追いつかない! --
- 「うるっせーぞノスリコラー!てめぇ門番も満足に出来ねぇのかスッゾオラー!」「ひいっ!スンマセン!」建物の奥から飛んでくる罵声に身をすくませる坊主頭ヤクザ!
……下っ端なんですね、ノスリさん「うるせえ!人を気安く名前で呼ぶんじゃねえぞコラーッ!」 …ふふ、大丈夫ですよ。このクランは今日で終わりですので。貴方をいじめる上司とも縁切りさせてあげます「さっきからなんなんだよお前……」坊主頭ヤクザの理解が追いつかない! --
- 「ノスリぃー!てめぇなに油売ってグワーッ!?」顔を出してきたヤクザに回し蹴り!ヤクザは昏倒!
ふぅー……蹴り足を戻したおかしな女は深く息を吸い込み…カチコミダー!!ヤクザに伝わる秘密の緊急暗号を叫んだ! 「ドシタンス!」「アニキドシタンス!?」「あっノスリ!勤務中に何寝そべってんだコラー!」集まるヤクザ達! そうそう、こういう状況が欲しかったの!一網打尽っていうか!「なんなんだよお前…俺達のクランになんの用なんだよ……」震える声の坊主頭ヤクザ! え?だからさっき言ったでしょ、潰しに来たって「ア、アイエエエ!」坊主頭ヤクザは脳が恐怖と困惑に支配され失禁! --
- イヤーッ!女の正拳突き!「グワーッ!」ヤクザは鼻骨を折られ昏倒!
イヤーッ!女の前蹴り!「グワーッ!」蹴り飛ばされたヤクザは壁に背中を強打して昏倒! イヤーッ!イヤーッ!イヤーッ!「グワーッ!グワーッ!グワーッ!」ジェットストリーム・ヤクザアタックチームは丁寧に一人ずつ顔面を破壊され昏倒! 「「「ダッテメッコラー!」」」BLAMBLAM!!チャカ・ガンの乱射!うわやばっ身を屈めジグザグ移動で回避!ンアーッ!しかし被弾!室内戦において翼はデッドウェイトか! --
- いったぁ……しくったなぁ、飛んで避ければよかった「何ブツブツ言ってっコラー!テメェドカノテッパダラー!!」チャカ・ガンヤクザからヤクザスラング混じりの詰問!コワイ!
テッパ……あぁ鉄砲玉?そんなんじゃないわよ、ただ貴方達のクランの名前が私に都合よかったのと……言いながら立ち上がり「都合って何がグワーッ!?」チャカ・ガンヤクザにアッパー!昏倒! ココの下っ端が私の行きつけのお肉屋さんにショバダイたかったから…かな?こっちのほうが大きいかも「「ザッケンナコラー!」」またもチャカ・ガン乱射! イヤーッ!壁を蹴りながら屋内を縦横に飛び回る女!弾丸回避!「グワーッ!」「グワーッ!」避けながら進行上のヤクザを蹴りつけ、足場にしてさらに跳躍!攻撃と回避を両立させた戦略的アブハチトラズ・ムーブだ!ワザマエ! --
- ふぅー……室内が女の蹴り足で穴だらけになった頃には、ヤクザのほとんどは顔や腹に足跡をつけてひっくり返っていた。
ノスリと呼ばれていた坊主頭ヤクザは床に座り込んだまま、同僚や上司を蹴り倒した女を見上げる。この女はなんなんだ?なぜたった一人でヤクザ事務所に押し込み、チャカ・ガンの弾を避け、女の身でヤクザより強い? 「まさか……」ノスリがある発想に至り、顔から血の気を引かせた瞬間!「センセイ!センセイ、オネガイシマス!」あの声は組長!センセイと言ったか!? 「お、おい!女!悪いことは言わねえ、今すぐ逃げろ!」え?ここまでやって逃げたら何にもならないじゃない。完全に潰さなきゃ女は構えを解かない。終わりだ。この女も、俺も。 「あぁそうかよ!おめぇもどうせニンジャなんだろうがモノケロス=サンに敵うワケがねぇ!せいぜいファックされて殺されちまいな!」ニンジャ?……そう。まぁいるわよね、けっこうな規模のクランだしニンジャと聞いても顔色一つ変えない。やっぱりこいつもニンジャなんだ、間違いない。 都会で一旗揚げることを夢見て田舎から出てきたが、なんの因果かヤクザの下っ端まで落ちぶれ、最後はニンジャのイクサに巻き込まれて死ぬのか。おおノスリよ、なんと無意味な生!無意味な死! もはや全てに絶望してすすり泣くばかりのノスリの声を背に、女は奥から進み出てきた組長らしき中年男性と、FRP製透明メンポに顔を包んだ男を見据える。 「へへへ……どんな鉄砲玉かと思ったら若い女じゃねぇか!我が子分ながら情けねぇサンシタばかり揃いやがって!」女の身体を舐めるように見渡し、下卑た顔で笑う組長! 「全くだな、たかが非ニンジャのメス穴にここまでやられるとは。失望すら覚える弱さと言う他ない」メンポの下で嘲笑を浮かべるニンジャ! 透明メンポニンジャは胸の前で手を合わせると、恭しく、大仰なオジギで「ドーモ、モノケログワーッ!?」蹴られた!! --
- −−−−−− --
- 先生、私はニンジャに勝てますか?広々としたドージョーの真ん中で、逆立ちしたまま様々なポーズを取る女。平衡感覚のトレーニングだ。
「あー?そりゃ戦い方勝ち方によるだろ。お前の身体で色仕掛けでもかましゃ抗えるニンジャなんてあんまりいねえよ」先生と呼ばれた男はゴシップ雑誌を読みつつ生返事を返す。 そうではなくて、正面からカラテとカラテで、こう……「うぬぼれんな死ねバカ」雑誌から目を離すことなく落花生をつまむ。 --
- 「いいか?確かにお前はそこそこ強い。まぁこの俺が直々にカラテ仕込んでやったんだから当然だが。
だがそれでも、その程度のカラテでニンジャと戦うなんてのは自分からファックされに行くようなもんだ」 そんなにですか?「そんなに。お前の本気なんてニンジャからすれば幼児のニンジャごっこだな。幼稚で、稚拙で、非力だ」 指で落花生を弾き飛ばすと、むぐっ。女の口の中に落花生が飛び込む。なんというコントロールか! --
- 夢がないなぁ…それじゃカラテ鍛えても意味ないじゃないですか落花生を噛みながら女が不平を漏らすと「生意気抜かすな死ねバカ」あむっ。再びの落花生!女は口でキャッチ!
「言いてぇことはわかる。わかるが無理なもんは無理だ。アリやノミがたった一匹で人間に勝てるか?ニンジャと非ニンジャにはそれくらい差があるんだよ」むぅー……女は不満げに唸りながら落花生を噛み砕く。 「……と、だいたいのニンジャは考えてる」えっ?不意の言葉に顔を上げた女の額に落花生!あいたっ、たっ、たわー!?バランスを崩し転倒! 「ニンジャなんてニンジャが考えてるほど超常的な存在じゃねえんだよ、ニンジャの俺が言うんだから間違いねぇ」雑誌を閉じ、ひっくり返ったままの女に向き直る男。えー、でも私先生から一度も一本取れたことないですよ「当たり前だ死ねバカ」 --
- 「まぁ、本当に正面からカラテ勝負するなら、これは絶対に無理だ」無理ですか「無理だ。ニンジャは無敵じゃねえが最強だ、どんなサンシタニンジャだろうと正攻法じゃお前は勝てねぇ」
それじゃあ不意打ちですか?「40点。ただの不意打ちじゃびっくりするだけだ、一度の不意打ちで確実に倒しきれ」 一度の不意打ちで確実に……「そうだ。俺も含め、ニンジャって奴は『これからイクサをするぞ』って時、絶対にまず相手にアイサツをする。これはニンジャの本能みたいなもんだ」 あぁ、稽古の前にも絶対挨拶してくれますよね先生。口調の割に礼儀正しい人だなーって思ってました「俺が紳士なのは事実だが別にお前ら姉妹に礼を尽くしてるからじゃねぇ、ニンジャの本能だからだ」 --
- 「で、だ。この本能的についやっちまうアイサツの瞬間、ニンジャは完全な無防備になる。そりゃそうだ、悠長にオジギなんかしてるんだからな」
でもオジギなんてほんの一瞬じゃないですか「一瞬だ。だが、お前がニンジャに勝つとしたらココを狙うしかねぇ」 狙えって言われてもどうやって…あいたっ叱責の落花生!「俺達の背中にあるのはなんだ?お前の羽根はダッシュにも使えないようなポンコツか?距離詰めてカラテに持ち込むんだよ」 で、反撃される前に倒しきれと。「そういう事だ。そのための技を今から教えてやる……貧弱で音痴でどんくさくて胸とカラテしか取り柄のねぇお前でも、ニンジャを殺せる技をな」 すいませんニンジャ殺す前に私の心がしにそうです「甘えんなバカ死ね。落花生食ったらとっとと立て」うぅ、やさしさが欲しい…… --
- −−−−−− --
- 「ドーモ、モノケログワーッ!?」蹴られた!女を非ニンジャと侮っていたモノケロスは、嫌味たっぷりに威圧的なアイサツを繰り出していた。
だが!女はモノケロスが頭を下げきった時点でダッシュをかけ、たっぷりオジギをして頭を戻そうとしていたモノケロスの顔面を痛烈に蹴り上げたのだ! まさしく平安時代の詩人、ミヤモト・マサシの詠んだ「注意は一秒、後遺症が死ぬまで」のコトワザ通り、慢心と油断がもたらした結果といえよう! 女はこの隙を逃さない。アイサツは絶対の礼儀……だがそれはニンジャとニンジャの間のみの決めごとだ、ニンジャならぬ女には知ったことではないし、また、師もアイサツ中のアンブッシュがスゴイ・シツレイにあたる事を敢えて女に教えなかった。 アイサツとは常に対等な関係のもとに成り立つ。アイサツを交わすことでスタート地点を区切り、五分の状態からイクサをはじめるための行為なのだ。血を吸う前にアイサツしてくる蚊はいない! イヤーッ!女のカカト落としが蹴り上げられたモノケロスの頭を蹴り落とす!「グワーッ!」 イヤーッ!女の膝蹴りが蹴り落とされたモノケロスの頭を蹴り上げる!「グワーッ!」 イヤーッ!女のカカト落としが蹴り上げられたモノケロスの頭を蹴り落とす!「グワーッ!」 イヤーッ!女の膝蹴りが蹴り落とされたモノケロスの頭を蹴り上げる!「グワーッ!」 イヤーッ!女のカカト落としが蹴り上げられたモノケロスの頭を蹴り落とす!「グワーッ!」 イヤーッ!女の膝蹴りが蹴り落とされたモノケロスの頭を蹴り上げる!「グワーッ!」 --
- イヤーッ!「グワーッ!」モノケロスの頭を蹴りつけながら、女は師の言葉を思い返していた。
(「ニンジャは基本的に頑健だ、お前らゲーム脳世代にもわかりやすく言やHPがクソ高い。ただ殴りつけるだけじゃあ日が暮れても殺せねえぞ」) (だから……内蔵を狙う!)そう、ニンジャは確かに驚異的なニンジャ耐久力を誇るが、体の構造は生身の人間と変わらぬ!狙うべきは急所!わざわざ蹴りやすい位置に頭を持ってきてくれたことが女にとって僥倖であった! イヤーッ!「ア、アバーッ!」思考の最中も頭を蹴り揺さぶられ続けたモノケロスはすでに瀕死!女は背の翼を大きくはためかせる! テキサス・コンドル・キックーッ!!「アバババーッ!?」飛翔しながらの両膝蹴りで思い切り顎をカチ上げ、のけぞらせる。今こそ師に授かったニンジャ殺しの秘技を使うときだ! --
- (投げ…ですか?「投げだ。基本的に畳だろうとマットレスだろうと、完璧に投げが決まれば人は簡単に死ぬ。況や路上では、ってな」
でもわたし、人を担いだりするような腕力ないですよ「誰がパワーボムしろっつったよ。投げってのは本来そんなに腕力がなくてもできるもんなんだよ、バランス崩して倒せばいいんだから。アイキドーとかそうだろ?」 あーそう言えば確かに「重力剛を制すってやつだ。不意打ちでバランスを崩したら…」うわっ!? 「こうしてやりゃいいんだよ。本番ならこのまま叩きつけておしまい」はぁー…… 「まぁニンジャと戦おうなんて考えないのが一番だけどな。おとなしくヘラヘラ笑ってアイドルやってろバカ」わかってますよう、ちょっとした好奇心ですー) --
- (まさか役に立つ日が来るとは思ってなかったけど……)のけぞったモノケロスの首に腕を巻き付け……聞いておいてよかった!ニンジャ攻略法!棒立ち状態の足を……刈り取る!これはまさしくジュードーにおける基本技・大外刈り!
否!女は宙に浮いたモノケロスの首を抱えたまま翼をはためかせ上昇、頭の上にポジションを取り、かがんだ状態で首元に膝を押し付ける!この体勢は! じご……なんか!なんかの断頭台ーっ!!さらに羽ばたきを加えることで推進力を増し、モノケロスの首を、頭を事務所の床に叩きつけた!Holyに配慮した技名です、ごあんしんください! 「アバーッ!サヨナラ!」激突の衝撃でFRP製透明メンポを撥ね飛ばしてモノケロスは爆発四さストップ!その爆発四散ちょっと待ったー!慌てて学園特製エリクサー(前回の課題のあまりもの)をふりかける! 「アバ……アバッ……」痙攣しつつも爆発はすんでのところで停止!あっぶなー……さすがに死なせたらまずいわ、殺人犯だわ…ニンジャって戸籍あるのかしら?たぶんあるよ! --
- 「も、モノケロス=サンがやられた……!?」ふぅ……討伐の証となる透明メンポを拾い上げ、勝利の充足に満ちた深呼吸をひとつすると、女はあっけにとられていた組長に向き直る。
どうする、組長さん?「えっ?」えっじゃないわよ、センセイやられちゃったけどまだやる?って聞いてるの「えっ……いや、そのゥ…」困惑する組長! そのゥじゃないわよ、組員まとめて自首するか、さもなくばカラテ。3秒以内ね。はいさーん、にー「じ、自首!自首しますのでどうか命だけは!!」取らないわよ……取らないけど「グワーッ!?」ドゲザしていた頭を床に叩きつけられ組長は昏倒!絶対後ろ狙ってくると思うから拘束はさせてもらうわ無慈悲! えーとあとは……あ、ノスリさん。こいつら縛るの手伝ってくれる?「ハ、ハイヨロコンデー!!」ノスリに断るという選択肢はなかった。この女はヤクザより、ニンジャより強いのだ。逆らえる筈がない。 --
- これで全員?「ハイ!デッドバハムート・ヤクザクラン構成員43名、自分以外全員蹴り倒されておりましたのでふん縛りました!」直立不動のノスリ!
そっかそっか。それじゃ警察呼んで事情を説明して……したら私も捕まるかな?「ハイ!姐さんには不法侵入、組員への傷害、モノケロス=サンへの殺害未遂など複数の容疑がかかるものかと!」 ヤクザじゃない貴方達。ヤクザ相手にもそういう法律って活きるの?「ハイ!残念ながらヤクザでも税金を収める国民ですし基本的人権は尊重されております!」 そうよねー、反社会勢力も社会の一員なのね…潰れても誰も困らないのに「ハイ!やくざを殺して平気なの?という有名な言葉もあります!」 --
- 弱ったわねー、私ヤクザ相手ならこれくらいオッケーだと思ってたわ…「ハイ!正直自分もこれくらいされても仕方ないようなことをしていた自覚はあります!ありますが法は法ですので!」
うーん……じゃあこうしましょう。今日ここに私は来なかった「ハイ!……はい?」 ここに来たのはなんかこう……正義のヒーローとかそんなので、悪いヤクザとニンジャを叩きのめして縛り上げて……風のように去っていったの「ハイ!無理がありすぎる設定かと!」 まぁ無理無理だけど…こんな女の子一人に叩き潰されましたー!よりは貴方達のメンツも守られるんじゃない?「ハイ!実際そっちのほうがだいぶマシです心情的に!」 じゃあ決まりね。他の人が目を覚ましたらそんな感じに口裏合わせておいて。……通報は任せるわ。詳しく操作されると面倒だし「ハイヨロコンデー!!」 うん、それじゃ……あぁこの看板もらってくわね「ドーゾドーゾ!オツカレサマデシタ!!」看板を抱え飛び去る女を直角のオジギで見送るノスリ! --
- 「……はぁ。もういいや、ヤクザやめよう……田舎に帰って畑継ごう……」夜が明け、憔悴しきった顔で独りごちるノスリ。
女の提案はノスリの予想よりもずっとすんなり受け入れられた。皆「女ひとりにやられた」より「ヒーローを名乗る変人にやられた」ほうがマシだと判断したのだろう。 驚いたのは、組長はじめ少なくない数のヤクザが本当に自首したことだった。どうやらヤクザを続ける気力も何も失せ果ててしまったらしい。 組長が不在となったまま、誰が言うでもなく、なんとなくといった形で残された組員も思い思いの進路を口にしつつ事務所を去り、気付けば残ったのはノスリ一人であった。 --
- ノスリの手元には、残された皆で分配した組の資産、すなわちいくつかの薬物と株券、そこそこまとまった額の札束があった。
だが、もはやノスリは薬物をキメる気分にもなれない。全てがどうでもよかった。 水が高いところから落ちるように、ただ流されるまま足を踏み入れたヤクザの世界だったが、市民に幅を利かせるのはそれなりに気分がよかったし、兄貴分から言い渡される各種クエストをクリアすることに達成感を感じてもいた。この世界に居場所のようなものを見出だせつつあったのだ。 そんな居場所が、おかしな女の蹴りで何もかも粉砕されてしまった。残ったのはクスリと札束。とても空虚な気分だ。 --
- 「はぁ……」札束をポケットに突っ込み、薬物を道端に投げ捨てようとして「…あぁ、売ればいいか」思い直し、逆のポケットにしまう。
田舎に戻ったら両親はどんな顔をするだろう。大喧嘩の果てに「二度と戻らない」と啖呵を切った自分を笑うだろうか。それとも帰還を喜んでくれるだろうか。 どちらでもいい。多少の居心地の悪さは許容できるし、今はなにより、もはや目を閉じても鮮明に思い出すことのできなくなってしまった、両親の顔が見たい。 「……帰るところがあるって、いいよな」朝焼けに染まる無人の繁華街。駅へと向かうノスリの独り言に答える者はどこにもいなかった。 --
- 完。(カンドラは…一萬!いっきにドラ4がついたァー!) --
- ところでしごとの休憩中に酒場のログを見ていた私はとてもかわいく描かれていたことに欣喜雀躍したのですが
下半身描くのめんどくさがって省略してたせいかエッッッッッ!!!なミニスカにされていたことに戸惑うのでした。これで飛んだら丸見えじゃない! でもうれしいから帰ったら飾ろううふふ(うふふ) --
- おおはしゃぎするチェル可愛い!可愛い!!このミニスカだったら絶対めっちゃ目撃してるよな俺…役得役得。
ちなみに表でも言ってたけどスーパーキャビテーションってのは現実の魚雷とかに使われてる理論だな。ぶっちゃけ現実のは普通に濡れるだろうけど まあそこは宝貝って言うことで濡れないくらいめっちゃ泡出るということで。 この話しがあった時、魚雷みたいに水中をかっ飛んでくチェルを想像してすごく良い光景だって思ったんでこうなりましたとさ。みたいな。 -- シャオロン
- はー!もちろん普段の私は膝下まであるロンスカなので見えるわけねぇんですけおー!今日は緑と白のチェック!
いちおうぐぐりはしましたが理解するまで読んでたら変身どころじゃねえなコレ、と思ったのでやめました。スピード優先! コンドルって自力で羽ばたくより気流に乗って滑空するような飛び方するんだけど鳥人だから羽ばたいてマッハやってもいいよね、ということで。いい光景だなぁそれ…いつか使いたいなぁ… 割と普段抑え気味に生きてるのではっちゃけるのはとても楽しくストレス解消になったようです。やりましたよ私は(ありがてぇ…) --
- パナちゃんにチア服もらったからこれで仮装ってことにしよう
↓ ビジュアルイメージはおっぱいおっきくて水着になるほうのジャンヌダルクの悪堕ちフォームを参考にしよう ↓ あっ堕天司!達する!達する! ↓ 達した どうでもいいけどあの達する天司のベルトなにあれ 超めんどいから略したよ -- わるいチェルシー
- 水着ユエルは今日お目見えしたから昨日のあれは許すよ…
向こうで言うのも何だったのでこっちで言うけど、築50年だった実家はシャワーが無かったんだ…!あと洗濯機の水の栓開きっぱなしにしていたら中のパッキンか何かが壊れて普通に全力全開で放水を延々し始めたらしく水道局から電話がかかってきてビックリしましたよ -- マキナ
- 水着きょーかんとなんでかアザゼルがいっぺんに来たのでわたしもゆるしました。闇はもうメンツ揃ってるんだけどな…
\まじで/ 私のおじいちゃんちも相当古かったけどシャワーはあったからそういうものだと…! 結構チェックされてるんですねえそういうの。麻農家の人も紫外線ライトつけっぱなしの電気代で足がつくって言いますもんね… --
- 終業式を迎えるにあたって「髪染めも眼鏡もとっぱらった素の私で先輩がたを送り出そう」と考えてたけど
明日描けばいいや明日明日、を繰り返した結果当日になってもなーんもしてない状態であることを告白します 私はカスメでモデル作ってそれをトレスして描いてるので土台だけでも置いておこう…こんな感じの私になるはずでした。じきに描くよじきに……たぶん……おそらく…… --
- 菊池莉亜って誰だよ。答えはオート入力ネームさ!ふだんはもっとメイドらしい格好をしている菊池さんだけど私が絵を描くときは身長伸ばされたり胸盛られたり削られたり忙しいのさ! --
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