| 名前 | Chelsea Vultures |
---|
所属 | Holy |
---|
学年 | 一年 |
---|
生徒情報 |
---|
種族 | 鳥人(コンドル) |
---|
性別 | 女 |
---|
年齢 | 15→16 |
---|
出身地 | メルセダリオ |
---|
将来の夢 | マネージメント・プロデュース業 |
---|
CV | みなぐち(52) |
---|
曲 | cage |
---|
行動方針 |
---|
RP傾向 | ノリと勢いと曇りとひとりあそび |
---|
好み | にく 妹の活躍 キラキラしたもの 青空 |
---|
苦手 | ゴシップ 歌 ダンス フリートーク |
---|
企画 | 企画/Holy Nightmare High School |
---|
主な時間帯 |
---|
平日 | 本気でぜんぜんまったくアテになりません |
---|
土日祝 | そんなものはない |
---|
三行 †
- 双子アイドルの不人気な方が!
- 引退して学生!
- おい一行余ったぞ
ここはコメント †
+
| | やっぱり置きたいロケーション
|
秒数下一桁 | ロケーション表 | 0 | 自室 | ヤンキーのミニバンかってくらいふわふわしたフェイクファー製の品物であふれた部屋。掃除が欠かせない | 1 | 教室 | 勉強にはマジメに取り組むし休み時間はクラスメイトとおやつとか食べる。…普通だな! | 2 | 訓練場 | カラテトレーニングはサボればサボっただけカラテ段位が落ちる。維持のためにも毎日のように来るぞ | 3 | 自室2 | どこかと電話してる。国元離れて来てるから実家とか向こうの友達とでも話してるんじゃない? | 4 | グラウンド | 地味な女は地味な走り込みもよくやってる。アイドルは体力勝負だったからね、当時の名残だね。たまに上空にいる。飛んでる | 5 | 学食 | 肉の入ったメニューばかり食べてる。コンドルだからね。特にハンバーグが好き | 6 | 屋上 | 鳥と馬鹿は高いところが好きだからね。たまに上空にいる。飛んでる | 7 | 図書館 | マネージメントだとか経営学だとか恋愛小説だとかを真剣な顔で読んでる。おい魔術の勉強しろよ | 8 | 街中 | 日常品とか食材とか買い込んだり、ちょっと買い食いしたり。歩いてカロリー消費してるから実質0カロリー! | 9 | 屋上の怪異!深夜の学園に響く霊の歌声! | こんな夜中に誰が歌うんですかね。おぉ、こわいこわい | ゾロ目 | 自由 | どうにでもなーあれ☆ |
|
チェルシー>HNH/0006 &color(#887938){バイコウハ};
| 置いたほうがいいのは間違いないけどいっつも変えるの忘れるやーつ |
こまかいの †
- 山岳地帯にある小国・メルセダリオ出身の鳥人
身長168cm体重63kg 上から85・57・84 身長168cm体重65kg 上から88・60・86 上から91・61・88 なんかまた育った
- 羽根がでかいので体重も重い 羽根をひっこ抜くと軽くなるけどしぬ
- その気になれば飛べるけどすごい疲れるので基本やりたくない 人を抱えて飛ぶのもつらい
- 白変種
- メルセダリオの鳥人は白変種が多く、真っ白な羽根が「天使めいていて縁起が良い」
と、他国の人間に尊ばれる
白変種として生まれた鳥人は幼少時から国の教育機関に預けられ、各種技術を習得したのち、芸能界や社交界などに「国の顔」として送り出される
- 男も女も成長するとだいたい金持ちの愛人になる。なるように教え込まれてるしその際の身請け金は国に入る
- 「メルセダリオ・ホワイト」と言えばそのスジの好事家には有名で、業界に白変種誕生のニュースが広がればすぐさま入札資金を貯めにかかるとかなんとか
メルセダリオ側も国家事業と捉えているので落札価格については一切公表せず、対象が結婚可能年齢になると同時に入札が開始され、最高額をつけた人に引き渡される
- 白変種が生まれる確率はだいたい10年に一人いればいいくらい 他国の鳥人に比べればこれでもやたらと高い
- 魔法とか使えない
- じゃあなんでこの学校を選んだかと言うと、亜人や魔族が多そうで鳥人でも目立たなそうだったから
- そんな動機なので正直ナイトメアだからどう、ホーリーだからこうという意識は微塵もない
みんな学友だよね!(減点対象)
- 面接の時「あらあなたアルセナ・ヴァーチャーにそっくりね!天使っぽいからHoly!」と校長に即決された
- 芸能人の姉妹がいる
- 歌姫とか天使とか呼ばれたり呼ばれなかったりするなんかわりと人気絶頂風味のアイドル「アルセナ・ヴァーチャー」の双子の妹
- と言うと「いやあっちが妹なので…私がお姉ちゃんなので…」と言い張る。向こうも。
なにか姉妹の間に譲れないものがあるみたい
- 元々は二人で姉妹ユニットとして活動していた
- 溌剌とした性格で伸びやかに振る舞うアルセナと比べ、地味な性格で常におどおどしていたチェルシーにはあまり人気がなかった
それでも「白変種の姉妹アイドル」にこそ商品価値があると思われていたので引退を切り出した時は相応に引き止められたが
試しにアルセナにソロ活動をさせたらユニット時代とほとんど売上が変わらなかった為「うん、引退していいよ」とあっさり認められてしまった
- チェルシーは曇った
- チェルシー・ヴァーチャー時代?知ってても知らなくてもいいよ、どうせみんなアルセナしか見てなかったし
- 本人的には、アルセナに迷惑がかかると思ってるので、ヴァーチャー姉妹のどちらかに似てると言われても「ただのそっくりさん」で通すつもり
+
| | アルセナについて
|
- 本名アルセナ・ヴァルチャーズ 身長158cm体重53kg 上から79・53・80
- 全体的にチェルシーよりひとまわり小さいことをわりと気にしてる
- 6つの頃から「ヴァーチャー姉妹」と名乗って子役活動をしていた
- キャリアの中でもっとも有名なのは、映画「わたしによる福音書」の主人公・ルカ役
姉妹による二人一役であることはアカデミー的ななんか有名な映画賞の受賞日当日まで知らされておらず、
受賞こそ逃したが6歳10ヶ月での主演女優賞ノミネートは当時の最年少記録だった
- 12歳ごろから俳優活動と並行して歌手活動を開始したところ、意味がわからんくらい当たる
- 子役時代は「二人でヴァーチャー姉妹」だったが、アルセナの歌が当たってからは「アルセナ・ヴァーチャーともう一人」くらいの認知度になった
- ヴァーチャー・ツインズ名義でシングル4枚、アルバム2枚を出し、特に3枚目のシングル「荒野をゆこうや」は
ドラマ「今日からはじめる業子力学」の主題歌として採用されたのもあって気持ち悪いくらい売れた
- 3枚目のアルバム「ベスト・オブ・ヴァーチャー・ツインズ〜なんか出すの早くない?〜」のリリース後にチェルシーが脱退。ソロアーティストに
- ソロとしてもシングル3枚を出しており、これも滅多矢鱈と売れている
現在はソロ1stアルバム「弾丸シュート」を製作中なんだってさ
|
地味な性格
- 人前で歌ったり踊ったりとか恥ずかしい…まじ無理……部屋で本読んだりゲームしてたい…
- それでもアルセナと一緒だから頑張れたが、前述の引退騒動で完全に心が折れた
どんなに頼まれても披露しないぞ!
髪は染めてる
- 地毛は金髪だけどそもそもアルセナと同じ顔な以上、少しでも似てなくする必要があるので
特技は徒手格闘
- 養成所時代にあらゆる技能の勉強をさせられたが、なぜかこれだけはやたらと褒められてアルセナにも負けなかった
- ダンスに格闘技の動きを取り入れたパフォーマンスを模索していて、その一環としていまはカポエイラを練習してたりする
- 面白くなってきましたよねバトゥーキ
寮住まい
- 松本幸四寮の546号室居住
卒業生の管理人さんが使役するゴーレムがうごめく以外はとても快適な寮 家賃も結構するけど国が出してくれてる
- このゴーレムたちはみんな口と頭が異様に悪く、いつもいらんことを言っては顔を真赤にした管理人さんに虐殺されて次のゴーレムの素材にされてる
あとは思いついたら随時追加で
スキル †
名前 | 概要 |
テキサスコンドルキック | ヴァルチャーズ家に代々伝わる必殺の蹴り 羽根で地面を叩いて飛び上がり、上昇しながら両膝を敵のアゴにカチ喰らわせる |
バッファロー・ブランディング | 両膝を敵の後頭部に添え、地面めがけて急降下することで顔面を破壊する技 コンドルキックからの追加入力でも出せるがタイミングはシビア |
チェルシースパイラル | 脚で敵の頭を挟み込み、横方向にひねりを加えて回転しながら投げ落とす技 好きなんでしょ?こういうの |
メルセダリオ・バズソー | 膝立ち状態の敵に見栄を切ってから鼻っ柱を蹴りつけるフィニッシュムーヴ キメる前にはグリーンミストを吐きかけるのがマナー |
無呼吸連撃 | 大きく息を吸い込んでから、息を止めて繰り出す連打。トップスピードに乗ると複数の打撃が一発の打撃音に聞こえるほど早い 腕力的には非力なチェルシーでも、スピードの乗った拳足は侮れない威力を誇る |
翔撃 | ウイングインパクトと読もう。翼を大きく羽ばたかせ、その推進力を拳に乗せて放つ一撃 60kgの肉体を宙に浮かせる力で殴るんだからそりゃあもうたまったもんじゃない |
絶対翔撃 | アブソリュートインパクトと読めばいいじゃない。 屋外なら空中で、屋内なら床や壁を蹴りつけながら羽ばたくことで加速をつけ、最高速の蹴りを叩き込む イメージ的にはリミッター外したYF-21。あんな感じ |
チェルシーエクスキューション | 大外刈りのような体勢で投げを打ち、宙に浮かせた相手の頭上に飛び立ち 首筋に脛を押し当ててから地上めがけて羽ばたき、地面に激突させるという……まぁ、アレだね。地獄の断頭台。 カラテの先生に教わった「ニンジャをも殺し得る必殺の一撃」であり、腕試しで使うには殺傷力が高すぎるのでもっぱら封印してる |
「なんてことができたらいいなーって授業中によく考えてるんだよアルちゃん」
「チェルちゃん疲れてない?あとあたしたちの実家にヘンなワザ代々受け継がせないで」
「……えっ?アルちゃんお父さんにコンドルキック習ってないの?」
「えっ?」
でんわ †
チェルシーとどっかの誰かとの通話記録
+
| | でんわ
|
「もしもしー」
『はろーはろーあたしの愛しいチャーリー・ブラウン、お姉ちゃんが側にいなくて寂しくて泣いてない?』
「妹が側にいないのはどうってことないけど、お気に入りの羽毛布団をそっちに忘れちゃって…夜が落ち着かないわ」
『あらやだ、チャーリーがライナスになっちゃった。でも奇遇ね、あたしも大事な羽根布団なくしちゃって夜が寂しいの。もふもふふかふかしてないの』
「同じタイミングでおふとんなくすなんて、変わってこともあるものね」
『ほんとにねー。それより学校はどう?楽しい?』
「昨日着いたばかりだよ!?まだ入学式も始まってないよ!?」
『あははー。そうだったっけ?でもいいなー、ふつーのがっこうぐらし!』
「ゾンビが出そうな言い方やめて。……そうだ、アルちゃんはレコーディングのほうはどう?順調?」
『ぜーんぜん!あのヘッポコPのポンポコナーの長久命の長助ったら、あたしとチェルのこと間違えてんじゃないかしら!?
このアルセナ・ヴァルチャーズにストリングスメインでスローテンポの曲持って来んのよ!?』
「それは確かにアルちゃんより私向けかもねー」
『でがしょ!?だから言ってやったのよ、あたしもあたしのファンもこういう曲調をあたしに求めてないと思う!!って!そしたらあのチョースケなんつったと思う!?』
「んー……だからこそやるんだ、とか?これからはお前一人でヴァーチャー・ツインズなんだからー、みたいな」
『おー、さすがプロデューサー志望!だいたいあってる!』
「へへー」
『まーね、チョースケの言いたいこともわかんだけどさー、あんまりにも露骨じゃない?チェルが抜けてすぐにチェルが歌ってたみたいな曲演るの。
もーあたし腹立って腹立って!この憤りはハンバーグにぶつけました!捏ねました!』
「つけあわせは?」
『ペペロンチーノとレタス、ブロッコリーとジャガイモを茹でて!』
「パーフェクトだアルセナ」
『感謝の極み!まーそんなわけだからアルバム発表は遅れそうなわけよ。チョースケとの戦いを乗り越えなきゃだから』
「うん、ファンとして楽しみにしてるね」
『サンプルできたらまっさきに送るからよーくリッスンしてラーニングしとくんだぜ?レコ発記念ヴァーチャー・ツインズ・マラソンのために!』
「観客0名!」
『参加者2名!』
「『地獄のマラソン!ヴァーチャー・ツインズ全曲歌うまで帰れま10!』」
「……ふふっ。だーいじょうぶ!まーかせて!アルちゃんのサポートにかけては誰にも負けないから!」
『あははは!何がサポートだよお前もメインで歌うんだよ!!』
「おーぅ…この妹、引退した姉に無茶言いマース……」
『諦めの悪い姉を持った生まれの不幸を呪うがいいわ!あたしは再結成諦めないかんね!』
「ほんとしつこいなぁ……はいはい、前向きに検討いたします」
『絶対だかんね!あ、それじゃそろそろ切るね』
「明日も早いの?」
『いい睡眠でチョースケをブチのめすパワーを貯めるのよ!』
「そっか。頑張ってね、応援してるよ」
『おうともよ!声援サンキューラブリーマイシスター!そんじゃおやすみ!』
「おやすみー」
|
+
| | でんわ
|
「……もしもし」
『学業は捗っているか?』
「はい。先日の提出課題も滞りなく」
『そうか。妻となる女が落第生では我々もあちら様に面目がないからな。よくやった』
「……ありがとうございます」
『ぎりぎり「可」を取った程度で「滞りなく」と曰える、その根性には舌を巻くが』
「えっ!?」
『監視の目がないとでも思ったか?お前達姉妹は我が国の財産だ、芸能活動をやめたところで自由など与えられるものか』
「…………」
『何度でも言うが、先方はアルセナではなくお前をお選びになられたのだ。妹に比べ地味で華のないお前を』
「……光栄なことだと思っています」
『では結果で示せ。先方は経歴と知性のあるお前を求めておられる、未来のファーストレディにふさわしい女をな』
「……」
『大統領のイスを狙う方の正妻だぞ?成金の愛人よりはよほどましだと思え』
「……そうですね」
『我がメルセダリオにとってもこんな良い話はない。アルセナも国の広告塔としてよくやってくれているし、
まったくヴァルチャーズ姉妹様々だよ。我々も羽根が伸ばせるというものだ』
「……」
『笑えんか。ジョークなのだが』
「あはは」
『まあいい。そこはおかしな学校だが学歴としての格は申し分ない。翼を引き締め勉強に励むことだ』
「……はい。」
『あぁそれと近く我が国で天下一ボカロ会のバトルライブがあるのだがチケ』
「失礼します」『ドームのSせk』
|
+
| | でんわ
|
「はいもしもs」
『3e57ftfo7y7huil;11!1!!1!111 8−9ugbhi!?!/!11/??//1?/1/』
「うわぁ何言ってるか全然わかんない」
『お、おまっ!おままままままおまっ、おまえーっ!メルセダリオのなーっ!白変種がなーっ!!?』
「あぁ監視の人に補足されたんだ。けっこういいでしょ?」
『おまっ、おまえーっ!その羽根にはなーっ!メルセダリオ国民200万のなーっ!?』
「あはは、わかってますよそれくらい。これは魔術で染めてるだけです」
『まじ、まじゅ……まじゅ?』
「羽根の上からテクスチャ貼って黒っぽく見せてるんですって。クラスの子にこの術で毎日ヘンな髪色にしてる子がいたからやってもらいました」
『はぁ……つまり……その、どういうことだ?』
「んー…いまは黒い布を被せてるようなもので翼にはインク一滴垂らしてません、的な?」
『そ、そうか……ならまぁ…ハロウィンだし多少の仮装は大目に見るが……』
「……ふふ。もう10年来の付き合いなのに、監督官さんがあんな慌てた声出すのはじめて聴きましたよ」
『黙れ。先程も言ったがその翼には』
「メルセダリオの未来がかかってる」
『……そうだ。お前の落札価格、お前の結婚によってできる某国とのパイプ、どちらも我が国にとっては喉から手が出るほど欲しい。
全てはお前が白変種だからこそまとまった話であり』
「あーはいはい。生まれたときからアルちゃんも私もイヤってほど聞かされてますよ、私達の価値と存在理由の話は」
『ならおかしな真似はしてくれるな。もしこのことが先方の耳目に入って破談にでもなったら……メルセダリオは終わりかねん』
「反省してまーす☆」
『……お前、その学校に入ってから変わったな?』
「そうですか?まぁ無理しなくてもいいですからね今は。ただのチェルシーでいていい時間ですから」
『……フン。せいぜいつかの間の自由を謳歌するがいい』
「えぇ。おかげさまでございますわ」
『……口の聞き方には気をつけろ、とだけは言っておく』
「はいはい。お仕事ご苦労さまです監督官様」
『フン!!』
|
+
| | でんわ
|
「……あ、もしもしアルちゃん?今ちょっといい?」
『今わたくしおふろ入っておりました。湯船でゆったりスマホ的なやつをいじいじしておりました』
「それ絶対落としたり壊したりするからやめなよってお姉ちゃんいつも言ってたじゃん」
『はー!お姉ちゃんはあたしなんですけおー!妹のくせに生意気なんですけおー!』
「姉として妹の誤った認識は正さねば…!っと、この件に関してはひとまず置いといて……あのね、アルちゃんに聞いてもらいたいことがあってさ」
『うん?なによう、あたし達の間にそんな前置きはいらないぜチェルシーちゃん?』
「そーだけどさ、ちょっと私にも心の準備がいると言うかー……自分からかけておいて踏ん切りがつかないって言うかー……」
『ほんとなんなのよ、そんな重い話?』
「まーわりと。私達の宿命と言うか将来と言うかそんな感じの……」
『将来?……まさかアイドルに復帰してくれ』
「ません。それはませんだけど」
『あ゛に゛よ゛も゛ー……そんじゃなんなの?彼氏でもできたの?』
「……すごい離れてるけどある意味近いって言うか」
『うぇ!?ちょ、まじで!?どどどどんな人よイケメン!?タフガイ!?男の娘!?チェルのタイプって一緒にいてもよくわかんなかったからあたし気になります!!』
「どんな人って……そーだな、「うさんくささわやか」って感じの」
『ほうほう暗黒イケメン系ですか業が深いですねチェルシーさん!!』
「……40過ぎの代議士のおじさま」
『…………あー。そっちの。』
「……うん」
『OKしちゃったの?』
「…………うん。国のみんなのためだし」
『はー……ほんともう我が妹ながらバカ正直ってゆーかバカってゆーか……ちょっとお姉ちゃんおふろ上がるから。あとでかけ直すから待ってて』
「あ、うん。お姉ちゃんは私だけどわかった」
|
+
| | でんわ
|
「……もしもし。さっぱりした?」
『おーかーげーさーまーでー。それで?なんでどこの誰かも知らないオッサンと結婚しちゃえるのチェルは?』
「なんでって……私達メルセダリオの白変種はそうやってえらい人のお嫁さんになって国のために」
『なんで?関係ないじゃん。なんで国のためにあたし達が不幸せになんなきゃいけないの?』
「私達の歌も演技力も、国が用意してくれた施設で勉強したし…その恩返しの意味も……」
『20代に差し掛かる伸び盛りの時期に引退して、習ったスキル使わなくなるのが恩返しなの?そんなことのために先生は教えてくれてたの?』
「うぅ……私もそれは思ってたけど……でも、私達のどっかがお嫁に行かないとメルセダリオのみんなが暮らしていけないって……」
『なんないわよ。賭けてもいいわ、絶対に国は傾かない。てゆーかヒト一人の売却額で舵が左右される国なんて傾いたほうがいいわ、ダメダメだわ』
「でも監督官さんは何かにつけて「お前達に我が国の未来がかかってる」って…」
『言うわねあのヒト。あたしにも言うわ。んでー、監督官さんが言うからおっさんのお嫁さんになるの?』
「…………うん。みんなが私にそうすることを望んでるなら……」
『はい出たー。チェルちゃんのいい子ちゃんなところ出ましたー。結局それよね、根っこは』
「……何よ。期待に応えることの何が悪いの?」
『悪いわちょー悪いわ。具体的にはあたしに悪い!なんであたしのチェルが有象無象の石ころ共のために不幸かぶる必要があんのよ!?』
「私もアルちゃんが今の私と同じ立場になったらそうやって怒ると思うけど…ていうか思ってたから今日まで黙ってたんだけど…」
『そうそれよ。なんで急に話してくれたの?』
「んー…学校でね、話すべきことを話し合わなかったせいでものすごい拗れた姉妹を見てね。
私も最近アルちゃんとちゃんと正面から話せてなかったの、腹に隠し事溜めてるせいかなって思ったの」
『ふーん……まぁ正しいわ、あたしなんにも知らないまま結婚してたら生涯怒ってたと思う』
「だよね。でももう落札されてるし止められない流れだからご報告までってことで…」
『しません。ガッテンいたしません』
「えぇー……そうは言ってもどうすんのよ、たぶん国にお金もう行ってるわよ?」
『違約金でおっさんの頬っ面をはたく!あたしが芸能を選んだのはこのときのためだかんね!金で……自分達を買う!!』
「お金の問題じゃないと思うんだけどなぁ、国家の信用問題というか」
『信用を裏切った謝罪にお金を出すんだから間違ってないわよ!誠意とはお金!!』
「アッハイ」
『そーゆーわけだから。あたしが意地でもチェルのことおっさんから買い戻すから、あんたはそれまでガクセーさんやってなさい』
「うん……って言っていいのかなぁ…とにかく無茶はしないでね?」
『かわいい妹のために頑張るのは姉の本懐だってーの!まぁ心配しなさんなって!んじゃね、あたし明日から忙しくなるから早めに寝るわ!』
「あっ切れた……絶対むちゃするやつだこれ…」
|
かだい †
たぶん課題とかやる用になると思うスペース メタ雑とかでも…いいのよ?
こめなう †