Juggernaut - 抑止不可能者計画 (資料・バックストーリー等々) Edit

「ジャガーノート」と「マッキーナ」 Edit

冒険者の街から遙か西のソレシェンテ王国、軍部と王室直属の魔術師が立てた「ジャガーノート(juggernaut)」計画。
命令に忠実、かつ確実に責務を果たす兵士を創りだすため、流行病など、幼くして死んだ子どもたちの死体に
魔力を込めた「陣核」を施して蘇生、そして戦場に於いて不必要とされた感情、生前の記憶の抑制
身体能力の向上も魔力で施すものであった。
この計画で生まれた子どもたち─「JUG」と呼ばれた─には記憶も名前も無く、目を開いた瞬間に呼ばれた名前─戦場でもわかりやすい名がつけられた。
47人の「JUG」の内、44番目に生まれたのが彼─エンリケだった。

剣術、馬術、弓術、そして諜報、策略、暗殺などの訓練を終え、
いよいよ5日後に戦地に赴くとなった所で終戦を迎えた。
非人道な方法での兵士育成が知れ渡る事を恐れた王国は「JUG」達の処分に当たった。
そんな中、エンリケと呼ばれた彼は王国を脱出、流れ流れて現在に至る。

「Juggernaut」計画の大元は、その計画から15年前、王国内の魔術研究所に務めていた博士が少女の死体を蘇生、最終的には蘇った少女が博士を含めた研究員数人を殺害し逃亡、という事件が起こっていた。
それ以後、死体蘇生における魔術は「マッキーナ(macchina)」と国内で呼ばれるようになった。

エンリケは感情抑制の面において完全な施術に失敗したためか
時折小さく笑みを浮かべるなどの感情表現をすることがある。

「マッキーナ」の根源 Edit

136年9月、遙か遠い西国、国立魔術研究所で作られた少女。
研究所のトップであった博士は、人造の人間の実現を目指しており、
その研究過程として彼女を生み出した。
彼女の「体」は、博士が秘密裏に手に入れた、少女の遺体。
彼はそれに魔術を込めた陣核を彼女の体に埋め込み、自立し、意志を持つ人間、ソフィアを造った。

彼女は博士を父親のように慕い、研究所内で彼の助手を務めるようになる。
博士は彼女の為に部屋を用意し、綺麗なドレス、ぴかぴかの靴などを与え、可愛がっていた。 博士は日に日に彼女に倒錯していった。

ソフィアが「生まれて」から半年後、博士が彼女を造る際に墓を掘り起こした、と言うことが研究所内部に広まり始める。
それでも彼はそんな事実はない、と隠し通した。
そんなある日、健全な研究所の実現を願う若手研究員が剣を持って彼に襲いかかる。

ソフィアは「父親」を守るために自らの剣で暴漢と化した研究員を刺し殺す。
そして、「父親」に礼を言われた彼女は―彼も殺した。
意志のない死体を操る陣核に、初めて欠陥が見受けられた瞬間だった。

ソフィアを取り押さえようとする研究員を―彼女はことごとく斬り殺し、
生まれ育った研究所、そして国を捨てる事になった。

国を逃げ出して数日、この街を見下ろす丘の上に立ち、彼女は思う。

「―そとのせかい、はじめてみる。 もっと、みて、みたい。」

こうして彼女はこの街の住人、冒険者となった。
学園にも入り、新たな生活の始まりかと思われた137年6月、冒険中に「陣核」を破壊され、再起不能となった。

http://notarejini.orz.hm/up2/file/qst064107.gif 国を脱出時、エンリケが持ち出した資料 Edit

ジャガーノートの魔術 「ジャガーノート計画」で研究された魔術─死亡した人間を戦闘員として蘇生させる─は、
計画の立案から実行までに5年の歳月を費やした。 まず研究員が参考にしたものは、ゴーレムの魔術。
この技術を模倣することは簡単であったものの、「術者の命令にのみ従う」という点が問題に上がった。
ただ命令に従う、だけではなく、能動的に行動し、訓練、戦場で学習し、更に戦闘能力を高めることがジャガーノートには求められた。

研究員は更に、死体の脳、心臓などの臓器、そして筋肉を魔術により生前の人間に限りなく近いよう、擬似的に機能させる事に着手した。
試行錯誤の結果、死体の皮膚に魔力を込めた「陣核(コア)」─心臓に変わるもの、そして陣核から流れる魔力を関節、臓器に送る「点(ポイント)」、
この二つを繋ぐ「回路(サーキット)」─擬似的な血管を刻む事により、人間と変わらずに活動させる事に成功した。
この独自の魔術により、計画は実行され、14人─"第一期"─の「JUG」が生まれた。

第一期からの改良…第二期へ Edit

第一期の「JUG」は生産に成功したが、すぐに問題点が現れた。
感情抑制が不完全で、訓練中に暴走した後に処分された者、生前の記憶が蘇り、パニックを起こして狂死した者、人間のように「痛覚」が無いために「陣核」を破壊され行動不能になるまで剣を振り続けた者─。
第一期で生存、もしくは任務行動可能な状態であるものは2人しか残らなかった。

第一期の改良点を踏まえて作られた16人─「第二期」─の「JUG」は、感情抑制、身体の損傷、行動の限界を理解する魔術を追加して生産された。
第二期の彼らは前期のそれに比べ身体能力の向上が安定し、実戦に置いても
人間の兵士と比べ遜色ない、もしくはそれ以上の戦果を収めた。
しかしそれでも完全な「JUG」を生産するには至らず、第二期の彼らも何かしらの「欠陥」─特に感情抑制の面が多かった─を持っていた。

第二期の16人中、戦闘中に行動不能になった者は8人、それ以外、何らかの欠陥を理由に処分されたのは3人だった。

第三期〜戦争の終焉 Edit

第三期の「JUG」、31番目から47番目の彼らは、第二期よりも戦闘力の高い個体を多く造ることに成功した。
「超人」を造ることを目指していた軍であったが、死体を素体とする「JUG」には負担が大きい、と考え、「秀才」を造る事を目標にした。

第三期の17人中、最初の10人だけが訓練を終えての実戦─期間にして1週間程度─を経験し、
エンリケを含む残りの7人は訓練だけの経験にとどまることになる。
戦争が集結したのだ。

「魔導」が発展途上にあったソレシェンテ王国は、魔鉱石資源を保有する隣国ベラソニコとの戦争を続けていた。
しかし「化学」が発展していたベラソニコの強力な大砲、統率の取れた銃騎兵の前に次第に敗戦を重ね、
最後の手段として研究途中の「魔導砲」の運用に踏み切った。
研究所で蓄積していた魔力を魔導砲に集中させ、ベラソニコの中心へ投射させた。
放たれた魔力はベラソニコの中心を大きく外れ、ソレシェンテが欲していた魔鉱山に命中。
たった一発の砲撃で山は消え去ってしまった。

戦争の目的であった鉱山を失い、魔導砲で魔力が枯渇、魔術師や研究員のかかった負担は計り知れないものになったソレシェンテ王国は無条件降伏。
魔導技術の提供、共有などの条件を提示したベラソニコの統治を受け入れる事となった。

ジャガーノートの存在が外に知られる事を恐れたソレシェンテ軍は、「JUG」の処分にあたった。
男性の「JUG」は「宿舎」と称した牢獄のような施設を彼らを閉じ込めたまま焼き払い、
女性の「JUG」は能動的行動を完全に抑制する施術をし、人間の研究員、兵士らに弄ばれた後、「陣核」を破壊された。

エンリケを初めとする4人の「JUG」は「宿舎」から辛うじて脱出、さらに女性「JUG」の一人も脱出を果たした。

エンリケは数週間、ひたすら東への逃走を続けた後、冒険者の街に流れ着いた。
他の4人の足取りについては分かっていない。

「血液」となる魔術 Edit

ジャガーノートに流れる魔力は「陣核」で生成されたものが、「回路」を伝い「点」を通り、また「陣核」に流れ、循環して行く。
正に生物の体内に流れる「心臓」「血管」と「血液」をそのまま魔術で再現している。
戦闘などで「損傷」─人間が「負傷」するのと同じ─した場合、「陣核」を破壊されれば「絶命」し、「回路」や「点」が部分的に破壊されれば、行動に支障が生じる。

「修復」を行うには、魔術による「治療」が最も効果的であるが、それがすぐに行えない場合に備え、体内の魔力が損傷箇所を補修する機能も備えられている。
人間と同じで、これは「血液」を失うことになり、自己修復のみでの回復を続けていれば、いずれは「陣核」自体が機能停止する。

自己修復に代わる「修復方法」として、「食事」と「休養」がある。これは不眠不休の任務などは元々死体であるジャガーノートには負担が大きすぎる、と考えた研究員が発案した。
動物の食事と違い、栄養を摂取、するのではなく、体内に摂取した食物を魔力に還元させる方法をとっている。これにより動物の食事のように栄養素だけを消化、吸収するのではなく、摂取した物体全てを魔力に変える効率性を上げることに成功した。

休養も、睡眠など身体と頭脳の活動を一時的に休ませることで、魔力の消費量を抑え、それを上回る魔力を「陣核」で生成させるようにしている。

「血液」となる魔術 Edit

ジャガーノートに流れる魔力は「陣核」で生成されたものが、「回路」を伝い「点」を通り、また「陣核」に流れ、循環して行く。
正に生物の体内に流れる「心臓」「血管」と「血液」をそのまま魔術で再現している。
戦闘などで「損傷」─人間が「負傷」するのと同じ─した場合、「陣核」を破壊されれば「絶命」し、「回路」や「点」が部分的に破壊されれば、行動に支障が生じる。

「修復」を行うには、魔術による「治療」が最も効果的であるが、それがすぐに行えない場合に備え、体内の魔力が損傷箇所を補修する機能も備えられている。
人間と同じで、これは「血液」を失うことになり、自己修復のみでの回復を続けていれば、いずれは「陣核」自体が機能停止する。

自己修復に代わる「修復方法」として、「食事」と「休養」がある。これは不眠不休の任務などは元々死体であるジャガーノートには負担が大きすぎる、と考えた研究員が発案した。
動物の食事と違い、栄養を摂取、するのではなく、体内に摂取した食物を魔力に還元させる方法をとっている。これにより動物の食事のように栄養素だけを消化、吸収するのではなく、摂取した物体全てを魔力に変える効率性を上げることに成功した。

休養も、睡眠など身体と頭脳の活動を一時的に休ませることで、魔力の消費量を抑え、それを上回る魔力を「陣核」で生成させるようにしている。

http://notarejini.orz.hm/up2/file/qst065225.gifエンリケが未入手の資料(編集中) Edit

前述した「第一期」から「第三期」の「JUG」に共通する点としては、

  • 鮮度の高い死体─死後数週間以内─を使用していること
  • 生殖能力は失われていること
  • 戦時下の間のみの使役を計画していたため、半永久的には稼働できない─おおよそ15〜20年間─こと が挙げられる。
    • 食事で得られる魔力は、軍で魔術師から得られたそれよりも純度が低いため、それだけで魔力を供給していけば稼働年数も減少していく

脳に施された魔術 Edit

ジャガーノートも生物同様記憶・思考・判断等を司る器官は脳である。
当初は胃腸の様に擬似的な仕様、生物が本来持っていた機能を魔術によって再現するように彼らは造られた。
しかし、結果として脳死状態にあった脳も、ある程度の機能を取り戻して機能できるようになった。 これは研究員自身も想像していなかった事であり、ほとんどは気づいていない。
研究員が「JUG」に施した「記憶の抑制」は、元々は蘇生術で蘇った人間が生前の記憶を取り戻さないように、「思い出す」という脳の機能を押さえる為のものであった。
それが脳機能が一部復帰したことで、「思い出す」ことを彼らの脳自体が思い出し、初期の「JUG」は記憶を取り戻し、暴走するに至った。

上の項にある、ジャガーノートの「稼働期間」、これは生物の老化にも似た現象であり、
身体機能の低下がまず現れ、そして「生前の記憶」が思い出される。
「生前の記憶」を思い出すのは─ジャガーノートとしての死期が迫っているということになる。

機密情報 Edit

qst067175.jpg
#:44
通称:Enrique(エンリケ)
享年:15
身長:160cm
眼の色:
髪の色:栗毛色
詳細:ソレシェンテ王国から脱出した「JUG」の一人。
現在は冒険者として、そして黄金騎士団の一員として暮らしている。
現在の生活を通して、感情表現が豊かになってきた。
qst067127.jpg
#:47
通称:Sophia(ソフィア)
享年:14?
身長:154cm
眼の色:深い緑
髪の色:
詳細:ジャガーノート最後の兵士。
「マッキーナ」の根源となった少女と同じ名を与えられた。
全ての身体能力が優れており、それは士官級の兵士にも引けを取らない。
ソレシェンテ王国脱出後の行方は不明。

//資料に書く前の覚書き等々 Edit


Last-modified: 2010-08-22 Sun 00:19:57 JST (3576d)